JP2004062934A - 光学ヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体レーザから出射される直線偏光の方向にバラツキがあっても、光磁気記録媒体に存在する複屈折性媒質に起因するノイズ成分を確実に相殺でき、情報信号の検出感度を高めることができる光学ヘッドを提供する。
【解決手段】半導体レーザ1からの光を往復光路分離素子3および対物レンズ4を経て光磁気記録媒体5に照射し、光磁気記録媒体5で反射される戻り光を対物レンズ4を経て往復光路分離素子3で往路と分離した後、1/4波長板7を経て偏光分離素子9で直交する偏光成分に分離して独立した光検出器10,11で受光し、それらの差動出力に基づいて光磁気記録媒体5に記録された情報を再生する光学ヘッドにおいて、半導体レーザ1から光磁気記録媒体5に至る往路光学系、および光磁気記録媒体5から1/4波長板7に至る復路光学系における光学的位相差が、それぞれ+90度または−90度となるように構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】半導体レーザ1からの光を往復光路分離素子3および対物レンズ4を経て光磁気記録媒体5に照射し、光磁気記録媒体5で反射される戻り光を対物レンズ4を経て往復光路分離素子3で往路と分離した後、1/4波長板7を経て偏光分離素子9で直交する偏光成分に分離して独立した光検出器10,11で受光し、それらの差動出力に基づいて光磁気記録媒体5に記録された情報を再生する光学ヘッドにおいて、半導体レーザ1から光磁気記録媒体5に至る往路光学系、および光磁気記録媒体5から1/4波長板7に至る復路光学系における光学的位相差が、それぞれ+90度または−90度となるように構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光磁気記録媒体に記録された情報を再生するのに用いる光学ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の光学ヘッドとして、例えば特許第2786484号公報には図5に示すようなものが開示されている。この光学ヘッドでは、半導体レーザ51からの直線偏光をコリメータレンズ52で平行光にしてビームスプリッタ53に入射させ、その分離面53aを透過する光束を対物レンズ54により光磁気記録媒体55にスポット状に照射している。
【0003】
また、光磁気ディスク55で反射される戻り光は、対物レンズ54を経てビームスプリッタ53に入射させ、その分離面53aで反射される戻り光を1/4波長板56を経て偏光ビームスプリッタ57に入射させて、その偏光分離面57aで反射されるS偏光成分を信号用光検出器58で受光し、偏光分離面57aを透過するP偏光成分を信号用光検出器59で受光して、これら信号用光検出器58,59の出力差に基づいて光磁気記録媒体55に記録された情報の再生信号を得るようにしている。
【0004】
なお、ビームスプリッタ53の分離面53aには、該分離面53aでの反射光に対してほぼ90度の位相差を与える多層膜がコーティングされている。また、1/4波長板56は、その光学軸を光磁気記録媒体55への入射光の偏光面すなわち半導体レーザ51からの直線偏光の方向に対して45度の方位に設定するようにしている。
【0005】
かかる光学ヘッドにおいて、半導体レーザ51から光磁気記録媒体55に図6(a)に示すような直線偏光を入射させると、その反射光の偏光面は、記録されている情報に応じて図6(b)に示すように±θkのカー回転を受け、その後、ビームスプリッタ53の分離面53aで反射する際に90度の光学的位相差を受けて、図6(c)に示すようにカー回転の方向に応じて大きさが同じ右回りと左回りの楕円偏光となり、さらに1/4波長板56を透過することにより、図6(d)に示すように長軸の方向が直交する楕円偏光となって、偏光ビームスプリッタ57により偏光分離される。
【0006】
したがって、かかる光ヘッドによれば、1/4波長板56の光学軸の方位が、半導体レーザ51からの直線偏光の方向に対して45度から若干ずれても、そのずれによる再生信号の強度低下、および信号用光検出器58,59に入射する平均の光強度の差動アンバランス量を小さく抑えることができ、再生信号のC/Nに与える影響を軽減できるので、光学系の組み立てが容易にでき、調整コストを低減することができる。
【0007】
また、光磁気記録媒体55の基板に、情報のトラック方向に対して方位角45度、光学的位相差δの複屈折性媒質が存在していても、それに影響されることなく情報を再生することができる。
【0008】
すなわち、図7(a)に示す直線偏光を光磁気記録媒体55に入射させた場合、光磁気記録媒体55に上記の複屈折性媒質があると、その反射光は複屈折に応じて図7(b)に示すような楕円偏光となるが、その後、ビームスプリッタ53の分離面53aで反射される際に90度の位相差を受けることによって図7(c)に示すような直線偏光となり、さらに1/4波長板56を透過することにより、図7(d)に示すように長軸方向が半導体レーザ51からの直線偏光方向に対して45度傾いた楕円偏光となる。
