JP3917534B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、前面枠の前面下部に、発射レールの発射部に位置するパチンコ球を打撃するための打球槌、駆動モータ等の発射部品を装着した発射装置が収容される空間領域が成形され、前記発射装置は前記空間領域にその前側から取り付けられるようにした弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、弾球遊技機の一種であるパチンコ遊技機には、方形枠状の機枠の前面に遊技盤を装着した前面枠が装着され、その前面に遊技盤の遊技部を覆う透明板保持枠、打球供給皿が装着された前面板、余剰球受皿が装着された下部板がそれぞれ一側で軸支され前側へ自在に開閉できる構成のものが有る。そして、前記前面枠の前面下部に、発射レールの発射部に位置するパチンコ球を打撃するための打球槌、駆動モータ等の発射部品を装着した発射装置が収容される空間領域が成形され、作業性の関係から前記発射装置を前記空間領域にその前側から取り付けるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−75512号公報(第6頁、図7)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記発射装置が取り付けられる空間領域は、裏面、底面及び左右両側面が前面枠により囲われると共に前側は前面板により覆われることになる。よって、仮に、発射レールから連続して打ち出されるパチンコ球の内、ファール球として勢い良く戻ってくるパチンコ球があると、次の打ち出されるパチンコ球と勢い良く衝突して、いずれかが発射レールを乗り越え前記空間領域に飛入する場合がある。この空間領域に飛入したパチンコ球は、その空間領域の周囲が囲われることから、排出されることがなくその中に溜まることになり、これは好ましいことではない。また、パチンコ球が溜まっているときに、更に、パチンコ球が飛入して互いにぶつかり合い、いずれかのパチンコ球が跳ねて発射装置に当たりその発射装置に悪影響を与えるという危険性がある。
【0005】
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、発射装置が収容される空間領域に無用に飛入した弾球をその下部に開設した球排出口から弾球遊技機の外部へ排出するようにして、前記空間領域内に弾球が溜まらないようにし、更には、その跳ね返りによる発射装置への悪影響をもなくすようにした弾球遊技機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明の弾球遊技機は、前面枠の前面下部を平坦面に成形し、前記平坦面の下部に、発射レールの発射部に位置するパチンコ球を打撃するための打球槌、駆動モータ等の発射部品を装着した発射装置が収容される空間領域が成形され、前記発射装置は前記空間領域にその前側から取り付けられるようにした弾球遊技機であって、前記空間領域の下部に、前記空間領域へ無用に飛入した弾球を弾球遊技機の外部へ排出するための球排出口を開設した構成からなる。
【0007】
この際、前記球排出口は、空間領域の下部、すなわちその底面に該底面一杯に広がって成形される。また、球排出口内に前側壁と平坦面との間に渡るようにしかつ弾球が通過し得る間隔を隔てて補強用のリブを列設する。
【0008】
このように、発射装置が収容される空間領域の底面に球排出口を開設するようにしたので、空間領域内に飛入した弾球はすべて球排出口を介して弾球遊技機の外に排出され、空間領域内に溜まることがない。また、弾球が溜まることがないことから、弾球の跳ね返りによる発射装置への悪影響もなく、良好な発射動作が持続して行なえる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る弾球遊技機の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、弾球遊技機には、例えばパチンコ遊技機、アレンジボールまたは雀球遊技機が挙げられるが、本発明にあっては、その一例としてパチンコ遊技機について説明する。
【0010】
