JP2006223520A - パチンコ遊技機の打球供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
打球供給装置内に遊技球を一個だけ受け入れることができて、遊技終了時等に全ての遊技球の回収を確実に行い得るパチンコ遊技機の打球供給装置を提供する。
【解決手段】
打球供給皿の打球が流入し得る球通路部と、該球通路部の近傍に配設されて電気的に駆動する駆動手段と、該駆動手段の非作動時に打球供給皿から流下する遊技球のうち最下流側の遊技球の流入を阻止する突起部等からなる球止め部及び駆動手段の作動時に最下流側の遊技球を一個だけ受け入れる球受け部が外周側面に設けられた扇状部材とを備え、扇状部材は、駆動手段の作動により回動軸を中心に垂直面内で往復回動して、その外周側方から球受け部に最下流側の遊技球を一個ずつ受け入れて、当該遊技球を発射装置の発射レールに供給することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、パチンコ遊技機前面の打球供給皿に貯留される遊技球を、発射レールの発射位置に一個ずつ供給するためのパチンコ遊技機の打球供給装置に関する。
従来、この種の打球供給装置としては、例えば特許文献1に開示されている。この打球供給装置は、打球供給皿の遊技球が流入する垂直な球通路と、該球通路の側方に配設されるロータリーソレノイドと、該ソレノイドの回転軸の先端に回転可能に連結され外周面に凸条の球止部と凹状の球受部とが設けられた球供給部材と、打球供給装置を前面枠に取り付けるためのベース枠等を備えている。そして、ロータリーソレノイドの励磁と消磁によって、その回転軸に連結された球供給部材が回転軸の回転方向と同一面内で往復回転し、垂直な球通路の下端から球受部に受け入れられている遊技球を、発射レールの発射位置に一個ずつ供給するようにしたものである。
特公平7−121301号公報
しかしながら、このような打球供給装置にあっては、半円盤状に形成された球供給部材の外周面の往復回転によって、外周面の球止部で受け止めた遊技球を球受部内に収容させて一個ずつ排出(発射レールに供給)する構造であるため、球抜き孔を開放して打球供給皿内の遊技球を球抜きする際に、打球供給皿に接続された垂直な球通路内の複数の遊技球のうち最下端の遊技球が球供給部材の球受部内に入り込んでいる場合がある。そして、このような場合に球抜き孔を開放しても、球供給部材内の遊技球が一個だけ球抜きされずに残ってしまい、例えば遊技終了時に遊技機内の遊技球を全て確実に回収(球抜き)することが難しくなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、打球供給装置内に遊技球を一個だけ受け入れることができて、遊技終了時等に全ての遊技球の回収を確実に行い得るパチンコ遊技機の打球供給装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、打球供給皿の打球が流入し得る球通路部と、該球通路部の近傍に配設されて電気的に駆動する駆動手段と、該駆動手段の非作動時に打球供給皿から流下する遊技球のうち最下流側の遊技球の流入を阻止する球止め部及び前記駆動手段の作動時に最下流側の遊技球を一個だけ受け入れる球受け部が外周側面に設けられた扇状部材とを備え、前記扇状部材は、前記駆動手段の作動により回動軸を中心に垂直面内で往復回動して、その外周側方から前記球受け部に最下流側の遊技球を一個ずつ受け入れて、当該遊技球を発射装置の発射レールに供給することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記扇状部材の球止め部が、最下流側の遊技球が前記球通路部内に半径分以上入り込むのを阻止する突起部を備えることを特徴とする、さらに、請求項3に記載の発明は、前記駆動手段がソレノイドで構成されその作動板の先端が前記扇状部材の回動軸側に係合されて、該扇状部材が作動板の作動方向と略同一面内で往復回動すると共に、該ソレノイドと扇状部材がケース内に収容されてユニット化されていることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、駆動手段の非作動時に打球供給皿から流下する遊技球のうち最下流側の遊技球の球通路部内への流入を阻止する球止め部と、駆動手段の作動時に最