JP4780578B2 - 弾球遊技機の可動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機に代表される弾球遊技機の遊技領域において所定の動作を行なう弾球遊技機の可動装置に関する。
従来、パチンコ遊技機等の弾球遊技機には、遊技者に対する演出効果を高めるため、遊技領域に可動体を配設し、遊技状態に応じてその可動体に所定の動作を行わせるようにしたものがある。
このような弾球遊技機では、可動体の動作を制御するため、駆動源と共に可動体の位置を検出する機構を備えた可動装置を設ける必要があり、従来のこの種の可動装置は、可動体の位置検出機構として、センサが被検出部を検出する度に検出信号を出力し、可動体の位置を検出するようにした機構を備えている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−206984号公報(特に、段落番号124の記載及び図9)
しかしながら、上記した従来の可動装置では、被検出部がセンサを通過する度に同一の検出信号が出力されるようになっていたため、可動体の位置を細かく検出することができなかった。したがって、可動体の位置の検出精度を高めることが難しく、また、極めて単純な動作をする可動体にしか適用できないといった問題があった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、可動体の位置の検出精度を高めることができ、複雑な動作をする可動体にも適用可能な弾球遊技機の可動装置を提供しようとするものである。
本発明は、遊技盤5の前面側に形成された遊技領域7において所定動作を行なう弾球遊技機の可動装置36であって、駆動モータ59と、駆動モータ59の回転軸に固定され、駆動モータ59と一体に回転可能な回転体64と、回転体64の中心から外れた位置に設けられ、回転体64と一体に回転可能な係合部88と、係合部88が係合可能な被係合部92が直線状に形成されていると共に被係合部92と直交する方向に被検出部91が直線往復動可能に設けられた動力伝達部材65と、被検出部91の検出信号を出力可能なように設けられたセンサ96とを備え、係合部88の回転角度に対する被検出部91の直線移動距離の割合が最大となる地点におけるセンサ96からの信号に基づき可動体61の位置を検出可能なように構成されていることを特徴とする。
そして、好ましくは、前記センサ96には、光を発する発光部97と発光部97から発せられた光が入射可能な受光部98とが所定距離離間して設けられており、被検出部91は発光部97から受光部98への光を所定時間遮断可能な長さを有し、被検出部91による前記光の遮断開始時または遮断終了時にセンサ96から出力された信号に基づき可動体61の位置を検出可能なように構成されているのがよい。
また、動力伝達部材65に被係合部92と平行に第2の被係合部93が直線状に形成されていると共に、可動体61には第2の被係合部93に係合可能な係合部95が形成されており、可動体61は、動力伝達部材65の直線往復動に伴い、画像表示装置8の表示部9の前面側においてワイパー状に揺動可能なように構成されていてもよい。
本発明によれば、可動体の位置の検出精度を高めることができ、複雑な動作をする可動体にも適用することができる等種々の優れた効果を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、本発明をパチンコ遊技機に適用した場合について例示して説明する。
先ず、図1及び図2を参照しつつ、本実施の形態に係るパチンコ遊技機の構成について説明する。ここで、図1は本実施の形態に係るパチンコ遊技機を示す正面図、図2はその背面図である。
このパチンコ遊技機は、外郭方形枠サイズに形成されて縦向きの固定保持枠を成す外枠1の開口前面に、外枠1に合わせて方形枠サイズに形成された開閉搭載用の前枠2が、外枠1の正面左側上下に取り付けられたヒンジ金具3a,3bによって外枠2に対して開閉可能に取り付けられていると共に、外枠1の正面右側に設けられた施錠装置4により閉鎖状態に保持されるようになっている。
前枠2の上部領域には、遊技盤5が収容されており、遊技盤5は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧版を基板とし、その前面側には、環状に取り付けられたガイドレール6に囲まれて、略円形状の遊技領域7が形成されている。遊技領域7には、その略中央部に画像表示装置8の表示部9が配置されており、画像表示装置8の表示部9の周りには、センター飾り10、及び始動入賞口11や大入賞口12等の入賞装置等がそれぞれ配設されている。また、遊技領域7の下端部には、アウト口13が配設されており、始動入賞口11や大入賞口12等の入賞装置に入賞せずに落下したアウト球を遊技盤5の背面側から機外に排出できるようになっている。
