JPH07173736A - ダブル加撚装置を備えたクリール - Google Patents
ダブル加撚装置を備えたクリールInfo
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- JPH07173736A JPH07173736A JP23918394A JP23918394A JPH07173736A JP H07173736 A JPH07173736 A JP H07173736A JP 23918394 A JP23918394 A JP 23918394A JP 23918394 A JP23918394 A JP 23918394A JP H07173736 A JPH07173736 A JP H07173736A
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Abstract
織機或いは整経機等に供給出来、従来の通常の織物のみ
ならず、緯糸密度が低く製織速度の高速な織物または撚
度の高い経糸の織物にも対応できる加撚装置を備えたク
リール。 【構成】 フレーム部18に未加撚糸2を巻いたボビン
3を支持して回転するスピンドル8が、複数個配置さ
れ、各スピンドル8の各ボビン3から引き出された糸2
を加撚しながら、シート状19に形成するクリール1に
於いて、スピンドル8は、一本の水平に配置された回転
シャフト8’の中央部を軸受けを介して回転自在にクリ
ール1のフレーム部18に取り付けると共に、回転シャ
フト8’の両側に、未加撚糸2を巻いたボビン3をセッ
トする部分が設けられているものであって、更に当該未
加撚糸を巻いたボビンをセットする部分には、ダブル加
撚機構21が設けられているダブル加撚機構が設けられ
たクリールが示されている。
Description
集合して加工したり巻き取る装置、又はボビンワインダ
等の糸を巻き取る装置等の所定の装置に直接給糸する
際、未加撚糸をダブル加撚して供給する為のクリールに
関するものである。
各種の安全帯やスリングベルト等の帯状織物を製造する
には、ビームに加撚糸を所要本数巻いて製織するか、予
め加撚した糸をボビンに巻き、このボビンをクリールに
配置して該クリールから加撚糸を供給する方法がとられ
ている。
のような問題がある。即ち、撚糸加工そのものは、一般
には、織物メーカー内では行なわれず外部の撚糸業者に
依頼するのが普通である。従って、用途や糸の仕様によ
り個々の織物に要求される風合いに応じて撚り度の変更
を必要とするにも拘わらず、又撚糸加工後は不具合と分
かっても撚り度の実質的な変更はできずそのまま使用せ
ざるを得なかった。また、各ボビンには同一長さの撚糸
が巻かれているとは限らず、ばらつきがあり加撚糸の無
駄が生じる。
ージパッケージの原糸の長さに比べて長くても二分の
一、通常は三分の一であり、この為製織の途中で加撚糸
ボビンの交換と糸結びの手間がかかり且つ製品の用途に
よって結び目部分は不良品となり廃棄しなければならな
いものがあり不都合があった。このように、撚糸をたて
糸として使用する織物の製織の場合は次に述べる未加撚
糸をクリールからダイレクトに織機に供給する場合に比
べて不都合な点が多く問題となっていた。
りダイレクトに製織する場合には、ラージパッケージの
原糸のまま使用する為に製織の途中で原糸どうしをつな
ぐ手間がなく、また巻き返し工程や整経工程が不用で、
さらに原糸を外部の撚糸業者に送って撚糸加工を依頼し
なくても済む等の理由から製造効率が前者の場合に比較
して格段と優れているものの、無撚である為に製品の腰
が弱い等風合いは限定され、摩耗に対して弱い等品質的
に若干問題があり、また使用する糸によっては製織中に
フィラメント糸が切れて毛羽立ちやすく、これがひどく
なると織機を停止させて正常な状態に復旧させなければ
ならない煩わしさがある。
昭57ー029084号において未加撚糸を巻いた各ボ
ビンに対してフライヤー機構に類似した構成の加撚装置
を装備して、ボビンから未加撚糸を送ると同時に該未加
撚糸に撚りを加えるようにしたクリールを提案した。こ
の発明によればラージパッケージの未加撚糸を加撚して
織機に供給する目的は達成することができたものの設備
費用が多額となる問題があった。
89847号において、比較的少額の設備投資費用で同
様の効果を挙げることを目的として、加撚機構にリング
とトラベラーを使用したクリールを提案し、前記フライ
ヤー機構に類似した構成のものより構造が簡単でコスト
が比較的に安価なものになった。しかし、安価になった
設備投資費用といっても、撚糸加工の費用に比べたとき
圧倒的にコストが低くなったとは言えない費用を必要と
する欠点があり問題の抜本的解決に至らなかった。
ていずれも加撚機構の主要部分であるスピンドル駆動伝
達手段をシャフトとベベルギアの組み合わせる構成を採
用する事を開示しているが、機構的に複雑な為に、設備
投資費用の引き下げを妨げる原因となっていた。また、
特願昭60ー189847号において、S撚りとZ撚り
の2方向の撚糸を供給する技術が開示されているが、単
一のモーターで駆動しベルトの掛け替えにより回転方向
を変える方法と2系列の駆動装置を使用する例に留ま
り、回転数つまり撚度の変更を複数にわたり行なうこと
については何も触れられていない。
謂ストレート紙管(円筒形紙管)に巻かれた原糸の使用
例を挙げているのみで、一方向にのみ糸が引き出される
テーパー紙管やアルミパーンを使用するケースには何も
触れられていない。こうした巻き姿の原糸が使用可能な
加撚装置を備えたクリールが要望されていた。また、従
来の上記2つの公知例は、加撚糸を使用した従来の織物
が、例えば1000dで撚度が100t/m位、150
0dで撚度が80t/m位であることからスピンドルの
回転も比較的に低回転(標準として300回転/分)に
設定されることを想定している。
回転しても簡単な機構でも問題がなかったのである。し
かし、所謂すだれ織りのような緯糸の密度の低い織物に
こうしたクリールを採用した場合には、その織り速度が
早いので、このような低回転では糸に加える撚り度が不
足して殆ど撚りが入らない。更に、織物のたて糸を強撚
糸としたい場合にも対応ができないという問題が残され
ていた。
る従来技術の欠点を改良し、対象となる未加撚糸の巻か
れたボビン形状の選択幅を拡げ、且つ、従来の通常の編
織物や網製品にも適用しうると共に、すだれ織りのよう
な緯糸密度が低く製織速度の高速な織物にも、または撚
度の高い経糸の織物にも対応できる広範囲の要求に対応
できる加撚装置を備え、設備費用の大幅な低減を可能と
するクリールを提供することにあり、更には糸そのもの
を加撚して巻き取る等の加撚装置としても使用出来るク
リールを提供することにある。
達成するため、以下に記載する技術構成を採用する。即
