JPH07175266A - 静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法Info
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- JPH07175266A JPH07175266A JP5319323A JP31932393A JPH07175266A JP H07175266 A JPH07175266 A JP H07175266A JP 5319323 A JP5319323 A JP 5319323A JP 31932393 A JP31932393 A JP 31932393A JP H07175266 A JPH07175266 A JP H07175266A
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Abstract
高ハイライト性、高細線再現性に優れ、且つ(i)定着
性及び帯電安定性、(ii)着色力及びトナー製造時の
造粒性、或いは(iii)定着性及び帯電安定性に優れ
た静電荷像現像用現像剤を提供する。 【構成】 本発明は、トナー及びキャリアを有する静電
荷像現像用現像剤において、該トナーは、少なくとも重
合性単量体及び着色剤として、(i)ポリエステル樹
脂、(ii)スチレン−ブタジエン樹脂、又は(ii
i)酸成分を含有するビニル系樹脂及びポリエステル樹
脂とを含有する重合性単量体組成物を使用して懸濁重合
法により直接的に得られたトナーであり、該キャリア
は、5乃至100μmの平均粒径及び3.0g/cm3
以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリアは、特定の
磁気特性を有していることを特徴とする静電荷像現像用
現像剤及び該現像剤を用いた画像形成方法に関する。
Description
持体として使用して潜像画像を形成し、該潜像画像を現
像剤を用いて顕像化し転写材に転写形成する画像形成方
法に用いられる静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法
に関する。
691号明細書等に記載されている如く、多数の方法が
知られており、一般には光導電性物質を利用し、種々の
手段で感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像を
トナーを用いて現像し、必要に応じて紙等の転写部材に
トナー画像を転写した後、加熱、圧力、或は溶剤蒸気等
により定着し複写物を得る。また、トナーを用いて現像
する方法、或はトナー画像を定着する方法としては、従
来各種の方法が提案され、それぞれの画像形成プロセス
に適した方法が採用されている。
に熱可塑性樹脂中に染・顔料からなる着色剤を溶融混合
し、均一に分散した後、微粉砕装置、分級機により所望
の粒径を有するトナーを製造してきた。
し得るが、ある種の制限、すなわちトナー用材料の選択
範囲に制限がある。例えば樹脂着色剤分散体が十分に脆
く、経済的に可能な製造装置で微粉砕し得るものでなけ
ればならない。ところがこういった要求を満たすために
樹脂着色剤分散体を脆くすると、実際に高速で微粉砕し
た場合に形成された粒子の粒径範囲が広くなり易く、特
に比較的大きな割合の微粒子がこれに含まれるという問
題が生じる。更に、このように脆性の高い材料は、複写
機等現像用に使用する際、更なる微粉砕ないしは粉化を
受けやすい。また、この方法では、着色剤等の固体微粒
子を樹脂中へ完全に均一に分散することは困難であり、
その分散の度合いによっては、カブリの増大、画像濃度
の低下や混色性・透明性の不良の原因となるので、分散
に注意を払わなければならない。また、破断面に着色剤
が露出することにより、現像特性の変動を引き起こす場
合もある。
点を克服するため、特公昭36−10231号公報、同
43−10799号公報及び同51−14895号公報
等により懸濁重合法によるトナーの製造方法が提案され
ている。懸濁重合法においては、重合性単量体、着色
剤、重合開始剤更に必要に応じて架橋剤、荷電制御剤、
その他添加剤を、均一に溶解または分散せしめて単量体
組成物とした後、この単量体組成物を分散安定剤を含有
する連続相、例えば水相中に適当な攪拌機を用いて分散
し、同時に重合反応を行わせ、所望の粒径を有するトナ
ー粒子を得る。
め、トナーに脆性が必要ではなく、軟質の材料を使用す
ることができ、また、粒子表面への着色剤の露出等が生
ぜず、均一な摩擦帯電性を有するという利点がある。ま
た、分級工程の省略をも可能にするため、エネルギーの
節約、時間の短縮、工程収率の向上等、コスト削減効果
が大きい。そして、現時点では、均一摩擦帯電性に絡ん
で、着色剤の分散性の更なる向上、分級工程省略を現実
化するための造粒性の更なる向上等が大いに期待されて
きており、母体となるバインダーの改良等の現像剤を構
成するあらゆる材料においての多くの研究がなされてい
る。
有しているが、近年の電子写真の更なる高画質化、高耐
久性という観点からは、いまだ十分なものが得られてい
ない。
単量体組成物中に添加される各種添加剤の中で、極性を
有するものは、トナー表面及びその近傍に偏在しやすく
なる。この特徴は、各種トナー特性を付与するために添
加される添加剤の使用量を少なくすることが可能な反
面、高画質化、特に高画質の維持という点から考えた場
合、スリーブ、キャリア等との摺擦によるトナー表面の
劣化がトナー特性に大きな影響を与えるという問題点が
ある。
有するため、一般に温湿度の影響を受け易く、低湿下で
の帯電量過大、高湿下での帯電量不足といった問題が起
こり、広範な環境においても安定した帯電量を有するト
ナーの開発が急務とされている。
て、省エネルギーの観点から低温定着性が望まれてい
る。
ぬれ性、付着性がよいトナーバインダー材料が選択さ
れ、更にはトナーの溶融粘度特性も、より低温で低粘度
を示すように設計されている。
低温定着性は達成されるものの、感光体へのトナーの付
着力が増大し、転写性の悪化、更にはドラムへのトナー
融着を生じ、画像劣化を示す原因となる。
に、当該技術分野では、トナーの粒径を細かくして画像
への忠実性を増す試みがなされているが、粒径が細かく
なると単位重量当たりの表面積が増え、トナーの帯電気
量が大きくなる傾向にあり、画像濃度薄や、耐久劣化が
懸念されるところである。加えてトナーの帯電気量が大
きいために、トナー同士の付着力が強く、流動性が低下
し、トナー補給の安定性や補給トナーへのトリボ付与に
問題が生じてくる。
流動性の良好なトナーが求められているが、いまだ十分
なものは得られていない。
キャリアは鉄粉に代表される導電性キャリアと鉄粉、ニ
ッケル、フェライト等の表面を絶縁性樹脂により被覆し
たいわゆる絶縁性キャリアとに大別される。高画質化を
計るために交番電界を印加する場合、現像剤キャリアの
抵抗が低いと潜像電位をキャリアがリークし、良好な画
像を得られなくなるため、キャリアとしてはある程度以
上の抵抗が必要で、キャリアコアが導電性の場合、コー
トをして用いるのが好ましく、また、抵抗がある程度高
いフェライトがコア材として好ましく用いられている。
ーが現像される現像領域において、現像剤ブラシが硬く
なるためにハキ目を生じたり、ガサツキ等を生じやすい
ために高画質な画像を得ることが困難である。そこで、
キャリアの磁気力を低くして高画質化を計るためにもフ
ェライトが好ましく用いられている。
04663号公報にキャリアの飽和磁化の値を50em
u/g以下にすることでハキ目のない良好な画像を得る
ことができると提案されているが、飽和磁化の値をだん
だん小さくしたキャリアを用いると細線の再現性は良好
になる反面、磁極から離れるに従ってキャリアが静電画
像担持体、いわゆる感光ドラム上に付着する現象(キャ
リア付着)が顕著になってくる。
磁力が300ガウス以上という、いわゆるハードフェラ
イトをキャリアとして用いることが提案されている。し
かし、これは高保磁力であるハードフェライトをキャリ
アを使いこなすための系であり、装置の大型化が避けら
れない。小型高画質カラー複写機を実現するためには、
固定磁芯を用いた現像剤担持体を使用することが好まし
く、この場合高保磁力を有するハードキャリアは、その
自己凝集性のため、かえって搬送性が悪くなるという問
題がある。
ネル相及びランタノイド系元素を含むマグネットプラン
バイト相よりなるハードフェライトをキャリアとして用
いることが提案されているが、これは、上記問題点に加
え、導電性を有するために、より高画質画像を得るため
の交番電界による現像を行うシステムにおいては、電荷
がキャリアを通してリークするために現像を乱すという
点で好ましくない。
ムにおいて、キャリアの抵抗はある程度以上あることが
必要である。
つ、高画質、特にハイライトの再現性を満足するような
現像剤キャリアはいまだ十分なものが得られていない。
ため、或は適用される電子写真プロセスの種類に応じて
種々の構成をとるものである。電子写真感光体の代表的
なものとして、支持体上に像保持層として光導電層が形
成されている感光体及び像保持層として光導電層とその
上の絶縁層との積層を備えた感光体があり広く用いられ
ている。支持体と光導電層から構成される感光体は最も
一般的な電子写真プロセスによる、即ち帯電、画像露光
及び現像、更に必要に応じて転写による画像形成に用い
られる。
絶縁層は光導電層の保護、感光体の機械的強度の改善、
暗減衰特性の改善、または、特定の電子写真プロセスに
適用されるため(更には無公害化のため)等の目的のた
めに設けられたものである。このような絶縁層を有する
感光体または、絶縁層を有する感光体を用いる電子写真
プロセスの代表的な例は、例えば、米国特許第2860
048号明細書、特公昭41−16429号公報、特公
昭38−15446号公報、特公昭46−3713号公
報、特公昭42−23910号公報、特公昭43−24
748号公報、特公昭42−19747号公報、特公昭
36−4121号公報などに記載されている。
適用される電子写真プロセスに応じた所定の感度、電気
特性、更には光学特性を備えていることが要求される。
しかし、そればかりでなく、感光体の耐久性も重要な性
質である。低湿において優れた電子写真特性を備えてい
ても、高湿下で感光体表面電位が著しく低下する感光体
においては、安定した鮮明な画像を得ることが困難であ
る。また、転写を行う電子写真プロセスでは、通常感光
体は繰り返し使用されるため、コロナ放電により表面形
成物質の化学結合が破壊され、その結果、イオン化され
た酸素、オゾン、水分、酸化窒素等と作用して表面は低
抵抗化し、特に高湿中での静電荷保持力が減少し、画像
のシャープネス性が損なわれる場合が少なくない。ま
た、紙粉などの付着物が感光体の電荷保持能力を低下せ
しめ画像流れの原因となる場合が多い。
ため特に樹脂の性能が重要であり、耐久性の優れた樹脂
が要望されていた。最近になりこれらを満足する樹脂と
してビスフェノールAを骨格とするポリカーボネート樹
脂(以下、ビスフェノールA型ポリカーボネートとい
う)が表面層のバインダーとして研究される様になって
きた。
てのポリカーボネート樹脂は一般に表面自由エネルギー
が大きく、表面に現像剤(以下トナーと略す)が付着し
やすい。この状況で画像出しを行うと、全面黒画像上
(以下ベタと略す)に白状のポチが多数、あらわれると
いう現象が起こりやすい。
バインダー樹脂と電荷輸送材を溶剤に溶解して塗工、乾
燥することにより膜を形成する。このような条件で成膜
された樹脂は、その内部構造中に残留歪み応力を持って
おり、ポリカーボネート樹脂は特にその傾向が強く、い
わゆるソルベントクラックが発生しやすいという欠点を
有する。こうして作成された感光体を取り扱う、或は電
子写真装置に装着する場合、例えば人の手が触れたり、
装置に用いている様々なオイル等に接触すると感光体に
クラックが生じやすく、クラックが生じた場合には欠陥
画像となって現れる。
タンゴムなどでクリーニングを行うと削れ量が大きくな
ってしまい、耐久枚数を多くする事困難である等の問題
点があった。
問題点を解決した静電荷像現像用現像剤及び画像形成方
法を提供することを目的とする。
くく、且つ高解像性、高ハイライト再現性、高細線再現
性に優れた静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法を提
供することを目的とする。
画質劣化の生じることのない高画質画像を維持できる静
電荷像現像用現像剤及び画像形成方法を提供することを
目的とする。
定性を有する静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法を
提供することを目的とする。
な静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法を提供するこ
とを目的とする。
帯電安定性が耐久後においても得られる静電荷像現像用
現像剤及び画像形成方法を提供することを目的する。
び造粒性の良好な静電荷像現像用現像剤及び画像形成方
法を提供することを目的とする。
及び帯電性が良好な静電荷像現像用現像剤及び画像形成
方法を提供することを目的とする。
に左右されにくく、各環境下で安定した摩擦帯電性を有
する静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法を提供する
ことを目的とする。
性に優れ、多数枚耐久後においても優れた画像をクリー
ニング不良が発生することなく良好な得ることの出来る
画像形成方法を提供することを目的する。
の構成により上記目的を達成するものである。
アを有する静電荷像現像用現像剤において、該トナー
は、少なくとも重合性単量体、着色剤及びポリエステル
樹脂を有する重合性単量体組成物を使用して、懸濁重合
法により直接的に得られたトナーであり、該キャリア
は、5乃至100μmの平均粒径及び3.0g/cm3
以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリアの磁気特性
は、(i)磁気的に飽和した後の1000エルステッド
における磁化の強さ(σ1000)が30乃至150emu
/cm3 であり、(ii)磁場0エルステッドにおける
磁化の強さ(残留磁化:σr)が25emu/cm3 以
上であり、(iii)保磁力が300エルステッド未満
であり、かつ(iv)下記式
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする静電荷像現像用現像剤に関
する。
アを有する静電荷像現像用現像剤において、該トナー
は、少なくとも重合性単量体、着色剤及びスチレン−ブ
タジエン樹脂を有する重合性単量体組成物を使用して、
懸濁重合法により直接的に得られたトナーであり、該ス
チレン−ブタジエン樹脂の共重合比(スチレン:ブタジ
エン)が95:5〜65:35であり、該キャリアは、
5乃至100μmの平均粒径及び3.0g/cm3 以下
の嵩密度を有しており、かつ該キャリアの磁気特性は、
(i)磁気的に飽和した後の1000エルステッドにお
ける磁化の強さ(σ1000)が30乃至150emu/c
m3 であり、(ii)磁場0エルステッドにおける磁化
の強さ(残留磁化:σr)が25emu/cm3 以上で
あり、(iii)保磁力が300エルステッド未満であ
り、かつ(iv)下記式
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする静電荷像現像用現像剤に関
する。
アを有する静電荷像現像用現像剤において、該トナー
は、懸濁重合法により直接的に得られた、少なくとも着
色剤、樹脂、酸成分を含有するビニル系樹脂及びポリエ
ステル樹脂を含有するトナーであり、該キャリアは、5
乃至100μmの平均粒径及び3.0g/cm3 以下の
嵩密度を有しており、かつ該キャリアの磁気特性は、
(i)磁気的に飽和した後の1000エルステッドにお
ける磁化の強さ(σ1000)が30乃至150emu/c
m3 であり、(ii)磁場0エルステッドにおける磁化
の強さ(残留磁化:σr)が25emu/cm3 以上で
あり、(iii)保磁力が300エルステッド未満であ
り、かつ(iv)下記式
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする静電荷像現像用現像剤に関
する。
単量体、着色剤及びスチレン−ブタジエン樹脂を含有す
る重合性単量体組成物を使用して懸濁重合法により直接
的に得られたトナーであり、該スチレン−ブタジエン樹
脂の共重合比(スチレン−ブタジエン)が95:5乃至
65:35であるトナーを含有する静電荷像現像用現像
剤であり、該現像剤は、0.01乃至0.2μmの平均
粒径及び20乃至98%の疎水化度を有する酸化チタン
を含有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤に関
する。
単量体、着色剤、ポリエステル樹脂及びスチレン−ブタ
ジエン樹脂を含有する重合性単量体組成物を使用して懸
濁重合法により直接的に得られたトナーであり、該スチ
レン−ブタジエン樹脂の共重合比(スチレン:ブタジエ
ン)が95:5乃至65:35であるトナーを含有する
静電荷像現像用現像剤であり、該現像剤は、0.01乃
至0.2μmの平均粒径及び20乃至98%の疎水化度
