JPH08329518A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH08329518A
JPH08329518A JP7158639A JP15863995A JPH08329518A JP H08329518 A JPH08329518 A JP H08329518A JP 7158639 A JP7158639 A JP 7158639A JP 15863995 A JP15863995 A JP 15863995A JP H08329518 A JPH08329518 A JP H08329518A
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JP
Japan
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beam splitter
wave plate
light
lens
optical pickup
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Application number
JP7158639A
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English (en)
Inventor
Yuichi Hasegawa
祐一 長谷川
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚さが異なる2種類のディスクを共用走査可
能な光ピックアップを提供する。 【構成】 光源2から出射する光線を平行光として出射
するコリメータレンズ3と、この平行光を透過又は反射
する偏向ビームスプリッタ7と、レンズ3とスプリッタ
7との間に挿脱可能に介挿される1/2波長板12と、
プリッタ7を透過する平行光が入射する1/4波長板1
0と、この波長板10を透過する平行光を発散光として
スプリッタ7側へ反射する凹レンズ11と、スプリッタ
7で反射した凹レンズ11側からの発散光が入射する1
/4波長板8と、波長板8を透過する発散光をスプリッ
タ7側へ全反射する全反射ミラー9と、スプリッタ7を
透過するミラー9側からの発散光が入射する対物レンズ
6とを備え、表面D1から信号面D2までの厚さが小で
あるディスクDAを走査する際は、波長板12をレンズ
3とスプリッタ7との間に介挿せず、表面D3から信号
面D4までの厚さが大であるディスクDBを走査する際
には、この波長板12を介挿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚さが異なる2種類の
ディスクを記録再生可能な光ピックアップに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、厚さが異なる2種類のディスクを
再生可能な光ピックアップとしては、ホログラムを使っ
た2焦点ピックアップがある(例えば月刊誌「光学」第
22巻第10号(1993年10月),635(47)
〜642(54)に記載の「回折を利用した光学素子
(1)」)。また、ディスク厚みの違いにより発生する
収差を補正する素子(凹レンズなど)を光学系中に挿脱
可能にした光ピックアップ(特開平6−325405
号)がある。
【0003】ディスク厚みの違いにより発生する収差を
補正する素子を光学系中に挿脱可能にした光ピックアッ
プの概略は次の通りである。即ち、図5に示すように、
光ピックアップ1のレーザ光源2から出射したレーザ光
はコリメータレンズ3で平行光とされ、挿脱可能な凹レ
ンズ4を介して発散光とされた後、プリズム5に入射す
る。対物レンズ6はプリズム5から反射した発散光をデ
ィスクDの表面D11を介して信号面D22に形成され
た信号トラック上にスポット光が形成されるように、こ
の発散光を絞り込む。この後、ディスクDの信号面D2
2から反射した反射光は再び対物レンズ6、プリズム
5、凹レンズ4を介した後、コリメータレンズ3と凹レ
ンズ4との間に介挿されている周知の構成のハーフミラ
ーで反射され、検出レンズを介して光検出器に照射され
る(いずれも図示せず)。光検出器から出力は周知の再
生信号形成回路及びフォーカスサーボ系に供給される。
【0004】ところで、上記したのはディスクDの厚み
が比較的の厚いものであるために、コリメータレンズ3
とプリズム5との間に凹レンズ4を挿入することが必要
であったが、これとは反対に、ディスクDの厚みが比較
的の薄いものを光ピックアップ1が走査する場合には、
上記した凹レンズ4で平行光を発散光とする必要がない
ので、コリメータレンズ3とプリズム5との間に凹レン