【0009】
したがって、図7(d)に示す楕円偏光の戻り光を偏光ビームスプリッタ57の偏光分離面57aで偏光分離すると、そのP偏光成分aとS偏光成分bとが等しくなるので、信号用光検出器58,59の差動出力には複屈折性媒質によるノイズ成分が相殺されて現れず、情報信号のみを高精度で検出することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者による種々の実験検討によると、上述した従来の光学ヘッドによれば、理論的には光磁気記録媒体55の複屈折による影響を除去できるが、実際には半導体レーザ51から出射される直線偏光の方向にバラツキがあるため、光磁気記録媒体55の複屈折性媒質によるノイズ成分を完全には相殺できず、情報信号の検出感度が低下する場合があることが判明した。
【0011】
すなわち、半導体レーザ51から出射される直線偏光のバラツキによって、光磁気記録媒体55に入射する直線偏光が、図8(a)に示すように所定の方向(トラック方向)に対してθ傾くと、その反射光は光磁気記録媒体55の複屈折に応じた楕円偏光となるが、その楕円の長軸方向も図8(b)に示すようにトラック方向に対してα傾いたものとなる。
【0012】
このように、光磁気記録媒体55からの戻り光の楕円偏光が所定の方向に対して傾くと、ビームスプリッタ53の分離面53aで90度の位相差を与えても、1/4波長板56に入射する戻り光は、図7(c)に示したような直線偏光にはならず、図8(c)に示すような楕円偏光となるため、この戻り光が1/4波長板56を透過しても、図7(d)に示したような長軸方向が所定の方向に対して45度傾いた楕円偏光とはならず、図8(d)に示すような長軸方向がトラック方向に対してβ(β≠45度)傾いた楕円偏光となる。
【0013】
このため、図8(d)に示す楕円偏光の戻り光を偏光ビームスプリッタ57の偏光分離面57aで偏光分離しても、そのP偏光成分aとS偏光成分bとは等しくならず、信号用光検出器58,59の差動出力に光磁気記録媒体55の複屈折性媒質によるノイズ成分が残って、情報信号の検出感度が低下することになる。
【0014】
なお、半導体レーザ51から出射される直線偏光のバラツキは、半導体レーザチップのマウントのバラツキおよび半導体レーザチップ自体の特性のバラツキによるもので、このようなバラツキを無くすことは非常に困難であり、通常、±5度程度のバラツキがある。
【0015】
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、半導体レーザから出射される直線偏光の方向にバラツキがあっても、光磁気記録媒体に存在する複屈折性媒質に起因するノイズ成分を確実に相殺でき、情報信号の検出感度を高めることができる光学ヘッドを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、半導体レーザからの光を往復光路分離素子および対物レンズを経て光磁気記録媒体に照射し、該光磁気記録媒体で反射される戻り光を上記対物レンズを経て上記往復光路分離素子で往路と分離した後、1/4波長板を経て偏光分離素子で直交する偏光成分に分離し、これら偏光分離された戻り光をそれぞれ独立した光検出器で受光して、それらの差動出力に基づいて上記光磁気記録媒体に記録された情報を再生する光学ヘッドにおいて、
上記半導体レーザから上記光磁気記録媒体に至る往路光学系、および上記光磁気記録媒体から上記1/4波長板に至る復路光学系における光学的位相差が、それぞれ+90度または−90度となるように構成したことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による光学ヘッドの実施の形態について図1〜図4を参照して説明する。
【0018】
図1および図2は本発明の第1実施の形態を示すもので、図1は光学ヘッドの要部の構成を示す図で、図2(a)〜(e)はその動作を説明するための図である。本実施の形態では、半導体レーザ1からの直線偏光をコリメータレンズ2で平行光束とした後、ビーム整形機能を有するビームスプリッタ3の第1の面3aを屈折透過させて断面楕円形状のビーム形状を断面円形状にビーム整形する。第1の面3aでビーム整形された光は、第2の面3bで反射させてビームスプリッタ3から出射させ、このビームスプリッタ3から出射する光を対物レンズ4により光磁気記録媒体5にスポット状に照射する。なお、ビームスプリッタ3の第1の面3aでは、入射光の一部を反射させ、その反射光をモニタ用光検出器6で受光して半導体レーザ1の出射パワーを制御する。
【0019】
