JPH08171748A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPH08171748A
JPH08171748A JP7143285A JP14328595A JPH08171748A JP H08171748 A JPH08171748 A JP H08171748A JP 7143285 A JP7143285 A JP 7143285A JP 14328595 A JP14328595 A JP 14328595A JP H08171748 A JPH08171748 A JP H08171748A
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JP
Japan
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photodetector
disc
optical pickup
pickup device
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Withdrawn
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JP7143285A
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Inventor
Keun Y Yang
根英 梁
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LG Electronics Inc
Original Assignee
LG Electronics Inc
Gold Star Co Ltd
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Publication date
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    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/13Optical detectors therefor
    • G11B7/131Arrangement of detectors in a multiple array
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B11/00Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor
    • G11B11/10Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field
    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10532Heads
    • G11B11/10541Heads for reproducing
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    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0908Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for focusing only
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2分割ホログラムを用いた3ビーム方式でデ
ィスク上に情報を記録したり、読み取ることのできる光
ピックアップ装置を提供する。 【構成】 本発明の光ピックアンブ装置は、光源である
レーザダイオード31、偏光ビーム分割器34、回折格
子43、反射鏡35、対物レンズ36、第1光検出器4
1、ホログラム素子32、第2光検出器39、ウォラス
トンプリズム37から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ピックアップ装置に係
り、特にミニディスク(mini disc)や光磁気ディスク
等に情報を記録したり、情報を読み取ることのできる光
ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の光ピックアップ装置の構成
図を示す。
【0003】図1を参照すると、従来の光ピックアップ
装置はディスク21上に光情報を記録したり、ディスク
21から光情報を読み取るための装置で、光源のレーザ
ダイオード11、回折格子12、コリメーター(collim
ator)13、偏光ビーム分割器(PBS、polarizing b
eam splitter)14、反射鏡15、対物レンズ16、改
良されたウォラストンプリズム(modified Wollaston p
rism)17、結像レンズ18、凹レンズ19及び8分割
光検出器(photodetector)20を含む。
【0004】回折格子12は、レーザダイオード11か
ら発散されるレーザビームより、ディスク21上に記録
された光情報の読み取り及び焦点エラー(focus erro
r)検出用の1本の主ビーム(main beam)と、ディスク
21のトラッキングエラー(tracking error)検出用の
2本の補助ビーム(sub beam)とを作る。コリメーター
13は、回折格子12を通過した1本の主ビームと2本
の補助ビームとを平行ビームとする。
【0005】偏光ビーム分割器14は、コリメーター1
3から入射される各ビームのS波成分を全反射させ、P
波成分の一部を反射させ、残りを反射鏡15に透過させ
る。また偏光ビーム分割器14は、ディスク21から反
射された各ビームのS波成分をウォラストンプリズム1