ズ4を挿入する必要はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、厚さが異な
る2種類のディスクを再生するために、上述のようなホ
ログラムを使う方法では、回折光を利用し、常に2つの
スポットを形成するようにしているため、光量の損失が
大きいという問題がある。また、収差を補正する素子
(凹レンズ4)を挿脱可能にした光ピックアップ1によ
れば、凹レンズ4の挿入時の位置決め精度が重要にな
る。例えば、焦点距離が2.8mmの対物レンズ6を用
いている光ピックアップ1で凹レンズ4を挿入する場合
の凹レンズ4の位置決め精度を計算すると、凹レンズ4
の中心4aと光軸oが0.3mmずれると波面収差で
0.03λ程度の収差の悪化となる。対物レンズ6は図
示しない対物レンズ駆動機構にトラッキングをかけるこ
とにより、0.2mm程度シフトするので、前記した位
置決め精度は0.1mm以内であるという高精度が必要
になる。
【0006】そこで、本発明は上記の点に着目してなさ
れたものであり、レーザ光源2、コリメータレンズ3、
対物レンズ6をはじめとする前述した通常の光学系のほ
かに、後述する補正用の光学系(1/2波長板12、偏
向ビームスプリッタ7、1/4波長板8,10、全反射
ミラー9,凹レンズ11から構成される光学系)を、あ
らかじめ光ピックアップ1内に構成しておき、ディスク
の厚みに応じて、光軸oにその中心を合わせる必要がな
い1/2波長板12を挿脱することで、対物レンズ6に
発生する上記した収差の発生を未然に回避することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するため、次の(1),(2)の構成になる光ピッ
クアップを提供するものである。
【0008】(1) 表面D1,D3から信号面D2,
D4までの厚さが異なる2種類のディスクDA,DBを
共用走査可能な光ピックアップ1A,1Bであって、光
源(レーザ光源)2から出射する光線を平行光として出
射するコリメータレンズ3と、このコリメータレンズ3
から出射する平行光を透過又は反射する偏向ビームスプ
リッタ7と、前記コリメータレンズ3と前記偏向ビーム
スプリッタ7との間に挿脱可能に介挿される1/2波長
板12と、前記偏向ビームスプリッタ7を透過する平行
光が入射する第1の1/4波長板8と、この第1の1/
4波長板8を透過する平行光を発散光として前記偏向ビ
ームスプリッタ7側へ反射する反射部(凹レンズ)11
と、前記偏向ビームスプリッタ7で反射した前記反射部
(凹レンズ)11側からの発散光が入射する第2の1/
4波長板8と、この第2の1/4波長板8を透過する発
散光を前記偏向ビームスプリッタ7側へ全反射する全反
射部(全反射ミラー)9と、前記偏向ビームスプリッタ
7を透過する前記全反射部(全反射ミラー)9側からの
発散光が入射する対物レンズ6とを備え、表面D1から
信号面D2までの厚さが小であるディスクDAを走査す
る際は、前記1/2波長板12を前記コリメータレンズ
3と前記偏向ビームスプリッタ7との間に介挿せず、表
面D3から信号面D4までの厚さが大であるディスクD
Bを走査する際には、前記1/2波長板12を前記コリ
メータレンズ3と前記偏向ビームスプリッタ7との間に
介挿することを特徴とする光ピックアップ。
【0009】(2) 上記(1)記載の光ピックアップ
であって、前記第1の1/4波長板10を前記偏向ビー
ムスプリッタ7の一の面7A上に設けると共に、前記全
反射部9が形成(蒸着)された前記第2の1/4波長板
9を前記偏向ビームスプリッタ7の他の面7B上に設け
たことを特徴とする光ピックアップ1B,1C。
【0010】
【作用】上記した光ピックアップ1Aにおいて、光学系
中で挿脱が必要な素子は1/2波長板12のみであり、
1/2波長板12はレンズとしての作用を持たないた
め、光軸合わせを必要としない。1/2波長板12の光
軸に対して直交方向の位置決めは特に精度を必要とせ
ず、コリメータレンズ3から出射する平行光の光束径を
カバーする位置に1/2波長板12が挿脱可能に挿入さ
れてであれば良い。表面D1から信号面D2までの厚さ
が小であるディスクDAを走査する際は、1/2波長板
12をコリメータレンズ3と偏向ビームスプリッタ7と
の間に介挿せず、反対に、表面D3から信号面D4まで
の厚さが大であるディスクDBを走査する際には、1/
2波長板12をそこに介挿する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の光ピックアッ
プの一実施例を説明する。ここでは説明の都合上、本発
明の光ピックアップを用いて再生専用ディスクあるいは
記録再生用ディスクを再生走査する場合についてだけ説
明するが、記録再生用ディスクに情報信号を記録する場
