JPH07174082A - スクロール型流体機械 - Google Patents
スクロール型流体機械Info
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- JPH07174082A JPH07174082A JP5344555A JP34455593A JPH07174082A JP H07174082 A JPH07174082 A JP H07174082A JP 5344555 A JP5344555 A JP 5344555A JP 34455593 A JP34455593 A JP 34455593A JP H07174082 A JPH07174082 A JP H07174082A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main shaft
- scroll
- fluid machine
- recess
- housing
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/005—Axial sealings for working fluid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/10—Outer members for co-operation with rotary pistons; Casings
- F01C21/102—Adjustment of the interstices between moving and fixed parts of the machine by means other than fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のスクロール型流体機械に比べて主軸の
軸方向可動距離が小さく、また、主軸の軸方向の移動を
規制する部位の良好な潤滑が保証されたスクロール型流
体機械を提供する。 【構成】 主軸に鍔状の突き当て部が形成され、突き当
て部の軸方向両側に、主軸の軸方向支持用のスラスト受
け部材が配設され、一方のスラスト受け部材に軸方向に
隣接してスペーサー部材が配設され、突き当て部とスラ
スト受け部材とスペーサー部材とを収容する凹部がハウ
ジングに形成され、前記凹部の底面と共働して突き当て
部とスラスト受け部材とスペーサー部材とを挟持する支
持部材がハウジングに着脱可能に取り付けられている。
軸方向可動距離が小さく、また、主軸の軸方向の移動を
規制する部位の良好な潤滑が保証されたスクロール型流
体機械を提供する。 【構成】 主軸に鍔状の突き当て部が形成され、突き当
て部の軸方向両側に、主軸の軸方向支持用のスラスト受
け部材が配設され、一方のスラスト受け部材に軸方向に
隣接してスペーサー部材が配設され、突き当て部とスラ
スト受け部材とスペーサー部材とを収容する凹部がハウ
ジングに形成され、前記凹部の底面と共働して突き当て
部とスラスト受け部材とスペーサー部材とを挟持する支
持部材がハウジングに着脱可能に取り付けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール型流体機械に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来構造のスクロール型圧縮機を図２に
示す。図２のスクロール型圧縮機は、ケース１０１に固
定された固定スクロール１０２と、固定スクロール１０
２のうず巻き体１０２ｂにかみ合ううず巻き体１０３ｂ
を有する可動スクロール１０３とを備えている。可動ス
クロール１０３に形成されたボス部１０３ｃが、主軸１
０４の左端に形成された偏心クランクピン１０７に摺動
可能に外嵌している。主軸１０４はハウジング１０６に
よって回転可能に支持されている。主軸の右端部に電動
モータのロータ１３０が外嵌固定され、ロータ１３０の
径方向外方にステータ１４０が配設されている。本スク
ロール型圧縮機においては、電動モータにより主軸１０
４が回転駆動され、主軸１０４の回転に伴って偏心クラ
ンクピン１０７に外嵌する可動スクロール１０３が公転