前枠2の前面上部側には、遊技盤5を視認可能なように透明なガラス板14を備えたガラス扉15が横向き開閉可能且つ着脱可能に取り付けられ、このガラス扉15は、常には施錠装置4により遊技盤5の前面を覆うように閉鎖状態に保持されている。また、前枠2の前面下部側であって、ガラス扉15の下方には、球皿16が横向き開閉可能且つ着脱可能に取り付けられ、球皿16は、常には施錠装置(図示せず)により閉鎖状態に保持されている。この球皿16には、前面側に膨出して球貯留部17が形成されており、遊技中に払い出される遊技球をこの球貯留部17に貯留可能となっている。また、球貯留部17の正面右側下部には、発射ハンドル18が前方に突出して取り付けられており、発射ハンドル18を回転操作することにより、球貯留部17から供給された遊技球が遊技領域7に発射されるようになっている。
一方、前枠2の背面側には、裏セット盤19が複数のレバー20により着脱可能に設けられており、その裏セット盤19には、予備賞球を貯留する球貯留タンク21、遊技球を整列状態で待機させる待機通路22、遊技盤5での入賞状態等に基づき賞球を払い出す球払出装置23、球払出装置23から払い出された賞球を球皿16に排出するための球払出通路24等の賞球装置が装備されている。
さらに、裏セット盤19には、パチンコ遊技機の動作を統括的に制御する主制御装置25、画像表示装置8の裏側に位置して画像表示、効果音等の演出、効果ランプ等の表示制御を行うサブ制御装置26、球払出装置23を制御する払出制御装置27、遊技球の発射強度や発射タイミングを制御する発射用制御装置28等の各制御手段、及びこれらの各制御手段及び電子部品に電力を供給する電源装置29等がそれぞれ配設されている。
次に、図3〜図16を参照しつつ、本実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技部品について説明する。なお、以下の説明では、パチンコ遊技機の遊技部品の一例としてセンター飾り10について説明する。ここで、図3はセンター飾りを示す正面図、図4は図3のA−A矢視図、図5はセンター飾りを示す斜視図、図6はセンター飾りを示す背面図、図7はセンター飾りの背面カバーを外した状態を示す背面図、図8はセンター飾りの可動装置を示す正面図、図9はセンター飾りの可動装置を示す背面図、図10はセンター飾りの可動装置の内部を示す背面図、図11は可動装置の動力伝達部材を示す正面図、図12はセンター飾りの可動装置を示す正面側斜視図、図13はセンター飾りの可動装置を示す背面側斜視図、図14はセンター飾りにおける可動装置の回転体の作用を示す背面図、図15は回転体の回転角度と動力伝達部材の直線移動距離との関係を示す図、図16はフォトセンサの検出動作を示す図である。
センター飾り10は、ベース部材30の周縁部に設けられた所要数の取付孔31を介して遊技盤5にネジ止めされるようになっており、中央に形成された画像表示領域透視部32と、画像表示領域透視部32の正面左側に形成された球誘導部33と、画像表示領域透視部32の下方に形成されたステージ部34と、ステージ部34に設けられたクルーン35と、画像表示領域透視部32の上方に設けられた可動装置36とを主体に構成されている。
球誘導部33には、鉛直方向に螺旋状の球流下路37が形成されており、この球流下路37の上部に正面左側斜め上方から入球可能なように球入口38が設けられ、球流下路37の正面右側下部に球出口39が設けられている。
ステージ部34には、後方から前方に向かって次第に低くなるように第1〜第3球転動路40,41,42が階段状に形成されている。第1球転動路40は、両端部及び中央部43がそれぞれ高くなるように波形に形成され、正面左側端部に前記球出口39が位置するようになっている。そして、第1球転動路40の中央部43及びその両側の最下部44,45には球落下案内部46,47,48が前方に下傾して形成され、中央部43及び最下部44,45以外の部分の前端部分には球落下防止壁49が立設されている。また、第2球転動路41及び第3球転動路42はいずれも、両端部が高く、中央部50,51が低くなるように緩やかなV字状に形成されており、各中央部50,51には球落下案内部52,53が前方に下傾して形成され、それ以外の部分の前端部分にはそれぞれ球落下防止壁54,55が形成されている。