合の記録走査においても本発明の光ピックアップを用い
ることができることは言うまでもない。図1は本発明の
光ピックアップの一実施例構成図、図2は本発明の光ピ
ックアップで薄いディスクを走査することを説明する
図、図3は本発明の光ピックアップで厚いディスクを走
査することを説明する図、図4は周辺部材を一体化した
偏向ビームスプリッタを示す図である。前述したものと
同一構成部分には同一符号を付しその説明を省略する。
【0012】本発明の光ピックアップ1Aは、レーザ光
源2、コリメータレンズ3、対物レンズ6をはじめとす
る前述した図5に図示の通常の光学系のほかに、後述す
る補正用の光学系(1/2波長板12、偏向ビームスプ
リッタ7、1/4波長板8,10、全反射ミラー9,凹
レンズ11から構成される光学系)を、あらかじめ光ピ
ックアップ1A内に構成しておき、ディスクの厚み(デ
ィスク表面から信号面までの距離の長短)に応じて、光
軸oにその中心を合わせる必要がない1/2波長板12
を挿脱することで、対物レンズ6に発生する収差を未然
に回避することができる構成を有する。特に、1/2波
長板12の光軸(中心12a)に対して直交方向の光軸
oとの位置決めは特に精度を必要とせず、コリメータレ
ンズ3から出射する平行光の光束径bをカバーする位置
に波長板12が挿脱可能であれば良い。また、光ピック
アップ1Aはディスクの厚みが不明な場合には初期状態
として1/2波長板12をそこに介挿しないで走査し、
不都合がなければこのまま走査し、再生不良等の不都合
がある場合には1/2波長板12をそこに介挿して走査
することも容易に可能とすることができる。
【0013】本発明の光ピックアップ1Aは、図1に示
すように、レーザ光源2、コリメータレンズ3、対物レ
ンズ6、偏向ビームスプリッタ7、1/4波長板8,1
0、全反射ミラー9、凹レンズ11、1/2波長板1
2、ハーフミラー13、検出レンズ14、光検出器15
から構成される。DDは表面DDA,信号面DDBを備
えたディスクである。
【0014】偏向ビームスプリッタ7は、コリメータレ
ンズ3側から出射する平行光を透過又は反射する。後述
するように、偏向ビームスプリッタ7はp偏光(あるい
はs偏光)の入射光を対物レンズ6側へ反射し、s
(p)偏光の入射光を凹レンズ11側へ透過する働きが
ある。1/4波長板8は偏向ビームスプリッタ7で反射
した凹レンズ11側からの発散光が入射する。1/4波
長板10は偏向ビームスプリッタ7を透過する平行光が
入射する。これら1/4波長板8.10はp(s)偏光
の入射光を円偏光の出射光とする偏光、あるいは、円偏
光の入射光をp(s)偏光の出射光とする偏光を行う。
全反射ミラー9は1/4波長板8を透過する発散光を偏
向ビームスプリッタ7側(面7B側)へ全反射する。凹
レンズ11は1/4波長板10を透過する平行光を発散
光として偏向ビームスプリッタ7側(面7A側)へ反射
する。1/2波長板12はコリメータレンズ3と偏向ビ
ームスプリッタ7との間に挿脱可能に介挿され、p
(s)偏光の入射光をs(p)偏光の出射光とする偏光
を行う。ハーフミラー13は、対物レンズ6、偏向ビー
ムスプリッタ7を介して入射する、ディスクDDの信号
面DDBから反射した反射光を検出レンズ14を介して
光検出器15側へ反射する。光検出器15はここに照射
された光線を光電変換した検出信号を出力する。光検出
器15から出力は周知の再生信号形成回路及びフォーカ
スサーボ系に供給される。
【0015】さて、上記した構成の光ピックアップ1A
を用いて薄いディスクを走査することを、図2を用いて
説明する。この場合、1/2波長板12はコリメータレ
ンズ3と偏向ビームスプリッタ7との間に介挿されな
い。ここで走査されるディスクDAはその表面D1から
信号面D2までの厚さが、図3示すディスクDBのそれ
に比較して小である(例えばその厚さが0.6mmであ
る)。
【0016】即ち、図2に示すように、光ピックアップ
1Aのレーザ光源2から出射したp(s)偏光のレーザ
光はコリメータレンズ3で平行光とされた後、偏向ビー
ムスプリッタ7に入射する。偏向ビームスプリッタ7は
この平行光を対物レンズ6側へ反射する。こうして、対
物レンズ6に入射する平行光は、ディスクDAの保護面
(表面)D1を介して信号面D2の表面に形成された信
号トラック上にスポット光が形成されるように対物レン
ズ6で絞られる。この後、ディスクDAの信号面D2か
ら反射した反射光は再び対物レンズ6、偏向ビームスプ
リッタ7でコリメータレンズ3側へ反射される。コリメ
ータレンズ側へ反射された光線はハーフミラー13で検
出レンズ14を介して光検出器15側へ反射される。光
検出器15はここに照射された光線を光電変換した検出
