JP4164181B2 - パチンコ遊技機の打球検出装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の打球検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ遊技機の打球検出装置に係り、更に詳しくは、機内の発射位置から1球ずつ打出された後、遊技領域内に正常に到達した有効打球(遊技球)を検出する打球検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に呼称されているパチンコ機やアレンジボール機に代表されるこの種の遊技機では、球送り発射装置による球送り作動と打球発射作動との協働に基づいて、上球皿側からの遊技球を1球ずつ発射位置へ送込み、遊技盤の遊技領域内に打出して所要のゲームを行ない得るようになっている。そしてこのような遊技機では、その機種毎の遊技盤、すなわち各種の入賞器具や入賞装置、入球口や案内具、多数の遊技釘等の配置(一般にゲージとも云う)を含んで構成された遊技領域において所要のゲーム内容を展開し得る各種の遊技盤をセットしており、夫々の遊技盤でのゲームにあっては、遊技球の打込み目標部位として、例えば遊技領域内における左側、縦央左寄り側、縦央右寄り側、右側等が設定されて、夫々所要の部位に向けて打込むことが望ましいとされている。そして何れのゲーム内容を展開し得る遊技機にあっても、遊技領域内に1球ずつ打込まれた遊技球がゲーム展開に有効な球とし得るように、該遊技球の発射位置への逆戻り防止を図る手段として、内,外レール間の放出口を開閉し得る逆流阻止片を組付けてなる逆戻り防止手段が、内側レールの上端および放出口に対応する特定部位に設置セットされている。
【0003】
また近年に至っては、球送り発射装置の発射性能を変更する不正防止対策や、ホール管理者における各遊技機の稼働管理(例えば有効数に対するセーフ球の発生確率)等の実用化が希求されている。そこで、遊技盤の前記放出口近傍にマイクロスイッチ,フォトセンサまたは磁気センサ等からなる球検出センサを設け、球送り発射装置により該放出口から遊技領域内へ打込まれる遊技球を1球ずつ検出することで、有効球を検出する技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前記球検出センサは、遊技球を検出する検出部の配設位置を、前記放出口に組付けた前記逆戻り手段の配設位置に対して、▲1▼前記遊技領域内側に臨ませた実施例、▲2▼内,外レールにより形成される飛走案内経路側に臨ませた実施例とがあるが、これら何れの実施例においても、打出された遊技球の正確な検出をなし得ない問題を内在していた。例えば、前記▲1▼の配設形態では、遊技領域内に打込まれた後に、前記案内具や遊技釘等との衝突により前記放出口側へ跳ね返った遊技球が、該放出口を通過する際に球検出センサで一度検出されたにも拘らず再び検出されてしまうことがあり、実際に遊技領域内に打込まれた遊技球数よりも検出カウント数が多くなる不都合があった。一方、前記▲2▼の配設形態では、放出口まで飛走したものの打球力不足により遊技領域内に打込まれずに戻ってしまう遊技球(ファール球)をも検出してしまうことがあり、実際に遊技領域内に打込まれた遊技球数よりも検出カウント数が少なくなる不都合があった。すなわち、前述した何れの場合も遊技球の正確な検出が不可能であるから、球送り発射装置に対する発射性能の不正変更を好適に防止したり、ホール管理者が各遊技機毎の稼働状況等を正確に把握し得なかった。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するために提案されたもので、パチンコゲームにおいて、1球ずつ発射されて遊技領域内に適正に打込まれた打球(遊技球)を検出して、球送り発射性能等の適否を確認し得ると共に、遊技機自体の稼働状況を把握できるようにしたパチンコ遊技機の打球検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るパチンコ遊技機の打球検出装置は、
球送り発射装置による球送り発射作動に基いて、機内の発射位置に1球ずつ送込まれたパチンコ球を基本1サイクル時間毎に連続的に発射して遊技盤の遊技領域内に打込んでゲームを展開し得るパチンコ遊技機において、
前記発射位置から発射された発射球を飛走させる発射レール部材に対する所定部位に設けられて発射球を1球ずつ検出可能な発射球検出手段と、電流部に個々に接続されて前記発射球を前記遊技領域内に向けて飛走案内し得る外側レール部材および内側レール部材と、この両レール部材間の出口部の近傍に取着されて発射球の飛入を許容して逆戻りを阻止すると共に両レール部材間の通電可否状態を切換え変形し得る変形可能な球案内スイッチ片と、前記発射球検出手段の入力検出信号と前記球案内スイッチ片によるレール部材間の通電可否による検出条件との有効性を検出時間設定に基づいて判定する検出信号有効判定部を有する制御手段とを備え、
