JPH07175855A - 飲食店における出前注文処理装置 - Google Patents

飲食店における出前注文処理装置

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JPH07175855A
JPH07175855A JP34372693A JP34372693A JPH07175855A JP H07175855 A JPH07175855 A JP H07175855A JP 34372693 A JP34372693 A JP 34372693A JP 34372693 A JP34372693 A JP 34372693A JP H07175855 A JPH07175855 A JP H07175855A
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JP
Japan
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order
customer
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delivery
cooking
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JP34372693A
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English (en)
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Gakuo Gounai
岳夫 郷内
Masahito Sato
正仁 佐藤
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PASOKON SERVICE GUNMA KK
UERUKAMU SHOJI KK
Original Assignee
PASOKON SERVICE GUNMA KK
UERUKAMU SHOJI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飲食店における出前サービスを円滑に行える
ようにする。 【構成】 予め第1記憶装置4に顧客別の顧客コード、
顧客名、配達エリアデータを対応付けて記憶させておく
とともに、出前対象商品別の商品コード、商品名を対応
付けて記憶させておく。出前注文受付時、キーボード
1、バーコードスキャナ2で店員により顧客コード、商
品コード及び数量が入力されると、処理部8は第2記憶
装置5に注文別に、顧客コード、商品コード及び数量を
注文管理情報として記憶させる。このあと、処理部8は
自動またはユーザの指示に従い、第1記憶装置4、第2
記憶装置5に記憶された情報を参照して、注文別に分け
た顧客名、配達エリア、商品名及び数量を含む会計伝票
をプリンタ7に印刷させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飲食店における出前注文
処理装置に係り、とくに飲食店での出前注文の受付、注
文品の調理、配達等、出前サービスをミスなく円滑に行
えるようにした飲食店における出前注文処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】飲食店が出前サービスを行う場合、店員
は出前注文の受付、調理の指示、配達、集金及び容器の
回収の各作業を行う必要がある。具体的には、電話で出
前の注文が入ったとき、注文主の名前と場所、電話番
号、注文品と数量などを聞いてメモ用紙に書き留め、調
理場に注文内容を伝えて調理を依頼する。そして、全て
の調理が終わったならば、出前ケースに収めて注文主の
所に自転車、バイク等で配達したり、調理品を車両に乗
せて配達する。配達時、代金の全額または一部を受け取
って帰り、あとで、再び訪問して容器を回収し、代金の
残りを集金して帰る。
【0003】このような出前サービスにおいて、店員に
はアルバイトが多く、仕事内容への熟練度が低いことか
ら、出前注文は昼食時間帯や夕食時間帯など、店内が最
も忙しい時間に集中することなどから様々な問題が生じ
る。例えば、店員によってメモの取り方が異なったり、
字のクセがあったりして、注文を受け付けた店員とは異
なる店員が誤読して調理場に伝えたり、調理担当者がメ
モ書きを読んだ時、誤読したりして注文とは異なる商
品、数量を調理してしまうことがある。また、調理場が
広かったり、種類別に調理場が異なるとき、調理依頼に
手間取ったり、依頼ミスが生じたりする。
【0004】更に、配達するため調理済商品を出前ケー
スに入れたり、車両に乗せる際も、メモ書きの誤読で商
品や数量を間違えることがあり、また新人の場合、注文
主の家が判らず、場所探しに多大の時間が掛かったり、
全く方向の異なる複数の注文主への配達を一緒にしよう
として、後の注文主への配達が大幅に遅れてしまって注
文主から度重なる督促を受けたり、キャンセルされてし
まうことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】飲食店でも一部のチェ
ーン店などではパソコン等によるOA化が進められてい
るが、従来の飲食店用業務処理装置はあくまで店内サー
ビスに関するものに限られており、出前サービスについ
て上記したような問題を解決する装置は存在しなかっ
た。以上から、本発明は、飲食店での出前サービスをミ
スなく円滑に行えるようにした飲食店における出前注文
処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、予め、顧客別に、顧客特定情報と対応付けて配達エ
リアを記憶させた顧客情報記憶手段と、出前注文受付時
に注文別の顧客を特定する情報、注文商品を特定する情
報及び数量の入力を行う入力手段と、入力手段での入力
内容に基づき顧客特定情報、商品特定情報及び数量を記
憶する注文管理情報記憶手段と、出前注文受付後、自動
若しくはユーザによる指示を受けて、各記憶手段に記憶
された情報を参照しながら、注文別に分けた顧客特定情
報、配達エリア、商品特定情報、数量を含む伝票を印刷
手段に印刷させる印刷処理手段とを備えたことにより達
成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、予め、顧客情報記憶手段に顧
客別に、顧客特定情報と対応付けて配達エリアを記憶さ
せておき、出前注文受付時に入力手段での入力内容に基
づき顧客を特定する情報、注文商品を特定する情報及び
数量を注文別に注文管理情報記憶手段に記憶したあと、
自動若しくはユーザによる指示を受けて、印刷処理手段
が注文別に分けた顧客特定情報、配達エリア、商品特定
情報及び数量を含む伝票を印刷手段に印刷させる。
【0008】これにより、メモ用紙を用いずに出前注文
の受付、伝票の発行ができるので、注文受付時と調理依
頼時とで店員が変わっても、伝票を調理場に回すことで
正確な調理依頼を出せる。また、或る時間幅で受け付け
た複数の注文についての伝票印刷後、伝票に記された配
達エリアが同一か隣接する注文をまとめて調理依頼すれ
ば、調理完了後、複数の出前先に短時間で配達すること
ができる。しかも、複数の注文につき一度に調理が完了
しても、伝票で注文別の商品と数量を確認すれば、出前
ケースに収納したり、車両に乗せる際に、商品間違いが
起きず、更に、伝票を持参していくことで、顧客に渡す
商品間違いも無くなる。
【0009】また、出前注文受付時、入力手段での入力
内容に基づき顧客を特定する情報、注文商品を特定する
情報及び数量、調理指示無しとした調理指示有無情報を
対応付けて注文別に注文管理情報記憶手段に記憶してお
き、調理指示時、調理指示有無情報が調理指示無しとな
っている各注文別の少なくとも配達エリア、または当日
受け付けた各注文別の少なくとも調理指示有無情報と配
達エリアを含む調理指示画面を表示し、入力手段で調理
を指示する注文の選択がなされたとき、当該注文につき
調理指示有無情報を調理指示有りとして注文管理情報記
憶手段に記憶するとともに、自動若しくはユーザの指示
を受けて、各記憶手段に記憶された情報を参照しなが
ら、今回、調理が指示された全ての注文につき、注文別
に分けて顧客特定情報、商品特定情報及び数量を含む伝
票を印刷する。
【0010】これにより、メモ用紙を用いずに出前注文
の受付、伝票の発行ができるので、注文受付時と調理依
