JP2006334101A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レール6の遊技盤2への取り付け側の適宜位置に脚片20を突設し、脚片20の先端に更に固定用ピン21を延設した。固定用ピン21を遊技盤2に形成した固定孔23に挿入してレール6を遊技盤上へ立設し、脚片20によりレール6と遊技盤2との間に隙間Tを形成した。レール6の内側面にはレール6の長手方向に沿って帯状の導電性弾性体22を貼着した。
【選択図】図2
Description
そして、これら外レール及び内レールは、遊技盤に密着するよう装着され、遊技球の直径と略同一の幅を有し、外レールと内レールを合わせた長さは遊技領域の全周或いはそれ以上の長さを有し、例えば特許文献1に示すように割ピンを用いて遊技盤面に固定されたり、特許文献2に記載されているようにレールに設置用ピンを一体形成して、このピンを遊技盤の所定部位に圧入して組み付け固定されていた。
また、レールは遊技面に密着するように組み付けられて取り外し難い構造であり、近年重要になってきているリサイクル性の点から、取り外し易い構造が求められていた。
このようにレールと遊技盤との間に隙間を設けることで、レール自体の幅を狭くでき、レール部材を削減してレールを安価に製造できる。また、遊技面との間に隙間を設けることでレールを取り外し易く、リサイクルし易くなる。
このように弾性体をレールに貼着することにより、遊技球の衝突の衝撃を和らげて衝突音を小さくすることができる。また、弾性体に導電性を持たせることで、遊技球に生じた静電気を除去することができる。
この構成により、スペーサや固定釘等を別途必要としないので、部材を削減することができる。
この構成により、レールと遊技盤との間に容易に隙間を形成することができるし、脚片及び固定用ピンはレール製造時に併せて形成できるため、低コストで製造することができる。
この構成により、遊技球を良好に案内できるし部材を確実に削減してレールを安価にできる。
この構成により、レール部材を更に削減でき安価に製造することができる。
レール6は、略6mmの一定幅で形成され、脚片20は5mmの長さで形成されている。この脚片20は、レール6の適宜位置に設けられ、脚片20の先端には遊技盤2に組み付けるための固定用ピン21が形成され、この固定用ピン21を遊技盤2に挿入することでレール6は遊技盤2に組み付けられる。
また、レール6の内面(遊技領域形成面)には、帯状の導電性弾性体22が全長に亘り貼着されている。この導電性弾性体22は、例えば天然ゴムにカーボンブラックを添加した周知の導電性ゴムを帯状に形成したものを適用できる。
また、脚片を有するのでスペーサ等を使用する事無くレールを所定の隙間を設けて装着でき、脚片や固定用ピンは、レール製造時に同時に打ち抜き等で製造できるので、容易に製造できる。
更に、レールの内面に導電性弾性体を貼着しているため、遊技領域内を落下してきた遊技球との衝突を和らげて衝突音を小さくできるし、障害釘との衝突により遊技球に生じた静電気を除去することができる。
また、固定用ピン21と脚片20とをレール6との一体成形により形成しているが、脚片20までのみをレール6と一体成形し、固定用ピン21は溶接により脚片20に固着するようにしても良いし、従来の割りピンを脚片20に取り付けて、割りピンを用いて遊技盤2に取り付けるようにしても良い。
尚、ここでは遊技性を考慮して弾性体としているが、ABS樹脂、ポリアセタール、ポリアクリル樹脂等の逆の挙動を示す軟質樹脂を使用することもできる。導電性を持たせる為にこれらに樹脂に上述するカーボンブラック等を添加すればよい。
このように、レールを挟幅形成して遊技盤上に隙間を設けるのに加えて、スリットを形成して更に細く形成することで、軽量化を進めることができ、安価に製造することができる。
レール6の脚片20端部と、脚片20に対向するレール6の側部との双方に釘を挿通保持するための保持片28,28が形成されており、各保持片28は、図7のB−B線断面図に示すように、レール部材をコ字状に折り曲げて形成されている。保持片28には挿通孔が穿設されており、レール6は、この挿通孔に固定釘27を挿通し、保持片28を介して遊技盤2に固定釘27を打ち込み取り付けられている。尚、遊技盤2の固定釘打ち込み部位には、上記固定用ピン21と同様に固定釘27より僅かに小さい打ち込み用孔29が予め穿設されている。
このように、レールに一体形成した固定用ピンにスペーサを取り付けて隙間を形成するようにしても良い。こうすることで、隙間を容易に変更できる。
このように固定用ピンに突起を設けるだけでも、所定量の隙間を得ることができるし、レール部材の削減を図ることができる。
このように、レールの適宜部位に所定の長さの突起を形成するだけでもレールを遊技盤に組み付けた際に隙間Tを設けることが可能であり、上記隙間形成部材と合わせて、レール設置環境に応じて最適な構造を選択すると良い。
また、遊技盤前面に対して、レール隙間を複数設けたり、複数設けた場合に夫々形状や該隙間のレール部材の長手方向の間隔を変化させたりしても良い。該形状の例として、台形、その他多角形、楕円形、半円、円やそれらの少なくとも一部を変形した形状などが上げられるが、形状は特に限定されるものではない。複数に設けた場合の該間隔についても、各々の該間隔すべての間隔を相違させても良いし、該間隔を少なくとも一部変化させても良いし、該間隔の少なくとも一部は一定であってもよいが、間隔についても特に限定されるものではない。該形状も全て一致していても良いが、全て相違させても良いし、該形状を少なくとも一部変化させても良いし、該形状を少なくとも一部は一定であってもよいが、複数の形状を隙間を有する場合についても形状は特に限定されるものではない。更に言えば、遊戯球が装飾部材やその他遊技部材等で隠蔽されて、接触不可能な外レールや内レールに配置される部位等は上記条件以上の隙間を設けても差し支えない。更に、遊技に大きく悪影響を及ぼさなければ、特に、該部位についても限定されるものではない。
そして、導電性弾性体もレール6の幅の変化に合わせて幅等を変更すれば良く、レール6がワイヤー状の場合は帯状に限定することなく、筒形状等の長尺状の部材としてレール6を被覆するように取り付けても良い。
また、本発明のレールを備えた遊技機は、上記実施形態の如きパチンコ機だけではなく、アレンジボール等の他の遊技機として応用することも可能である。また、導電性を有する弾性体をレールに貼着しているが、消音効果だけを得たいのであれば、導電性のない弾性体で良い。
Claims (6)
- 遊技盤前面に配設されたレールにより、発射された遊技球を案内すると共に遊技球が流下する遊技領域を形成した遊技機において、
前記遊技盤前面に対して前記レールを少なくとも一部が所定の隙間を有するように配置したことを特徴とする遊技機。 - レールの遊技球が接触する面側に、導電性を有する長尺状の弾性体を貼着したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- レールと遊技盤前面との間に隙間を形成するための隙間形成手段、及び前記レールを遊技盤に固定するための固定手段を、前記レールに一体的に成形したことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 隙間形成手段がレールの長手方向の側部に突設された脚片であると共に、固定手段は前記脚片から更に突設された固定用ピンであり、前記固定用ピンを遊技盤に圧入して前記脚片を遊技盤前面に立設し、レールを遊技盤上に前記脚片の長さだけ隙間を有した状態で立設固定したことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- レールと遊技盤前面との間の特定の隙間が、遊技球の半径以下或いは略3.0〜5.5mmであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
- レールに、その長手方向に平行に形成されたスリットを設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
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