一方、光磁気記録媒体5で反射される戻り光は、対物レンズ4を経てビームスプリッタ3に入射させ、その第2の面3b、第1の面3aおよび第3の面3cで順次反射させた後、第2の面3bを透過させてビームスプリッタ3から出射させる。このビームスプリッタ3から出射される光磁気記録媒体5からの戻り光は、1/4波長板7および集光レンズ8を経て偏光ビームスプリッタ9に入射させ、その偏光分離面9aを透過するP偏光成分を信号用光検出器10で、偏光分離面9aで反射されるS偏光成分を信号用光検出器11でそれぞれ受光して、これら信号用光検出器10,11の出力差に基づいて光磁気記録媒体5に記録された情報を再生するようにする。
【0020】
上記構成において、本実施の形態では、ビームスプリッタ3の第1の面3aおよび第2の面3bを、それぞれ透過光の光学的位相差が0度、反射光の光学的位相差が第1の面3aを−90度、第2の面3bを+90度となるように構成し、第3の面3cを反射光の光学的位相差が−90度となるように構成する。また、1/4波長板7は、その光学軸を所定の方向、すなわち光磁気記録媒体5のトラック方向に対して45度の方位に設定する。
【0021】
このように構成すると、半導体レーザ1からの直線偏光は、往路においてビームスプリッタ3の第2の面3bで+90度の光学的位相差が与えられるので、例えば半導体レーザ1から出射される直線偏光の方向が、バラツキにより図2(a)に示すように所定の方向に対してθ傾いても、光磁気記録媒体5への入射光の偏光状態は、図2(b)に示すようトラック方向を長軸とする楕円偏光となる。
【0022】
このように、光磁気記録媒体5への入射光を楕円偏光で入射させれば、光磁気記録媒体5にトラック方向に対して方位角45度、光学的位相差δの複屈折性媒質がある場合には、その反射光の偏光状態は複屈折に応じて図2(c)に示すような入射光の楕円偏光とは異なる楕円率の楕円偏光となり、さらに、この戻り光はビームスプリッタ3の第2の面3b、第1の面3aおよび第3の面3cで反射されて全体で−90度の光学的位相差が与えられることにより、1/4波長板7に入射する戻り光は図2(d)に示すような直線偏光となる。
【0023】
したがって、1/4波長板7を透過する戻り光は、図2(e)に示すように長軸方向が所定の方向に対して45度傾いた楕円偏光となるので、この戻り光を偏光ビームスプリッタ9の偏光分離面9aで偏光分離すれば、そのP偏光成分aとS偏光成分bとが等しくなる。これにより、信号用光検出器10,11の差動出力には複屈折性媒質によるノイズ成分が相殺されて現れず、情報信号のみを高精度で検出することができる。
【0024】
図3および図4は本発明の第2実施の形態を示すもので、図3(a)は光学ヘッドの要部の構成を示す部分平面図、図3(b)は同じく部分正面図であり、図で、図4(a)〜(e)はその動作を説明するための図である。本実施の形態では、半導体レーザ21からの直線偏光をコリメータレンズ22で平行光にして偏光ビームスプリッタ23に入射させ、該偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aを透過した光を反射ミラー24で反射させて対物レンズ25を経て光磁気記録媒体26にスポット状に照射する。なお、偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aは、例えばP偏光透過率70%、P偏光反射率30%、S偏光反射率95%となるように形成し、該偏光分離面23aで一部反射される半導体レーザ21からの光は、集光レンズ27を経てモニタ用光検出器28で受光して、その出力に基づいて半導体レーザ21の出射パワーを制御するようにする。
【0025】
また、光磁気記録媒体26で反射される戻り光は、対物レンズ25および反射ミラー24を経て偏光ビームスプリッタ23に入射させ、その偏光分離面23aで反射される戻り光を1/4波長板29および検出系レンズ30を経て偏光ビームスプリッタ31に入射させ、その偏光分離面31aで反射されるS偏光成分を信号用光検出器32で受光し、偏光分離面31aを透過するP偏光成分を信号用光検出器33で受光して、これら信号用光検出器32,33の出力差に基づいて光磁気記録媒体26に記録された情報を再生するようにする。なお、1/4波長板29は、その光学軸をP偏光の偏光面に対して45度の方位に設定し、偏光ビームスプリッタ31の偏光分離面31aは、S偏光反射率およびP偏光透過率がそれぞれほぼ100%となるように形成する。
【0026】
かかる構成の光学ヘッドにおいて、本実施の形態では、さらに偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aを、透過光および反射光に対してそれぞれ+45度の光学的位相差を与えるように構成すると共に、反射ミラー24を反射光に対して−45度の光学的位相差を与えるように構成して、半導体レーザ21から光磁気記録媒体26に至る入射経路における光学的位相差が全体で+90度となるように構成すると共に、光磁気記録媒体26から1/4波長板29に至る戻り経路における光学的位相差が全体で+90度となるように構成する。
【0027】