クルーン35はステージ部34の中央に配置されており、クルーン35には、第1球転動路40の中央部43の球落下案内部46から入球可能なように球流入部56が形成されていると共に第2球転動路41の中央部50の球落下案内部52に出球可能なように球排出部57が形成されており、さらに、球流入部56と球排出部57との間には球流路58が曲成されている。
可動装置36は、駆動源の電動モータ59と、伝達装置60と、可動体61と、位置検出用基板62とから構成されており、電動モータ59の動力が伝達装置60を介して可動体61に伝達され、可動体61は画像表示装置8の表示部9の前面側に沿ってワイパー状に揺動可能となっている。
伝達装置60は、横長箱状のケース63と、ケース63の内部に収容された回転体64及び動力伝達部材65とから構成されており、ケース63はさらに本体部材66と蓋部材67とにより前後に2分割可能なように形成されている。そして、本体部材66の中央部には基板収容凹部68が形成されており、基板収容凹部68には固定ボス部69と位置決めボス部70が交互に2箇所ずつ突設されている。また、基板収容凹部68の後面側には水平横長に被検出部案内孔71が開口されており、被検出部案内孔71の所定位置には上下欠込み部72が形成されている。
さらに、本体部材66には、基板収容凹部68の正面右側前面にモータ固定部73が形成されており、モータ固定部73の略中央部には、電動モータ59の回転軸が緩挿可能な通孔(図示せず)が穿設され、該通孔を挟んで対向する位置には位置決め突条部74と取付孔75がそれぞれ2箇所ずつ形成されている。このため、電動モータ59は、そのモータベース76を位置決め突条部74に整合させ、取付孔75にビス等の固定具を螺入することにより、モータ固定部73に確実に固定されるようになっている。さらにまた、本体部材66の内面側には、固定ボス部77と位置決めボス部78が交互に2箇所ずつ突設されている。
一方、蓋部材67には、中央部に蛇行するようにスリット孔79が形成されることにより、上下に平行を成す2本のスライドガイド片80,81がそれぞれ背面視で左端部及び右端部を支点に片持ち梁状に形成され、各スライドガイド片80,81の自由端82,83の前面側にはそれぞれ当接部(図示せず)が突設されている。また、各スライドガイド片80,81及びスリット孔79の上下には、本体部材66の固定ボス部77と位置決めボス部78に対応する位置にそれぞれ2箇所ずつ、丸孔84が穿設されており、丸孔84に位置決めボス部78を嵌設し、固定ボス部77及び丸孔84にビス等の固定具を螺入することにより、蓋部材67が本体部材66に固定されるようになっている。
また、蓋部材67には、背面視で左側に窓部85が円形に開口されていると共に右側にガイド孔86が扇状に開口されており、ガイド孔86の半径中心部には可動体支持部87が突設されている。
回転体64は、円盤形状を成し、その前面中心には電動モータ59の回転軸(図示せず)が固着され、回転体64は電動モータ59と一体に回転可能となっている。また、回転体64の後面側には、その中心から外れた位置に円柱状の係合突部88が突設されており、係合突部88は回転体64と一体に回転可能となっている。
動力伝達部材65は、図11に良く示されているように、矩形平板状を成し、その上下には本体部材66の固定ボス部77及び位置決めボス部78が挿通可能なようにボス部被係合部89,90がそれぞれ水平帯状に開口されており、これにより、動力伝達部材65は固定ボス部77及び位置決めボス部78に案内されて左右に直線往復動可能となっている。また、動力伝達部材65の前面側には、上下のボス部被係合部89,90の間に被検出部91が突設されており、この被検出部91は横長形状を成している。さらに、動力伝達部材65には、その正面右側に回転体64の係合突部88が挿通可能なように回転体被係合部92が鉛直帯状に開口されていると共に、正面左側に可動体被係合部93が鉛直帯状に開口されている。
可動体61は、ワイパー形状を成し、その基端部94は蓋部材67の可動体支持部87に枢設されており、可動体61の基端部94の近傍には、動力伝達部材65の可動体被係合部93に係合可能なように円筒状の係合軸部95が前方に延出して形成されている。