下流側の遊技球を一個だけ受け入れる球受け部とを外周側面に設けた扇状部材が、駆動手段の作動により垂直面内で往復回動して、その外周側方から球受け部に遊技球を一個ずつ受け入れて発射レールに供給するため、打球供給装置内に常に一個の遊技球を受け入れることができて、球抜き孔を開放した際に、打球供給装置内に遊技球が残ることがなくなり、遊技終了時等に遊技球の全てを確実に回収することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、扇状部材の球止め部が、最下流側の遊技球が球通路部内に半径分以上入り込むのを阻止する突起部を備えるため、突起部により最下流側の遊技球の球通路部内への流入を阻止することができて、打球供給装置内に遊技球を一個ずつ確実に受け入れることができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、駆動手段としてのソレノイドの作動板先端が扇状部材の回動軸側に係合されて、扇状部材が作動板の作動方向と略同一面内で往復回動すると共に、ソレノイドと扇状部材がケース内に収容されてユニット化されているため、ケースを薄型にして打球供給装置自体をコンパクトに形成できて、例えば発射装置に簡単に一体化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図13は、本発明に係わる打球供給装置を採用したパチンコ遊技機の一実施形態を示し、図1がその前面枠を開放した状態の斜視図、図2がその受皿部分の構成を示す図、図3が前面枠の受皿部分を示す裏面図、図4〜図7が打球供給装置を示す図、図8〜図13が球抜き装置を示す図である。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、縦長の矩形状に枠組み形成されその前面下部に腰板部3が張設された外枠2と、この外枠2の前面側の一端部に上下のヒンジ4によって開閉自在に装着された内枠5と、この内枠5の前面側の幅方向一端部に前記ヒンジ4によって開閉自在に装着された前面枠6等で構成されている。
前記前面枠6は、前面枠基体7と、この前面枠基体7の前面に装着され可視窓9を有する装飾カバーユニット8等を有し、装飾カバーユニット8の下部には、受け皿誘導樋11を介して投入された遊技球、賞球あるいはファール球等の遊技球を貯留するための受け皿10(打球供給皿)が設けられている。また、この受け皿10の右側方には、受け皿10の遊技球を一個ずつ遊技盤(図示せず)上に発射操作するための発射ハンドル12と、受け皿10の遊技球を前面枠6の下方に配置した賞球箱(図示せず)内に後述するように回収する球抜きボタン13等が設けられている。
前記発射ハンドル12は、遊技者が握持しつつ回動操作することにより、内部の発射ソレノイドや制御基板等からなる発射装置(図示せず)が駆動して、その発射レール14(図5参照)上の遊技球を連続的に遊技盤上に発射させるように構成されると共に、発射ハンドル12の内部には、遊技者の手が触れているか否かを検知するタッチセンサ15(図13参照)が配設されている。
また、前記受け皿10は、前面枠6の表面に遊技者側に膨出するように形成され、その底部には、前記玉抜きボタン13の操作により作動して、底面の球抜き孔17や球通路レール18の球抜き孔19を開放させる後述する球抜き装置16(図8参照)が配設されると共に、受け皿10の内部後面には、前記受け皿誘導樋11に連結された誘導口20が設けられている。そして、前記球通路レール18の下流側端部には、図2及び図3に示すように、打球供給装置22が配設されている。
この打球供給装置22は、受け皿10から球通路レール18を介して流下する遊技球を、一個ずつ前記発射レール14の発射位置に供給するためのもので、発射装置の後面側等に一体化された状態で、図2(b)に示すように前記前面枠6の下部裏面に配設されている。そして、この打球供給装置22は、図4及び図5等に示すように、駆動手段としての球送りソレノイド23と、該球送りソレノイド23への通電もしくは非通電によって回動軸25を中心に所定角度範囲内で往復回動する側面視で扇形の扇状部材24等を有している。