頼時とで店員が変わっても、伝票を調理場に回すことで
正確な調理指示を出せる。また、調理指示操作をする
際、画面に調理未指示の各注文別の配達エリアが表示さ
れるので、配達エリアが同一または隣接する複数の注文
について簡単に一括した調理指示を行うことができると
ともに、出来上がり後は複数の出前先に短時間で配達す
ることができる。更に、複数の注文につき一度で配達す
る場合、伝票により、出前ケースに収納したり、車両に
乗せる際、商品間違いが起きず、伝票を持参していくこ
とで、顧客に渡す商品間違いも無くなる。
【0011】また、所定時点毎に自動的に、それまでに
受付済の注文であって調理未指示の注文の中で、同一ま
たは隣接する配達エリアとなっている複数の注文につき
一括して、注文別に分けながら顧客特定情報、商品特定
情報及び数量を含む伝票を印刷する。これにより、それ
までに受付済の注文に対し、所定時点毎に自動的に、同
一または隣接する配達エリアとなっている複数の注文に
つき一括して、注文別に分けながら顧客特定情報、商品
特定情報及び数量を含む伝票が印刷されるので、ユーザ
が調理指示操作をする手間が省ける。
【0012】また、印刷処理手段は、今回伝票を印刷し
た全ての注文の商品特定情報及び数量を表した調理指示
書を伝票とは別に印刷する。これにより、注文別の伝票
とは別に調理が指示された全ての注文の商品特定情報及
び数量をまとめた調理指示書を印刷するので、調理場に
は調理指示書を回して調理指示すれば、調理完了後、調
理指示書を配達店員が回収しなくても伝票により、調理
済商品がどの顧客に対するものか確認することができ
る。また、伝票だけ印刷し、伝票を調理場に回して調理
指示したとき、調理完了後、伝票を配達店員が回収する
必要があるが、このとき、回収した伝票と調理指示前の
伝票を区別しないと、再度、調理指示してしまうミスを
犯す恐れがあるが、伝票と調理指示書を分けたことで、
上記ミスの発生を防止できる。
【0013】また、商品情報記憶手段に商品別に調理部
署情報を記憶させておき、印刷処理手段は調理指示書を
印刷する際、調理部署別に分けて商品特定情報及び数量
を印刷する。これにより、調理部署が類似商品群毎に分
かれていても、各調理部署に確実に調理指示を出すこと
ができ、また、各調理部署では複数の注文にわたる同一
または類似の注文商品を一緒に調理できるので、調理を
迅速に進めることができる。
【0014】また、調理部署毎に印刷手段を設置してお
き、当該調理部署に対する調理指示書は当該調理部署に
設置された印刷手段で印刷する。これにより、各調理部
署に調理指示書を配る手間が省ける。
【0015】また、顧客情報記憶手段に顧客別の住所ま
たは電話番号も記憶させておき、印刷処理手段は注文別
の伝票を印刷する際、顧客の住所または電話番号も印刷
させる。これにより、伝票に記した顧客住所または顧客
電話番号により、配達途中で顧客の場所が判らなくなっ
ても、第3者に聞くか顧客に電話を掛けるかして、簡単
に確認することができる。
【0016】また、顧客情報記憶手段に顧客別の顧客コ
ードを記憶させておき、顧客を特定するデータの入力を
顧客コードの入力で行う。これにより、顧客を特定する
データの入力が容易になる。また、顧客コードは顧客の
電話番号としたことにより、出前注文受付時、顧客から
電話番号を聞いて入力するだけで、簡単に顧客を特定す
るデータの入力を行える。
【0017】また、商品情報記憶手段に商品別の価格を
記憶させておくとともに、注文別に注文代金を計算する
計算手段を設け、注文別の伝票を印刷する際、注文代金
も印刷する。これにより、集金間違いの発生がなくな
る。
【0018】また、入力手段で配達の終わった注文の登
録入力ができるようにするとともに、注文管理情報記憶
手段には入力手段での入力内容に基づき注文別の配達有
無情報を記憶するようにし、配達登録時を含む所定時、
表示処理手段は少なくとも配達有無情報が配達無しとな
っている各注文別の少なくとも顧客特定情報、または、
当日受け付けた各注文別の少なくとも顧客特定情報と配
達有無情報を表示手段に表示させる。これにより、注文
別に配達の有無を管理することができ、配達忘れの発生
を防止することができる。
【0019】また、入力手段で注文別の入金入力ができ
るようにするとともに、注文別に注文代金や入金総額を
計算する計算手段を設け、更に、注文管理情報記憶手段
には入力手段での入力内容と計算手段での計算結果に基
づき注文別の入金総額を記憶するようにし、入金入力時
を含む所定時、表示処理手段は過去に受け付けた注文の
内、少なくとも注文代金を全額回収していない各注文の
少なくとも顧客特定情報、注文代金、入金総額を表示手
段に表示させる。これにより、注文別に入金状況を管理
することができ、集金忘れの発生を防止することができ
る。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る出前注文処理
装置の全体構成図である。この出前注文処理装置はパソ
コン等のコンピュータシステムを基本構成としている。
1はキーボードであり、メニュー選択、顧客コード、担
当者名、数量、金額等の入力に用いる。2はペン式のバ
ーコードスキャナであり、バーコードシート3(図12
参照)に印刷されたバーコードを読み取ることで、各種
メニュー選択、店員コード入力、出前注文受付時の出前
対象の商品コード及び数量の入力、調理指示時,配達登
録時,入金入力時,容器回収登録時における注文選択等
を行う。4は予め顧客情報ファイル、商品情報ファイ
ル、店舗情報ファイルを記憶した第1記憶装置であり、
顧客情報ファイルには顧客コード(本実施例では顧客の
電話番号)、顧客名、住所、電話番号、配達エリアデー
タ、顧客の所在地を表す地図データが対応付けて記憶し
てあり、商品情報ファイルには商品コード、商品名、価
格(単価)、調理部署データが対応付けて記憶してあ
り、店舗情報ファイルには、店員コードと店員名が対応
付けて記憶してある。店舗情報ファイルには、店舗名、
店舗電話番号等も記憶されている。
【0021】配達エリアデータは本実施例では、図2に
示す如く、店舗を中心にした全配達地域をn個の方向別
に等分割(ここではn=8とする)した各配達エリアの
内、顧客所在地の存在する配達エリアの番号であり、調
理部署データは図3に示す如く、うどん類、そば類、御
飯類等、調理場が類似商品群によってm個の部署別に分
かれている場合に(ここではm=3とする)、各商品の
調理される部署の番号である。地図データは、顧客別に
店舗から顧客所在地までの経路を分かり易く手書きし、
イメージスキャナで読み取ることで作成してある。
【0022】5は注文管理情報ファイルを記憶する第2
記憶装置であり、ここでは、注文別の管理情報として、
受付年月日時刻、受付NO(同日の最初の注文が1)、
受付店員コード、顧客コード、顧客側担当者名(顧客が
企業、官庁等の場合)、商品コードと数量、注文代金
(1回の注文での総額)、入金総額、入金入力毎の入金
入力年月日時刻,入金入力店員コード,入金額、調理指
示時刻、調理指示店員コード、調理指示有無情報、配達
登録時刻、配達店員コード、配達有無情報、容器回収登
録年月日時刻、容器回収店員コード、容器回収有無情報
が含まれる。
【0023】6はメニュー画面のほか、注文受付画面、
調理指示画面、配達登録画面、入金入力画面、容器回収
登録画面など各種画面を表示する表示装置、7は調理部
署別に分けた調理指示書や注文別に分けた会計伝票を印
刷するプリンタ、8は出前注文処理に必要な所定の注文
管理処理、表示処理、印刷処理を行う処理部であり、キ
ーボード1やバーコードスキャナ2での操作に従い、第
1記憶装置4、第2記憶装置5に記憶された情報を適宜
参照するとともに、注文別の注文代金や入金総額の計算
を行いながら注文別の注文管理情報を第2記憶装置5に
記憶させたり、メニュー画面等の各種画面を表示装置6
に表示させたり、調理部署別に分けた調理指示書や注文
別に分けた会計伝票をプリンタ7に印刷させたりする。
【0024】図4〜図11は処理部8の動作を示す流れ
図、図12はバーコードシート3の説明図、図13〜図
20は画面表示例の説明図、図21は調理指示書の説明
図、図22は会計伝票の説明図であり、以下、これらの
図に従って説明する。なお、店舗の電話がコードレスで
ないとき、図1の出前注文処理装置は電話機の近くに設
置しておく。また、キーボード1での入力をキー入力、
バーコードスキャナ2でのバーコードの読み取り入力を
