JPH07171245A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH07171245A
JPH07171245A JP32180893A JP32180893A JPH07171245A JP H07171245 A JPH07171245 A JP H07171245A JP 32180893 A JP32180893 A JP 32180893A JP 32180893 A JP32180893 A JP 32180893A JP H07171245 A JPH07171245 A JP H07171245A
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ball
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preventing member
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Mikio Mutou
神酒男 武藤
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Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 球戻り防止部材の強度を高くしたり、球戻り
防止部材の曲げ部分に戻り球が当たることを防止して、
球戻り防止部材の寿命を長くする。 【構成】 球戻り防止部材27の複数箇所を角押しによ
り折り曲げることによって、球戻り防止部材27をその
先端部が外側案内レール22に近接するように曲成し
た。そして、球戻り防止部材27を保持する保持部材2
8に、先端部が外側案内レール22に近付く方向へ曲げ
られた球戻り防止部材27の曲げ部分を覆うカバー部3
3を設ける構成としたものである。これによって、球戻
り防止部材27の強度が高くなると共に、カバー部33
により戻り球が球戻り防止部材27の曲げ部分に当たる
ことを防止できることから、球戻り防止部材27が大幅
に変形し難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発射された遊技球が遊
技球発射装置側へ逆戻りすることを防止する球戻り防止
部材を備えて成るパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパチンコ機の一例を図7に示
す。この図7において、遊技盤1の前面には、遊技球発
射装置から発射された遊技球2を案内する外側案内レー
ル3及び内側案内レール4が設けられている。この内側
案内レール4の先端部には、球戻り防止部材として弾性
板からなる舌片5が配設されている。この舌片5は、平
金属板をほぼ逆「く」字状に折り曲げて構成されてお
り、その先端部分を外側案内レール3の内面に近接させ
るように配置されている。この構成の場合、発射された
遊技球2が外側案内レール3に案内されて舌片5の先端
部に当たると、舌片5が2点鎖線で示すように変形し
て、遊技球2の通過が許容される。一方、遊技盤1の遊
技部内へ打ち出された遊技球が釘等に当たって舌片5側
へ跳ね返って舌片5に当たった場合には、舌片5が変形
して該舌片5の先端部と外側案内レール3の内面との距
離が小さくなるので、遊技球2が外側案内レール3及び
内側案内レール4間に戻って遊技球発射装置側へ逆戻り
することが防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、外力に対する舌片5の強度がそれほど高く
ないので、2〜3か月間使用すると、遊技球発射装置か
ら発射された遊技球2や遊技部から戻ってきた遊技球2
(いわゆる戻り球)が舌片5に当たったときの衝撃力で
舌片5が真っ直ぐな形状になる方向に変形してしまい、
舌片5の先端部と外側案内レール3の内面との隙間が拡
大した。このため、遊技部から戻ってきた遊技球2が上
記隙間を通って外側案内レール3及び内側案内レール4
間に戻って遊技球発射装置側へ逆戻りしてしまうという
欠点があった。従って、従来構成では、2〜3か月間が
経過する毎に、舌片5を新品と交換するようにしてお
り、その交換作業が面倒であるという問題点があった。
【0004】尚、遊技部から戻ってくる戻り球の個数
は、発射された遊技球の数%程度であるが、遊技球発射
装置から発射される遊技球の個数は1日当たり約5万発
程度あることから、かなりの数の戻り球が舌片5の曲げ
部分5aに当たっていることがわかる。このため、舌片
5が真っ直ぐな形状になる方向に変形される原因、即
ち、舌片5の球戻り防止機能が損なわれる原因として
は、上記戻り球が舌片5の曲げ部分5aに当たってこの
部分を変形させることの方が、遊技球発射装置から発射
