JPH034196Y2 - - Google Patents

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JPH034196Y2
JPH034196Y2 JP11445285U JP11445285U JPH034196Y2 JP H034196 Y2 JPH034196 Y2 JP H034196Y2 JP 11445285 U JP11445285 U JP 11445285U JP 11445285 U JP11445285 U JP 11445285U JP H034196 Y2 JPH034196 Y2 JP H034196Y2
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paper
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strainer
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は使用後の食用油等をこすための油こし
具を有する油こしセツトに関するものである。
(従来の技術) 一般に、各家庭において天ぷら等の揚物に使用
した油は、2〜3回位繰り返して使用されている
が、一旦使用した油は油中にパン粉などの炭化し
た不純物が残留することになるため、使用した油
はその都度こして不純物を除去して保存してい
る。
そして、この使用した油をこすものとして、従
来は10〜20cm角の正方形状の薄いこし紙を使用
し、保管用油缶の開口した上部の網の上に上記こ
し紙を載置し、使用した油をこし紙でこして保存
し、後日再度使用していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のようなこし紙のみで
油こしを行つたのでは、保管用油缶の網の上に載
置したこし紙の上に一気に使用後の油を注出した
のでは、載置したこし紙が偏平であるのと、紙の
濾過能力との点で、こし紙に注出した油の一部は
こし紙を伝つて油缶から外にこぼれ出るといつた
問題があつた。
又、こし紙を折つて容器状にし、その中に油を
注出してこすようにもされているが、紙への油の
浸透により時間と共に容器の形が崩れ、やはり油
がこぼれ出てしまうといつた問題があつた。その
ため、少量づつ時間をかけて油こしを行わねばな
らず、甚だ煩わしいことであつた。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記従来の問題
点を解決し、簡単かつ迅速に油こしを行うことが
できると共に、複数枚のこし紙と、油こし時にこ
し紙を保持する枠等をセツトとして販売でき、か
つ使用後のこし紙保持枠と予備のこし紙と別々に
して保管できる油こしセツトを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の油こしセ
ツトは、上端が開口した有底包装容器2と、この
有底包装容器2内に収納される上下部が開口した
すり鉢状のこし紙保持枠3と、該保持枠3に収納
されるすり鉢状のこし紙保管容器4と、このこし
紙保管容器4内に収納される複数枚のこし紙5
と、該こし紙5を収納した上記保管容器4を閉蓋
する上蓋6とから構成しているものである。
(作用) まず、上記油こしセツトを販売する場合には、
有底包装容器2内にこし紙保持枠3、複数枚のこ
し紙5を収納したこし紙保管容器4を積層状態に
して順次収納し、該こし紙保管容器4を上蓋6で
閉塞して販売する。
次に、油こし作業を行う場合は、有底包装容器
2,2からこし紙保持枠3を取り出して保管用油
缶等の上部開口の上にこのこし紙保持枠3を載置
し、該保持枠3内に1枚のこし紙5を収納してそ
の上から使用した油を流し込む。
一方、使用しない複数枚の予備の油こし紙5は
積層状態でこし紙保管容器4内に収納しておき、
上蓋6で閉止して該油こし紙を保管する。
油こし後、保持枠3は油で汚損しているので、
有底包装容器2を用いてこの容器2内に保管して
おくか、或いは油を拭き取つて適宜場所に保管す
る。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面について説明する
と、第1図〜第7図、及び第9図に示すように、
油こしセツト1は、上端が開口したすり鉢形状の
有底包装容器2と、こし紙保持枠3と、こし紙保
管容器4と、複数枚のこし紙5と、上蓋6と、上
記包装容器2を閉蓋する蓋体7とから構成されて
いる。
これらの各部品を順に追つて具体的に説明する
と、まず、包装容器2は、底部8から上部9にか
けて漸次その径を大きくし、かつ該上部9外周の
1/4位の部分には水平方向に突出した矩形状の鍔
部10が形成された薄くて透明な合成樹脂製の容
