JP3796676B2 - パチンコ遊技機の打球発射制御装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の打球発射制御装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ遊技機の打球発射制御装置に係り、更に詳しくは、遊技操作により発射位置に送込まれたパチンコ用の遊技球を遊技盤内に打込んでパチンコゲームを展開し得る遊技機において、遊技球の有無条件に応じて球送り作動および打球発射作動を制御するようにした打球発射制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やアレンジボール機に代表されるこの種の遊技機では、パチンコゲーム用の遊技球に係る打球発射制御装置として、一般に上球皿の裏側に装着セットされた球送り装置と、機体の前後部に設置された打球発射装置(操作部,打球作動部および制御部を含む)とを備えている。そしてこの制御装置では、後述する作動形態例によって構成条件に差異があるとしても、球送り発射に不可欠な電気的な検出入力手段として、打球発射装置の操作部にレバー操作に関連してON・OFFされる通電用のスイッチと接触感知用のタッチ部材が組付けられており、この両手段の検出入力条件のもとで駆動源(モータやソレノイド)の制御を含めて作動可能とされる。そうして、操作部での適正な遊技操作による入力手段において、球送り装置の作動と打球発射位置の作動とが設定タイミングで1サイクル単位で制御されて、設定時間(100個/分)内で1球分毎の球送り発射作動を遂行し、このもとで上球皿からの遊技球を1個ずつ発射位置に送込んで遊技盤内に打出すようになっている。
【0003】
前述した打球発射制御装置については、その代表的に大別区分される構成・作動形態として、
操作部のスイッチおよびタッチ部材の操作入力条件において駆動される発射モータおよびカム部材等により打球杆が1回毎の打球動作を行なう打球発射装置と、打球杆の動作毎に連動される機械的な操作部材により球送り体が1回毎の球送り動作を行なう球送り装置とを併合したタイプ、
操作部のスイッチおよびタッチ部材そして励磁力調整用の可変抵抗器(ボリュームスイッチともいう)の操作入力条件において駆動される発射ソレノイド(ロータリー式および直動式を含む)により打球杆が1回毎の打球動作を行なう打球発射装置と、スイッチおよびタッチ部材の操作入力条件において発射ソレノイドとタイミングを合わせて駆動される球送りソレノイドにより打送り体が1回毎の球送り動作を行なう球送り装置とを併用したタイプ、
が広く利用されている。なお何れのタイプにあっても、保全用手段として駆動制御部側にタッチ調整具が付設されて、タッチ感度を強弱調整し得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来から実施されている前述の打球発射制御装置では、当該操作部での操作入力条件のもとで、球送り装置の球送り発射作動を遂行して上球皿内の遊技球を正常に打出し得るとしても、遊技球がなくなった以後では操作入力条件が保持されている限りいつまでも空の球送り発射作動を行ない、これを制止することができなかった。具体的な実例として遊技ホール内の遊技機においては、一般に前記タッチ調整具によるタッチ感度が予め「強」に調整されて、実質的には常にタッチ入力状態に保持されている。このため、このような調整条件を認知している遊技者が、故意に異物を利用して操作部のレバーを所要位置に固定化したまま遊技を行ない、遊技の終了後にレバーを元に戻さないまま当該遊技機から去ってしまった場合には、前記操作入力条件が保持されたまま放置されていることにより、打球発射制御装置がいつまでも駆動し続けてしまう。この結果、消費電力の無駄や駆動源の早期老朽化等を招くことにもなり、特に駆動用のソレノイドでは、空作動の継続による温度上昇により励磁力が低下してしまい、以後に行なわれる正常な実射作動で球飛び不良を招く問題があった。更には、前記打球発射制御装置が空作動している遊技機において、次の遊技者がこれに気付かずに遊技球を上球皿へ投入した際には、操作部に手を触れもしないのに遊技球が送出されて打出されてしまい、遊技球を無駄にするうえに慌てて操作部のレバーを戻さなければならず、次の遊技者に極めて不愉快な思いをさせてしまう不都合もあった。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を解決するべく提案されたものであって、打球操作による検出入力条件に基いて駆動可能とされた打球発射制御装置の適正な打球発射作動を維持し、遊技球がなくなった以後の球送り発射作動を停止制御して、打球発射制御装置ひいては遊技機全体の適正な保全を図り得るようにしたパチンコ遊技機の打球発射制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため本発明は、適正な遊技操作による電気的な検出入力条件に基づいて電動式の打球発射装置と球送り装置との関連による球送り発射作動を行ない、上球皿からの遊技球を1個ずつ発射位置に送込んで遊技盤内に打出してパチンコゲームを展開する遊技機において、
