JPH0717709U - ひだ付き容器 - Google Patents

ひだ付き容器

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JPH0717709U
JPH0717709U JP4790493U JP4790493U JPH0717709U JP H0717709 U JPH0717709 U JP H0717709U JP 4790493 U JP4790493 U JP 4790493U JP 4790493 U JP4790493 U JP 4790493U JP H0717709 U JPH0717709 U JP H0717709U
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訓弘 平野
Original Assignee
株式会社平野紙器
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼きトレイや蒸しトレイ等の枠内に確実に収
納できるため、焼き・蒸し等の加熱調理を行ったときに
形状の良い製品を得ることが可能なひだ付き容器を提供
すること。 【構成】 底部1と底部1の周縁部より立設する側周壁
2とを備え、側周壁2のコーナー部3に複数のひだ4を
有するひだ付き容器5において、各コーナー部3の上部
を切り欠く。すると、各コーナー部3のひだ4の開きに
よるばね力が弱くなることにより保形性が向上し、ひだ
付き容器5の枠内への収まりが良くなる。また、ひだ4
の面積が少なくなることにより離形性も良くなり、かつ
作業性も向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、焼き・蒸し等といった加熱調理を行う際に、焼きトレイや蒸しトレ イ等の枠内に収納された状態で生地を保持するために使用されるひだ付き容器に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8,図9には、従来におけるひだ付き容器10が示されている。 このひだ付き容器10は、長方形状の底部11と、その底部11の周縁部より 立設する側周壁12とを備えている。側周壁12の4つのコーナー部13には、 それぞれ複数のひだ14が形成されている。この種のひだ付き容器10は、図1 0に示されるような一枚の成形素材Mを用い、それを金型成形することによって 得ることができる。
【0003】 成形素材Mのコーナー部15は、通常、図10に示されるように点Pを中心と する円弧、またはそれよりも大きな円弧(図示略)として形成されることが多い 。このため、前記成形素材Mを成形すると、図9に示されるようにコーナー部1 3の高さがコーナー部13以外の側周壁12の高さと同程度またはそれ以上にな るようになっている。
【0004】 図11,図12に示されるように、上記のひだ付き容器10は、焼き・蒸し等 といった加熱調理を行う際に、加熱調理用トレイ16の枠17内に収納されるよ うになっている。そして、ひだ付き容器10内に生地を載置した後、加熱調理用 トレイ16を焼き器や蒸し器に装入しかつ加熱することにより、パン等の製品が 得られるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のひだ付き容器10を収納した場合、ひだ14が横方向に開く ときのばね作用によって、コーナー部13間に位置する側周壁12が押圧され、 変形してしまうことになる。このため、枠17内におけるひだ付き容器10の収 まりが悪くなるという問題があった。そして、このような場合、加熱調理によっ て得られる製品の形状等にも悪影響を与えることがあった。
【0006】 本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、加熱調理用ト レイの枠内に確実に収納することができるため、焼き・蒸し等の加熱調理を行っ たときに形状の良い製品を得ることが可能なひだ付き容器を提供することにある 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案では、底部と底部の周縁部より立設する 側周壁とを備え、前記側周壁のコーナー部に複数のひだを有するひだ付き容器に おいて、前記コーナー部の上部を切り欠いたことを特徴とするひだ付き容器をそ の要旨としている。
【0008】
【作用】
この構成によると、コーナー部の上部が切り欠かれることによって、ひだの上 部が除去されることになる。その結果、ひだが開くときのばね作用がいくぶん弱 くなる。ゆえに、ひだ付き容器の保形性が向上し、コーナー部間に位置する側周 壁が横方向へ押圧されるということも起こり難くなる。従って、枠内におけるひ だ付き容器の収まりが良くなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案をパン焼き用のひだ付き容器に具体化した一実施例を図1〜図6 に基づき詳細に説明する。
【0010】 図1〜図3に示されるように、本実施例のひだ付き容器5は、長方形状の底部 1と、その底部1の周縁部より立設する側周壁2とを備えている。側周壁2の上 端周縁部の形状は、底部1の外形よりも若干大きくなっている。そして、底部1 及び側周壁2の内壁面によって形成される凹部に、図示しないパンの生地が載置 されるようになっている。
【0011】 本実施例において、側周壁2は、ほぼ90°の角度を持つ4つのコーナー部3 を備えている。各コーナー部3にはそれぞれ複数のひだ4が規則的に形成されて いる。このひだ付き容器5の場合、各コーナー部3の上部が切り欠かれているた め、図1,図3に示されるようにコーナー部3の高さはその他の部分よりも若干 低くなっている。但し、コーナー部3を切り欠く場合には、載置されるべき生地 の分量を勘案して、その生地がコーナー部3から漏れてしまわない程度に止めて おくことが好ましい。
【0012】 本実施例のひだ付き容器5は、図4に示されるような一枚の成形素材M1 を用 い、それを金型成形することによって得ることができる。成形素材M1 としては 、例えば紙、不織布、アルミニウム金属薄膜などといった単層材が使用可能であ る。また、上記の材料を基材として、その片面または両面における一部または全 面に、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニリデン、シリコーン等といった 合成樹脂をラミネートしたものを使用することも可能である。更には、紙や不織 布を基材とし、それに合成樹脂を含浸させたものを使用することも可能である。 なお、本実施例では上記のような樹脂含浸紙が用いられている。
【0013】 図4にて実線で示されるように、成形素材M1 のコーナー部Cは、点Pを中心 とする円弧(同図の二点鎖線)よりも内側を通る円弧に沿って形成されている。 かかる点が、従来の一般的なひだ付き容器用の成形素材と相違するところである 。