このように構成すれば、半導体レーザ21から出射される直線偏光の方向が、バラツキにより図4(a)に示すようにトラック方向(所定の方向)に対してθ傾いても、光磁気記録媒体26に至る入射経路において、偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aおよび反射ミラー24により全体で+90度の光学的位相差が与えられるので、光磁気記録媒体26への入射光の偏光状態は、第1実施の形態と同様に、図4(b)に示すような所定の方向を長軸とする楕円偏光となる。
【0028】
したがって、光磁気記録媒体26にトラック方向に対して方位角45度、光学的位相差δの複屈折性媒質があると、その反射光の偏光状態は複屈折に応じて図4(c)に示すような入射光の楕円偏光とは異なる楕円率の楕円偏光となり、さらに、この戻り光は反射ミラー24および偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aで順次反射されて全体で+90度の位相差が与えられるので、1/4波長板29に入射する戻り光は図4(d)に示すような直線偏光となる。
【0029】
したがって、1/4波長板29を透過する戻り光は、図4(e)に示すような長軸方向が所定の方向に対して45度傾いた楕円偏光となるので、この戻り光を偏光ビームスプリッタ31の偏光分離面31aで偏光分離すれば、そのP偏光成分aとS偏光成分bとが等しくなり、信号用光検出器10,11の差動出力には複屈折性媒質によるノイズ成分が相殺されるので、情報信号のみを高精度で検出することができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、上記第1実施の形態では、往路においてビームスプリッタ3の第1の面3aでの透過光の位相差を0度、第2の面3bでの反射光の位相差を90度としたが、第1の面3aでの透過光の位相差を45度、第2の面3bでの反射光の位相差を45度とする等、第1の面3aおよび第2の面3bの全体で+90度または−90度の位相差が得られるようにすることもできる。また、復路における光学的位相差は、全体で270度に限らず、全体で+90度となるように、ビームスプリッタ3の各面を構成しても同様の効果を得ることもできる。
【0031】
さらに、本発明は図1、図3に示した構成の光学ヘッドに限らず、種々の構成の光学ヘッドに適用することができる。例えば、図5に示した構成の光学ヘッドの場合には、ビームスプリッタ53の分離面53aを、透過光に対して+90度または−90度の光学的位相差を与えるように構成することにより、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、半導体レーザから光磁気記録媒体に至る往路光学系、および光磁気記録媒体から1/4波長板に至る復路光学系における光学的位相差が、それぞれ+90度または−90度となるように構成したので、光磁気記録媒体にトラック方向に対して方位角45度、光学的位相差δの複屈折性媒質がある場合において、半導体レーザから出射される直線偏光の方向にバラツキがあっても、光磁気記録媒体に存在する複屈折性媒質に起因するノイズ成分を確実に相殺でき、情報信号の検出感度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学ヘッドの第1実施の形態の要部の構成を示す図である。
【図2】第1実施の形態の動作を説明するための図である。
【図3】本発明による光学ヘッドの第2実施の形態の要部の構成を示す図である。
【図4】第2実施の形態の動作を説明するための図である。
【図5】従来の光学ヘッドの構成を示す図である。
【図6】図5に示す光学ヘッドの動作を説明するための図である。
【図7】図5に示す光学ヘッドにおいて光磁気記録媒体に複屈折性媒質がある場合の動作を説明するための図である。
【図8】図5に示す光学ヘッドにおいて光磁気記録媒体への入射直線偏光にバラツキがある場合の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ
2 コリメータレンズ
3 ビームスプリッタ
4 対物レンズ
5 光磁気記録媒体
6 モニタ用光検出器
7 1/4波長板
8 集光レンズ
9 偏光ビームスプリッタ
10,11 信号用光検出器
21 半導体レーザ
22 コリメータレンズ
23 偏光ビームスプリッタ
24 反射ミラー
25 対物レンズ
26 光磁気記録媒体
27 集光レンズ
28 モニタ用光検出器
29 1/4波長板
30 検出系レンズ
31 偏光ビームスプリッタ
32,33 信号用光検出器
【発明の属する技術分野】
本発明は、光磁気記録媒体に記録された情報を再生するのに用いる光学ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の光学ヘッドとして、例えば特許第2786484号公報には図5に示すようなものが開示されている。この光学ヘッドでは、半導体レーザ51からの直線偏光をコリメータレンズ52で平行光にしてビームスプリッタ53に入射させ、その分離面53aを透過する光束を対物レンズ54により光磁気記録媒体55にスポット状に照射している。