7に全反射させ、P波成分の一部をウォラストンプリズ
ム17に反射させ、残りを透過させる。
【0006】反射鏡15は、PBS14を透過したP波
成分を有する3本のビームをディスク21側に反射させ
たり、ディスク21から反射されたP波およびS波成分
を有する3本のビームをPBS14に反射させる。
【0007】対物レンズ16は、反射鏡15を介して反
射されたP波成分を有する3本のビームをディスク21
上に集束させたり、ディスク21から反射されたP波お
よびS波成分が混合された3本のビームを再び平行ビー
ムとする。
【0008】ウォラストンプリズム17は、ディスク2
1から反射される3本のビームをPBS14を介して受
け取る。また、3本のビームのうち、主ビームを図4に
示すようにP波成分、S波成分及びP+S波成分のビー
ムに分離し、且つ補助ビームをP波成分とS波成分のビ
ームに各々分離し、分離された3本の主ビームと2本の
補助ビームの5本のビームを結像レンズ18に入射させ
る。
【0009】結像レンズ18はウォラストンプリズム1
7を通過した5本のビームを結像するためのものであ
る。凹レンズ19は円環形の表面(toric surface)を
有し、結像レンズ18を通過したビームの角度を増加さ
せるとともに、焦点エラーの検出のために結像レンズ1
8を通過した主ビームに非点収差を発生させる。
【0010】8分割光検出器20は図2のように8分割
領域から構成されているが、8分割領域のうち、中央
の”a、b、c、d”分割領域は、凹レンズ19から入
射される主ビームより分離されたS+P波成分のビーム
が集束される領域であり、”a、b、c、d”領域で検
出された信号により焦点エラーを検出する。前記“a、
b、c、d”分割領域の上下の“e”と“f”分割領域
は、補助ビームから各々分離されたP波とS波成分のビ
ームが集束される領域で、“e”領域と“f”領域で検
出された信号の差よりトラッキングエラーを検知する。
“a、b、c、d”領域の左右の“i”と“j”領域は
主ビームから分離されたS波とP波成分のビームが集束
される領域で、“i”領域と“j”領域で検出された信
号よりディスク21上に記録された光情報を読み取るこ
とができる。
【0011】前記構造の光ピックアップ装置の動作を、
図2乃至図6を参照して詳しく説明する。
【0012】光源のレーザダイオード11から発散され
るレーザビームは、回折格子12によって1本の主ビー
ムL1と2本の補助ビームL2、L3とに回折され、主
ビームと補助ビームとの3本のビームL1〜L3はコリ
メーター13により平行ビームとなってPBS14に入
射される。PBS14は3本のビームのS波成分は10
0%反射させ、P波成分は50%ずつ各々反射及び透過
させる。従って、入射するビームのS波成分はPBS1
4により全反射され、P波成分はPBS14を介して一
部は反射され、残りは透過して反射鏡15に入射する。
反射鏡15はPBS14からP波成分のビームを受け取
り、これをディスク21側に反射する。反射されたビー
ムは対物レンズ16を介してディスク21上に集束され
る。
【0013】1本の主ビームと2本の補助ビームとの3
本のビームL1〜L3は、対物レンズ16によりディス
ク21のトラック21−1上に図3のように集束され
る。3本のビームのうち、主ビームL1は情報の読み取
り及び焦点エラーの検出に用いられ、2本の補助ビーム
L2およびL3はトラッキングエラーの検出に用いられ
る。ディスク21のトラック21−1上に集束された3
本のビームは、ディスク21に記録された光情報読み出
し及び焦点エラーとトラッキングエラーの検出に必要な
情報をもってディスク21から反射される。ここで、記
録された光情報はピット(Pit)情報又は磁化方向によ
るカー・ローテーション(Kerr rotation)を意味す
る。
【0014】この際、ディスク21上にP波成分のビー
ムが集束されるが、ディスク21から反射されるビーム
はディスク21のトラック21−1に情報が記録されて
いるかどうかによってその成分が異なってくる。即ち、
ディスク21のトラック21−1上に情報が記録されて
いない場合は、ディスク21から反射されるビームはS
波成分を含まないP波成分のビームであるが、ディスク
21のトラック21−1上に情報が記録されている場合
は、ディスク21から反射されるビームはS波及びP波
成分の両方を含んでいる混合ビームである。
【0015】対物レンズ16を介してディスク21から
反射された3本のビームは反射鏡15によりPBS14
に入射する。PBS14は入射されたビームのうち、S
波成分は全部ウォラストンプリズム17に反射させ、P
波成分は50%をウォラストンプリズム17に反射させ
且つ50%を透過させる。従って、ディスク21から反
射されたビームのうち、S波成分はPBS14を介して
全反射されてウォラストンプリズム17に入射し、P波
成分はPBS14を介して50%のみ反射されてウォラ
ストンプリズム17に入射する。ウォラストンプリズム
17は、図4に示すように、PBS14を介して入射さ
れる主ビームをS波、P波及びS+P波成分の3本のビ
ームに分離する。また、補助ビームをP波及びS波成分
の2本のビームに分離する。従って、ディスク21から
反射された3本のビームは、ウォラストンプリズム17
を通って5本のビームに分離され、結像レンズ18を介
して凹レンズ19に入射される。
【0016】非点収差を発生させる円環形の表面を有す
る凹レンズ19は、結像レンズ18から入射される5本
のビームの開き角を増加させるとともに、焦点エラー
(focus error)を検出するための主ビームに非点収差
を発生させる。凹レンズ19を通過した5本のビーム
は、図5に示すように8分割光検出器20に集束され
る。従って、図5の8分割光検出器20の各領域に集束
される5本のビームの形態よりトラッキングエラーと焦
点エラーを検出し、且つディスク21に記録された情報