し、可動スクロール１０３のうず巻き体１０３ｂと固定
スクロールのうず巻き体１０２ｂとの間に形成される加
圧室１５０内で流体が圧縮される。
示す。図２のスクロール型圧縮機は、ケース１０１に固
定された固定スクロール１０２と、固定スクロール１０
２のうず巻き体１０２ｂにかみ合ううず巻き体１０３ｂ
を有する可動スクロール１０３とを備えている。可動ス
クロール１０３に形成されたボス部１０３ｃが、主軸１
０４の左端に形成された偏心クランクピン１０７に摺動
可能に外嵌している。主軸１０４はハウジング１０６に
よって回転可能に支持されている。主軸の右端部に電動
モータのロータ１３０が外嵌固定され、ロータ１３０の
径方向外方にステータ１４０が配設されている。本スク
ロール型圧縮機においては、電動モータにより主軸１０
４が回転駆動され、主軸１０４の回転に伴って偏心クラ
ンクピン１０７に外嵌する可動スクロール１０３が公転
し、可動スクロール１０３のうず巻き体１０３ｂと固定
スクロールのうず巻き体１０２ｂとの間に形成される加
圧室１５０内で流体が圧縮される。
【０００３】主軸の軸方向の移動を規制する必要がある
が、図２のスクロール型圧縮機では、図中左方向への移
動は、Ｂ−１部でのロータ１３０とハウジング１０６と
の当接により規制され、図中右方向への移動は、Ａ−１
部での主軸１０４に外嵌固定されたバランサー１０９と
ハウジング１０６との当接により、或いはＡ−２部での
主軸１０４に形成された鍔状の突き当て部１１１とハウ
ジング１０６との当接により、規制される。同様の構成
を有する他のスクロール型圧縮機において、図２中左方
向への移動の規制を、Ｂ−２部での可動スクロールのボ
ス１０３ｃと主軸１０４に形成された鍔状の突き当て部
１１１との当接により、或いはＢ−３部での可動スクロ
ール１０３と偏心クランクピン１０７との当接により、
行っているものも見受けられる。
が、図２のスクロール型圧縮機では、図中左方向への移
動は、Ｂ−１部でのロータ１３０とハウジング１０６と
の当接により規制され、図中右方向への移動は、Ａ−１
部での主軸１０４に外嵌固定されたバランサー１０９と
ハウジング１０６との当接により、或いはＡ−２部での
主軸１０４に形成された鍔状の突き当て部１１１とハウ
ジング１０６との当接により、規制される。同様の構成
を有する他のスクロール型圧縮機において、図２中左方
向への移動の規制を、Ｂ−２部での可動スクロールのボ
ス１０３ｃと主軸１０４に形成された鍔状の突き当て部
１１１との当接により、或いはＢ−３部での可動スクロ
ール１０３と偏心クランクピン１０７との当接により、
行っているものも見受けられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】主軸１０４の軸方向の
移動の規制を、Ａ−１部またはＡ−２部とＢ−１部とに
より行う場合、主軸１０４の軸方向寸法公差、及びハウ
ジング１０６の軸方向寸法公差を勘案すると、主軸１０
４の軸方向可動距離ＬＬを大きく設定する必要がある。
この結果、接触を意図しないＢ−２部の鍔状の突き当て
部１１１とハウジング１０６とが、或いは、Ｂ−３部の
偏心クランクピン１０７と可動スクロール１０３とが、
接触し、該部が損傷するという問題があった。また、主
軸１０４の軸方向の移動の規制を、Ａ−１部またはＡ−
２部とＢ−１部とにより行う場合、潤滑不良によりＡ−
１部、Ａ−２部、Ｂ−１部の磨耗量が増大する可能性が
あり、係る場合に、主軸１０４の軸方向可動距離ＬＬが
増大し、前記接触を意図しないＢ−２、Ｂ−３部でカジ
リ等が発生して、該部が損傷するおそれがあるという問
題があった。主軸１０４の軸方向の移動の規制を、Ａ−
１部またはＡ−２部とＢ−２部またはＢ−３部とにより
行う場合でも、同様の問題があった。本発明は、上記問
題に鑑みてなされたものであり、従来のスクロール型流
体機械に比べて主軸の軸方向可動距離が小さく、また、
主軸の軸方向の移動を規制する部位の良好な潤滑が保証
されたスクロール型流体機械を提供することを目的とす
る。
移動の規制を、Ａ−１部またはＡ−２部とＢ−１部とに
より行う場合、主軸１０４の軸方向寸法公差、及びハウ
ジング１０６の軸方向寸法公差を勘案すると、主軸１０