を有する酸化チタンを含有することを特徴とする静電荷
像現像用現像剤に関する。
性単量体、着色剤、酸成分を有するビニル系樹脂及びポ
リエステル樹脂を含有する重合性単量体組成物を使用し
て懸濁重合法により直接的に得られたトナーを含有する
静電荷像現像用現像剤であり、該現像剤は、0.01乃
至0.2μmの平均粒径及び20乃至98%の疎水化度
を有する酸化チタンを含有することを特徴とする静電荷
像現像用現像剤に関する。
支持体、及び電荷発生層及び電荷輸送層の積層構造を有
する感光層を有している電子写真感光体を使用して潜像
画像を形成し、該潜像画像を現像剤を用いて顕像化し転
写材に転写形成する画像形成方法において、該電子写真
感光体の表面層には、フッ素原子及び/或いは珪素原子
を有する物質が存在し、かつXPS測定による該フッ素
原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、該現像剤は、トナー及びキャリアを有してお
り、該トナーは、少なくとも重合性単量体、着色剤及び
ポリエステル樹脂を有する重合性単量体組成物を使用し
て、懸濁重合法により直接的に得られたトナーであり、
該キャリアは、5乃至100μmの平均粒径及び3.0
g/cm3 以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリア
の磁気特性は、(i)磁気的に飽和した後の1000エ
ルステッドにおける磁化の強さ(σ1000)が30乃至1
50emu/cm3 であり、(ii)磁場0エルステッ
ドにおける磁化の強さ(残留磁化:σr)が25emu
/cm3 以上であり、(iii)保磁力が300エルス
テッド未満であり、かつ(iv)下記式
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする画像形成方法に関する。
支持体、及び電荷発生層及び電荷輸送層の積層構造を有
する感光層を有している電子写真感光体を使用して潜像
画像を形成し、該潜像画像を現像剤を用いて顕像化し転
写材に転写形成する画像形成方法において、該電子写真
感光体の表面層には、フッ素原子及び/或いは珪素原子
を有する物質が存在し、かつXPS測定による該フッ素
原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、該現像剤は、トナー及びキャリアを有してお
り、該トナーは、少なくとも重合性単量体、着色剤及び
スチレン−ブタジエン樹脂を有する重合性単量体組成物
を使用して、懸濁重合法により直接的に得られたトナー
であり、該キャリアは、5乃至100μmの平均粒径及
び3.0g/cm3 以下の嵩密度を有しており、かつ該
キャリアの磁気特性は、(i)磁気的に飽和した後の1
000エルステッドにおける磁化の強さ(σ1000)が3
0乃至150emu/cm3 であり、(ii)磁場0エ
ルステッドにおける磁化の強さ(残留磁化:σr)が2
5emu/cm3 以上であり、(iii)保磁力が30
0エルステッド未満であり、かつ(iv)下記式
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする画像形成方法に関する。
支持体、及び電荷発生層及び電荷輸送層の積層構造を有
する感光層を有している電子写真感光体を使用して潜像
画像を形成し、該潜像画像を現像剤を用いて顕像化し転
写材に転写形成する画像形成方法において、該電子写真
感光体の表面層には、フッ素原子及び/或いは珪素原子
を有する物質が存在し、かつXPS測定による該フッ素
原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、該現像剤は、トナー及びキャリアを有してお
り、該トナーは、懸濁重合法により直接的に得られた、
少なくとも着色剤、樹脂、酸成分を含有するビニル系樹
脂及びポリエステル樹脂を含有するトナーであり、該キ
ャリアは、5乃至100μmの平均粒径及び3.0g/
cm3 以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリアの磁
気特性は、(i)磁気的に飽和した後の1000エルス
テッドにおける磁化の強さ(σ1000)が30乃至150
emu/cm3 であり、(ii)磁場0エルステッドに
おける磁化の強さ(残留磁化:σr)が25emu/c
m3以上であり、(iii)保磁力が300エルステッ
ド未満であり、かつ(iv)下記式
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする画像形成方法に関する。
性支持体、及び電荷発生層及び電荷輸送層の積層構造を
有する感光層を有している電子写真感光体を使用して潜
像画像を形成し、該潜像画像を現像剤を用いて顕像化し
転写材に転写形成する画像形成方法において、該電子写
真感光体の表面層には、フッ素原子及び/或いは珪素原
子を有する物質が存在し、かつXPS測定による該フッ
素原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、該現像剤は、少なくとも重合性単量体、着色
剤及びスチレン−ブタジエン樹脂を含有する重合性単量
体組成物を使用して懸濁重合法により直接的に得られた
トナーであり、該スチレン−ブタジエン樹脂の共重合比
(スチレン:ブタジエン)が95:5乃至65:35で
あるトナー及び0.01乃至0.2μmの平均粒径及び
20乃至98%の疎水化度を有する酸化チタンを含有す
ることを特徴とする画像形成方法に関する。
性支持体、及び電荷発生層及び電荷輸送層の積層構造を
有する感光層を有している電子写真感光体を使用して潜
像画像を形成し、該潜像画像を現像剤を用いて顕像化し
転写材に転写形成する画像形成方法において、該電子写
真感光体の表面層には、フッ素原子及び/或いは珪素原
子を有する物質が存在し、かつXPS測定による該フッ
素原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、該現像剤は、少なくとも重合性単量体、着色
剤、ポリエステル樹脂及びスチレン−ブタジエン樹脂を
含有する重合性単量体組成物を使用して懸濁重合法によ
り直接的に得られたトナーであり、該スチレン−ブタジ
エン樹脂の共重合比(スチレン:ブタジエン)が95:
5乃至65:35であるトナー及び0.01乃至0.2
μmの平均粒径及び20乃至98%の疎水化度を有する
酸化チタンを含有することを特徴とする画像形成方法に
関する。
性支持体、及び電荷発生層及び電荷輸送層の積層構造を
有する感光層を有している電子写真感光体を使用して潜
像画像を形成し、該潜像画像を現像剤を用いて顕像化し
転写材に転写形成する画像形成方法において、該電子写
真感光体の表面層には、フッ素原子及び/或いは珪素原
子を有する物質が存在し、かつXPS測定による該フッ
素原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、該現像剤は、少なくとも重合性単量体、着色
剤、酸成分を有するビニル系樹脂及びポリエステル樹脂
を含有する重合性単量体組成物を使用して懸濁重合法に
より直接的に得られたトナー及び0.01乃至0.2μ
mの平均粒径及び20乃至98%の疎水化度を有する酸
化チタンを含有することを特徴とする画像形成方法に関
する。
決すべく鋭意検討の結果、現像極での磁場においてキャ
リアの磁化の強さを30乃至150emu/cm3 にす
ることで潜像に対して忠実なカブリのない鮮明な画像を
形成することができることを見い出した。これは、現像
極における磁場の強さは、一般に1000エルステッド
程度であり、そのときのキャリアの磁化の強さが弱いこ
とで、現像剤の磁気ブラシが短く、密になり、更に、ブ
ラシが柔らかくなることで潜像に対して忠実な現像が達
成できたものと考えられる。このような磁気ブラシが短
く、密で、柔らかくなることにより、特に現像剤を振動
させる交番電界を印加する現像においては、現像効率が
上り、また、より高い忠実な現像ができると考えられ
る。また、本発明のもう一つの効果である画質の劣化を
防止し、初期の高画質画像を維持できるのは、このよう
な低磁気力のキャリアを用いることで、現像スリーブに
現像剤をコートする際、規制部材付近でのキャリアブラ
シの磁気的な結合力が弱く、穂が柔らかいためにトナー
に対してシェアを余りかけないことから、トナー表面が
削り取られにくくなり、初期の高画質画像を長期にわた
って維持できると考えられる。
ア付着は磁場の強さが0乃至300エルステッドにおい
て生じやすく、そのときのキャリアの磁化の強さがある
程度高いときには起こらないことが判明した。また、キ
ャリア付着は現像のバイアス条件にも左右され、特に交
番電界による現像を行う場合、直流電界に比べ、キャリ
アが電荷を有すると現像され易くなり、それを現像スリ
ーブにひきとめるには磁気力が必要となる。従って、キ
ャリア付着を抑えるためには上記磁場における磁化の強
さが必要であると考えられる。そこで本発明は、図1の
ヒステリシスカーブに示されるように1000エルステ
ッドでの磁化の強さσ1000は30乃至150emu/c
m3 と従来キャリアに比べ小さいながらも、0乃至30
0エルステッドでの磁化の強さを強くすることによっ
て、高画質化を計りつつ、キャリア付着を防ぐことがで
きると考えられる。
は、保磁力も大きいいわゆる永久磁石のようなハードフ
ェライトの如き磁性材料であり、前述のように自己凝集
によるトナーとの混合性や現像剤搬送性の不良が生じて
しまい、現像剤担持体が回転磁芯アプリケータの如き、
大型で特殊な現像器が必要となる。
材料を用いるのではなく、保磁力が300エルステッド
未満であるキャリアを用いることにより、固定磁芯系現
像剤担持体を用いた小型現像器でもトナーとの混合性、
現像剤搬送性の良好な現像剤が達成できると考えられ
る。
ア粒子の磁気特性が以下のようになることが必要であ
る。
ルステッドにおける磁化の強さ(σ1000)は30乃至1
50emu/cm3 であることが必要である。さらに高
画質化を達成するために好ましくは、30乃至120e
mu/cm3 が良い。150emu/cm3 より大きい
場合には、現像極での現像剤ブラシの密度が従来とあま
り変わらず、本発明のような高画質な画像が得られにく
くなる。30emu/cm3 未満の場合には、0乃至3
00エルステッドにおける磁気的な拘束力も減少するた
めにキャリア付着を生じてしまう。
の強さ(残留磁化)が、25emu/cm3 以上である
ことが必要である。25emu/cm3 未満であると、
特に高画質化のためにコントラスト電位を大きくとった
り、または、振幅の大きい交番電界を用いる現像システ
ムにおいて、キャリア付着が生じやすくなり、現像後の
転写プロセスにおいてキャリア付着部分が転写不良を起
こす等により、高画質な画像が得られない。
であることが必要である。300エルステッド以上であ
るとキャリア自体の自己凝集のために、トナーとの混合
性に劣ったり、特に、固定磁石を内包した現像スリーブ
においてキャリアが容易に動くことができず、画像スリ
ーブ上での搬送性が悪くなり、現像剤のコート状態が悪
くなるために高画質な画像が得られない。
0乃至300エルステッド近傍における磁化の強さであ
る。従って、下記式
せた後の1000及び300エルステッドにおける磁化
の強さ(emu/cm3 )を示す。〕を満たすことが必
要である。更に、好ましくは、この値が0.30以下で
ある。ここで、図2のヒステリシスカーブをもって説明
する。この値が0.40を越えると、本発明の高画質化
を計りつつ、キャリア付着を防ぐという効果を両立でき
なくなる。すなわち、σ1000を満足するような値をとる
と高画質化ははかれる反面、キャリア付着を生じやすく
なる。また、σ300 を満足するような値をとるとキャリ
ア付着は防ぐことができる反面、σ1000の値が大きくな
ることで本発明のような高画質な画像を得ることができ
なくなる。
リアは、キャリア付着が生じにくく、かつ高解像性、高
ハイライト再現性、高細線再現性に優れている。
理研電子(株)製の直流磁化B−H特性自動記録装置B
HH−50を用いて行った。磁性材料は、一般に10キ
ロエルステッドの磁場で飽和するため、本発明において
キャリアの飽和磁化は10キロエルステッドの値をもっ
てその値とした。従って、磁気特性値は±10キロエル
ステッドの磁場を作り、そのときのヒステリシスカーブ
より求めた。本発明における磁気特性は、サンプルを円
筒状のプラスチック容器にゆるく入れた後、10キロの
磁場をかけて着磁した状態で強くパッキングを行い固定
し、その状態での磁気特性を測定した。これを本発明の
磁気特性として用いた。その時のサンプルホルダーの体
積は0.332cm3 であり、これをもって単位体積当
たりの磁化の強さを求めた。
至100μmの平均粒径を有していることが良く、更に
好ましくは20乃至80μmである。5μmより小さい
と感光体へのキャリア付着が生じ易くなり、また、10
0μmを越えると現像極における磁気ブラシが粗になり
高画質な画像が得られない。なお、本発明におけるキャ
リアの粒径は、光学顕微鏡によりランダムに300個以
上抽出し、ニレコ社製の画像処理解析装置Luzex3
により水平方向フェレ径をもってキャリア粒径として、
測定した。
/cm3 以下の嵩密度を有していることが良い。3.0
g/cm3 を越えると現像スリーブの回転により、キャ
リアがスリーブ上に磁気的に保持される力に比べ、キャ
リア1個にかかる遠心力が大きくなり、キャリア飛散を
生じ易くなる。なお、本発明におけるキャリアの嵩密度
の測定は、JIS Z 2504に記載の方法に準じて
行った。
球形であり、球形度は、2以下が好ましい。上記球形度
が2を越えると、現像剤としての流動性が劣るようにな
り、現像極において磁気ブラシの形状が悪くなるために
高画質な画像が得られなくなる。なお、本発明における
キャリアの球形度の測定は、東芝(株)社製フィールド
エミッション走査電子顕微鏡S−800によりキャリア
をランダムに300個以上抽出し、ニレコ社製の画像処
理解析装置Luzex3を用いて、次式によって導かれ
る形状係数を求めることで行った。
ている。
1013Ω・cmの比抵抗を有していることが良い。10
3 Ω・cm未満では、バイアス電圧を印加する現像方法
では現像領域においてスリーブから感光体表面へと電流
がリークし、良好な画像が得られない。また、1013Ω
・cmを越えると、低湿の如き条件下でチャージアップ
現象を引き起こし、濃度ウス、転写不良、カブリ等の画
像劣化の原因となる。なお、本発明において、キャリア
の比抵抗の測定には、図3の如き測定方法を用いた。す
なわち、セルAに、キャリアを充填し、該充填キャリア
に接するように電極1及び2を配し、該電極間に電圧を
印加し、そのとき流れる電流を測定することにより比抵
抗を求める方法を用いた。上記測定方法においては、キ
ャリアが粉末であるために充填率に変化が生じ、それに
伴い比抵抗が変化する場合があり、注意を要する。本発
明における比抵抗の測定条件は、充填キャリアと電極と
の接触面積S=約2.3cm2 、厚みd=約1mm、上
部電極2の荷重275g、印加電圧100Vとした。
流計、5は電圧計、6は定電圧装置、7はキャリア、8
はガイドリングを示す。
である前出の磁気特性を達成するために、金属酸化物磁
性材料あるいは、鉄系の合金、例えば、炭素鋼、クロム
鋼、コバルト−クロム鋼、バイカロイ、アルニコ合金等
を用いることが必要である。好ましくは、周期律表IA
族、IIA族、IIIA族、IVA族、VA族、VIA
族、IB族、IIB族、IVB族、VB族、VIB族、
VIIB族及びVIII族からなる群から選ばれる元素
を少なくとも1種類以上含有しており、かつその他の元
素の含有量が1重量%未満であるフェライト粒子が良
い。他の元素が入ると本発明に用いられる所望の磁気特
性示すキャリアが得られにくくなり、また、抵抗が下が
り易くなるため好ましくない。
構造単相、マグネットプランバイト構造単相、少なくと
もスピネル構造またはマグネットプランバイト構造を有
する複合相、スピネル構造及びマグネットプランバイト
構造の複合相であり、そのとき、スピネル相とマグネッ
トプランバイト相とのモル比が1:1乃至10:1が好
ましく用いられる形態である。また、スピネル構造、マ
グネットプランバイト構造を有する磁性粒子は互いに余
り反応しないことが好ましい。
気的に飽和した後の1000エルステッドにおける磁化
の強さ(σ1000)が30乃至150emu/cm3 であ
り、残留磁化σrが25emu/cm3 以上であり、保
磁力が300エルステッド未満の磁気特性を有するキャ
リアを得ることができる。
の測定は、X線回折法及び蛍光X線を用いて行った。
アトマイズ法等の製造方法によって製造が可能であり、
必要に応じて2種以上の結晶微粉末を混合焼結させる等
の方法により、上記の特定の磁気特性を持つキャリアを
製造することもできる。
飽和させた後に用いることで本発明の特徴的な磁気特性
を達成することが容易となる。なお、磁気的な飽和の方
法として、直流の電磁石により±10キロエルステッド
の磁場中にキャリア粒子を暴露すること等が挙げられ
る。
ロールを行ったり、耐久性を向上させるために、必要に
応じてキャリア粒子表面を任意の樹脂でコートして用い
ることができる。コート樹脂としては、公知の適当な樹