を読み取る。
【0017】先ず、補助ビームによるトラッキングエラ
ー信号(Tracking Error Signal、TES)は、3本の
ビームの検出方法による8分割光検出器20の“e”分
割領域と“f”分割領域上に集束されたビームより検出
され、下記の式(1)のように表現される。
【0018】TES=Se−Sf・・・・(1) ここで、SeとSfは各々8分割光検出器20の“e”
分割領域と“f”分割領域上に集束されたビームの電気
的信号を示す。
【0019】一方、焦点エラー信号(Focus Error Sign
al、FES)は“a,b,c,d”分割領域上に集束さ
れたビームより検出され、下記の式(2)のように表現
される。
【0020】 FES=(Sa+Sc)−(Sb+Sd)・・・・・(2) ここで、Sa、Sb、Sc、Sdは8分割光検出器20
の”a”、”b”、”c”、および”d”分割領域上に
集束されたビームの電気的信号を各々示す。
【0021】図6は、非点収差により8分割光検出器2
0の“a”、“b”、“c”及び“d”分割領域上に集
束されるビームの形態変化を示すもので、ディスク21
と対物レンズ16との間隔が変化するにしたがって分割
領域に集束されるビームの形態が変化している。即ち、
分割領域“a,b,c,d”上におけるビームの集束形
態を示すもので、図6(a)は対物レンズ16とディス
ク21との間隔が適切に保持されて焦点エラーが発生し
ていない場合、図6(b)は対物レンズ16とディスク
21との間隔が遠いせいで焦点エラーが発生した場合、
図6(c)は対物レンズ16とディスク21との間隔が
近いせいで焦点エラーが発生した場合を各々示す。
【0022】光磁気ディスクの場合、ディスク上に形成
されているグルーブ(groove)の情報は、 ADIP(Address In Pregroove)=(Sa+Sd)−
(Sb+Sc) 又はATIP(Absolute Time in Pregroove) のような信号系を構成して検出する。
【0023】前記の式(1)、(2)より分かるよう
に、トラッキングエラー(tracking error)と焦点エラ
ー(focus error)が発生しなければ、トラッキングエ
ラー信号TES=0となり、且つ焦点エラー信号FES
=0となる。
【0024】ディスク21上に記録された情報は8分割
光検出器20の“i”分割領域上に集束されたS波成分
の主ビームと、8分割光検出器20の“j”分割領域に
集束したP波成分の主ビームとより読み出される。
【0025】光磁気信号(磁化方向によるカー・ローテ
ーション)を読み出す場合は、下記の式(3)でのよう
に“i”と“j”分割領域上に集束されたビームの信号
差より光情報を読み出す。
【0026】 光情報信号(光磁気信号)=Si−Sj・・・・・(3) 一方、ディスク21に記録された凸凹形状のピット信号
を読み出す場合は、下記の式(4)でのように8分割光
検出器20の“i”と“j”分割領域上に集束されたビ
ームの光量変化より読み出す。
【0027】 光情報信号(ピット信号)=Si+Sj・・・・・(4) ここで、SiとSjは8分割光検出器20の“i”と
“j”分割領域上に集束されたビームの電気的信号を各
々示す。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光ピッ
クアップ装置は次のような短所がある。
【0029】従来の光ピックアップ装置は3本のビーム
により焦点エラーを検出するために非点収差を使用する
ので、非点収差を発生させるために、製作が難しくて高
い円環形の凹レンズを使用している。それのみではな
く、焦点エラー検出用のP+S波成分の混合ビームをデ
ィスクで反射された主ビームから分離するために、製作
の難しい改良されたウォラストンプリズムを使用した。
また、レーザダイオードから発散されるビームの一部を
ディスクに入射させたり、ディスクから反射されたビー
ムの一部を改良されたウォラストンプリズムに入射させ
るために、製作の難しい5角形のPBSを使用した。
【0030】従って、従来の光ピックアップ装置は、デ
ィスク上に記録された情報を読み出すために用いられた
光学部品の数が多く、製作が難しくて高い部品を使用し
たため、光ピックアップ装置の構造が複雑であるばかり
ではなく、製造コストが高いという問題点があった。ま
た、光学部品の数の増加により光学ピックアップ装置自
体の重さが増加して、ディスク上に記録された情報を読
み出すためのアクセス時間が増加するので、情報読み取
り速度が低下するという問題点があった。
【0031】本発明の目的は、2分割ホログラムを用い
た3ビーム方式でディスク上に情報を記録したり、読み
取ることのできる光ピックアップ装置を提供することに
ある。本発明の別の目的は、光学部品の数を減少してデ
ィスク上に記録された情報の読み取り速度を向上させる
ための光ピックアップ装置を提供することにある。本発
明のさらに別の目的は、製造コストを減少させることの
できる、単純な構造の光ピックアップ装置を提供するこ
とにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の光ピックアップ装置は、光源のレーザダイオ
ードと、レーザダイオードから発散されるビーム又はデ
ィスクから反射されるビームのうち、S波成分は全反射
させ、P波成分は一部を反射させ残りを透過させる偏光
ビーム分割器と、レーザダイオードと偏光ビーム分割器
との間に位置し、レーザダイオードからのビームを1本
の主ビームと2本の補助ビームとにして偏光ビーム分割
器に入射させる回折格子と、偏光ビーム分割器とディス
クとの間に位置し、偏光ビーム分割器を透過したビーム
をディスク側に反射させ、ディスクから反射されたビー
ムを偏光ビーム分割器側に反射させるための反射鏡と、
反射鏡とディスクとの間に位置し、反射鏡で反射された