された遊技球の衝撃力の方よりも主たる原因であると考
えられる。
【0005】そこで、本発明の目的は、球戻り防止部材
の強度を高くして、球戻り防止部材の球戻り防止機能が
損なわれることを極力防止し、その寿命を長くし得るパ
チンコ機を提供するにある。また、本発明の他の目的
は、球戻り防止部材の曲げ部分に戻り球が当たることを
防止して、球戻り防止部材の球戻り防止機能が損なわれ
ることを防止し、その寿命を極めて長くし得るパチンコ
機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のパチ
ンコ機は、発射された遊技球を案内する外側案内レール
及び内側案内レールを遊技盤の前面に設けると共に、前
記内側案内レールの先端部に弾性板からなる球戻り防止
部材を設けて構成されたパチンコ機において、前記球戻
り防止部材の複数箇所を角押しにより折り曲げることに
よって、前記球戻り防止部材をその先端部が前記外側案
内レールに近接するように曲成したところに特徴を有す
る。
【0007】本発明の請求項2のパチンコ機は、発射さ
れた遊技球を案内する外側案内レール及び内側案内レー
ルを遊技盤の前面に設けると共に、前記内側案内レール
の先端部に弾性板からなる球戻り防止部材を設けて構成
されたパチンコ機において、前記遊技盤に取付けられ前
記球戻り防止部材を保持する保持部材を備え、この保持
部材に設けられ先端部が前記外側案内レールに近付く方
向へ曲げられた前記球戻り防止部材の曲げ部分を覆うカ
バー部を備えたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】上記手段によれば、球戻り防止部材の複数箇所
を角押しにより折り曲げることによって、球戻り防止部
材をその先端部が外側案内レールに近接するように曲成
する構成としたので、外力に対する球戻り防止部材の強
度が高くなる。これにより、発射された遊技球や戻り球
が当たっても球戻り防止部材が変形し難くなるため、球
戻り防止部材の球戻り防止機能が損なわれることを極力
防止でき、球戻り防止部材の寿命を長くすることができ
る。
【0009】また、球戻り防止部材を保持する保持部材
に、先端部が外側案内レールに近付く方向へ曲げられた
球戻り防止部材の曲げ部分を覆うカバー部を設ける構成
としたので、カバー部により戻り球が球戻り防止部材の
曲げ部分に当たることが防止される。このため、球戻り
防止部材が大幅に変形し難くなり、その球戻り防止機能
がほとんど損なわれなくなるから、その寿命が極めて長
くなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1ないし図
6を参照しながら説明する。まず、パチンコ機の全体構
成を示す図2において、機本体11は、遊技盤12が取
付けられる矩形開口部13aを有する前面枠13に、遊
技球発射装置14、球供給ユニット15、ガラス扉16
等を組込んで構成されている。このうちの遊技球発射装
置14は、前面枠13の下部に設けられており、詳しく
は図示しないが、球供給ユニット15からの遊技球を発
射レール17の打球位置に1個ずつ供給する遊技球供給
装置、モータ(図示しない)により駆動されて打球位置
にある遊技球を遊技盤12の盤面に向けて打ち出す打球
槌18、モータの通断電及び打球槌の打ち出し強さの調
整を行うための操作ハンドル19等から構成されてい
る。そして、上記前面枠13における操作ハンドル19
の左側には、賞球を貯留するための下部球受皿20が設
けられている。
【0011】また、ガラス扉16及び球供給ユニット1
5は、前面枠13の矩形開口部13aを上下2段に開閉
するように回動可能に設けられている。更に、球供給ユ
ニット15の前面には、上部球受皿が配設されている。
尚、前面枠13の背面にはメインセットが取付けられて
おり、このメインセットには、入賞が発生したことを検
知する入賞検知機構や、入賞が発生したときに上記上部
球受皿及び下部球受皿20に向けて賞球を排出する賞球
排出機構や、パチンコ機の運転を制御する制御装置等が
配設されている。
【0012】さて、前記遊技盤12は、矩形板状をなし
ており、その前面のうちのほぼ円形の領域に遊技部21
を形成している。この遊技部21の円形領域は、遊技盤
12の前面に取付けられた外側案内レール22及び内側
案内レール23により区画されており、該円形領域内に
各種の入賞装置24や多数の釘25等が配設されてい
る。上記外側案内レール22及び内側案内レール23
は、細帯状の金属板(例えばステンレス板)から構成さ
れている。
【0013】また、外側案内レール22は、遊技盤12
の下辺部中央左寄り部位から右上部部位まで円弧状に延
びて設けられている。これに対して、内側案内レール2
3は、遊技盤12の右上部部位から左上部部位まで、外