図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2は同透明板保持枠、前面板及び下部板を開いた状態の斜視図、図3は同透明板保持枠、前面板及び下部板を開くと共に発射レール及び発射装置を取外した状態の斜視図、図4は同側面断面図である。図において、1はパチンコ遊技機Pにおける木製の機枠であって、縦長方形枠状に形成されている。また、その前面に額縁状をなす合成樹脂製の前面枠2が、その一側上下部を前記機枠1の一側上下部に設けた軸支部3によって軸支され回動自在に装着される。この前面枠2の中央には窓口4が開設される。そして、前面枠2の裏面に遊技盤5が配置固定され、その前面の遊技部5aが前記窓口4に臨むようになっている。前面枠2は金属製であっても良い。
【0011】
前記前面枠2の前側に、遊技盤5前面の遊技部5aを覆う2枚の透明板であるガラス板6を備えた透明板保持枠7、遊技盤5の下部を覆う前面板8、その下側に位置する下部板9が、いずれもそれら一側を軸支して回動自在に装着されている。これら透明板保持枠7、前面板8及び下部板9は前面枠2とほぼ同じ横幅を有している。前記前面板8の前面に、貯留される弾球であるパチンコ球を後記する発射部24に供給するための打球供給皿10が装着されている。また、下部板9の前面には、前記打球供給皿10から溢れるパチンコ球を貯留する余剰球受皿11が装着されている。12は、下部板9の前面一側に設けられ、打ち出されるパチンコ球の打球力の強弱を調節する操作ハンドルである。
【0012】
装着された前記遊技盤5の前面には、遊技部5aを囲うように内側ガイドレール13と外側ガイドレール14とが渦巻き状に配設される。前記遊技部5aには、ほぼ中央に表示部15aを備えた可変表示装置15が配置され、また、その下方にパチンコ球の入賞により前記表示部15aの文字、数字、図形等の表示を変動表示させる始動入賞口16が配置される。更に、その下方に位置して前記変動した表示が一定の時間経過後に停止して特定の表示(例えば「777」)を示し、遊技者にとって有利な特別遊技状態になったとき、一定の条件の下で開閉扉17aを所定回数開成させ一度に多くの入賞球が得られる入賞装置17など所謂盤面部品が配設されている。
【0013】
前記前面枠2の遊技盤5より下側は平坦面Lに成形され、その下部は一側を残して前方へ突出する膨出部2aが成形されている。そして、膨出部2aの上縁に樋状部2bが一体に設けられ、その上端にファール球排出口18が設けられている。また、前記前面枠2の前面下部であってその一側には、後記する発射装置25が収容される広さの空間領域Eが成形されている。この空間領域Eの後面に透孔19が開設され、底面にはパチンコ球を通過させて排出するための球排出口20が開設されている。
【0014】
この球排出口20は、平坦面Lと前側壁20aとの間に亘り、空間領域Eの左右側一杯に広がって横長に成形されており、パチンコ遊技機Pの外部と連通している。球排出口20内には、前側壁20aと後側に位置して透孔19の間を仕切る仕切壁20bとの間に、その短手方向に沿って上端縁を水平でかつ同じ高さとした複数のリブ21がパチンコ球の通過を許す間隔を保持して等間隔に列設されている。また、図5に示すように各リブ21間には、前側壁20aの裏側に上端縁が前記各リブ21の上端縁よりも低くしかも後方へ下傾する案内板22がそれぞれ各リブ21と平行に張設されている。
【0015】
前記平坦面Lの前面にファール球排出口18を介して外側ガイドレール14と連なる発射レール23が配置され、前記空間領域Eに発射レール23の発射部24に供給されたパチンコ球を発射させるための発射装置25が収容される。一方、前面板8は、空間を隔てて前側板8aと後側板8bとが平行に配置され、その空間内に前記打球供給皿10からのパチンコ球を一個ずつ発射部24へ供給する球送り装置26が配置されている。なお、前記ファール球排出口18は余剰球受皿11に連通しており、発射されるも遊技部5aに打ち込まれずに戻ってこのファール球排出口18に落下したファール球を余剰球受皿11に導くようにしている。
【0016】
球送り装置26は、図6に示すように前面板8の後側板8bの前面に取り付けられる取付板27の前側であって、その中央上部に打球供給皿10に貯留されるパチンコ球を順次受け入れる流入口28が開設されると共にその内側に球送樋29が設けられている。この球送樋29の底面に球抜口30が開設されており、この球抜口30は常には摺動板31によって塞がれている。そして、その流下端に球送樋29の最先端のパチンコ球を一個ずつ受け入れ、該パチンコ球を取付板27に開設された流出口32から前記発射レール23の発射部24に供給する球送り部材33が配置されている。なお、球送り装置26の前面は開放されているが、この面は図4に示すように同じ大きさの蓋板34により塞がれる。