脂を用いることができるが、例えば、アクリル系樹脂、
フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、エポキシ系樹脂等が挙
げられる。
ナーとしては、以下の構成を有していることにより、本
発明の前述の目的を達成することが出来る。すなわち、
本発明(第1発明)において、トナーは、少なくとも重
合性単量体、着色剤及びポリエステル樹脂を有する重合
性単量体組成物を使用して懸濁重合法により直接的に得
られたトナーであることにより、優れた定着性及び帯電
安定性を有することが可能となる。
ーは、少なくとも重合性単量体、着色剤及びスチレン−
ブタジェン樹脂を有する重合性単量体組成物を使用して
懸濁重合法により直接的に得られたトナーであり、該ス
チレン−ブタジエン樹脂の共重合比(スチレン:ブタジ
エン)が95:5〜65:35であることにより、着色
力及びトナー製造時の造粒性が良好となる。
ーは、懸濁重合法により直接的に得られた、少なくとも
着色剤、樹脂、酸成分を含有するビニル系樹脂及びポリ
エステル樹脂を含有するトナーであることにより、定着
性に優れかつ良好な帯電安定性が耐久後においても得る
ことが可能となる。
は、転写材、特に紙とトナー樹脂とのぬれ性の観点か
ら、カルボキシ基、水酸基、アミド基等の多くの極性成
分を含有するポリエステル樹脂をトナーに添加すること
により、定着性が向上し、さらにポリエステル樹脂の添
加によってトナーの帯電が向上し、帯電安定性に有効で
あることを見い出した。
が、極性物質がトナー表面に偏在しやすいという懸濁重
合法特有の製法により、ポリエステル樹脂の性質が少量
においても発揮されたものと推察される。
は、重合性単量体に可溶なものであればどのようなもの
でもよいが、帯電の安定性の面から、ポリエステルの酸
価が30mgKOH/g以下であることが好ましい。
を越えると、トナー表面にポリエステルが多く偏在し過
ぎ、吸水性が急速に増大するため帯電の環境安定性が低
下する。
で変性した樹脂は、極性成分を保ったまま重合性単量体
に対する溶解性が向上するため、スチレン系単量体で変
性したポリエステルを用いると、より一層懸濁状態が安
定化して、より優れた帯電特性を持つトナーが得られる
ため好ましい。
上記した酸価を保つものであれば任意のものが使用可能
であり、例えば酸成分単量体としてはテレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、フマル酸、マレイン酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、しょうのう
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、トリメリット酸等が
有用であり、アルコール成分単量体としては、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シ
クロヘキサン、等のアルキレングリコール類及びポリア
ルキレングリコール類、ビスフェノールA、水素添加ビ
スフェノール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加
物、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール等が有用である。
量は、トナー100重量部に対して0.1乃至10重量
部であることが好ましい。
は、少な過ぎるため、ポリエステル樹脂添加の効果が見
られず、定着領域が狭くなり、また画質等が劣るものと
なり、10重量部を超える場合には、重量性単量体組成
物に溶解し難くなるため、トナー粒度分布が広くなり、
トナー飛散等が生じたりして、画質が低下しやすい。
合性単量体組成物にスチレン−ブタジエン共重合体を添
加することにより、重合法トナー製造工程中の造粒工程
において、非常に良好な着色力及び造粒性を有すること
ができる。この理由は、上記添加樹脂が顔料等の分散性
を向上させ、それに起因し造粒安定化効果が増加したた
めと考えている。
して、スチレン、ブタジエンの共重合比が95:5〜6
5:35であることが良い。
の弾性が低下してしまうため、樹脂添加の効果が発揮さ
れない。一方、65%未満であるとモノマー系の粘度が
急激に増大し、造粒性が低下する。
系樹脂はランダム共重合体、グラフト共重合体、ブロッ
ク共重合体等いかなる共重合体でも使用可能であるが、
より本発明の作用を効果的に発起しうる構成としては、
ブロック共重合体が好ましい。
由としては、ブロック共重合体の方が単量体に対する分
子鎖の広がりが減じられ、ブタジエンとしての弾性があ
る割合で確保されていることによると思われる。
レン−ブタジエン樹脂の含有量は、トナー100重量部
に対して0.1重量部以上10重量部以下であることが
好ましい。
は、添加量不十分のため、良好な造粒を得るほど、効果
が表れず、10重量部を越える場合には、添加量過剰ゆ
えに、トナー中の弾性成分が増加し、造粒性に悪影響を
及ぼすようになる。
酸性分を含有するビニル系樹脂及びポリエステル樹脂を
有していることから、前述の第1発明で説明したように
ポリエステル樹脂の作用により定着性良好となると共
に、トナーの帯電性が向上することに加えて、良好な帯
電安定性が耐久後においても得られることを見い出し
た。
性成分がトナー表面により存在しやすいため、本発明の
トナーの場合、酸価を有するビニル系樹脂及びポリエス
テル樹脂が、適度なバランスを持って両樹脂の性質が発
揮されるものと考える。
は、重合性単量体に可溶なものであればどのようなもの
でもよいが、帯電の安定性の面から、ポリエステルの酸
価が30mgKOH/g以下であることが好ましい。
を越えると、トナー表面にポリエステルが多く偏在し過
ぎ、吸水性が急速に増大するため帯電の環境安定性が低
下する。
で変性した樹脂は、極性成分を保ったまま重合性単量体
に対する溶解性が向上するため、スチレン系単量体で変
性したポリエステルを用いると、より一層懸濁状態が安
定化して、より優れた帯電特性を持つトナーが得られる
ため好ましい。
上記した酸価を保つものであれば、任意のものが使用可
能であり、例えば酸成分単量体としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、フマル酸、マレイン酸、
マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリ
ン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、しょう
のう酸、シクロヘキサンジカルボン酸、トリメリット酸
等が有用であり、アルコール成分単量体としては、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−ビス(ヒドロキシメチ
ル)シクロヘキサン、等のアルキレングリコール類及び
ポリアルキレングリコール類、ビスフェノールA、水素
添加ビスフェノール、ビスフェノールAのエチレンオキ
サイド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイ
ド付加物、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール等が有用である。
ル系樹脂としては、全体として酸価を有する構成であれ
ば任意の重合体が使用できる。
ル系樹脂(極性樹脂)としては、以下に例示するような
カチオン性重合体及びアニオン性重合体が挙げられる。
ル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミ
ノエチルなど含窒素単量体の重合体もしくはスチレン・
不飽和カルボン酸エステル等との共重合体が挙げられ
る。
ニトリル等のニトリル系単体、塩化ビニル等の含ハロゲ
ン系単量体、アクリル酸・メタクリル等の不飽和カルボ
ン酸、その他不飽和二塩基酸・不飽和二塩基酸無物、ニ
トロ系単量体等の重合体もしくはスチレン系単量体等と
の共重合体が挙げられる。
しては、酸価が5乃至100mgKOH/gのものが好
ましい。酸価が5mgKOH/g未満である場合は、帯
電性に与える影響が小さくなってしまうため、帯電立ち
上がりは、ポリエステル単独添加系と同等の効果となっ
てしまう。
OH/gを越える場合には、懸濁重合中で乳化粒子を生
じ易くなるため、トナー粒度分布が広くなる等の悪影響
を及ぼす。
成分を含有するビニル系樹脂の酸価の測定法を以下に示
す。
コに秤量し、メタノール:トルエン=30:70の混合
溶媒約50ml加えて樹脂を溶解する。溶解性がわるい
ようであれば少量のアセトンを加えてもよい。0.1%
のプロムチモールブルーとフェノールレッドの混合指示
薬を用い、あらかじめ標定されたN/10カ性カリ〜ア
ルコール溶液で滴定し、アルコールカリ液の消費量から
つぎの計算で酸価を求める。
記酸成分を含有するビニル系樹脂と上記ポリエステル樹
脂が下記条件 0.1≦X+Y≦10 900≧Ax×X>Ay×Y (式中、Xは、ビニル系樹脂の添加量を示し、Yはポリ
エステル樹脂の添加量を示し、Axは、ビニル系樹脂の
酸価(mgKOH/g)を示し、Ayは、ポリエステル
樹脂の酸価(mgKOH/g)を示す。)を満足するこ
とが好ましい。
性より、XとYの和は、0.1乃至10であることが好
ましい。XとYの和が10を超えると単量体系へ溶解す
る高分子量が多過ぎるため、系が不安定となり、トナー
1粒子当りの樹脂含有量が一定とならなくなってしまう
ため、顔料分散・帯電性等に悪影響が及ぼされる。
定・紙へのぬれ性等の効果が不十分となるため、画質・
定着性等に劣る。
添加したビニル系樹脂が懸濁重合中で乳化粒子と成り易
いため、トナーの粒度分布が広くなる等の悪影響を及ぼ
し、画像上にカブリ等の現象が生じる。
したポリエステルがトナー表面に偏在し難くなるため、
ポリエステルによる造粒安定効果が減じられる。
ると、トナー表面に存在するポリエステル量が極端に増
加し、トナー油滴安定化の効果が不十分となるためトナ
ー粒度分布が広くなってしまう。
は、現像剤に含有されるトナーと、例えば、カップリン
グ剤を加水分解しながら表面処理を行った、0.01乃
至0.2μmの平均粒径及び20乃至98%の疎水化度
を有している酸化チタン微粒子とを混合することによ
り、温度湿度等の環境に左右されにくい静電荷像現像用
トナーを得ることができる。
しての疎水性シリカでは達成できなかったものである。
身強いネガ帯電性であるのに対して、チタン微粒子はほ
ぼ中性の帯電性であることから、トナー粒子の帯電に影
響されずに一定した流動性が得られるためと考えられ
る。
明の酸化チタンは好適である。トナーを小粒径化すると
重量当りの表面積が増大し、摺擦による過剰帯電を生じ
やすくなる。これに対して帯電を制御し、流動性を付与
できる酸化チタン微粒子の効果は大きい。
至98%、好ましくは30乃至90%、より好ましくは
40乃至80%の疎水化度を有していることが良い。
の長期放置による帯電量低下が大きく、ハード側での帯
電促進の機構が必要となり、装置の複雑化となり、また
疎水化度が98%を超えると、酸化チタン自身の帯電コ
ントロールが難しくなり、結果として低湿下でトナーが
チャージアップしてしまう。
部に対して、好ましくは1乃至50重量部、より好まし
くは3乃至40重量部の処理量で処理することにより、
上記の疎水化度にすれば良い。
性付与の点から、0.01乃至0.2μmが良い。平均
粒径が0.2μmより大きいと流動性不良によるトナー
帯電が不均一となり、結果としてトナー飛散、カブリが
生じてしまう。また、平均粒径が0.01μmより小さ
いと、トナー表面に埋め込まれやすくなり、トナー劣化
が早く生じてしまい、耐久性が逆に低下してしまう。酸
化チタンを疎水化するための手段としては、カップリン
グ剤を用いて処理することが好ましい。
は、シランカップリング剤、チタンカップリング剤等、
疎水化処理可能なものが全て用いることができる。特に
好ましく用いられるのはシランカップリング剤であり、
下記一般式 Rm SiYn R:アルコオキシ基 m:1〜3の整数 Y:アルキル基 ビニル基、グリシドキシ基、メタクリル基を含む炭化水
素基 n:1〜3の整数 で表されるものが良く、例えばビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシ
ラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、イソブチルトリメトキシシラン、ジメチルジメ
トキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、トリメチル
メトキシシラン、ヒドロキシプロピリトリメトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、n−ヘキサデシルト
リメトキシシラン、n−オクタデシルトリメトキシシラ
ン等を挙げることができる。
処理は容易となるが疎水性が十分に達成されにくくな
り、aが12より大きいと疎水性は十分になるが、酸化
チタン粒子同士の合一が多くなり、流動性付与能が低下
してしまう。
きいと反応性が低下して疎水化が十分に行われなくなっ
てしまう。
2、好ましくは4〜8が良く、bは1〜3、好ましくは
1〜2が良い。
に示す。
化チタン微粉末の疎水化度を確認する実験的試験であ
る。
評価するために本明細書において規定される“メタノー
ル滴定試験”は次の如く行う。供試酸化チタン微粉体
0.2gを容量250mlの三角フラスコ中の水50m
lに添加する。メタノールをビューレットから酸化チタ
ンの全量が湿潤されるまで滴定する。この際フラスコ内
の溶液はマグネチックスターラーで常時攪拌する。その
終点は酸化チタン微粉体の全量が液体中に懸濁されるこ
とによって観察され、疎水化度は終点に達した際のメタ
ノール及び水の液状混合物中のメタノールの百分率とし
て表される。
タンが、固型分濃度0.1%でエタノール溶媒に分散さ
せた際の400nmの光長における光透過率40%以上
を有していることも一つの特徴である。
は、一次粒子径は0.01乃至0.2μmと非常に小さ
いものであるが、実際トナー粒子と混合されている状態
においては、必ずしも一次粒子の状態で分散しているわ
けでなく、二次粒子の状態で存在している場合もありう
る。従って、いくら一次粒子径が小さくても、二次粒子
として挙動する実効径が大きくては、本発明の効果を充
分に得ることが困難になってしまう。しかるに、液相中
に分散させた際の可視領域の下限波長である400mm
における光透過率が高いものほど、二次粒子径が小さ
く、流動性付与能OHPの投影像の鮮明さ等良好な結果
が期待できる。
示す。
EL *2 大日本インキ社製スーパーベッカミンJ−820
−60 *3 関西ペイント社製アミラックシンナー 上記配合を150ccマヨネーズ瓶に採取し、レッドデ
ビル社製ペイントコンディショナーにて1時間分散を行
う。 2.分散終了後、PETフィルムに2milのドクター
ブレードで塗布する。 3.2.を120℃×10分間加熱し、焼付けを行う。 4.3.のシートを日本分光製U−BEST 50にて
320〜800nmの範囲で透過率を測定し、比較す
る。
み合わせて用いるトナーとしては、以下の構成を有して
いることにより、本発明の前述の目的を達成することが
できる。
トナーは、少なくとも重合性単量体、着色剤及びスチレ
ン−ブタジエン樹脂を含有する重合性単量体組成物を使
用して懸濁重合法により直接的に得られたトナーであ
り、該スチレン−ブタジエン樹脂の共重合比(スチレ
ン:ブタジエン)が95:5乃至65:35であること
により、着色力及びトナー製造時の造粒性が良好とな
る。
ーは、少なくとも重合性単量体、着色剤、ポリエステル
樹脂及びスチレン−ブタジエン樹脂を含有する重合性単
量体組成物を使用して懸濁重合法により直接的に得られ
たトナーであり、該スチレン−ブタジエン樹脂の共重合
比(スチレン:ブタジエン)が95:5乃至65:35
であることにより、流動性、帯電性、着色力及びトナー
製造時の造粒性に優れるようになる。
ーは、少なくとも重合性単量体、着色剤、酸成分を含有
するビニル系樹脂及びポリエステル樹脂を含有する重合
性単量体組成物を使用して懸濁重合法により、直接的に
得られたトナーであることにより、定着性、流動性、造
粒性及び帯電性が良好となる。
は、重合性単量体組成物にスチレン−ブタジエン樹脂を
含有させることにより、着色性に優れ、かつ重合法トナ
ー製造工程中の造粒工程において、非常に良好な造粒性
を有することができる。この理由は、上記添加樹脂が顔
料等の分散性を向上させ、それに起因し造粒安定化効果
が増加したためと考えている。
して、スチレン、ブタジエンの共重合比が95:5〜6
5:35であることが良い。
の弾性が低下してしまうため、樹脂添加の効果が発揮さ
れない。一方、65%未満であると、モノマー系の粘度
が急激に増加し、造粒性が低下する。
系樹脂は、ランダム共重合体、グラフト共重合体、ブロ
ック共重合体等いかなる共重合体でも使用可能である
が、より本発明の作用を効果的に発起しうる構成として
は、ブロック共重合体が好ましい。
由としては、ブロック共重合体の方が単量体に対する分
子鎖の広がりが減じられ、ブタジエンとしての弾性があ
る割合で確保されていることによると思われる。
レン−ブタジエン樹脂の含有量は、トナーに対して0.