【0014】 図5,図6に示されるように、上記のひだ付き容器5は、パン焼き器によって 加熱調理を行う際に焼きトレイ6の枠7内に収納されるようになっている。前記 枠7は、ひだ付き容器5の外形とほぼ等しい外形に形成されている。そして、通 常、焼きトレイ6にはこのような枠7が複数個設けられている。パン生地は、枠 7内に収納されたひだ付き容器5の凹部に載置されるようになっている。そして 、この状態で焼きトレイ6がパン焼き器内に装入され、パン生地の加熱調理が行 われるようになっている。
【0015】 さて、本実施例のひだ付き容器5の構成によると、コーナー部3の上部が切り 欠かれることによって、ひだ4の上部が除去されることになる。その結果、ひだ 4が開くときのばね作用がいくぶん弱くなる。ゆえに、ひだ付き容器5の保形性 が向上し、コーナー部3間に位置する側周壁2が横方向へ押圧されるということ も起こり難くなる。このため、図5,図6に示されるように、コーナー部3間に 位置している側周壁2も変形し難くなる。従って、焼きトレイ6の枠7内におけ るひだ付き容器5の収まりが良くなる。その結果、得られるパンも形状に優れた ものとなる。
【0016】 また、本考案のような薄い成形素材M1 を用いた場合、一般的に数十枚以上の 成形素材M1 を重ね合わせた状態でそれらに対するプレスが行うことにより、一 度に複数枚のひだ付き容器5が作製されることになる。そして、本考案のような コーナー部3の上部を切り欠いたひだ付き容器5であると、プレスされた束から 一枚一枚を離形することが極めて容易であるという利点がある。その理由は、本 考案の場合、コーナー部3におけるひだ4の面積が少ないため、ひだ4同士が重 合しているときでも離型時の抵抗が小さいからである。そして、このように離形 性が良くなることにより、作業性も向上する。
【0017】 なお、本考案は上記実施例のみに限定されることはなく、以下のような構成に 変更することが可能である。例えば、 (a)ひだ付き容器5の外形は、実施例のような長方形状に限定されるわけで はない。従って、その外形が三角形や正方形であったり、更には五角形以上の多 角形であっても良いということになる。また、言うまでもなくコーナー部3の角 度は90°でなくても良い。
【0018】 更に、外形が単純な矩形状である場合に限定されることもなく、例えば曲線部 とコーナー部とが複雑に組合わさったような外形にしても良い。また、底部1の 形状と開口部の形状とが異なるものであっても良い。
【0019】 (b)成形素材M1 のコーナー部Cの切り欠く場合、必ずしも実施例のように 円弧状にする必要はない。例えば、図7(a)に示される別例1の成形素材M2 のように、コーナー部Cを直線的に切り欠いても良い。また、図7(b)に示さ れる別例2の成形素材M3 のように、ジグザク状にコーナー部Cを切り欠いても 良い。
【0020】 (c)実施例のようなパン用の生地に代えて、例えば蒸しパン、饅頭、カステ ラ、パイ、マドレーヌ、パウンドケーキ、クッキー等の生地を載置するためにひ だ付き容器5を使用することも勿論可能である。
【0021】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のひだ付き容器によれば、複数のひだが形成され ているコーナー部の上部を切り欠くこととしているため、加熱調理用トレイの枠 内に確実に収納することができ、焼き・蒸し等の加熱調理を行ったときに形状の 良い製品を得ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のひだ付き容器を示す斜視図である。
【図2】図1のひだ付き容器を示す平面図である。
【図3】図1のひだ付き容器を示す側面図である。
【図4】図1のひだ付き容器を成形する際に使用される
成形素材を示す平面図である。
【図5】図1のひだ付き容器を加熱調理用トレイの枠内
に収納した状態を示す側断面図である。
【図6】図1のひだ付き容器を加熱調理用トレイの枠内
に収納した状態を示す平面図である。
【図7】(a)は別例1、(b)は別例2のひだ付き容
器を成形する際に使用される成形素材を示す要部拡大平
面図である。
【図8】従来のひだ付き容器を示す斜視図である。
【図9】図8のひだ付き容器を示す側面図である。
【図10】図8のひだ付き容器を成形する際に使用され
る成形素材を示す平面図である。
【図11】図8のひだ付き容器を加熱調理用トレイの枠
内に収納した状態を示す側断面図である。
【図12】図8のひだ付き容器を加熱調理用トレイの枠
内に収納した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1…底部、2…側周壁、3…コーナー部、4…ひだ、5
…ひだ付き容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部(1)と底部(1)の周縁部より立設
    する側周壁(2)とを備え、前記側周壁(2)のコーナ
    ー部(3)に複数のひだ(4)を有するひだ付き容器
    (5)において、前記コーナー部(3)の上部を切り欠
    いたことを特徴とするひだ付き容器。
JP1993047904U 1993-09-02 1993-09-02 ひだ付き容器 Expired - Lifetime JP2601735Y2 (ja)

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JPH0717709U true JPH0717709U (ja) 1995-03-31
JP2601735Y2 JP2601735Y2 (ja) 1999-12-06

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1043027A (ja) 1996-07-31 1998-02-17 Toyo Alumifoil Prod Kk 紙容器及び紙容器の成形方法
JP2013055900A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Chiba Flour Milling Co Ltd 蒸しパン類及びその製造方法
JP2016141456A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 太陽金網株式会社 部品トレー
JP2020163732A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 容器の製造方法及びブランク
JP2020164210A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 容器
KR20220164962A (ko) * 2021-06-07 2022-12-14 서동현 일회용 소스용 포장용기

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