ビームをディスク上に集束させたり、ディスクから反射
されたビームを平行ビームにするための対物レンズと、
複数個の分割領域を有し、各分割領域に集束されるビー
ムよりトラッキングエラー及び焦点エラーを検出するた
めの第1光検出器と、1個のホログラムの参照光の位置
はレーザダイオードの発光点、物体光の位置は第1光検
出器を通る前の集束点であり、他のホログラムの参照光
の位置はレーザダイオードの発光点、物体光の位置は第
1光検出器を通った後の集束点である2個の半円形のホ
ログラムで構成されており、回折格子と偏光ビーム分割
器との間に位置し、回折格子からの3本のビームを偏光
ビーム分割器に入射させたり、偏光ビーム分割器を透過
したP波成分のビームを回折させて第1光検出器に集束
させるための2分割ホログラム素子と、6分割領域を有
し、各分制領域に集束されるビームによりディスクに記
録された情報を検出するための第2光検出器と、偏光ビ
ーム分割器と第2光検出器との間に位置し、偏光ビーム
分割器からのP波とS波成分との混合ビームからP波と
S波成分のビームを分離して、第2光検出器に入射させ
るためのウォラストンプリズムとを具備しており、その
ことにより上記目的を達成する。
【0033】前記光ピックアップ装置は、焦点エラー信
号又はトラッキングエラー信号を補正するために、前記
対物レンズを上下、又は左右に移動させるアクチュエー
タをさらに具備していてもよい。
【0034】ディスク面をxy平面とし、前記ディスク
に垂直な方向をz軸とすれば、レーザダイオードからの
ビームが偏光ビーム分割器に入射されるときにP偏光と
されるように、半導体レーザの活性層がxy平面に平行
であるように構成されていてもよい。
【0035】ウォラストンプリズムからP波とS波成分
のビームが互いに一定の角度を保持して分離されてもよ
い。
【0036】第1光検出器は、同じ大きさを有し且つ横
方向に配列された第1乃至第4分割領域と、該第1乃至
第4分割領域の面積を合わせた大きさと同じ面積を有し
且つ該第1乃至第4分割領域の上下部に各々配列された
第5及び第6分割領域とで構成され、第1分割領域と第
2分割領域との間隔は第3分割領域と第4分割領域との
間隔と同一であり、第2分割領域と第3分割領域との間
隔よりは小さくてもよい。
【0037】6分割光検出器の第1と第4分割領域に集
束されたビームと、第2と第3分割領域に集束されたビ
ームとの信号差より焦点エラー信号を検出してもよい。
【0038】6分割検出器の第5分割領域と第6分割領
域に集束されたビームの信号差よりトラッキングエラー
信号を検出してもよい。
【0039】6分割光検出器の第1分割領域と第2分割
領域に集束されたビームと、第3分割領域と第4分割領
域に集束されたビームとの信号差よりディスク上のグル
ーブに対する情報を検出してもよい。
【0040】第2光検出器は2個の分割領域を有する2
分割光検出器であってもよい。
【0041】ディスク上の情報が光磁気情報であると
き、2分割光検出器の各分割領域に接続されたビームの
信号差よりディスク上の光情報を検出してもよい。
【0042】ディスク上の情報がピット情報であると
き、2分割光検出器の各分割領域に集束された光量の変
化よりディスク上の光情報を検出してもよい。
【0043】偏光ビーム分割器のP波成分の反射比は
7:3乃至6:4であってもよい。
【0044】
【作用】本発明の光ピックアップ装置においては、レー
ザダイオードから出射したビームは、回折格子、偏光ビ
ーム分割器、反射鏡をこの順に経て、対物レンズによっ
てディスクに集光される。ディスクによって反射された
ビームは、対物レンズによって再び平行ビームにされて
から、反射鏡を介して偏光ビーム分割器に入射し、ここ
で、焦点エラーおよびトラッキングエラー検出用のビー
ムと、光情報を読み出すためのビームとに分割される。
焦点エラーおよびトラッキングエラー検出用のビーム
は、2分割ホログラム素子を通過して、第1光検出器の
分割領域に集束される。2分割ホログラム素子は、参照
光の位置がレーザダイオードの発光点であり、物体光の
位置は第1光検出器よりも前にあるビームの集束点であ
るようなホログラムと、参照光の位置がレーザダイオー
ドの発光点であり、物体光の位置は第1光検出器よりも
後ろにあるビームの集束点であるようなホログラムとを
有している。このような2分割ホログラム素子を用いる
ことにより、S+P波成分のビームを用いなくても焦点
エラーを検出することが可能となる。また、従来用いら
れていたような凹レンズも必要なくなる。したがって、
制作が難しく高価な光学部品の数を減らすことができる
ため、光ピックアップ装置全体の製造コストを低減する
ことができ、光ピックアップ装置の構造も簡素化するこ
とができる。また、構造の簡素化により光ピックアップ
装置全体の重さを減少することができるため、アクセス
時間の低減が可能となり、その結果、情報読み取り速度
を高めることができる。
【0045】
【実施例】図7は本発明の実施例による光ピックアップ
装置の構成図で、図7(a)はディスクの原点からx−
z方向における構成図、図7(b)はディスクの原点か
らx−y方向における構成図である。ここで、x−z又
はx−y方向はディスクの中心を原点としたものであ
る。
【0046】図7を参照すると、本発明の実施例による
光ピックアップ装置はコリメーター33、偏光ビーム分
割器34、反射鏡35、対物レンズ36、プリズム3
7、集束レンズ38、2分割光検出器39、アクチュエ
ータ42及びホログラムレーザ装置(hologram laser u
nit)40から構成されている。
【0047】ホログラムレーザ装置40は、光源のレー
ザダイオード31と、レーザダイオード31から出射さ
れるレーザビームを1本の主ビームと2本の補助ビーム
からなる3本のビームとするための回折格子43と、回
折格子43からの3本のビームをコリメーター33を介