前記制御手段の検出信号有効判定部には、発射球検出手段の検出終了から球案内スイッチ片によりレール部材間の通電可否状態が変化するまでに要する時間として、前記球送り発射装置により発射球を最大発射力で打出した際に要する最短の時間と、球送り発射装置により発射球が遊技領域に到達し得る最小発射力で遊技球を打出した際に要する最長の時間とが予め設定されて、
前記発射球検出手段が発射球を1球ずつ検出する毎の時点を基準にして、前記外側,内側レール部材間の通電可否による検出条件が、前記最短の設定時間から最長の設定時間の範囲内毎に変化した場合に遊技球として有効判定する一方、最短の設定時間から最長の設定時間の範囲外で変化した場合には遊技球として無効判定すると共に、最長の設定時間が経過しても外側,内側レール部材間の通電可否状態が変化しない場合に遊技球として無効判定し、更に、外側,内側レール部材間の通電可否状態が変化した時点から、前記基本1サイクル時間毎に連続的に発射された次期発射球を前記発射球検出手段が検出するまでの設定時間内に変化した場合には、遊技球として無効判定するように設定されたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
球送り発射装置による球送り発射作動に基づいて発射経路へ打出された発射球を発射球検出手段が検出し、この発射球に対する検出信号が制御手段へ出力される。そして、前枠側の発射経路から遊技盤側の飛走案内経路へ打出された発射球は、出口部から遊技領域内へ飛込む際に球案内スイッチ片を撓み変形させ、外側レール部材と内側レール部材との間に通電可否状態変化が起ることにより、当該発射球に対する検出信号が前記制御手段へ出力される。そして前記制御手段では、前記発射球検出手段の検出時点を基準として、発射球検出手段の検出終了から外側レール部材と内側レール部材との間の通電可否状態が変化するのに要する最短の設定時間から最長の設定時間の範囲内に通電可否状態の変化が起った場合には、該発射球検出手段で検出された当該発射球によって通電可否状態変化が起ったものであるから、これを遊技球として有効判定する。また、前記発射球検出手段の検出時点を基準として、前記外側レール部材と内側レール部材との間の通電可否状態変化が最短の設定時間から最長の設定時間の範囲外で起った場合には、該発射球検出手段で検出された当該発射球によって通電可否状態変化が起ったものではなく、遊技領域内に飛込んだ後に開口部側に戻ってきた先発の遊技球によって起ったものであるから、これは遊技球として無効判定する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るパチンコ遊技機の打球検出装置につき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお本実施例では、機裏側の貯留パチンコ球を、パチンコゲーム中の入賞成立(セーフ球発生)に対する賞球として払出し得る一方、遊技用の球貸し操作に対する貸し球として払出し得るタイプのパチンコ機Pを例として示す。
【0009】
(パチンコ機の基本構成)
先ず本実施例に係る打球検出装置が実施されるパチンコ機Pについて、図1を参照しながら要約説明する。本実施例のパチンコ機Pは、その基本的な構成として、固定用の外郭枠とされる外枠Aの開口前面側に、開閉用の搭載枠とされる前枠Bが、連結支持手段および施錠手段等を利用して着脱および開閉可能に組付けられている。そして、この前枠Bの前面側には、遊技機共通用の構成部材である横開き式のガラス窓Cと上球皿Dが開閉および着脱可能に組付けセットされると共に、下球皿Eと後述の打球発射装置Hが装備セットされており、また裏側に球処理部等を備えた機構セット盤(図示しない)が装備されている。前記前枠Bは、全体が合成樹脂成形されたタイプにおいて、内側に窓枠口を開口した枠体10と、この枠体10の裏側に一体成形されて窓枠口の正面内部に臨む遊技盤用のセット口を開口した保持枠12とが、前後に連設された内外二重枠形態とされている。そして枠体10においては、窓枠口の下部に下球皿Eおよび打球発射装置Hの一部等を設置するための設置部14が成形され、一方保持枠12においては、窓枠口の下部内側に位置する遊技補助盤15が一体成形されており、この補助盤15の上端縁を基準にして前記セット口が開口されて、遊技盤Jを着脱可能に収容セットし得るようになっている。なお、前枠Bのその他の構成およびガラス窓C等の構成については、図示程度に止めて説明を省略する。
【0010】
このようなパチンコ機Pにおいて、前記上球皿Dでは複数の皿構成部材を組合わせてユニット化され、前枠Bの枠体10左端側に横開きおよび着脱可能に装着される1枚の開閉板16前面に組付けセットされており、そして開閉板16の裏面には、後述の球送り装置Iがセットされている。一方前記下球皿Eでは、前枠Bの枠体10の設置部14全面に取着される1枚のセット支板と複数の皿構成部材とを組合わせてユニット化されており、また右側部に打球発射装置Hの操作ハンドル部H1を組付けセットするための保持部が成形されている。ちなみに、双方の球皿D,Eは共に図示外郭形状に構成されて、下球皿Eの水平上面に上球皿Dが整合状態で載置保持されるようになっている。
【0011】
また、前記前枠Bの遊技補助盤15前面には、着脱可能な所要長の発射レール部材18が装着セットされている。この発射レール部材18は、前記遊技補助盤15前面に位置決めセットされてビス固定される1枚の支持盤19の左側前面に固定され、この発射レール部材18の下端部に合わせた上部対向部位に発射位置Xを設定するための球止め片20が成形され、また上端部にファール球用の球受け片21が成形されている。なお発射レール部材18は、断面M字形で曲率半径の大きな円弧に基づいて成形されて、設定された発射角で位置決めセットされてビス固定されている。
【0012】
(打球発射装置)
本実施例のパチンコ機Pでは、前記打球発射装置Hと前記球送り装置Iとを合わせて遊技球用の球送り発射装置Gを構成している。このうち打球発射装置Hは、駆動源に回動ロータリー式の電磁ソレノイド(発射ソレノイドとも云う)を有する形態で、打球操作に基づいて上球皿Dから球送り装置Iを介して前記発射レール部材18下端の発射位置Xに送込まれた遊技球を1球ずつ打出すようになっている。この打球発射装置Hは、基本的な構成として、球円筒形グリップ状にユニット構成されて下球皿Eの保持部に着脱可能に組付けセットされた操作ハンドル部H1と、前記枠体10の設置部14裏面に着脱可能に装着セットされて前記操作ハンドル部H1での打球操作における入力条件に基づいて発射ソレノイド26の駆動による打球動作を行なう打球作動部H2と、この打球作動部H2に組付けてユニット化されて該打球作動部H2および球送り装置Iを駆動制御する発射制御部H3等を備えている。
【0013】
前記操作ハンドル部H1は、固定基体をなす把持体22と把持キャップ23との間に操作レバー24を組付けてユニット化されており、電気的な入力手段として、把持体22内に発射ソレノイド26に対する可変抵抗器27および発射停止スイッチ28が組込まれると共に、把持体22の外周にタッチ感知環(タッチ検出部)29が取着されて、これら部材27,28,29はコネクタおよび配線を介して裏側の前記発射制御部H3に接続されている。すなわち、操作レバー24の回動操作量に応じて可変抵抗器27がボリューム調整され、また発射停止スイッチ28は、球の連続発射と単発発射に応じてレバー24の回動操作状態で検出(ON)とされ、このもとで把持体22の外側から操作し得る操作片30を利用して非検出(OFF)にされるようになっている。
【0014】
前記打球作動部H2は、セットベースとなる金属成形製の支持盤31の前側にパルス制御される駆動源として前記発射ソレノイド26が設置され、この発射ソレノイド26の回動軸の後端に打球杆32が連結されて、全体が支持盤31単位で構成されている。この打球作動部H2は、設置部14裏側の設置座部に支持盤31を当て合わせてビス固定することにより、発射ソレノイド26が前記設置部14に形成したセット口33内に収容される。このもとで、発射ソレノイド26のパルス通電励磁時に打球杆32が打球始端から打球終端の範囲を回動変位して、前記発射レール部材18の発射位置Xに着座した遊技球を打出し得るようになっている。
【0015】
一方前記発射制御部H3では、球送り・発射に係る各々の電気的部品の総括的な入出力制御をなすもので、必要な回路を構成した回路基板が内蔵されており、電源(AC24V)、発射ソレノイド26、後述する球送りソレノイド36、操作ハンドル部H1内の可変抵抗器27,発射停止スイッチ28およびタッチ感知環29が、夫々の配線を介して接続される。
【0016】
(球送り装置)
また前記球送り発射装置Gにおける前記球送り装置Iは、前記打球発射装置Hの打球作動とタイミングを合わせて球送り作動を行ない得る電動制御形態の例にあって、基本的な構成として、合成樹脂成形された1つのケース体35に、作動源である球送りソレノイド(電磁ソレノイド)36と、昇降回動レバー形式の球送り体37とを組付けて、全体がカセット形式に構成されて取扱い得るようになっている。そして、前記開閉板16の裏面において、ケース体35が球出口に合わせて着脱可能にビス止めされて、前記球送りソレノイド36が前記発射制御部H3に接続される。
【0017】
このように構成された実施例の球送り発射装置Gでは、図5に略示するように、前記操作ハンドル部H1での検出信号(発射停止スイッチ28およびタッチ感知環29の検出(ON)信号)が、前記発射制御部H3における回路基板へ入力された条件のもとで、該発射制御部H3から出力されるパルス出力制御に基づき、球送り装置Iの球送りソレノイド36および打球発射装置Hの発射ソレノイド26が正常に作動制御される。これにより、球送り・発射動作が継続されることにより、上球皿Dからの遊技球が球送り装置Iを経て発射位置Xへ送出され、打球発射装置Hの打球杆32により遊技盤Jの遊技領域53へ打込まれる。
