JPH116915A - 光学部品及びこれを用いた光学ピックアップ - Google Patents

光学部品及びこれを用いた光学ピックアップ

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JPH116915A
JPH116915A JP9173217A JP17321797A JPH116915A JP H116915 A JPH116915 A JP H116915A JP 9173217 A JP9173217 A JP 9173217A JP 17321797 A JP17321797 A JP 17321797A JP H116915 A JPH116915 A JP H116915A
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JP
Japan
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light
optical
incident
optical pickup
wollaston prism
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Pending
Application number
JP9173217A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Baba
友彦 馬場
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性が高く且つコストが低い偏光分離用の
光学部品及びこの光学部品を用いていて小型薄型化に有
利な光学ピックアップを提供する。 【解決手段】 光学ピックアップ26におけるウォラス
トンプリズム27がシリンドリカルレンズの形状に加工
されている。このため、光磁気ディスク11に記録され
ている情報を読み取るために、光磁気ディスク11で反
射されたレーザ光14をp偏光と振動方向が互いに異な
る2種類のs偏光とに分離する機能と、非点収差法によ
るフォーカスサーボを行うために、非点収差を発生させ
る機能との両方を、ウォラストンプリズム27が有して
おり、シリンドリカルレンズが不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、複屈折性物質
から成る光学部品及びこれを用いた光学ピックアップに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、光磁気ディスクが記録媒体であ
り非点収差法によるフォーカスサーボと3スポット法に
よるトラッキングサーボとを行う光磁気記録再生装置に
用いられている光学ピックアップの一従来例を示してい
る。光磁気ディスク11に記録されている情報をこの一
従来例の光学ピックアップ12で読み取るためには、レ
ーザダイオード13からレーザ光14を射出する。
【0003】レーザダイオード13から射出されて光磁
気ディスク11に入射するレーザ光14はp偏光しか含
んでいない。レーザダイオード13の出力が十分には高
くないので、レーザダイオード13からの射出時の状態
よりもレーザ光14の発散角度を小さくしてレーザ光1
4の密度を高めるために、レーザ光14は凹凸レンズ1
5を透過する。
【0004】凹凸レンズ15を透過したレーザ光14
は、回折格子16を透過することによって、0次及び±
1次の回折光である3本の光束に分離される。回折格子
16を透過し更に偏光ビームスプリッタ17を透過した
レーザ光14は、立ち上げミラー21で反射され、対物
レンズ22を透過して、光磁気ディスク11に入射す
る。偏光ビームスプリッタ17は、p偏光に対して半透
過でs偏光に対して略全反射の特性を有している。
【0005】光磁気ディスク11に入射するレーザ光1
4は既述の様にp偏光しか含んでいない。しかし、光磁
気ディスク11で反射されたレーザ光14は、カー効果
によって振動方向が入射時の状態から回転していて、p
偏光成分とs偏光成分との両方を含んでいる。
【0006】光磁気ディスク11で反射されることによ
ってレーザ光14の振動方向が回転する方向は、レーザ
光14が入射した部分の光磁気ディスク11に記録され
ている二値情報に応じて互いに反対の方向である。従っ
て、光磁気ディスク11で反射されたレーザ光14に含
まれているs偏光成分には、振動方向が互いに異なる2
種類がある。
【0007】光磁気ディスク11で反射されたレーザ光
14は、対物レンズ22を透過し、立ち上げミラー21
で反射されて、偏光ビームスプリッタ17に入射する。
偏光ビームスプリッタ17で反射されたレーザ光14
