JP2592231B2 - 光学ヘツド - Google Patents
光学ヘツドInfo
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- JP2592231B2 JP2592231B2 JP60102864A JP10286485A JP2592231B2 JP 2592231 B2 JP2592231 B2 JP 2592231B2 JP 60102864 A JP60102864 A JP 60102864A JP 10286485 A JP10286485 A JP 10286485A JP 2592231 B2 JP2592231 B2 JP 2592231B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plane mirror
- optical
- phase difference
- light
- optical head
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光磁気記録に用いる光学ヘッドに関する。
〔発明の概要〕 本発明は光磁気記録に用いる光学ヘッドにおいて、光
路を変更するための平面鏡以外の光学素子とこの平面鏡
のそれぞれにおいて発生する直交二方向の偏光間の位相
差をほぼ零とすることによって、光磁気記録における再
生信号のS/Nを改善したものである。
路を変更するための平面鏡以外の光学素子とこの平面鏡
のそれぞれにおいて発生する直交二方向の偏光間の位相
差をほぼ零とすることによって、光磁気記録における再
生信号のS/Nを改善したものである。
従来の光磁気記録用光学ヘッドは、光磁気装置全体を
薄くするために、記録媒体と平行な面内に半導体レーザ
ー，フオトセンサー，プリズム等を配置しているものが
多い。また、アクセス時間を少なくするために対物レン
ズ部分のみが移動し、半導体レーザーは移動しない分離
型の光学ヘッドを考案されている。これらの光学ヘッド
の場合、記録媒体にレーザー光を照射するために、対物
レンズの手前に光路を90゜変更するための平面鏡を設置
する必要がある。このための平面鏡として、従来は、直
角プリズムを用した全反射鏡が主として用いられてい
た。
薄くするために、記録媒体と平行な面内に半導体レーザ
ー，フオトセンサー，プリズム等を配置しているものが
多い。また、アクセス時間を少なくするために対物レン
ズ部分のみが移動し、半導体レーザーは移動しない分離
型の光学ヘッドを考案されている。これらの光学ヘッド
の場合、記録媒体にレーザー光を照射するために、対物
レンズの手前に光路を90゜変更するための平面鏡を設置
する必要がある。このための平面鏡として、従来は、直
角プリズムを用した全反射鏡が主として用いられてい
た。
しかし、単なる全反射の場合、反射光のＰ偏光とＳ偏
光の間に40度前後の位相差を生じる。光磁気記録の場
合、偏光の楕円率が大きくなると再生信号のS/Nが低下
し、メモリーとしての性能に影響を及ぼす。
光の間に40度前後の位相差を生じる。光磁気記録の場
合、偏光の楕円率が大きくなると再生信号のS/Nが低下
し、メモリーとしての性能に影響を及ぼす。
そこで本発明はこのよな問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、良好なS/Nが得られる光磁気記
録用光学ヘッドを提供するところにある。
の目的とするところは、良好なS/Nが得られる光磁気記
録用光学ヘッドを提供するところにある。
本発明の光学ヘッドは、直線偏光した光線が対物レン
ズから少なくとも平面鏡と光分岐手段とを介してフォト
センサへ到る光学系において、 前記平面鏡以外の光学素子で発生する直交二方向の偏
光間の位相差はほぼ零とし、前記平面鏡で発生する直光
二方向の偏光間の位相差を前記平面鏡に設けた誘電体膜
で打ち消してほぼ零としたことを特徴とする。
ズから少なくとも平面鏡と光分岐手段とを介してフォト
センサへ到る光学系において、 前記平面鏡以外の光学素子で発生する直交二方向の偏
光間の位相差はほぼ零とし、前記平面鏡で発生する直光
二方向の偏光間の位相差を前記平面鏡に設けた誘電体膜
で打ち消してほぼ零としたことを特徴とする。
また、前記光分岐手段が偏光ビームスプリッタである
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
一般に、光が物質の境界面を透過あるいは反射する場
合、Ｐ偏光とＳ偏光に位相差を生じる。
合、Ｐ偏光とＳ偏光に位相差を生じる。
光磁気記録では、再生信号を含む光の偏光度が大きい
ほど良好な再生信号が得られ、偏光の楕円率が大きくな
るほど、S/Nが低下する。全反射平面鏡の全反射面で
は、約40度ほどの位相差を生じるために、S/Nが3dB程度
低下する。したがって、平面鏡以外の光学素子による位
相差をほぼ零にした場合、平面鏡の全反射面での位相差
をほぼ零にする必要がある。
ほど良好な再生信号が得られ、偏光の楕円率が大きくな
るほど、S/Nが低下する。全反射平面鏡の全反射面で
は、約40度ほどの位相差を生じるために、S/Nが3dB程度