【0003】
また、光磁気ディスク55で反射される戻り光は、対物レンズ54を経てビームスプリッタ53に入射させ、その分離面53aで反射される戻り光を1/4波長板56を経て偏光ビームスプリッタ57に入射させて、その偏光分離面57aで反射されるS偏光成分を信号用光検出器58で受光し、偏光分離面57aを透過するP偏光成分を信号用光検出器59で受光して、これら信号用光検出器58,59の出力差に基づいて光磁気記録媒体55に記録された情報の再生信号を得るようにしている。
【0004】
なお、ビームスプリッタ53の分離面53aには、該分離面53aでの反射光に対してほぼ90度の位相差を与える多層膜がコーティングされている。また、1/4波長板56は、その光学軸を光磁気記録媒体55への入射光の偏光面すなわち半導体レーザ51からの直線偏光の方向に対して45度の方位に設定するようにしている。
【0005】
かかる光学ヘッドにおいて、半導体レーザ51から光磁気記録媒体55に図6(a)に示すような直線偏光を入射させると、その反射光の偏光面は、記録されている情報に応じて図6(b)に示すように±θkのカー回転を受け、その後、ビームスプリッタ53の分離面53aで反射する際に90度の光学的位相差を受けて、図6(c)に示すようにカー回転の方向に応じて大きさが同じ右回りと左回りの楕円偏光となり、さらに1/4波長板56を透過することにより、図6(d)に示すように長軸の方向が直交する楕円偏光となって、偏光ビームスプリッタ57により偏光分離される。
【0006】
したがって、かかる光ヘッドによれば、1/4波長板56の光学軸の方位が、半導体レーザ51からの直線偏光の方向に対して45度から若干ずれても、そのずれによる再生信号の強度低下、および信号用光検出器58,59に入射する平均の光強度の差動アンバランス量を小さく抑えることができ、再生信号のC/Nに与える影響を軽減できるので、光学系の組み立てが容易にでき、調整コストを低減することができる。
【0007】
また、光磁気記録媒体55の基板に、情報のトラック方向に対して方位角45度、光学的位相差δの複屈折性媒質が存在していても、それに影響されることなく情報を再生することができる。
【0008】
すなわち、図7(a)に示す直線偏光を光磁気記録媒体55に入射させた場合、光磁気記録媒体55に上記の複屈折性媒質があると、その反射光は複屈折に応じて図7(b)に示すような楕円偏光となるが、その後、ビームスプリッタ53の分離面53aで反射される際に90度の位相差を受けることによって図7(c)に示すような直線偏光となり、さらに1/4波長板56を透過することにより、図7(d)に示すように長軸方向が半導体レーザ51からの直線偏光方向に対して45度傾いた楕円偏光となる。
【0009】
したがって、図7(d)に示す楕円偏光の戻り光を偏光ビームスプリッタ57の偏光分離面57aで偏光分離すると、そのP偏光成分aとS偏光成分bとが等しくなるので、信号用光検出器58,59の差動出力には複屈折性媒質によるノイズ成分が相殺されて現れず、情報信号のみを高精度で検出することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者による種々の実験検討によると、上述した従来の光学ヘッドによれば、理論的には光磁気記録媒体55の複屈折による影響を除去できるが、実際には半導体レーザ51から出射される直線偏光の方向にバラツキがあるため、光磁気記録媒体55の複屈折性媒質によるノイズ成分を完全には相殺できず、情報信号の検出感度が低下する場合があることが判明した。
【0011】
すなわち、半導体レーザ51から出射される直線偏光のバラツキによって、光磁気記録媒体55に入射する直線偏光が、図8(a)に示すように所定の方向(トラック方向)に対してθ傾くと、その反射光は光磁気記録媒体55の複屈折に応じた楕円偏光となるが、その楕円の長軸方向も図8(b)に示すようにトラック方向に対してα傾いたものとなる。
【0012】
このように、光磁気記録媒体55からの戻り光の楕円偏光が所定の方向に対して傾くと、ビームスプリッタ53の分離面53aで90度の位相差を与えても、1/4波長板56に入射する戻り光は、図7(c)に示したような直線偏光にはならず、図8(c)に示すような楕円偏光となるため、この戻り光が1/4波長板56を透過しても、図7(d)に示したような長軸方向が所定の方向に対して45度傾いた楕円偏光とはならず、図8(d)に示すような長軸方向がトラック方向に対してβ(β≠45度)傾いた楕円偏光となる。
【0013】
このため、図8(d)に示す楕円偏光の戻り光を偏光ビームスプリッタ57の偏光分離面57aで偏光分離しても、そのP偏光成分aとS偏光成分bとは等しくならず、信号用光検出器58,59の差動出力に光磁気記録媒体55の複屈折性媒質によるノイズ成分が残って、情報信号の検出感度が低下することになる。
【0014】