して偏光ビーム分割器34に入射させたり、ディスク4
4から反射されたビームを回折させるための2分割ホロ
グラム素子32と、ホログラム素子32により回折され
たビームを集束させるための6分割光検出器41とから
構成されている。
【0048】コリメーター33は、回折格子43から入
射される3本のビームを平行ビームとし、かつ偏光ビー
ム分割器34を透過したP波成分の主ビームを2分割ホ
ログラム素子32に入射させる役割を果たす。
【0049】偏光ビーム分割器34は、x−z方向では
反射鏡35とコリメーター33との間に位置し、x−y
方向では反射鏡35とウォラストンプリズム37との間
に位置する。偏光ビーム分割器34は、コリメーター3
3を通過した3本の平行ビームを受け取り、S波成分は
全反射させ、P波成分は33%を反射させ67%を透過
させる。即ち、偏光ビーム分割器34は、P波成分のビ
ームに対して7:3乃至6:4の反射比を有するので、
コリメーター33を通過したビームのうち、S波成分を
全反射させ、P波成分の33%を反射させ、残り67%
を反射鏡35に透過させる。一方、偏光ビーム分割器3
4は、ディスク44から反射されたビームのうち、S波
成分はウォラストンプリズム37に100%全反射さ
せ、P波成分は33%をウォラストンプリズム37に反
射させ、67%を2分割ホログラム素子32に透過させ
る。
【0050】反射鏡35は、偏光ビーム分割器34と対
物レンズ36との間に位置し、偏光ビーム分割器34を
透過したP波成分のビームを対物レンズ36に反射させ
てディスク44上に集束されるようにし、対物レンズ3
6を介してディスク44から反射されたビームを偏光ビ
ーム分割器34に反射させる。ここで、反射鏡35から
ディスク44側に反射されるビームはP波成分のみを含
むビームであり、ディスク44から偏光ビーム分割器3
4側に反射されるビームはP波とともにディスク44上
の情報の有無に応じてS波を含む混合ビームである。
【0051】ウォラストンプリズム37は、偏光ビーム
分割器34と集束レンズ38との間に位置し、偏光ビー
ム分割器34より入射されるS波とP波との混合された
ビームをP波成分のビームとS波成分のビームとに分離
して集束レンズ38に入射させる。この際、図11に示
すように、各ビームからP波成分のビームとS波成分の
ビームは一定の角度を保持しつつ分離される。従来で
は、S波成分とP波成分との混合されたS+P波を焦点
エラーの検出に用いたために、改良されたウォラストン
プリズムを使用して主ビームからS波、P波及びS+P
波を分離していた。これに対して、本発明では焦点エラ
ーの検出にS波とP波成分のビームが使用されるので、
通常のウォラストンプリズムを用いてS波とP波のみを
分離するようにする。
【0052】集束レンズ38は、ウォラストンプリズム
37と2分割光検出器39との間に位置し、ウォラスト
ンプリズム37からの分離されたP波成分のビームとS
波成分のビームとを、2分割光検出器39上に集束させ
る。集束レンズ38の後に位置した2分割光検出器39
上には、集束レンズ38を介して、ウォラストンプリズ
ム37から入射されるS波成分のビームとP波成分のビ
ームとが集束される。2分割光検出器39上に集束され
たビームから、ディスク44に記録された情報を検知す
る。
【0053】図8(a)は図7のホログラムレーザ装置
の構成図、図8(b)は図8(a)のホログラム素子の
詳細図、図8(c)は図8(a)の6分割光検出器の詳
細図を各々示す。
【0054】レーザダイオード31からのビームが前記
偏光ビーム分割器34に入射されるときにP偏光となる
ように、ダイオード31はその活性層がxy平面に平行
であるように構成される。
【0055】2分割ホログラム素子32は、回折格子4
3からの3本のビームをコリメーター33に入射させた
り、ディスク44から反射されて偏光ビーム分割器34
を透過したP波成分のビームを回折させて6分割光検出
器41に集束させる役割を果たす。
【0056】6分割光検出器41は、横方向に配列され
た一定の大きさを有する第1〜策4の分割領域PDa〜
PDdと、前記分割領域の上下部に配列された、前記第
1〜第4分割領域の面積を合せたものと同一の大きさを
有する第5と第6の分割領域PDeおよびPDfとから
構成される。第1分割領域と第2分割領域PDa、PD
b、及び第3分割領域と第4分割領域PDc、PDdは
一定の間隔d1を置いて配列され、第2分割領域と第3
分割領域PDb、PDcとの間隔d2は前記間隔d1よ
り広く配列される。
【0057】2分割ホログラム素子32は、2個の半円
形のホログラムH1、H2から構成され、2個のホログ
ラムH1、H2の参照光の位置はレーザダイオードの発
光点とする。尚、2分割ホログラム素子32のうち、一
方のホログラムH1の物体光の位置は図9に示すように
6分割光検出器41を通る前の位置Q1とし、他方のホ
ログラムH2の物体光の位置は6分割光検出器41を通
った後の位置Q2とする。
【0058】レーザダイオード31の発光点を向いて集
束されるビームが2分割ホログラム素子32に入射され
ると、ホログラムH1に入射されるレーザビームは、6
分割光検出器41の第4分割領域PDdを通る前、即ち
6分割光検出器41と2分割ホログラム素子32との位
置Q1に集光し、ホログラムH2に入射されるレーザビ
ームは6分割された光検出器41の第2分割領域PDb
を通った位置Q2に集光する。
【0059】従って、2分割ホログラム素子32により
回折されたビームは図10(a)のように6分割光検出
器41に集束する。ホログラムH1により回折された主
ビームは6分割光検出器41の第3分割領域PDcと第
4分割領域PDdとの境界面に接して第4分領域PDd
に集束し(図10(a)のB2参照)、ホログラムH2
により回折された主ビームは6分割光検出器41の第1
分割領域PDaと第2分割領域PDbの境界面に接して
第2分割領域PDb上に集束する(図10(a)のB1
参照)。
【0060】前記構成を有する本発明の実施例による光
ピックアップシステムの動作を図8〜図12を参照して
詳しく説明する。
【0061】レーザダイオード31からのレーザビーム
は、回折格子43を通って1本の主ビームと2本の補助
ビームとになって、2分割ホログラム素子32を介して
コリメーター33に入射する。コリメーター33に入射
した3本のビームは平行ビームとなって偏光ビーム分割
器34に入射する。P波成分のビームに対して7:3乃
至6:4の反射比を有する偏光ビーム分割器34は、入
射する各3本のビームのうちS波成分は全反射させ、P
波成分は33%を反射させ、残り67%を反射鏡35に
透過させる。続いて、反射鏡35は入射するP波成分の
ビームを反射し、ビームの進行方向をディスク44の方
向に変える。反射鏡35を介して反射された3本のビー
ムは対物レンズ36によりディスク44上に集束され
る。ディスク44上に集束されたビームは、ディスク4
4上から反射されて対物レンズ36を通って平行ビーム
となり、反射鏡35を介してさらに偏光ビーム分割器3
4に反射される。この際、ディスク44から反射される
ビームはP波とS波との混合されたビームである。も
し、ディスク44に情報が記録されていれば、偏光ビー
ム分割器34に入射されるビームにはP波成分とともに
S波成分が含まれており、ディスク44に情報が記録さ
れていなければ、ビームはS波成分を含まず、P波成分
のみがビーム中に存在することになる。偏光ビーム分割
器34に入射するビームのうち、S波成分は偏光ビーム
分割器34を介して100%全反射されてウォラストン
プリズム37に入射し、P波成分は67%は透過してコ
リメーター33に入射し、且つ33%は反射されてウォ
ラストンプリズム37に入射する。
【0062】ウォラストンプリズム37には、100%
反射されたS波成分のビームと33%反射されたP波成
分のビームとが混合された混合ビームが入射し、ウォラ
ストンプリズム37は、入射した混合ビームを、図12
のように互いに一定の角度を保持するP波成分のビーム
とS波成分のビームとに分離する。本発明ではS+P波
が混合されたビームを用いて焦点エラーを検出するので
はないので、従来のように改良されたウォラストンプリ
ズムによるP+S波の分離が要求されない。従って、本
発明では通常のウォラストンプリズム37を使用して互
いに一定の角度を保持するP波とS波のみを分離すると
よい。
【0063】ウォラストンプリズム37により分離され
たビームは、集束レンズ38を介して2分割光検出器3
9上に集束される。2分割光検出器39上に集束された
ビームからディスク44上に記録された情報を読み取る
が、ディスク44上に記録された情報が光磁気信号(磁
化方向によるカー・ローテーション)の場合は、2分割
光検出器39の2分割領域PDi、PDjの信号差より
検出する。これは下記の式(5)のように表される。
【0064】 光情報信号(光磁気信号)=Si−Sj・・・・(5) ここで、SiとSjは2分割光検出器39のPDiとP
Djの分割領域における電気的信号を各々示す。
【0065】ディスク44に記録された情報が凸凹形状
の光情報信号(ピット信号)の場合は、下記の式(6)
のように分割領域に集束されるビームの光量変化により
検出される。
【0066】 光情報信号(ピット信号)=Si+Sj・・・・(6) トラッキングエラー信号と焦点エラー信号の検出動作に
ついて説明する。
【0067】偏光ビーム分割器34を透過した67%の
P波成分の3本のビームは、コリメーター33を介して
2分割ホログラム素子32に入射する。そしてP波成分
の3本のビームは、ホログラム素子32により回折され
て6分割光検出器41に集束され、焦点エラー信号とト
ラッキングエラー信号を検出するのに用いられる。これ
をより詳しく説明すると、偏光ビーム分割器34を透過
したP波成分の3本のビームは、コリメーター33によ
りレーザダイオード31の発光面を向いて集束される。
レーザダイオード31の発光面を向いて集束される3本
のビームは、対物レンズ36とレーザダイオード31と
の間に位置する2分割ホログラム素子32に入射し、2
分割ホログラム素子32の2個のホログラムH1、H2
の参照光の役割を果たす。従って、ビームは図9のよう
にホログラムH1、H2により集束点Q1、Q2に集束
されて物体光が再生される。この再生ビームを6分割光
検出器41で検出してトラッキングエラーと焦点エラー
とを検出する。
【0068】コリメーター33を介して2分割ホログラ
ム素子32にP波成分の主ビームが入射すると、主ビー
ムはホログラムH1により6分割光検出器41の第4分
割領域PDdを通る前の位置Q1に集束され、6分割光
検出器41により切断されるビームの断面は、図10
(a)に示すように第3分割領域PDcと第4分割領域
PDdとの境界面に接して第4分割領域PDdに位置す
る。また、主ビームはホログラムH2により6分割光検
出器41の第2分割領域PDbを通った後の位置Q2に
集束され、6分割光検出器41により切断された断面
は、図10(a)に示すように第1分割領域PDaと第
2分割領域PDbとの境界面に接して第2分割領域PD
bに位置する。
【0069】このように、ホログラムH1、H2によっ
て6分割光検出器41の第1〜第4分割領域PDa〜P
Dd上に集束される主ビームにより焦点エラーを検出す
る。焦点エラーが無い場合には、対物レンズ36とディ
スク44との間隔が適切に保持され、図10(a)のよ
うに、6分割光検出器41の第2分割領域PDbと第4
分割領域PDd上にのみビームが半月状の同じ大きさで
形成される。
【0070】ディスク44と対物レンズ36との間隔が
遠くなると、ホログラムH1、H2によって集束される
集束点Q1、Q2の位置が互いに近くなる。このため、