【0018】
すなわち、本実施例の球送り発射装置Gにおける球送り装置Iの球送りソレノイド36と打球発射装置Hの発射ソレノイド26との作動については、図6に示すように、発射制御部H3のパルス出力制御に基づいてなされる。すなわち、操作ハンドル部H1での発射停止スイッチ28の検出入力条件とタッチ感知環29の検出入力条件とが発射制御部H3に入力されているもとで、第1パルスP1により球送りソレノイド36が励磁・消磁されて、前記球送り体37を昇降作動させる。一方、前記2つの検出入力条件に加えてボリューム調整条件が発射制御部H3に入力されているもとで、第2パルスP2により発射ソレノイド26が励磁・消磁されて打球杆32を往復揺動させる。これら第1パルスP1および第2パルスP2は、1分間に100回以下となる規定の基本1サイクルSに制御設定されて、球送りソレノイド36と発射ソレノイド26による球送り・打球作動の確動安定化が図られている。
【0019】
(打球検出装置)
そして本実施例のパチンコ機Pでは、前記球送り発射装置Gの作動により発射位置Xから発射された遊技球を、1球ずつ検出するための打球検出装置が具備されている。この打球検出装置は、発射位置Xから発射された発射球用の発射レール部材18に対する所定部位に設けられて発射球を1球ずつ検出可能な発射球検出手段40と、電流部に個々に接続されて前記発射球を前記遊技領域53内に向けて飛走案内し得る外側レール部材47および内側レール部材48と、この両レール部材47,48間の放出口(出口部)51の近傍に取着されて発射球の飛入を許容して逆戻りを阻止すると共に両レール部材47,48間の通電可否状態を切換え変形し得る変形可能な球案内スイッチ片41と、前記発射球検出手段40の入力検出信号と前記球案内スイッチ片41によるレール部材47,48間の通電可否による検出条件との有効性を検出時間設定に基づいて判定する遊技制御部(制御手段)43とから構成されている。
【0020】
(発射球検出手段)
前記発射球検出手段40は、図1に示すように、発射経路R1を形成する前記発射レール部材18に対する略中間部位の上方において、該発射経路R1側(前側)に検出部を指向させた姿勢で前記遊技補助盤15に固定されている。この発射球検出手段40は、発射球を非接触状態で検出し得る無接点形式のセンサまたはスイッチが推奨され、例えば外乱光に影響されないフォトセンサや磁気センサ等が好適に実施される。従って、球送り発射装置Gにより発射されて発射レール部材18上を移動する発射球は、その発射勢いを全く減勢されることなく検出されて遊技盤Jへ向けて飛走するようになる。そして、この発射球検出手段40は、図7および図9に示すように、遊技基板44側の入力回路45に接続されて発射球に対する検出信号を該回路45へ出力するようになっている。
【0021】
(案内レール部材)
案内レール部材46は、前記外側レール部材47と内側レール部材48とから構成され、遊技盤Jの前面外周囲において在来と同様な組付け方法により割ピン等を利用して一定の円弧状態で取着されて、内側レール部材48の上端が盤面の左上部に位置している。そして、内側レール部材48および外側レール部材47の間が遊技球用の飛走案内経路R2とされ、この飛走案内経路R2の上端部、つまり内側レール部材48の上端位置における開口面部が、遊技球の放出口51とされている。また、内側レール部材48の上端部に、図3に示すように2個の係止口50,50が形成されて、球案内スイッチ片41に対する前記セット部49が構成されている。そして、各レール部材47,48は導電性を有する金属材料で成形され、図示しない電流部に接続してあることにより、内側レール部材48に取着した球案内スイッチ片41と外側レール部材47とが通電検出部(打球検出部)42を構成して、該球案内スイッチ片41と該外側レール部材47との接触・非接触による通電・非通電を検出し得るようになっている。なお、前記案内レール部材46における外側レール部材47の下端部と前記発射レール部材18の上端部との間(発射経路R1と飛走案内経路R2との間)に、ファール球回収用のファール口52が形成されている。
【0022】
(球案内スイッチ片)
前記球案内スイッチ片41は、前記遊技盤Jの前記内側レール部材48におけるセット部49に対して、外側(前側)からの差込み形態で装着セットするよう構成されている。すなわち球案内スイッチ片41は、導電性を有する1枚の薄肉金属弾性材(例えばJIS規格の材質SUS301−CSPHの肉厚0.1mm)より打抜き折曲加工に基づいて一定サイズ・形状に成形されてなるものであって、前記案内レール部材46におけるセット部49に対して、外側(前側)から差込み形態で包持係止し得る保持部55の一側端から遊技球用の阻止片56が一連に成形されている。前記保持部55は、2つ折りに成形されて内側レール部材48の内・外面に弾性的に圧接し得る包持片57,58の間に、レールの肉厚tに応じた差込み口59が形成されている。そして内側の包持片58には、前記係止口50と弾性的に係脱可能に係止し得る係止片60が形成されている。なお、差込み口59の入口側は、レールの肉厚tよりやや狭いことが望ましい。また各係止片60は、外側の包持片57に向けて適宜斜状に折曲げられている。