1重量部以上10重量部以下であることが好ましい。
添加量不十分のため、良好な造粒を得るほど、効果が表
れず、10質量部を越える場合には、添加量過剰ゆえ
に、トナー中の弾性成分が増加し、造粒性に悪影響を及
ぼすようになる。
合性単量体組成物にポリエステル樹脂を含有させること
により、帯電性が良好であり、かつ流動性も良好にする
ことができる。この理由としては、現在詳細に説明する
ことはできないが、水系中での懸濁重合をすることによ
り、極性成分がトナー表面に局在化しやすいということ
に起因して、カルボキシ基、水酸基、アミド結合等多く
の極性成分を含む、該ポリエステル樹脂がトナー表面に
偏在してくるからと考えている。
タジエン樹脂が含有されることにより、着色性が良好と
なり、かつ、重合法トナー製造工程中の造粒工程におい
て、非常に良好な造粒性を有することができる。この理
由は、上記添加樹脂が顔料等の分散性を向上させ、それ
に起因し造粒安定化効果が増加したためと考えている。
は、重合性単量体に可溶なものであればどのようなもの
でもよいが、帯電の安定性の面から、ポリエステルの酸
価が30mgKOH/g以下であることが好ましい。
を越えると、トナー表面にポリエステルが多く偏在し過
ぎ、吸水性が急速に増大するため帯電の環境安定性が低
下する。
で変性した樹脂は、極性成分を保ったまま重合性単量体
に対する溶解性が向上するため、スチレン系単量体で変
性したポリエステルを用いると、より一層懸濁状態が安
定化して、より優れた帯電特性を持つトナーが得られる
ため好ましい。
上記した酸価を保つものであれば任意のものが使用可能
であり、例えば酸成分単量体としてはテレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、フマル酸、マレイン酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、しょうのう
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、トリメリット酸等が
有用であり、アルコール成分単量体としては、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シ
クロヘキサン、等のアルキレングリコール類及びポリア
ルキレングリコール類、ビスフェノールA、水素添加ビ
スフェノール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加
物、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール等が有用である。
して、スチレン、ブタジエンの共重合比が95:5〜6
5:35であることが良い。
の弾性が低下してしまうため、樹脂添加の効果が発揮さ
れない。一方、65%未満であると造粒性が低下する。
系樹脂は、ランダム共重合体、グラフト共重合体、ブロ
ック共重合体等いかなる共重合体でも使用可能である
が、より本発明の作用を効果的に発起しうる構成として
は、ブロック共重合体が好ましい。
由としては、ブロック共重合体の方が単量体に対する分
子鎖の広がりが減じられ、ブタジエンとしての弾性があ
る割合で確保されていることによると思われる。
ン−ブタジエン樹脂とポリエステル樹脂の含有量の和
は、トナー100重量部に対して0.1重量部以上10
重量部以下であることが好ましい。含有量が、0.1重
量部未満の場合は、造粒性及び帯電特性に効果が表れに
くく、10重量部を越える場合には、過剰添加ゆえに造
粒性は悪化し、流動性をも悪化させる。
発明者らが、転写材、特に紙への定着性をトナー樹脂と
のぬれ性によって向上させることを考え、種々の検討を
行った結果カルボキシル基、水酸基、アミド結合等多く
の極性成分を含むポリエステル樹脂と、酸価を有するビ
ニル系樹脂とを添加したトナーに、外添剤として表面処
理を行った前述の酸化チタンを組み合わせることで、定
着性・流動性・造粒性・環境安定性等に優れたトナーが
得られることを見出した。
公報、特開昭60−238846号公報の手段だけでは
達成できなかったものである。
極性物質は油滴表面に偏在し易いという懸濁重合の特
徴を考えると、これら2つの樹脂がトナー表面に偏在し
ていて、これらのバランスによって重合中のトナー油滴
を安定化し、且つ樹脂の効果を発揮することができたた
め、重合法トナーにおいても紙へのぬれ性、造粒性、流
動性が向上しただけでなく、ポリエステル単独添加系よ
り更に帯電付与能が向上したため、帯電の立ち上がり等
の能力が一層向上し、そして更に、一般に知られてい
る流動向上剤としての疎水性シリカがそれ自身強いネガ
帯電性であるのに対して、本発明で使用している酸化チ
タンはほぼ中性の帯電性であるため、の手段だけで
は、不十分であった環境変化に伴うトナー帯電性の変化
が抑制されることに起因するものと思われる。
は、重合性単量体に可溶なものであればどのようなもの
でもよいが、帯電の安定性の面から、ポリエステルの酸
価が30mgKOH/g以下であることが好ましい。
を越えると、トナー表面にポリエステルが多く偏在し過
ぎ、吸水性が急速に増大するため帯電の環境安定性が低
下する。
で変性した樹脂は、極性成分を保ったまま重合性単量体
に対する溶解性が向上する。このため、スチレン系単量
体で変性したポリエステルを用いると、より一層懸濁状
態が安定化して、より優れた帯電特性を持つトナーが得
られるため好ましい。
上記した酸価を保つものであれば任意のものが使用可能
であり、例えば酸成分単量体としてはテレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、フマル酸、マレイン酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、しょうのう
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、トリメリット酸等が
有用であり、アルコール成分単量体としては、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シ
クロヘキサン、等のアルキレングリコール類及びポリア
ルキレングリコール類、ビスフェノールA、水素添加ビ
スフェノール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加
物、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール等が有用である。
ル系樹脂としては、全体として酸価を有する構成であれ
ば任意の重合体が使用できる。
ル系樹脂(極性樹脂)としては、以下に例示するような
カチオン性重合体及びアニオン性重合体が挙げられる。
ル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミ
ノエチルなど含窒素単量体の重合体もしくはスチレン・
不飽和カルボン酸エステル等との共重合体が挙げられ
る。
ニトリル等のニトリル系単体、塩化ビニル等の含ハロゲ
ン系単量体、アクリル酸・メタクリル等の不飽和カルボ
ン酸、その他不飽和二塩基酸・不飽和二塩基酸無物、ニ
トロ系単量体等の重合体もしくはスチレン系単量体等と
の共重合体が挙げられる。
しては、酸価が5乃至100mgKOH/gのものが好
ましい。酸価が5mgKOH/g未満である場合は、帯
電性に与える影響が小さくなってしまうため、帯電立ち
上がりは、ポリエステル単独添加系と同等の効果となっ
てしまう。
OH/gを越える場合には、懸濁重合中で乳化粒子を生
じ易くなるため、トナー粒度分布が広くなる等の悪影響
を及ぼす。
成分を含有するビニル系樹脂の酸価の測定法を以下に示
す。
コに秤量し、メタノール:トルエン=30:70の混合
溶媒約50ml加えて樹脂を溶解する。溶解性がわるい
ようであれば少量のアセトンを加えてもよい。0.1%
のプロムチモールブルーとフェノールレッドの混合指示
薬を用い、あらかじめ標定されたN/10カ性カリ〜ア
ルコール溶液で滴定し、アルコールカリ液の消費量から
つぎの計算で酸価を求める。
記酸成分を含有するビニル系樹脂とポリエステル樹脂が
下記条件 0.1≦a+b≦10 900≧A×a>B×b (式中、aは、ビニル系樹脂の添加量を示し、bはポリ
エステル樹脂の添加量を示し、Aは、ビニル系樹脂の酸
価(mgKOH/g)を示し、Bは、ポリエステル樹脂
の酸価(mgKOH/g)を示す。)を満足することが
好ましい。
は上記であることが好ましい。aとbの和が10を超え
ると、単量体系へ溶解する高分子量が多過ぎるため、系
が不安定となりトナー1粒子当たりの添加樹脂含有量が
一定とならなくなってしまう。このため、顔料分散・帯
電性等に悪影響が及ぼされる。
・帯電安定・紙へのぬれ性等の効果が不十分となるた
め、画質・定着性等に劣る。
加したビニル系樹脂が懸濁重合中で乳化粒子と成り易い
ため、トナーの粒度分布が広くなる等の悪影響を及ぼ
し、画像上にカブリ等の現象が生じる。Bとbの積が
0.1未満となると、添加したポリエステルがトナー表
面に偏在し難くなるため、ポリエステルによる帯電安定
効果が減じられる。
と、トナー表面に偏在するポリエステル量が極端に増加
し、トナー油滴安定化・及び帯電立ち上がりの効果が不
十分となるためトナー粒度分布が広く、且つ画像濃度ウ
ス・画質低下などの現象が生じてしまう。
用いる重合トナーに使用できる重合性単量体としては、
スチレン・o−メチルスチレン・m−メチルスチレン・
p−メチルスチレン・p−メトキシスチレン・p−エチ
ルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチル・
アクリル酸エチル・アクリル酸n−ブチル・アクリル酸
イソブチル・アクリル酸n−プロピル・アクリル酸n−
オクチル・アクリル酸ドデシル・アクリル酸2−エチル
ヘキシル・アクリル酸ステアリル・アクリル酸2−クロ
ルエチル・アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル
類、メチクリル酸メチル・メタクリル酸エチル・メタク
リル酸n−プロピル・メタクリル酸n−ブチル・タメク
リル酸イソブチル・メタクリル酸n−オクチル・メタク
リル酸ドデシル・メタクリル酸2−エチルヘキシル・メ
タクリル酸ステアリル・メタクリル酸フェニル・メタク
リル酸ジメチルアミノエチル・メタクリル酸ジエチルア
ミノエチル等のメタクリル酸エステル類その他アクリロ
ニトリル・メタクリロニトリル・アクリルアミド等の単
量体が挙げられる。これらの単量体は単独、または混合
して使用し得る。上述の単量体の中でも、スチレンまた
はスチレン誘導体を単独で、または他の単量体と混合し
て使用することがトナーの現像特性及び耐久性の点から
好ましい。
び第5発明)では、単量体系には、添加剤として極性基
を有する重合体・共重合体を添加して重合することがよ
り好ましい。該極性重合体・共重合体は、造粒時、粒子
表層部に集まるため、一種の殻のような状態となり、造
粒安定効果が得られ、更に帯電性が向上する。
を以下に例示する。
クリル酸ジエチルアミノエチル等含窒素単量体の重合体
もしくはスチレン・不飽和カルボン酸エステル等との共
重合体、アクリロニトリル等のニトリル系単量体、塩化
ビニル等の含ハロゲン系単量体、アクリル酸・メタクリ
ル酸等の不飽和カルボン酸、その他不飽和二塩基酸・不
飽和二塩基酸無水物、ニトロ系単量体等の重合体もしく
はスチレン系単量体等との共重合体、ポリエステル、エ
ポキシ樹脂等が挙げられる。
しては、トナーに対して0.1乃至10重量%が好まし
い。
のものが使用でき、例えば、カーボンブラック、鉄黒の
他、C.I.ダイレクトレッド1、C.I.ダイレクト
レッド4、C.I.アシッドレッド1、C.I.ベーシ
ックレッド1、C.I.モーダントレッド30、C.
I.ダイレクトブルー1、C.I.ダイレクトブルー
2、C.I.アシッドブルー9、C.I.アシッドブル
ー15、C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシ
ックブルー5、C.I.モーダントブルー7、C.I.
ダイレクトグリーン6、C.I.ベーシックグリーン
4、C.I.ベーシックグリーン6等の染料、黄鉛、カ
ドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ネーブ
ルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエロー
G、パーマネントイエローNCG、タートラジンレー
キ、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGT
R、ベンジジンオレンジG、カドミウムレッド、パーマ
ネントレッド4R、ウォッチングレッジカルシウム塩、
ブリリアンカーミン3B、ファストバイオレットB、メ
チルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブルー、アル
カリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、キナクリ
ドン、ローダミンレーキ、フタロシアニンブルー、ファ
ーストスカイブルー、ピグメントグリーンB、マラカイ
トグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等の
顔料がある。本発明においては重合法を用いてトナーを
得るため、着色剤の持つ重合阻害性や水相移行性に注意
を払う必要があり、好ましくは、表面改質、例えば、重
合阻害のない物質による疎水化処理を施しておいたほう
が良い。特に、染料系やカーボンブラックは、重合阻害
性を有しているものが多いので使用の際に注意を要す
る。染料系を表面処理する好ましい方法としては、あら
かじめこれら染料の存在下に重合性単量体を重合せしめ
る方法が挙げられ、得られた着色重合体を単量体系に添
加する。また、カーボンブラックについては、上記染料
と同様の処理の他、カーボンブラックの表面官能基と反
応する物質、例えば、ポリオルガノシロキサン等で処理
を行っても良い。
性粉を含有せしめてもよい。このような磁性粉として
は、磁場の中に置かれて磁化される物質が用いられ、
鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性金属の粉末若しく
は、マグネタイト、フェライトなどの化合物がある。特
に、本発明においては、重合法を用いてトナーを得るた
め、磁性体の持つ重合阻害性や水相移行性に注意を払う
必要があり、好ましくは、表面改質、例えば、重合阻害
のない物質による疎水化処理を施しておいたほうが良
い。
を良くする目的で、トナー中に炭化水素系化合物等一般
に離型剤として用いられているワックス類を配合しても
良い。本発明に用いられるワックス類としては、パラフ
ィン・ポリオレフィン系ワックス及び、これらの変性
物、例えば、酸化物やグラフト処理物の他、高級脂肪
酸、及びその金属塩、アミドワックス等が挙げられる。
これらワックスは環球法(JIS K 2531)によ
る軟化点が40〜130℃、好ましくは50〜120℃
を有するものが望ましく、軟化点が40℃以下ではトナ
ーの耐ブロッキング性及び保形性が不十分であり、13
0℃以上では離型性の効果が不十分となる。
もよく、添加量としては、トナーに対して0.1〜50
重量%が好ましい。
する目的でトナー材料中に荷電制御剤を添加しておくこ
とが望ましい。これら荷電制御剤としては、公知のもの
のうち、重合阻害性・水相移行性の殆ど無いものが用い
られ、例えば正荷電制御剤としてニグロシン系染料・ト
リフェニルメタン系染料・四級アンモニウム塩・グアニ
ジン誘導体・イミダゾール誘導体・アミン系及びポリア
ミン系化合物等が挙げられ、負荷電制御剤としては、含
金属サリチル酸系化合物・含金属モノアゾ系染料化合物
・尿素誘導体・スチレン−アクリル酸共重合体・スチレ
ン−メタクリル酸共重合体等が挙げられる。
1〜10重量%が好ましい。
開始剤、例えば、2,2′−アゾビス−(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、2,2′−アゾビスイソブチロ
ニトリル、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1−
カルボニトリル)、2,2′−アゾビス−4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイソブチ
ロニトリル等のアゾ系またはジアゾ系重合開始剤、ベン
ゾイルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシ
ド、ジイソプロピルペルオキシカーボネート、クメンヒ
ドロペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオ
キシド、ラウロイルペルオキシド等の過酸化物系重合開
始剤が挙げられる。これら重合開始剤は、重合性単量体
の0.5〜20重量%の添加量が好ましく、単独で、ま
たは併用しても良い。
するために、公知の架橋剤、連鎖移動剤を添加しても良
く、好ましい添加量としては、0.001〜15重量%
である。
以下の添加剤を用いることができ、更に、第4発明乃至
第6発明においては、以下の添加剤を酸化チタンと併用
することができる。
しては、トナー中に、或はトナーに添加した時の耐久性
の点から、トナー粒子の体積平均径の1/10以下の粒
径であることが好ましい。この添加剤の粒径とは、電子
顕微鏡におけるトナー粒子の表面観察により求めたその
平均粒径を意味する。これら特性付与を目的とした添加
剤としては、例えば、以下のようなものが用いられる。 1)流動性付与剤:金属酸化物(酸化ケイ素、酸化アル
ミニウム、酸化チタンなど)・カーボンブラック・フッ
化カーボン等。それぞれ、疎水化処理を行ったものが、
より好ましい。 2)研磨剤:金属酸化物(チタン酸ストロンチウム、酸
化セリウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸
化クロム等)・窒化物(窒化ケイ素等)・炭化物(炭化
ケイ素等)金属塩(硫酸カルシウム、硫酸バリウム、炭
酸カルシウム等)。 3)滑剤:フッ素系樹脂粉末(フッ化ビニリデン、ポリ
テトラフルオロエチレン等)・脂肪酸金属塩(ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等)等。 4)荷電制御性粒子:金属酸化物(酸化錫、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等)・カ
ーボンブラック等。
に対し、0.1〜10重量部が用いられ、好ましくは、
0.1〜5重量部が用いられる。これら添加剤は、単独
で用いても、また、複数併用しても良い。
ずれか適当な安定化剤を使用する。例えば、無機化合物
として、リン酸三カルシウム・リン酸マグネシウム・リ
ン酸アルミニウム・リン酸亜鉛・炭酸カルシウム・炭酸
マグネシウム・水酸化カルシウム・水酸化マグネシウム
・水酸化アルミニウム・メタケイ酸カルシウム・硫酸カ
ルシウム・硫酸バリウム・ベントナイト・シリカ・アル
ミナ等が挙げられる。有機化合物として、ポリビニルア
ルコール・ゼラチン・メチルセルロース・メチルヒドロ
キシプロピルセルロース・エチルセルロース・カルボキ
シメチルセルロースのナトリウム塩・ポリアクリル酸及
びその塩・デンプン等を水相に分散させて使用できる。
これら安定化剤は、重合性単量体100部に対して、
0.2〜20重量部を使用することが好ましい。
る場合、市販のものをそのまま用いても良いが、細かい
粒子を得るために、分散媒中にて該無機化合物を生成さ
せても良い。例えば、リン酸三カルシウムの場合、高攪
拌下において、リン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウ
ム水溶液を混合すると良い。
に、0.001〜0.1重量部の界面活性剤を使用して
もよい。これは上記分散安定化剤の所期の作用を促進す
るためのものであり、その具体例としては、ドデシルベ
ンゼン硫酸ナトリウム・テトラデシル硫酸ナトリウム・
ペンタデシル硫酸ナトリウム・オクチル硫酸ナトリウム
・オレイン酸ナトリウム・ラウリル酸ナトリウム・ステ
アリン酸カリウム・オレイン酸カルシウム等が挙げられ
る。
如き方法にて得られる。即ち、重合性単量体中に離型剤
・着色剤・荷電制御剤・重合開始剤その他の添加剤を加
え、ホモジナイザー・超音波分散機等によって均一に溶
解または分散せしめた単量体系を、分散安定剤を含有す
る水相中に通常の攪拌機またはホモミキサー・ホモジナ
イザー等により分散せしめる。好ましくは単量体液滴が
所望のトナー粒子のサイズ、一般に30μm以下の粒径
を有するように攪拌速度・時間を調整し、造粒する。そ
の後は分散安定剤の作用により、粒子状態が維持され、
且つ粒子の沈降が防止される程度の攪拌を行えば良い。
重合温度は40℃以上、一般的には50〜90℃の温度
に設定して重合を行う。また、重合反応後半に昇温して
も良く、更に、トナー定着時の臭いの原因等となる未反
応の重合性単量体、副生成物等を除去するために反応後
半、または、反応終了後に一部水系媒体を留去しても良
い。反応終了後、生成したトナー粒子を洗浄・濾過によ
り回収し、乾燥する。懸濁重合法においては、通常単量
体系100重量部に対して水300〜3000重量部を
分散媒として使用するのが好ましい。
画像形成方法に関して説明する。
感光体の表面層のフッ素原子またはケイ素原子を炭素原
子に対して特定の比率で含有させることにより、上記の
トナーの電子写真感光体への付着力が減少され、転写性
及びクリーニング性に優れ、多数枚耐久後においても優
れた画像をクリーニング不良が発生することなく良好に
得ることのできる画像形成方法が得られること見い出し
た。
明)は、少なくとも導電性支持体、及び荷電発生層及び
