JP2568294B2 - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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JP2568294B2
JP2568294B2 JP2095498A JP9549890A JP2568294B2 JP 2568294 B2 JP2568294 B2 JP 2568294B2 JP 2095498 A JP2095498 A JP 2095498A JP 9549890 A JP9549890 A JP 9549890A JP 2568294 B2 JP2568294 B2 JP 2568294B2
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ink ribbon
inlet
spring
printing
cassette
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敬蔵 高橋
雅之 神山
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Kao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクリボンカセット、更に詳しくは、印
字中にインクリボンを円滑に走行させ、巻出し、巻き取
ることができるインクリボンカセットに関する。
〔従来の技術〕
従来のインクリボンカセットは、第3図、第4図に示
す如く、印字装置(図示せず)の印字ヘッド(サーマル
ヘッド)10が臨む凹部21及び該凹部21の両側に形成され
たインクリボン30の出口22及び入口23を有するケース20
と、該ケース20内に配設され、上記入口23から該ケース
20の内部に至るインクリボン30をその走行径路に配設さ
れたガイド部24に押圧するスプリング(第1スプリン
グ)40とを備えて構成されている。
また、上記ケース20内のインクリボン30の巻き出し側
には、第2スプリング50及び第3スプリング60とがそれ
ぞれ配設され、インクリボン30の走行経路に形成された
ケース20のガイド部25、26とでインクリボン30を上記出
口22へ走行案内するように構成されている。
従って、上記インクリボンカセットを印字装置に装填
すると、サーマルヘッド10が第3図に示す如く、凹欠部
21に位置し、印字を開始すると第4図に示す如く、サー
マルヘッド10が凹部21から進出してインクリボン30を用
紙へ押し付けて所定の文字を印字し、その後、凹部21内
に退没すると共に、インクリボン30を巻き取り、これら
一連の動作を繰り返すことによって印字をする。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のインクリボンカセットにおいて
は、印字中に伴ってインクリボン30のインクが溶融して
用紙に付着し、インクリボン30が用紙から必ずしも円滑
に剥離せず、そのためにインクリボン30の走行面が波打
って走行が乱れ、インクリボン30に巻き乱れを生じると
いう課題があった。
従って、本発明の目的は、インクリボンに巻き乱れを
生じさせることなく、円滑に巻き取り、巻き出しを行う
ことができるインクリボンカセットを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等らは、印字中におけるインクリボンの巻き
乱れの原因について種々検討した結果、巻き乱れの主た
る原因が下記の、にあることを知見した。
インクリボン30の入口23が狭く、インクリボン30が入
口23の一側壁23Aの外端及び一側壁23Aに対向する他側壁
23Bの内端の2個所で接触するため、インクリボン30の
走行に対する抵抗が大きくなること。
印字後、インクリボン30が、前述の如く、用紙から離
れにくくなってインクリボン30の走行を阻害し、しか
も、半溶融状のインクが入口23の他側壁23Bの内端に付
着してにおける走行に対する抵抗を助長すること。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、印字
ヘッドが臨む凹部と、該凹部の両側に形成されたインク
リボンの出口及び入口と、該入口から内部に至るインク
リボンを押圧するスプリングとを備えたインクリボンカ
セットにおいて、上記入口の形態を、印字中の印字ヘッ
ドと上記スプリングとの間におけるインクリボンが直線
をなすように形成すると共に、印字中の印字ヘッドと上
記スプリング間において、インクリボンのインク面及び
その裏面とカセット内壁がそれぞれ非接触となるように
したことを特徴とするインクリボンカセットを提供する
ものである。
〔作用〕
本発明によれば、印字中に印字ヘッドによってインク
リボンを用紙に打ち付けて印字すると、印字ヘッドから
入口を経由してスプリングに至るインクリボンが直線に
なって入口の両側壁における接触がなく、インクリボン
の走行に対する抵抗が軽減されてインクリボンが円滑に
走行し、巻き乱れを生じることなく、インクリボンを円
滑に巻き出し、巻き取ることができる。
〔実施例〕 以下、第1図及び第2図に示す実施例に基づいて、従
来と同一又は相当部分には同一符号を付して、本発明を
説明する。尚、各図中、第1図は本発明のインクリボン
カセットの一実施例の非印字状態における内部を示す平
面図、第2図は第1図に示すインクリボンカセットの印
字状態を示す第1図相当図である。
本実施例のインクリボンカセットは、第1図、第2図
に示す如く、サーマルヘッド10が臨む凹部21と、該凹部
21の両側に形成されたインクリボン30の出口22及び入口
23と、該入口23から内部に至るインクリボン30を押圧す
るスプリング(第1スプリング)40とを備えて構成され