側案内レール22の内側に位置して円弧状に延びて設け
られている。この場合、遊技盤12の左側部では、外側
案内レール22と内側案内レール23との間隔は、遊技
球が通過するのに十分な大きさの間隔に設定されてい
る。尚、遊技盤12の前面のうちの遊技部21の外側に
は、ランプ等を有する飾りパネルが配設されている。
【0014】一方、遊技盤12が機本体11(前面枠1
3)に取付けられた状態では、遊技球発射装置14の発
射レール17の上端部が外側案内レール22の下端部に
ファール用樋26を挟んで連続するように構成されてい
る。この場合、遊技球発射装置14により打ち出された
遊技球は、発射レール17から外側案内レール22を通
って遊技部21の上部へ送り出されるようになってい
る。尚、打ち出し力が弱くて遊技部21まで到達しなか
った遊技球は、ファール用樋26から下部球受皿20へ
戻るように構成されている。
【0015】さて、内側案内レール23の先端部には、
弾性板である例えばステンレス板製の球戻り防止部材2
7が設けられている。この球戻り防止部材27は、図1
及び図3に示すように、プラスチック製の保持部材28
に嵌合保持されている。そして、上記保持部材28は、
遊技盤12に釘29を打ち込むことにより取付けられて
いる。ここで、球戻り防止部材27は、図4にも示すよ
うに、幅広の基板部27aと、この基板部27aから図
4中右方へ延びる幅狭な球戻り防止板部27bとから構
成されている。
【0016】上記基板部27aの左端部には、カール部
27c(図1も参照)が形成されている。そして、基板
部27aの右半部と球戻り防止板部27bのほぼ全体と
には、その複数箇所を角押しにより折り曲げることによ
って複数の折り曲げ線27dが形成されており、これに
より、球戻り防止部材27全体が、図1に示すように、
ほぼ円弧状を成すように曲成されている。この場合、隣
接する折り曲げ線27dの間の部分は平板状であるが例
えば5mm程度の間隔で折り曲げ線27dを複数形成す
ることにより、球戻り防止部材27全体としては曲率半
径が例えば35mm程度の円弧をほぼ成すように構成さ
れている。このように構成することにより、球戻り防止
部材27の外力に対する強度は、単純に円弧状に曲成し
た球戻り防止板の強度に比べてかなり強くなっている。
【0017】一方、保持部材28の図5中右半部には、
球戻り防止部材27の基板部27aを嵌合するための嵌
合溝30が形成されている。この嵌合溝30は、前面側
が閉塞すると共に、後面側(遊技盤12に接する側)が
開口している。そして、上記嵌合溝30の図5中右端部
には、球戻り防止部材27の基板部27aのカール部2
7cが嵌合する嵌合凹部30aが形成されている。この
場合、嵌合溝30の嵌合凹部30a内に球戻り防止部材
27の基板部27aのカール部27cを嵌合すると共
に、基板部27aを嵌合溝30の図5中下面側に当接さ
せることにより、球戻り防止部材27の基板部27aを
嵌合溝30内に圧入状態で嵌合保持している。これによ
り、球戻り防止部材27が保持部材28に保持されてい
る。
【0018】そして、保持部材28の図5中左半部に
は、上記嵌合溝30に連続して案内溝31が図示するよ
うに形成されており、この案内溝31内に球戻り防止部
材27の球戻り防止板部27bが挿入されて案内される
ように構成されている。この場合、案内溝31の図5中
上面側の側壁部が防止板案内部32となっており、この
防止板案内部32に球戻り防止板部27bが当接される
ようになっている。尚、上記防止板案内部32と、嵌合
溝30の図5中下面側とは、ほぼ一直線状をなすように
構成されている(図1参照)。
【0019】ここで、案内溝31の図5中下面側の側壁
部がカバー部33となっており、このカバー部33は、
上記球戻り防止部材27の曲げ部分27e(図1参照)
を覆うように構成されている。そして、保持部材28の
後面図の左右両端部位には、図5及び図6に示すよう
に、位置決め凸部34、35が突設されている。また、
保持部材28の図5中上壁部分の中央部には、釘29を
挿通するための貫通孔36が形成されている。この場
合、保持部材28を遊技盤12に取付けるに際しては、
球戻り防止部材27を予め保持部材28に嵌合保持させ
ておき(図3参照)、このように嵌合保持させた保持部
材28の位置決め凸部34、35を遊技盤12に設けら
れた位置決め孔に嵌合し、更に、保持部材28の貫通孔
36内に釘29を挿入して該釘29を遊技盤12に打ち
込む。これにより、保持部材28ひいては球戻り防止部
材27が遊技盤12に取付固定されるように構成されて
いる(図1参照)。
【0020】そして、上記取付状態において、球戻り防
止部材27は、その先端部が前記外側案内レール22に
近接するように、本実施例の場合、接触するように構成