低下する。したがって、平面鏡以外の光学素子による位
相差をほぼ零にした場合、平面鏡の全反射面での位相差
をほぼ零にする必要がある。
本発明において、平面鏡以外の光学素子による位相差
をほぼ零と、平面鏡の全反射面に誘電体膜を設置するこ
とにより、この全反射面での位相差をほぼ零としたの
で、検光子に偏光度が良好な直線偏光を入射でき、S/N
が改善されるのである。
をほぼ零と、平面鏡の全反射面に誘電体膜を設置するこ
とにより、この全反射面での位相差をほぼ零としたの
で、検光子に偏光度が良好な直線偏光を入射でき、S/N
が改善されるのである。
第１図は本発明の実施例における光学ヘツドの構成図
であつて、830nmで発光する半導体レーザー107を用い、
NA0.3のコリメーターレンズ106により平行光とし、Ｐ偏
光の透過率50％、Ｂ偏光の反射率100％の特性を有する
偏光ビームスプリツター105（PBS）を透過させ、BK7製
の全反射プリズム103よりなる平面鏡104により光路を90
度変更する。平面鏡104には、誘電体による多層膜を真
空蒸着してあり、位相差をコントロールしている。本実
施例では、他の光学素子での位相差も小さく設計されて
いるため、平面鏡104での位相差は０度にコントロール
されている。光源は、レンズアクチエーターに取り付け
られた対物レンズ102、NA0.55f＝3.9mmにより記録媒体1
01上に集光させる。
であつて、830nmで発光する半導体レーザー107を用い、
NA0.3のコリメーターレンズ106により平行光とし、Ｐ偏
光の透過率50％、Ｂ偏光の反射率100％の特性を有する
偏光ビームスプリツター105（PBS）を透過させ、BK7製
の全反射プリズム103よりなる平面鏡104により光路を90
度変更する。平面鏡104には、誘電体による多層膜を真
空蒸着してあり、位相差をコントロールしている。本実
施例では、他の光学素子での位相差も小さく設計されて
いるため、平面鏡104での位相差は０度にコントロール
されている。光源は、レンズアクチエーターに取り付け
られた対物レンズ102、NA0.55f＝3.9mmにより記録媒体1
01上に集光させる。
記録媒体101により変調、反射された光は、再び対物
レンズ102により平行光とされ、位相差を発生すること
なく、平面鏡104により反射され、FBS105により、記録
媒体101での変調で発生したＳ偏光成分の100％、Ｐ偏光
成分の50％が反射され、やはり、Ｓ偏光の反射率100
％、Ｐ偏光の反射率50％のPBS108にいたる。偏光ビーム
スプリツター108により反射された光は、偏光板109で選
択吸収され、コンデンサーレンズ110でAPD111上に集光
され信号検出される。またPBS108を透過した光はナイフ
エツジ108により半円形にされ、コンデンサーレンズ113
により４分割フオトダイオード114上に集光される。こ
れにより、プッシユプル法によるトラツキングサーボ、
ナイフエツジ法によるフオーカスサーボを行つている。
レンズ102により平行光とされ、位相差を発生すること
なく、平面鏡104により反射され、FBS105により、記録
媒体101での変調で発生したＳ偏光成分の100％、Ｐ偏光
成分の50％が反射され、やはり、Ｓ偏光の反射率100
％、Ｐ偏光の反射率50％のPBS108にいたる。偏光ビーム
スプリツター108により反射された光は、偏光板109で選
択吸収され、コンデンサーレンズ110でAPD111上に集光
され信号検出される。またPBS108を透過した光はナイフ
エツジ108により半円形にされ、コンデンサーレンズ113
により４分割フオトダイオード114上に集光される。こ
れにより、プッシユプル法によるトラツキングサーボ、
ナイフエツジ法によるフオーカスサーボを行つている。
なお、本実施例において、光分岐手段として偏光ビー
ムスプリッタを用いた。
ムスプリッタを用いた。
以上述べたように、本発明の光学ヘッドは、平面鏡以
外の光学素子と平面鏡のそれぞれにおいて発生する直交
二方向の偏光間の位相差をほぼ零とすることによって、
光学ヘッド全体において発生する位相差をほぼ零として
いる。したがって、光学ヘッド全体の位相差を零とする
ために、光学ヘッドを構成する光学素子および平面鏡の
位相差を調整したり、あるいは適当な位相差を持った部
品を選択して組み合わせるなどの労力が不要となる。さ
らに、光磁気記録媒体自体が汎用性を持たせるためにそ
れ自身において発生する位相差がほぼ零になるように製
造されている場合に、どのような光磁気記録媒体に対し
ても高いS/N比の再生信号を得ることができ、汎用性の
高い光学ヘッドを提供することができる。
外の光学素子と平面鏡のそれぞれにおいて発生する直交
二方向の偏光間の位相差をほぼ零とすることによって、
光学ヘッド全体において発生する位相差をほぼ零として
いる。したがって、光学ヘッド全体の位相差を零とする
ために、光学ヘッドを構成する光学素子および平面鏡の
位相差を調整したり、あるいは適当な位相差を持った部
品を選択して組み合わせるなどの労力が不要となる。さ
らに、光磁気記録媒体自体が汎用性を持たせるためにそ