前記打球発射装置では、前記検出入力条件を発生し得る電気的な検出入力手段および操作部材を組込んだ操作部と、この検出入力手段の検出入力条件で駆動可能とされた発射ソレノイドおよび打球杆を有する打球作動部と、検出入力手段の検出入力条件に基づいて発射ソレノイドを設定条件で通電駆動制御する駆動制御部とを備え、
前記球送り装置では、遊技機の前側に開閉可能に装着された上球皿の裏側所定位置に取着セットされるケース体と、前記打球発射装置の打球動作に連動して傾動変位する球送り操作部材と、該ケース体内に昇降可能に組付け支持されて該球送り操作部材の傾動変位に伴なう当接・非当接により昇降変化し得る球送り体とを備え、
前記ケース体では、前記上球皿の球出口に連通されると共に前記発射位置側に連絡可能とされて遊技球1球分の広さに設定された通路が形成されると共に、該通路内の遊技球の有無を確認検出し得る検出具が設けられ、
前記球送り体は、
前記発射ソレノイドが消磁して前記球送り操作部材が下方へ傾動した際に、該球送り操作部材との接触が解除されて下降し、ケース体内に設けられたストッパーにより下降端位置に保持された第1の規制状態と、該発射ソレノイドが励磁して球送り操作部材が上方へ傾動した際に、該球送り操作部材と接触して上昇し、該ストッパーにより上昇位置に保持された第2の規制状態に昇降変化可能に構成されると共に、
前記第1の規制状態において、前記通路の球受け口の前側内に位置して、前記球出口に臨む最先行球の遊技球を停止させ該通路内への流入を阻止すると共に、前記第2の規制状態において、該球受け口外に位置して前記最先行の遊技球を解放して通路内への流入を許容する第1規制部と、
前記第1規制部に対して遊技球の1球分の内法間隔で前記通路出口側に離間し、前記第1の規制状態において通路出口側の球送り口外に位置して通路内の遊技球を解放して発射位置へ自重で転出させると共に、前記第2の規制状態において該球送り口に臨んで、受入れられた遊技球を通路内に停止させる第2規制部とを備え、
前記球送り体の第1 , 第2の規制状態の変化により前記球出口から遊技球を1球毎にケース体内に受入れて球圧を受けることなく分離したまま発射位置に送出するよう設定されると共に、前記第1の規制状態が作動前の状態とされて、この状態ではケース体内に遊技球が残留しないようにし、
前記操作部での検出入力手段の検出入力条件に対する前記駆動制御部の駆動制御に基づいて、前記発射ソレノイドの正常な発射駆動に従って打球杆および球送り体が互いに所定タイミングで打球,球送り動作を行なうことにおいて、前記検出具が通路内に受入れて送出されるべき遊技球に対する球有り検出条件を駆動制御部に入力しない場合には、制御回路の制御条件に基づいて、発射ソレノイドを停止させるように設定したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
遊技者が打球発射装置における操作部を把持すると共に操作部材を適宜調整することにより、該操作部に組込んだ電気的な検出入力手段から検出入力条件が駆動制御部へ入力される。この検出入力条件に対する駆動制御部からの所要の出力制御に基づいて、打球作動部の発射ソレノイドが設定タイミングで作動制御されて打球杆を往復動させると共に、該打球杆の往復動に連動する球送り操作部材により球送り装置の球送り体が動作制御され、これら球送り体および打球杆による正常な球送り・発射動作のもとに上球皿からの遊技球を遊技盤内へ打出されてゲームが展開される。このような球送り・発射作動において、前記球送り装置に設置された検出具が、通路内の遊技球の有無を確認検出してその検出条件を前記打球発射装置の駆動制御部へ入力する。このもとで検出具が、通路内に受入れて送出するべき遊技球に対する球有り検出条件を駆動制御部へ入力しない場合には、同制御部の制限回路が所定の制限条件に基づいて作動し、前記検出入力手段からの検出入力条件が駆動制御部へ入力されていたとしても、発射ソレノイドの作動制御を停止させて打球発射装置および球送り操作部材を介して連動する球送り装置の空作動を制止する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るパチンコ遊技機の打球発射制御装置について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、本実施例の打球発射制御装置については、ソレノイド駆動形式の打球発射装置および該打球発射送置の打球杆に連動する機械的な球送り操作部材を介して作動する球送り装置を装備してパチンコ機およびアレンジボール機の何れにも簡単な変更で使用可能とされた構成作動形態にあって、便宜上パチンコ機に使用された場合を主に説明する。
【0009】