なお、半導体レーザ51から出射される直線偏光のバラツキは、半導体レーザチップのマウントのバラツキおよび半導体レーザチップ自体の特性のバラツキによるもので、このようなバラツキを無くすことは非常に困難であり、通常、±5度程度のバラツキがある。
【0015】
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、半導体レーザから出射される直線偏光の方向にバラツキがあっても、光磁気記録媒体に存在する複屈折性媒質に起因するノイズ成分を確実に相殺でき、情報信号の検出感度を高めることができる光学ヘッドを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、半導体レーザからの光を往復光路分離素子および対物レンズを経て光磁気記録媒体に照射し、該光磁気記録媒体で反射される戻り光を上記対物レンズを経て上記往復光路分離素子で往路と分離した後、1/4波長板を経て偏光分離素子で直交する偏光成分に分離し、これら偏光分離された戻り光をそれぞれ独立した光検出器で受光して、それらの差動出力に基づいて上記光磁気記録媒体に記録された情報を再生する光学ヘッドにおいて、
上記半導体レーザから上記光磁気記録媒体に至る往路光学系、および上記光磁気記録媒体から上記1/4波長板に至る復路光学系における光学的位相差が、それぞれ+90度または−90度となるように構成したことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による光学ヘッドの実施の形態について図1〜図4を参照して説明する。
【0018】
図1および図2は本発明の第1実施の形態を示すもので、図1は光学ヘッドの要部の構成を示す図で、図2(a)〜(e)はその動作を説明するための図である。本実施の形態では、半導体レーザ1からの直線偏光をコリメータレンズ2で平行光束とした後、ビーム整形機能を有するビームスプリッタ3の第1の面3aを屈折透過させて断面楕円形状のビーム形状を断面円形状にビーム整形する。第1の面3aでビーム整形された光は、第2の面3bで反射させてビームスプリッタ3から出射させ、このビームスプリッタ3から出射する光を対物レンズ4により光磁気記録媒体5にスポット状に照射する。なお、ビームスプリッタ3の第1の面3aでは、入射光の一部を反射させ、その反射光をモニタ用光検出器6で受光して半導体レーザ1の出射パワーを制御する。
【0019】
一方、光磁気記録媒体5で反射される戻り光は、対物レンズ4を経てビームスプリッタ3に入射させ、その第2の面3b、第1の面3aおよび第3の面3cで順次反射させた後、第2の面3bを透過させてビームスプリッタ3から出射させる。このビームスプリッタ3から出射される光磁気記録媒体5からの戻り光は、1/4波長板7および集光レンズ8を経て偏光ビームスプリッタ9に入射させ、その偏光分離面9aを透過するP偏光成分を信号用光検出器10で、偏光分離面9aで反射されるS偏光成分を信号用光検出器11でそれぞれ受光して、これら信号用光検出器10,11の出力差に基づいて光磁気記録媒体5に記録された情報を再生するようにする。
【0020】
上記構成において、本実施の形態では、ビームスプリッタ3の第1の面3aおよび第2の面3bを、それぞれ透過光の光学的位相差が0度、反射光の光学的位相差が第1の面3aを−90度、第2の面3bを+90度となるように構成し、第3の面3cを反射光の光学的位相差が−90度となるように構成する。また、1/4波長板7は、その光学軸を所定の方向、すなわち光磁気記録媒体5のトラック方向に対して45度の方位に設定する。
【0021】
このように構成すると、半導体レーザ1からの直線偏光は、往路においてビームスプリッタ3の第2の面3bで+90度の光学的位相差が与えられるので、例えば半導体レーザ1から出射される直線偏光の方向が、バラツキにより図2(a)に示すように所定の方向に対してθ傾いても、光磁気記録媒体5への入射光の偏光状態は、図2(b)に示すようトラック方向を長軸とする楕円偏光となる。
【0022】
このように、光磁気記録媒体5への入射光を楕円偏光で入射させれば、光磁気記録媒体5にトラック方向に対して方位角45度、光学的位相差δの複屈折性媒質がある場合には、その反射光の偏光状態は複屈折に応じて図2(c)に示すような入射光の楕円偏光とは異なる楕円率の楕円偏光となり、さらに、この戻り光はビームスプリッタ3の第2の面3b、第1の面3aおよび第3の面3cで反射されて全体で−90度の光学的位相差が与えられることにより、1/4波長板7に入射する戻り光は図2(d)に示すような直線偏光となる。
【0023】
したがって、1/4波長板7を透過する戻り光は、図2(e)に示すように長軸方向が所定の方向に対して45度傾いた楕円偏光となるので、この戻り光を偏光ビームスプリッタ9の偏光分離面9aで偏光分離すれば、そのP偏光成分aとS偏光成分bとが等しくなる。これにより、信号用光検出器10,11の差動出力には複屈折性媒質によるノイズ成分が相殺されて現れず、情報信号のみを高精度で検出することができる。
【0024】