スキャンというものとする。
【0025】最初、処理部8は画面に図13の基本メニ
ューを表示させる(図4のステップ101)。電話で顧
客Aから出前注文が入ったとき、電話に出た店員aはバ
ーコードシート3の「注文受付」をスキャンする(また
は、テンキーでメニュー番号1を入力する)。すると、
処理部8は内蔵メモリ(図示せず)に注文受付用のワー
クエリアを確保し、現在の年月日、受付NO(同日の最
初の注文が1とされ、以降、新たな注文受付がされる毎
に、自動的にインクリメントされる。ここでは1とな
る)をワークエリアに一時記憶しながらこれらを元に、
注文受付第1画面を表示させ(図14(1)参照)、店
員コード入力を待つ(カーソルが店員名の項目に表示さ
れる。ステップ102〜105)。ここで、店員aが自
分の店員コードをスキャンすると、処理部8は店員コー
ド、現在の時刻を一時記憶し、店舗情報ファイルを参照
して店員名の表示を行い、顧客コード(=電話番号)の
入力を待つ(カーソルが電話番号の項目に移動。ステッ
プ106、107)。
【0026】続いて、顧客Aから電話番号を聞いてテン
キー入力すると、処理部8は顧客コードとして一時記憶
し、顧客情報ファイルから該当する顧客コードを検索
し、対応する顧客名と電話番号を読み出し、これらの表
示を行い、顧客側担当者名の入力または一行完了コード
の入力を待つ(カーソルが担当者名の項目に移動。ステ
ップ108、109、111)。若し、顧客Aが企業、
官庁等の場合、更に、担当者名を聞いて文字キー入力す
ると、その一時記憶と表示をし(ステップ110)、
「一行完了」をスキャンすると(リターンキーを押圧し
てもよい)、カーソルを確認の項目に移動する(図14
(2)参照)。更に、「確認」をスキャンすると、行番
号を示すiを1とし、注文受付第2画面を表示させ(ス
テップ112、図5のステップ201、202、図15
(1)参照)、最初の商品コードの入力待ちとなる(カ
ーソルが注文受付表の1行目の商品名の項目に移動。ス
テップ203)。
【0027】そして、顧客Aから最初の注文商品と数量
を聞き、例えば、たぬきそば2つの場合、「たぬきそ
ば」をスキャンすると、処理部8は商品コードを一時記
憶するとともに、商品情報ファイルから該当する商品コ
ードを検索し、対応する商品名と価格(=単価)を読み
出し、更に、数量を1として、これらを第1行目のデー
タとして表示し、また、価格と数量を一時記憶する(ス
テップ204)。この際、数量の項目にカーソルを移動
させる。続いて、単価×数量の計算を行って第1行の金
額を求めて表示し、かつ、金額を合計して注文代金を求
め、一時記憶と表示をする(ステップ207)。続い
て、注文数量が2なので「2コ」をスキャンすると(テ
ンキーで2を入力してもよい)、第1行の商品数量とし
て2を一時記憶するとともに表示の変更を行い(ステッ
プ208、209)、単価を2倍して金額と注文代金を
計算し直して一時記憶と表示をする(カーソルは1行目
の数量の項目のまま。ステップ207)。
【0028】次に、顧客Aから2番目の注文商品がある
か聞き、牛丼1つの場合、まず、「一行完了」をスキャ
ンする(リターンキーを押圧してもよい)。すると、処
理部8はiを2とし(ステップ210、211)、2行
目の商品名の項目にカーソルを移動して商品コード入力
を待つ(ステップ203)。続いて、「牛丼」をスキャ
ンすると、処理部8は2番目の商品コードとして一時記
憶し、商品情報ファイルから該当する商品コードを検索
し、対応する商品名と価格(=単価)を読み出し、更
に、数量を1として、これらを第2行目のデータとして
表示し、また、価格と数量を一時記憶する(ステップ2
04)。この際、数量の項目にカーソルを移動させる。
続いて、単価×数量の計算を行って第2行の金額を求め
て表示し、かつ、金額を合計して注文代金を求め、一時
記憶と表示をする(ステップ207)。次いで、注文数
量が1なので「一行完了」をスキャンすると、処理部8
はiを3とし(ステップ210、211)、3行目の商
品名の項目にカーソルを移動して商品コード入力を待つ
(ステップ203)。このとき、画面は図15(2)の
状態になる。
【0029】そして、3番目の注文商品があるか聞き、
なければ、注文代金を顧客Aに伝えるなどしたのち、
「注文終了」をスキャンすると、処理部8は今回の注文
に関し、ワークメモリに記憶した種々の情報を第2記憶
装置5に1つの注文管理情報として記憶させる。ここで
は、受付年月日時刻、受付NO(=1)、受付店員コー
ド、顧客コード、顧客側担当者名(データが存在する場
合)、注文内容(商品コードと数量)、注文代金が記憶
される。この際、調理指示有無情報、配達有無情報、容
器回収有無情報はともに無しを記憶させ、入金総額は零
を記憶させる(ステップ205、206)。そして、画
面を注文受付第1画面とし、次の注文受付を可能にする
(図4のステップ104)。このとき、受付NOは2と
なる。他の顧客から続けて出前注文が入ったとき、前述
と同様にして受付を行う。注文が無いときは「業務終
了」をスキャンすると、基本メニュー画面に戻る(ステ
ップ113、101)。なお、2番目の注文受付をせず
に基本メニューに戻った場合、同日に次に「注文受付」
をスキャンしたときの注文受付第1画面で受付NOが2
となる。
【0030】その後、顧客Bからたぬきそば1、牛丼2
の注文、顧客Cから親子丼1の注文、顧客Dからたぬき
うどん1の注文を受け付けたものとする。
【0031】最初の受付から或る程度時間が経ったとこ
ろで、店員bが調理場に調理指示を出したいと思ったと
き、基本メニュー画面が表示されている状態で、バーコ
ードシート3の「調理指示」をスキャンする(または、
テンキーで2を入力する)。すると、処理部8は内蔵メ
モリに調理指示用のワークエリアを確保し、現在の時刻
を一時記憶しながら所定の調理指示画面を表示させ(図
16(1)参照)、店員コードの入力を待つ(カーソル
が店員名の項目に表示される。図4のステップ102、
103、図6のステップ301、302)。ここで、店
員bが自分の店員コードをスキャンすると、処理部8は
該コードを一時記憶し、店舗情報ファイルを参照して店
員名を表示させる(ステップ303)。そして、注文管
理情報ファイルを参照して、調理指示有無情報が調理指
示無しとなっている全ての注文につき(受付、調理、配
達は同日になされるので、通常は当日分の注文の中から
選ばれる)、注文管理情報をワークエリアに読み出し、
更に、顧客情報ファイルを参照して顧客コードに対応す
る配達エリアデータ、電話番号、顧客名をワークエリア
に読み出し、受付時刻、受付NO、配達エリア(番
号)、顧客名、電話番号を含む調理指示表を作成し表示
させる(注文別に行を変える)。この際、i=1とし、
カーソルを1行目の調理指示の項目に表示させる(ステ
ップ304〜306、図16(2)参照)。
【0032】この調理指示画面を見て、店員bが配達エ
リアの番号が同じか隣接している注文を探す。ここでは
1行目と3行目が該当するので、「調理」をスキャンし
て1行目の注文を選択する。すると、処理部8は1行目
の注文につき調理指示有りを一時記憶するとともに画面
に表示し(ステップ307、308)、iを2としてカ
ーソルを2行目の調理指示の項目に移動させる(ステッ
プ309、306)。続いて、「下カーソル」をスキャ
ンすると(下カーソルキーを押圧してもよい)、処理部
8はカーソルを3行目の調理指示の項目に移動させる
(ステップ310、309、306)。この状態で、再
び、「調理」をスキャンして3行目の注文を選択する
と、処理部8は3行目の注文につき調理指示有りの一時
記憶と表示をし(ステップ307、308)、カーソル
を4行目の調理指示の項目に移動させる(ステップ30
9、306)。このとき、画面は図17の状態になる。
若し、或る行の注文を間違って選択したとき、「上カー
ソル」をスキャンしてカーソルを当該行に戻し、「調理
取消」をスキャンすればよい(ステップ312、31
3、306、307、308)。
【0033】今回、調理指示する注文の選択が終了した
ならば、「調理指示終了」をスキャンする。すると、処
理部8は今回調理が指示された全ての注文につき、ワー
クエリア内の情報及び商品情報ファイルを参照して商品
コードに対応する調理部署別に整理し、調理部署別に分
けて、年月日、調理部署番号、商品名と数量を表した調
理指示書(図21の符号9a、9b参照)をプリンタ7
で1枚ずつ印刷させ、続いて、ワークエリア内の情報及