【0017】
球送り部材33は、一側上部で軸35により軸支され、他側には球送樋29からのパチンコ球を一個受け入れる球受部36が設けられている。また、球送り部材33の上方にはこれに近接させてソレノイド37が配置され、ソレノイド37の励磁・消磁に伴い球送り部材33上面の金属板38が吸引されて該球送り部材33が上下に揺動するようになっている。そして、ソレノイド37が消磁して球送り部材33が下動しているときは、球送樋29内の最先のパチンコ球B1は球受部36の上部に突設された球止片39に止められて停止している。この状態で、ソレノイド37が励磁して球送り部材33が上動したときは、そのパチンコ球B1を球受部36に受け入れる。この際、流出口32が球送り部材33によって狭められる関係上、前記パチンコ球B1が流出口32から排出されることはない。また、このとき第二のパチンコ球B2は球受部36の底壁36aの先端部に当接して停止している。次に、ソレノイド37が消磁すると、球送り部材33が下動し、これに伴い流出口32が広がり、そこから前記パチンコ球B1が発射部24へ排出されることになる。同時に、続く第二のパチンコ球B2が今度は前記球止片39で一旦受け止められる。以後、同様な動作を繰り返すことによって、パチンコ球を一個ずつ発射部24へ供給するようになっている。
【0018】
前記球抜口30の下側にこれと連通する玉抜樋40が設けられ、その流下端に排出口41が設けられる。この排出口41は前記後側板8bに開設された球送口8cと連通し、更に、この球送口8cが前面枠2下部の膨出部2a前面に開設され余剰球受皿11に連なる球入口42と連通している。そこで、球抜きされたパチンコ球は、球抜樋40、排出口41、球送口8c等を介して余剰球受皿11に貯留される。また、前記球抜口30を塞ぐ摺動板31は、前記打球供給皿10の一側上面に突出された球抜きボタン43と連係して連動するようになっており、常に球抜口30を塞ぐように付勢される。そして、図示は省略するが、前記球抜きボタン43を押動することにより、摺動板31が前方へスライドして球抜口30を開放するようになっている。そこで、例えば、遊技者が遊技を終了して打球供給皿10に残ったパチンコ球を抜く場合、前記球抜きボタン43を押すことにより球抜口30が開放し、打球供給皿10のパチンコ球は余剰球受皿11に貯留される。
【0019】
前記発射レール23は、取付板44の前面にレール本体45と該レール本体45の発射部24にパチンコ球を位置決めする支持部材46とを設けて構成され、前面枠2の平坦面Lにおける所定位置に螺子47で螺子止めすることにより取り付けられる。一方、発射装置25には、後記する打球槌49等の発射部品が装着される。すなわち、図7乃至図9に示すように取付板48の前面に先端が前記発射レール23の発射部24に臨み、その発射部24に位置するパチンコ球をレール本体45に沿って打ち出すための打球槌49が回動自在に軸装されている。50は、前記打球槌49の回動角度を規制するストッパ部材である。また、前記取付板48の前面に、前記操作ハンドル12のハンドル軸51が挿通される軸筒部52が設けられる。一方、取付板48の裏面には、図8、図9に示すように前記打球槌49を往復回動させるための駆動モータ53と、打球槌49にバネ弾発力を付与するバネ枠体54が設けられる。
【0020】
駆動モータ53のモータ軸53aは前方に突出しており、その先端部に回動手段としてのカム片55が取着されている。前記バネ枠体54は、前記打球槌49の槌軸49aと一体に設けられかつ取付板48の後方へ突出する槌軸49aの前後端側に配置される前・後側環状枠部56a,56bと、これら前・後側環状枠部56a,56b間に介在し、先端部が前側環状枠部56aに止着され、また後端部が後側環状枠部56bに止着されるコイルバネ57と、から大略構成される。
【0021】
前側環状枠部56aは、槌軸49aとは別個に該槌軸49aを中心として回動でき、その外周縁に円弧状の歯部58が設けられている。そして、その歯部58の一側面が取付板48の後面の所定位置に突出した位置決め杆59に当接し、それ以上回動できないようになっている。これにより、前側環状枠部56aは、設定した前記初期位置でのコイルバネ57の弾発力を保持でき、そのコイルバネ57の弾発力が弱まる方向へは無用に回動しないようになっている。一方、後側環状枠部56bは、前記槌軸49aの後端部に固着されており、槌軸49aと一体に回動する。また、この後側環状枠56bの一側に腕片60が放射状に突設され、その先端部に駆動モータ53の駆動により回転するカム片55が間歇的に当接する回動手段としてのピン61が突設されている。