は、ウォラストンプリズム23を透過することによっ
て、p偏光のみを含む中央の光束と振動方向が互いに異
なる2種類のs偏光の一方及び他方を夫々多く含む両側
の光束との3本の光束に分離される。
【0008】ウォラストンプリズム23を透過したレー
ザ光14は、シリンドリカルレンズ24を透過すること
によって非点収差を発生した状態で、光検出器25に入
射する。レーザ光14は、回折格子16によって3本の
光束に分離され、ウォラストンプリズム23によってそ
れらが更に3本ずつの光束に分離されるので、合計で9
本の光束に分離され、これら9本の光束が光検出器25
に入射する。
【0009】3スポット法によるトラッキングサーボ
は、回折格子16によって分離された3本の光束のうち
の両側の光束を用いて行われる。また、非点収差法によ
るフォーカスサーボは、回折格子16によって分離され
た3本の光束のうちの中央の光束がウォラストンプリズ
ム23によって更に分離された3本の光束のうちでp偏
光しか含んでいない中央の光束を用いて行われる。
【0010】また、光磁気ディスク11に記録されてい
る情報の読み取りは、回折格子16によって分離された
3本の光束のうちの中央の光束がウォラストンプリズム
23によって更に分離された3本の光束のうちで振動方
向が互いに異なる2種類のs偏光の一方及び他方を夫々
多く含んでいる両側の光束を用いて行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の説明
からも明らかな様に、光磁気記録再生装置に用いられて
いる光学ピックアップ12では、光磁気ディスク11に
記録されている情報を読み取るために、光磁気ディスク
11で反射されたレーザ光14をp偏光と振動方向が互
いに異なる2種類のs偏光との3本の光束に分離する必
要があり、この分離を行うためにウォラストンプリズム
23が設けられている。
【0012】このため、光ディスクに記録されている情
報の読み取りに際して偏光成分に応じた分離を行う必要
のない光記録再生装置に用いられている光学ピックアッ
プに比べて、光学部品の点数が多く、複数の部品間の位
置合わせの必要性も多い。この結果、図2に示した一従
来例の光学ピックアップ12では、信頼性が低く且つコ
ストが高く、小型薄型化にも不利である。
【0013】従って、本願の発明は、部品点数が少な
く、複数の部品間の位置合わせの必要性も少ないので、
信頼性が高く且つコストが低い光学部品、及びこの光学
部品を用いていて小型薄型化に有利な光学ピックアップ
を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る光学部品
は、複屈折性物質から成りレンズ形状を有することを特
徴としている。
【0015】請求項2に係る光学部品は、請求項1に係
る光学部品において、前記複屈折性物質でウォラストン
プリズムが形成されていることを特徴としている。
【0016】請求項3に係る光学部品は、請求項1に係
る光学部品において、前記レンズ形状がシリンドリカル
レンズ形状、凹レンズ形状、凸レンズ形状、シリンドリ
カルレンズと凹レンズまたは凸レンズとの組み合わせ形
状の何れかであることを特徴としている。
【0017】請求項1〜3に係る光学部品では、複屈折
性物質から成っているので、入射した光をその偏光成分
に応じて分離することができ、しかも、レンズ形状を有
しているので、入射した光を収束させたり発散させたり
することもできる。
【0018】請求項4に係る光学ピックアップは、入射
した光の偏光成分を変化させて反射する記録媒体に入射
させるための前記光を射出する光源と、前記レンズ形状
がシリンドリカルレンズ形状であり、前記記録媒体で反
射された前記光を入射させ、この光をその偏光成分に応
じて複数の光束に分離する請求項1記載の光学部品と、
前記複数の光束を検出する光検出器とを具備することを
特徴としている。
【0019】請求項4に係る光学ピックアップでは、記
録媒体で反射されて光学部品に入射した光はその偏光成
分に応じて複数の光束に分離されるので、これら複数の
光束を光検出器で検出することによって、記録媒体に記
録されている情報を読み取ることができる。
【0020】しかも、光学部品がシリンドリカルレンズ
形状を有しており、この光学部品を通過した光束には非
点収差が発生するので、この光束を光検出器で検出する
ことによって、光源から射出されて記録媒体に入射して
いる光が合焦状態にあるか否かを検出することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、光磁気ディスクが記録媒体
であり非点収差法によるフォーカスサーボと3スポット
法によるトラッキングサーボとを行う光磁気記録再生装