図10(b)のように、ホログラムH1によって第4分
割領域PDdに集束されるビームは大きさが増加して第
3分割領域PDcにまで影響を及ぼし、ホログラムH1
によって第2分割領PDbに集束されるビームは大きさ
が減少して第1分割領域PDaに影響を及ぼさなくな
る。
【0071】一方、ディスク44と対物レンズ36との
間隔が近くなると、ホログラムH1、H2によって集束
されるビームの集束点Q1、Q2が互いに遠くなる。こ
のため、図10(c)のように、ホログラムH1によっ
て第4分割領域PDd上に集束されるビームの大きさは
小さくなって第3分割領域PDcには影響を及ぼさなく
なり、ホログラムH2によって第2分割領域PDb上に
集束されるビームの大きさは大きくなって第1分割領域
PDaにまで亘ることになる。
【0072】焦点エラー信号FESは下記の式(7)に
より得られる。
【0073】 FES=(Sa+Sd)−(Sb+Sc)・・・・・(7) ここで、Sa、Sb、Sc、Sdは6分割光検出器41
の各分割領域PDa、PDb、PDc、PDdにおける
電気的信号を各々示す。
【0074】焦点エラーが発生しない場合は、図10
(a)のように6分割光検出器41の第1および第4分
割領域PDa、PDdに入射される光量と、第2および
第3分割領域PDb、PDcに入射される光量とが同一
なので、前記式(7)でFES=0となる。ディスク4
4と対物レンズ36との間隔が遠い場合は、図10
(b)のように6分割光検出器41の第1および第4分
割領域PDa、PDdに入射される光量が、第2および
第3分割領域PDb、PDcに入射される光量より大き
いので、焦点エラーFES<0となる。一方、ディスク
44と対物レンズ36との間隔が近い場合は、図10
(c)のように第1および第4分割領域PDa、PDd
に入射される光量は、第2および第3分割領域PDb、
PDcに入射される光量より小さいので、焦点エラーF
ES>0となる。
【0075】このようにディスク44と対物レンズ36
との間隔が適切でないせいで焦点エラーが発生する場合
は、焦点エラー信号FESに応じてアクチュエータ42
で対物レンズ36を上下に動かすことにより、焦点エラ
ーを補正することができる。
【0076】次に、本発明によるトラッキングエラー補
正について説明する。
【0077】トラッキングエラー信号は、ホログラムH
1、H2によって回折されて6分割光検出器41の第5
及び第6分割領域PDe、PDfに集束されるP波成分
の補助ビームにより検出される。トラッキングエラー信
号は下記の式(8)により得られる。
【0078】TES=Se−Sf・・・・(8) トラッキングエラーが発生した場合は、アクチュエータ
42を用いて対物レンズ36を左右に動かしてトラッキ
ングエラーを補正する。
【0079】一方、ディスク上に形成されたグルーブに
対する情報は、 ADIP(Address In Pregroove)=(Sa+Sb)−
(Sc+Sd) 又はATIP(Absolute Time In Pregroove) のように構成してグルーブに対する情報を読み取る。
【0080】
【発明の効果】上述したように、本発明の光ピックアッ
プ装置によれば、2分割ホログラムを使用してトラッキ
ングエラーと焦点エラーを補正し、ディスクに形成され
たグルーブに対する情報を読み出すことにより、ディス
ク上に記録された光磁気信号や光情報(ピット)信号等
を正確に検出することができるという利点がある。
【0081】また、凸レンズ等の部品を使用しないの
で、光学部品の数を減少させることができるとともに、
従来より制作が容易な偏光ビーム分割器とウォラストン
プリズムとを使用することにより、光ピックアップシス
テムの構造を単純化することができ、且つ製造コストを
削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ピックアップ装置の構成図である。
【図2】図1の8分割光検出器の構成図である。
【図3】図1のディスク上における3本のビームの集束
状態図である。
【図4】図1のプリズムによるS波とP波の分離状態図
である。
【図5】図2の8分割光検出器上に集束された5本のビ
ームの集束状態図である。
【図6】図1のディスクと対物レンズとの間隔によるビ
ームの集束状態図で、(a)はディスクと対物レンズと
の間隔が適切に保持された場合、(b)はディスクと対
物レンズとの間隔が遠い場合、(c)はディスクと対物
レンズとの間隔が近い場合を各々示す。
【図7】本発明の実施例による光ピックアップ装置の構
成図で、(a)はディスクの原点からx−z方向におけ
る構成図、(b)はディスクの原点からx−y方向にお
ける構成図である。
【図8】(a)は図7のホログラムレーザ装置の構成
図、(b)は図8(a)のホログラム素子の詳細図、
(c)は図8(a)の6分割光検出器の詳細図である。
【図9】図8のホログラムレーザ装置によるレーザビー
ムの回折状態図である。
【図10】図7のディスクと対物レンズとの間隔による
光検出器上におけるレーザビームの集束状態図で、
(a)はディスクと対物レンズとの間隔が適切に保持さ
れた場合、(b)はディスクと対物レンズとの間隔が遠
い場合、(c)はディスクと対物レンズとの間隔が近い
場合を各々示す。
【図11】図7のプリズムによるS波とP波の分離状態
図である。
【図12】図7の偏光ビーム分割器によるS波とP波の
偏光状態図である。
【符号の説明】
31 レーザダイオード 32 2分割ホログラム素子 33 コリメーター 34 偏光ビーム分割器 35 反射鏡 36 対物レンズ 37 プリズム 38 集束レンズ 39 2分割光検出器 40 ホログラムレーザ装置 41 6分割光検出器 42 アクチュエータ 43 回折格子 H1、H2 ホログラム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクから情報を読み出したりディス