ち、フレーム部に適宜の駆動手段により回転させるスピ
ンドルが複数個配置され、各スピンドルに未加撚糸を巻
いたボビンをセットし、各ボビンから引き出された糸を
加撚すると共に、当該複数本の加撚糸を互いに平行にな
る様に引き揃えてシート状に形成するクリールに於い
て、当該スピンドルのそれぞれは、一本の水平に配置さ
れた回転シャフトからなり、該回転シャフトの中央部を
所定のベアリングを介して回転自在に該クリールの該フ
レーム部に取り付けられると共に、当該回転シャフトの
両側に、該未加撚糸を巻いたボビンをセットする部分が
設けられており、且つ該回転シャフトの中央部分に適宜
の駆動手段が係合されているものであって、更に当該未
加撚糸を巻いたボビンをセットする部分には、ダブル加
撚機構が設けられているクリールである。
ルは、上記した様な技術構成を有しているので、次の様
な作用がある。即ち、従来の加撚装置を備えたクリール
では、ボビンを回転させていたので回転方向と逆の方向
に糸が解舒されるように取付ける(ストレート紙管では
正逆にセットする)必要があったり、またボビンからの
引き出し方向が一方向の場合(例えばテーパー紙管)に
は予め解舒方向が逆になるように準備しておく必要があ
ったが、本発明の加撚装置では、ダブル加撚機構を採用
する事によって、ボビンは静止しているのでS・Zいず
れの撚り方向でも、糸の解舒方向により回転方向を限定
されないので、どのような形態のボビンでもそのままセ
ットできる利点がある。
ば単一で共通に使用されるモーターと該モーターの動力
をベルト、チェーン等の適宜の駆動伝達手段を介して、
それぞれのスピンドルの回転シャフトに伝達する構成を
有する駆動系で構成されたものであり、係る構成からな
る駆動系列を単独若しくは複数系列用意することも可能
であり、その系列のそれぞれがスピンドル群を任意の方
向及び任意の回転数に可変できる様に構成することによ
り、原糸の材質や繊度が異なる場合にそれぞれの要求に
より系列毎に撚度や撚り方向を簡便に変更することが可
能である。
ルの具体例を、図面を参照しながら以下に詳細に説明す
る。図1は、本発明に係る該ダブル加撚機構を備えたク
リールの一具体例の構成を示す側面図であり、図2は、
図1に示される該クリールを上から見た平面図に於ける
部分拡大図である。
巻いたボビン3を支持すると共に該ボビンをベルト等か
らなる適宜の駆動手段7により回転させるスピンドル8
が、複数個配置されたフレーム部18の、各スピンドル
8に、該未加撚糸2を巻いたボビン3をセットさせ、各
ボビン3から引き出された糸4を加撚しながら、当該複
数本の加撚糸4を互いに平行になる様に引き揃えてシー
ト状19に形成するクリール1に於いて、当該スピンド
ル8のそれぞれは、一本の水平に配置された回転シャフ
ト8’で一体的に構成され、その中央部を所定の軸受け
の一例であるベアリング20−1、20−2を介して回
転自在に該クリール1の該フレーム部18に支持せしめ
ると共に、当該回転シャフト8’の両側に、該未加撚糸
2を巻いたボビン3をセットするスピンドル部分8が設
けられているものであって、更に当該未加撚糸を巻いた
ボビンをセットする部分には、ダブル加撚機構21が設
けられているダブル加撚機構が設けられたクリールが示
されている。
8’の部分が、前記したベルト、歯付ベルト、チェー
ン、ギア列等により、及び後述するモーター直結の駆動
手段、例えば、該回転シャフト8’とモーターの回転軸
とを適宜の結合手段により結合した構造のものと接続さ
れ、所定の方向に回転せしめられるものである。更に、
本発明に係る該ダブル加撚機構21を具備するクリール
1としては、図2を更に部分拡大した図3及びその一部
断面図である図4から明らかな様に、該回転シャフト
8’に於ける該未加撚糸ボビン3がセットされるスピン
ドル部分8に相当する部分の回転中心軸に沿って、中空
状の糸通路22が形成されている事が好ましく、又、該
スピンドル8を一方向に回転させる駆動手段7が設けら
れており、該駆動手段7の駆動により、当該クリール1
の該フレーム部18の一方の側(A)に配置セットされ
たボビン3−1から引き出される未加撚糸2−1には、
S撚りもしくはZ撚りのいずれかの方向の二重撚が加え
られ、他方の側(B)に配置セットされたボビン3−2
から引き出される未加撚糸2−2には、他方の方向の撚
りである、Z撚りもしくはS撚りのいずれかの方向二重
撚が加えられる様に構成されている事が望ましい。
ーターその他の動力源6と接続すると共に、該複数個配
置されたそれぞれのスピンドルの回転シャフト部8’と
接触して、当該回転シャフト部8’を適宜の方向に回転
せしめられるものである。図1に於いては、一つのモー
ター6−1と接続する該駆動手段7は、当該クリール1
8に配置されている複数個のスピンドルの内、横方向の
二段に配列されている複数個のスピンドル群の回転シャ
フト部8’と接触する様に構成されているものであっ
て、係る構成を一駆動系列として、3系列の駆動系が当
該クリール18に設けられている例を示すものである。
備えたクリール1の具体例を更に詳細に説明するなら
ば、未加撚糸2を巻いたボビン3を支持して、且つ該ボ
ビン3を静止せしめておく支持具、即ち、ボビンサポー
ト10の内部に、中空軸22を持つ回転するスピンドル
8が設けられると共に、該スピンドル8の基部、或いは
ボビンの後部位置等から糸を引き出してダブル加撚をす
る機構21が設けられ、更に該スピンドル8の駆動装置
7を有し、該ボビン3から未加撚糸2を引き出して所定
の装置14に供給する過程で撚り加工を施すように構成
されたクリールであって、該スピンドル8は、中央部分
8’を少なくとも2個の軸受20−1、20−2で保持
せしめられており、当該回転シャフトの中央部8’の左
右に中空軸部分22を有する中空スピンドル部9を有す
る、1本のスピンドル8であり、且つクリール側面から
見て該スピンドルは水平方向に複数本が並列せしめられ
ていると共に、該スピンドル8の前記並列群が複数段設
けられており、該複数のスピンドル8全体を、一群とし
て単一の駆動手段7により予め定められた一方向に回転
させるか、該複数のスピンドル8全体を、幾つかの群に
分割して、それぞれのスピンドル群毎に、それぞれ個別
の駆動手段7を配置せしめ、各スピンドル群毎に、当該
駆動手段7により予め定められた一方向に回転させる事
によって、それぞれの各1本のスピンドル8で左右2本
の未加撚糸を同時にその一方にS撚を又他方にZ撚りを
付与することができるのである。
を有するクリール1においては、該スピンドル8は、中
央部のシャフト8’の両端に設けたスピンドル部8の中
空軸部分22の自由端部に直接若しくは所定の距離をお
いて、該ボビン3から引き出された未加撚糸2を当該中
空軸部分22に導く為のアイレット25と、該中空軸部
分22の基部又はボビンの後部位置の近辺に当該中空軸