置に用いられる光学ピックアップに適用した本願の発明
の一実施形態を、図1を参照しながら説明する。
【0022】本実施形態の光学ピックアップ26も、シ
リンドリカルレンズ24が設けられておらず、その代わ
りにウォラストンプリズム27がシリンドリカルレンズ
の形状に加工されていることを除いて、図2に示した一
従来例の光学ピックアップ12と実質的に同様の構成を
有している。
【0023】この様な本実施形態の光学ピックアップ2
6では、光磁気ディスク11で反射されたレーザ光14
をp偏光と振動方向が互いに異なる2種類のs偏光との
3本の光束に分離する機能と、非点収差を発生させる機
能との両方を、単一の光学部品であるウォラストンプリ
ズム27が有しており、従って、シリンドリカルレンズ
24を設ける必要がない。
【0024】なお、以上の実施形態では、非点収差を発
生させるためにウォラストンプリズム27がシリンドリ
カルレンズの形状に加工されているが、レーザ光14を
収束させたり発散させたりして、合計で9本に分離した
光束と光検出器25との位置関係を調整するために、ウ
ォラストンプリズム27がシリンドリカルレンズと凹レ
ンズまたは凸レンズとの組み合わせ形状に加工されてい
てもよい。
【0025】また、非点収差法以外の方法によるフォー
カスサーボを行う光磁気記録再生装置に用いられる光学
ピックアップでは、ウォラストンプリズムで非点収差を
発生させる必要がないので、このウォラストンプリズム
が凹レンズのみの形状または凸レンズのみの形状に加工
されていてもよい。
【0026】更に、以上の実施形態では、入射させたレ
ーザ光14をその偏光成分に応じて複数の光束に分離す
るために、ウォラストンプリズム27を用いているが、
ウォラストンプリズム以外の光学部品が用いられていて
もよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜3に係る光学部品では、入射
した光をその偏光成分に応じて分離することができ、入
射した光を収束させたり発散させたりすることもでき
る。このため、部品点数が少なく、複数の部品間の位置
合わせの必要性も少ないので、信頼性が高く且つコスト
が低い。
【0028】請求項4に係る光学ピックアップでは、記
録媒体に記録されている情報の読み取りや光源から射出
されて記録媒体に入射している光が合焦状態にあるか否
かの検出を少ない部品で行うことができるので、信頼性
が高く且つコストが低い上に小型薄型化に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施形態の模式的な平面図であ
る。
【図2】本願の発明の一従来例の模式的な平面図であ
る。
【符号の説明】
11…光磁気ディスク(記録媒体)、13…レーザダイ
オード(光源)、14…レーザ光(光)、25…光検出
器、26…光学ピックアップ、27…ウォラストンプリ
ズム(光学部品)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複屈折性物質から成りレンズ形状を有す
    ることを特徴とする光学部品。
  2. 【請求項2】 前記複屈折性物質でウォラストンプリズ
    ムが形成されていることを特徴とする請求項1記載の光
    学部品。
  3. 【請求項3】 前記レンズ形状がシリンドリカルレンズ
    形状、凹レンズ形状、凸レンズ形状、シリンドリカルレ
    ンズと凹レンズまたは凸レンズとの組み合わせ形状の何
    れかであることを特徴とする請求項1記載の光学部品。
  4. 【請求項4】 入射した光の偏光成分を変化させて反射
    する記録媒体に入射させるための前記光を射出する光源
    と、 前記レンズ形状がシリンドリカルレンズ形状であり、前
    記記録媒体で反射された前記光を入射させ、この光をそ
    の偏光成分に応じて複数の光束に分離する請求項1記載
    の光学部品と、 前記複数の光束を検出する光検出器とを具備することを
    特徴とする光学ピックアップ。
JP9173217A 1997-06-13 1997-06-13 光学部品及びこれを用いた光学ピックアップ Pending JPH116915A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102411160A (zh) * 2011-12-06 2012-04-11 福建福晶科技股份有限公司 一种柱面偏振分光棱镜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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