先ず本実施例のパチンコ機について、その基本的構成を図1,図2および図3を参照して要約説明すると、外枠Aの開口前面側に対して開閉および着脱が可能に組付けられた前枠Bにおいて、共通の遊技構成部材であるガラス窓Cと上球皿Dが開閉および着脱可能に組付けセットされると共に、下球皿Eと打球発射装置Fが装備セットされており、また裏側に球処理部等を備えた機構セット盤(図示しない)が装備されている。前枠Bでは、全体が合成樹脂成形されたタイプにおいて、内側に窓枠口2を開口した枠体1と、この枠体1の裏側に一体成形されて窓枠口2の正面内部に臨む遊技盤用のセット口5を開口した保持枠4とが、前後に連設された内外二重枠形態とされている。そして枠体1においては、窓枠口2の下部に下球皿Eおよび打球発射装置Fの一部等を設置するための設置部3が成形され、一方保持枠4においては、窓枠口2の下部内側に位置する遊技補助盤6が一体成形されており、この補助盤6の上端縁を基準にしてセット口5が開口されて、遊技盤Gを着脱可能に収容セットし得るようになっている。なお、前枠Bのその余の構成およびガラス窓Cの構成については、図示程度に止めて説明を省略する。
【0010】
このようなパチンコ機において、前記上球皿Dでは複数の皿構成部材を組合わせてユニット化され、前枠Bの枠体1の左端側に横開きおよび着脱可能に装着される1枚の開閉板8前面に組付けセットされており、そして開閉板8の裏面には最下流端(図示右端)に成形された球出口9に連絡される後述の球送り装置Hがセットされ、また球出口9底面に連絡された内部の球抜き経路10に対して球抜き機構11が組込まれている(図1,図3および図5参照)。一方前記下球皿Eでは、前枠Bの枠体1の設置部3全面に取着される1枚のセット支板と複数の皿構成部材とを組合わせてユニット化されており、そして上球皿Dの球抜き経路10と連通する球戻し路12と球抜き機構13が夫々成形,組込まれ(図2参照)、また右側部に打球発射装置Fの操作ハンドル部(操作部)F1を組付けセットするための保持部14が成形されている(図2参照)。ちなみに、双方の球皿D,Eは共に図示外郭形状に構成されて、下球皿Eの水平上面に上球皿Dが整合状態で載置保持されるようになっている。
【0011】
前記パチンコ機に実施された打球発射制御装置における前記打球発射装置Fでは、発射駆動源にロータリー式ソレノイド(発射ソレノイドともいう)を有する形態で、打球操作に基づいて上球皿Dから球送り装置Hを介して発射レール7基端の発射位置Tに送込まれた遊技球を1球ずつ打出すようになっている。そしてこの打球発射装置Fは、基本的な構成として図1〜図4に示すように、球円筒形グリップ状にユニット構成されて下球皿Eの保持部14に着脱可能に組付けセットされた操作ハンドル部(単にハンドル部ともいう)F1と、前枠Bの設置盤3裏側にベース単位で設置されてハンドル部F1での検出入力条件に基づいて発射ソレノイド(発射駆動源)23の駆動および打球杆24の動作を行なう打球作動部F2と、この作動部F2を制御する駆動制御部F3等を備えている。
【0012】
このような打球発射装置Fにおいて、ハンドル部F1では、図3に略示するように、固定基体をなす把持体15と把持キャップ55との間に操作レバー(操作部材)16を組付けてユニット化されており、そして前記下球皿Eの保持部14に対しては、把持体15の筒部を保持筒14a内に嵌挿してビスで固定していることにより、ハンドル部F1全体が所定角度の斜状にセットされて下球皿Eと一体化されている(図2および図3参照)。また電気的な検出入力手段として、把持体15内に発射ソレノイド23に対する可変抵抗器(ボリュームスイッチともいう)(検出入力手段)17およびスイッチ(検出入力手段)18が組込まれると共に、把持体15の外周に金属製のタッチ感知環(検出入力手段)19が取着されており、これら部材17,18,19は把持体15の筒部内に組込み固定された6極円筒形の集合コネクタ20に個々の配線を介して集約的に接続されて、同コネクタ20に嵌合接続された中継コネクタ21および配線Iを介して裏側の駆動制御部F3に接続されるようになっている(図4参照)。なお、操作レバー16の回動操作量に応じて可変抵抗器17がボリューム調整され、一方スイッチ18は、球の連続発射と単発発射に応じてレバー13の回動操作状態で検出(ON)とされ、このもとで把持体15の外側から操作し得る操作片56を利用して非検出(OFF)にされるようになっている。
【0013】
また打球作動部F2では、図2,図3および図4に略示するように、1枚のベース板22に設置された発射ソレノイド23により打球杆24を往復回動させて、前記発射レール7の発射位置Tに着座した遊技球を当打するようになっている。そして発射レール7は、前記保持枠4の遊技補助盤6前面に位置決めセットされてビス固定される1枚のセット板54に取着され、このセット板54には発射レール7の下端部に合わせた上部対向位置に発射位置Tを設定するための球止め片61が成形されると共に、上端部にファール球用の球受け片62が成形されている。一方発射レール7については、断面M字形で曲率半径の大きな円弧に基づいて成形されて、設定された発射角で位置決めセットされてビス固定されている。なおこの打球作動部F2では、不正小球の打出しを防止するために、発射位置Tの間隔、つまり発射レール7の下端部と球止め片61の下端との球受け間隔を正規サイズ(例えば直径11mm)の遊技球より若干小さく(例えば10.4〜10.6mm位)設定して、不正小球を発射位置Tから下方へ通出落下させるようになっている。