れ自身において発生する位相差がほぼ零になるように製
造されている場合に、どのような光磁気記録媒体に対し
ても高いS/N比の再生信号を得ることができ、汎用性の
高い光学ヘッドを提供することができる。
第１図（ａ）は、本発明の光学ヘッドの一実施例を示す
側面図。 第１図（ｂ）は、本発明の光学ヘッドの一実施例を示す
正面図。 101……光磁気記録媒体 102……対物レンズ 103……全反射プリズム 104……誘電体膜付平面鏡 105……偏光ビームスプリツター 106……コリメーターレンズ 107……半導体レーザー 108……偏光ビームスプリツター 109……偏光板 110……コンデンサーレンズ 111……APD 112……ナイフエツジ 113……コンデンサーレンズ 114……４分割フオトダイオード
側面図。 第１図（ｂ）は、本発明の光学ヘッドの一実施例を示す
正面図。 101……光磁気記録媒体 102……対物レンズ 103……全反射プリズム 104……誘電体膜付平面鏡 105……偏光ビームスプリツター 106……コリメーターレンズ 107……半導体レーザー 108……偏光ビームスプリツター 109……偏光板 110……コンデンサーレンズ 111……APD 112……ナイフエツジ 113……コンデンサーレンズ 114……４分割フオトダイオード
Claims (2)
- 【請求項１】直線偏光した光線が対物レンズから少なく
とも平面鏡と光分岐手段とを介してフォトセンサへ到る
光学系において、 前記平面鏡以外の光学素子で発生する直交二方向の偏光
間の位相差はほぼ零とし、前記平面鏡で発生する直光二
方向の偏光間の位相差を前記平面鏡に設けた誘電体膜で
打ち消してほぼ零としたことを特徴とする光学ヘッド。 - 【請求項２】前記光分岐手段が偏光ビームスプリッタで
あることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光学
ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60102864A JP2592231B2 (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 光学ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60102864A JP2592231B2 (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 光学ヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61260440A JPS61260440A (ja) | 1986-11-18 |
| JP2592231B2 true JP2592231B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=14338776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60102864A Expired - Lifetime JP2592231B2 (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 光学ヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2592231B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0777038B2 (ja) * | 1986-12-25 | 1995-08-16 | ソニー株式会社 | 光学ピツクアツプ装置 |
| JPS63292432A (ja) * | 1987-05-25 | 1988-11-29 | Sony Corp | 光学ピックアップ装置 |
| JPH0361618U (ja) * | 1989-10-16 | 1991-06-17 | ||
| US6185166B1 (en) | 1993-06-21 | 2001-02-06 | Fujitsu Limited | Optical information recording/reproducing apparatus |
| JP5382124B2 (ja) * | 2009-07-27 | 2014-01-08 | コニカミノルタ株式会社 | 光ピックアップ装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0622070B2 (ja) * | 1983-12-29 | 1994-03-23 | オリンパス光学工業株式会社 | 光磁気ピツクアツプ装置 |
-
1985
- 1985-05-15 JP JP60102864A patent/JP2592231B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61260440A (ja) | 1986-11-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |