JP3031810U - 食品用容器 - Google Patents

食品用容器

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JP3031810U
JP3031810U JP1996004767U JP476796U JP3031810U JP 3031810 U JP3031810 U JP 3031810U JP 1996004767 U JP1996004767 U JP 1996004767U JP 476796 U JP476796 U JP 476796U JP 3031810 U JP3031810 U JP 3031810U
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food
fitting
flange
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JP1996004767U
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Inventor
輝義 三宅
Original Assignee
中国パール販売株式会社
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品材料を重ね合わせた食品であっても、各
食品材料に含まれている水分、臭い等が他食品材料へ移
ることがなく、食事に供するまで各食品材料自身が有す
る味、風味、鮮度等を保持することができ、さらに、食
事する際の作業を一層簡易とし、しかも衛生を確保し得
る食品用容器を提供する。 【解決手段】 蓋被嵌部11の一部を容器外側に向かっ
て膨らんだ膨出部12とし、容器フランジ部の一部に凹
部17を設け、容器部7に蓋部6を被嵌させた状態で容
器部7、蓋部6間に容器内外に通じる挿通部20を生じ
るように容器本体2を形成した。食品材料4、5間に一
縁部に摘み部19を形成してなる仕切部材3を挟むと共
に、当該摘み部19を前記挿通部20から容器外側に突
出させた重合状態で前記容器本体2に収納させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ハンバ−ガ−、サンドイッチ、具とご飯等、数種類の食品材料を容 器内に重ね合わせて収容する食品用容器に関する。
【0002】
【従来の技術と解決課題】
従来、この種の食品用容器としては、容器上半部とこれに被嵌する容器下半部 とよりなり、ハンバ−ガ−等を収容後両者を嵌合させるもの、合成紙よりなり、 ハンバ−ガ−等を包装するもの等が知られていたが、これらの食品用容器は、パ ン、ハンバ−グ、野菜等の数種類の食品材料を直接重ね合わせた状態で収容し、 店頭販売されていたため、各食品材料に含まれている水分、臭い等が時間の経過 とともに他食品材料へと移り、各食品材料自身が有する味、風味、鮮度等が著し く損なわれてしまっていた。
【0003】 そこで、実開平5−30737は、図11(A)に示すように、平坦仕切部5 1aの一端部に摘み部51bを形成した仕切部材51を設け、各食品材料間に仕 切部材51を挟んだ状態で、図11(B)に示すように、容器本体52内に収容 すると共に摘み部51bを容器の外側に突出させることにより、食する時には、 図11(C)に示すように、摘み部51bを引き抜いて各食品材料を合体させる ことができる食品用容器50を開示した。 この食品用容器50によれば、仕切部材51によって各食品材料に含まれてい る水分、臭い等が他食品材料に移ることはないから、各食品材料自身が有する味 、風味、鮮度等を保持することができる。
【0004】 本考案は、上記食品用容器50のこのような有用性に着目すると共に、さらに 仕切部材51を容器本体52から一層容易に引き出すことができるようにするこ とにより、食品材料を重ね合わせた食品であっても、各食品材料に含まれている 水分、臭い等が他食品材料へ移ることがなく、食事に供するまで各食品材料自身 が有する味、風味、鮮度等を保持することができ、さらに、食事する際の作業を 一層簡易とし、しかも衛生を確保し得る食品用容器を提供せんとするものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的解決のために、本考案は第一に、容器周側面部、容器フランジ部及 びこの端縁部に連続する容器嵌合部とを有する容器部と、蓋周側面部、前記容器 フランジ部に対応する蓋フランジ部及び前記嵌合部に係合される蓋被嵌部とを有 する蓋部とからなり、容器部に蓋部を被嵌させた状態で、外周の少なくとも一部 において容器嵌合部と蓋被嵌部との間に偏平隙間を形成し、容器フランジ部と蓋 フランジ部との間に偏平隙間を形成し、かつ前記2つの偏平隙間を連通し容器内 外に通じる挿通部を形成してなる容器本体と、一縁部に摘み部を形成してなる一 枚乃至二枚以上のフィルム乃至薄肉シート状の仕切部材とからなり、複数の食品 材料間に仕切部材を挟むと共にその摘み部を前記挿通部から容器外側に突出させ た重合状態で前記容器本体に食品を収納してなる食品用容器を提供する。
【0006】 この食品用容器において、容器嵌合部と蓋被嵌部との間に偏平隙間を形成する には、蓋被嵌部の一部を容器外側に向かって膨らんだ膨出部とするか、或いは容 器嵌合部の一部に容器内側に向かって凹んだ凹み部とするかすればよい。 また、容器フランジ部と蓋フランジ部との間に偏平隙間を形成するには、蓋フ ランジ部又は容器フランジ部に凹部を設けるか或いは2つ凸条部を適宜間隔をお いて設けるかすればよい。