【0023】
また前記阻止片56は、図2および図3に示すように、保持部55の内側の包持片58の側端に形成された台形状の連設部61から帯状に形成延出されており、連設部61に連なる直線部分62から前記案内レール部材46の放出口51を弾性的に開閉し得る外向き凹湾曲状の円弧部分63が形成されている。そしてこの阻止片56は、球の荷重や衝撃力(当接力)に対して円弧部分63および直線部分62が弾性変形できるようになっている。また阻止片56は、保持部55の内側の包持片58と対比して約半分強(球の直径分)の幅で略同等長さの帯状とされており、その弾性特性として円弧部分63の先端部に球1個の重さ(静止荷重)を掛けた場合に、全体が撓んで球1個分程度の距離に変位し得るよう設定されている。なお、内側レール部材48に保持部55を係着保持した状態において、阻止片56の上端部(先端部)は、図2に示すように、常には外側レール部材47の内側に向けて延出して該外側レール部材47に接触した状態で放出口51を閉鎖している。
【0024】
これにより、内側レール部材48と外側レール部材47は、前述したように、球案内スイッチ片41を介して通電可能状態となり、常には両レール部材47,48間に所要電圧の電流が付与される。また、発射球により前記球案内スイッチ片41が撓み変形した際には、該スイッチ片41と外側レール部材47とが離隔して両レール部材47,48が通電不能状態となり、電流が遮断されるようになっている。なお、パチンコ球自体が導電性を有しているため、発射球が遊技領域53へ完全に飛込む前状態(図4(a))では、球案内スイッチ片41の阻止片56と外側レール部材47とが該発射球を介して通電可能状態にあるが、当該発射球が完全に飛込んだ後状態(図4(b))となると、球案内スイッチ片41と外側レール部材47とが瞬間的に離間し、両レール部材47,48が通電不能状態となる。
【0025】
(遊技制御部)
前記遊技制御部43は、タイマー回路を具備した検出信号有効判定部70とカウント処理部71とを備え、前記発射球検出手段40の検出および前記通電検出部42から前記入力回路45へ出力される発射球および打球の各検出信号のタイミングを前提として、1球毎の発射球に対する遊技球としての有効,無効判定を行なうようになっている。すなわち前記検出信号有効判定部70では、発射球検出手段40の検出後に前記通電検出部42が検出することを前提として、例えば図8に示すように、発射球検出手段40の検出位置から通電検出部42の検出位置までの間を発射球が飛走する時間、すなわち発射球検出手段40の検出終了から通電検出部42の検出終了に要する時間として、前記球送り発射装置Gにより発射球を最大発射力で打出した際に要する時間がT1、球送り発射装置Gにより遊技領域53に到達し得る最小発射力で打出した際に要する時間がT2と設定される。そして、前記発射球検出手段40が発射球を1球ずつ検出する毎の時点を基準として、設定時間T1〜T2の範囲内毎において通電検出部42が検出(OFF)した場合は、当該発射球を遊技球として有効判定すると共にこの結果を前記カウント処理部71へ出力するようになっている。
【0026】
また、前記発射球検出手段40が発射球を1球ずつ検出する毎の時点を基準として、最短の設定時間T1〜最長の設定時間T2の範囲外に通電検出部42がが検出(OFF)した場合には、図4(c)に示すように、先に遊技領域53内に打出されて放出口51に向けて戻ってきた遊技球によって球案内スイッチ片41が撓み変形して該スイッチ片41と外側レール部材47とが離間し、これにより両レール部材47,48間に通電可否状態変化があったものであると判断し、遊技球として無効判定すると共に前記カウント処理部71への出力をしないようになっている。更に、前記発射球検出手段40が発射球を1球ずつ検出する毎の時点を基準として、最長の設定時間T2が経過しても通電検出部42が検出(OFF)しない場合には、当該発射球は発射力不足により放出口51へ到達せずに飛走案内経路R2を戻ってファール球となったものであると判断し、遊技球として無効判定すると共に前記カウント処理部71への出力をしないようになっている。
【0027】
一方、前記検出信号有効判定部70において、両レール部材47,48間の通電可否状態変化に対する前記通電検出部42の検出終了時から前記発射球検出手段40が次の発射球を検出終了するのに要する時間をT3とすると、この時間T3内で前記通電検出部42が検出(OFF)した場合には、図4(c)に示すように、先に遊技領域53内に打出されて放出口51に向けて戻ってきた遊技球によって球案内スイッチ片41が撓み変形し、これにより同通電検出部42が再検出したものであると判断し、遊技球として無効判定すると共に前記カウント処理部71への出力をしないようになっている。なお、前記発射球検出手段40の検出終了から通電検出部42の検出終了に要する時間(設定時間T1〜T2)と時間T3との合計時間が、前記球送り発射装置Gにおける基本1サイクルSに一致する(図8参照)。