部分22から糸を引き出す為のガイドアイレット部16
を有すると共に、該ガイドアイレット部16から該ボビ
ン後部を包込むようなポット状のアウトレットガイド1
1が設けられており、更に、該スピンドル8の自由端部
から中空軸線22に沿って延長された位置に、出口アイ
レット12が設けられている事が好ましい。
にヤーンガイド11’、11”等が設けられていても良
い。更に、本発明に係る該ダブル加撚機構を有するクリ
ールとしては、該スピンドル8の、少なくとも該中空軸
部22を内蔵する両端部分9の外周面には、適宜なベア
リング手段15、15’を介して、該未加撚糸2を巻い
たボビン3をセットするボビンサポート10が設けられ
ると共に、該ボビンサポート10の一部に該スピンドル
8が回転中に該ボビンサポート10を静止状態に維持せ
しめる回転防止手段17を有している事が好ましい。
段17としては、例えば適宜の重さを有する重りが使用
されるものであり、更には、磁力により当該ボビンサポ
ート10の回転を静止させるもので有っても良い。本発
明に使用される該ボビンサポート10及び中空軸部分
は、セットされる未加撚糸を巻いたボビンの形状、種類
に応じて他の形状を有するボビンサポート10及び中空
軸部分と交換可能に構成されている事が望ましい。
の回転数は、例えば、駆動ベルト等からなる該駆動手段
7により少なくとも0から3600rpmの範囲に於い
て可変とするように構成されていることが望ましく、又
前記駆動装置7は、例えばモーター6の駆動源と接続さ
れ、適宜の方向に、且つ所定の回転数によって回転せし
められるものである。
の駆動源6と該駆動手段7とからなる系列が、単一もし
くは複数系列配置されており、当該系列のそれぞれが該
スピンドルの回転方向とその回転数を変換できる様に構
成されていることが望ましい。本発明に係る該ダブル加
撚機構を有するクリール1から未加撚糸を引き出して撚
糸を供給する装置14は織機又は編機等の集合した加撚
糸を加工する装置、整経機等の集合した加撚糸を巻取る
装置、であることが望ましい。
を有するクリール1の構成をまとめて説明するならば、
未加撚糸2を巻いたボビンを支持して静止する支持具、
ボビンサポート10の内部に、回転する中空軸のスピン
ドル8と該スピンドル8の基部、或いはボビン後部位置
又は中間部から糸を引き出してダブル加撚をするダブル
加撚機構21を有すると共に、該スピンドル8の駆動装
置7を有し、該ボビン3から未加撚糸2を引き出して所
定の装置14に供給する過程で、撚り加工を施すように
構成されたクリール1であって、該スピンドル8は、図
2及び図3に示す上部平面図に於いて、クリール本体1
の中央部分に少なくとも2個の軸受を持ち、その左右に
中空軸部分22を有するスピンドル8が、回転シャフト
部8’を介して一本の回転体として構成されているもの
であり、且つクリール側面から見て該スピンドル8は水
平方向に複数本が並列していて、更にクリール側面から
見て垂直方向に該スピンドル8の前記並列群が複数段設
けられており、該スピンドルをモーター6と駆動手段7
により予め定められた一方向に回転させ且つ、回転数を
可変とする様に構成されていて、1本の回転シャフト
8’に形成された2個のスピンドル8で左右2本の糸を
別々に且つ同時にS・Z撚りとするダブル加撚装置を備
えたクリール1であり、更に、前記駆動源6と駆動手段
7からなる単一もしくは複数系の駆動系であり、その系
列のそれぞれがスピンドルの回転方向を変換しかつ、回
転数も変換できる様に構成されているクリールである。
本発明に係るクリール1においては、上述したような
新しい技術を採用したものであって、従来のクリールと
は異なり、単位時間当たり撚数の飛躍的に多い場合にも
対応可能な加撚装置を備えたクリールを提供したもので
ある。
び図2を参照しながら詳細に説明すると、図1は、当該
クリール1の側面図であり、又図2は、当該クリール1
の上部平面図である。図1及び図2から明らかな様に、
当該クリール1のフレーム部18には、複数個のスピン
ドル群8が配列されており、当該スピンドル群の横方向
に配列された2列のスピンドル群が、それぞれ一つのブ
ロックB1、B2、B3を構成し、各ブロック毎にその
左端部に単一の共通モーター6を設け、該モーター6の
回転をそれに係合されたベルト或いはチェーン等の駆動
手段7が、上記各ブロックを構成する各スピンドル8群
の中央部に伝達して、当該スピンドル8をそれぞれ同一
方向に回転させるものである。
てベルトを用いる場合には、所定の間隔でテンションプ
ーリー71を設けられる事が望ましく、それによって、
当該ベルト7とスピンドル部の中央部8’とが常時所定
の接圧力で接触する様にする事が望ましい。又、各スピ
ンドルブロック毎に設けられる駆動モーター6は、当該
ベルト7を各スピンドル8に張設する時には、その位置
を破線で示す様な位置に移動せしめ、当該張設が完了し
た時点で、所定の張力を当該ベルトに付与する為、実線
で示す位置に移動させる様に構成されている事が望まし
い。
ル本体を上から見た平面図に於いて、中央部分に少なく
とも2個の軸受20−1と20−2を持ち、又図2の一
部拡大図である図3から、明らかな様に、その左右にそ
れぞれ中空部分である中空状糸通路を構成する中空軸部
分22と、該中空軸部分22の基部から外に糸を引き出
すガイドアイレット16とアウトレットガイド11を有
する。
のであっても良いことは勿論のことである。この場合は
ガイドアイレット16は中空部の中間の適切な位置に設
けられる。中空スピンドル9の外側にはベアリングを介
してボビンサポート10があり、未加撚糸2を巻いたボ
ビン3を支持する。
転してもボビンサポート10はウエイト17により静止
する構造とされているので、未加撚糸2を巻いたボビン
3はクリールが運転中でも静止している。該左右の中空
スピンドル9及びボビンサポート10はユニットとし
て、中央部分の回転シャフト8’から取付、取り外しが
可能な機構とし、必要に応じて原糸パッケージの形に合
わせたユニットに交換可能にしても良い。
て基本的な必須条件でなく、固定されたものでも差し支
えない。図2の構造では、1本のスピンドル8の回転方
向は当然一方向に回転するが、これを左右個々の未加撚
糸2の引き出し方向から見れば、図2の右側(A)は時
計回り方向に回転しており、図2の左側(B)は反時計
回り方向に回転している。
ル22のなかに引き込まれた未加撚糸2はその基部の回
転により1回目のS撚りが掛けられアウトレットガイド
11から導かれた糸は出口アイレット12の間で2回目
のS撚りが加えられる。一方、図2の左側(B)では、
図示されてはいないが、スピンドルの回転方向が反時計
回り方向なので、未加撚糸は、右側と同様の経路でスピ
ンドル1回転で2回のZ撚りが加えられる。
例と反対の場合は、当然これに伴って右側はZ撚りで左