    クに情報を記録することのできる光ピックアップ装置に
    おいて、 光源のレーザダイオードと、 レーザダイオードから発散されるビーム又はディスクか
    ら反射されるビームのうち、S波成分は全反射させ、P
    波成分は一部を反射させ残りを透過させる偏光ビーム分
    割器と、 レーザダイオードと偏光ビーム分割器との間に位置し、
    レーザダイオードからのビームを1本の主ビームと2本
    の補助ビームとにして偏光ビーム分割器に入射させる回
    折格子と、 偏光ビーム分割器とディスクとの間に位置し、偏光ビー
    ム分割器を透過したビームをディスク側に反射させ、デ
    ィスクから反射されたビームを偏光ビーム分割器側に反
    射させるための反射鏡と、 反射鏡とディスクとの間に位置し、反射鏡で反射された
    ビームをディスク上に集束させたり、ディスクから反射
    されたビームを平行ビームにするための対物レンズと、 複数個の分割領域を有し、各分割領域に集束されるビー
    ムよりトラッキングエラー及び焦点エラーを検出するた
    めの第1光検出器と、 1個のホログラムの参照光の位置はレーザダイオードの
    発光点、物体光の位置は第1光検出器を通る前の集束点
    であり、他のホログラムの参照光の位置はレーザダイオ
    ードの発光点、物体光の位置は第1光検出器を通った後
    の集束点である2個の半円形のホログラムで構成されて
    おり、回折格子と偏光ビーム分割器との間に位置し、回
    折格子からの3本のビームを偏光ビーム分割器に入射さ
    せたり、偏光ビーム分割器を透過したP波成分のビーム
    を回折させて第1光検出器に集束させるための2分割ホ
    ログラム素子と、 6分割領域を有し、各分制領域に集束されるビームによ
    りディスクに記録された情報を検出するための第2光検
    出器と、 偏光ビーム分割器と第2光検出器との間に位置し、偏光
    ビーム分割器からのP波とS波成分との混合ビームから
    P波とS波成分のビームを分離して、第2光検出器に入
    射させるためのウォラストンプリズムと、を具備するこ
    とを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 焦点エラー信号又はトラッキングエラー
    信号を補正するために、前記対物レンズを上下、又は左
    右に移動させるアクチュエータをさらに具備することを
    特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 ディスク面をxy平面とし、前記ディス
    クに垂直な方向をz軸とすれば、レーザダイオードから
    のビームが偏光ビーム分割器に入射されるときにP偏光
    とされるように、半導体レーザの活性層がxy平面に平
    行であるように構成されることを特徴とする請求項1記
    載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 ウォラストンプリズムからP波とS波成
    分のビームが互いに一定の角度を保持して分離されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 第1光検出器は、同じ大きさを有し且つ
    横方向に配列された第1乃至第4分割領域と、該第1乃
    至第4分割領域の面積を合わせた大きさと同じ面積を有
    し且つ該第1乃至第4分割領域の上下部に各々配列され
    た第5及び第6分割領域とで構成され、第1分割領域と
    第2分割領域との間隔は第3分割領域と第4分割領域と
    の間隔と同一であり、第2分割領域と第3分割領域との
    間隔よりは小さいことを特徴とする請求項1記載の光ピ
    ックアップ装置。
  6. 【請求項6】 6分割光検出器の第1と第4分割領域に
    集束されたビームと、第2と第3分割領域に集束された
    ビームとの信号差より焦点エラー信号を検出することを
    特徴とする請求項5記載の光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 6分割検出器の第5分割領域と第6分割
    領域に集束されたビームの信号差よりトラッキングエラ
    ー信号を検出することを特徴とする請求項5記載の光ピ
    ックアップ装置。
  8. 【請求項8】 6分割光検出器の第1分割領域と第2分
    割領域に集束されたビームと、第3分割領域と第4分割
    領域に集束されたビームとの信号差よりディスク上のグ
    ルーブに対する情報を検出することを特徴とする請求項
    5記載の光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 第2光検出器は2個の分割領域を有する
    2分割光検出器であることを特徴とする請求項1記載の
    光ピックアップ装置。
  10. 【請求項10】 ディスク上の情報が光磁気情報である
    とき、2分割光検出器の各分割領域に接続されたビーム
    の信号差よりディスク上の光情報を検出することを特徴
    とする請求項9記載の光ピックアップ装置。
  11. 【請求項11】 ディスク上の情報がピット情報である
    とき、2分割光検出器の各分割領域に集束された光量の
    変化よりディスク上の光情報を検出することを特徴とす
    る請求項9記載の光ピックアップ装置。
  12. 【請求項12】 偏光ビーム分割器のP波成分の反射比
    は7:3乃至6:4であることを特徴とする請求項1記
    載の光ピックアップ装置。
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