【0028】
また前記球案内スイッチ片41は、各発射球による撓み変形後の弾性復帰に際してビビリ(チャタリング)が発生して、これにより両レール部材47,48間に通電可否状態変化が起る場合がある。しかし実施例の打球検出装置では、図7に示すように、遊技基板44内にチャタリング除去部72を備えており、ビビリによる通電検出部42の検出はこのチャタリング除去部72で補正され、入力回路45側への信号出力はなされないようになっている。
【0029】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成された本実施例に係るパチンコ遊技機の打球検出装置の作用につき説明する。前述のように構成された本実施例のパチンコ機Pは、遊技ホール内の設置枠台(図示せず)に所定の傾き起立姿勢で設置された外枠Aに、前枠B全体を組付けセットして電源投入保持(通電保持)することにより遊技に供し得る。
【0030】
このようなパチンコ機Pに実施される本実施例の球送り発射装置Gでは、遊技の開始にあたり、打球発射装置Hの操作ハンドル部H1で打球操作を行なうことにより、図5および図6に示すように、操作ハンドル部H1での発射停止スイッチ28の検出入力条件とタッチ感知環29の検出入力条件とが発射制御部H3における回路基板に入力されるもとで、第1パルスP1により球送りソレノイド36が励磁・消磁され、前記球送り体37を昇降作動させて上球皿D内の球を発射位置Xへ送り出す。一方、前記2つの検出入力条件に加えてボリューム調整条件が発射制御部H3に入力されているもとで、第2パルスP2により発射ソレノイド26が励磁・消磁され、打球杆32を往復揺動させて発射位置Xに着座した前記球を遊技盤Jの遊技領域53へ向けて打出す。
【0031】
前記球送り発射装置Gにより打出された発射球は、前記発射レール部材18の上面を発射経路R1に沿って移動する際に、打球検出装置における発射球検出手段40で検出され、この検出信号が遊技基板44内の入力回路45へ出力される。そして、発射球が発射経路R1に沿って通過し、当該発射球に対する前記発射球検出手段40の検出が終了となると、これに基づいて入力回路45から遊技制御部43の検出信号有効判定部70へ信号が出力され、該判定部70におけるタイマー回路が作動開始する。
【0032】
前記発射経路R1から飛走案内経路R2へ飛走した前記発射球は、前記発射球検出手段40で検出された後、略T1〜T2時間後には案内レール部材46の放出口51へ到達し、前記球案内スイッチ片41における阻止片56に当接し、該球案内スイッチ片41を撓み変形させながら遊技領域53内へ飛込む。そして、この際に、撓み変形した球案内スイッチ片41の前記阻止片56が外側レール部材47と離隔することにより(図4(b))、通電検出部42が検出(OFF)条件となると共にこの検出信号がチャタリング除去部72を介して前記入力回路45へ出力される。そして、発射球が遊技領域53へ飛込んで球案内スイッチ片41が元の状態に弾性復帰し、阻止片56と外側レール部材47とが接触して通電可能状態に復帰すると、これに基づいて入力回路45から遊技制御部43の検出信号有効判定部70へ信号が出力される。このとき、前記発射球検出手段40における検出終了時点から前記通電検出部42における検出終了時点までに要した時間が、設定時間T1〜T2の範囲内にある場合には、当該発射球が遊技球として有効判定されると共にこの結果が前記カウント処理部71へ出力される。
【0033】
そして前記球送り発射装置Gにおいて、連続打ちにより基本1サイクルS時間毎に球を連続的に発射する前提において、次の球が発射位置Xから発射されて前記発射球検出手段40において検出終了された時点では、前記通電検出部42における先の発射球検出終了時からT3時間が経過している(図8参照)。従って、もしこの時間T3内で前記通電検出部42が検出(OFF)した場合には、図4(c)に示すように、先に遊技領域53内に打出されて遊技領域53内へ飛込んだ遊技球が、放出口51に向けて戻ってきて前記球案内スイッチ片41を撓み変形させ、これにより同通電検出部42が再検出したものであるから、これは遊技球として無効判定すると共に前記カウント処理部71への出力をしない。
【0034】