側はS撚りになる。尚駆動手段が連動している範囲はす
べて左右は反対の撚り方向であり、且つ回転数つまり撚
度は同一のものとなる。以下に、本発明に係るクリール
のより詳細な具体例とその動作を図面を参照しながら詳
細に説明する。
たボビン3を所要本数(図1に示されている側面では6
0本、反対側の側面に60本の合計120本)配置し
て、該各ボビン3から該未加撚糸2を引き出してそれぞ
れの出口アイレット12に至る間に撚り糸に加工して、
この撚り糸群を並行してテンションローラー13を経て
所定の装置14(例えば図1に於けるニードル細巾織
機)に対して撚糸群4を供給するように構成されてい
る。
目の撚りを加える際に、当該スピンドルに於いてバルー
ニングを形成している加撚糸と隣接するスピンドルに於
けるバルーニングを形成している加撚糸とが、接触しな
い様にする為に有効なバルーニング制御部品であって、
織物、編組物、フィルム、不織布、プレート、棒状体等
で構成されたアンチバルーニング部材5である。
撚装置を備えたクリールを使用して整経しようとすると
整経速度を低速にしなければならなかったが本発明によ
れば従来よりも高速で整経できるので好ましい。図3
は、本発明に於けるダブル加撚機構を備えたクリール1
のダブル加撚機構21の具体例の構成を示すものであ
り、所定の装置14(織機・整経機等)が運転されると
これと、同期してクリール1のスピンドル8も回転し始
める。所定の装置の運転により、糸が進行すると静止し
たボビン3から未加撚糸2は、スピンドル8の両端部に
設けられた、中空スピンドル8の内部に設けられた糸通
路22内にアイレット25を通して引き込まれる。
て2回目の撚り加工中の隣接する他のスピンドル8に於
ける未加撚糸2のバルーニングと干渉するのを防止する
為に、原糸にネットや袋等を被せるのが簡便で効果があ
る。未加撚糸2はスピンドル基部に導かれガイドアイレ
ット16によりに至る間に1回目の撚りが加えられ、更
に該ガイドアイレット16から該アウトレットガイド1
1を経て出口アイレット12に至る間に2回目の撚りが
加えられる。
ド11或いはアイレット25等の形状および構造や中空
スピンドルユニットの取付方法等は一例を示したもので
あり、これに限定するものではない。前記した様に、本
発明に於いては、2回目の撚り加工中バルーニングが広
がり、隣接する他のスピンドル8に於ける未加撚糸2の
バルーニングと干渉するのを防止する為に、隣接する各
スピンドル8の間に、アンチバルーニングプレート5を
設ける事が望ましく、それによって、一のスピンドル8
に於ける加撚中の糸が形成するバルーニングと、隣合う
糸のバルーニングとの干渉を防止する。プレート以外
の、例えば円筒等であっても機能が果たせれば良いこと
は言うまでもない。本発明に係る該ダブル加撚機構を有
するクリール1と従来の所謂ダブルツイスターと異なる
点を述べると、 (1)水平方向に配置された1本のスピンドルの左右に
それぞれ一対の加撚装置があり、これを同時に回転させ
るほか、全体にシンプルな構造にされており1錘当たり
の費用が低コストで済む利点がある。
イレット16とアウトレットガイド11を有し、この部
分に中空スピンドル9とその外側のベアリング15及び
ボビンサポート10のユニットを取付けてある。ユニッ
トは必要に応じて交換することもできる。 (3)クリール1から引き出された撚り糸は所定の装置
(織機・整経機等)14に供給される工程に於いて、通
常は経糸の糸長を揃え且つ張力を均一にするテンション
ローラー装置を通過するので撚糸機のように精密な張力
調整を必要としない。必要であればボビン先端にテンサ
ーユニットを嵌め込み使用すれば良い。
用範囲が広い。 (5)各スピンドルが集中しているのでバルーニング干
渉を簡便かつ安価な構造で防止可能である。 本発明に係るクリールに於いて、所定の装置(織機・整
経機等)に撚糸を供給するが、その加撚糸としての必要
な加撚数は、該スピンドルの回転数と該ボビンから引き
出される未加撚糸の引き出し速度によって決定される。
(織機・整経機等)の巻取速度に依存する。例えばニー
ドル細巾織機の回転数が2400回転/毎分とし、すだ
れ織り状の織物で緯糸密度3cm/1ピックを織るとす
れば、72m/毎分製織される。この経糸に100t/
mの撚りを加えるとき、通常の加撚装置ではスピンドル
回転は約7200回転/毎分であるが、ダブル加撚方式
であれば3600回転/毎分で良い。
mの撚りを加えつつ整経する場合は72m/毎分の速度
で巻き取れば良い。所定の装置(織機・整経機等)の巻
取速度は一定でなく、また撚度も材質・繊度に応じて変
更する必要があり、従って、本発明に於いては、前述の
様に該スピンドルを任意の方向に回転させることが可能
な構成を有すると同時に任意の回転数を該スピンドルに
与えることが可能な構成を有することが必要である。
とよりメーカーによって予め甘撚糸として供給される糸
(本発明に於いては未加撚糸の範疇に含む)でもよく、
特に限定されるものではない。また、未加撚糸の繊度も
特に限定されるものではなく、当該糸が使用される用途
に応じて適宜に選択される。必要であれば、原糸を合糸
しておけば合撚糸と同様の効果を得ることも可能であ
る。
引き出される複数本の加撚糸群4は全て同一の撚度及び
S・Z撚りが半々になっているが、複数のスピンドル駆
動系列を装備することにより、必要に応じて撚度を部分
的に変更したりS・Z撚りの配分を変更することも可能
である。図2を用いてスピンドル8の駆動装置7につい
て説明する。モーター6と駆動伝達装置7によって図示
されない多本数のスピンドル8をベルトにより回転駆動
させる。図1は、クリール側面から見て、該スピンドル
8は水平方向に10本が並列していて、更に、クリール
側面から見て垂直方向に該スピンドル8の前記並列群が
6段設けられて、駆動モーター3台のそれぞれが2段の
スピンドル群を水平方向に連動する例を示したが、該ス
ピンドル全体を単一のモーターと駆動手段により予め定
められた一方向に回転させ、且つ、回転数を可変とする
様に構成されたもので有っても良いし、モーターの位置
もクリールの上方でも下方であっても良い。S・Z撚り
を1帯の織物に所定の幅に配置使用とするには図1のよ
うにモーターを後方に配置したほうが処理しやすい。
て、AC汎用モーター6の回転数を制御盤を通してイン
バーターにより周波数を変更して制御するようにした。
周波数を0から120ヘルツの範囲で変更する様にした
が、この場合は理論的に0から3600rpmにするこ
とが可能である。回転数を広域に且つ効率よく変換する
為に、高回転域を主として使用する場合には高回転域を
モーターからの直接の駆動手段により作動させ、低回転
域を主として使用する場合は、モーターに速度範囲を無
段階変速か又は、固定(例えば15分の1の)変速機を