【0007】 本考案は第二に、容器周側面部、容器フランジ部及びこの端縁部に連続する容 器嵌合部とを有する容器部と、蓋周側面部、前記容器フランジ部に対応する蓋フ ランジ部及び前記嵌合部に係合される蓋被嵌部とを有する蓋部とからなり、容器 周側面部の上縁付近又は蓋周側面部の下縁付近の一部に細巾の開口部を形成して なる容器本体と、一縁部に摘み部を形成してなる一枚乃至二枚以上のフィルム乃 至薄肉シート状の仕切部材とからなり、複数の食品材料間に仕切部材を挟むと共 にその摘み部を前記開口部から容器外側に突出させた重合状態で前記容器本体に 食品を収納してなる食品用容器を提供する。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の食品用容器の一実施例を図面によって説明する。 食品用容器1は、図1に示すように、容器本体2、仕切部材3及び食品材料4 ,5とからなっている。
【0009】 容器本体2は、ポリプロピレン、ポリスチレン、発泡スチロ−ル等の合成樹脂 から形成され、図2に示すように、蓋部6と容器部7とからなり、蓋部6を容器 部7に被嵌して容器本体2をなすようになっている。 尚、これら蓋部6及び容器部7は、本図のように別体であっても、又、互いの 周縁部をヒンジ等により連結された一体のものであってもよい。 又、容器本体2は、容器ごと電子レンジ等で加熱できるように、保温性及び耐 熱性の良好な材料で成形するのが好ましい。
【0010】 この蓋部6は、図2に示すように、上面部8、蓋周側面部9、蓋周側面部9の 下端縁部から水平外側に若干張出した蓋フランジ部10、及びこの蓋フランジ部 10の周縁部から垂下した被嵌部11とからなり、蓋フランジ部10及び蓋被嵌 部11の一部は、適宜幅に亘って他の部分よりも若干容器外側方向に膨らんだ膨 出部12となっている。
【0011】 容器部7は、図2に示すように、底面部13、容器周側面部14、及びこの容 器周側面部14の上端縁部から水平外側に若干張出した容器フランジ部15とか らなり、この容器フランジ部15の外縁部は下方に若干折り返された容器嵌合部 16となり、外側に上記蓋被嵌部11を係合し得るようになっている。 また、容器フランジ部15の上記膨出部12に対応した部分は、適宜幅に亘っ て蓋フランジ部15から離反する方向に突出した底浅段部状の凹部17となって いる。
【0012】 仕切部材3は、合成樹脂フィルム、合成紙等の薄肉シ−ト状材よりなり、図1 及び3に示すように、本体部18の一端部は摘み部19となっている。 尚、本体部18及び摘み部19の形状は、図3に示すものに限定されるもので はなく、特に本体部18の形状は容器本体2の形状及び食品材料4又は5の種類 等に合わせて形成される。
【0013】 食品材料4としては例えばご飯、パン、或いは麺類など、食品材料5としては 例えばそれらの具となるものである。
【0014】 本考案の食品用容器1は、容器部7内に食品材料4を入れ、その上に仕切部材 3を載せるか、或いは図1に示すように、仕切部材3の端縁部の適宜箇所を剥が れ易いように容器周側面部14内壁面に接着するかすると共に、その摘み部19 を凹部17を介して容器本体2外側に突出させ、さらにこの仕切部材3上に食品 材料6を載せて重合状態として、容器嵌合部16に被嵌合部11を係合させるこ とにより蓋部6を容器部7に被嵌させることにより形成することができる。
【0015】 このように蓋部6を容器部7に被嵌すれば、凹部17部分を除いて蓋フランジ 部10と容器フランジ部15とが当接し、膨出部12部分を除いて容器嵌合部1 6と蓋被嵌部11とが当接する一方、図4に示すように、凹部17部分において は蓋フランジ部10と容器フランジ部15との間に若干の偏平隙間20aを生じ 、膨出部12の部分においては容器嵌合部16と蓋被嵌部11との間に若干の偏 平隙間20bを生じ、しかもこれら偏平隙間20a及び20bは連通して容器内 外に通じる挿通部20が形成され、仕切部材3の摘み部19が蓋部6及び容器部 7によって圧迫されないようになっている。
【0016】 このような構成からなる食品用容器1によれば、製造、販売時には、仕切部材 3により各食品材料4、5が直接接触しないから、食品材料4、5のそれぞれが 含んでいる水分や臭い等が他食品材料に移らず、食品材料4及び5のそれぞれが 有する味、風味等が損なわれず、鮮度良好な状態を保持できる。
【0017】 また、仕切部材3の摘み部19を指で摘んで容器本体2から仕切部材3を引き 抜けば、容器本体2内で食品材料4と5とが直接重ね合わさり、容器本体を開放 して直ちに新鮮な状態で食することができる。 そしてこの時、仕切部材3の摘み部19は挿通部20を通じて容器本体2外に 突出するようになっており、該摘み部19は蓋部6及び容器部7によって圧迫さ れないから、極めて容易に引く抜くことができる。
【0018】 しかも、挿通部20は蓋部6の蓋被嵌部11により覆われているから、挿通部 20を通じて容器内にゴミ等が侵入するのを防ぐことができる。
【0019】 以下、図5〜図10は、食品用容器1の変形例を示したものである。