また、発射球に対する前記発射球検出手段40の検出終了時点から最短の設定時間T1を経過する前、あるいは最長の設定時間T2を経過した後に、前記通電検出部42が検出(OFF)した場合には、図4(c)に示すように、先に遊技領域53内に打出されて遊技領域53内へ飛込んだ遊技球が、放出口51に向けて戻ってきて前記球案内スイッチ片41を撓み変形させ、これにより同通電検出部42が再検出したものであるから、これも遊技球として無効判定すると共に前記カウント処理部71への出力をしない。すなわち、前記発射球検出手段40における検出終了時点から前記通電検出部42における検出終了時点までに要した時間が、設定時間T1〜T2の範囲外にある場合には、遊技球として無効判定するようになっている。
【0035】
なお、前記発射球検出手段40が発射球を1球ずつ検出する毎の時点を基準として、最長の設定時間T2の経過後においても通電検出部42が検出(OFF)しない場合には、当該発射球は発射力不足により放出口51へ到達せずに飛走案内経路R2を戻ってファール球となったものであると判断し、遊技球として無効判定すると共に前記カウント処理部71への出力をしない。
【0036】
本実施例の打球検出装置では、前記球送り発射装置Gにより発射される1球の検出を発射球検出手段40および通電検出部42で行なって遊技制御部43で有効,無効の判定を行なうようになっているので、打球発射装置Hによる単発打ちにも好適に発射球を検出し得る。すなわち、球送り発射装置Gにより打出された発射球は前記発射球検出手段40で検出され、該検出手段40の検出終了となると同時に入力回路45から遊技制御部43の検出信号有効判定部70へ信号が出力され、該判定部70におけるタイマー回路が作動開始する。そして、発射経路R1から飛走案内経路R2へ飛走した当該発射球は、T1〜T2時間後には案内レール部材46の放出口51へ到達して前記球案内スイッチ片41における阻止片56に当接して通電検出部42で検出され、該通電検出部42の検出終了となると同時にチャタリング除去部72および入力回路45から遊技制御部43の検出信号有効判定部70へ信号が出力される。このとき、前記発射球検出手段40における検出終了時点から前記通電検出部42における検出終了時点までに要した時間が、設定時間T1〜T2の範囲内にある場合には、当該発射球が遊技球として有効判定されると共にこの結果が前記カウント処理部71へ出力される。なお、この単発打ちによる発射球が、打球力不足によりファール球となった場合には、通電検出部42での検出がなされないから、遊技球として無効判定すると共に前記カウント処理部71への出力をしない。
【0037】
このように本実施例の打球検出装置では、設定時間T1〜T2を前提とした設定検出条件に適した検出であれば正常検出として遊技制御部43で判断してカウント処理し、図9に示すように、入賞装置における大入賞口75の開閉、報知手段76としてのランプ77の点灯・点滅やスピーカ78の音声発生、図柄表示装置79の作動等の各種遊技動作を、夫々の設定条件のもとで可能とする。一方、設定検出条件以外による異常検出(無効判定)が短時間内で多数回発生判定された場合には、遊技動作を停止させると共に前記報知手段76で報知するように設定しておき、前記球送り発射装置Gの性能に関する点検,修理,調整等の適正な復旧処置で異常を解除した後、遊技動作を再開可能とする。
【0038】
【変更例】
前記実施例では、内側レール部材48に取着した球案内スイッチ片41と外側レール部材48とからなる通電検出部42に関し、発射球の当接を受けない常態においては、その阻止片56の先端が外側レール部材47に接触した形態のものを例示したが、図10に示すように、常態において外側レール部材47に接触しない形態の球案内スイッチ片80を有した通電検出部42も好適に実施し得る。すなわちこの変更例の通電検出部42における球案内スイッチ片80では、内側レール部材48に取着されて発射球の当接を受けない常態においては、図10(a)のように、阻止片56と外側レール部材47とが離間しているので、内側レール部材48と外側レール部材47とが通電不能状態となっている。しかし、球送り発射装置Gにより打出された発射球が放出口51に到達した際には、図10(b)に示すように、当該発射球が球案内スイッチ片80と外側レール部材47に接触するようになる。この際に、パチンコ球が導電性を有していることにより、この発射球および球案内スイッチ片80を介して外側レール部材47と内側レール部材48とが通電可能状態となり、通電検出部42が検出(ON)条件となると共にこの検出信号が前記入力回路45へ出力される。同じく、遊技領域53内へ飛込んだ先の遊技球が、放出口51に向けて戻ってきて前記球案内スイッチ片80を撓み変形させた際には、図10(c)に示すように、該遊技球および球案内スイッチ片80を介して外側レール部材47と内側レール部材48とが通電可能状態となり、通電検出部42が検出(ON)条件となると共にこの検出信号が前記入力回路45へ出力される。
