JPH0717058Y2 - 光学アイソレータ - Google Patents

光学アイソレータ

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JPH0717058Y2
JPH0717058Y2 JP6516189U JP6516189U JPH0717058Y2 JP H0717058 Y2 JPH0717058 Y2 JP H0717058Y2 JP 6516189 U JP6516189 U JP 6516189U JP 6516189 U JP6516189 U JP 6516189U JP H0717058 Y2 JPH0717058 Y2 JP H0717058Y2
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light beam
optical
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plate
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Pioneer Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、直線偏光の光ビームを1方向にのみ通過せし
めるようにするための光学アイソレータに関する。
背景技術 かかる光学アイソレータは例えば光ディスク記録装置に
おける光学系に用いられる。すなわち、記録光学系にお
いて、光学アイソレータは偏光ビームスプリッタと4分
の1波長板(以下、λ/4板と称する)との組合わせから
なり、記録用レーザ光ビームが対物レンズによって集光
されてガラス原盤に照射された際に、ガラス原盤で反射
された光ビームをレーザ光源への光路に戻さず、当該光
路から分離するために用いられる。フォーカスサーボ光
学系における光学アイソレータに関しても記録光学系の
それと同様である。
ところで、記録光学系において、光学アイソレータと対
物レンズとの間には、ダイクロイックミラーや反射ミラ
ーが設けられている。なお、反射ミラーは、光学系の構
造によっては使用されない場合がある。このダイクロイ
ックミラーや反射ミラーは、異なる2つ以上の波長に対
して、透過・反射率性能と偏光特性とを同時に最適状態
にコントロールすることが非常に難しい。例えば、ダイ
クロイックミラーのフォーカス用光ビーム(例えば、λ
=632.8nm)の透過率を最大にし、記録用光ビーム(例
えば、λ=457.9nm)の反射率を最大にすれば、一方あ
るいは両方の光ビームの偏光状態が変ってしまう。逆
に、両波長の光ビームの偏光状態が変化しないようにし
ようとすると、フォーカス用光ビームの透過率や記録用
光ビームの反射率が悪化してしまう。反射ミラーに関し
ても、2波長に対して反射率を高めようとすれば、偏光
特性が犠牲になり、2波長に対して偏光特性を良くしよ
うとすると、一方あるいは両方の反射率が悪化してしま
う。
このように、光学アイソレータ以降の光学系の影響によ
って偏光状態が変化した場合、偏光ビームスプリッタ及
びλ/4板が十分な光学アイソレータとして機能しなくな
る。この場合、ガラス原盤からの反射光ビームはレーザ
光源への光路を戻り、レーザ光源や光変調器(例えば、
E/O変調器やA/O変調器)に入射してレーザ光源の発振状
態を乱したり、ノイズの発生をもたらすことになる。ま
た、フォーカスサーボ光学系においても、十分な光量が
得られない等の問題が生じる。
考案の概要 本考案は、上述した点に鑑みなされたものであって、光
学アイソレータ以降の光学系の影響によって偏光状態が
変化しても十分な光学的アイソレーションが可能な光学
アイソレータを提供することを目的とする。
本考案による光学アイソレータにおいては、直線偏光の
照射光ビームを透過しかつこの透過光ビームに基づく反
射光ビームを照射光ビームと直交する直線偏光の光ビー
ムに変換する偏光状態変換手段の照射光側又は反射光側
に、光ビームの偏光方向を回転せしめる偏光方向調整手
段を備えた構成となっている。
実施例 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
図において、記録用光ビームはP偏光の状態で偏光ビー
ムスプリッタ1を出射し、偏光状態変換手段としてのλ
/4板2を通過することによって楕円偏光に変換される。
楕円偏光となった記録用光ビームは偏光方向調整手段と
してのλ/2板3を通過した後、ダイクロイックミラー
4、反射ミラー5及び対物レンズ6を介してガラス原盤
7上に集光状態で照射される。この記録用光ビームはガ