４の軸方向可動距離ＬＬを大きく設定する必要がある。
この結果、接触を意図しないＢ−２部の鍔状の突き当て
部１１１とハウジング１０６とが、或いは、Ｂ−３部の
偏心クランクピン１０７と可動スクロール１０３とが、
接触し、該部が損傷するという問題があった。また、主
軸１０４の軸方向の移動の規制を、Ａ−１部またはＡ−
２部とＢ−１部とにより行う場合、潤滑不良によりＡ−
１部、Ａ−２部、Ｂ−１部の磨耗量が増大する可能性が
あり、係る場合に、主軸１０４の軸方向可動距離ＬＬが
増大し、前記接触を意図しないＢ−２、Ｂ−３部でカジ
リ等が発生して、該部が損傷するおそれがあるという問
題があった。主軸１０４の軸方向の移動の規制を、Ａ−
１部またはＡ−２部とＢ−２部またはＢ−３部とにより
行う場合でも、同様の問題があった。本発明は、上記問
題に鑑みてなされたものであり、従来のスクロール型流
体機械に比べて主軸の軸方向可動距離が小さく、また、
主軸の軸方向の移動を規制する部位の良好な潤滑が保証
されたスクロール型流体機械を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、主軸に鍔状の突き当て部が形成
され、突き当て部の軸方向両側に、主軸の軸方向支持用
のスラスト受け部材が配設され、一方のスラスト受け部
材に軸方向に隣接してスペーサー部材が配設され、突き
当て部とスラスト受け部材とスペーサー部材とを収容す
る凹部がハウジングに形成され、前記凹部の底面と共働
して突き当て部とスラスト受け部材とスペーサー部材と
を挟持する支持部材がハウジングに着脱可能に取り付け
られていることを特徴とするスクロール型流体機械を提
供する。本発明の好ましい態様においては、前記支持部
材は、主軸に外嵌し且つ前記凹部を閉鎖する蓋部材であ
り、主軸には前記凹部へ潤滑油を供給するめの油路が形
成されている。本発明の他の好ましい態様においては、
ハウジング又は蓋部材の何れか一方に、凹部内の潤滑油
を排出する油路が形成されている。
に、本発明においては、主軸に鍔状の突き当て部が形成
され、突き当て部の軸方向両側に、主軸の軸方向支持用
のスラスト受け部材が配設され、一方のスラスト受け部
材に軸方向に隣接してスペーサー部材が配設され、突き
当て部とスラスト受け部材とスペーサー部材とを収容す
る凹部がハウジングに形成され、前記凹部の底面と共働
して突き当て部とスラスト受け部材とスペーサー部材と
を挟持する支持部材がハウジングに着脱可能に取り付け
られていることを特徴とするスクロール型流体機械を提
供する。本発明の好ましい態様においては、前記支持部
材は、主軸に外嵌し且つ前記凹部を閉鎖する蓋部材であ
り、主軸には前記凹部へ潤滑油を供給するめの油路が形
成されている。本発明の他の好ましい態様においては、
ハウジング又は蓋部材の何れか一方に、凹部内の潤滑油
を排出する油路が形成されている。
【０００６】
【作用】本発明においては、ハウジングに形成された凹
部の底面とハウジングに着脱可能に取り付けられた支持
部材とにより、主軸に形成された鍔状の突き当て部とス
ラスト受け部材とスペーサー部材とを挟持して、主軸の
軸方向の移動を規制しているので、種々の厚さのスペー
サー部材を予め準備しておけば、主軸とハウジングを組
付ける際に、主軸に形成された鍔状の突き当て部の軸方
向寸法公差、及びハウジングに形成された凹部の軸方向
寸法公差に応じて、準備したスペーサー部材の中から適
宜に使用するスペーサー部材を選択、使用して、主軸の
軸方向可動距離を任意に規制することができる。従っ
て、主軸の軸方向可動距離を従来に比べて遙に小さくす
ることができる。また本発明においては、支持部材によ
って前記凹部を閉鎖し、且つ前記凹部に潤滑油を供給
し、また前記凹部から余分な潤滑油を排出しているの
で、主軸の軸方向の移動を規制する部位の良好な潤滑が
保証される。
部の底面とハウジングに着脱可能に取り付けられた支持
部材とにより、主軸に形成された鍔状の突き当て部とス
ラスト受け部材とスペーサー部材とを挟持して、主軸の
軸方向の移動を規制しているので、種々の厚さのスペー
サー部材を予め準備しておけば、主軸とハウジングを組
付ける際に、主軸に形成された鍔状の突き当て部の軸方