【0022】
前記取付板48の裏面下部には、複数の案内枠62によりガイドされ、前記取付板48の裏面に沿って水平方向へ自在に移動するラック63が配設されている。一方、前記軸筒部52内に、前記操作ハンドル12のハンドル軸51の後端部が挿通され、該ハンドル軸51と一体に回動する回転筒64が嵌合されている。このため、前記ハンドル軸51は断面Dカットに処理されており、回転筒64の内周面もほぼ同じ形状の断面D型に成形されている。そして、この回転筒64の後端にピニオン65が設けられ、該ピニオン65が前記ラック63の歯部63aの一端側に噛合している。また、歯部63aの他端側には、前記前側環状枠部56aに設けられた歯部58が中間歯車66を介して噛合している。発射装置25は、駆動モータ53を後側に位置させたまま前面枠2の空間領域Eに前側からあてがい、駆動モータ53、前・後側環状枠部56a,56bを共に透孔19に挿通した状態で、取付板48の螺子挿通孔67を介して前面枠2における平坦面Lの所定位置に設けられた螺子孔68に螺子69を螺合することにより取り付けられる。
【0023】
このように発射レール23と共に発射装置25を前面枠2の前側から取り付けるようにしたので、取付作業が簡略化され作業が簡単になる。また、前記発射レール23と発射装置25とが、同一平面上に取り付けられることになるので、発射レール23に対する打球槌49の位置調整などが容易かつ正確に行なえ、引いては、球飛び状態の調整が簡単となって、球飛び状態も安定する。
【0024】
コイルバネ57に捩り力が付与されている場合、前記打球槌49は、コイルバネ57の弾発力により発射部24側へ回動付勢されるが、打撃位置ではストッパ部材50により停止される。また、その反作用として、前記前側環状枠部56aがその反対方向へ回動しようとするが、位置決め杆59により所定位置で停止されている。前記操作ハンドル12は、所謂タッチ式のものであり、遊技者が操作ハンドル12を手で握ることにより前記駆動モータ53が駆動する。これに伴い、カム片55が回動してピン61に間歇的に当接して係合し、打球槌49を打撃位置から打撃準備位置まで回動させてその後係合を解く。その後は、打球槌49がコイルバネ57の弾発力により打撃位置まで回動復帰させられる。そして、打球槌49先端の打球杆49bによりレール本体45の発射部24に位置するパチンコ球を打球して発射させる。
【0025】
このようにして、打球槌49を打撃位置と打撃準備位置との間で往復回動させることによりパチンコ球を発射させることになる。また、打球力を調整するには、前記操作ハンドル12を回動させることにより、ラック63が移動して前記前側環状枠部56aが回動し、コイルバネ57が弾発力に抗して更に捩じられ、その弾発力が増すようになっている。
【0026】
前記発射装置25の取付板48前面の所定位置に、打球槌49が発射準備位置にあるとき、これを電気的に検出する槌検出器70が設けられている。この槌検出器70は、図7に示すように投光部70aと受光部70bを対向して配置したU字状に成形され、一方、取付板48前面の所定位置には、前記槌検出器70の一側が嵌合する支持凹部71が設けられている。そして、槌検出器70の一側を支持凹部71に嵌合し、この状態でその前側からカバー体72を嵌合し、カバー体72に突設された取付片73に開設された螺子挿通孔74を介して取付板48に設けられた螺子孔75に螺子76を螺子締する。これにより、投光部70aと受光部70bと間に打球槌49が介入し得るようにして槌検出器70が取り付けられる。
【0027】
この槌検出器70での検出信号は、図示しない制御装置に送られ、この制御装置により前記球送り装置26におけるソレノイド37の励磁・消磁とのタイミングが制御されるようになっている。すなわち、ソレノイド37が消磁することにより球送り部材33が作動してパチンコ球が発射部24に一個ずつ供給されることから、励磁から消磁に変える時点が打球槌49を打撃位置から打撃準備位置に移動するときと同じになるように設定される。このように、電気信号で前記タイミングを採るようにしたので、その制御が非常に容易に行なえる。