【0039】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係るパチンコ遊技機の打球検出装置では、発射レール部材の所定位置に発射球検出手段を設けると共に、案内レール部材における内側レール部材と外側レール部材の出口部に球案内スイッチ片を設けて発射球による球案内スイッチ片の変形により両レール部材間に通電可否状態変化を起きるようにし、発射球検出手段の入力検出信号および通電可否状態変化による入力検出信号をもとに制御手段で遊技球の有効,無効判定を行なうよう構成した。すなわち、球送り発射装置により打出された発射球が、発射球検出手段の設置位置から球案内スイッチ片の設置位置まで到達する最短の設定時間と最長の設定時間とを予め設定しておくことにより、この設定時間を前提とした設定検出条件に適した検出であれば正常検出として制御手段でカウント処理するようになっているから、1つの発射球が2度検出されることを好適に回避でき、遊技球の正確なカウント処理を行ない得る利点がある。従って、球送り発射性能等の適否を好適に確認し得ると共に、遊技機自体の稼働状況の好適な把握をもなし得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の打球検出装置を備えたパチンコ機を示す概略正面図である。
【図2】打球検出装置における外側レール部材,内側レール部材および球案内スイッチ片を示す要部拡大図である。
【図3】内側レール部材に対する球案内スイッチ片の取着形態を示す要部拡大図である。
【図4】発射球の通過および遊技球の戻りによる球案内スイッチ片の各変形状態を示す説明図である。
【図5】球送り発射装置の構成を示すブロック図である。
【図6】球送り発射装置における球送り・打球作動のパルス制御設定例を示す説明図である。
【図7】打球検出装置を中心とした打球検出制御構成を示すブロック図である。
【図8】遊技制御部における打球検出設定時間の設定例を示す説明図である。
【図9】打球検出装置における打球検出制御回路図である。
【図10】打球検出装置を構成する球案内スイッチ片の変形例を各変形状態で示す説明図である。
【符号の説明】
18 発射レール部材
40 発射球検出手段
41 球案内スイッチ片
43 遊技制御部(制御手段)
47 外側レール部材
48 内側レール部材
51 放出口(出口部)
53 遊技領域
70 検出信号有効判定部
80 球案内スイッチ片
G 球送り発射装置
J 遊技盤
基本1サイクル
X 発射位置

Claims (1)

  1. 球送り発射装置(G)による球送り発射作動に基いて、機内の発射位置(X)に1球ずつ送込まれたパチンコ球を基本1サイクル (S) 時間毎に連続的に発射して遊技盤(J)の遊技領域(53)内に打込んでゲームを展開し得るパチンコ遊技機において、
    前記発射位置(X)から発射された発射球を飛走させる発射レール部材(18)に対する所定部位に設けられて発射球を1球ずつ検出可能な発射球検出手段(40)と、
    電流部に個々に接続されて前記発射球を前記遊技領域(53)内に向けて飛走案内し得る外側レール部材(47)および内側レール部材(48)と、
    この両レール部材(47,48)間の出口部(51)の近傍に取着されて発射球の飛入を許容して逆戻りを阻止すると共に両レール部材(47,48)間の通電可否状態を切換え変形し得る変形可能な球案内スイッチ片(41,80)と、前記発射球検出手段(40)の入力検出信号と前記球案内スイッチ片(41,80)によるレール部材(47,48)間の通電可否による検出条件との有効性を検出時間設定に基づいて判定する検出信号有効判定部 (70) を有する制御手段(43)とを備え、
    前記制御手段(43)の検出信号有効判定部 (70)には、発射球検出手段(40)の検出終了から球案内スイッチ片(41,80)によりレール部材(47,48)間の通電可否状態が変化するまでに要する時間として、前記球送り発射装置(G)により発射球を最大発射力で打出した際に要する最短の時間(T1)と、球送り発射装置(G)により発射球が遊技領域(53)に到達し得る最小発射力で遊技球を打出した際に要する最長の時間(T2)とが予め設定されて、
    前記発射球検出手段(40)が発射球を1球ずつ検出する毎の時点を基準にして、前記外側,内側レール部材(47,48)間の通電可否による検出条件が、前記最短の設定時間(T1)から最長の設定時間(T2)の範囲内毎に変化した場合に遊技球として有効判定する一方、最短の設定時間(T1)から最長の設定時間(T2)の範囲外で変化した場合には遊技球として無効判定すると共に、最長の設定時間(T2)が経過しても外側,内側レール部材(47,48)間の通電可否状態が変化しない場合に遊技球として無効判定し、更に、外側,内側レール部材(47,48)間の通電可否状態が変化した時点から、前記基本1サイクル (S) 時間毎に連続的に発射された次期発射球を前記発射球検出手段 (40) 検出するまでの設定時間(T3)内に変化した場合には、遊技球として無効判定するように設定された
    ことを特徴とするパチンコ遊技機の打球検出装置。
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