【0014】
一方前記駆動制御部F3では、球送り・発射に係る各々の電気的部品の総括的な入出力制御をなすもので、図3および図4に示すように、打球作動部F2のベース板22裏側に着脱可能に装備される開蓋可能なケース25内に、時限タイマー回路(制御回路)65を具備すると共に必要な回路を構成した回路基板26(図8参照)が内蔵されており、この基板26に配置された図示5個の接続具27,28,29,30および31を利用して、図4中右側から順に電源(AC24V)、発射ソレノイド23、後述する球送り装置Hに配設した検出具52、操作ハンドル部F1内の可変抵抗器17、スイッチ18およびタッチ感知環19が、夫々の配線等を介して接続される。但し、前記中継コネクタ21に接続された配線Iは、図4に示すように、設置盤3に開口された孔3aから裏側へ延出され、可変抵抗器17用の3本と、スイッチ18およびタッチ感知環19用の3本とに区分されて、図示左側の2つの接続具30,31に接続される。なお回路基板26には、タッチ感度と球飛び励磁力を調整するための調整具(可変抵抗器)32A,32Bが付設されており、また同基板26のタッチ回路(図示しない)と前記タッチ感知環19とを合わせて、便宜上タッチスイッチともいう。
【0015】
前述したパチンコ機に実施される遊技球用の打球発射制御装置における前記球送り装置Hは、前記打球発射装置Fの打球杆24の打球動作に連動する機械的な球送り操作部材39の作動を利用して球送り作動を行ない得る制御形態の例にあって、基本的な構成として図3,図5および図6に示すように、合成樹脂成形された1つのケース体33に、昇降回動レバー形式の球送り体43とを組付けて、全体がカセット形式に構成されて取扱い得るようになっている。そして前記上球皿Dの開閉板8裏面において、ケース体33が球出口9に合わせて着脱可能にビス止めセットされて、前記操作ハンドル部F1での検出入力条件(ボリュームスイッチ17,スイッチ18およびタッチ感知環19の検出条件)に基づいてパルス制御作動される発射ソレノイド23により打球杆24が往復回動すると、この打球杆24に連動して傾動変位する球送り操作部材39の当接に対して、球送り体43が1回毎に昇降変化して遊技球1個ずつに対する球送り動作を行ない、球出口9から受入れた遊技球を前記発射レール7の発射位置Tに送出し得るようになっている。
【0016】
前記球送り操作部材39は、図4〜図7に具体的に示すように、中央上面に前記球送り体34の下面に当接する押圧片40が突設された略L形に形成され、前記セット板54における発射位置Tの下方から水平に突出した支軸41に対し、前記押圧片40から所定間隔をおいた部位において回動可能に枢支されている。この球送り操作部材39は、横杆39aの先端部に円形状のバランスウェイト57が形成されると共に、他方の縦杆39bの先端部に発射レール7の下面に当接する当接面58が形成されている。また、前記支軸41に枢支された部位には、所定曲率の円弧状に成形された連繋部材42が球送り操作部材39に固着した状態で該支軸41に枢支されており、この連繋部材42が前記打球発射装置Fにおける打球杆24と係着片47を介して連繋するようになっている。そして発射ソレノイド23の非励磁状態、すなわち図4に示すように打球杆24が回動始端位置に停止している状態においては、球送り操作部材39と係着片47との係着が解除されるので、該球送り操作部材39は前記バランスウェイト57の重量によって同図の反時計方向へ傾動して当接面58を発射レール7の下面に当接させた状態に保持され、前記押圧片40は球送り体43に対し非接触状態となる(図5および図6参照)。また、発射ソレノイド23の励磁状態、すなわち図7に示すように打球杆24が回動終端位置に変位した状態においては、該打球杆23の回動変位によって係着片47と連繋部材42の端面42aとが係着して該連繋部材42が適宜引き上げられ、これに伴って球送り操作部材39は図4における時計方向(図7では反時計方向)へ傾動変位し、当接面58が発射レール7の下面から離間すると共に押圧片40が上方へ移動して球送り体43の下端に触接状態となる。
【0017】