ラス原盤7で反射され、対物レンズ6、反射ミラー5及
びダイクロイックミラー4を経てほぼ楕円偏光の状態で
λ/2板3を介してλ/4板2に入射する。このλ/4板2を
通過することにより、記録用光ビームはS偏光となり、
偏光ビームスプリッタ1で反射されることによってレー
ザ光源(図示せず)への光路から分離される。
フォーカスサーボ光学系においても、記録光学系と同様
の構成となっており、フォーカス用光ビームはP偏光の
状態で偏光ビームスプリッタ8を透過した後、λ/4板9
で楕円偏光に変換され、偏光方向調整手段としてのλ/2
板3を通過してダイクロイックミラー4に入射する。
なお、図面上、光ビームのコリメータ系やフォーカスサ
ーボ系の光学素子に関しては省略してある。また、記録
光学系の構造によっては、反射ミラー6を使用しない場
合もあり得る。さらには、λ/4板2,9を用いる代りに、
偏光ビームスプリッタ1,8の入・出射面にλ/4板と同様
な機能を有する偏光膜を偏光状態変換手段として設ける
ことも可能である。
以上の構成において、偏光ビームスプリッタ1、λ/4板
2及びλ/2板3によって記録光学系の光学アイソレータ
が、偏光ビームスプリッタ8、λ/4板9及びλ/2板10に
よってフォーカスサーボ光学系の光学アイソレータが構
成されている。偏光方向調整手段としてのλ/2板3,10は
光軸を中心としてその周りに回転可能に設けられてお
り、回転することによって光ビームの偏光方向を調整す
る作用をなす。
かかる構成によれば、光学アイソレータ以降の光学系に
よって光ビームの偏光状態が変化しても、その偏光状態
をλ/2板3,10及びλ/4板2,9を回転することによって正
常状態に調整することができるため、十分な光学的アイ
ソレーションが可能となる。その結果、ガラス原盤7か
らの反射光ビームがレーザ光源や光変調器に戻ってしま
うのを防ぐことができるため、レーザ光源の発振状態の
安定性を維持でき、ノイズの発生を抑えられると共に、
フォーカスサーボ系においても十分な光量が得られるこ
とになる。
なお、上記実施例においては、光ディスク記録装置に適
用した場合について説明したが、一般的には、偏光膜を
介した光ビームは多少なりとも偏光状態に影響を及ぼさ
れ易いため、一般の光学装置に対しても、完全な光学的
アイソレーションを望む場合には、本考案による光学ア
イソレータは有効な手段となる。
また、光ディスク再生装置への適用も可能であり、この
場合には、ディスク面での複屈折に対しても対応でき、
さらにはλ/2板3,10又はλ/4板2,9の回転角度位置を反
射光レベルによってサーボ調整することも考えられる。
考案の効果 以上説明したように、本考案による光学アイソレータに
おいては、偏光状態変換手段の照射光側又は反射光側
に、光ビームの偏光方向を回転せしめる偏光方向調整手
段を設けた構成となっているので、光学アイソレータ以
降の光学系の影響によって偏光状態が変化しても、偏光
状態を最良な状態に調整し得ることから、十分な光学的
アイソレーションが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による光学アイソレータを備えた光ディスク
記録装置における光学系の構成図である。 主要部分の符号の説明 1,8……偏光ビームスプリッタ 2,9……λ/4板、3,10……λ/2板 4……ダイクロイックミラー 6……対物レンズ、7……ガラス原盤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線偏光の照射光ビームを透過しかつこの
    透過光ビームに基づく反射光ビームを前記照射光ビーム
    と直交する直線偏光の光ビームに変換する偏光状態変換
    手段を含む光学アイソレータであって、前記偏光状態変
    換手段の照射光側又は反射光側に光ビームの偏光方向を
    回転せしめる偏光方向調整手段を備えたことを特徴とす
    る光学アイソレータ。
  2. 【請求項2】前記偏光方向調整手段は、光軸を中心に回
    転可能に設けられた2分の1波長板であることを特徴と
    する請求項1記載の光学アイソレータ。
JP6516189U 1989-06-02 1989-06-02 光学アイソレータ Expired - Fee Related JPH0717058Y2 (ja)

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JPH035121U JPH035121U (ja) 1991-01-18
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