【0020】 図5は、容器部7の容器フランジ部15に凹部17を形成する代わりに、膨出 部12に対応した部分に適宜間隔をおいて蓋フランジ部10方向に突出する凸条 部21、21を形成してなるものである。 このように凸部21、21を形成しても、凸条部21、21間においては蓋フ ランジ部10と容器フランジ部15との間に若干の偏平隙間20aを生じ、上記 偏平隙間20bと連通して容器内外に通じる挿通部20を形成する。
【0021】 図6は、容器部7の容器フランジ部15に凹部17を形成する代わりに、膨出 部12に連続する蓋フランジ10の部分を容器フランジ部15から離反する方向 に突出する凹部22としたものであり、図7は、その部分に容器フランジ部15 方向に突出する凸条部23、23を形成してなるものである。 このように凹部22、凸条部24のいずれを形成しても、蓋部6、容器部7間 には若干の偏平隙間20aが生じ、挿通部20を形成する。
【0022】 また、図8は、蓋フランジ部10及び蓋被嵌部11の一部に膨出部12を形成 する代わりに、凹部17の部分の容器フランジ部15外縁を容器内側方向に凹ん だ凹み部24としたものである。 このようにすれば、凹み部24の部分においては容器嵌合部16と蓋被嵌部1 1との間に上記と同じく若干の偏平隙間20bが生じ、しかもこれら偏平隙間2 0a及び20bは連通して挿通部20を形成する。
【0023】 さらに、図9は、蓋部6に膨出部12を形成し、容器部7に凹部17を形成す る代わりに、蓋部6の蓋周側面部9の下縁付近の一部に狭巾長丸状の開口部25 を形成したものであり、図10は、同じく蓋部6に膨出部12を形成し、容器部 7に凹部17を形成する代わりに、容器部7の容器周側面部14の上縁付近の一 部に狭巾長丸状の開口部26を形成したものである。
【0024】 このように開口部25、26のいずれを形成した場合も、蓋部6に膨出部12 を形成し、容器部7に凹部17を形成した場合と同じく、摘み部19は蓋部6及 び容器部7によって摘み部19が圧迫されないから、仕切部材3を容易に引く抜 くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の食品用容器の一実施例を示した断面図
である。
【図2】図1の食品用容器の容器本体の構成要素を示し
た斜視図である。
【図3】図1の食品用容器の仕切部材を示した平面図で
ある。
【図4】図1の食品用容器の要部を拡大した断面図であ
る。
【図5】図1の食品用容器の変形例を示した断面図であ
る。
【図6】同じく、図1の食品用容器の変形例を示した断
面図である。
【図7】同じく、図1の食品用容器の変形例を示した断
面図である。
【図8】同じく、図1の食品用容器の変形例を示す容器
部の平面図である。
【図9】同じく、図1の食品用容器の変形例を示す蓋部
の側面図である。
【図10】同じく、図1の食品用容器の変形例を示す容器
部の側面図である。
【図11】従来の食品用容器を示す説明図である。
【符号の説明】
1 食品用容器 2 容器本体 3 仕切部材 4,5 食品材料 12 膨出部 17 凹部 19 摘み部 20 挿通部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器周側面部、容器フランジ部及びこの
    端縁部に連続する容器嵌合部とを有する容器部と、蓋周
    側面部、前記容器フランジ部に対応する蓋フランジ部及
    び前記嵌合部に係合される蓋被嵌部とを有する蓋部とか
    らなり、容器部に蓋部を被嵌させた状態で、外周の少な
    くとも一部において容器嵌合部と蓋被嵌部との間に偏平
    隙間を形成し、容器フランジ部と蓋フランジ部との間に
    偏平隙間を形成し、かつ前記2つの偏平隙間を連通し容
    器内外に通じる挿通部を形成してなる容器本体と、 一縁部に摘み部を形成してなる一枚乃至二枚以上のフィ
    ルム乃至薄肉シート状の仕切部材とからなり、 複数の食品材料間に仕切部材を挟むと共にその摘み部を
    前記挿通部から容器外側に突出させた重合状態で前記容
    器本体に食品を収納してなる食品用容器。
  2. 【請求項2】 容器周側面部、容器フランジ部及びこの
    端縁部に連続する容器嵌合部とを有する容器部と、蓋周
    側面部、前記容器フランジ部に対応する蓋フランジ部及
    び前記嵌合部に係合される蓋被嵌部とを有する蓋部とか
    らなり、容器周側面部の上縁付近又は蓋周側面部の下縁
    付近の一部に細巾の開口部を形成してなる容器本体と、 一縁部に摘み部を形成してなる一枚乃至二枚以上のフィ
    ルム乃至薄肉シート状の仕切部材とからなり、 複数の食品材料間に仕切部材を挟むと共にその摘み部を
    前記開口部から容器外側に突出させた重合状態で前記容
    器本体に食品を収納してなる食品用容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014172636A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Sekisui Kaseihin Yamaguchi:Kk 容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014172636A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Sekisui Kaseihin Yamaguchi:Kk 容器

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