【0028】
打球供給皿10にパチンコ球を入れた状態では、ソレノイド37が消磁しており球送り部材33が下がっている。そして、その最先のパチンコ球は球送り部材33の球止片39前面に当接して停止している。この状態で、操作ハンドル12を手で握ると通電し、更に操作ハンドル12を回動させると、ピニオン65が回動してラック63が図8鎖線の方向へ移動する。これに伴い、中間歯車66を介し前側環状枠部56aが回転してコイルバネ57の捩り力が増大する。同時に、駆動モータ53が駆動してカム片55が回転しピン61に間歇的に係合する。これに伴い、打球槌49が打撃位置から打撃準備位置との間を往復回動する。
【0029】
そして、打球槌49が発射準備位置にあるとき槌検出器70により検出され、その信号が制御装置に送られる。これにより、ソレノイド37が励磁され、球送り部材33が吸引されて上動し球受部36に最先のパチンコ球を受け入れる。次に、所定時間経過後、すなわち、打球槌49が打撃位置から打撃準備位置へ移動するとき、ソレノイド37が消磁して球受部36のパチンコ球を流出口32から発射部24へ排出する。最後に、発射部24に位置したパチンコ球を打球槌49が打撃することになる。よって、最初の打球槌の往復回動時には、発射部24にパチンコ球はなく所謂空打ちになる。
【0030】
本発明は上記構成からなり、発射装置25が収容される空間領域Eの底面に球排出口20を開設するようにしたので、遊技中に空間領域E内にパチンコ球が誤って飛入したとしても、図4に示されるようにそのパチンコ球B3は球排出口20を介してパチンコ遊技機Pの外部に排出され、空間領域E内に溜まることがない。しかも、内部でパチンコ球同士がぶつかり合うこともないから、跳ねて発射装置25の槌検出器70等の打球部品に当たるなどして発射装置25に悪影響を与えるといったこともなくなる。
【0031】
球排出口20における複数のリブ21は、その球排出口20の回りの強度が強ければ必要なく、弱い場合に効果を発揮する。また、前記球排出口20を底面に設けるようにしたが、他に側面に開設するようにしても良い。この場合は、これに連なる底面がその球排出口20に向かって下傾斜していることが望ましい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、発射装置が収容される空間領域の下部に無用に飛入した弾球を底面に開設した球排出口から弾球遊技機の外部へ排出するようにしたので、前記空間領域内に弾球が溜まることがなく、更には、飛入したパチンコ球の跳ね返りによる発射装置への悪影響もなくすことができるという効果がる。
【0033】
また、球排出口内に前側壁と平坦面との間に渡るようにしかつ弾球が通過し得る間隔を隔てて補強用のリブを列設するようにしたので、球排出口の周囲が強度的に強くなり、例えば輸送時などにその周囲が他のものに衝突して破損するといった事態も減少される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。
【図2】 同透明板保持枠、前面板及び下部板を開いた状態の斜視図。
【図3】 同透明板保持枠、前面板及び下部板を開くと共に発射レール及び発射装置を取外した状態の斜視図。
【図4】 同側面断面図。
【図5】 前面枠の空間領域を裏側から見た斜視図。
【図6】 球送り装置の正面図。
【図7】 発射装置の分解斜視図。
【図8】 発射装置の裏面図。
【図9】 同側面図。
【符号の説明】
2 前面枠
20 球排出口
20a 前側壁
21 リブ
23 発射レール
24 発射部
25 発射装置
49 打球槌
53 駆動モータ
E 空間領域
L 平坦面
P 弾球遊技機(パチンコ遊技機)
Claims (1)
- 前面枠の前面下部を平坦面に成形し、前記平坦面の下部に発射レールの発射部に位置するパチンコ球を打撃するための打球槌、駆動モータ等の発射部品を装着した発射装置が収容される空間領域が成形され、前記発射装置は前記空間領域にその前側から取り付けられるようにした弾球遊技機であって、
前記空間領域の底面に、前記底面一杯に広がって成形され前記空間領域へ無用に飛入した弾球を弾球遊技機の外部へ排出するための球排出口を開設し、前記球排出口内に前側壁と前記平坦面との間に渡るようにしかつ弾球が通過し得る間隔を隔てて補強用のリブを列設したことを特徴とする弾球遊技機。
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