び顧客情報ファイル、店舗情報ファイルを参照しなが
ら、注文別に分けて、年月日、配達エリア、顧客名、顧
客側担当者名、住所、顧客電話番号、注文商品名、数
量、単価、商品別の金額、注文代金、店舗名、店舗電話
番号、及び、顧客の所在地を示す地図を表した会計伝票
(図22の符号10a、10b参照)を2枚ずつ印刷さ
せる(ステップ311、図7のステップ401)。そし
て、今回調理指示をした注文につき、注文別に調理指示
時刻、調理指示店員コード、調理指示有無情報としての
調理指示有りを記憶させ(ステップ402)、基本メニ
ュー画面に戻す(図4のステップ101)。
【0034】店員bは調理部署別の調理指示書を該当す
る調理部署に回し、また、2枚組の会計伝票の内、1枚
は控えとし、もう1枚は顧客渡し用とする。1枚の調理
指示書には、同一または隣接する配達エリアの関係にあ
る複数の顧客(ここではA,C)から受付けたの複数の
注文の中から選び出された同じ部署において同一または
似た調理法で調理可能な全ての商品が表されているの
で、一括して素早く調理することができる。しかも、注
文受付時と調理指示時とで、異なる店員が操作しても、
手書きのメモ用紙は使用していないので、誤読等による
調理指示ミスが生じることはない。
【0035】更に、各調理部署で商品が出来上がったと
き、注文別の会計伝票により、どの顧客にどの商品を配
達すれば良いか確認できるので、出前ケースに収納した
り車両に乗せたりするときに商品間違いが起きず、会計
伝票を持参することで、顧客に引き渡す際の商品間違い
も生じない。更に、同一または隣接する配達エリアの顧
客に対する商品が同じ時間に出来上がるので、店舗から
見てほぼ同じ方向の複数の顧客について一緒に配達する
ことができ、配達に要する時間が短くなる。また、会計
伝票に記載された顧客住所、地図を参考にすることで、
新人でも間違いなく最適な経路で配達に行くことがで
き、顧客の場所を探し回って配達が遅れることはない。
万一、顧客の場所が判らなくても、顧客に電話して確認
することができる。そして、配達と同時に集金できる場
合も会計伝票に記された注文代金などにより金額を間違
えなくて済む。
【0036】また、顧客コードを顧客の電話番号と同じ
にしたので、顧客名と顧客コードを対応させて印刷した
コードブックを引いたりする手間が掛からず、顧客住所
を会計伝票に印刷するようにしので、注文受付時に住所
を聞かなくても済む。また、調理指示をする店員が配達
担当の店員でなくても、調理指示画面の配達エリア情報
により、簡単に、同一または隣接する配達エリアの注文
を選び出して調理指示を行うことができる。以下、同様
の作業を繰り返すことで、出前注文受付、調理指示、配
達を手際良く、正確に取り行うことができる。
【0037】その後、先に配達に行った店員bの手が空
いたとき、配達登録を行う。まず、基本メニュー画面が
表示されている状態で、バーコードシート3の「配達登
録」をスキャンする(またはテンキーで3を入力す
る)。処理部8は内蔵メモリに配達登録用のワークエリ
アを確保し、時刻をワークエリアに一時記憶しながら配
達登録画面を表示させ(図18参照)、店員コードの入
力を待つ(カーソルが店員名の項目に表示される。図4
のステップ102、103、図8のステップ501、5
02)。ここで、店員bが自分の店員コードをスキャン
すると、処理部8は該コードを一時記憶し、店舗情報フ
ァイルを参照して店員名を表示させる(ステップ50
3)。そして、注文管理情報ファイルを参照して、配達
有無情報が無しとなっている全ての注文につき(通常、
当日分が選択される)、注文管理情報をワークエリアに
読み出し、更に、顧客情報ファイルを参照して顧客コー
ドに対応する配達エリア番号、電話番号、顧客名をワー
クエリアに読み出し、これらに基づき、受付時刻、受付
NO、配達エリア(番号)、顧客名、電話番号、注文代
金、入金総額を含む配達登録表を作成し表示させる(注
文別に行を変える)。この際、i=1とし、カーソルを
1行目の配達の項目に表示させる(ステップ504〜5
06)。
【0038】この配達登録画面を見て、店員bは今日配
達に行った注文を探す。1行目と3行目が該当すると
き、カーソルが1行目に有る状態で「配達済」をスキャ
ンし、1行目の注文の登録操作をする。すると、処理部
8は1行目の注文につき配達有無情報として有りを一時
記憶するとともに表示させ、iを2とし、カーソルを2
行目の配達の項目に移動させる(ステップ507〜50
9、506)。続いて、「下カーソル」をスキャンする
と(下カーソルキーを押圧してもよい)、処理部8はカ
ーソルを3行目の配達の項目に移動させる(ステップ5
10、509、506)。この状態で、「配達済」をス
キャンして3行目の注文の登録操作をすると、処理部8
は3行目の注文につき配達有無情報として有りを一時記
憶するとともに表示させ、カーソルを4行目の配達の項
目に移動させる(ステップ507〜509、506)。
このとき画面は図18の状態になる。
【0039】以上の如くして、配達登録入力が終了した
ならば、「配達登録終了」をスキャンする。すると、処
理部8は今回配達登録入力のされた注文につき、注文管
理情報ファイルに注文別に、配達登録時刻、配達登録店
員コードを記憶させるとともに配達有無情報として配達
有りを記憶させ(ステップ511、512)、基本メニ
ュー画面に戻す(図4のステップ101)。このように
して配達登録しておけば、あとで、他の店員等が配達登
録画面を呼び出したとき、未配達の注文がどれか判り、
注文別の配達の有無を管理することができ、配達忘れを
防止することができる。
【0040】続いて、店員bが入金入力を行いたい場
合、バーコードシート3の「入金入力」をスキャンする
(またはテンキーで4を入力する)。すると、処理部8
は内蔵メモリに入金入力用のワークエリアを確保し、年
月日時刻をワークエリアに一時記憶し、入金入力画面を
表示させ(図19参照)、店員コードの入力を待つ(カ
ーソルが店員名の項目に表示される。図4のステップ1
02、103、図9のステップ601、602)。ここ
で、店員bが自分の店員コードをスキャンすると、処理
部8は該コードを一時記憶し、店舗情報ファイルを参照
して店員名を表示させる(ステップ603)。そして、
注文管理情報ファイルを参照して、入金総額が注文代金
と一致していない全ての注文につき(ここでは当日分の
ほか前日分など他の日付けの注文も選択されることがあ
る)、注文管理情報をワークエリアに読み出し、更に、
顧客情報ファイルを参照して顧客コードに対応する配達
エリアデータ、電話番号、顧客名をワークエリアに読み
出し、これらを用いて受付月日、注文NO、配達エリア
(番号)、顧客名、電話番号、注文代金、入金総額を含
む入金入力表を作成し表示させる(注文別に行を変え
る)。この際、i=1とし、カーソルを1行目の入金額
の項目に表示させる(ステップ604〜606)。
【0041】この入金入力画面を見て、店員bは今日入
金があった注文を探す。ここでは1行目と3行目が該当
するので、顧客Aから注文代金を全額入金したときは、
「全額入金」をスキャンして1行目の注文につき全額入
金したことを入力する。処理部8は1行目の注文につき
全額入金があったとして入金総額、入金額とも注文代金
と同じ金額を一時記憶するとともに表示させ、iを2と
し、カーソルを2行目の入金額の項目に移動させる(ス
テップ607〜609、606)。若し、間違えて全額
入金としたときは、「上カーソル」をスキャンしてカー
ソルを1行目に戻したのち(ステップ611、612、
606)、「入金取消」をスキャンする。すると、処理
部8は1行目の注文につき入金額をクリアし、入金総額
から入金額を引いて元に戻す(ステップ607、60
8)。ここでは、1行目の注文につき全額入金処理した
ものとする。続いて、カーソルが2行目に在る状態で
「下カーソル」をスキャンすると(下カーソルキーを押
圧してもよい)、処理部8はカーソルを3行目の入金額
の項目に移動させる(ステップ610、609、60
6)。ここで、顧客Cからは注文代金の一部だけ入金し
たとき、「一部入金」をスキャンする。すると、処理部
8はテンキーによる金額入力を待ち(図10のステップ
701、702)、店員bが入力した金額を今回の入金
額として一時記憶するとともに表示する(ステップ70
3)。入金額表示が正しければ、「確認」をスキャンす
る。すると、処理部8は今回の入金額をそれまでの入金