このような球送り操作部材39で作動する球送り装置Hは、各部の具体的な構成として先ずケース体33では、その中央部に前記球出口9裏面に整合して発射位置T側に連絡し得る1つの通路34を球1個分に適した広さをもって成形して、前側開口域を球受け口35、後側開口域を球送り口36としており、そして通路34の側方に球送り体43の収容室38とを成形している。前記球送り体43は、図5および図6に示すように、本体44と球送り用の前後の第1規制片45および第2規制片46を合わせて1つに樹脂成形され、ケース体33の収容室38内に横向きに収容された状態で、本体44の上側端が支軸48に支持されて第1,第2規制片45,46を通路34側に延出している。そしてこの球送り体43は、収容室38に設けたストッパー49により昇降位置,変位量が規制されているもとで、前記球送り操作部材39の傾動変位に伴う押圧片40の当接,非当接により昇降変化し得、該押圧片40の非当接時では自重により下降端位置に保持されて第1規制片45を球受け口35の前側内に位置させて第2規制片46を球送り口36外に位置させた第1の規制状態とされ、また押圧片40の当接時では上昇位置に保持されて第1規制片45を球受け口35外に位置させて第2規制片46を球送り口36内に位置させた第2の規制状態とされるようになっている。そして双方の規制片45,46は、互いに1球分に適した内法間隔を以って前後の上下に適宜変位しており、第2規制片46が球送り口36の開閉(球の停止,解放)を行なうことに対して第1規制片45は前記球出口9の開閉をも行ない、同球出口9に臨む球と通路34に入った球とを分離するようになっている。
【0018】
そして本実施例の球送り装置Hでは、図3,図5および図6に例示するように、前記ケース体33の裏側において、通路34の球送り口36の側部に成形された凹部51に検出具52が着脱可能に組込まれてビス着された蓋片53で保持されており、該検出具52により球送り口36内に入って発射レール7側へ送出される球の有無を検出し得るようになっている。この検出具52は、前述すると共に図4に示すように、配線等を介して前記駆動制御部F3の回路基板26の接続具29に接続されており、該検出具52による遊技球の検出信号が該回路基板26の時限タイマー回路65へ入力されるようになっている。前記時限タイマー回路65は、図8に示すように、前記検出具52が通路34内の球有り検出を適宜時間(例えば数秒間)に亘って該基板26へ入力しない場合に作動して、適宜設定時間(例えば30秒)後にタイムアップするように構成されている。すなわち、前記ボリュームスイッチ17,スイッチ18およびタッチ感知環19の入力条件に対する回路基板26からのパルス出力制御に基づいて、打球発射装置Fの発射ソレノイド23が正常な作動制御により発射動作を行ない、これにより往復回動する打球杆24および球送り操作部材39を介して球送り体34が正常な球送り動作を行なうことにおいて、上球皿Dからの遊技球が球送り装置Hを経て発射位置Tへ送出されない場合には、前記検出具52が球有り検出条件を該回路基板26に入力しないから前記時限タイマー回路65が作動し、設定時間経過後に該タイマー回路65がタイムアップしたことに基づいて、発射ソレノイド23の作動制御を停止させるようになっている。なお検出具52は、近接スイッチやセンサー等の無接点タイプが好適に使用可能とされて、当該遊技機のメイン基板(遊技用制御基板)の球検出回路部(共に図示しない)側に接続することもできる。
【0019】
また、本実施例の打球発射装置Fの発射ソレノイド23の作動については、駆動制御部F3でのパルス出力制御に基づいてなされる。すなわち、操作ハンドル部F1でのスイッチ検出入力条件とタッチ検出入力条件およびボリューム調整条件が回路基板26に入力されているもとで、発生される所定パルスにより発射ソレノイド23が励磁・消磁されて打球杆24を往復回動させる。このパルスは、1分間に100回以下となる規定サイクルに制御設定されて、発射ソレノイド23による打球作動と、球送り操作部材39を介した球送り作動の確動安定化が図られている。
【0020】
なお、この検出具52を利用して発射位置Tへ送出される遊技球を1個ずつカウント検出するようにすれば、アレンジボール機(毎回の図柄組合わせゲームに所定数の遊技球が必要とされる遊技機)にも実施し得る。
【0021】
【実施例の作用】
前述のように構成された本実施例のパチンコ機では、外枠Aに対する前枠Bに、図1および図2に略示する共通の遊技構成部材C,D,E,Fおよび所定の遊技盤Gが夫々装備セットされて1台毎に構成される。そして、遊技ホール内の設置枠台(図示しない)に所定の傾き起立姿勢で設置された外枠Aに、前枠B全体を組付けセットして電源投入保持(通電保持)することにより、縦型弾球遊技機として遊技に供し得る。このようなパチンコ機に実施される本実施例の打球発射制御装置における打球発射装置Fでは、遊技の開始にあたり操作ハンドル部F1で打球操作を行なうことにより、図8に示すように、可変抵抗器(ボリュームスイッチ)17,スイッチ18およびタッチ感知環(タッチスイッチ)19の検出入力条件が駆動制御部F3の回路基板26に入力されているもとで、打球作動部F2の発射ソレノイド23の通電駆動励磁に従って打球杆24を往復回動させると共に、球送り操作部材39を介した球送り装置Hの球送り作動に基づいて遊技球を1球ずつ発射レール7側へ送込んで発射位置Tに着座保持させ、該打球杆24で遊技球を打出すと共に発射レール7上に発射させて遊技盤G内に打込み、所要のパチンコゲームを展開し得る。