向寸法公差、及びハウジングに形成された凹部の軸方向
寸法公差に応じて、準備したスペーサー部材の中から適
宜に使用するスペーサー部材を選択、使用して、主軸の
軸方向可動距離を任意に規制することができる。従っ
て、主軸の軸方向可動距離を従来に比べて遙に小さくす
ることができる。また本発明においては、支持部材によ
って前記凹部を閉鎖し、且つ前記凹部に潤滑油を供給
し、また前記凹部から余分な潤滑油を排出しているの
で、主軸の軸方向の移動を規制する部位の良好な潤滑が
保証される。
【０００７】
【実施例】本発明の第１実施例を、図１に基づいて説明
する。図１に示すように、ケース１内に、うず巻き体２
ｂを備える固定スクロールと、固定スクロールのうず巻
き体２ｂにかみ合ううず巻き体３ｂと一方の側面に前記
うず巻き体３ｂが形成された端板３ａと端板３ａの他方
の側面に形成された円環状のボス３ｃとを備える可動ス
クロール３とが配設されている。固定スクロールはケー
ス１に固定されている。ケース１内には主軸４が配設さ
れている。主軸４は、ベアリング５を介してハウジング
６により回動自在に支持されている。主軸４の一端に、
主軸４の軸線Ｘから偏心して、且つ軸線Ｘに平行に、ク
ランクピン７が形成されている。クランクピン７は、ベ
アリング８を介して、ボス３ｃに回動自在に内嵌してい
る。この結果、主軸４が回転すると、可動スクロール３
は軸線Ｘの回りに公転、すなわち円軌道運動をする。可
動スクロール３の公転により、固定スクロールのうず巻
き体２ｂと可動スクロールのうず巻き体３ｂとの間に形
成される加圧室内で流体の圧縮が行われる。主軸４に
は、回転により発生するアンバランスフォースを打ち消
すためのバランスウェイト９が取りつけられている。可
動スクロール３とハウジング６との間には、可動スクロ
ールの自転を阻止するためのオルダムカップリング１０
が配設されている。
する。図１に示すように、ケース１内に、うず巻き体２
ｂを備える固定スクロールと、固定スクロールのうず巻
き体２ｂにかみ合ううず巻き体３ｂと一方の側面に前記
うず巻き体３ｂが形成された端板３ａと端板３ａの他方
の側面に形成された円環状のボス３ｃとを備える可動ス
クロール３とが配設されている。固定スクロールはケー
ス１に固定されている。ケース１内には主軸４が配設さ
れている。主軸４は、ベアリング５を介してハウジング
６により回動自在に支持されている。主軸４の一端に、
主軸４の軸線Ｘから偏心して、且つ軸線Ｘに平行に、ク
ランクピン７が形成されている。クランクピン７は、ベ
アリング８を介して、ボス３ｃに回動自在に内嵌してい
る。この結果、主軸４が回転すると、可動スクロール３
は軸線Ｘの回りに公転、すなわち円軌道運動をする。可
動スクロール３の公転により、固定スクロールのうず巻
き体２ｂと可動スクロールのうず巻き体３ｂとの間に形
成される加圧室内で流体の圧縮が行われる。主軸４に
は、回転により発生するアンバランスフォースを打ち消
すためのバランスウェイト９が取りつけられている。可
動スクロール３とハウジング６との間には、可動スクロ
ールの自転を阻止するためのオルダムカップリング１０
が配設されている。
【０００８】ベアリング５に隣接して、主軸４に鍔状の
突き当て部１１が形成されている。突き当て部１１の軸
方向両側に、主軸４を軸方向に支持するためのリング状
のスラスト受け部材１２が配設されている。クランクピ
ン７から離隔する側のスラスト受け部材１２に軸方向に
隣接して、リング状のスペーサー部材１３が配設されて
いる。突き当て部１１とスラスト受け部材１２とスペー
サー部材１３とは、ハウジングの端部に形成された環状
凹部１４内に収容されている。凹部１４の底面と共働し
て突き当て部１１とスラスト受け部材１２とスペーサー
部材１３とを挟持し、且つ凹部１４を閉鎖する蓋部材１
５が、主軸４に外嵌し、ハウジング６の端部に、ボルト
１６により着脱可能に取り付けられている。スペーサー
部材１３は、ボルト１７により蓋部材１５に取り付けら
れ、スラスト受け部材１２はピン１８により、ハウジン
グ６、スペーサー部材１３に取り付けられている。主軸
４には、軸方向に延在する第１油路１９と、第１油路１
９から分岐してベアリング５に対峙する側面に開口する