総額と合計して新たな入金総額として一時記憶するとと
もに表示する(ステップ704、705)。そして、カ
ーソルを第4行目に移動する(ステップ706、図9の
ステップ606)。このとき画面は図19の状態にな
る。
【0042】若し、入金額の或る桁を間違えていたとき
は、「確認」の代わりに「入金取消」をスキャンする。
すると、処理部8は今回の入金額をクリアし(ステップ
707、708)、ステップ702に戻るので、再度、
テンキーで金額を入力すればよい。
【0043】このようにして、今回の入金入力が完了し
たならば、「入金終了」をスキャンする。すると、処理
部8は今回入金入力した各注文につき、注文別に、入金
総額、今回の入金入力年月日時刻と入金入力店員コード
を記憶させ(ステップ709、710)、基本メニュー
画面に戻す(図4のステップ101)。このようにして
入金入力しておけば、あとで、他の店員等が入金入力画
面を呼び出したとき、未集金の注文がどれか判り、注文
別の集金状況を管理することができ、集金忘れを防止す
ることができる。
【0044】その後、店員cが顧客AとCについて容器
の回収をしてきたので、登録したい場合、基本メニュー
画面が表示されている状態で、バーコードシート3の
「容器回収登録」をスキャンする(またはテンキーで5
を入力する)。すると、処理部8は内蔵メモリに容器回
収登録用のワークエリアを確保し、年月日時刻を一時記
憶しながら容器回収登録画面を表示させ(図20参
照)、店員コードの入力を待つ(カーソルが店員名の項
目に表示される。図4のステップ102、103、図1
1のステップ801、802)。ここで、店員cが自分
の店員コードをスキャンすると、処理部8は該コードを
ワークエリアに一時記憶し、店舗情報ファイルを参照し
て店員名を表示させる(ステップ803)。そして、注
文管理情報ファイルを参照して、容器回収有無情報が無
しとなっている全ての注文につき(ここでも当日分のほ
か前日分等他の日付けの注文が選択されることがあ
る)、注文管理情報をワークエリアに読み出し、更に、
顧客情報ファイルを参照して顧客コードに対応する配達
エリアデータ、電話番号、顧客名をワークエリアに読み
出し、これらの中から受付月日、注文NO、配達エリア
(番号)、顧客名、電話番号、注文代金、入金総額を含
む容器回収登録表を作成し表示する(注文別に行を換え
る)。この際、カーソルを1行目の容器の項目に表示さ
せる(ステップ804〜806)。
【0045】この画面を見て、店員cが容器を回収した
注文を探す。ここでは1行目と3行目が該当するので、
「容器回収済」をスキャンして1行目の注文の登録操作
をする。処理部8は1行目の注文につき容器回収有無情
報として有りを一時記憶するとともに表示させ(ステッ
プ807、808)、カーソルを2行目の容器の項目に
移動させる(ステップ809、806)。続いて、「下
カーソル」をスキャンすると(下カーソルキーを押圧し
てもよい)、処理部8はカーソルを3行目の容器の項目
に移動させる(ステップ810、809、806)。こ
の状態で、「容器回収済」をスキャンして3行目の注文
の登録入力をすると、処理部8は3行目の注文につき容
器回収有無情報として有りを一時記憶するとともに表示
させ、カーソルを4行目の容器の項目に移動させる(ス
テップ807〜809、806)。このとき、画面は図
20の状態になる。
【0046】このようにして容器回収登録が終了したな
らば、「容器回収登録終了」をスキャンする。すると、
処理部8は今回、容器回収の登録入力をした注文につ
き、注文別に、注文管理情報ファイルに容器回収登録年
月日時刻、容器回収店員コードを記憶させるとともに容
器回収有無情報として有りを記憶させ(ステップ81
1、812)、基本メニュー画面に戻す(図4のステッ
プ101)。このようにして容器回収登録しておけば、
あとで、他の店員等が容器回収登録画面を呼び出したと
き、未回収の注文がどれか判り、注文別の容器回収状況
を管理することができ、容器回収忘れを防止することが
できる。
【0047】なお、入金入力は配達登録または容器回収
登録と一緒にできる場合が多いので、図8のステップ5
12の処理をしたあと直ちに基本メニュー画面に戻るの
でなく、「業務終了」コードまたは「入金入力」コード
の入力を待ち、前者の入力があったときは基本メニュー
画面に戻り、後者の入力があったときは図9のステップ
601に進むようにし、同様に、図11のステップ81
2の処理をしたあと直ちに基本メニュー画面に戻るので
なく、「業務終了」コードまたは「入金入力」コードの
入力を待ち、前者の入力があったときは基本メニュー画
面に戻り、後者の入力があったときは図9のステップ6
01に進むようにしてもよい。
【0048】また、図6のステップ304において、調
理指示画面の調理指示表に表示する注文は、調理指示有
無情報が無しとなっているものだけでなく、当日受け付
けた注文全てとし、既に調理指示有無情報が有りとなっ
ている注文については、調理指示の項目に有を予め表示
させておくようにしても良い。同様に、図8のステップ
504において、配達登録画面の配達登録表に表示する
注文は、配達有無情報が無しとなっているものだけでな
く、当日受け付けた注文全てとし、既に配達有無情報が
有りとなっている注文については、配達の項目に有を予
め表示させておくようにしても良い。
【0049】また、図9のステップ604において、入
金入力画面の入金登録表に表示する注文は、入金総額が
注文代金と一致しているものも含めて或る期間内(例え
ば、3日や1週間)の全ての注文としても良く、同様
に、図11のステップ804において、容器回収登録画
面の容器回収登録表に表示する注文も、容器回収有無情
報が無しとなっているものだけでなく、或る期間内に受
け付けた注文全てとし、既に容器回収有無情報が有りと
なっている注文については、容器の項目に有を予め表示
させておくようにしても良い。
【0050】この実施例によれば、同一または隣接する
配達エリアに係る複数の出前注文につき、顧客がどの配
達エリアに属するかを店員が知らなくても、会計伝票ま
たは画面(配達指示画面)に示された配達エリアを見な
がら一括して調理場に調理の指示をすることができ、調
理指示した店員とは異なる店員が配達する場合であって
も、複数のほぼ同じ方向の顧客に対し一度に配達するこ
とができ、配達を短時間で済ますことができる。この
点、従来は、配達担当でない店員が調理指示するとき、
受付順に行っていたので、配達方向の全く異なる顧客に
ついて一度に調理が完了することがあり、配達に多大の
時間を要するとともに、2番目以降に届けられた顧客で
は、メン類が既に延びていたり、商品が冷めてしまって
いて、苦情を言われることがあった。
【0051】また、商品、数量、店員等のデータ入力は
勿論のこと、メニュー選択、カーソル操作、確認、取
消、終了等の各種コマンド入力をバーコードのスキャン
で行えるため、キーボード操作を苦手とする店員であっ
ても、簡単に、注文受付、調理指示、配達登録、入金入
力、容器回収登録等の各種業務処理をこなすことができ
る。更に、注文管理情報ファイルに登録された注文別の
各種注文管理情報を用いることで、各種集計処理が可能
となり、集計結果を表示させたり、印刷させたりするこ
とができる。例えば、調理未指示注文の有無、未配達注
文の有無、入金未完了注文の有無、容器未回収注文の有
無等を管理したり、1日単位、周単位、月単位での注文
総数、注文内容、集金額等の集計が可能であり、更に、
これらのデータを荒利の計算に利用することもできる。
また、店員別の注文受付件数、調理指示件数、配達件
数、集金額、容器回収件数の管理も可能である。
【0052】なお、上記した実施例では顧客コードを電
話番号と同一にしたが、電話番号の先頭に特定数値を加
えるなどしたコードとしたり、電話番号とは全く別個に
定義したコードとしてもよい。後者の場合、顧客名と顧
客コードを対応させたコードシートを用意すれば良い。
また、顧客を特定するために入力するデータは顧客コー
ドでなく顧客名または住所とし、電話注文を受けた店員
が顧客名または住所を聞き、キーボード1で文字入力す
るようにしてもよい。また、注文管理情報ファイルに記
憶する各注文別の顧客特定情報を顧客コードとしたが、
顧客名や略符号としても良く、更に、各種画面に表示す
る顧客特定情報や会計伝票に印刷する顧客特定情報を、
顧客コードや略符号として良く、これらは入力データそ
のものであっても、入力データに基づき顧客情報ファイ