電荷輸送層の積層構造を有する感光層を有している電子
写真感光体を使用して潜像画像を形成し、該潜像画像を
現像剤を用いて顕像化し転写材に転写形成する画像形成
方法であり、該現像剤として前述の第1発明乃至第6発
明の現像剤を用い、更に、該電子写真感光体の表面層に
は、フッ素原子及び/或は珪素原子を有する物質が存在
し、かつXPS測定による該フッ素原子及び該珪素原子
と炭素原子のと比が下記条件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足することでより高画質の画質が耐久後においても
得ることができるものである。
ーを下げるものであり、転写性付着性を低下させる。一
方、炭素原子の存在はその表面エネルギーを挙げるもの
である。この比を規定することにより、本発明のよう
な、付着力の強いトナー構成においても、転写性が良く
クリーニング不良を発生しない構成となりうるものであ
る。
光体表面層のF/C及びSi/Cがそれぞれ0.01及
び0.03未満であると感光体表面エネルギーが高く、
トナーの転写性を悪化させ、F/C及びSi/Cがそれ
ぞれ1.00を越えるとクリーニング部材との摩擦係数
が下がり、逆にトナーのすり抜けクリーニング不良を発
生してしまう。
電子写真感光体における表面層がポリカーボネートを含
有することであり、更により好ましくは、該ポリカーボ
ネートが非対称性ジオールから合成されるものであるこ
とが良い。
な電子写真感光体となりうる。更に、好ましい構成とし
ては、電子感光体における感光層上に保護層を有し、且
つ該保護層にポリカーボネートを含有することが良い。
じる。
好ましい構成としては、本発明の電子写真感光体表面層
のXPS測定によるフッ素原子及び/或は珪素原子と酸
素原子との比が、下記条件 フッ素原子/酸素原子(F/O) 0.01以上 珪素原子/酸素原子(Si/O) 0.03以上 を満足することが好ましい。
し上記のように規定することにより、本発明の極性成分
を有する樹脂を含有するトナーに対する付着性をより好
ましく制御可能となる。
PS測定法について、以下記載する。
ALAB、200−X型、X線光電子分光装置を用いて
行った。
的に例示する。
ついて示す。
上に、電荷発生層と電荷輸送層を有する積層構造を有す
る感光層を有しているものである。更に本発明において
は、電荷輸送層上に保護層をもうけた構成でもかまわな
い。
電荷輸送層及び/或は、保護層にフッ素系化合物及び/
或はシリコン系化合物を含有してなることを特徴とす
る。
させる手段として、電荷輸送層及び/或は、保護層にポ
リカーボネートを含有させることが好ましい。
が非対称性ジオールを用いて合成されるポリカーボネー
トを含有させることが好ましい。
例示する。
フッ素系樹脂が上げられ、四フッ化エチレン、三フッ化
塩化エチレン、四フッ化エチレン六フッ化プロピレン、
フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、二フッ化二塩化エチ
レン及びそれらの共重合体の中から1種或はそれ以上が
適宜選択される。
る。
体、或は非フッ素系重合性単量体との重合、共重合から
合成されたフッ素含有セグメントを含有するブロック、
グラフトポリマー、界面活性剤、マクロモノマー等を単
独或は上記フッ素系樹脂との併用のかたちで用いること
ができる。
るフッ素系グラフトポリマーとの併用がフッ素系樹脂の
分散、及び本発明の特徴である表面F/C比をコントロ
ールを容易にする上でも好ましい。
例を以下に示すが、使用できる化合物の範囲はここに挙
げた範囲に何ら限定されるものではない。
メチル基を示し、R2 は水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基、アルコキシ基またはニトリル基を示し、その数
種類の組合せでもよく、kは1〜4の整数、mは1〜5
の整数であり、k+m=5であり、Rfは少なくとも1
個以上フッ素原子で置換されたアルキル基を示す。)
量直鎖状不飽和炭化水素、ハロゲン化ビニル、有機酸の
ビニルエステル、ビニル芳香族化合物、アクリル酸及び
メタクリル酸エステル類、N−ビニル化合物、ビニルケ
イ素化合物、無水マレイン酸、マレイン酸及びフマル酸
のエステル類等の1種または2種以上のものを用いるこ
とができるが、形成されたフッ素系グラフトポリマーが
添加される電荷輸送層及び/或は保護層の樹脂層と相溶
するもの、或は完全に相溶しないまでも、類似構造を有
し、両者間に少しでも親和性があるものを選択すること
が好ましい。
メチルシロキサン三次元架橋物、ジメチルシロキサン−
モノメチルシロキサン三次元架橋物、超高分子量ポリジ
メチルシロキサン、ポリジメチルシロキサンセグメント
を含有するブロックポリマー、グラフトポリマー、界面
活性剤、マクロモノマー、末端修飾ポリジメチルシロキ
サン等が用いられる。三次元架橋物の場合、微粒子等の
形状で用いられる粒径は0.01〜5μの範囲で使用可
能である。ポリジメチルシロキサン化合物の場合、その
分子量は3000〜5000000の範囲で使用可能で
ある。微粒子状のものは、バインダー樹脂と供に感光層
組成物として分散される。分散の方法としては、サンド
ミル、ボールミル、ロールミル、ホモジナイザー、ナノ
マイザー、ペイントシェイカー、超音波等が使用され
る。分散時には、分散助剤として上記グラフト、ブロッ
クポリマー、界面活性剤を使用することが好ましく、本
発明の特徴であるSi/C比をコントロールする上でも
併用することが好ましい。
いられる芳香族炭化水素系溶剤または、ハロゲン化芳香
族炭化水素系溶剤に可溶なポリカーボネートは、結晶性
を低下させる事により得られる。具体的には、例えば 1)ビスフェノールAと1種或は2種以上の非対称性ジ
オール化合物 2)1種或は2種以上の非対称性ジオール化合物 を用いたホスゲン法等の一般的なポリカーボネート合成
法により得ることができる。また、側鎖に炭素数3以上
の置換基を有するジオール化合物を用いても得ることが
できる。
物の代表的具体例を以下に示すが、本発明はこれらに限
定されることはない。
ーボネートにおける非対称性ジオール化合物の比率はジ
オール化合物中20重量%以上、特に50重量%以上が
好ましい。非対称性ジオール化合物の比率が20重量%
以下であると、芳香族炭化水素系溶剤またはハロゲン化
芳香族炭化水素系溶剤に対する溶解性が十分でなくな
り、塗工液の経時安定性も悪くなる。前述の芳香族炭化
水素系溶剤またはハロゲン化芳香族炭化水素系溶剤に可
溶なポリカーボネートの溶解度(25℃の温度下での溶
液100g中のポリカーボネートのg数)は1g以上、
特に5g以上が好ましい。溶解度が1g以下であると、
例えば電荷輸送層用塗工液を調製した際、その塗工溶液
の粘度が低過ぎ電荷輸送層として必要な適切な膜厚を得
ることができなくなる。
電荷発生層或は電荷輸送層の結着剤樹脂として用いる場
合に、その効果を大きくすることができる。
ゼン、トルエン、キシレン等、ハロゲン化芳香族炭化水
素系溶剤の例としては、モノクロルベンゼン、ジクロル
ベンゼン等が挙げられる。
する場合、導電性基体としては、アルミニウム、ステン
レス等の金属、紙、プラスチック等の円筒状シリンダー
またはフィルムが用いられる。これらの基体の上には、
バリアー機能と下引機能をもつ下引層(接着層)を設け
ることができる。
良、基体の保護、基体上の欠陥の被覆、基体からの電荷
注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護等のため
に形成される。下引層の材料としては、ポリビニルアル
コール、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポリエチレン
オキシド、エチルセルロース、メチルセルロース、エチ
レン−アクリル酸コポリマー、カゼイン、ポリアミド、
共重合ナイロン、ニカワ、ゼラチン、等が知られてい
る。これらはそれぞれに適した溶剤に溶解されて基体上
に塗布される。その膜厚は0.2〜2μ程度である。
質としてセレン−テルル、ピリリウム、チアピリリウム
系染料、フタロシアニン系顔料、アントアントロン顔
料、ジベンズピレンキノン顔料、ピラントロン顔料、ト
リスアゾ顔料、ジアゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、
キナクリドン系顔料、非対称キノシアニン、キノシアニ
ン或は特開昭54−143645号公報に記載のアモル
ファスシリコン等を用いることができ、電荷輸送物質と
しては、ピレン、N−エチルカルバゾール、N−イソプ
ロピルカルバゾール、N−メチル−N−フェニルヒドラ
ジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N,
N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチ
ルカルバゾール、N,N−ジフェニルヒドラジノ−3−
メチリデン−10−エチルフェノチアジン、N,N−ジ
フェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エチルフ
ェノキサジン、P−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
N,N−ジフェニルヒドラゾン、P−ジエチルアミノベ
ンズアルデヒド−N−α−ナフチル−N−フェニルヒド
ラゾン、P−ピロリジノベンズアルデヒド−N,N−ジ
フェニルヒドラゾン、1,3,3−トラメチルインドレ
ニン−ω−アルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾ
ン、P−ジエチルベンズアルデヒド−3−メチルベンズ
チアゾリノン−2−ヒドラゾン等のヒドラゾン類、2,
5−ビス(P−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4
−オキサジアゾール、1−フェニル−3−(P−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(P−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−〔キノリル(2)〕−3−(P−
ジエチルアミノスチリル)−5−(P−ジエチルアミノ
フェニル)ピラゾリン、1〔ピリジル(2)〕−3−
(P−ジエチルアミノスチリル)−5−(P−ジエチル
アミノフェニル)ピラゾリン、1−〔6−メトキシ−ピ
リジル(2)〕−3−(P−ジエチルアミノスチリル)
−5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1
−〔ピリジル(3)〕−3−(P−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−〔レピジル(2)〕−3−(P−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−3(P−ジエ
チルアミノスチリル)−4−メチル−5−(P−ジエチ
ルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔ピリジル
(2)〕−3−(α−メチル−P−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(P−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−フェニル−3−(P−ジエチルアミノスチリ
ル)−4−メチル−5−(P−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−フェニル−3−(α−ベンジル−
P−ジエチルアミノスチリル)−5−(P−ジエチルア
ミノフェイル)ピラゾリン、スピロピラゾリン等のピラ
ゾリン類、2−(P−ジエチルアミノスチリル)−6−
ジエチルアミノベンズオキサゾール、2−(P−ジエチ
ルアミノフェニル)−4−(P−ジメチルアミノフェニ
ル)−5−(2−クロロフェニル)オキサゾール等のオ
キサゾール系化合物、2−(P−ジエチルアミノスチリ
ル)−6−ジエチルアミノベンゾチアゾール等のチアゾ
ール系化合物、ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチル
フェニル)−フェニルメタン等のトリアリールメタン系
化合物、1,1−ビス(4−N,N−ジエチルアミノ−
2−メチルフェニル)ヘブタン、1,1,2,2−テト
ラキス−(4−N,N−ジメチルアミノ−2−メチルフ
ェニル)エタン等のポリアリールアルカン類等を用いる
ことができる。
3〜4倍量の結着剤樹脂、及び溶剤と共に、ホモジナイ
ザー、超音波、ボールミル、振動ボールミル、サンドミ
ル、アトライター、ロールミル等の方法でよく分散し、
塗布−乾燥されて形成される。その厚みは0.1〜1μ
程度である。
を用いる場合には、電荷発生物質をポリカーボネートと
共に芳香族炭化水素系溶剤またはハロゲン化芳香族炭化
水素系溶剤の単独或はそれらの混合溶剤に溶解するか、
前述のポリカーボネート樹脂を前述の溶剤で溶解した溶
液に電荷発生物質を分散させて得た塗工液を塗布するこ
とによって形成される。電荷発生物質の電荷発生層での
占める割合は30重量%以上、好ましくは80重量%以
上とすることができる。溶剤としては、トルエン、キシ
レン或はモノクロルベンゼンが特に有用である。この塗
工溶液を塗布する方法としては、例えば浸漬コーティン
グ法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティン
グ法、カーテンコーティング法等を用いることができ
る。
を用いる場合には、電荷輸送物質と前述のポリカーボネ
ートを前述の芳香族炭化水素系溶剤またはハロゲン化芳
香族炭化水素溶剤の単独或はそれらの混合溶剤に溶解し
て調製した塗工液を塗布することによって得られる。電
荷輸送物質と結着剤として用いた前述のポリカーボネー
ト樹脂との混合割合は、重量比で2:1〜1:2程度で
ある。溶剤としてはトルエン、キシレン或はモノクロル
ベンゼンが特に有用である。
ーティング法、スプレーコーティング法、スピンナーコ
ーティング法、カーテンコーティング法等が知られてい
る。電子写真感光体を効率的に精度良く、大量生産する
には浸漬コーティング法が最良であり、特に浸漬コーテ
ィング法におけるポットライフが前述のポリカーボネー
トを用いることにより、大幅に改善することができるの
で、浸漬コーティング法を用いた製造の生産性を大幅に
向上させることができる。電荷輸送層を塗布形成した
後、10℃〜200℃好ましくは20℃〜150℃の温
度で5分〜5時間、好ましくは10分〜2時間の範囲で
送風乾燥または静止乾燥を行い、5〜20μの電荷輸送
層が得られる。
する。これらは本発明を何ら限定するものではない。
法を用いて行った。
A−II型(コールター社製)を用い、個数平均分布、
体積平均分布を出力するインターフェイス(日科機製)
及びCX−1パーソナルコンピューター(キヤノン製)
を接続し電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%Na
Cl水溶液を調製する。
50ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアル
キルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さら
に測定試料を0.5〜50mg加える。試料を懸濁した
電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行
い、前記コールターカウンターTA−II型により、ア
パチャーとして100μmアパチャーを用いて2〜40
μmの粒子を粒度分布を測定して体積平均分布、個数平
均分布を求める。
より、重量平均粒径D4を得る。
方法を用いて行った。
置の説明図である。先ず、底に500メッシュのスクリ
ーン13のある金属製の測定容器12に摩擦帯電量を測
定しようとするトナーとキャリヤの重量比1:19の混
合物を50〜100ml容量のポリエチレン製のビンに
入れ、約5〜10分間手で振盪し、該混合物(現像剤)
約0.5〜1.5gを入れ金属製のフタ14をする。こ
のときの測定容器12全体の重量を秤りW1 (g)とす
る。次に、吸引機11(測定容器12と接する部分は少
なくとも絶縁体)において、吸引口17から吸引し風量
調節弁16を調整して真空計15の圧力を250mmA
qとする。この状態で充分、好ましくは2分間吸引を行
いトナーを吸引除去する。このときの電位計19の電位
をV(ボルト)とする。ここで18はコンデンサーであ
り容量をC(μF)とする。また、吸引後の測定容器全
体の重量を秤りW2 (g)とする。このトナーの摩擦帯
電量(μc/g)は下式の如く計算される。
10gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液450gを投
入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特殊
機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
5万) 10g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
0gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
m着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、BET法による比表面積が、200m2 /gである
疎水性シリカ0.8重量部を外添し、重合トナーAを得
た。
造例Aで用いたポリエステル樹脂に代えて酸価20mg
KOH/gのポリエステル樹脂を用いた以外は同様の操
作を行って重合トナーBを得た。
造例Aで用いたフタロシアニン顔料に代えてカーボンブ
ラックを用いた以外は同様の操作を行って重合トナーC
を得た。
造例Aでの用いたポリエステル樹脂を使用しない以外は
同様の操作を行って重合トナーDを得た。
例Aで用いたポリエステル樹脂に代えて酸価30mgK
OH/gのポリエステル樹脂を用いる以外は同様の操作
を行って重合トナーEを得た。
3 =60モル%、CuO=20モル%、ZnO=20モ
ル%になるように秤量し、一方、Fe2 O3 =82モル
%、SrCO2 =10モル%、ZnO=8モル%になる
ように秤量し、それぞれボールミルを用いて混合を行っ
た。これらを各々仮焼した後、ボールミルにより粉砕を
行い、前記処方をそれぞれ2:1の割合で混合し、ポリ
ビニルアルコール、消泡剤および分散剤を加えスラリー
を作り、スプレードライヤーを用いて造粒乾燥して、焼
結を行った。さらに分級することで平均粒径が55μm
のキャリア粒子を得た。そのとき得られたキャリアの形
状はほぼ球形をしていた。また、X線回折および蛍光X
線の分析の結果、スピネル相(Cu−Zn−フェライ
ト)とマグネットプランバイト相(Srフェライト)と
の比は、ほぼ仕込量と同量の2:1になっていた。ま
た、嵩密度は、2.32g/cm3 であった。また、キ
ャリア粒子の抵抗を測定したところ、6.2×102 Ω
・cmであった。このキャリアを10キロエルステッド
の磁場で飽和させた後、磁気測定を行った結果、そのと
きの磁気特性は、σ1000=142emu/cm3 、σr
=104emu/cm3 、σ300 =122emu/cm
3 、
0.14であった。
−メタクリル酸2−エチルヘキシル(45/55)共重
合体(分子量=50000)を流動層式コート方法によ
りコーティングキャリアAを得た。その時のキャリアの
比抵抗は、9.5×1012Ω・cmであった。
3 =50モル%、CuO=20モル%、ZnO=30モ
ル%になるように秤量し、一方、Fe2 O3 =85モル
%、BaO=12モル%、ZnO=3モル%になるよう
に秤量し、それぞれボールミルを用いて混合を行った。
り粉砕を行い、前記処方をそれぞれ1.5:1の割合で
混合し、ポリビニルアルコール、消泡剤および分散剤を
加えスラリーを作り、スプレードライヤーを用いて造粒
乾燥して、焼結を行った。さらに分級することで平均粒
径が45μmのキャリア粒子を得た。そのとき得られた
キャリアの形状はほぼ球形をしていた。X線回折測定及
び蛍光X線測定の結果、スピネル相とマグネットプラン
バイト相(Bsフェライト)とのモル比はほぼ仕込量と
同じ比率(1.6:1)であった。また、嵩密度は、
2.30g/cm3 であった。また、キャリア粒子の抵
抗を測定したところ、9.2×102 Ω・cmであっ
た。このキャリアを10キロエルステッドの磁場で飽和
させた後、磁気測定を行った結果、そのときの磁気特性
は、σ1000=67emu/cm3 、σr=36emu/
cm3 、σ300 =52emu/cm3 、
0.22であった。
様にして表面コートし、キャリアBを得た。このときの
キャリアの比抵抗は1.3×1012Ω・cmであった。
3 =62モル%、ZnO=16モル%、CuO=22モ
ル%になるように秤量し、ボールミルを用いて混合を行
った。混合粉を仮焼し、その後、粉砕した。粉砕した試
料をスラリー状にし、そのスラリーをスプレードライヤ
ーに造粒し、造粒粉の焼結を行った。得られた焼結粉末
を風力分級機により分級し、平均粒径が50μmのキャ
リア粒子を得た。そのとき得られたキャリアの形状はほ
ぼ球形をしていた。また、嵩密度は、2.77g/cm
3 であった。また、キャリア粒子の抵抗を測定したとこ
ろ、4.0×109 Ω・cmであった。このキャリアを
10キロエルステッドの磁場における磁気測定を行った
結果、そのときの磁気特性は、σ1000=214emu/
cm3 、σr=2emu/cm3、σ300 =113emu
/cm3 、
47であった。
様にして表面コートし、キャリアCを得た。このときの
キャリアの比抵抗は3.2×1012Ω・cmであった。