位置検出用基板62は、矩形状を成し、四隅に形成された取付孔に位置決めボス部70を嵌設すると共に固定ボス部69を整合させ、固定ボス部69にビス等の固定具を螺入することにより、基板収容凹部68内の所定位置に固定されるようになっている。そして、位置検出用基板62にはフォトセンサ96が取り付けられており、フォトセンサ96は、所定距離離間して設けられた発光部97と受光部98とから成り、本体部分66の上下欠込み部72に遊嵌可能となっている。
次に、図1〜図7を参照しつつ、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の動作について説明する。
遊技者により弾球された遊技球が遊技領域7を落下する過程において、球入口38に入球すると、その遊技球は球流下路37内を螺旋状に流下し、球出口39からステージ部34の第1球転動路40に転がり出る。その後、前記遊技球は、第1球転動路40を転動し、中央の球落下案内部46から球流入部56を通ってクルーン36に入球するか、或いは、左右の球落下案内部47,48から第2球転動路41上に落下する。
そして、クルーン36に入球した遊技球は、球流路58を通り、球排出部57から第2球転動路41の球落下案内部52に落下後、さらに第3球転動路42の球落下案内部53に落下し、遊技領域7に排出される。一方、左右の球落下案内部47,48から第2球転動路41上に落下した遊技球は、第2球転動路41をその傾斜に従って転動し、球落下案内部52から第3球転動路42の球落下案内部53に落下後、遊技領域7に排出される。
このような経路を通って第3球転動路42の球落下案内部53から遊技領域7に排出された遊技球は、球落下案内部53が始動入賞口11の真上に位置しているため、極めて高い確率で始動入賞口11に入賞する。そして、遊技球が、上記した経路、或いは他の経路を通って始動入賞口11に入賞すると、主制御装置25は、抽選用の乱数を取得して大当りの抽選を行い、取得した乱数が大当り用の乱数か否かを判定する。その結果、この取得した乱数が大当り用の乱数であると判定された場合には、サブ制御装置26は、その乱数の示す図柄を決定し、所要の図柄変動表示を行なった後、その決定した図柄を画像表示装置8の表示部9に停止表示させ、主制御装置25は、遊技を通常遊技から特別遊技(大当り遊技)に移行させる。
このように遊技が特別遊技(大当り遊技)に突入すると、大入賞口12が開放され、その大入賞口12に遊技球が入賞した場合には15球の賞球が遊技者に払い出され、大入賞口12は、開放してから30秒経過するか、或いは、10球の入賞があるかのいずれかの事象が発生した場合に一旦閉鎖するが、大入賞口12が開放している間に、遊技球が特定領域(Vゾーン)に入賞した場合には、大入賞口12は再度開放される。そして、大入賞口12が16回開放し終えるか、或いは、大入賞口12の開放中に前記特定領域(Vゾーン)への入賞がなかった場合に、特別遊技は終了する。
このような遊技の過程において、可動装置36は、画像表示装置8の表示部9の表示内容に連動してワイパー状に揺動する。以下、主に図1及び図8〜図16を参照しつつ、可動装置36の動作について説明する。なお、以下の説明において、回転方向及び左右方向はいずれも背面側から見た方向を言うものとする。
可動装置36が静止している場合、可動体61は、上記各図に示されているように水平姿勢に保持されている。この時、回転体64の係合突部88は、図14中の基準位置であるA地点に位置しており、この状態で、電動モータ59が駆動されると、回転体64は、時計回り方向に回転し、回転体64の係合突部88は、A地点から動力伝達部材65の回転体被係合部92に沿って上方に移動すると共に右方向に移動する。この結果、回転体64の回転動が直線動として動力伝達部材65に伝達され、動力伝達部材65は、右方向に移動する。この時、動力伝達部材65の各ボス部被係合部89,90に本体部材66の固定ボス部77及び位置決めボス部78が係合し、駆動伝達部材65が、固定ボス部77及び位置決めボス部78に案内され、さらに、スライドガイド片80,81の前記当接部が動力伝達部材65の後面側に当接するようになっているため、駆動伝達部材65の直線移動動作は円滑に行なわれる。
このように動力伝達部材65が右方向に直線動すると、可動体61の係合軸部95は、動力伝達部材65の可動体被係合部93に沿って上方に移動すると共に可動体支持部87を支点にガイド孔86に沿って右時計回り方向に回転する。この結果、動力伝達部材65の直線動が回転動として可動体61に伝達され、可動体61は左時計回り方向に回転する。