ルから検索したデータであっても良い。
【0053】更に、商品を特定するために入力するデー
タも商品コードでなく商品名とし、電話注文を受けた店
員が商品名を聞き、キーボード1で文字入力するように
してもよい。また、注文管理情報ファイルに記憶する各
注文別の商品特定情報を商品コードとしたが、商品名や
略符号としても良く、更に、各種画面に表示する商品特
定情報や調理指示書、会計伝票に印刷する商品特定情報
を、商品コードや略符号として良く、これらは入力デー
タそのものであっても、入力データに基づき商品情報フ
ァイルから検索したデータであっても良い。
【0054】また、通常は印刷時間短縮のため会計伝票
には地図を印刷しないようにし、基本メニューに加えた
「地図付調理指示」が選択されて調理指示がされたとき
だけ、処理部8が会計伝票上に地図を印刷させるように
したり、或いは、基本メニューに「地図印刷」を加えて
おき、該メニューが選択されて、例えば顧客コードが入
力されたとき、会計伝票とは関係なく、処理部8が顧客
情報ファイルを参照して顧客コードに対応する地図を顧
客名、所在地、電話番号などとともに用紙に印刷させる
ようにしてもよい。
【0055】また、調理を指示する注文が選択されたあ
と、処理部8は今回調理指示した調理指示書と会計伝票
を自動的に印刷させるようにしたが、調理指示する注文
を選択後、「調理指示書・会計伝票印刷」コードのスキ
ャン等で調理指示書と会計伝票の両方の印刷が指示され
たときは今回調理指示された各注文内容を部署別に分け
た調理指示書と注文別の会計伝票を印刷させるが、「調
理指示書印刷」コードのスキャン等で調理指示書の印刷
が指示されたときは今回調理指示された各注文内容を部
署別に分けた調理指示書だけを印刷させ、「会計伝票印
刷」コードのスキャン等で会計伝票の印刷が指示された
ときは今回調理指示された各注文内容を注文別の会計伝
票だけを印刷させるようにしてもよい。これにより、調
理指示書または会計伝票の一方を印刷させることがで
き、印刷用紙が不足してきたときの節約等の便宜を図る
ことができる。
【0056】また、上記した実施例では店員が調理を指
示する注文を選択しないと、調理指示書や会計伝票が発
行されないが、店員が調理指示操作をしなくても所定時
点毎に自動的に発行されるようにしてもよい。この場合
の処理部8の動作を図23を参照して説明する。画面に
基本メニューが表示されている状態で(ステップ10
1)、処理部8はメニュー選択がされたか、前回自動若
しくは店員の操作による調理指示処理をしてから一定時
間経過したか、注文管理情報ファイルに調理指示有無情
報が無しとなっている注文が一定数たまったかチェック
する(ステップ102、1101、1108)。ステップ1101で
YESとなったとき、注文管理情報ファイルに調理指示
有無情報が無しとなっている注文が1以上有るかチェッ
クし、なければステップ102に戻り、有れば、続い
て、内蔵メモリに調理指示用のワークエリアを確保し、
現在の時刻を該ワークエリアに一時記憶し、また、注文
管理情報ファイルから調理指示有無情報が無しとなって
いる全ての注文に係る注文管理情報を読み出してワーク
エリアに一時記憶する(ステップ103)。
【0057】そして、調理未指示の注文の中に、同一ま
たは隣接する配達エリアとなっている複数の注文がある
が探し(ステップ1104)、あるときは、それらの注文に
つき調理指示有無情報として有りを一時記憶させたのち
(ステップ1105)、今回調理指示有無情報を有りとさせ
た全ての注文につき注文内容を部署別に分けた調理指示
書(各1枚)と注文別の会計伝票(各2枚)を印刷させ
る(ステップ1106)。そして、今回の調理指示に関する
各種情報を注文管理情報ファイルに登録し(ステップ11
07)、ステップ102に戻る。
【0058】若し、ステップ1104でNOであったとき、
受付時刻の最も古い注文につき、調理指示有無情報とし
て有りを一時記憶させたのち(ステップ1105)、今回調
理指示有無情報を有りとさせた注文につき注文内容を部
署別に分けた調理指示書(各1枚)と会計伝票(各2
枚)を印刷させる(ステップ1106)。そして、今回の調
理指示に関する各種情報を注文管理情報ファイルに登録
し(ステップ1107)、ステップ102に戻る。また、ス
テップ1108でYESとなったときはそのままステップ11
03へ進み、前述と同様の処理を行う。このようにするこ
とで、店員が特に調理指示入力をしなかった場合でも、
それまでに受付済であるが調理指示はまだの注文の中か
ら、同一または隣接した配達エリアとなっている複数の
注文につき、注文内容を部署別に分けた調理指示書と注
文別の会計伝票を自動的に発行させることができる。
【0059】また、会計伝票にミシン目を入れておき
(図22の符号11参照)、顧客に渡す前に地図の部分
を切り離せるようにしてもよい。
【0060】また、調理指示入力が完了したあと発行さ
れる調理指示書は各調理部署別に1枚ずつ印刷するよう
にしたが、1枚の中に各部署に分けて商品と数量を印刷
した調理指示書を部署の数に相当する枚数分印刷しても
よい。更に、プリンタ7を各調理部署にも設置してお
き、当該調理部署宛の調理指示書は当該部署に置かれた
プリンタ7で印刷するようにすれば、調理指示書を配付
する手間が省ける。この場合、プリンタ7と処理部8と
の間のデータ及び制御信号の授受を無線で行うように
し、ケーブルの引き回しを避けるようにしてもよい。ま
た、調理場が特に部署別に分かれていないときなど、必
ずしも調理指示書を部署別に分けて印刷しなくてもよ
く、図24の符号9cに示す如く、1枚の調理指示書に
今回調理が指示された全ての注文の全ての商品名と数量
を印刷するようにしてもよい。更に、調理場が部署別に
分かれていないときなど、調理指示書の印刷を省略し、
会計伝票だけ印刷し、該会計伝票を調理場に回して調理
指示を行い、調理完了後、回収して控え、配達等に利用
するようにしてもよい。
【0061】また、各調理部署に調理完了を店員に知ら
せるための操作装置を備え、店舗所定箇所に設置したブ
ザー、ランプ等で調理完了を店員に知らせるようにして
もよく、更に、各調理部署毎に処理部8と接続された表
示装置を設置し、調理指示書や会計伝票を印刷する際、
部署別の調理指示内容を各表示装置に表示させるように
してもよい。
【0062】また、会計伝票は注文別に2枚ずつ印刷す
るようにしたが、1枚ずつとしてもよく、更に、図25
の符号10cに示す如く、1枚の中に各注文に分けて顧
客名、配達エリア、顧客住所、顧客電話番号、商品、数
量、商品別の金額、注文代金、地図等を印刷した伝票を
1枚または2枚だけ印刷するようにしてもよい。この場
合、伝票は顧客に渡さず、店側で調理指示や控えとして
利用したり、配達時に携帯して配達間違いの防止に用い
る。
【0063】また、調理部署別に分けた調理指示をしな
い場合、以下のようにしてもよい。即ち、注文受付メニ
ューを第1と第2の2つに分け、第1注文受付メニュー
が選択されたときは処理部8は図4、図5と全く同じ処
理を行うようにし、別途調理指示操作をしたとき初めて
調理指示書と会計伝票が印刷されるようにし、第2注文
受付メニューが選択されたときは図4、図5とほぼ同じ
処理を行うが、図5のステップ205と206の間で、
今回受付た注文につき調理指示有無情報として有りをワ
ークエリアに一時記憶するとともに、今回受け付けた注
文につき、顧客名、配達エリア、顧客住所、顧客電話番
号、商品、数量、商品別の金額、注文代金、地図等を含
む会計伝票を印刷させるようにする。そして、会計伝票
がある程度たまった時点で店員が各会計伝票に記された
配達エリアを見て、同一または隣接する配達エリアとな
っている複数の注文についての会計伝票を調理場に回し
て、一括して調理させるようにしてもよい。なお、新た
に第3注文受付メニューを用意し、該メニューが選択さ
れたとき、第2注文受付メニューとほぼ同様の処理を行
い、会計伝票を印刷させる際、今回の注文内容を調理部
署別に分けた調理指示書も印刷させるようにしてもよ
い。このようにすれば、時間帯や季節等で出前注文が少
なく、特に、配達エリアを考慮しなくて良い場合に、会
計伝票とは別に印刷した調理指示書で部署別に調理指示
を行うことができる。
【0064】また、調理指示メニューも第1と第2の2
つに分け、第1調理指示メニューが選択されたときは処
理部8は図6、図7と全く同じ処理を行うようにし、第
2調理指示メニューが選択されたときは図26に示す如