第２油路２０とが形成されている。主軸４の側面には、
第２油路２０の開口端部から軸方向に延在し凹部１４に
連通する油溝２１が形成されている。蓋部材１５には、
凹部１４に連通する貫通油路２２が形成されている。
突き当て部１１が形成されている。突き当て部１１の軸
方向両側に、主軸４を軸方向に支持するためのリング状
のスラスト受け部材１２が配設されている。クランクピ
ン７から離隔する側のスラスト受け部材１２に軸方向に
隣接して、リング状のスペーサー部材１３が配設されて
いる。突き当て部１１とスラスト受け部材１２とスペー
サー部材１３とは、ハウジングの端部に形成された環状
凹部１４内に収容されている。凹部１４の底面と共働し
て突き当て部１１とスラスト受け部材１２とスペーサー
部材１３とを挟持し、且つ凹部１４を閉鎖する蓋部材１
５が、主軸４に外嵌し、ハウジング６の端部に、ボルト
１６により着脱可能に取り付けられている。スペーサー
部材１３は、ボルト１７により蓋部材１５に取り付けら
れ、スラスト受け部材１２はピン１８により、ハウジン
グ６、スペーサー部材１３に取り付けられている。主軸
４には、軸方向に延在する第１油路１９と、第１油路１
９から分岐してベアリング５に対峙する側面に開口する
第２油路２０とが形成されている。主軸４の側面には、
第２油路２０の開口端部から軸方向に延在し凹部１４に
連通する油溝２１が形成されている。蓋部材１５には、
凹部１４に連通する貫通油路２２が形成されている。
【０００９】上記構成を有する本実施例に係るスクロー
ル型圧縮機にあっては、ハウジング６に形成された凹部
１４の底面とハウジング６の端部に着脱可能に取り付け
られた蓋部材１５とにより、主軸４に形成された鍔状の
突き当て部１１とスラスト受け部材１２とスペーサー部
材１３とを挟持して、主軸４の軸方向の移動を規制して
いる。従って、種々の厚さのスペーサー部材１３を予め
準備しておけば、主軸４とハウジング６を組付ける際
に、主軸４に形成された鍔状の突き当て部１１の軸方向
寸法公差、及びハウジング６に形成された凹部１４の軸
方向寸法公差に応じて、準備したスペーサー部材１３の
中から適宜に、使用するスペーサー部材１３を選択、使
用して、主軸４の軸方向可動距離Ｌを任意に規制するこ
とができる。従って、主軸４の軸方向可動距離Ｌを従来
に比べて遙に小さくすることができる。
ル型圧縮機にあっては、ハウジング６に形成された凹部
１４の底面とハウジング６の端部に着脱可能に取り付け
られた蓋部材１５とにより、主軸４に形成された鍔状の
突き当て部１１とスラスト受け部材１２とスペーサー部
材１３とを挟持して、主軸４の軸方向の移動を規制して
いる。従って、種々の厚さのスペーサー部材１３を予め
準備しておけば、主軸４とハウジング６を組付ける際
に、主軸４に形成された鍔状の突き当て部１１の軸方向
寸法公差、及びハウジング６に形成された凹部１４の軸
方向寸法公差に応じて、準備したスペーサー部材１３の
中から適宜に、使用するスペーサー部材１３を選択、使
用して、主軸４の軸方向可動距離Ｌを任意に規制するこ
とができる。従って、主軸４の軸方向可動距離Ｌを従来
に比べて遙に小さくすることができる。
【００１０】また上記実施例においては、蓋部材１５よ
って凹部１４凹部を閉鎖し、且つ油路１９、２０、およ
び油溝２１を介して凹部１４に潤滑油を供給しているの
で、突き当て部１１、スラスト受け部材１２は常時十分
に潤滑される。また、蓋部材には凹部１４凹部に連通す
る貫通油路２２が形成されているので、凹部１４内の余
分な潤滑油は貫通油路２２を通って、凹部１４から排出
される。従って、凹部１４内の潤滑油は常に新鮮な状態
に保持される。上記２つの要因により、突き当て部１
１、スラスト受け部材１２の摺動部は常に良好な潤滑状
態に置かれる。これにより、該部に過大な磨耗が発生す
る事態が防止され、主軸４の可動距離増大による部材の
損傷発生が防止される。
って凹部１４凹部を閉鎖し、且つ油路１９、２０、およ
び油溝２１を介して凹部１４に潤滑油を供給しているの
で、突き当て部１１、スラスト受け部材１２は常時十分
に潤滑される。また、蓋部材には凹部１４凹部に連通す
る貫通油路２２が形成されているので、凹部１４内の余
分な潤滑油は貫通油路２２を通って、凹部１４から排出