接続することが望ましい。
えて使用するようにすることもできる。別の方法として
可変速モーターを採用して回転数を制御することも可能
である。モーターの選定・駆動手段・変速機の選定等の
設計は従来技術に於いて公知のものであるので特に詳細
に記載しない。
り、該スピンドルの回転数を0回/分から約3600回
/分の広域に可変することが可能となり、従来よりも加
撚クリールの利用範囲が広がり、大幅な撚り数の変更が
容易に可能となる。勿論本発明のクリールを使用してス
ピンドルを駆動させなければ、未加撚糸をそのまま引き
出して所定の装置に供給することも可能である。
2段のスピンドル群を駆動する様に図示されているが駆
動手段を多数段に設けることにより1台のモーター系列
で多数段を駆動することも可能である。スピンドルとス
ピンドルの間隔は通常使用されるボビン及びボビンに巻
かれている原糸の巻き量により決定される。尚、上記し
た具体例に於いては、当該クリールに配置された複数個
のスピンドル群は、当該フレーム18の側端部に設けら
れた一個のモーター6と水平方向に配置されたベルト、
チェーン等から構成される駆動系により該水平段毎のス
ピンドル群を駆動制御する例が示されているが、本発明
に於いては、フレーム18の側端部に設けられた一個の
モーター6と垂直方向に配置されたベルト、チェーン等
から構成される駆動系からなる駆動手段7により所定の
群のスピンドルを回転制御する事も可能である。
記した目的を達成する事が出来るが、駆動手段としてベ
ルトを用いる場合に有っては、如何に張力を制御しても
スリップが発生し、エネルギーの損失が高く駆動効率が
低下し、高速駆動には向いていないと言う問題があり、
又駆動手段としてチェーンを使用する場合に有っては、
同様にエネルギーの損失が高く、重量の問題と騒音の問
題から、同様に高速化には適していない事が判明した。
る為、鋭意検討した結果、上記した駆動手段7を直接各
スピンドル8毎に配置せしめる事が効果がある事を知見
し、係る知見から、当該駆動手段7は、該各スピンドル
8の回転シャフトの中央部8’のそれぞれに、個別的に
直接接合されたモータ60で構成する事が望ましいこと
を知得したものである。
に、当該駆動手段7は、該各スピンドル8の回転シャフ
ト8’のそれぞれを、個別的に直接接合されたモータ6
0の回転軸と一体化せしめたモータで構成する様にした
ものである。即ち、本発明に係る上記具体例を更に詳し
く説明するならば、前記駆動手段7は、該各スピンドル
8の中央回転シャフト部8’に直接的に結合されたモー
ター60で構成され、当該各モーター60は、単一もし
くは複数の駆動系列にグループ化されており、各駆動系
列毎に設けられた適宜の制御回路(図示せず)により、
当該駆動系列に含まれる各スピンドルの回転方向とその
回転数を他の駆動系列とは独立に変換できる様に構成さ
れているもので有る。
は、ステータコイル部61を有するステータ部62と、
磁性鋼板を積層して形成されたロータコア部を有する回
転部63で構成され、且つ該回転部63の回転中心部
に、該スピンドル8の中央回転シャフト部8’が嵌合せ
しめられている構成を有するものである。図5に於い
て、当該モーター60は、例えば該ロータコア部を有す
る回転部63が、かご型で構成された三相かご形誘導電
動機を構成するものであり、64はベアリング、65は
ブラケット、66はステータコイル絶縁体、67はフレ
ーム、68はロータエンドリング、69は内部ファンを
それぞれ示すものである。
を持つモーター60を各スピンドル8のそれぞれに個別
に配置せしめる事により、各スピンドル8を直接該モー
ター60により起動、停止、或いは所定の回転数で且つ
所定の回転方向に回転制御する事が出来る。具体的に
は、全てのスピンドルに設けたそれぞれの該モーター6
0にインバータを含む運転制御装置を配設して、周波数
制御に基づいて、当該モーター60の回転制御を実行す
る事が可能である。
停止等の制御が出来ると共に、糸の本数の変化に対応し
て必要なスピンドルのみを駆動制御する事も可能とな
る。又、周波数制御により、起動時のソフトスタート、
及び停止時のソフトストップが可能となる他、緊急制動
停止や回転数の変化も容易に実行しえると言う効果が得
られる事になる。
使用する事により、複数個の各モーターの回転数を容易
に同期させる事が出来るので、各スピンドルの回転数を
容易にシンクロさせる事が可能となる。又、本発明に於
いては、上記した様な、各スピンドルに設けたそれぞれ
のモーター60を個別に駆動制御するのに対して、複数
個のスピンドル群に設けられた各モーター60を一グル
ープとしてまとめて所定の運転制御装置により上記した
と同様の運転制御を実行する様にしても良い。
20台程度のモーター60を一グループとして纏める事
が望ましい。尚、本発明に於ける該モーター60を使用
する場合のクリール1に於けるスピンドル8の配列を図
1及び図2と比較した図を図6(A)から図6(C)に
示す。
面図であり、図6(B)は、当該クリール1の側面図で
あり、又図6(C)は、当該クリール1の上部平面図で
ある。図6(A)から(C)で明らかな様に、当該クリ
ール1のフレーム部18には、複数個のスピンドル群8
が配列されており、当該スピンドル群の縦方向に配列さ
れた2列のスピンドル群が、それぞれ一つのブロックB
1、B2、B3を構成している。
回転軸と一体化されているので、当該モーター60が、
所定のフレーム18’に適宜の固定手段で固定されてい
るので、図1及び図2に於いて示した様な、該スピンド
ルの中央部回転シャフト部8’の両側を保持するベアリ
ング20−1と20−2は不要となる。更に、ベルト、
チェーン等が張設される為の空間部や、ベルトの張力を
調整するテンションプーレーも不要となるので、その分
の空間部も省略出来るので、クリール1全体の構成が、
簡素化され、小型化が実現する。
図1及び図2に示される部分と同一の部分に付いては、
図1及び図2と同様の符号を付し、詳細な説明は省略し
た。又、本発明に於ける上記具体例に於いては、複数個
のスピンドル群を一グループとして他のグループとは独
立して管理する事が可能であるので、例えば、図6
(A)に於けるブロックB1、B2、B3を異なるフレ
ームで構成し、それぞれのフレームを例えば左右にスラ
イド出来る様に構成しておくと、使用されるスピンドル
数の変化に応じてフレーム構成を変化させる事が出来、
又、フレーム間にスペースを任意に形成しうる事から作
業者が、フレームの裏側や側面部に容易に入り込む事が
出来るので、ボビンの交換、故障の対応が容易となる。
一例としては、該スピンドル8の回転シャフトは、その
中央部分8’の外部直径が最大であり、その両端部の外
部直径が小さくなる様に構成されているものである。該
スピンドル8は、その両端に未加撚糸を巻いたボビンを