信号を出力する。光検出器15から出力は周知の再生信
号形成回路及びフォーカスサーボ系に供給される。この
ように、光ピックアップ1Aは薄いディスクDAを再生
走査することができる。
【0017】次に、上記した構成の光ピックアップ1A
を用いて厚いディスクを走査することを、図3を用いて
説明する。この場合、1/2波長板12はコリメータレ
ンズ3と偏向ビームスプリッタ7との間に介挿されるこ
とにより、光源2からの光線は偏向ビームスプリッタ7
を透過して凹レンズ11へ出射可能となる。ここで走査
されるディスクDBはその表面D3から信号面D4まで
の厚さが、図2示したディスクDAのそれに比較して大
である(例えばその厚さが1.2mmである)。
【0018】即ち、図3に示すように、光ピックアップ
1Aのレーザ光源2から出射したp(s)偏光のレーザ
光はコリメータレンズ3で平行光とされた後、1/2波
長板12に入射する。1/2波長板12は入射するp
(s)偏光の平行光をs(p)偏光の平行光に偏光して
偏向ビームスプリッタ7へ出射する。偏向ビームスプリ
ッタ7は1/2波長板12からのs(p)偏光の平行光
を透過し1/4波長板10へ出射する。1/4波長板1
0は偏向ビームスプリッタ7から入射するs(p)偏光
の平行光を円偏光の平行光に偏向する。こうして、円偏
光の平行光は補正レンズである凹レンズ11へ入射す
る。凹レンズ11はレンズ部11aが反射面になってお
り、このレンズ部11aで反射した光は発散光として再
び1/4波長板10を通る。1/4波長板10は凹レン
ズ11で反射し円偏光している発散光をp(s)偏光の
発散光として偏向ビームスプリッタ7へ出射する。偏向
ビームスプリッタ7は1/4波長板10から出射するp
(s)偏光の発散光を1/4波長板8側へ反射する。1
/4波長板8はp(s)偏光の発散光を円偏光の発散光
として全反射ミラー9に出射する。全反射ミラー9は1
/4波長板8から出射する円偏光の発散光を1/4波長
板8側へ全反射する。1/4波長板8は反射した円偏光
の発散光をs(p)偏光の発散光として偏向ビームスプ
リッタ7へ出射する。こうして、1/4波長板8から出
射するs(p)偏光の発散光は偏向ビームスプリッタ7
を透過した後、対物レンズ6側へ出射される。
【0019】こうして、対物レンズ6に入射するs
(p)偏光の発散光は、ディスクDBの保護面(表面)
D3を介して信号面D4の表面に形成された信号トラッ
ク上にスポット光が形成されるように対物レンズ6で絞
られる。この後、ディスクDBの信号面D4から反射し
た反射光は再び対物レンズ6、偏向ビームスプリッタ7
でコリメータレンズ3側へ反射される。コリメータレン
ズ側へ反射された光線はハーフミラー13で検出レンズ
14を介して光検出器15側へ反射される。光検出器1
5はここに照射された光線を光電変換した検出信号を出
力する。光検出器15から出力は周知の再生信号形成回
路及びフォーカスサーボ系に供給される。このように、
光ピックアップ1Bは厚いディスクDBを再生走査する
ことができる。
【0020】図4(A),(B)に示すのは、上述した
光ピックアップ1Aの構成中、偏向ビームスプリッタ
7、1/4波長板8,10、全反射ミラー9、凹レンズ
11を一体化した場合の補正用光学素子を示している。
【0021】即ち、図4(A)に示すのは、1/4波長
板10を偏向ビームスプリッタ7の一の面7A上に設け
ると共に、全反射部9が形成された1/4波長板9を偏
向ビームスプリッタ7の他の面7B上に設けたものであ
る。1/4波長板10上には凹レンズ11が設けられて
いる。ここでは凹レンズ11のレンズ部11aが反射面
となっている。
【0022】また、図4(B)に示すのは、1/4波長
板10を偏向ビームスプリッタ7の一の面7A上に設け
ると共に、全反射部9が形成された1/4波長板9を偏
向ビームスプリッタ7の他の面7B上に設けたものであ
る。1/4波長板10に離間して凸レンズ11Aが設け
られている。ここでは、凹レンズ11の代わりに用いた
凸レンズ11Aのレンズ部11Aaが反射面となってい
る。ここでは、補正素子として、凹レンズ11あるいは
凸レンズ11Aを用いた場合について説明したが。1/
4波長板10から出射した光を発散光として再び1/4
波長板10へ入射するような反射作用があれば、凹レン
ズ11あるいは凸レンズ11Aのレンズの作用を持たな
い非球面素子を用いても良いことは勿論である。
【0023】上述した本発明のピックアップを用いて走
査する対象のディスクとしては、ディスクDA(ディス
クDB)のように、信号面D2(信号面D4)が一層式
のものについて説明したが、これ以外に、上記した信号
面D2,D4が一枚のディスクに設けられているといっ
た二層式のディスクについても本発明のピックアップを