器である。また、該鍔部10と対向するする上部
外周には、僅かに水平方向に拡大形成された外周
縁拡張部11が形成されている。
この包装容器2の上部近傍には、段部12が形
成されてあり、さらに、該容器2の傾斜した内周
面には、上下方向に適宜間隔をおいて補強用の凹
部13が形成されている。上記鍔部10及び外周
縁拡張部11を含めて、該包装容器2の上部外周
縁には、斜め下方向に僅かに延びる補強のための
折曲縁部14が全周に亘つて形成されている。
次に、こし紙保持枠3は、アルミ箔ですり鉢状
に形成されてあり、その上下部15,16は開口
されていて、該保持枠3内にこし紙保管容器4を
収納させるようにすると共に、該保持枠は前記包
装容器2内に収納できる大きさに形成されてあ
る。
この保持枠3の上部外周縁17は、外方に僅か
に折曲形成されていると共に、下端部18は全周
に亘つて内側に5mm位、折曲形成されてある。そ
してこの保持枠3を前記包装容器2内に収納した
時、保持枠3の上部外周縁17は前記包装容器2
の段部12に載置させて収納できるようになつて
いる。
こし紙保管容器4は、合成樹脂で形成された薄
くて透明なすり鉢状のものであり、該容器4内に
複数枚の重ね合わせたこし紙5を収納できる大き
さにしてある。
又、上記こし紙5は、レーヨン(植物性繊維
100%)で薄いすり鉢状に形成されているもので
あり、その外周壁部は全周に亘つてひだ19が形
成されている。該ひだ19は、第11図に示すよ
うに、外側19aに鋭角に内側19bに扇形状に
交互に連続して折曲形成されていて、内側19b
からは油液の押圧に対し、力がこし紙保持枠3側
に均一に分散するようにしてある。このこし紙5
は互いに嵌め合わせて複数枚、積層状態に重ね合
わせることができる。
次に、上蓋6は、上記こし紙5を複数枚重ね合
わせて前記こし紙保管容器4に収納し、該容器4
を閉蓋できるように合成樹脂で形成した薄くて透
明なものである。この上蓋6は、こし紙5の傾斜
した内面に沿つて該こし紙5の半分位の深さまで
嵌め込むことができるように、中央を陥没させ、
かつその外周壁を内側に傾斜させた陥没部20を
形成してある。また、この陥没部20に係合でき
るように中央に凹部22を有すると共に、外周1/
4位の部分には、前記包装容器2の鍔部10に嵌
め合わすことができる大きさに矩形状の鍔部23
が形成されている。さらに、該鍔部23の長辺側
中央には、水平方向に突出した係止用のフツク部
24が該鍔部23と一体的に形成されていると共
に、該鍔部23と対接する上部外周には、前記包
装容器2の拡張部11に嵌め合わすことができる
拡張部25が形成されている。又、該蓋体7の外
周縁には、包装容器2の外周縁部14に嵌め合わ
すことができるように、僅かに斜め下方向に延び
た縁部26が形成されている。
上記のようの構成からなる油こしセツト1は、
販売時には有底包装容器2内に、こし紙保持枠
3、複数枚のこし紙5を積層状態で収納したこし
紙保管容器4を順次収納し、該こし紙保管容器4
を上蓋6で閉止したのち、蓋体7を包装容器2の
開口端に嵌め合わせてコンパクトに組み合わせた
状態にして販売する。
この際、蓋体7を使用することなく、上蓋6の
上端口縁を包装容器2の上端口縁に嵌め込むよう
にして閉止させてもよく、又適宜の止着手段で閉
止するようにしてもよい。
次に、使用時には、包装容器2からこし紙保持
枠3、複数枚のこし紙5を収納している保管容器
4を取り出し、この保管容器4からこし紙5を一
枚取り出すと共に他のこし紙5は保管容器4内に
収納し、上蓋6で閉止して保管しておく(第10
図参照)。
一方、包装容器2から取り出したこし紙保持枠
3を、天ぷら等の揚物をした後の油をこす場合
に、第8図に示すように油缶27の上部開口に設
けた網(図示せず)の上に載置すると共に、該保
持枠3内に一枚のこし紙5を入れて油を上から注
げば、油はこし紙5によつてこされ、保持枠3の
開口した底部18(この開口底部は多数の開口孔
を穿設したものであつてもよい)から油缶27内
に流入していく。このとき、この実施例のこし紙
5は、外周面にひだ19を形成しているので、嵌
め合わせた保持枠3の外周側壁との間に多数の間
隙が生じ、油はこし紙5の底面からだけではな
く、外周側壁からも順次こされる。
また、保持枠3及びこし紙5をすり鉢状に形成
してあるため、油をこし紙5を介して保持枠3い
つぱいまで充填することができ、多量の油を一度
にこすことができる。しかも、こし紙5は保持枠
3内に完全に収納された状態であるので、従来の
ようにこし紙5を伝つて油が外部に洩れる心配も
ない。
こうして、油こしが終われば、使用済みのこし
紙5を破棄する一方、保持枠3を包装容器2内に
入れて保管するか、或いは、保持枠3を洗浄した