く、内蔵メモリに調理指示用のワークエリアを確保し、
現在時刻を一時記憶するとともに、注文管理情報ファイ
ルから調理未指示となっている全ての注文の注文管理情
報をワークエリアに読み出す(ステップ1201)。そし
て、それらの注文につき自動的に調理指示有無情報とし
て有りをワークエリアに一時記憶するとともに(ステッ
プ1202)、注文別に、顧客名、配達エリア、顧客住所、
顧客電話番号、商品、数量、商品別の金額、注文代金、
地図等を含む会計伝票を印刷させ(ステップ1203)、今
回調理指示有無情報を有りとした注文につき各種情報を
注文管理情報ファイルに登録する(ステップ1204)。そ
して、基本メニュー画面に戻る。店員は各会計伝票に記
された配達エリアを見て、同一または隣接する配達エリ
アとなっている複数の注文についての会計伝票を調理場
に回して、一括して調理させるようにしてもよい。な
お、新たに第3調理指示メニューを用意し、該メニュー
が選択されたとき、第2調理指示メニューとほぼ同様の
処理を行い、会計伝票を印刷させる際、今回、新たに調
理指示有無情報が有りとされた全ての注文の注文内容を
調理部署別に分けた調理指示書も印刷させるようにして
もよい。このようにすれば、時間帯や季節等で出前注文
が少なく、特に、配達エリアを考慮しなくて良い場合
に、会計伝票とは別に印刷した調理指示書で部署別に調
理指示を行うことができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、予め、顧客情報記憶手
段に顧客別に、顧客特定情報と対応付けて配達エリアを
記憶させておき、出前注文受付時に入力手段での入力内
容に基づき顧客を特定する情報、注文商品を特定する情
報及び数量を注文別に注文管理情報記憶手段に記憶した
あと、自動若しくはユーザによる指示を受けて、印刷処
理手段が注文別に分けた顧客特定情報、配達エリア、商
品特定情報及び数量を含む伝票を印刷手段に印刷させる
ように構成したから、メモ用紙を用いずに出前注文の受
付、伝票の発行ができるので、注文受付時と調理依頼時
とで店員が変わっても、伝票を調理場に回すことで正確
な調理依頼を出せる。また、或る時間幅で受け付けた複
数の注文についての伝票印刷後、伝票に記された配達エ
リアが同一か隣接する注文をまとめて調理依頼すれば、
調理完了後、複数の出前先に短時間で配達することがで
きる。しかも、複数の注文につき一度に調理が完了して
も、伝票で注文別の商品と数量を確認すれば、出前ケー
スに収納したり、車両に乗せる際に、商品間違いが起き
ず、更に、伝票を持参していくことで、顧客に渡す商品
間違いも無くなる。
【0066】また、出前注文受付時、入力手段での入力
内容に基づき顧客を特定する情報、注文商品を特定する
情報及び数量、調理指示無しとした調理指示有無情報を
対応付けて注文別に注文管理情報記憶手段に記憶してお
き、調理指示時、調理指示有無情報が調理指示無しとな
っている各注文別の少なくとも配達エリア、または当日
受け付けた各注文別の少なくとも調理指示有無情報と配
達エリアを含む調理指示画面を表示し、入力手段で調理
を指示する注文の選択がなされたとき、当該注文につき
調理指示有無情報を調理指示有りとして注文管理情報記
憶手段に記憶するとともに、自動若しくはユーザの指示
を受けて、各記憶手段に記憶された情報を参照しなが
ら、今回、調理が指示された全ての注文につき、注文別
に分けて顧客特定情報、商品特定情報及び数量を含む伝
票を印刷するように構成したから、メモ用紙を用いずに
出前注文の受付、伝票の発行ができるので、注文受付時
と調理依頼時とで店員が変わっても、伝票を調理場に回
すことで正確な調理指示を出せる。また、調理指示操作
をする際、画面に調理未指示の各注文別の配達エリアが
表示されるので、配達エリアが同一または隣接する複数
の注文について簡単に一括した調理指示を行うことがで
きるとともに、出来上がり後は複数の出前先に短時間で
配達することができる。更に、複数の注文につき一度で
配達する場合、伝票により、出前ケースに収納したり、
車両に乗せる際、商品間違いが起きず、伝票を持参して
いくことで、顧客に渡す商品間違いも無くなる。
【0067】また、所定時点毎に自動的に、それまでに
受付済の注文であって調理未指示の注文の中で、同一ま
たは隣接する配達エリアとなっている複数の注文につき
一括して、注文別に分けながら顧客特定情報、商品特定
情報及び数量を含む伝票を印刷するように構成したか
ら、それまでに受付済の注文に対し、所定時点毎に自動
的に、同一または隣接する配達エリアとなっている複数
の注文につき一括して、注文別に分けながら顧客特定情
報、商品特定情報及び数量を含む伝票が印刷されるの
で、ユーザが調理指示操作をする手間が省ける。
【0068】また、印刷処理手段は、今回伝票を印刷し
た全ての注文の商品特定情報及び数量を表した調理指示
書を伝票とは別に印刷するように構成したから、注文別
の伝票とは別に調理が指示された全ての注文の商品特定
情報及び数量をまとめた調理指示書を印刷するので、調
理場には調理指示書を回して調理指示すれば、調理完了
後、調理指示書を配達店員が回収しなくても伝票によ
り、調理済商品がどの顧客に対するものか確認すること
ができる。また、伝票だけ印刷し、伝票を調理場に回し
て調理指示したとき、調理完了後、伝票を配達店員が回
収する必要があるが、このとき、回収した伝票と調理指
示前の伝票を区別しないと、再度、調理指示してしまう
ミスを犯す恐れがあるが、伝票と調理指示書を分けたこ
とで、上記ミスの発生を防止できる。
【0069】また、商品情報記憶手段に商品別に調理部
署情報を記憶させておき、印刷処理手段は調理指示書を
印刷する際、調理部署別に分けて商品特定情報及び数量
を印刷するように構成したから、調理部署が類似商品群
毎に分かれていても、各調理部署に確実に調理指示を出
すことができ、また、各調理部署では複数の注文にわた
る同一または類似の注文商品を一緒に調理できるので、
調理を迅速に進めることができる。
【0070】また、調理部署毎に印刷手段を設置してお
き、当該調理部署に対する調理指示書は当該調理部署に
設置された印刷手段で印刷するように構成したから、各
調理部署に調理指示書を配る手間が省ける。
【0071】また、顧客情報記憶手段に顧客別の住所ま
たは電話番号も記憶させておき、印刷処理手段は注文別
の伝票を印刷する際、顧客の住所または電話番号も印刷
させるように構成したから、伝票に記した顧客住所また
は顧客電話番号により、配達途中で顧客の場所が判らな
くなっても、第3者に聞くか顧客に電話を掛けるかし
て、簡単に確認することができる。
【0072】また、顧客情報記憶手段に顧客別の顧客コ
ードを記憶させておき、顧客を特定するデータの入力を
顧客コードの入力で行うように構成したから、顧客を特
定するデータの入力が容易になる。また、顧客コードは
顧客の電話番号としたことにより、出前注文受付時、顧
客から電話番号を聞いて入力するだけで、簡単に顧客を
特定するデータの入力を行える。
【0073】また、商品情報記憶手段に商品別の価格を
記憶させておくとともに、注文別に注文代金を計算する
計算手段を設け、注文別の伝票を印刷する際、注文代金
も印刷するように構成したから、集金間違いの発生がな
くなる。
【0074】また、入力手段で配達の終わった注文の登
録入力ができるようにするとともに、注文管理情報記憶
手段には入力手段での入力内容に基づき注文別の配達有
無情報を記憶するようにし、配達登録時を含む所定時、
表示処理手段は少なくとも配達有無情報が配達無しとな
っている各注文別の少なくとも顧客特定情報、または、
当日受け付けた各注文別の少なくとも顧客特定情報と配
達有無情報を表示手段に表示させるように構成したか
ら、注文別に配達の有無を管理することができ、配達忘
れの発生を防止することができる。
【0075】また、入力手段で注文別の入金入力ができ
るようにするとともに、注文別に注文代金や入金総額を
計算する計算手段を設け、更に、注文管理情報記憶手段
には入力手段での入力内容と計算手段での計算結果に基
づき注文別の入金総額を記憶するようにし、入金入力時
を含む所定時、表示処理手段は過去に受け付けた注文の
内、少なくとも注文代金を全額回収していない各注文の
少なくとも顧客特定情報、注文代金、入金総額を表示手
段に表示させるように構成したから、注文別に入金状況
を管理することができ、集金忘れの発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る出前注文処理装置の全
