JPH07171514A - スポンジローラー及びその管理方法 - Google Patents

スポンジローラー及びその管理方法

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Publication number
JPH07171514A
JPH07171514A JP5325187A JP32518793A JPH07171514A JP H07171514 A JPH07171514 A JP H07171514A JP 5325187 A JP5325187 A JP 5325187A JP 32518793 A JP32518793 A JP 32518793A JP H07171514 A JPH07171514 A JP H07171514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sponge roller
particles
squeezed
water
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5325187A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunari Shimizu
康也 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP5325187A priority Critical patent/JPH07171514A/ja
Publication of JPH07171514A publication Critical patent/JPH07171514A/ja
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  • Cleaning In General (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来、絞り液の導電率やpHだけで管理され
ていたスポンジローラーが板状物にシミや斑点を発生さ
せることを防止できなかったことを解消する。 【構成】 清浄表面を必要とする板状物に対し、液体処
理を行なった後、板状物に付着した水切りを行うスポン
ジローラーであって、スポンジローラーに吸水させた
後、絞ったときの絞り液中のパーティクル数が2000
個/ml以下であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、清浄表面を必要とする
板状物に対し、その水切りを行うスポンジローラー及び
その管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電子部品等の清浄表面を必要とす
る板状物に対し、メッキ、エッチング等の各種液体処理
を行なった後、洗浄後、板状物に付着した水を均一に水
切りを行なうためにスポンジローラーが用いられる。こ
のスポンジローラーは、これを用いて水切りを行なった
後の板状物の表面が清浄に保たれるようなスポンジロー
ラーであることが必要である。
【0003】しかしながら、一般的に市販されているス
ポンジローラーには保存中または使用中の微生物の繁殖
をおさえるために、防かび剤等の薬品が使用されてい
る。この防かび剤等やスポンジローラー製造上使われる
粉状物等は、上記したような清浄表面を必要とする板状
物の水切りを行なう場合には、板状物にシミや斑点を発
生させる原因となる。
【0004】そのため、スポンジローラーに水を給水
し、それを絞り出す方法によるスポンジローラーの洗浄
を行い、前記したシミや斑点の発生原因となる物質を減
少させることが行なわれる。この場合、従来は、絞り液
中の導電率とpHでその洗浄状態を管理していた。その
ような従来の洗浄状態の管理の例を図3に示す。
【0005】図3において、洗浄回数略10回で、導電
率は5μS/cm以下となり薬品が除かれているとして
いた。しかしながら、この洗浄状態では、このスポンジ
ローラーを板状物の水切りに使用した場合に、シミや斑
点の発生を十分に防止することはできなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の絞り
液の導電率やpHだけで管理されていたスポンジローラ
ーが板状物にシミや斑点を発生させることを防止できな
かった点を解消して、シミや斑点に直接影響を与える要
因を除去することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、清浄表面を必要とする板状物に対し、液
体処理を行なった後、板状物に付着した水切りを行うス
ポンジローラーであって、スポンジローラーに吸水させ
た後、絞ったときの絞り液中の懸濁粒子の数であるパー
ティクル数が2000個/ml以下であることを特徴と
するスポンジローラーにある。
【0008】また第2に、清浄表面を必要とする板状物
に適用するスポンジローラーに水を給水し、それを絞り
出し、その絞り水の懸濁粒子の数であるパーティクル数
でスポンジローラーの清浄度を管理することを特徴とす
るスポンジローラーの管理方法にある。
【0009】
【作用】上記した本発明になるスポンジローラーを使用
することにより、板状物表面にシミや斑点が発生するこ
とを大幅に減少することができる。また、上記のスポン
ジローラーの管理方法によって、本発明のスポンジロー
ラーの状態を得ることができる。
【0010】
【実施例】実施例を図1および図2を用いて説明する。
図1および図2はスポンジローラーの洗浄回数と、絞り
液中のパーティクル数および導電率の関係を示すグラフ
である。
【0011】図1は一般に市販されているスポンジロー
ラー(A社品)を純水に十分浸した後それを絞り、脱水
させることで1回の洗浄としてカウントしたときの、洗
浄回数と絞り液の1ml中のパーティクル数との関係を
導電率と共に示したグラフである。グラフより新品のス
ポンジローラー絞り液中のパーティクル数は1ml中に
約12000個あり、その導電率は140μS/cmで
ある。従来の導電率による管理では約10回洗浄するこ
とでその値が5μS/cm以下となり薬品は落ちるが、
パーティクル数については洗浄効果があったと言える水
準ではなく、清浄表面を汚染することがある。そこで洗
浄を繰り返し、20回洗浄することでそのパーティクル
数は1ml中に約6000個、導電率は4.1μS/c
mとなり、100回洗浄することでパーティクル数は5
00個/ml、導電率は1.2μS/cmとなる。そし
てその後パーティクル数と導電率は洗浄回数を増しても
一定の水準となる。また図2にB社品のスポンジローラ
ーについての結果を示すが、100回洗浄でパーティク
ル数は2000個以下となり、A社品と同様な結果が得
られた。
【0012】次に表1に、洗浄回数が0回、20回、1
00回の場合のスポンジローラーによって水切り後の約
20cm2 の板状金属表面のシミ、斑点の数を、500
℃の炉中に10分間保持する加速試験を行って数えた結
果を示す。
【0013】
【表1】
【0014】表1より、洗浄回数が0回のとき15個あ
ったシミ、斑点の数が100回洗浄することで3分の1
となり、有意差が認められ、洗浄回数を多くしパーティ
クル数を2000個/ml以下とすることによって、シ
ミ、斑点の発生を低減できることが判る。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り水切りのためのスポンジローラーが、板状物の清浄表
面を汚染することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スポンジローラーの洗浄回数と、絞り液中のパ
ーティクル数および導電率の関係を示すグラフである。
【図2】スポンジローラーの洗浄回数と、絞り液中のパ
ーティクル数および導電率の関係を示すグラフである。
【図3】従来の洗浄状態の管理の例を説明するグラフで
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清浄表面を必要とする板状物に対し、液
    体処理を行なった後、板状物に付着した水切りを行うス
    ポンジローラーであって、スポンジローラーに吸水させ
    た後、絞ったときの絞り液中の懸濁粒子の数であるパー
    ティクル数が2000個/ml以下であることを特徴と
    するスポンジローラー。
  2. 【請求項2】 清浄表面を必要とする板状物に適用する
    スポンジローラーに水を給水し、それを絞り出し、その
    絞り水の懸濁粒子の数であるパーティクル数でスポンジ
    ローラーの清浄度を管理することを特徴とするスポンジ
    ローラーの管理方法。
JP5325187A 1993-12-22 1993-12-22 スポンジローラー及びその管理方法 Pending JPH07171514A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5325187A JPH07171514A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 スポンジローラー及びその管理方法

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JP5325187A JPH07171514A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 スポンジローラー及びその管理方法

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JP5325187A Pending JPH07171514A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 スポンジローラー及びその管理方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003027293A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 置換メッキ防止機構付きメッキ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003027293A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 置換メッキ防止機構付きメッキ装置
JP4662106B2 (ja) * 2001-07-13 2011-03-30 住友金属鉱山株式会社 置換メッキ防止機構付きメッキ装置

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