また、打球供給装置22の球送りソレノイド23と扇状部材24は、プラスチック等によって、厚さ方向の側面26a、前面26b及び上面、下面、後面等を有する薄型扁平でかつ側面視略長方形状のケース26内に配設されている。この時、ケース26の左上部に球送りソレノイド23が右上がりに傾斜状態で配置されることで、球送りソレノイド23の作動軸に作動板27の基端部が連結されて該作動板27が右下がりに傾斜した状態となり、この作動板27の先端部が扇状部材24の回動軸側に設けた係合凹部24cに係合されている。これにより、作動板27の後述する駆動方向イ、ロと扇状部材24の往復回動方向ハ、ニが垂直面からなる同一面内で行われることになる。なお、このケース26は、厚さ方向に二分割されてその開口部を接合することにより、内部に略密閉された空間が形成されるように構成されている。
また、ケース26の扇状部材24の回動軸25の下方には、一方の側面26aに設けた流入口28aからケース26内を通り、ケース26の下面下方の発射レール14に連通する球通路部28が設けられている。この球通路部28の流入口28aの底面高さは、球通路レール18の最下流側に設けた球抜き孔19を閉塞する後述する作動部材34の閉塞部34bの表面と面一かもしくは若干高く設定されている。さらに、ケース26の側面26aには、球通路部28の流入口28aに連続する状態で前面26b側に向けて外側に突出したガイド凹部29(図4参照)が設けられると共に、ケース26の前面26bは、上下2つの垂直面とこの垂直面間に設けた傾斜面26cとで形成されている。なお、ケース26の前面26bの前記傾斜面26cは、その内側が扇状部材24の必要以上の回動を規制するためのストッパとしても機能するようになっている。
前記扇状部材24は、図5〜図7に示すように、所定板厚の扇形の円盤状(側面視でクランク形状)に形成され、扇の要部分が前記回動軸25に固定されると共に、回動軸25側に前記係合凹部24cが形成されている。また、扇状部材24の外周側面の一端側(球送りソレノイド23側)には、板厚方向に略半円弧形状に開口(切欠き)された球受け部24aが形成されると共に、この球受け部24aに連設する状態で外周側面に外側に所定寸法突出した球止め部としての突起部24bが一体形成されている。
なお、突起部24bの突出寸法は、該突起部24bが前記ケース26の球通路部28内に位置した際に、球通路レール18の最先端に位置する遊技球(以下、これを最下流側の遊技球Bという)が、球通路部28の流入口28a内に半径以上(つまり半分以上)入り込まない寸法に設定されており、これにより、後述するようにケース26の球通路部28内に最下流側の遊技球Bが必ず一個だけ受け入れられるようになっている。そして、この扇状部材24は、球送りソレノイド23への通電もしくは非通電により、その作動板27の作動(電磁石による吸引動作)で、図5(a)に示す位置から図6(a)に示す位置の範囲で垂直面内を往復回動するようになっている。
次に、このように構成された打球供給装置22の動作の一例を図5〜図7等に基づいて説明する。先ず、遊技者が受け皿10に遊技球を入れると、この遊技球が球通路レール18を流下して先端の遊技球が該球通路レール18の最下流側に位置する。この時、打球供給装置22の球送りソレノイド23は、図5(a)(b)に示すように、扇状部材24が後方側(球送りソレノイド23側)に位置して球止め部としての突起部24bがケース26の球通路部28の流入口28a内に位置して、突起部24bで球通路部28が閉塞され球通路レール18の最下流側の遊技球Bが、突起部24bにその側面側から当接して球通路部28内への流入が阻止された状態となっている。また、この遊技球Bは、扇状部材24の突起部24bの突出寸法が前述した寸法に設定されることにより、遊技球Bがケース26の球通路部28内に半径以上入り込まずに、遊技球Bの半分以上が球通路レール18の球抜き孔17部分に位置した状態となっている。
この状態で遊技者が発射ハンドル12を握持して回転させると、発射装置が作動すると共に打球供給装置22の球送りソレノイド23に通電されて該球送りソレノイド23が作動し、図6(a)(b)に示すように、球送りソレノイド23の作動板27の矢印イ方向への作動(傾動動作)により、作動板27の先端が係合している扇状部材24の外周側が、回動軸25を中心に垂直面内を矢印ハ方向に回動する。この扇状部材24の回動により、突起部24bも同方向に回動して突起部24bで閉塞されていたケース26の球通路部28の流入口28aが開放されて、球通路部28と球受け部24aの位置がケース26の厚さ方向に一致した状態となり、球受け部24a内(球通路部28内)に最下流側の遊技球Bが一個図6(b)の矢印ホの如く流入する。なお、扇状部材24の回動時に、扇状部材24の外周側面に突出した突起部24bは、ケース26の側面26aに設けたガイド凹部29内を所定角度移動することになる。