されている。この場合、球戻り防止部材27は、上述し
たように複数の折り曲げ線27dを形成して円弧状に曲
成されることにより、先端部が前記外側案内レール22
に近接する(本実施例の場合、接触する)構成となって
いるのである。
【0021】次に、上記構成の作用を説明する。今、球
供給ユニット15の上部球受皿内に遊技球を収容した
後、操作ハンドル19を回動操作すると、遊技球発射装
置14により遊技球が1個ずつ順次打ち出されて発射さ
れる。発射された遊技球は、発射レール17から外側案
内レール22を通って球戻り防止部材27の球戻り防止
板部27bの先端部分に当たる。このとき、球戻り防止
板部27bの先端部分が遊技球の飛び出し方向(図1中
右方向)へ容易に変形可能になっているので、球戻り防
止板部27bの先端部分に当たった遊技球は、該先端部
分を変形させて先端部分と外側案内レール22との間の
隙間を広げてそこを通過して遊技部21内へ飛び出すよ
うになる。
【0022】さて、遊技球の打ち出し強さによっては、
その遊技球が遊技部21の釘25等に当たって飛び出し
方向とは正反対の方向へ跳ね返ることがある。このよう
な跳ね返りがあると、跳ね返った遊技球(戻り球)は、
飛び出し方向とは反対側から球戻り防止部材27の球戻
り防止板部27bの先端部分に当たるようになる。この
とき、球戻り防止板部27bの先端部分が飛び出し方向
とは反対側へ変形しても、該先端部分が外側案内レール
22に接触するだけであるから、遊技球(戻り球)が外
側案内レール22と内側案内レール23との間に戻るこ
と(遊技球発射装置14側へ戻ること)を確実に防止す
ることができる。
【0023】そして、この場合、球戻り防止部材27
は、図3及び図4に示すように、その複数箇所を角押し
により折り曲げることによって複数の折り曲げ線27d
を形成し、球戻り防止部材27全体がほぼ円弧状を成す
ように曲成されているので、外力に対する球戻り防止部
材27の強度が高くなる。この結果、発射された遊技球
や戻り球が当たっても球戻り防止部材27の先端部分が
変形し難くなり、球戻り防止部材27の球戻り防止機能
が損なわれることを極力防止でき、その寿命を長くする
ことができる。
【0024】また、上記実施例では、球戻り防止部材2
7を保持する保持部材28に、先端部が外側案内レール
22に近付く方向へ曲げられた球戻り防止部材27の曲
げ部分27eを覆うカバー部33を一体に設ける構成と
したので、カバー部33により戻り球が球戻り防止部材
27の曲げ部分27eに当たることを防止できる。この
結果、球戻り防止部材27が大幅に変形し難くなり、そ
の球戻り防止機能がほとんど損なわれなくなるから、そ
の寿命が極めて長くなる。本発明者が上記実施例を試験
してみた結果では、遊技球を1日5万発発射する試験を
毎日続けたところ、6か月以上が経過しても、球戻り防
止部材27の球戻り防止機能が損なわれていないことを
確認している。
【0025】更に、上記実施例では、図1及び図5に示
すように、保持部材28のカバー部33と球戻り防止部
材27との間に隙間(案内溝31)を設ける構成とした
ので、発射された遊技球が球戻り防止部材27の球戻り
防止板部27bの先端部分に当たって、該先端部分が遊
技球の飛び出し方向に変形するとき、該先端部分は飛び
出し方向に変形する。この場合、球戻り防止部材27の
先端部分は、上記隙間(案内溝31)によって変形し易
くなるので、それだけ、球戻り防止部材27の先端部分
が真っ直ぐな形状に変形し難くなる。
【0026】尚、上記実施例では、球戻り防止部材27
の複数箇所を角押しにより折り曲げることによって球戻
り防止部材27全体をほぼ円弧状に構成すると共に、球
戻り防止部材27を保持する保持部材28に球戻り防止
部材27の曲げ部分27eを覆うカバー部33を設ける
構成としたが、いずれか一方だけの構成としても良い。
具体的には、カバー部33を設けずに、球戻り防止部材
27の複数箇所を角押しにより折り曲げることによって
球戻り防止部材27全体をほぼ円弧状に構成するだけと
しても、従来構成(図7参照)に比べて、球戻り防止部
材27の寿命を約2倍程度に長くすることができる。
【0027】また、角押しせずに球戻り防止部材全体を
円弧状に曲成すると共に、球戻り防止部材を保持する保
持部材28に球戻り防止部材27の曲げ部分27eを覆
うカバー部33を設ける構成としても、カバー部33に
より戻り球が球戻り防止部材の曲げ部分に当たることを
防止できるから、球戻り防止部材が大幅に変形し難くな
り、その寿命を極めて長くすることができる。更に、こ
の場合、球戻り防止部材を円弧状に曲成する代わりに、
球戻り防止部材をその先端部が外側案内レール22に近
付く方向へ曲げるように構成し、そして、この曲げ部分
を上記カバー33により覆う構成としても、戻り球が球