図3および図4は本発明の第2実施の形態を示すもので、図3(a)は光学ヘッドの要部の構成を示す部分平面図、図3(b)は同じく部分正面図であり、図で、図4(a)〜(e)はその動作を説明するための図である。本実施の形態では、半導体レーザ21からの直線偏光をコリメータレンズ22で平行光にして偏光ビームスプリッタ23に入射させ、該偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aを透過した光を反射ミラー24で反射させて対物レンズ25を経て光磁気記録媒体26にスポット状に照射する。なお、偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aは、例えばP偏光透過率70%、P偏光反射率30%、S偏光反射率95%となるように形成し、該偏光分離面23aで一部反射される半導体レーザ21からの光は、集光レンズ27を経てモニタ用光検出器28で受光して、その出力に基づいて半導体レーザ21の出射パワーを制御するようにする。
【0025】
また、光磁気記録媒体26で反射される戻り光は、対物レンズ25および反射ミラー24を経て偏光ビームスプリッタ23に入射させ、その偏光分離面23aで反射される戻り光を1/4波長板29および検出系レンズ30を経て偏光ビームスプリッタ31に入射させ、その偏光分離面31aで反射されるS偏光成分を信号用光検出器32で受光し、偏光分離面31aを透過するP偏光成分を信号用光検出器33で受光して、これら信号用光検出器32,33の出力差に基づいて光磁気記録媒体26に記録された情報を再生するようにする。なお、1/4波長板29は、その光学軸をP偏光の偏光面に対して45度の方位に設定し、偏光ビームスプリッタ31の偏光分離面31aは、S偏光反射率およびP偏光透過率がそれぞれほぼ100%となるように形成する。
【0026】
かかる構成の光学ヘッドにおいて、本実施の形態では、さらに偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aを、透過光および反射光に対してそれぞれ+45度の光学的位相差を与えるように構成すると共に、反射ミラー24を反射光に対して−45度の光学的位相差を与えるように構成して、半導体レーザ21から光磁気記録媒体26に至る入射経路における光学的位相差が全体で+90度となるように構成すると共に、光磁気記録媒体26から1/4波長板29に至る戻り経路における光学的位相差が全体で+90度となるように構成する。
【0027】
このように構成すれば、半導体レーザ21から出射される直線偏光の方向が、バラツキにより図4(a)に示すようにトラック方向(所定の方向)に対してθ傾いても、光磁気記録媒体26に至る入射経路において、偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aおよび反射ミラー24により全体で+90度の光学的位相差が与えられるので、光磁気記録媒体26への入射光の偏光状態は、第1実施の形態と同様に、図4(b)に示すような所定の方向を長軸とする楕円偏光となる。
【0028】
したがって、光磁気記録媒体26にトラック方向に対して方位角45度、光学的位相差δの複屈折性媒質があると、その反射光の偏光状態は複屈折に応じて図4(c)に示すような入射光の楕円偏光とは異なる楕円率の楕円偏光となり、さらに、この戻り光は反射ミラー24および偏光ビームスプリッタ23の偏光分離面23aで順次反射されて全体で+90度の位相差が与えられるので、1/4波長板29に入射する戻り光は図4(d)に示すような直線偏光となる。
【0029】
したがって、1/4波長板29を透過する戻り光は、図4(e)に示すような長軸方向が所定の方向に対して45度傾いた楕円偏光となるので、この戻り光を偏光ビームスプリッタ31の偏光分離面31aで偏光分離すれば、そのP偏光成分aとS偏光成分bとが等しくなり、信号用光検出器10,11の差動出力には複屈折性媒質によるノイズ成分が相殺されるので、情報信号のみを高精度で検出することができる。
【0030】
なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、上記第1実施の形態では、往路においてビームスプリッタ3の第1の面3aでの透過光の位相差を0度、第2の面3bでの反射光の位相差を90度としたが、第1の面3aでの透過光の位相差を45度、第2の面3bでの反射光の位相差を45度とする等、第1の面3aおよび第2の面3bの全体で+90度または−90度の位相差が得られるようにすることもできる。また、復路における光学的位相差は、全体で270度に限らず、全体で+90度となるように、ビームスプリッタ3の各面を構成しても同様の効果を得ることもできる。
【0031】