セットし、所定の回転数で回転させるものであるが、そ
の回転バランスが崩れると当該スピンドルが振動を起こ
し、最悪の場合には、共振して破壊される場合もある
が、該スピンドル8の全体の形状を上記した様な構成に
する事により、係る振動を最小限に抑える事が可能とな
る。
た様に、本発明に於けるクリール部には、未加撚糸を巻
いたボビン3−1から解舒される糸2が、バルーニング
を形成し、そのバルーニングが隣接する未加撚糸を巻い
たボビン3−1或いは隣接する未加撚糸を巻いたボビン
から解舒される糸と干渉するのを防止する為、アンチバ
ルーニングプレート5を設けたり、該未加撚糸を巻いた
ボビン3−1にネット或いは袋織物等を被せる例を説明
したが、係る対策は、各スピンドルにそれぞれ未加撚糸
を巻いたボビン3−1を搭載させる為の操作が不便であ
り、操作を容易化する為、各スピンドルの周辺に或る程
度の空間部を設ける必要もあることから、クリール1の
サイズを小型化する事に限界があり、又作業効率の向上
に障害となるおそれも有った。
に、未加撚糸を巻いたボビン3−1から解舒される糸2
のバルーニングの発生状況を分析した結果、図7に示す
様に、糸の重量、未加撚糸を巻いたボビン3−1からの
糸の解舒速度、アウトレットガイド11の回転速度等の
要因により変化するが、その多くの場合が、アウトレッ
トガイド11から出口アイレット12に至る解舒糸が点
P1で未加撚糸を巻いたボビン3−1の糸巻層と接触す
るか、又該未加撚糸を巻いたボビン3−1から解舒され
アイレット25からスピンドル8の中空部22に入る迄
の糸2が、点P2に於いてアウトレットガイド11を保
持する回転するツイストポット91の周縁部と接触する
事により、糸に過剰な摩擦を与え、撚り斑を発生させる
事になり、又場合によっては糸切れを発生する危険もあ
る事が判明した。
するツイストポット91の直径を大きくする事が考えら
れるが、係る構成を採用すると、各スピンドル毎の周囲
にかなりの空間を取る必要があり、その結果クリール1
のサイズが増大し、作業能率の低下、製造コストの上昇
と言う問題を発生させる事になる。その為、本発明者等
は、係る問題を解決する為検討した結果、図8に示す様
な構成を有するボビンホルダー部93を各スピンドル毎
に設ける事が好ましい事を知得したものである。
図4に於いて説明した該ボビンサポート部10と一体的
に形成され、当該ボビンサポート10に保持された未加
撚糸巻いたボビン3─1の下方面を被覆する糸受け部9
4と該糸受け部94の先端部Fに一体的に設けられた糸
ガイド部95とから構成されたものである。更に、該ボ
ビンホルダー部93は、該ボビンホルダー部93の上側
部には、少なくとも当該ボビンサポートに保持された未
加撚糸を巻いたボビン3─1の全長の3分の2の長さを
持つ空間部Sが形成されている事が望ましい。
は、該ボビンサポート部10の内部に内蔵されているベ
アリング15を介して、各スピンドル部8の中空軸部分
22を有する回転シャフト部と互いに係合され、当該回
転シャフト部が回転する際に、未加撚糸を巻いたボビン
3−1を静止状態を維持すると共に、当該ボビンサポー
ト10に保持された未加撚糸を巻いたボビン3−1の下
方面を被覆する糸受け部94を該ボビンサポート10と
一体に成形、接合するものであり、ボビン3−1の下方
面を被覆する範囲は、特に限定されないが、最大で当該
未加撚糸を巻いたボビン3−1を半円状に被覆する様に
設計される事が望ましい。
ラスチック等の材料で構成されるもであって、該未加撚
糸を巻いたボビンを静止させる重りの役目も兼ねること
になるので、或る程度の重量を持つ事が必要である。更
に、該糸受け部94の先端部Fに一体的に設けられる糸
ガイド部95は、環状の形態で表面が滑らかである事が
望ましい。
ルダー部93は、各スピンドル8が回転した場合でも、
未加撚糸を巻いたボビン3─1と同様に、静止に近い状
態を維持する事が出来、又図7に示す様に、当該ボビン
3─1から解舒された糸2は、アイレット25に至る間
は、上記した糸受け部94により、ボビンの下方に垂れ
下がる事はなく、又アウトレットガイド11を出て出口
アイレット12に至る間の糸2は、上記した環状の糸ガ
イド部95の外周縁部を摺動しながら引き出されるの
で、その糸道が完全に規制される事になる。
は、該ボビンホルダー部93の上側部に、未加撚糸を巻
いたボビン3─1を当該スピンドル8に挿入したり、空
のボビン3─1を当該スピンドル8から取外しする作業
を容易にする為、少なくとも当該ボビンサポートに保持
される未加撚糸を巻いたボビンの全長の略3分の2の長
さを持つ空間部Sが形成されている事が望ましい。
する事により、各スピンドル8の周囲に余計な空間部を
設ける必要が無くなり、各スピンドル8間の間隔を狭く
する事が可能となるので、クリール1全体のサイズを縮
小する事が出来、作業能率も大幅に向上すると同時に、
前記した隣接するスピンドルから解舒される解舒糸同志
の干渉とか、撚斑、糸切の発生と言う問題も解決する事
が可能となる。
を用いて、モーター駆動方式により、左右ののスピンド
ル8を回転させて加撚糸を製造する場合の一例を示した
ものであり、図9Bは、ベルト駆動方式により左右のス
ピンドル8を回転させて加撚糸を製造する場合の一例を
示したものである。 いずれの場合も各スピンドル部8
の先端部に於けるアイレット25には、ディスクテンサ
ー、ボールテンサー、バーテンサー等の適宜の張力付与
手段96を配置する事が可能である。
る。尚、本発明に於いては、前記したボビンサポート1
0及びスピンドル8の中空軸部分22が、使用される未
加撚糸を巻いたボビン3−1、3−2の形状、種類に応
じて異なる形状を有するボビンサポート及び中空軸部分
と交換可能に構成されている事も望ましく、又該糸受け
部94の幅、形状等も使用される糸の種類、ボビンの形
状等により変更する様に構成されている事が望ましい。
ンから未加撚糸を引き出し加撚して供給する装置は、織
機、編機、製網機等糸を集合して加工する装置、又は整
経機等糸を集合して巻き取る装置と連結して使用する事
が可能であり、或いはボビンワインダ等の糸を巻き取る
装置に直接連結して使用する事も可能である。本発明に
係るクリールを用いて製織する各種の具体例を以下に説
明する。説明を簡明にする為に、1台の加撚装置を備え
たクリールから、ニードル細巾織機を用いて左右2帯の
織物を製織する例で説明する。スピンドルが低回転域で
の例を説明すると、織機回転数が2000ピック/分と
すると、33ピック/インチの緯糸打込数であれば約
1.5m/分、16.5ピック/インチの緯糸打込数で
あれば約3.0m/分の経糸が供給される。これらの織
物に仮に100t/mの撚度の糸を供給する場合、本発
明のダブル加撚方式のクリールに於いてスピンドルの回
転数は、1.5m/分の糸速であれば75rpm、3.