ている。
また、本実施例のインクリボンカセットにおいては、
上記入口23の形態が、第2図に示す如く、印字中のサー
マルヘッド10と上記第1スプリング40との間におけるイ
ンクリボン30が直線をなすように形成されている。該入
口23について更に詳述すると、該入口23は、上記凹部21
とで共有する一側壁23Aと該一側壁23Aに対向する他側壁
23Bとの間隔が従来よりも大きく且つ一側壁23Aの肉厚を
極力薄く形成されて構成されている。即ち、該入口23の
一側壁23Aは、その側面が凹部21の方へ後退し、印字中
におけるサーマルヘッド10から上記第1スプリング40に
至るインクリボン30がその外端に接触しないように形成
されている。また、該入口23の他側壁23Bは、その壁面
が上記第1スプリング40の先端よりも後退し、巻き取ら
れるインクリボン30がその内端に接触しないように形成
されている。従って、印字中のインクリボン30は、上述
の如く、サーマルヘッド10から入口23を経由して第1ス
プリング40に至る間に直線を形成するように構成されて
いる。
本実施例のインクリボンカセットは、上記構成を有す
るため、非印字中の場合には、第1図に示す如く、第3
スプリング60によって張力が付与されて凹部21の対向壁
の各外端を弛むことなく跨がっており、印字中には、第
2図に示す如く、凹部21に嵌り込んだサーマルヘッド10
が、該凹部21からインクリボン30を伴って進出して用紙
に所定の文字等を熱転写する。この印字の瞬間におい
て、上記インクリボン30は、サーマルヘッド10から入口
23を経由して第1スプリング40に至る間に入口23に接触
することがないため、入口23での接触抵抗がなく、イン
クリボン30を円滑に巻き取り、巻き出すことができる。
また、インクリボン30の半溶融状のインクが入口23の他
側壁23Bに付着することがないため、インクリボン30を
一層円滑に走行させることができる。
尚、本発明は、上記実施例に何ら制限されるものでな
く、要は、印字中の印字ヘッドと上記第1スプリングと
の間におけるインクリボンが直線をなすように形成され
た形態の入口であれば、全て本発明に包含される。
次に、本発明のインクリボンカセットを具体的な下記
実施例に基づいて説明する。
実施例1 本実施例では、下記構成を有する第1図に示す本発明
品1を作成した。尚、l1、l2はそれぞれ入口23の両側壁
23A、23Bの奥行、δは両側壁23間の間隔である。
(1)入口の形態 l1;6.6mm l2;5,0mm δ;4,5mm (2)インクリボン ベースフィルム;ポリエチレンテレフタレート インクの主成分;ポリエステル樹脂ワックス及びカー
ボンブラック 幅;6.35mm 長さ;60m 次に、本発明品を市販のパーソナルワードプロセッサ
(東芝(株)製ルポJW−70GX)に装填して印字を行い、
その走行性の評価を行った。尚、印字には熱転写専用紙
(日本電気(株)製EF−5623A−4)を用いた。
比較例1 本比較例では、第3図に示す市販品を比較品1として
用いて実施例1と同様に印字を行い、その走行性の評価
を行った。
本発明品1及び比較品1を用いて用紙に印字して走行
性を観た結果、本発明品1は、インクリボン30が最初か
ら最後まで巻き乱れを生じることなく円滑に走行するの
に対し、比較品1は、印字中にインクリボン30が用紙に
付着して用紙から離れないことがあって走行が乱れ、サ
ーマルヘッド10による印字直後にインクリボン30にジャ
ミングを発生した。
従って、本発明品1は、比較品1に比べて走行性に優
れ、巻き乱れを生じることなく円滑に巻き取り、巻き出
すことが判った。
〔発明の効果〕
本発明のインクリボンカセットは、インクリボンを入
口において接触せずに円滑に走行させるため、インクリ
ボンに巻き乱れを生じさせることなく、円滑に巻き取
り、巻き出しを行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のインクリボンカセットの一実施例の非
印字状態における内部を示す平面図、第2図は第1図に
示すインクリボンカセットの印字状態を示す第1図相当
図、第3図及び第4図はそれぞれ従来のインクリボンカ
セットを示す第1図及び第2図相当図である。 10;サーマルヘッド(印字ヘッド) 20;ケース、21;凹部 22;出口、23;入口 30;インクリボン 40;第1スプリング(スプリング)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドが臨む凹部と、該凹部の両側に
    形成されたインクリボンの出口及び入口と、該入口から
    内部に至るインクリボンを押圧するスプリングとを備え
    たインクリボンカセットにおいて、上記入口の形態を、
    印字中の印字ヘッドと上記スプリングとの間におけるイ
    ンクリボンが直線をなすように形成すると共に、印字中
    の印字ヘッドと上記スプリング間において、インクリボ
    ンのインク面及びその裏面とカセット内壁がそれぞれ非
    接触となるようにしたことを特徴とするインクリボンカ
    セット。
JP2095498A 1990-04-11 1990-04-11 インクリボンカセット Expired - Lifetime JP2568294B2 (ja)

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JPS62227682A (ja) * 1986-03-29 1987-10-06 Hitachi Ltd 熱転写プリンタ
JPS63159079A (ja) * 1986-12-23 1988-07-01 Fujitsu Ltd 熱転写リボン用カセツト

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