【0022】
そして、本実施例の打球発射制御装置における前記球送り装置Hは、基本的な球送り作動として、打球発射装置Fにおける打球杆24に連動した球送り操作部材39の傾動変位に対する球送り体43の第1、第2の状態変化において、上球皿Dからの遊技球を1個ずつ受入れて分離状態で送出すようになっている。すなわち打球発射装置Fの作動前においては、図9(a)および図9(b)に示すように、球送り操作部材39が傾動して押圧片40が下降変位していることに対して、球送り体43が下降端位置に保持されてその第1規制片45を通路34の球受け口35の前側内に位置させて上球皿Dの球出口9を閉鎖している第1の規制状態にある。このため上球皿D内に投入された遊技球の最先行球は、第1規制片45で停止されたまま球出口9内の前側で待機する。このもとで前述した打球操作によるボリュームスイッチ17,スイッチ18およびタッチスイッチ19の検出入力条件において、駆動制御部F3からのパルス制御により発射ソノイド23が励磁されると打球杆24が回動変位し、この打球杆24に連動して傾動変位した球送り操作部材39の押圧片40に当接された球送り体43が、図10(a)および図10(b)に示すように上昇した第2規制状態に保持される。これにより、前記最先行球が第1規制片45から開放されて通路34に受入れられて、球送り口36内に突出している第2規制片46で一旦停止される。
【0023】
そして打球杆24が元の回動始端位置へ戻ると、前記球送り操作部材39がバランスウェイト57の重さを利用して元の状態に復帰されることにより、球送り体43が押圧片40からの当接を解放されて、自重で図9(a)および図9(b)に示す下降端位置の第1規制状態に復帰保持される。これにより、第1規制片45が球受け口35内に位置して球出口9裏側を閉鎖し、同口9内に臨む次の球を停止して通路内の最先行球と分離する一方、第2規制片46が球送り口36外に退避(没入)して最先行球を解放する。この結果、図9(a)中に想像線で例示するように、最先行球が次の球以降の圧力を一切受けることなく球送り口36裏側へ転出して発射レール7の基部上に送出され、そのまま降下して発射位置Tに着座静止される。そうして、この球が前記打球発射装置Fの打球杆24で打出された後において、前述と同様に球送り操作部材39の押圧片40に当接された球送り体43が第2規制状態に変化することにより、球出口9内の次の球が通路34に受入れられて一旦停止され、次いで球送り操作部材39の傾動による押圧片40の当接解除で球送り体43が第1規制状態に復元することにより、以降の球を一旦停止したもとで通路34内の球を解放して発射位置T側へ送出すものである。
【0024】
このように本実施例の打球発射制御装置における球送り装置Hでは、発射ソレノイド23の1回毎の作動制御(励磁,消磁)に対する打球杆24の往復回動と、該打球杆24に連動した球送り操作部材39の傾動による球送り体43の第1,第2規制状態の変化により、前述したような1球毎の分離球送り作動を行ない得るものであるから、上球皿Dの遊技球(排出された賞球を含む)の増減圧力変化に影響されることなく、設定時間毎に1球ずつを円滑に受入れて分離したまま送出すことができ、これにより発射位置Tでの球の着座状態の安定化を維持して、打球杆24による的確な打出しを確保することができるものである。
【0025】
また本実施例の打球発射制御装置では、打球発射装置Fのボリュームスイッチ17,スイッチ18およびタッチ感知環19の検出入力条件に対する回路基板26からのパルス出力制御に基づいて、打球発射装置Fの発射ソレノイド23が正常な作動制御により発射動作を行なうと共に、これに連動した球送り装置Hの球送り体43が正常な球送り動作を行なっている際に、上球皿Dからの遊技球が球送り送置Hを経て発射位置Tへ送出されないと、検出具52が球なし状態を検出してこれを回路基板26に入力するようになる。そして、この球なし状態が所要時間に亘って継続すると、回路基板26内の時限タイマー回路65が作動して、設定時間経過後に該タイマー回路65がタイムアップすることに基づいて、前記ボリュームスイッチ17,スイッチ18およびタッチ感知環19の検出入力条件が回路基板26に入力されていても、発射ソレノイド23の作動制御を強制的に停止させ、打球発射装置Fおよび球送り装置Hの空作動を制止する。
【0026】