される。従って、凹部１４内の潤滑油は常に新鮮な状態
に保持される。上記２つの要因により、突き当て部１
１、スラスト受け部材１２の摺動部は常に良好な潤滑状
態に置かれる。これにより、該部に過大な磨耗が発生す
る事態が防止され、主軸４の可動距離増大による部材の
損傷発生が防止される。
【００１１】上記実施例においては、クランクピン７か
ら離隔する側のスラスト受け部材１２に軸方向に隣接し
て、リング状のスペーサー部材１３を配設したが、クラ
ンクピン７に近接する側のスラスト受け部材１２に軸方
向に隣接して、リング状のスペーサー部材１３を配設し
ても良い。また、上記実施例においては、蓋部材１５に
貫通油路２２を形成したが、ハウジング４に、凹部１４
に連通する貫通油路を形成しても良い。
ら離隔する側のスラスト受け部材１２に軸方向に隣接し
て、リング状のスペーサー部材１３を配設したが、クラ
ンクピン７に近接する側のスラスト受け部材１２に軸方
向に隣接して、リング状のスペーサー部材１３を配設し
ても良い。また、上記実施例においては、蓋部材１５に
貫通油路２２を形成したが、ハウジング４に、凹部１４
に連通する貫通油路を形成しても良い。
【００１２】
【効果】以上説明したごとく、本発明にあっては、ハウ
ジングに形成された凹部の底面とハウジングに着脱可能
に取り付けられた支持部材とにより、主軸に形成された
鍔状の突き当て部とスラスト受け部材とスペーサー部材
とを挟持して、主軸の軸方向の移動を規制しているの
で、種々の厚さのスペーサー部材を予め準備しておけ
ば、主軸とハウジングを組付ける際に、主軸に形成され
た鍔状の突き当て部の軸方向寸法公差、及びハウジング
に形成された凹部の軸方向寸法公差に応じて、準備した
スペーサー部材の中から適宜に使用するスペーサー部材
を選択、使用して、主軸の軸方向可動距離を任意に規制
することができる。従って、主軸の軸方向可動距離を従
来に比べて遙に小さくすることができる。また本発明に
おいては、支持部材によって前記凹部を閉鎖し、且つ前
記凹部に潤滑油を供給しているので、主軸の軸方向の移
動を規制する部位の良好な潤滑が保証される。これによ
り、主軸の軸方向の移動を規制する部位の過大な磨耗が
防止され、ひいては主軸の可動距離増大による部材の損
傷発生が防止される。
ジングに形成された凹部の底面とハウジングに着脱可能
に取り付けられた支持部材とにより、主軸に形成された
鍔状の突き当て部とスラスト受け部材とスペーサー部材
とを挟持して、主軸の軸方向の移動を規制しているの
で、種々の厚さのスペーサー部材を予め準備しておけ
ば、主軸とハウジングを組付ける際に、主軸に形成され
た鍔状の突き当て部の軸方向寸法公差、及びハウジング
に形成された凹部の軸方向寸法公差に応じて、準備した
スペーサー部材の中から適宜に使用するスペーサー部材
を選択、使用して、主軸の軸方向可動距離を任意に規制
することができる。従って、主軸の軸方向可動距離を従
来に比べて遙に小さくすることができる。また本発明に
おいては、支持部材によって前記凹部を閉鎖し、且つ前
記凹部に潤滑油を供給しているので、主軸の軸方向の移
動を規制する部位の良好な潤滑が保証される。これによ
り、主軸の軸方向の移動を規制する部位の過大な磨耗が
防止され、ひいては主軸の可動距離増大による部材の損
傷発生が防止される。
【図１】本発明の実施例に係るスクロール型圧縮機の部
分側断面図である。
分側断面図である。
【図２】従来構造のスクロール型圧縮機の側断面図であ
る。
る。
１ ケース ３ 可動スクロール ４ 主軸 ５ ベアリング ６ ハウジング １１ 鍔状の突き当て部 １２ スラスト受け部材 １３ スペーサー部材 １４ 凹部 １５ 蓋部材 １６、１７ ボルト １８ ピン １９、２０ 油路 ２１ 油溝
Claims (7)
- 【請求項１】 主軸に鍔状の突き当て部が形成され、突
き当て部の軸方向両側に、主軸の軸方向支持用のスラス
ト受け部材が配設され、一方のスラスト受け部材に軸方
向に隣接してスペーサー部材が配設され、突き当て部と
スラスト受け部材とスペーサー部材とを収容する凹部が
ハウジングに形成され、前記凹部の底面と共働して突き
当て部とスラスト受け部材とスペーサー部材とを挟持す