そして、扇状部材24の球受け部24aに流入した遊技球Bは、図7(a)(b)に示すように、流入口28aを通過して球通路部28内を矢印ヘの如く流下し、発射レール14の発射位置に供給される。また、遊技球Bの球通路部28の通過と同時に球送りソレノイド23が非通電となり、作動板27がバネ30の付勢力で矢印ロの如く初期位置に復帰し、これに追従して扇状部材23も矢印ニの如く垂直面内を回動して図5に示す初期位置に復帰する。この球送りソレノイド23の往復回動動作を発射装置による遊技球の発射間隔に応じて繰り返すことにより、例えば1分間に99.8個の遊技球が発射レール14の発射位置に一個ずつ供給されることになる。
なお、この打球供給装置22の作動タイミングは、打球供給装置22が遊技球の発射レール14への供給動作を行っている最中に、遊技者が発射ハンドル12から手を離したとしても、発射装置の制御基板の制御により、例えばタッチセンサ15による遊技者の握持に関する非検知信号を無効とする等して、打球供給装置22による供給動作を最後まで行って、手を離した際に打球供給装置22内にあった一個の遊技球を発射レール14の発射位置に供給して、当該遊技球を発射装置によって遊技盤上に確実に発射するように設定されている。
つまり、この打球供給装置22は、クランク形状の扇状部材23の外周側面に球止め部としての突起部24bを設け、この突起部24bをケース26の球通路部28の流入口28aにケース26の厚さ方向に対向位置させることで球通路部28を閉塞して、最下流側の遊技球Bの球通路部28内への流入を阻止すると共に、扇状部材23が垂直面内を回動してその外周側面の球受け部24aが球通路部28とケース26の厚さ方向で一致した際に、最下流側の遊技球Bが扇状部材24の側面側(側方)から球受け部24aを介して球通路部28内に流入して発射レール14に供給されることになる。
そして、扇状部材23の突起部24bが外周側面の側方に所定寸法突出していることから、該突起部24bで球通路部28の流入口28aが閉塞されている間は、最下流側の遊技球Bが流入口28a内に半分以上入り込むことがなく、後述するように球抜きボタン13を押圧操作して球通過レール18の球抜き孔19が開放された際に、最下流側の遊技球Bが球抜き孔19方向に転動して下方に排出されることになり、最後の遊技球Bが扇状部材23の球受け部24a(球通路部28)内に流入して打球供給装置22内に残ることがなくなる。また、扇状部材24の球受け部24aに受け入れられた一個の遊技球は、発射ハンドル12に設けたタッチセンサ15による遊技者の手の握持の検知、非検知に係わらず、発射装置により必ず発射されることになる。
一方、前記球抜き装置16は、図8〜図13に示すように構成されている。すなわち、球抜き装置16は、図8及び図9に示す受け皿10の底面に設けた球抜き孔17を開閉させる球抜きソレノイド32と、図10及び図11に示す球通路レール18の最下流側に設けた球抜き孔19を開閉させる球抜きソレノイド33と、これら各球抜きソレノイド32、33を作動させる前記球抜きボタン13(図1及び図13参照)等で構成されている。
前記球抜きソレノイド32は、図8及び図9に示すように、その作動軸32aに、揺動軸34aを中心に揺動自在で先端に閉塞部34bを有する作動部材34が連結されている。そして、球抜きソレノイド32への通電による作動で作動部材34が閉塞位置から開放位置まで揺動することにより、図9に示すように閉塞部34bによる閉塞状態が解除されて球抜き孔17が開放され、球抜きソレノイド32への非通電(通電停止)によって、開放位置の作動部材34がスプリング35の付勢力によって閉塞位置まで揺動することにより、図8に示すように閉塞部34bで球抜き孔17が閉塞されるように構成されている。この球抜きソレノイド32の作動による球抜き孔17の開放で、受け皿10内の遊技球が下方に落下することになる。