3 =60モル%、SrCO3 =3モル%、ZnO=21
モル%、CuO=16モル%になるように秤量し、ボー
ルミルを用いて混合を行った。これをキャリア製造例C
と同様にして、平均粒径が52mのキャリア粒子を得
た。そのとき得られたキャリアの形状はほぼ球形をして
いた。X線回折測定及び蛍光X線測定の結果、スピネル
相(Cu−Znフェライト)とマグネットプランバイト
相(Srフェライト)とのモル比は、ほぼ15:1であ
った。また、嵩密度は、2.32g/cm3 であった。
また、キャリア粒子の抵抗を測定したところ、1×10
2 Ω・cmであった。このキャリアの磁気測定を行った
結果、そのときの磁気特性は、σ1000=58emu/c
m3 、σr=6emu/cm3 、σ300 =20emu/
cm3 、
0.66であった。
様にして表面コートし、キャリアDを得た。このときの
キャリアの比抵抗は1.5×1012Ω・cmであった。
化スズコート、平均一次粒径0.4μ)10重量部、フ
ェノール樹脂前駆体(レゾール型)10重量部、メタノ
ール重量部、及びブタノール10重量部をサンドミル分
散した後に、外径80mm、長さ360mmのアルミニ
ウムシリンダーに浸漬塗布し、140℃で硬化した後体
積抵抗5×109Ωcm、厚さ20μの導電層を設け
た。
トキシメチル化度約30%)10重量部
に、前記導電層上に浸漬塗布し、1μの下引層を設け
た。
0000)5重量部、
散し、この分散液を前記下引層上に浸漬塗布した後、
0.05μの電荷発生層を得た。
部、
型、分子量20000)10重量部
5重量部を撹拌混合した後、前記電荷発生層上に浸漬塗
布した。前記塗布済シリンダーを熱風乾燥後、20μの
電荷輸送層とした。
0.23μ、セントラルガラス社製)1重量部、下記ポ
リカーボネート樹脂(ビスフェノールZ、分子量800
00)6重量部、
リレートブロック共重合体(分子量30000)0.1
重量部
80重量部をサンドミルにて分散混合した。これに、下
記トリフェニルアミン3重量部
状に塗布し、5μの保護層を設け感光体Aとした。
面を剥離した後、VG社製ESCALAB200−X型
X線光電子分光装置にて表面元素の定量を行った。X
線源としてMgCa(300W)を用い、2×3mmの
領域について数Åの深さで測定した。製造例Aの感光体
Aの表面は、F原子5、2%、C原子81.3%であり
F/C比は0.064であった。
化スズコート、平均一次粒径0.4μ)10重量部、フ
ェノール樹脂前駆体(レゾール型)10重量部、メタノ
ール10重量部、及びブタノール10重量部をサンドミ
ル分散した後に、外径80mm、長さ360mmのアル
ミニウムシリンダーに浸漬塗布し、140℃で硬化した
後体積抵抗5×109 cm、厚さ20μの導電層を設け
た。
トキシメチル化度約30%)10重量部
に、前記導電層上に浸漬塗布し、1μの下引層を設け
た。
0000)5重量部、
散し、この分散液を前記下引層上に浸漬塗布した後、
0.05μの電荷発生層を得た。
部、
型、分子量20000)10重量部
5重量部を撹拌混合した後、前記電荷発生層上に浸漬塗
布した。前記塗布済シリンダーを熱風乾燥後、20μの
電荷輸送層とした。
粒子(平均粒径0.29μ、東芝シリコーン社製)1重
量部、下記ポリカーボネート樹脂(ビスフェノールZ、
分子量80000)6重量部、
タクリレートブロック共重合体(分子量50000、S
i量12wt%)0.1重量部
80重量部をサンドミルにて分散混合した。これに、下
記トリフェニルアミン3重量部
状に塗布し、3μの保護層を設け感光体Bとした。
表面を剥離した後、VG社製ESCALAB200−X
型 X線光電子分光装置にて表面元素の定量を行った。
X線源としてMgCa(300W)を用い、2×3mm
の領域について数Åの深さで測定した。製造例Bの感光
体Bの表面は、Si原子10.2%、C原子69.3%
でありSi/C比は0.147であった。
体Aにおいて、保護層を設けない電荷輸送層まで塗布し
た感光体を感光体Cとした。
びF/O比を表2に示し、上記感光体Cの表面層のSi
/C比及びSi/O比を表3に示す。
を10キロエルステッドの磁場で飽和磁化した後、キャ
リアとトナーとをトナー濃度5重量%となる様に混合し
現像剤を得た。これをキヤノン製フルカラーレーザー複
写機CLC−500を改造し、前記感光体A乃至Cを用
いて画像出しを行った。現像スリーブと現像剤規制部材
との距離は400μmであり、現像スリーブと感光ドラ
ムとの周速比が1.3:1であり、また、現像条件は、
現像極の磁場の強さ1000エルステッド、交番電界2
000Vp-p 、周波数3000Hzであり、スリーブと
感光ドラムの距離は500μmとした。このとき、現像
スリーブ上の現像極付近の現像ブラシの穂立ちを顕微鏡
観察し、画出し評価を行った。更に現像器を200rp
mのスピードで空回転を30分間行い、画出し評価を行
った。また、高温高湿下(30℃、80%)において、
帯電性の悪化に伴うトナー飛散に注目し、1万枚の耐久
評価を行った。
(密度)穂長に着目し、総合的に4段階(◎、○、△、
×)評価した。
ガサツキ、細線の再現性、ベタ部の濃度均一性、キャリ
ア付着に着目し、総合的に4段階(◎、○、△、×)評
価した。
記のトナーA乃至E、キャリアA乃至D及び感光体A乃
至Cを表4に示す組み合わせで用い、上記の〔現像剤の
調製及び評価方法1〕に従って、現像剤を調製し、画出
し評価を行った。
10gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液450gを投
入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特殊
機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
0:20) 10g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
0gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
mのシャープな着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、BET法による比表面積が、200m2 /gである
疎水性シリカ0.8重量部を外添し、懸濁重合トナーF
を得た。
造例Fで用いた、スチレン−ブタジエンブロック共重合
体に代えてスチレン−ブタジエンランダム共重合樹脂
(共重合比93:7)10gを用いた他は同様の操作を
行い、重量平均径8.4μmの重合トナーGを得た。
造例Fで用いた、スチレン−ブタジエンブロック共重合
体の使用量を30gに変更した他は同様の操作を行い、
重量平均径7.8μmの重合トナーHを得た。
るとやや造粒性に劣るため、粒度分布が若干広く、微粉
量が多いものであった。
Fで用いたスチレン−ブタジエン共重合体を使用しない
他は重合トナーの製造例Fと同様の操作を行い、重量平
均径11.3μmの重合トナーIを得た。
して粒度分布が広く、また顔料分散性も悪かった。
を10キロエルステッドの磁場で飽和磁化した後、キャ
リアとトナーとをトナー濃度5重量%となる様に混合し
現像剤を得た。これをキヤノン製フルカラーレーザー複
写機CLC−500を改造し、前記感光体A乃至Cを用
いて画像出しを行った。現像スリーブと現像剤規制部材
との距離は400μmであり、現像スリーブと感光ドラ
ムとの周速比が1.3:1であり、また、現像条件は、
現像極の磁場の強さ1000エルステッド、交番電解2
000Vp-p 、周波数3000Hzであり、スリーブと
感光ドラムの距離は500μmとした。このとき、現像
スリーブ上の現像極付近の現像ブラシの穂立ちを顕微鏡
観察し、画出し評価を行った。更に現像器を250rp
mのスピードで空回転を40分間行い、画出し評価を行
った。
て、画像濃度が増すことから、本実施例の比較例では、
分散性の目安として着色度を評価した。評価法を以下に
示す。
(mg/cm2 )のトナーが転写されるよう複写機本体
を調整し、該転写像を定着し、その濃度を測定して着色
度とした。
(RD−918)を用いて測定した。
上記トナー、F乃至I、キャリアA乃至D及び感光体A
乃至Cを表5に示す組み合わせで用い、上記の〔現像剤
の調製及び評価方法2〕に従って、現像剤を調製し、画
出し評価を行った。
10gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液450gを投
入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特殊
機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
H/g) 5g パラフィンワックス(m.p.:70℃) 30g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
0gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
mのシャープな着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、BET法による比表面積が、200m2 /gである
疎水性シリカ0.8重量部を外添し、懸濁重合トナーJ
を得た。
造例Jで用いたフタロシアニン顔料に代えてカーボンブ
ラックを用いた以外は同様の操作を行って重合トナーK
を得た。
造例Jで用いたポリエステル樹脂の使用量を5gに変更
し、さらに、スチレン−メタクリル酸共重合体の使用量
を3gに変更した以外は同様の操作を行って重合トナー
Lを得た。
造例Jで用いたポリエステル樹脂を使用しない以外は同
様の操作を行い重合トナーMを得た。
造例Jで用いたスチレン−メタクリル酸共重合体を使用
しない以外は、同様の操作を行い重合トナーNを得た。
を10キロエルステッドの磁場で飽和磁化した後、キャ
リアとトナーとをトナー濃度5重量%となる様に混合し
現像剤を得た。これをキヤノン製フルカラーレーザー複
写機CLC−500を改造し、前記感光体A乃至Cを用
いて画像出しを行った。現像スリーブと現像剤規制部材
との距離は400μmであり、現像スリーブと感光ドラ
ムとの周速比が1.3:1であり、また、現像条件は、
現像極の磁場の強さ1000エルステッド、交番電解2
000Vp-p 、周波数3000Hzであり、スリーブと
感光ドラムの距離は500μmとした。このとき、現像
スリーブ上の現像極付近の現像ブラシの穂立ちを顕微鏡
観察し、画出し評価を行った。更に現像器を200rp
mのスピードで空回転を30分間行い、画出し評価を行
った。
いて、帯電性の悪化に伴うトナー飛散に注目し1万枚及
び2万枚の耐久評価を行った。
(密度)穂長に着目し、総合的に4段階(◎、○、△、
×)評価した。
ガサツキ、細線の再現性、ベタ部の濃度均一性、キャリ
ア付着に着目し、総合的に4段階(◎、○、△、×)評
価した。
2〕上記のトナーJ乃至N、キャリアA乃至D及び感光
体A乃至Cを表6に示す組み合わせで用い、上記の〔現
像剤の調製及び評価方法3〕に従って、現像剤を調製
し、画出し評価を行った。
ン微粒子(粒径0.05μm)を水系中に添加し、機械
的手法を用い、混合撹拌し、この系へ、酸化チタン10
0重量部に対して30重量%の処理量でカップリング剤
であるビニルトリエトキシシランを添加し分散させ、加
水分解させながら、表面処理を行った。この時、粒子は
合一していなかった。この後、乾燥、解砕して、平均粒
径0.05μm、疎水化度60%400nmにおける光
透過率81%の酸化チタンを得た。
(a)の調製で用いた酸化チタンの粒径、シランカップ
リング剤の処理量及びシランカップリング剤の種類をそ
れぞれ表7に示す構成に変更すること以外は、同様にし
て外添剤(b)、(c)、(d)及び(e)をそれぞれ
調製した。
性を表7に示す。
電子顕微鏡を用いて測定した。
は、メタノール滴定試験により以下の通り測定した。
を容量250mlの三角フラスコ中の水50mlに添加
する。メタノールをビューレットから酸化チタンの全量
が湿潤されるまで滴定する。この際フラスコ内の溶液は
マグネチックスターラーで常時撹拌する。その終点は酸
化チタンの全量が液体中に懸濁されることによって観察
され、疎水化度は終点に達した際のメタノール及び水の
液状混合物のメタノールの百分率として表わされる。
下の手順で測定した。 1.試料 0.10g アルキッド樹脂 13.20 *1 メラミン樹脂 3.30 *2 シンナー 3.50 *3 ガラスメディア 50.00 *1 大日本インキ製ベッコゾール323−60−EL *2 大日本インキ製スーパーベッカミンJ−820−
60 *3 関西ペイント製アミラックシンナー 上記配合を150ccマヨネーズ瓶に採取し、レッドデ
ビル社製ペイントコンディショナーにて1時間分散を行
う。 2.分散終了後、PETフィルムに2minのドクター
ブレードで塗布する。 3.2.を120℃×10分間加熱し、焼付けを行う。 4.3.のシートを日本分光製U−BEST 50にて
320〜800nmの透過率を測定し、比較する。
710gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液450gを
投入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特
殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
0:20) 3g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
0gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
mのシャープな着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、表7に示す外添剤(a)1.5重量部を外添し、懸
濁重合トナーAAを得た。
製造例AAで用いたトナー粒子100重量部に対して表
7に示す外添剤(b)1.5重量部を外添し、懸濁重合
トナーBBを得た。
695gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液465gを
投入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特
殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
5g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
0gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
mのシャープな着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、表7に示す外添剤(b)1.5重量部を外添し、懸
濁重合トナーCCを得た。
710gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液450gを
投入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特
殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
40g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
0gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8.
8μmの着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、表7に示す外添剤(d)1.5重量部を外添し、懸
濁重合トナーDDを得た。
製造例AAで用いたトナー粒子100重量部に対して表
7に示す外添剤(c)1.5重量部を外添し、懸濁重合
トナーEEを得た。
製造例CCで用いたトナー粒子100重量部に対して外
添剤(f)としてBET比表面積が200m2 /gの疎
水性シリカ0.8重量部を外添し、懸濁重合トナーFF
を得た。
に対してアクリルコートされたフェライトキャリア(粒
径50μm)95重量部を混合し現像剤を得た。これを
キヤノン製フルカラーレーザー複写機CLC−500を
改造し、前記感光体A乃至Cを用いて画像出しを行っ
た。現像条件は、Vcont=360V、Vback=
−140V、スリーブ周速170rpmで行った。画像
出し評価は、現像剤を低温低湿下(150℃、10%R
H:L/L)、常温常湿下(23℃、60%RH:N/
N)及び高温高湿下(30℃、80%RH:H/H)の
3環境下に1日放置させた後、各環境下で1万枚の画像
出しを行ない、1万枚後の耐刷試験の画像とオリジナル
チャートとをそれぞれ比較して、画像濃度、ハイライト
再現性、カブリ、キャリア付着に着目して評価した。
空回転を30分行ない画出し評価を行った。
た。
15〕上記のトナーAA乃至FF及び感光体A乃至Cを
表8に示す組合わせで用い、上記の〔現像剤の調製及び
評価方法4〕に従って、現像剤を調製し、画出し評価を
行った。
のいずれも非常に優れた結果が得られた。さらに、トナ
ー製造時の造粒性は、著しく良好であった。
のいずれも優れた結果が得られた。さらに、トナー製造
時の造粒性は、良好であった。
L環境下での画質に関しては良好であったが、H/H環
境下での飛散に関しては、実用上可能なレベルであっ
た。トナー製造時の造粒性は、良好であった。
のいずれも非常に優れた結果が得られた。さらにトナー
製造時の造粒性は、著しく良好であった。
のいずれも著しく悪化した結果が得られた。さらに、ト
ナー製造時の造粒性は、著しく悪かった。
画質は、若干良かったものの、耐久性、H/H環境下で
の飛散に関して劣る結果が得られた。
のいずれも著しく悪化した結果が得られた。
700gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液440gを
投入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特
殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
0mgKOH/g)5g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
5gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
mのシャープな着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、表7に示す外添剤(a)1.5重量部を外添し、懸
濁重合トナーGGを得た。
製造例GGで用いたトナー粒子100重量部に対して表
7に示す外添剤(b)1.5重量部を外添し、懸濁重合
トナーHHを得た。
700gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液440gを
投入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特
殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
5mgKOH/g)5g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
5gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
mのシャープな着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、表7に示す外添剤(b)1.5重量部を外添し、懸
濁重合トナーIIを得た。
700gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液440gを
投入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特
殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
5mgKOH/g)20g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
5gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
mのシャープな着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、表7に示す外添剤(d)1.5重量部を外添し、懸
濁重合トナーJJを得た。
700gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液440gを
投入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特
殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)2
0gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
mのシャープな着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、表7に示す外添剤(c)1.5重量部を外添し、懸
濁重合トナーKKを得た。
製造例IIで用いたトナー粒子100重量部に対して外
添剤(f)としてBET比表面積が200m2 /gの疎
水性シリカ0.8重量部を外添し、懸濁重合トナーLL
を得た。
に対してアクリルコートされたフェライトキャリア(粒
径50μm)95重量部を混合し現像剤を得た。これを
キヤノン製フルカラーレーザー複写機CLC−500を
改造し、前記感光体A乃至Cを用いて画像出しを行っ