る支持部材がハウジングに着脱可能に取り付けられてい
ることを特徴とするスクロール型流体機械。 - 【請求項２】 スペーサー部材は前記凹部の底面に隣接
して配設されていることを特徴とする請求項１に記載の
スクロール型流体機械。 - 【請求項３】 スペーサー部材は前記支持部材に隣接し
て配設されていることを特徴とする請求項１に記載のス
クロール型流体機械。 - 【請求項４】 前記支持部材は、主軸に外嵌し且つ前記
凹部を閉鎖する蓋部材であり、主軸には前記凹部へ潤滑
油を供給するめの油路が形成されていることを特徴とす
る請求項１乃至３の何れか１項に記載のスクロール型流
体機械。 - 【請求項５】 前記凹部から潤滑油を排出するための油
路がハウジングに形成されていることを特徴とする請求
項４に記載のスクロール型流体機械。 - 【請求項６】 前記凹部から潤滑油を排出するための油
路が蓋部材に形成されていることを特徴とする請求項４
に記載のスクロール型流体機械。 - 【請求項７】 前記凹部は主軸の軸受部近傍に配設され
ていることを特徴とする、請求項４乃至６の何れか１項
に記載のスクロール型流体機械。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344555A JPH07174082A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | スクロール型流体機械 |
| US08/358,317 US5505595A (en) | 1993-12-20 | 1994-12-19 | Scroll type fluid displacement apparatus having axial movement regulation of the driving mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344555A JPH07174082A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | スクロール型流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07174082A true JPH07174082A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18370189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5344555A Pending JPH07174082A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | スクロール型流体機械 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5505595A (ja) |
| JP (1) | JPH07174082A (ja) |
Cited By (1)
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| JP2010090855A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Denso Corp | 電動圧縮機 |
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1993
- 1993-12-20 JP JP5344555A patent/JPH07174082A/ja active Pending
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1994
- 1994-12-19 US US08/358,317 patent/US5505595A/en not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
| US5505595A (en) | 1996-04-09 |
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