また、前記球抜きソレノイド33は、図10及び図11に示すように、その作動軸33aに、揺動軸36aを中心に揺動自在で先端に閉塞部36bが設けられた作動部材36が連結されている。そして、球抜きソレノイド33への通電による作動で作動部材36が閉塞位置から開放位置まで揺動することにより、図11に示すように閉塞部36bによる閉塞状態が解除されて球抜き孔19が開放され、球抜きソレノイド33への非通電(通電停止)によって、開放位置の作動部材36がスプリング37の付勢力によって閉塞位置まで揺動することにより、図10に示すように閉塞部36bで球抜き孔19が閉塞されるように構成されている。この球抜きソレノイド33の作動による球抜き孔19の開放で、前記打球供給装置22に送られる直前の遊技球である最下流側の球技球が一個ずつ下方に落下することになる。
そして、前記球抜き孔17と球抜き孔19は、図12に示すように、球抜き通路38及び連結路39によって連結されており、球抜き通路38には下方に開口した排出口38aが設けられている。これにより、球抜き孔17から落下した遊技球が、連結路39を介して球抜き通路38を通過して排出口38aから排出されると共に、玉抜き孔19から落下した遊技球が球抜き通路38を落下して排出口38aから排出されて、排出口38aの下方に賞球箱を保持しておくことで、受け皿10内の遊技球と共に球通路レール18内の遊技球も当該賞球箱に落下させて回収できることになる。なお、球抜き通路28は、透明樹脂により形成されて図3に示す揺動軸40及びロック41を有しており、球抜き通路38に遊技球が詰まっているか否かを目視できるように構成されると共に、ロック41による係止を外して揺動軸40を中心に揺動させれば、内部に詰まった遊技球を容易に取り除くことができるように構成されている。
さらに、前記各球抜きソレノイド32、33は、図13に示すようにして前記球抜きボタン13とタッチセンサ15に電気的に接続されている。すなわち、球抜きソレノイド33には、アンド回路43の出力端子が接続され、球抜きソレノイド32には、タイマー回路44の2つの出力端子が直接及び電力調整用の抵抗45を介して接続されている。また、アンド回路43の2つの入力端子には、球抜きボタン13と発射ハンドル12に設けたタッチセンサ15が接続され、タイマー回路44の入力端子には球抜きボタン13が接続されている。
この回路構成により、タッチセンサ15が遊技者の発射ハンドル12への非接触を検知し(すなわち遊技球の非発射状態で)、かつ球抜きボタン13が押圧操作された場合に球抜きソレノイド32が作動することになる。また、球抜きボタン13が押圧操作されてタイマー回路44で時間計測が開始されて所定時間が経過するまでは、タイマー回路44の一方の出力端子から大電力の作動信号が出力されて球抜きソレノイド32が比較的大きな電力で駆動し、タイマー回路44で予め設定した所定時間が計測されると、該タイマー回路44の他方の出力端子から小電力の作動信号が出力されて球抜きソレノイド32が比較的小さい電力で駆動するようになっている。
この球抜き装置16の構成によれば、遊技終了後に、遊技者が球抜き操作をしようとして球抜きボタン13を押圧操作すると、遊技球が遊技盤に発射されている発射状態(タッチセンサ15が遊技者の発射ハンドル12への握持を検知した状態)では、アンド回路43の条件が合致しないため球抜きソレノイド33への作動信号が出力されず、球抜きソレノイド32のみに作動信号が出力されて当該球抜きソレノイド32の作動部材34が作動して球抜き孔17が開放される。一方、遊技球が遊技盤に発射されない非発射状態(タッチセンサ15が遊技者の発射ハンドル12への握持を検知しない非検知状態)では、アンド回路43の条件が合致して球抜きソレノイド32と球抜きソレノイド33の両方に作動信号が出力されて、両作動部材34、36が共に作動して球抜き孔17と球抜き孔19が例えば略同時に開放される。
すなわち、この球抜き装置16の場合、遊技継続中である発射状態においては、球抜きボタン13を押圧操作しても球抜き孔19が開放されず、球抜き孔17のみから球抜きが行われ、誤って球通路レール18からの球抜きを行ってしまうことが確実に回避されて、意図せず遊技球が発射できなくなることを防止できることになる。また一方、非発射状態においては、球抜きボタン13を押圧操作するだけで、球抜き孔17と球抜き孔19の両方から球抜きが行われて、別個の操作手段を具備した遊技機に比較して、受け皿10及び球通路レール18の球抜き操作が簡単かつ良好に行えることになる。