従って、本実施例の打球発射制御装置では、例えば前記タッチ調整具によるタッチ感度が予め「強」に調整されていると共に、遊技者が故意に異物を利用して操作部のレバーを所要位置に固定化したまま当該遊技機から去ってしまった場合の如く、前記ボリュームスイッチ17,スイッチ18およびタッチ感知環19の検出入力条件が保持されたまま放置されたとしても、設定時間の経過後には空の発射作動および球送り作動を制止するようになる。従って、打球発射装置Fが空作動することによる消費電力の無駄使いや駆動源の早期老朽化等を防止すると共に、特に発射ソレノイドでは、温度上昇による励磁力低下や球飛び不良を好適に防止し得る。また、打球発射装置Fおよび球送り装置Hが空作動している遊技機において、次の遊技者がこれに気付かずに遊技球を上球皿へ投入した際に起こる遊技球の不意の打出しや無駄等を好適に防止し、次の遊技者に不愉快な思いをさせることもない。
【0027】
また、本実施例の打球発射制御装置の球送り装置Hによれば、上球皿D側での球抜き時にケース体33内に球を残すことなく全ての遊技球の抜出しを可能とし得る。すなわちこの装置Hでは、前述したように作動前または復元時の第1規制状態にあっては、第1規制片45が球出口9裏側および通路34の球受け口35の上流側を閉鎖して遊技球を通路34に受入れない条件に保持されている。このため遊技の終了等にあたり、上球皿D側の球抜き機構11を開放操作した場合には、球出口9底面の開閉片11A(図3,図9および図10参照)を開放位置に保持したもとで、全ての遊技球を球出口9から球抜き経路10および球戻し路12を介して下球皿E側へ抜出すことができ(図2参照)、通路34内への通入を阻止してその残留球の取扱い,処理の手間を省くことができる。なお下球皿Eでは、球抜き機構13を開放操作することにより、皿外に用意された球箱(図示しない)に排出することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係るパチンコ遊技機の打球発射制御装置によれば、球送り装置の通路に検出具を配設して該通路内の遊技球の有無を確認検出し、該検出具の検出条件を打球発射装置における制御回路を具備した駆動制御部へ入力するよう構成した。すなわち前記検出具が、球送り装置の通路内に受入れて送出すべき遊技球に対する球有り検出条件を駆動制御部へ入力しない場合には、前記制御回路が所定の制限条件に基づいて作動し、設定時間後に発射ソレノイドの作動制御を停止させて、打球発射装置および球送り操作部材を介して連動する球送り装置の空作動を制止することができる。従って、遊技者が遊技の終了後にレバーを元に戻さないまま当該遊技機から去ってしまった場合には、所定時間後に打球発射装置および球送り装置の作動制御が停止されるので、これら各装置から構成される打球発射制御装置がいつまでも駆動し続けてしまう不都合を好適に解消し得る利点がある。またこの結果として、消費電力の無駄使いや発射ソレノイドの早期老朽化を防止し、該発射ソレノイドにおける空作動の継続による温度上昇を起因とした励磁力低下がないから、以後に行なわれる正常な実射作動での球飛び不良を招来することがない。更には、打球発射装置および球送り装置の空作動は、適宜設定時間後に強制的に停止するようになっているから、次の遊技者が遊技球を上球皿へ投入した際に起こる遊技球の不意の打出しや無駄等を好適に防止し、次の遊技者に不愉快な思いさせることもない。
また、球送り体の第1 , 第2の規制状態の変化により、遊技球1球毎の分離球送り作動を行ない得るものであるから、上球皿の遊技球 ( 排出された賞球を含む ) の増減圧力変化に影響されることなく、設定時間毎に1球ずつを円滑に受入れて分離したまま送出すことができ、これにより発射位置での球の着座状態の安定化を維持して、打球杆による的確な打出しを確保することができるものである。更に、本発明の球送り装置では、作動前の第1規制状態にあっては、第1規制部が球出口裏側および通路の球受け口の上流側を閉鎖して遊技球を通路に受入れない条件に保持されている。このため遊技の終了等にあたり、上球皿側の球抜き機構を開放操作した場合には、全ての遊技球を球出口から下球皿側へ抜出すことができ、通路内への通入を阻止してその残留球の取扱い , 処理の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ機を前側開放状態で略示する正面図である。
【図2】前枠および下球皿の要部と打球発射制御装置における打球発射装置の一部とを示す正面図である。
【図3】打球発射制御装置における打球発射装置および球送り装置を主に示す平断面図である。
【図4】打球発射装置の駆動制御部を分離した状態で示す背面図である。
【図5】上球皿の一部と球送り装置および球送り操作部材を示す背面図である。
【図6】球送り装置および球送り操作部材の前面側の正面図である。
【図7】打球発射装置の打球作動部と球送り操作部材および球送り装置の要部を示す背面図である。
【図8】球送り装置および打球発射装置の空作動防止例を略示するブロック図である。
【図9】球送り装置の作動前状態を示す動作説明図である。
【図10】球送り装置の作動時状態を示す動作説明図である。
【符号の説明】
9 球出口
16 操作レバー(操作部材)
17 可変抵抗器(検出入力条件)
18 スイッチ(検出入力手段)