戻り防止部材の曲げ部分に当たることを防止できるか
ら、球戻り防止部材が大幅に変形し難くなり、その寿命
を極めて長くし得る。
【0028】尚、上記実施例では、保持部材28のカバ
ー部33と球戻り防止部材27との間に隙間(案内溝3
1)を設ける構成としたが、これに代えて、上記隙間を
設けない構成としても良く、この場合にも、ほぼ同様な
作用効果を得ることができる。また、上記実施例では、
球戻り防止部材27の先端部を外側案内レール22に接
触させる構成としたが、これに代えて、該先端部を外側
案内レール22に接触させずに付近けるだけの構成とし
ても良い。更に、上記実施例では、球戻り防止部材27
をステンレス製としたが、これに限られるものではな
く、他の金属製の板ばねから構成しても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、球戻り防止部材の複数箇所を角押しにより折り曲げ
ることによって、球戻り防止部材をその先端部が外側案
内レールに近接するように曲成する構成としたので、外
力に対する球戻り防止部材の強度が高くなり、球戻り防
止部材の球戻り防止機能が損なわれることを極力防止で
きて、球戻り防止部材の寿命を長くし得るという優れた
効果を奏する。
【0030】また、球戻り防止部材を保持する保持部材
を設けると共に、先端部が外側案内レールに近付く方向
へ曲げられた球戻り防止部材の曲げ部分を覆うカバー部
を上記保持部材に設ける構成としたので、カバー部によ
り戻り球が球戻り防止部材の曲げ部分に当たることを防
止でき、球戻り防止部材を大幅に変形し難くし得ると共
に、その寿命を極めて長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す球戻り防止部材周辺の
正面図
【図2】パチンコ機の正面図
【図3】球戻り防止部材及び保持部材の斜視図
【図4】球戻り防止部材の上面図
【図5】保持部材の背面図
【図6】保持部材の下面図
【図7】従来構成を示す図1相当図
【符号の説明】
11は機本体、12は遊技盤、14は遊技球発射装置、
21は遊技部、22は外側案内レール、23は内側案内
レール、27は球戻り防止部材、27aは基板部、27
bは球戻り防止板部、27cはカール部、27dは折り
曲げ線、27eは曲げ部分、28は保持部材、30は嵌
合溝、32は防止板案内部、33はカバー部を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射された遊技球を案内する外側案内レ
    ール及び内側案内レールを遊技盤の前面に設けると共
    に、前記内側案内レールの先端部に弾性板からなる球戻
    り防止部材を設けて構成されたパチンコ機において、 前記球戻り防止部材の複数箇所を角押しにより折り曲げ
    ることによって、前記球戻り防止部材をその先端部が前
    記外側案内レールに近接するように曲成したことを特徴
    とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 発射された遊技球を案内する外側案内レ
    ール及び内側案内レールを遊技盤の前面に設けると共
    に、前記内側案内レールの先端部に弾性板からなる球戻
    り防止部材を設けて構成されたパチンコ機において、 前記遊技盤に取付けられ前記球戻り防止部材を保持する
    保持部材と、 この保持部材に設けられ先端部が前記外側案内レールに
    近付く方向へ曲げられた前記球戻り防止部材の曲げ部分
    を覆うカバー部とを備えたことを特徴とするパチンコ
    機。
JP5321808A 1993-12-21 1993-12-21 パチンコ機 Expired - Lifetime JP2771765B2 (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330138U (ja) * 1989-07-28 1991-03-25
JPH05177033A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Sankyo Kk 弾球遊技機の玉逆流防止装置
JPH0611779U (ja) * 1992-07-21 1994-02-15 株式会社三洋物産 パチンコ玉の戻り防止装置
JPH0615687U (ja) * 1992-08-03 1994-03-01 株式会社大一商会 パチンコ機の玉戻り防止装置
JPH0644580U (ja) * 1992-11-27 1994-06-14 株式会社ニューギン パチンコ遊技機における球戻り防止装置

Patent Citations (5)

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