このように、上記実施形態のパチンコ遊技機1にあっては、打球供給装置22が球止め部としての突起部24aと遊技球を一個だけ受け入れる球受け部24aとが外周側面に設けられた扇状部材24を有し、この扇状部材24が球送りソレノイド23の作動により垂直面内で往復回動して、その外周側方から遊技球を一個ずつ受け入れて発射レール14に供給するため、従来の打球供給装置のように、球の自重が外周面に設けた球受け部24a方向に常に作用することがなくなり、扇状部材24の外周側方から打球供給装置22内に常に一個の遊技球を受け入れることができて、球抜きボタン13を押圧操作して球抜き孔19を開放した際でも、打球供給装置22内に遊技球が残ることがなくなる。
特に、扇状部材24の球止め部が、最下流側の遊技球が球通路部28内に半径分以上入り込むのを阻止する突起部24bを有しているため、この突起部24bにより最下流側の遊技球の球通路部28内への流入を確実に阻止することができて、打球供給装置22内に遊技球を一個ずつ確実に受け入れることができる。また同時に、打球供給装置22への入り口となる球通路レール18の最下流側に球抜き孔19が設けられ、この球抜き孔19が球抜きボタン13の押圧操作により開放されるため、例えば最下流側の遊技球が扇状部材24の突起部24bに当接した状態で、球抜きボタン13が押圧操作された場合でも、球通路部28内に半分以上入り込んでいない最下流側の遊技球を半分以上が位置する球通路レール18側に、扇状部材24の復帰による押圧力及びまたは遊技球の重量バランスで自動的に戻して、開放されている球抜き孔19から下方に排出することができる。
また、打球供給装置22の作動タイミングが、遊技球の発射レール14への供給動作を行っている最中に、遊技者が発射ハンドル12から手を離したとしても、供給動作を最後まで行って発射レール14の発射位置に遊技球を供給するように設定されているため、打球供給装置22内に受け入れた遊技球を発射装置によって確実に発射させることができる。これらにより、打球供給装置22内の球抜きを一層確実に行うことができたり、球抜き装置16により受け皿10や球通路レール18の遊技球を確実に回収できて、例えば遊技終了時にパチンコ遊技機1内に残っていた全ての遊技球の回収が可能となる。
さらに、打球供給装置22の球送りソレノイド23及び扇状部材24がケース26内にユニット化された状態で配設されているため、打球供給装置22自体をコンパクトに形成でき、例えば発射ハンドル12等を有する発射装置にその外形を小型にした状態で一体化できて、当該発射装置の前面枠6への取付作業等を簡単に行うことができる。特に、駆動手段としてソレノイドを使用し、その作動板27の先端を扇状部材24の回動軸25側に係合させていることから、作動板27の作動方向イ、ロと扇状部材24の往復回動方向ハ、ニを略同一面(垂直面)内に簡単に設定できる。これにより、従来のロータリーソレノイドのように回動軸の先端にこれと直交する方向で球供給部材を回動可能に設けた場合に比較して、ケース26の厚さを薄くして打球供給装置22を一層コンパクトに形成することができ、その際、球送りソレノイド23として扁平タイプを使用すれば、打球供給装置22のより一層のコンパクト化を図ることができる。
また、打球供給装置22のケース26の傾斜面26cが扇状部材24のストッパとしても機能するため、扇状部材24の必要以上の回動を規制する専用のストッパを別途設ける必要がなくなり、打球供給装置22を一層コンパクトに形成することができると共に、打球供給装置22のケース26の側面26aに、突起部24bの回動部分に対応して外側に突出したガイド凹部29が設けられているため、このガイド凹部29により、扇状部材24の往復回動範囲内における回動動作をスムーズに行うことができて、遊技球の供給動作を長期に亘り安定して行うことができる。この時、ガイド凹部29に扇状部材24の前述したストッパ機能を付加するようにすれば、ケース26の前面26b形状の自由度を高めることもできる。