のち適宜な場所に保管する。この場合、該保持枠
3内に前記使用前の複数枚のこし紙5を収納した
保管容器4を入れておくこともできる。
(考案の効果) 以上のように本考案の油セツトによれば、上端
が開口した有底包装容器2と、この有底包装容器
2内に収納される上下部が開口したすり鉢状のこ
し紙保持枠3と、該保持枠3に収納されるすり鉢
状のこし紙保管容器4と、このこし紙保管容器4
内に収納される複数枚のこし紙5と、該こし紙5
を収納した上記保管容器4を閉蓋する上蓋6とか
ら構成しているので、包装容器2内に、こし紙保
持枠3と複数枚のこし紙5を内装した保管容器4
とを収納し、その開口端を上蓋6で閉止した状態
にセツトして販売その他の取扱いが容易に行える
ものであり、又、消費者にとつても、各部品を
個々に揃える手間を省けて使用上、非常に便利で
ある。
さらに、使用に際しては、包装容器2からこし
紙保持枠3、複数枚のこし紙5を収納している保
管容器4を取り出し、この保管容器4からこし紙
5を一枚取り出したのち、保持枠3を油缶等の開
口端に載置し、取り出した一枚のこし紙5を該保
持枠3に入れたのち油を注げば、保持枠3によつ
てこし紙5の形状を変形することなく所定のすり
鉢形状に保持されて油が外部に漏出することなく
円滑且つ確実に油こしを行うことができる。
一方、使用しない複数枚のこし紙5は保管容器
4内に収納し、上蓋6で閉止した状態にして外部
からの塵埃等の付着や汚損を防止できると共に適
宜な場所にコンパクトに保管しておくことができ
る。
又、油こしに使用した保持枠3は包装容器2内
に入れて保管するか、或いは、該保持枠3を洗浄
したのち適宜な場所に保管して再度の使用に供す
ることができるものであり、この場合、該保持枠
3内に前記使用前の複数枚のこし紙5を収納した
保管容器4を入れて一層コンパクトに保管し得る
と共に、保持枠3が多少汚損していても、こし紙
5は保管容器4内に収納されているから、汚損さ
れる虞れもなく衛生的に保管しておくことができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
蓋体の正面図、第2図は上蓋の正面図、第3図は
複数枚重ね合わせたこし紙の正面図、第4図はこ
し紙保管容器の正面図、第5図はこし紙保持枠の
正面図、第6図はその底面図、第7図は包装容器
の正面図、第8図はこし紙保持枠とこし紙とを使
用した油こし作業状態を示す斜視図、第9図は第
1図〜第7図に示す各構成部品を組合わせた斜視
図、第10図は重ね合わせたこし紙をこし紙保管
容器に収納し、蓋体で閉止した状態を示す正面
図、第11図はこし紙の平面図である。 2……包装容器、3……こし紙保持枠、4……
こし紙保管容器、5……こし紙、6……上蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端が開口した有底包装容器2と、この有底包
    装容器2内に収納される上下部が開口したすり鉢
    状のこし紙保持枠3と、該保持枠3に収納される
    すり鉢状のこし紙保管容器4と、このこし紙保管
    容器4内に収納される複数枚のこし紙5と、該こ
    し紙5を収納した上記保管容器4を閉塞する上蓋
    6とからなることを特徴とする油こしセツト。
JP11445285U 1985-07-24 1985-07-24 Expired JPH034196Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11445285U JPH034196Y2 (ja) 1985-07-24 1985-07-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11445285U JPH034196Y2 (ja) 1985-07-24 1985-07-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6223652U JPS6223652U (ja) 1987-02-13
JPH034196Y2 true JPH034196Y2 (ja) 1991-02-04

Family

ID=30997205

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11445285U Expired JPH034196Y2 (ja) 1985-07-24 1985-07-24

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JPS6223652U (ja) 1987-02-13

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