た。現像条件は、Vcont=360V、Vback=
−140V、スリーブ周速180rpmで行った。画像
出し評価は、現像剤を低温低湿下(10℃、10%R
H:L/L)、常温常湿下(23℃、60%RH:N/
N)及び高温高湿下(30℃、85%RH:H/H)の
3環境下に1日放置させた後、各環境下で1万枚の画像
出しを行ない、1.5万枚後の耐刷試験の画像とオリジ
ナルチャートとをそれぞれ比較して、画像濃度、ハイラ
イト再現性、カブリ、キャリア付着に着目して評価し
た。
空回転を30分行ない画出し評価を行った。
の造粒性を評価した。
18〕上記のトナーGG乃至LL及び感光体A乃至Cを
表9に示す組合わせで用い、上記の〔現像剤の調製及び
評価方法5〕に従って、現像剤を調製し、画出し評価を
行った。
のいずれも非常に優れた結果が得られた。さらに、トナ
ーの帯電性及びトナー製造時の造粒性は、著しく良好で
あった。
のいずれも優れた結果が得られた。さらに、トナーの帯
電性及びトナー製造時の造粒性は、著しく良好であっ
た。
H環境下での飛散に関しては良好であったが、L/L環
境下での画質に関しては、若干良いレベルであった。ト
ナーの帯電性及びトナー製造時の造粒性は、良好であっ
た。
のいずれも非常に優れた結果が得られた。さらにトナー
の帯電性及びトナー製造時の造粒性は、著しく良好であ
った。
のいずれも著しく悪化した結果が得られた。さらに、ト
ナーの帯電性は実用上可能なレベルであったが、トナー
製造時の造粒性は、著しく悪かった。
性のいずれも良好な結果が得られたが、トナーは高湿下
での長期間放置により帯電量が若干低下した。
性のいずれも著しく悪化した結果が得られた。
710gに、0.1M−Na3 PO4 水溶液450gを
投入し、60℃に加温した後、TK式ホモミキサー(特
殊機化工業製)を用いて、12000rpmにて撹拌し
た。これに1.0M−CaCl2 水溶液68gを徐々に
添加し、Ca3 (PO4 )2 を含む水系媒体を得た。
0mgKOH/g)5g スチレン−メタクリル酸共重合体(酸価:20mgKO
H/g) 5g ポリエチレンワックス 4g
キサー(特殊機化工業製)を用いて、12000rpm
にて均一に溶解、分散した。これに、重合開始剤2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1
0gを溶解し、重合性単量体組成物を調製した。
物を投入し、60℃、N2 雰囲気下において、TK式ホ
モミキサーにて10000rpmで20分間撹拌し、重
合性単量体組成物を造粒した。その後、パドル撹拌翼で
撹拌しつつ、80℃に昇温し、10時間反応させた。
を留去し、冷却し、塩酸を加えリン酸カルシウムを溶解
させた後、ろ過、水洗、乾燥をして、重量平均径約8μ
mのシャープな着色懸濁粒子(トナー粒子)を得た。
て、表7に示す外添剤(a)0.12重量部を外添し、
懸濁重合トナーMMを得た。
製造例MMで用いたスチレン0.5重量%変性ポリエス
テル樹脂に代えて、酸化6mgKOH/gのポリエステ
ル樹脂を用い、さらに、酸化20mgKOH/gのスチ
レン−メタクリル酸共重合体に代えて、酸化15mgK
OH/gのスチレン−メタクリル酸共重合体を用いた他
は、同様の操作を行って重量平均粒径8.3μmのトナ
ー粒子を得た。得られたトナー粒子100重量部に対し
て、表7に示す外添剤(a)0.12重量部を外添し、
懸濁重合トナーNNを得た。
ナー粒子は、重合トナーの製造例MMで得られたトナー
粒子に比較してトナー製造時の造粒性がやや劣るため、
重量平均径5.02μm以下の粒度分布量が若干増加し
ていた。
製造例MMで用いたトナー粒子100重量部に対して表
7に示す外添剤(d)0.12重量部を外添し、懸濁重
合トナーOOを得た。
製造例MMで用いたスチレン0.5重量%変性ポリエス
テル樹脂及びスチレン−メタクリル酸共重合体を使用し
ないことを除いては同様の操作を行って重量平均粒径1
1.0μmのトナー粒子を得た。得られたトナー粒子1
00重量部に対して、表7に示す外添剤(a)0.12
重量部を外添し、懸濁重合トナーPPを得た。
ナー粒子は、重合トナーの製造例MMで得られたトナー
粒子に比較してトナー製造時の造粒性が劣るためその粒
度分布は広く、微粉が大量に発生した。
製造例MMで用いたトナー粒子100重量部に対して表
7に示す外添剤(e)0.12重量部を外添し、懸濁重
合トナーQQを得た。
に対してアクリルコートされたフェライトキャリア(粒
径50μm)95重量部を混合し現像剤を得た。これを
キヤノン製フルカラーレーザー複写機CLC−500を
改造し、前記感光体A乃至Cを用いて画像出しを行っ
た。現像条件は、Vcont=360V、Vback=−140
V、スリーブ周速170rpmで行った。画像出し評価
は、現像剤を低温低湿下(15℃、10%RH:L/
L)、常温常湿下(23℃、60%RH:N/N)及び
高温高湿下(30℃、80%RH:H/H)の3環境下
に1日放置させた後、各環境下で1万枚の画像出しを行
い、1万枚の耐刷試験の画像とオリジナルチャートとを
それぞれ比較して、画像濃度、ハイライト再現性、カブ
リ、に着目して評価した。
空回転を30分行い画出し評価を行った。
−918)を用いて測定した。
20〕上記のトナーMM乃至QQ及び感光体A乃至Cを
表10に示す組み合わせで用い、上記の〔現像剤の調製
及び評価方法6〕に従って、現像剤を調製し、画出し評
価を行った。
静電荷像現像用現像において、該キャリアは、5乃至1
00μmの平均粒径及び3.0g/cm3 以下の嵩密度
を有しており、かつ特定の磁気特性を有していることか
ら、キャリア付着が生じにくく、かつ高解像性、高ハイ
ライト再現性、高細線再現性に優れており、さらに、該
キャリアと組み合わせて用いるトナーが; (i)少なくとも重合性単量体、着色剤及びポリエステ
ル樹脂を有する重合性単量体組成物を使用して懸濁重合
法により直接的に得られたトナーであるため、優れた定
着性及び帯電安定性が得られ; (ii)少なくとも重合性単量体、着色剤及びスチレン
−ブタジエン樹脂を有する重合性単量体組成物を使用し
て懸濁重合法により直接的に得られたトナーであり、該
スチレン−ブタジエン樹脂の共重合比(スチレン:ブタ
ジエン)が95:5〜65:35であるため、着色力及
びトナー製造時の造粒性が良好であり;或いは、 (iii)懸濁重合法により直接的に得られた、少なく
とも着色剤、樹脂、酸成分を含有するビニル系及びポリ
エステル樹脂を含有するトナーであることにより、定着
性に優れかつ良好な帯電安定性が耐久後においても得る
ことが可能となる。
含有する静電荷像現像用現像剤において、該酸化チタン
が、0.01乃至0.2μmの平均粒径及び20乃至9
8%の疎水化度を有していることから、温度、湿度等の
環境変動に左右されにくく、各環境下で安定した摩擦帯
電性を有する現像剤が得られ、トナー飛散やカブリが生
じにくく、耐久後においても初期の良好な画像が得ら
れ、さらに、該酸化チタンと組み合わせて用いるトナー
が; (iv)少なくとも重合性単量体、着色剤及びスチレン
−ブタジエン樹脂を含有する重合性単量体組成物を使用
して懸濁中合法により直接的に得られたトナーであり、
該スチレン−ブタジエン樹脂の共重合比(スチレン:ブ
タジエン)が95:5乃至65:35であるため、着色
力及びトナー製造時の造粒性が良好となり; (v)少なくとも重合性単量体、着色剤、ポリエステル
樹脂及びスチレン−ブタジエン樹脂を含有する重合性単
量体組成物を使用して懸濁重合法により直接的に得られ
たトナーであり、該スチレン−ブタジエン樹脂の共重合
比(スチレン:ブタジエン)が95:5乃至65:35
であるため、流動性、帯電性、着色力及びトナー製造時
の造粒性に優れており;或いは、 (vi)少なくとも重合性単量体、着色剤、酸成分を含
有するビニル系樹脂及びポリエステル樹脂を含有する重
合性単量体組成物を使用して懸濁重合法により直接的に
得られたトナーであるため、定着性、流動性、造粒性及
び帯電性が良好である。
体及び電荷発生層及び電荷輸送層の積層構造を有する感
光層を有している電子写真感光体を使用して潜像画像を
形成し、該潜像画像を現像剤を用いて顕像化し転写材に
転写形成する画像形成方法において、該現像剤として上
記の静電荷像現像用現像剤を用い、さらに該電子写真感
光体の表面層は、フッ素原子及び/あるいは珪素原子を
有する物質が存在し、かつXPS測定による該フッ素原
子該珪素原子と炭素原子との比が下記条件、 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足する電子写真感光体を前記現像剤と組み合わせて
用いることにより、転写性及びクリーニング性に優れ、
多数枚耐久後においても優れた画像をクリーニング不良
が発生することなく良好に得ることが出来る。
的に示した概略図である。横軸は、外部磁場(エルステ
ッド)であり、縦軸は、キャリアの単位体積当たりの磁
化の強さを示す。
的に示した概略図である。枠内に示される数値は、(σ
1000−σ300 )/σ1000の値である。
ある。
である。
Claims (106)
- 【請求項1】 トナー及びキャリアを有する静電荷像現
像用現像剤において、 該トナーは、少なくとも重合性単量体、着色剤及びポリ
エステル樹脂を有する重合性単量体組成物を使用して、
懸濁重合法により直接的に得られたトナーであり、 該キャリアは、5乃至100μmの平均粒径及び3.0
g/cm3 以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリア
の磁気特性は、(i)磁気的に飽和した後の1000エ
ルステッドにおける磁化の強さ(σ1000)が30乃至1
50emu/cm3 であり、(ii)磁場0エルステッ
ドにおける磁化の強さ(残留磁化:σr)が25emu
/cm3 以上であり、(iii)保磁力が300エルス
テッド未満であり、かつ(iv)下記式 【外1】 (式中、σ1000及びσ300は、それぞれ磁気的に飽和さ
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項2】 該キャリアは、実質的に球形であり、球
形度2以下であることを特徴とする請求項1記載の静電
荷像現像用現像剤。 - 【請求項3】 該キャリアは、周期律表IA族、IIA
族、IIIA族、IVA族、VA族、VIA族、IB
族、IIB族、IVB族、VB族、VIB族、VIIB
族及びVIII族からなる群から選ばれる元素を少なく
とも1種類以上含有しており、かつその他の元素の含有
量が1重量%未満であるフェライト粒子を有しているこ
とを特徴とする請求項1記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項4】 該キャリアは、スピネル構造単相、マグ
ネットプランバイト構造単相、少なくともスピネル構造
またはマグネットプランバイト構造を有する複合相、ス
ピネル構造及びマグネットプランバイト構造の複合相で
あり、そのとき、スピネル相とマグネットプランバイト
相とのモル比が1:1乃至10:1であることを特徴と
する請求項1記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項5】 該キャリアは、108 乃至1013Ω・c
mの比抵抗を有していることを特徴とする請求項1記載
の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項6】 該ポリエステル樹脂の含有量がトナー1
00重量部に対して0.1重量部以上10質量部以下で
あることを特徴とする請求項1記載の静電荷像現像用現
像剤。 - 【請求項7】 該ポリエステル樹脂は、30mgKOH
/g以下の酸価を有していることを特徴とする請求項1
記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項8】 該ポリエステル樹脂は、ビニル系単量体
により変性されていることを特徴とする請求項1記載の
静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項9】 トナー及びキャリアを有する静電荷像現
像用現像剤において、 該トナーは、少なくとも重合性単量体、着色剤及びスチ
レン−ブタジエン樹脂を有する重合性単量体組成物を使
用して、懸濁重合法により直接的に得られたトナーであ
り、該スチレン−ブタジエン樹脂の共重合比(スチレ
ン:ブタジエン)が95:5〜65:35であり、 該キャリアは、5乃至100μmの平均粒径及び3.0
g/cm3 以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリア
の磁気特性は、(i)磁気的に飽和した後の1000エ
ルステッドにおける磁化の強さ(σ1000)が30乃至1
50emu/cm3 であり、(ii)磁場0エルステッ
ドにおける磁化の強さ(残留磁化:σr)が25emu
/cm3 以上であり、(iii)保磁力が300エルス
テッド未満であり、かつ(iv)下記式 【外2】 (式中、σ1000及びσ300は、それぞれ磁気的に飽和さ
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項10】 該キャリアは、実質的に球形であり、
球形度2以下であることを特徴とする請求項9記載の静
電荷像現像用現像剤。 - 【請求項11】 該キャリアは、周期律表IA族、II
A族、IIIA族、IVA族、VA族、VIA族、IB
族、IIB族、IVB族、VB族、VIB族、VIIB
族及びVIII族からなる群から選ばれる元素を少なく
とも1種類以上含有しており、かつその他の元素の含有
量が1重量%未満であるフェライト粒子を有しているこ
とを特徴とする請求項9記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項12】 該キャリアは、スピネル構造単相、マ
グネットプランバイト構造単相、少なくともスピネル構
造またはマグネットプランバイト構造を有する複合相、
スピネル構造及びマグネットプランバイト構造の複合相
であり、そのとき、スピネル相とマグネットプランバイ
ト相とのモル比が1:1乃至10:1であることを特徴
とする請求項9記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項13】 該キャリアは、108 乃至1013Ω・
cmの比抵抗を有していることを特徴とする請求項9記
載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項14】 該スチレン−ブタジエン樹脂がブロッ
ク共重合であることを特徴とする請求項9記載の静電荷
像現像用現像剤。 - 【請求項15】 該スチレン−ブタジエン樹脂の含有量
がトナー100重量部に対して0.1重量部以上10重
量部以下であることを特徴とする請求項9記載の静電荷
像現像用現像剤。 - 【請求項16】 トナー及びキャリアを有する静電荷像
現像用現像剤において、 該トナーは、懸濁重合法により直接的に得られた、少な
くとも着色剤、樹脂、酸成分を含有するビニル系樹脂及
びポリエステル樹脂を含有するトナーであり、 該キャリアは、5乃至100μmの平均粒径及び3.0
g/cm3 以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリア
の磁気特性は、(i)磁気的に飽和した後の1000エ
ルステッドにおける磁化の強さ(σ1000)が30乃至1
50emu/cm3 であり、(ii)磁場0エルステッ
ドにおける磁化の強さ(残留磁化:σr)が25emu
/cm3 以上であり、(iii)保磁力が300エルス
テッド未満であり、かつ(iv)下記式 【外3】 (式中、σ1000及びσ300は、それぞれ磁気的に飽和さ
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項17】 該キャリアは、実質的に球形であり、
球形度2以下であることを特徴とする請求項16記載の
静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項18】 該キャリアは、周期律表IA族、II
A族、IIIA族、IVA族、VA族、VIA族、IB
族、IIB族、IVB族、VB族、VIB族、VIIB
族及びVIII族からなる群から選ばれる元素を少なく
とも1種類以上含有しており、かつその他の元素の含有
量が1重量%未満であるフェライト粒子を有しているこ
とを特徴とする請求項16記載の静電荷像現像用現像
剤。 - 【請求項19】 該キャリアは、スピネル構造単相、マ
グネットプランバイト構造単相、少なくともスピネル構
造またはマグネットプランバイト構造を有する複合相、
スピネル構造及びマグネットプランバイト構造の複合相
であり、そのとき、スピネル相とマグネットプランバイ
ト相とのモル比が1:1乃至10:1であることを特徴
とする請求項16記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項20】 該キャリアは、108 乃至1013Ω・
cmの比抵抗を有していることを特徴とする請求項16
記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項21】 該酸成分を含有するビニル系樹脂と該
ポリエステル樹脂が下記条件 0.1≦X+Y≦10 900≧AX×X>AY×Y (式中、Xはビニル系樹脂の添加量を示す、Yはポリエ
ステル樹脂の添加量を示し、AXはビニル系樹脂の酸価
(mgKOH/g)を示し、AYはポリエステル樹脂の
酸価(mgKOH/g)を示す。)を満足することを特
徴とする請求項16記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項22】 該ポリエステル樹脂は、30以下の酸
価を有することを特徴とする請求項16記載の静電荷像
現像用現像剤。 - 【請求項23】 該ビニル系樹脂は、5乃至100の酸
価を有することを特徴とする請求項16記載の静電荷像
現像用現像剤。 - 【請求項24】 該ポリエステル樹脂は、ビニル系単量
体により変性されていることを特徴とする請求項16記
載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項25】 少なくとも重合性単量体、着色剤及び
スチレン−ブタジエン樹脂を含有する重合性単量体組成
物を使用して懸濁重合法により直接的に得られたトナー
であり、該スチレン−ブタジエン樹脂の共重合比(スチ
レン−ブタジエン)が95:5乃至65:35であるト
ナーを含有する静電荷像現像用現像剤であり、該現像剤
は、0.01乃至0.2μmの平均粒径及び20乃至9
8%の疎水化度を有する酸化チタンを含有することを特
徴とする静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項26】 該スチレン−ブタジエン樹脂の含有量
がトナー100重量部に対して0.1重量部以上10重
量部以下であることを特徴とする請求項25記載の静電
荷像現像用現像剤。 - 【請求項27】 該スチレン−ブタジエン樹脂がブロッ
ク共重合であることを特徴とする請求項25記載の静電
荷像現像用現像剤。 - 【請求項28】 該酸化チタンは、カップリング剤の加
水分解によって表面処理されていることを特徴とする請
求項25記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項29】 該酸化チタンは、400nmにおける
光透過率40%以上を有していることを特徴とする請求
項25記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項30】 少なくとも重合性単量体、着色剤、ポ
リエステル樹脂及びスチレン−ブタジエン樹脂を含有す
る重合性単量体組成物を使用して懸濁重合法により直接
的に得られたトナーであり、該スチレン−ブタジエン樹
脂の共重合比(スチレン:ブタジエン)が95:5乃至
65:35であるトナーを含有する静電荷像現像用現像
剤であり、該現像剤は、0.01乃至0.2μmの平均
粒径及び20乃至98%の疎水化度を有する酸化チタン
を含有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項31】 該スチレン−ブタジエン樹脂とポリエ
ステル樹脂の含有量の和がトナー100重量部に対して
0.1重量部以上10重量部以下であることを特徴とす
る請求項30記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項32】 該ポリエステル樹脂は、30mgKO
H/g以下の酸価を有していることを特徴とする請求項
30記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項33】 該ポリエステル樹脂は、ビニル系単量
体により変性されていることを特徴とする請求項30記
載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項34】 スチレン−ブタジエン樹脂がブロック
共重合であることを特徴とする請求項30記載の静電荷
像現像用現像剤。 - 【請求項35】 該酸化チタンは、カップリング剤の加
水分解によって表面処理されていることを特徴とする請
求項30記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項36】 該酸化チタンは、400nmにおける
光透過率40%以上を有していることを特徴とする請求
項30記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項37】 少なくとも重合性単量体、着色剤、酸
成分を有するビニル系樹脂及びポリエステル樹脂を含有
する重合性単量体組成物を使用して懸濁重合法により直
接的に得られたトナーを含有する静電荷像現像用現像剤