図14及び図15から良く分かるように、回転体64の係合突部88が基準位置のA地点から180°回転し、E地点に到達した時に、動力伝達部材65の左方直線移動距離Lが最大となり、可動体61の揺動角度は最大となる。そして、係合突部88がE地点を過ぎ、再び、A地点に戻るまでは、反対に、動力伝達部材65が左方向に直線動すると共に可動体61が右時計回り方向に回転し、この結果、回転体64が1回転する間に動力伝達部材65及び可動体61は1往復動する。
このように可動体61が動作する過程において、図14及び図16(a)に示すように、回転体64の係合突部88が基準位置のA地点にある時は、被検出部91により発光部97から受光部98への光が遮断され、このフォトセンサ96のオフ状態は、回転体64の係合突部88が90°回転し、C地点に到達するまで継続される。次いで、図16(b)に示すように、回転体64の係合突部88がC地点に到達すると、フォトセンサ96は発光部97から発せられた光が受光部98に入射するオン状態となり、この時、オフからオンへの切り替え信号がフォトセンサ96から出力される。
その後、このオン状態は、図14及び図16(c)に示すように、回転体64の係合突部88が180°回転したE地点においても維持され、図14及び図16(d)に示すように、回転体の係合突部88が270°回転し、G地点に到達するまで継続される。そして、回転体64の係合突部88がG地点を通過した瞬間、被検出部91により、再び、発光部97から受光部98への光が遮断され、フォトセンサ96はオフ状態となり、この時、オンからオフへの切り替え信号がフォトセンサ96から出力される。以降、可動装置36が動作している間、同様のサイクルが繰り返される。
このように、可動体61の位置検出動作は、フォトセンサ96から出力された切り替え信号に基づき行なわれる。より具体的には、オフからオンへの切り替え信号がフォトセンサ96から出力されるC地点を基準として、C地点より所定角度(所定ステップ)離れた地点、例えば、C地点より90°先のE地点に係合突部88が位置していることを検出し、可動体61が最大角度揺動している状態にあることを検出したり、或いは、オンからオフへの切り替え信号がフォトセンサ96から出力されるG地点を基準として、G地点より所定角度(所定ステップ)離れた地点、例えば、C地点より90°先のA点に係合突部88が位置していることを検出し、可動体61が水平姿勢にあることを検出したりする。
この場合、図15を見ればよく分かるように、回転体64の係合突部88の回転角度α°に対する動力伝達部材65の直線移動距離Lは、係合突部88がC地点及びG地点に位置している時に最大となるため、フォトセンサ96が被検出部91を検出する精度は係合突部88がC地点及びG地点に位置している時に最も高くなる。したがって、可動体61の位置を検出するに当り、上記したように、フォトセンサ96によるオンオフ切り替え信号の出力位置を、係合突部88がC地点及びG地点に位置している時に設定することにより、可動体61の位置検出精度を高めることができる。
また、この場合、フォトセンサ96は、係合突部88がC地点に位置している時にオフからオンへの切り替え信号を出力し、係合突部88がG地点に位置している時にオンからオフへの切り替え信号を出力し、係合突部88がC地点に位置している時とG地点に位置している時では種類の異なる信号を出力するようになっている。したがって、本実施の形態における可動体61の位置検出機構によれば、係合突部88がC地点に位置している時とG地点に位置している時とを明確に区別して検出することができるため、可動体61の位置を誤って検出するおそれがなく、可動体61の位置検出機構の信頼性を高めることができる。
なお、上記した実施の形態において、可動装置36は、センター飾り10の画像表示領域透視部32の上方に設けられているが、センター飾り10の他の部分に設けられていてもよく、或いは、センター飾り10以外の遊技部品に設けられていてもよい。
また、可動体61の形状及び揺動の態様は、必ずしも、上記した実施の形態に限定されるものではなく、例えば、可動体を船の形状にし、その船が波に揺られるように構成させる等、各種変更が可能である。
さらに、可動体61の動作は、必ずしも、上記したように、画像表示装置8の表示部9の表示内容に連動させる必要はなく、始動入賞口11や大入賞口12等の入賞装置に入賞したタイミングに合わせて揺動させる等、各種変更が可能である。
さらにまた、上記実施の形態においては、本発明をパチンコ遊技機に適用した場合について説明したが、これは単なる例示に過ぎず、本発明は、パチンコ遊技機以外の弾球遊技機にも適用可能であることは言う迄もない。