さらに、本発明は図1、図3に示した構成の光学ヘッドに限らず、種々の構成の光学ヘッドに適用することができる。例えば、図5に示した構成の光学ヘッドの場合には、ビームスプリッタ53の分離面53aを、透過光に対して+90度または−90度の光学的位相差を与えるように構成することにより、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、半導体レーザから光磁気記録媒体に至る往路光学系、および光磁気記録媒体から1/4波長板に至る復路光学系における光学的位相差が、それぞれ+90度または−90度となるように構成したので、光磁気記録媒体にトラック方向に対して方位角45度、光学的位相差δの複屈折性媒質がある場合において、半導体レーザから出射される直線偏光の方向にバラツキがあっても、光磁気記録媒体に存在する複屈折性媒質に起因するノイズ成分を確実に相殺でき、情報信号の検出感度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学ヘッドの第1実施の形態の要部の構成を示す図である。
【図2】第1実施の形態の動作を説明するための図である。
【図3】本発明による光学ヘッドの第2実施の形態の要部の構成を示す図である。
【図4】第2実施の形態の動作を説明するための図である。
【図5】従来の光学ヘッドの構成を示す図である。
【図6】図5に示す光学ヘッドの動作を説明するための図である。
【図7】図5に示す光学ヘッドにおいて光磁気記録媒体に複屈折性媒質がある場合の動作を説明するための図である。
【図8】図5に示す光学ヘッドにおいて光磁気記録媒体への入射直線偏光にバラツキがある場合の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ
2 コリメータレンズ
3 ビームスプリッタ
4 対物レンズ
5 光磁気記録媒体
6 モニタ用光検出器
7 1/4波長板
8 集光レンズ
9 偏光ビームスプリッタ
10,11 信号用光検出器
21 半導体レーザ
22 コリメータレンズ
23 偏光ビームスプリッタ
24 反射ミラー
25 対物レンズ
26 光磁気記録媒体
27 集光レンズ
28 モニタ用光検出器
29 1/4波長板
30 検出系レンズ
31 偏光ビームスプリッタ
32,33 信号用光検出器
Claims (1)
- 半導体レーザからの光を往復光路分離素子および対物レンズを経て光磁気記録媒体に照射し、該光磁気記録媒体で反射される戻り光を上記対物レンズを経て上記往復光路分離素子で往路と分離した後、1/4波長板を経て偏光分離素子で直交する偏光成分に分離し、これら偏光分離された戻り光をそれぞれ独立した光検出器で受光して、それらの差動出力に基づいて上記光磁気記録媒体に記録された情報を再生する光学ヘッドにおいて、
上記半導体レーザから上記光磁気記録媒体に至る往路光学系、および上記光磁気記録媒体から上記1/4波長板に至る復路光学系における光学的位相差が、それぞれ+90度または−90度となるように構成したことを特徴とする光学ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002216593A JP2004062934A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 光学ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002216593A JP2004062934A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 光学ヘッド |
Publications (1)
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JP2004062934A true JP2004062934A (ja) | 2004-02-26 |
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ID=31938311
Family Applications (1)
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JP2002216593A Withdrawn JP2004062934A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 光学ヘッド |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004062934A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009129955A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Epson Toyocom Corp | 光学系及び原子発振器 |
-
2002
- 2002-07-25 JP JP2002216593A patent/JP2004062934A/ja not_active Withdrawn
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