用いて走査する対象のディスクとして用いることができ
ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ピックア
ップによれば、厚さの異なるディスクを再生するため
に、ピックアップ中で挿脱が必要な素子としては1/2
波長板のみで良く、かつこの1/2波長板は光軸合わせ
が必要ないため、ディスクの厚みに応じてこの1/2波
長板を光路中に挿脱するだけで良いから、厚さの異なる
ディスクを交換して走査する際のこの1/2波長板の挿
脱時間を短くでき、かも光軸合わせを考慮することなく
簡易に挿脱することができるから、厚さの異なるディス
クの交換後の定常な記録再生走査を遅滞なく実施するこ
とが可能となる。また、厚さの異なるディスクに応じ
て、光ピックアップの光路を切り替えるだけなので、ホ
ログラムを使った方法のような光量の損失を未然に防止
することができ、この結果、光源の出力を一段と小さく
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップの一実施例構成図であ
る。
【図2】本発明の光ピックアップで薄いディスクを走査
することを説明する図である。
【図3】本発明の光ピックアップで厚いディスクを走査
することを説明する図である。
【図4】周辺部材を一体化した偏向ビームスプリッタを
示す図である。
【図5】従来の光ピックアップの構成図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C 光ピックアップ 2 レーザ光源(光源) 3 コリメータレンズ 6 対物レンズ 7 偏向ビームスプリッタ 7A,7B 面 8,10 1/4波長板(第1,第2の1/4波長板) 9 全反射ミラー(全反射部) 11 凹レンズ(反射部) 12 1/2波長板 D1,D3,DDA 表面 D2,D4,DDB 信号面 DA,DB,DD ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面から信号面までの厚さが異なる2種類
    のディスクを共用走査可能な光ピックアップであって、 光源から出射する光線を平行光として出射するコリメー
    タレンズと、 このコリメータレンズから出射する平行光を透過又は反
    射する偏向ビームスプリッタと、 前記コリメータレンズと前記偏向ビームスプリッタとの
    間に挿脱可能に介挿される1/2波長板と、 前記偏向ビームスプリッタを透過する平行光が入射する
    第1の1/4波長板と、 この第1の1/4波長板を透過する平行光を発散光とし
    て前記偏向ビームスプリッタ側へ反射する反射部と、 前記偏向ビームスプリッタで反射した前記反射部側から
    の発散光が入射する第2の1/4波長板と、 この第2の1/4波長板を透過する発散光を前記偏向ビ
    ームスプリッタ側へ全反射する全反射部と、 前記偏向ビームスプリッタを透過する前記全反射部側か
    らの発散光が入射する対物レンズとを備え、 表面から信号面までの厚さが小であるディスクを走査す
    る際は、前記1/2波長板を前記コリメータレンズと前
    記偏向ビームスプリッタとの間に介挿せず、表面から信
    号面までの厚さが大であるディスクを走査する際には、
    前記1/2波長板を前記コリメータレンズと前記偏向ビ
    ームスプリッタとの間に介挿することを特徴とする光ピ
    ックアップ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ピックアップであって、 前記第1の1/4波長板を前記偏向ビームスプリッタの
    一の面上に設けると共に、前記全反射部が形成された前
    記第2の1/4波長板を前記偏向ビームスプリッタの他
    の面上に設けたことを特徴とする光ピックアップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6081497A (en) * 1997-01-20 2000-06-27 Samsung Electronics, Co., Ltd. Optical pickup having compatibility with a digital versatile disk and a compact disk-recordable
KR100459154B1 (ko) * 1996-12-31 2005-01-24 엘지전자 주식회사 이종광디스크용광픽업장치
KR100585076B1 (ko) * 1999-12-21 2006-06-01 삼성전자주식회사 호환형 광픽업장치

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