19 タッチ感知環(検出入力手段)
23 発射ソレノイ
24 打球杆
33 ケース体
34 通路
35 球受け口
39 球送り操作部材
43 球送り体
49 ストッパー
52 検出具
65 時限タイマー回路(制御回路)
D 上球皿
F 打球発射装置
1 操作ハンドル部(操作部)
2 打球作動部
3 駆動制御部
G 遊技盤
H 球送り装置
T 発射位置

Claims (2)

  1. 適正な遊技操作による電気的な検出入力条件に基づいて電動式の打球発射装置(F)と球送り装置(H)との関連による球送り発射作動を行ない、上球皿(D)からの遊技球を1個ずつ発射位置(T)に送込んで遊技盤(G)内に打出してパチンコゲームを展開する遊技機において、
    前記打球発射装置(F)では、前記検出入力条件を発生し得る電気的な検出入力手段(17,18,19)および操作部材(16)を組込んだ操作部(F1)と、この検出入力手段(17,18,19)の検出入力条件で駆動可能とされた発射ソレノイド(23)および打球杆(24)を有する打球作動部(F2)と、検出入力手段(17,18,19)の検出入力条件に基づいて発射ソレノイド(23)を設定条件で通電駆動制御する駆動制御部(F3)とを備え、
    前記球送り装置(H)では、遊技機の前側に開閉可能に装着された上球皿 (D) の裏側所定位置に取着セットされるケース体 (33) と、前記打球発射装置 (F) の打球動作に連動して傾動変位する球送り操作部材 (39) と、該ケース体 (33) 内に昇降可能に組付け支持されて該球送り操作部材 (39) の傾動変位に伴なう当接・非当接により昇降変化し得る球送り体 (43) とを備え、
    前記ケース体 (33) では、前記上球皿 (D) の球出口 (9) に連通されると共に前記発射位置 (T) 側に連絡可能とされて遊技球1球分の広さに設定された通路 (34) が形成されると共に、該通路 (34) 内の遊技球の有無を確認検出し得る検出具 (52) が設けられ、
    前記球送り体 (43) は、
    前記発射ソレノイド (23) が消磁して前記球送り操作部材 (39) が下方へ傾動した際に、該球送り操作部材 (39) との接触が解除されて下降し、ケース体 (33) 内に設けられたストッパー (49) により下降端位置に保持された第 1 の規制状態と、該発射ソレノイド (23) が励磁して球送り操作部材 (39) が上方へ傾動した際に、該球送り操作部材 (39) と接触して上昇し、該ストッパー (49) により上昇位置に保持された第2の規制状態に昇降変化可能に構成されると共に、
    前記第1の規制状態において、前記通路 (34) の球受け口 (35) の前側内に位置して、前記球出口 (9) に臨む最先行球の遊技球を停止させ該通路 (34) 内への流入を阻止すると共に、前記第2の規制状態において、該球受け口 (35) 外に位置して前記最先行の遊技球を解放して通路 (34) 内への流入を許容する第1規制部 (45) と、
    前記第1規制部 (45) に対して遊技球の1球分の内法間隔で前記通路 (34) 出口側に離間し、前記第1の規制状態において通路 (34) 出口側の球送り口 (36) 外に位置して通路 (3 ) 内の遊技球を解放して発射位置 (T) へ自重で転出させると共に、前記第2の規制状態において該球送り口 (36) に臨んで、受入れられた遊技球を通路 (34) 内に停止させる第2規制部 (46) とを備え、
    前記球送り体 (43) の第1 , 第2の規制状態の変化により前記球出口 (9) から遊技球を1球毎にケース体 (33) 内に受入れて球圧を受けることなく分離したまま発射位置 (T) に送出するよう設定されると共に、前記第1の規制状態が作動前の状態とされて、この状態ではケース体(33) 内に遊技球が残留しないようにし、
    前記操作部(F1)での検出入力手段(17,18,19)の検出入力条件に対する前記駆動制御部(F3)の駆動制御に基づいて、前記発射ソレノイド(23)の正常な発射駆動に従って打球杆(24)および球送り体(43)が互いに所定タイミングで打球,球送り動作を行なうことにおいて、前記検出具(52)が通路(34)内に受入れて送出されるべき遊技球に対する球有り検出条件を駆動制御部(F3)に入力しない場合には、制御回路(65)の制御条件に基づいて、発射ソレノイド(23)を停止させるように設定した
    ことを特徴とするパチンコ遊技機の打球発射制御装置。
  2. 前記制御回路 (65) として時限タイマー回路が使用され、前記検出具 (52) が所要時間球有りを検出しない場合に該時限タイマー回路が作動して、設定時間経過後にタイムアップしたことに基づいて、前記発射ソレノイド (23) の作動制御を停止させるようにした請求項1記載のパチンコ遊技機の打球発射制御装置。
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