本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機を示す正面図である。 本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りを示す正面図である。 図3のA−A矢視図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りを示す背面図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りの背面カバーを外した状態を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りの可動装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りの可動装置を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りにおいて可動装置の内部を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りにおいて可動装置の動力伝達部材を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りの可動装置を示す正面側斜視図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りの可動装置を示す背面側斜視図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りにおいて可動装置の回転体の作用を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りの伝達機構において、回転体の回転角度と動力伝達部材の直線移動距離との関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機のセンター飾りの伝達機構におけるフォトセンサの検出動作を示す図であり、(a)は回転体が基準位置にある時、(b)は回転体が基準位置から90°回転した時、(c)は回転体が基準位置から180°回転した時、(d)は回転体が基準位置から270°回転した時の状態をそれぞれ示している。
符号の説明
5 遊技盤
7 遊技領域
8 画像表示装置
9 表示部
10 センター飾り
36 可動装置
59 電動モータ
60 伝達装置
61 可動体
64 回転体
65 動力伝達部材
88 係合突部
91 被検出部
92 回転体被係合部
93 可動体被係合部
95 係合軸部
96 フォトセンサ
97 発光部
98 受光部

Claims (3)

  1. 遊技盤の前面側に形成された遊技領域において所定の動作を行なう弾球遊技機の可動装置であって、
    駆動モータと、
    該駆動モータの回転軸に固定され、該駆動モータと一体に回転可能な回転体と、
    該回転体の中心から外れた位置に設けられ、該回転体と一体に回転可能な係合部と、
    該係合部が係合可能な回転体被係合部と該回転体被係合部に平行な可動体被係合部とが直線状に形成されていると共に前記回転体被係合部及び前記可動体被係合部と直交する方向に被検出部が直線往復動可能に設けられた動力伝達部材と、
    前記可動体被係合部に係合可能な係合部が形成された可動体と、
    前記被検出部の検出信号を出力可能なように設けられたセンサと、
    を備え、前記係合部の回転角度に対する前記被検出部の直線移動距離の割合が最大となる地点における前記センサからの信号に基づき前記可動体の位置を検出可能なように構成されていることを特徴とする弾球遊技機の可動装置。
  2. 前記センサには、光を発する発光部と該発光部から発せられた光が入射可能な受光部とが所定距離離間して設けられており、前記被検出部は前記発光部から前記受光部への光を所定時間遮断可能な長さを有し、前記被検出部による前記光の遮断開始時遮断終了時に前記センサから出力されるそれぞれ種類の異なる信号に基づき前記可動体の位置を検出可能なように構成されている請求項1に記載の弾球遊技機の可動装置。
  3. 前記可動体は、前記動力伝達部材の直線往復動に伴い、画像表示装置の表示部の前面側においてワイパー状に揺動可能なように構成されている請求項1又は2に記載の弾球遊技機の可動装置。
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