体構成図である。
【図2】配達エリアの説明図である。
【図3】調理部署の説明図である。
【図4】処理部の動作を示す第1の流れ図である。
【図5】処理部の動作を示す第2の流れ図である。
【図6】処理部の動作を示す第3の流れ図である。
【図7】処理部の動作を示す第4の流れ図である。
【図8】処理部の動作を示す第5の流れ図である。
【図9】処理部の動作を示す第6の流れ図である。
【図10】処理部の動作を示す第7の流れ図である。
【図11】処理部の動作を示す第8の流れ図である。
【図12】バーコードシートの説明図である。
【図13】画面表示例の説明図である。
【図14】画面表示例の説明図である。
【図15】画面表示例の説明図である。
【図16】画面表示例の説明図である。
【図17】画面表示例の説明図である。
【図18】画面表示例の説明図である。
【図19】画面表示例の説明図である。
【図20】画面表示例の説明図である。
【図21】調理指示書の説明図である。
【図22】会計伝票の説明図である。
【図23】本発明の変形例に係る処理部の動作を示す流
れ図である。
【図24】調理指示書の変形例の説明図である。
【図25】会計伝票の変形例の説明図である。
【図26】本発明の他の変形例に係る処理部の動作を示
す流れ図である。
【符号の説明】
1 キーボード 2 バーコードスキャナ 3 バーコードシート 4 第1記憶装置 5 第2記憶装置 6 表示装置 7 プリンタ 8 処理部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め、顧客別に、顧客特定情報と対応付
    けて配達エリアを記憶させた顧客情報記憶手段と、 出前注文受付時に注文別の顧客を特定する情報、注文商
    品を特定する情報及び数量の入力を行う入力手段と、 入力手段での入力内容に基づき、注文別の顧客特定情
    報、商品特定情報及び数量を対応付けて注文管理情報と
    して記憶する注文管理情報記憶手段と、 出前注文受付後、自動若しくはユーザによる指示を受け
    て、各記憶手段に記憶された情報を参照しながら、注文
    別に分けた顧客特定情報、配達エリア、商品特定情報及
    び数量を含む伝票を印刷手段に印刷させる印刷処理手段
    と、 を備えたことを特徴とする飲食店における出前注文処理
    装置。
  2. 【請求項2】 予め、顧客別に、顧客特定情報と対応付
    けて配達エリアを記憶させた顧客情報記憶手段と、 出前注文受付時は注文別の顧客を特定する情報、注文商
    品を特定する情報及び数量の入力、調理指示時は調理を
    指示する注文の選択入力を行う入力手段と、 入力手段での入力内容に基づき、注文別に、顧客特定情
    報、商品特定情報及び数量、調理指示有無情報を対応付
    けて注文管理情報として記憶する注文管理情報記憶手段
    と、 調理指示時に、各記憶手段に記憶された情報を参照しな
    がら、調理指示有無情報が調理指示無しとなっている各
    注文別の少なくとも配達エリア、または当日受け付けた
    各注文別の少なくとも調理指示有無情報と配達エリアを
    含む調理指示画面を表示手段に表示させる表示処理手段
    と、 調理指示後、自動若しくはユーザの指示を受けて、各記
    憶手段に記憶された情報を参照しながら、今回、調理が
    指示された全ての注文につき、注文別に分けて顧客特定
    情報、商品特定情報及び数量を含む伝票を印刷手段に印
    刷させる印刷処理手段と、 を備えたことを特徴とする飲食店における出前注文処理
    装置。
  3. 【請求項3】 予め、顧客別に、顧客特定情報と対応付
    けて配達エリアを記憶させた顧客情報記憶手段と、 出前注文受付時に注文別の顧客を特定する情報、注文商
    品を特定する情報及び数量の入力を行う入力手段と、 入力手段での入力内容に基づき、注文別に、顧客特定情
    報、商品特定情報及び数量を対応付けて注文管理情報と
    して記憶する注文管理情報記憶手段と、 各記憶手段に記憶された情報を参照しながら、所定時点
    毎に自動的に、調理未指示の注文の中で、同一または隣
    接する配達エリアとなっている複数の注文につき一括し
    て、注文別に分けながら顧客特定情報、商品特定情報及
    び数量を含む伝票を印刷手段に印刷させる印刷処理手段
    と、 を備えたことを特徴とする飲食店における出前注文処理
    装置。
  4. 【請求項4】 印刷処理手段は今回、伝票を印刷した全
    ての注文の商品特定情報及び数量を表した調理指示書を
    伝票とは別に印刷させるようにしたこと、 を特徴とする請求項2または3記載の飲食店における出
    前注文処理装置。
  5. 【請求項5】 予め、商品別に、商品特定情報と対応付
    けて調理部署情報を記憶させておき、 印刷処理手段は調理指示書を印刷する際、調理部署別に
    分けて商品特定情報及び数量を印刷させるようにしたこ
    と、 を特徴とする請求項4記載の飲食店における出前注文処
    理装置。
  6. 【請求項6】 調理部署毎に印刷手段を設置しておき、
    印刷処理手段は或る調理部署に対する調理指示書を当該
    調理部署に設置された印刷手段で印刷させるようにした
    こと、 を特徴とする請求項5記載の飲食店における出前注文処
    理装置。
  7. 【請求項7】 顧客情報記憶手段に顧客別の住所または
    電話番号も記憶させておき、 印刷処理手段は注文別の伝票を印刷する際、顧客の住所
    または電話番号も印刷させるようにしたこと、 を特徴とする請求項1または2または3記載の飲食店に
    おける出前注文処理装置。
  8. 【請求項8】 顧客情報記憶手段に顧客別の顧客コード
    を記憶させておき、顧客を特定するデータの入力を顧客
    コードの入力で行うようにしたこと、 を特徴とする請求項1または2または3記載の飲食店に
    おける出前注文処理装置。
  9. 【請求項9】 顧客コードは顧客の電話番号としたこ
    と、 を特徴とする請求項8記載の飲食店における出前注文処
    理装置。
  10. 【請求項10】 予め、商品別に、商品特定情報と対応
    付けて価格を記憶させた商品情報記憶手段と、 注文別に注文代金を計算する計算手段を設け、 印刷処理手段は注文別の伝票を印刷する際、注文代金も
    印刷させるようにしたこと、 を特徴とする請求項1または2または3記載の飲食店に
    おける出前注文処理装置。
  11. 【請求項11】 入力手段で配達の終わった注文の登録
    入力ができるようにするとともに、 注文管理情報記憶手段は入力手段での入力内容に基づき
    注文別の配達有無情報を記憶するようにし、 配達登録時を含む所定時に、表示処理手段は少なくとも
    配達有無情報が配達無しとなっている各注文別の少なく
    とも顧客特定情報、または、当日受け付けた各注文別の
    少なくとも顧客特定情報と配達有無情報を表示手段に表
    示させるようにしたこと、 を特徴とする請求項1または2または3記載の飲食店に
    おける出前注文処理装置。
  12. 【請求項12】 入力手段で注文別の入金入力ができる
    ようにするとともに、 予め、商品別に、商品特定情報と対応付けて価格を記憶
    させた商品情報記憶手段と、 注文別に注文代金や入金総額を計算する計算手段を設
    け、 注文管理情報記憶手段は入力手段での入力内容と計算手
    段での計算結果に基づき注文別の入金総額を記憶するよ
    うにし、 入金入力時を含む所定時に、表示処理手段は過去に受け
    付けた注文の内、少なくとも注文代金を全額回収してい
    ない各注文の少なくとも顧客特定情報、注文代金、入金
    総額を表示手段に表示させるようにしたこと、 を特徴とする請求項1または2または3記載の飲食店に
    おける出前注文処理装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002220119A (ja) * 2001-01-24 2002-08-06 Nec Corp 配達員現在位置把握システムおよび配達員用送信装置
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