また、上記実施形態のパチンコ遊技機1によれば、前述した球抜き装置16を備えることにより、次のような作用効果を奏することもできる。すなわち、球抜きボタン13を押圧操作するだけで、受け皿10と球通路レール18の球抜きが同時に行えるため、球抜き操作を簡単かつ良好に行うことができると共に、タッチセンサ15の検知結果に基づいて各球抜き孔17、19が開放されるため、遊技中における球抜きを防止することができて、遊技者が発射状態であるか非発射状態であるかを意識することなく遊技を良好に行うことができる。また、球抜きボタン13が押圧操作されてから所定時間までは、大きな電力で球抜き球抜きソレノイド32を作動させ、所定時間経過した後においては小さな電力で球抜き球抜きソレノイド32を作動させるため、例えば遊技者が発射ハンドル12を握持しつつ球抜きボタン13を長時間に亘って押圧操作した場合であっても、球抜きソレノイド32の過熱等による不具合発生を抑制することができる。
なお、以上の説明においては、打球供給装置22の扇状部材24や各球抜き孔17、19を開放させるための駆動手段として、ソレノイド(電磁石)を使用したが、本発明はこれに限定されず、例えばモータ等の他の適宜の駆動手段を採用することができる。また、上記実施形態における、打球供給装置22のケース26の形状や扇状部材24の形状等も一例であって、例えば回動軸を中心にクランク状に回動可能でその外周側面に球受け部と球止め部を有する適宜形状の扇状部材を採用する等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、打球供給装置から発射装置に遊技球を一個ずつ供給するパチンコ遊技機であれば良く、その外観形状が異なるパチンコ遊技機、打球供給装置と発射装置の一体化構造が異なるパチンコ遊技機、あるいは他の機能が付加されたパチンコ遊技機であっても適用できる。
本発明に係わるパチンコ遊技機の一実施形態を示す前面枠を開放した状態の斜視図 同その受皿部分の構成を示す図 同前面枠の受皿部分の裏面図 同打球供給装置の斜視図 同打球供給装置の駆動手段の作動前の説明図 同駆動手段の作動時の説明図 同駆動手段の作動後の説明図 同球抜き装置部分を示す上面模式図 同その動作状態の上面模式図 同球抜き装置の他の部分を示す上面模式図 同その動作状態の上面模式図 同球抜き装置の遊技球の落下軌跡を示す模式図 同球抜き装置のブロック図
符号の説明
1・・・・・・・・パチンコ遊技機
10・・・・・・・受け皿(打球供給皿)
12・・・・・・・発射ハンドル
13・・・・・・・球抜きボタン
15・・・・・・・タッチセンサ
16・・・・・・・球抜き装置
17・・・・・・・球抜き孔
18・・・・・・・球通路レール
19・・・・・・・球抜き孔
22・・・・・・・打球供給装置
23・・・・・・・球送りソレノイド(駆動手段)
24・・・・・・・扇状部材
24a・・・・・・球受け部
24b・・・・・・突起部(球止め部)
24c・・・・・・係合凹部
25・・・・・・・回動軸
26・・・・・・・ケース
26a・・・・・・側面
27・・・・・・・作動板
28・・・・・・・球通路部
28a・・・・・・流入口
29・・・・・・・ガイド凹部
30・・・・・・・バネ
32・・・・・・・球抜きソレノイド
33・・・・・・・球抜きソレノイド

Claims (3)

  1. 打球供給皿の打球が流入し得る球通路部と、該球通路部の近傍に配設されて電気的に駆動する駆動手段と、該駆動手段の非作動時に打球供給皿から流下する遊技球のうち最下流側の遊技球の流入を阻止する球止め部及び前記駆動手段の作動時に最下流側の遊技球を一個だけ受け入れる球受け部が外周側面に設けられた扇状部材とを備え、
    前記扇状部材は、前記駆動手段の作動により回動軸を中心に垂直面内で往復回動して、その外周側方から前記球受け部に最下流側の遊技球を一個ずつ受け入れて、当該遊技球を発射装置の発射レールに供給することを特徴とするパチンコ遊技機の打球供給装置。
  2. 前記扇状部材の球止め部は、最下流側の遊技球が前記球通路部内に半径分以上入り込むのを阻止する突起部を備えることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機の打球供給装置。
  3. 前記駆動手段がソレノイドで構成されその作動板の先端が前記扇状部材の回動軸側に係合されて、該扇状部材が作動板の作動方向と略同一面内で往復回動すると共に、該ソレノイドと扇状部材がケース内に収容されてユニット化されていることを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ遊技機の打球供給装置。
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