0m/分糸速であれば150rpmの回転をさせれば1
00t/mの撚度が得られる。
ル回転数最低を60rpmと想定した。 この種の通常
の織物の本発明クリールの利用方法を以下に示す。図1
の各段を、モーター直結系列化として各段をコントロー
ルする場合に、最上段をA段とし最下段をF段として説
明する。 1)図1に於いて、A、Bの二段をモーター6─1で駆
動させ、C、Dの二段を、又E、Fの二段をそれぞれモ
ーター6─2とモーター6─3で駆動させる様に構成さ
れており、上記各モーター6ー1〜6ー3の全てを回転
方向・回転数を揃えた場合は、撚度は全て同じでクリー
ル正面から見て左右はそれぞれ撚り方向が異なることに
なる。このケースでは必要であればクリール左右の糸を
そのまま織機左右に振り分けて製織すれば左右の織物は
それぞれ撚り方向の異なる織物が得られる。
ー群12の間でZ撚りとS撚りを振り分けて織機に引き
込むことにより、左右2帯はそれぞれがS・Z撚りが所
定の幅毎に混在する織物が得られる。織物が杉綾織の場
合、同一方向の撚糸を使用して織ると綾目方向により綾
目の見え方が異なるが、この方法では綾目毎に撚り方向
を変えられるので綾目の見え方が同じ織物を織ることが
できる。振り分ける方法は当業者であれば織物の仕様に
応じて任意に行なうことができる。
同一として、モーター6ー2の回転方向をこれと反対の
方向に回転させると、クリールの左右共にZ撚りとS撚
りが各二段毎に得られる。このクリール左右の糸をその
まま順に織機の左右2帯に引き込んで製織する。比較的
に強撚の糸を一方向の撚糸で織ると織物に捩れが生じる
ことが多いが、このようにして織られた織物はZ・S撚
りが半々であるのでバランスがとれて捩れることがな
い。
したい場合とか、同じ太さの糸を使用する場合でも撚度
を部分的に変更したい場合がある。このような場合には
モーター6ー1〜6ー3のそれぞれを任意に変更してそ
れぞれの経糸に必要な撚度を設定することができる。必
要であれば一部のモーターを停止すれば未加撚糸を供給
することも可能である。
のクリールと同様に未加撚糸だけを、又は撚糸をそのま
ま供給することもできる。 上記は本発明に係るクリールを織機に対して使用する場
合について説明したが、織機に限定されるものでは無
く、整経機に供給するクリールにもこの発明を無理なく
利用することができる。この場合は供給速度が早いので
高回転域で使用されるのが通常である。高回転域での使
用例をニードル細巾織機を例にとり説明する。
打込数が、すだれ織り状の織物で緯糸密度3cm/1ピ
ックを織るとすれば、60m/毎分製織される。この経
糸に100t/mの撚りを加えるとき、通常の加撚装置
ではスピンドル回転は約6000回転/毎分であるが、
ダブル加撚方式であれば3000回転/毎分で良い。所
定の装置が整経機である場合は、ダブル加撚方式であれ
ば3000回転/毎分にして、60m/分で巻き取れば
同様に100t/mの撚度の糸が整経でき、40m/分
で巻き取れば150t/mの撚度の糸が整経できる。
したような構成を有しているので以下に示す様な多くの
効果を得ることができる。即ち、 1)スピンドル回転を広範囲に可変としたので、織機や
整経機の巻取速度に制約を受けずに速度に応じた撚度と
することができ、応用範囲が大幅に拡大した。
使用することによる無駄な作業、例えば撚糸機への仕掛
け加工作業、撚糸ボビンからの巻き返し作業等を省略で
きるので製造期間・コスト等全体的な生産性が向上す
る。 3)ストレート紙管・テーパー紙管・アルミパーン等、
通常使用される巻き姿の糸をそのまま巻き変える必要が
なく使用することができる。
ボビンに巻かれる糸の重量(長さ)が原糸メーカーより
供給されるラージパッケージ糸に比べて少ないが、本発
明ではラージパッケージ糸がそのまま使用できる利点が
ある。 5)原糸は静止していてスピンドルのみ回転するので1
台のモーターで多くのスピンドルを回転可能にする。ま
た、1本のスピンドルの左右に一対の加撚機構をもた
せ、シンプルな構成にしたので設備投資コストの低下に
寄与する 6)織物の経糸にS・Z撚りの糸を混ぜて使用する際
に、糸を誤って配置する恐れがなくなる。また、S・Z
撚りの糸を混ぜて使用することにより強撚糸としても製
品の捩れ対策を容易に行なえる。
質や繊度の異なる糸や経糸の使途に応じた適切な撚度を
それぞれに与えることが容易に可能となる。 8)マルチフィラメント糸等を比較的に強い撚りにする
と撚り戻りによって糸が捩れて作業性が悪くなるので従
来の撚糸では捩れ止め加工を施す必要があったが、本発
明では捩れ止め加工を必要とせず作業性が損なわれな
い。
糸を直接各種の繊維加工機械装置に供給することができ
るので、製品の風合いを加工しながら撚度の変更効果が
確認でき、且つ、予め加撚した撚糸を使用した場合と比
較して糸荒れのない品質の優れた製品を製造できる。 10)撚糸機による加撚糸は、一般的に糸の強力が原糸
の強力よりも低下することが知られているが、本発明に
よる加撚糸は糸強力の低下が殆どない。
たクリールの一具体例の構成を示す側面図である。
上から見た平面図で、スピンドル駆動手段とダブル加撚
機構の一具体例を示す部分拡大図である。
加撚機構の細部を示す一部拡大図である。
る。
ャフト一体型モーターの一具体例の構成を示す一部断面
図である。
たクリールに於いて、各スピンドル毎に図5のモーター
を配置した具体例の構成を示す側面図である。
である。
ダー部の構成の一例を示す斜視図である。
て構成されたクリールの構造を示す側面図であって駆動
手段としてダイレクトモーターを用いた例であり、図9
Bは駆動伝達手段としてベルトを用いた例を示す図であ
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 フレーム部に適宜の駆動手段により回転
させるスピンドルが複数個配置され、各スピンドルに未
加撚糸を巻いたボビンをセットし、各ボビンから引き出
された糸を加撚すると共に、当該複数本の加撚糸を互い