であり、該現像剤は、0.01乃至0.2μmの平均粒
径及び20乃至98%の疎水化度を有する酸化チタンを
含有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項38】 該酸成分を含有するビニル系樹脂と該
ポリエステル樹脂が下記条件 0.1≦a+b≦10 900≧A×a>B×b (式中、aはビニル系樹脂の添加量を示し、bはポリエ
ステル樹脂の添加量を示し、Aはビニル系樹脂の酸価
(mgKOH/g)を示し、Bはポリエステル樹脂の酸
価(mgKOH/g)を示す。)を満足することを特徴
とする請求項37記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項39】 該ポリエステル樹脂は、30以下の酸
価を有することを特徴とする請求項37記載の静電荷像
現像用現像剤。 - 【請求項40】 該ビニル系樹脂は、5乃至100の酸
価を有することを特徴とする請求項37記載の静電荷像
現像用現像剤。 - 【請求項41】 該ポリエステル樹脂は、ビニル系単量
体により変性されていることを特徴とする請求項37記
載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項42】 該酸化チタンは、カップリング剤の加
水分解によって表面処理されていることを特徴とする請
求項37記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項43】 該酸化チタンは、400nmにおける
光透過率40%以上を有していることを特徴とする請求
項37記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項44】 少なくとも導電性支持体、及び電荷発
生層及び電荷輸送層の積層構造を有する感光層を有して
いる電子写真感光体を使用して潜像画像を形成し、該潜
像画像を現像剤を用いて顕像化し転写材に転写形成する
画像形成方法において、 該電子写真感光体の表面層には、フッ素原子及び/或は
珪素原子を有する物質が存在し、かつXPS測定による
該フッ素原子及び珪素原子と炭素原子との比が下記条件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、 該現像剤は、トナー及びキャリアを有しており、 該トナーは、少なくとも重合性単量体、着色剤及びポリ
エステル樹脂を有する重合性単量体組成物を使用して、
懸濁重合法により直接的に得られたトナーであり、 該キャリアは、5乃至100μmの平均粒径及び3.0
g/cm3 以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリア
の磁気特性は、(i)磁気的に飽和した後の1000エ
ルステッドにおける磁化の強さ(σ1000)が30乃至1
50emu/cm3 であり、(ii)磁場0エルステッ
ドにおける磁化の強さ(残留磁化:σr)が25emu
/cm3 以上であり、(iii)保磁力が300エル
ステッド未満であり、かつ(iv)下記式 【外4】 (式中、σ1000及びσ300は、それぞれ磁気的に飽和さ
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項45】 該ポリエステル樹脂の含有量がトナー
100重量部に対して0.1重量部以上10重量部以下
であることを特徴とする請求項44記載の画像形成方
法。 - 【請求項46】 該ポリエステル樹脂は、30mgKO
H/g以下の酸価を有していることを特徴とする請求項
44記載の画像形成方法。 - 【請求項47】 該ポリエステル樹脂はビニル系単量体
により変性されていることを特徴とする請求項44記載
の画像形成方法。 - 【請求項48】 該電子写真感光体の表面層は、ポリカ
ーボネートを含有することを特徴とする請求項44記載
の画像形成方法。 - 【請求項49】 該電子写真感光体の表面層は、非対称
性ジオールを用いて合成されるポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項44記載の画像形成方法。 - 【請求項50】 該電子写真感光体は、感光層上に保護
層を有しており、該保護層は、ポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項44記載の画像形成方法。 - 【請求項51】 該キャリアが実質的に球形であり、球
形度2以下であることを特徴とする請求項44記載の画
像形成方法。 - 【請求項52】 該キャリアは、周期律表IA族、II
A族、IIIA族、IVA族、VA族、VIA族、IB
族、IIB族、IVB族、VB族、VIB族、VIIB
族及びVIII族からなる群から選ばれる元素を少なく
とも1種類以上含有しており、その他の元素の含有量が
1重量%未満であるフェライト粒子を有していることを
特徴とする請求項44記載の画像形成方法。 - 【請求項53】 該キャリアは、スピネル構造単相、マ
グネットプランバイト構造単相、少なくともスピネル構
造またはマグネットプランバイト構造を有する複合相、
スピネル構造及びマグネットプランバイト構造の複合相
であり、そのとき、スピネル相とマグネットプランバイ
ト相とのモル比が1:1乃至10:1であることを特徴
とする請求項44記載の画像形成方法。 - 【請求項54】 該キャリアは、108 乃至1013Ω・
cmの比抵抗を有していることを特徴とする請求項44
記載の画像形成方法。 - 【請求項55】 少なくとも導電性支持体、及び電荷発
生層及び電荷輸送層の積層構造を有する感光層を有して
いる電子写真感光体を使用して潜像画像を形成し、該潜
像画像を現像剤を用いて顕像化し転写材に転写形成する
画像形成方法において、 該電子写真感光体の表面層には、フッ素原子及び/或は
珪素原子を有する物質が存在し、かつXPS測定による
該フッ素原子及び珪素原子と炭素原子との比が下記条件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、 該現像剤は、トナー及びキャリアを有しており、 該トナーは、少なくとも重合性単量体、着色剤及びスチ
レン−ブタジエン樹脂を有する重合性単量体組成物を使
用して、懸濁重合法により直接的に得られたトナーであ
り、 該キャリアは、5乃至100μmの平均粒径及び3.0
g/cm3 以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリア
の磁気特性は、(i)磁気的に飽和した後の1000エ
ルステッドにおける磁化の強さ(σ1000)が30乃至1
50emu/cm3 であり、(ii)磁場0エルステッ
ドにおける磁化の強さ(残留磁化:σr)が25emu
/cm3 以上であり、(iii)保磁力が300エルス
テッド未満であり、かつ(iv)下記式 【外5】 (式中、σ1000及びσ300は、それぞれ磁気的に飽和さ
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項56】 該電子写真感光体の表面層は、ポリカ
ーボネートを含有することを特徴とする請求項55記載
の画像形成方法。 - 【請求項57】 該電子写真感光体の表面層は、非対称
性ジオールを用いて合成されるポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項55記載の画像形成方法。 - 【請求項58】 該電子写真感光体は、感光層上に保護
層を有しており、該保護層は、ポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項55記載の画像形成方法。 - 【請求項59】 該スチレン−ブタジエン樹脂がブロッ
ク共重合であることを特徴とする請求項55記載の画像
形成方法。 - 【請求項60】 該スチレン−ブタジエン樹脂の含有量
がトナー100重量部に対して0.1重量部以上10重
量部以下であることを特徴とする請求項55記載の画像
形成方法。 - 【請求項61】 該電子写真感光体の表面層は、ポリカ
ーボネートを含有することを特徴とする請求項55記載
の画像形成方法。 - 【請求項62】 該電子写真感光体の表面層は、非対称
性ジオールを用いて合成されるポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項55記載の画像形成方法。 - 【請求項63】 該電子写真感光体は、感光層上に保護
層を有しており、該保護層は、ポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項55記載の画像形成方法。 - 【請求項64】 該キャリアが実質的に球形であり、球
形度2以下であることを特徴とする請求項55記載の画
像形成方法。 - 【請求項65】 該キャリアは、周期律表IA族、II
A族、IIIA族、IVA族、VA族、VIA族、IB
族、IIB族、IVB族、VB族、VIB族、VIIB
族及びVIII族からなる群から選ばれる元素を少なく
とも1種類以上含有しており、その他の元素の含有量が
1重量%未満であるフェライト粒子を有していることを
特徴とする請求項55記載の画像形成方法。 - 【請求項66】 該キャリアは、スピネル構造単相、マ
グネットプランバイト構造単相、少なくともスピネル構
造またはマグネットプランバイト構造を有する複合相、
スピネル構造及びマグネットプランバイト構造の複合相
であり、そのとき、スピネル相とマグネットプランバイ
ト相とのモル比が1:1乃至10:1であることを特徴
とする請求項55記載の画像形成方法。 - 【請求項67】 該キャリアは、108 乃至1013Ω・
cmの比抵抗を有していることを特徴とする請求項55
記載の画像形成方法。 - 【請求項68】 少なくとも導電性支持体、及び電荷発
生層及び電荷輸送層の積層構造を有する感光層を有して
いる電子写真感光体を使用して潜像画像を形成し、該潜
像画像を現像剤を用いて顕像化し転写材に転写形成する
画像形成方法において、 該電子写真感光体の表面層には、フッ素原子及び/或は
珪素原子を有する物質が存在し、かつXPS測定による
該フッ素原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条
件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、 該現像剤は、トナー及びキャリアを有しており、 該トナーは、懸濁重合法により直接的に得られた、少な
くとも着色剤、樹脂、酸成分を含有するビニル系樹脂及
びポリエステル樹脂を含有するトナーであり、 該キャリアは、5乃至100μmの平均粒径及び3.0
g/cm3 以下の嵩密度を有しており、かつ該キャリア
の磁気特性は、(i)磁気的に飽和した後の1000エ
ルステッドにおける磁化の強さ(σ1000)が30乃至1
50emu/cm3 であり、(ii)磁場0エルステッ
ドにおける磁化の強さ(残留磁化:σr)が25emu
/cm3 以上であり、(iii)保磁力が300エルス
テッド未満であり、かつ(iv)下記式 【外6】 (式中、σ1000及びσ300は、それぞれ磁気的に飽和さ
せた後の1000エルステッド及び300エルステッド
における磁化の強さ(emu/cm3 )を示す。)を満
たしていることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項69】 該電子写真感光体の表面層は、ポリカ
ーボネートを含有することを特徴とする請求項68記載
の画像形成方法。 - 【請求項70】 該電子写真感光体の表面層は、非対称
性ジオールを用いて合成されるポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項68記載の画像形成方法。 - 【請求項71】 該電子写真感光体は、感光層上に保護
層を有しており、該保護層は、ポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項68記載の画像形成方法。 - 【請求項72】 該キャリアが実質的に球形であり、球
形度2以下であることを特徴とする請求項68記載の画
像形成方法。 - 【請求項73】 該キャリアは、周期律表IA族、II
A族、IIIA族、IVA族、VA族、VIA族、IB
族、IIB族、IVB族、VB族、VIB族、VIIB
族及びVIII族からなる群から選ばれる元素を少なく
とも1種類以上含有しており、その他の元素の含有量が
1重量%未満であるフェライト粒子を有していることを
特徴とする請求項68記載の画像形成方法。 - 【請求項74】 該キャリアは、スピネル構造単相、マ
グネットプランバイト構造単相、少なくともスピネル構
造またはマグネットプランバイト構造を有する複合相、
スピネル構造及びマグネットプランバイト構造の複合相
であり、そのとき、スピネル相とマグネットプランバイ
ト相とのモル比が1:1乃至10:1であることを特徴
とする請求項68記載の画像形成方法。 - 【請求項75】 該キャリアは、108 乃至1013Ω・
cmの比抵抗を有していることを特徴とする請求項68
記載の画像形成方法。 - 【請求項76】 該酸成分を含有するビニル系樹脂と該
ポリエステル樹脂が下記条件 0.1≦X+Y≦10 900≧AX×X>AY×Y (式中、Xはビニル系樹脂の添加量を示し、Yはポリエ
ステル樹脂の添加量を示し、AXはビニル系樹脂の酸価
(mgKOH/g)を示し、AYはポリエステル樹脂の
酸価(mgKOH/g)を示す。)を満足することを特
徴とする請求項68記載の画像形成方法。 - 【請求項77】 該ポリエステル樹脂は、30以下の酸
価を有することを特徴とする請求項68記載の画像形成
方法。 - 【請求項78】 該ビニル系樹脂は、5乃至100の酸
価を有することを特徴とする請求項68記載の画像形成
方法。 - 【請求項79】 該ポリエステル樹脂は、ビニル系単量
体により変性されていることを特徴とする請求項68記
載の画像形成方法。 - 【請求項80】 少なくとも導電性支持体、及び電荷発
生層及び電荷輸送層の積層構造を有する感光層を有して
いる電子写真感光体を使用して潜像画像を形成し、該潜
像画像を現像剤を用いて顕像化し転写材に転写形成する
画像形成方法において、 該電子写真感光体の表面層には、フッ素原子及び/或は
珪素原子を有する物質が存在し、かつXPS測定による
該フッ素原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条
件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、 該現像剤は、少なくとも重合性単量体、着色剤及びスチ
レン−ブタジエン樹脂を含有する重合性単量体組成物を
使用して懸濁重合法により直接的に得られたトナーであ
り、該スチレン−ブタジエン樹脂の共重合比(スチレ
ン:ブタジエン)が95:5乃至65:35であるトナ
ー及び0.01乃至0.2μmの平均粒径及び20乃至
98%の疎水化度を有する酸化チタンを含有することを
特徴とする画像形成方法。 - 【請求項81】 該スチレン−ブタジエン樹脂の含有量
がトナー100重量部に対して0.1重量部以上10重
量部以下であることを特徴とする請求項80記載の画像
形成方法。 - 【請求項82】 該スチレン−ブタジエン樹脂がブロッ
ク共重合であることを特徴とする請求項80記載の画像
形成方法。 - 【請求項83】 該酸化チタンは、カップリング剤の加
水分解によって表面処理されていることを特徴とする請
求項80記載の画像形成方法。 - 【請求項84】 該酸化チタンは、400nmにおける
光透過率40%以上を有していることを特徴とする請求
項80記載の画像形成方法。 - 【請求項85】 該電子写真感光体の表面層は、ポリカ
ーボネートを含有することを特徴とする請求項80記載
の画像形成方法。 - 【請求項86】 該電子写真感光体の表面層は、非対称
性ジオールを用いて合成されるポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項80記載の画像形成方法。 - 【請求項87】 該電子写真感光体は、感光層上に保護
層を有しており、該保護層は、ポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項80記載の画像形成方法。 - 【請求項88】 少なくとも導電性支持体、及び電荷発
生層及び電荷輸送層の積層構造を有する感光層を有して
いる電子写真感光体を使用して潜像画像を形成し、該潜
像画像を現像剤を用いて顕像化し転写材に転写形成する
画像形成方法において、 該電子写真感光体の表面層には、フッ素原子及び/或は
珪素原子を有する物質が存在し、かつXPS測定による
該フッ素原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条
件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、 該現像剤は、少なくとも重合性単量体、着色剤、ポリエ
ステル樹脂及びスチレン−ブタジエン樹脂を含有する重
合性単量体組成物を使用して懸濁重合法により直接的に
得られたトナーであり、該スチレン−ブタジエン樹脂の
共重合比(スチレン:ブタジエン)が95:5乃至6
5:35であるトナー及び0.01乃至0.2μmの平
均粒径及び20乃至98%の疎水化度を有する酸化チタ
ンを含有することを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項89】 該ポリエステル樹脂は、30mgKO
H/g以下の酸価を有していることを特徴とする請求項
88記載の画像形成方法。 - 【請求項90】 前記トナーにおけるポリエステル樹脂
はビニル系単量体により変性されていることを特徴とす
る請求項88記載の画像形成方法。 - 【請求項91】 スチレン−ブタジエン樹脂がブロック
共重合であることを特徴とする請求項88記載の画像形
成方法。 - 【請求項92】 該酸化チタンは、カップリング剤の加
水分解によって表面処理されていることを特徴とする請
求項88記載の画像形成方法。 - 【請求項93】 該酸化チタンは、400nmにおける
光透過率40%以上を有していることを特徴とする請求
項88記載の画像形成方法。 - 【請求項94】 該電子写真感光体の表面層は、ポリカ
ーボネートを含有することを特徴とする請求項88記載
の画像形成方法。 - 【請求項95】 該電子写真感光体の表面層は、非対称
性ジオールを用いて合成されるポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項88記載の画像形成方法。 - 【請求項96】 該電子写真感光体は、感光層上に保護
層を有しており、該保護層は、ポリカーボネートを含有
することを特徴とする請求項88記載の画像形成方法。 - 【請求項97】 少なくとも導電性支持体、及び電荷発
生層及び電荷輸送層の積層構造を有する感光層を有して
いる電子写真感光体を使用して潜像画像を形成し、該潜
像画像を現像剤を用いて顕像化し転写材に転写形成する
画像形成方法において、 該電子写真感光体の表面層には、フッ素原子及び/或は
珪素原子を有する物質が存在し、かつXPS測定による
該フッ素原子及び該珪素原子と炭素原子との比が下記条
件 フッ素原子/炭素原子(F/C)=0.01〜1.00 珪素原子/炭素原子(Si/C)=0.03〜1.00 を満足し、 該現像剤は、少なくとも重合性単量体、着色剤、酸成分
を有するビニル系樹脂及びポリエステル樹脂を含有する
重合性単量体組成物を使用して懸濁重合法により直接的
に得られたトナー及び0.01乃至0.2μmの平均粒
径及び20乃至98%の疎水化度を有する酸化チタンを
含有することを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項98】 該酸成分を含有するビニル系樹脂と該
ポリエステル樹脂が下記条件 0.1≦a+b≦10 900≧A×a>B×b (式中、aはビニル系樹脂の添加量を示し、bはポリエ
ステル樹脂の添加量を示し、Aはビニル系樹脂の酸価
(mgKOH/g)を示し、Bはポリエステル樹脂の酸
価(mgKOH/g)を示す。)を満足することを特徴
とする請求項97記載の画像形成方法。 - 【請求項99】 該ポリエステル樹脂は、30以下の酸
価を有することを特徴とする請求項97記載の画像形成
方法。 - 【請求項100】 該ビニル系樹脂は、5乃至100の
酸価を有することを特徴とする請求項97記載の画像形
成方法。 - 【請求項101】 該ポリエステル樹脂は、ビニル系単
量体により変性されていることを特徴とする請求項97
記載の画像形成方法。 - 【請求項102】 該酸化チタンは、カップリング剤の
加水分解によって表面処理されていることを特徴とする
請求項97記載の画像形成方法。 - 【請求項103】 該酸化チタンは、400nmにおけ
る光透過率40%以上を有していることを特徴とする請
求項97記載の画像形成方法。 - 【請求項104】 該電子写真感光体の表面層は、ポリ
カーボネートを含有することを特徴とする請求項97記
載の画像形成方法。 - 【請求項105】 該電子写真感光体の表面層は、非対
称性ジオールを用いて合成されるポリカーボネートを含
有することを特徴とする請求項97記載の画像形成方
法。 - 【請求項106】 該電子写真感光体は、感光層上に保
護層を有しており、該保護層は、ポリカーボネートを含
有することを特徴とする請求項97記載の画像形成方
法。
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1993
- 1993-12-20 JP JP05319323A patent/JP3083034B2/ja not_active Expired - Fee Related
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