に平行になる様に引き揃えてシート状に形成するクリー
ルに於いて、当該スピンドルのそれぞれは、一本の水平
に配置された回転シャフトからなり、該回転シャフトの
中央部を所定のベアリングを介して回転自在に該クリー
ルの該フレーム部に取り付けられると共に、当該回転シ
ャフトの両側に、該未加撚糸を巻いたボビンをセットす
る部分が設けられており、且つ該回転シャフトの中央部
分に適宜の駆動手段が係合されているものであって、更
に当該未加撚糸を巻いたボビンをセットする部分には、
ダブル加撚機構が設けられている事を特徴とするクリー
ル。 - 【請求項2】 未加撚糸を巻いたボビンを支持するボビ
ンサポートの内部に、スピンドルの駆動装置により回転
する中空軸を持つスピンドルが設けられると共に、未加
撚糸を中空軸内に引込みこれを該ボビン後部位置から糸
を引き出して更に糸の出口に至る間にダブル加撚をする
機構が設けられ、該ボビンから未加撚糸を引き出して所
定の装置に供給する過程で撚り加工を施すように構成さ
れたクリールであって、該スピンドルは、中央部分に少
なくとも2個の軸受を持ち、少なくともその左右に中空
軸部分を有する1本のスピンドルであり、且つクリール
側面から見て該スピンドルは水平方向に複数本が並列せ
しめられていると共に、垂直方向に該スピンドルの前記
並列群が複数段設けられており、該スピンドルの複数個
を単一のモータによる駆動力をベルト、チェーン等の駆
動伝達手段を介して同時に駆動制御するか、該各スピン
ドルの回転シャフトの各々に設けられた駆動手段を制御
することにより、当該スピンドルを予め定められた一方
向に回転させる事によって、それぞれ1本毎のスピンド
ルで左右2本の未加撚糸を同時にその一方にS撚を又他
方にZ撚りを付与することを特徴とする請求項1に記載
のダブル加撚装置を備えたクリール。 - 【請求項3】 該スピンドルは、スピンドルシャフトの
両端、又は当該シャフトを貫通して設けられている中空
軸部分の自由端部に該ボビンから引き出された未加撚糸
を当該中空軸部分に導く為のアイレットと、該中空軸部
より当該中空軸部分から糸を引き出す為のガイドアイレ
ット部及びアウトレットガイド部を有すると共に、該ス
ピンドルの自由端部から中空軸線に沿って延長された位
置に、出口アイレットが設けられている事を特徴とする
請求項1乃至2のいずれかに記載のクリール。 - 【請求項4】 該ボビンサポート部と一体的に形成さ
れ、当該ボビンサポートに保持された未加撚糸を巻いた
ボビンの少なくとも下方面を被覆する糸受け部と、該糸
受け部の先端部に一体的に設けられた糸ガイド部とから
なるボビンホルダー部が設けられている事を特徴とする
請求項1乃至2のいずれかに記載されたクリール。 - 【請求項5】 該ボビンホルダー部の上側部には、少な
くとも当該ボビンサポートに保持された未加撚糸を巻い
たボビンの全長の略3分の2の長さを持つ空間部が形成
されている事を特徴とする請求項4に記載されたクリー
ル。 - 【請求項6】 前記スピンドルの回転方向と回転数を、
該駆動手段により可変しえるように構成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載されたダブル加撚装
置を備えたクリール。 - 【請求項7】 前記駆動手段は、一つのモーターと当該
モーターの駆動力をベルト、チェーン等の適宜の駆動伝
達手段を介して、各スピンドルの中央部に伝達する様に
構成された駆動系列が、単一もしくは複数系列配置され
ており、当該駆動系列のそれぞれが当該系列に含まれる
各スピンドルの回転方向とその回転数を他の駆動系列と
は独立に変換できる様に構成されていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載されたダブル加撚装置を備えた
クリール。 - 【請求項8】 前記駆動手段は、該各スピンドル回転シ
ャフトそれぞれに個別に直接結合されたモーターで構成
され、当該各モーターは、単一もしくは複数の駆動系列
にグループ化されており、各駆動系列毎に設けられた適
宜の制御回路により、当該駆動系列に含まれる各スピン
ドルの回転方向とその回転数を他の駆動系列とは独立に
変換できる様に構成されていることを特徴とする請求項
1又は2は記載されたダブル加撚装置を備えたクリー
ル。 - 【請求項9】 当該駆動手段は、ステータコイル部を有
するステータ部と、磁性鋼板を積層して形成されたロー
タコア部を有する回転部で構成され、且つスピンドルシ
ャフト自体の中央部を回転軸としたモーターであること
を特徴とする請求項8に記載されたダブル加撚装置を備
えたクリール。 - 【請求項10】 ボビンから未加撚糸を引き出し加撚し
て供給する装置が、織機、編機、製網機等糸を集合して
加工する装置、又は整経機等糸を集合して巻き取る装
置、或いはボビンワインダ等の糸を巻き取る装置等から
選択された一つの装置であることを特徴とする請求項1
又は2に記載されたダブル加撚装置を備えたクリール。
Priority Applications (23)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23918394A JP2630567B2 (ja) | 1993-10-29 | 1994-10-03 | ダブル加撚装置を備えたクリール |
AU19606/95A AU685925B2 (en) | 1994-10-03 | 1995-03-17 | Creel with twisting units |
US08/596,288 US5749210A (en) | 1994-10-03 | 1995-03-17 | Creel with two-for-one twisting units |
CZ96234A CZ23496A3 (en) | 1994-10-03 | 1995-03-17 | Bobbin creel with twisting units |
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