JPS62134839A - 光磁気再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、光磁気記録媒体に記録された信号を光学的に
Ｓ／Ｎよ〈再生する光磁気再生装置に関する。

〔発明の背景〕

光磁気記録再生方式は、いわめるファラデー効果やカー
効果を応用したもので、光磁気ディスクと呼ばれる磁気
記録媒体の磁性膜表面に光を当てると、反射光又は透過
光の偏光面が記録された信号による磁界の変化によって
変化（回転）することを利用し、この偏光面の変化を検
光子を通して受光器で電気信号の変化として検出し、再
生出力を得る方式である。

この場合、記録媒体が形成する磁界の変化に対する反射
光又は透過光の偏光面の変化は極めて小さく、再生出力
中の信号成分の振幅も小さい。一方、再生出力中には記
録媒体の磁性膜表面の不均一性やキズ、あるいは光源の
雑音成分等に起因する剥を音成分が含１れてくる。従っ
てこの方法は１ｊ１生出力のＳ／Ｎを十分にとることが
難しく、高密度記録の利点なイ４しながらも実用化は困
難とされていた。

これを改善するために、従来の装置ａは、特開昭５８−
４５６４１号に記載のように、信号が記録された光磁気
記録媒体が形成する磁界の変化によって偏光面が変化す
る光を２分岐（２、それらの光を少なくとも一方を偏光
板を通した後それぞれ電気信号に変換する第１．第２の
光電変換系を配置し、これら第１．第２の光電変換系の
各出力の少なくとも一方を相変利得回路を介して差動回
路に導いてその差な検出し、再生出力を得る方法が提案
さＪｌでいた１、この方法によれは差動回路の内入力に
含ｆｊ＋イ）雑音成分が一致する方向に可変利得回路の
刊イＦトを制御することによって、差動回路内でｍｆｔ
　ｉＳ成分を相殺せしめろことができ、こｉ９によって
肺音成分を極めて少なくすることができ、Ｓ／Ｎの良好
な出生出力を得ることができる。１−が（〜、記録媒体
の偏光特性（旋光等）により、検光子に入射する光の偏
光面が回転した場合には、信号成分そのものが減少１〜
てしまい、これを改善することはできなかった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、出生出力中に含せれる雑音成分を効果
的に除去し、かつ検光子に入射する光の偏光面が回転し
た場合においても信号成分が減少せず、”／ｎの大幅な
向上を図ることができる光磁気再生装置を提供すること
にある。

〔発明の概要〕

すなわち、本発明では、直線偏光光源からの光を光磁気
記録媒体に集光し、この光磁気記録媒体を反射又は透過
して偏光面が変化した光を２分岐し、それらの光のそれ
ぞれに検光子を通した後それぞれ電気信号に変換する第
１．第２の光電変換系を配置し、これら第１．第２の光
電変換系の各出力を差動回路に導いてその差を検出し、
再生出力を得る。そして、この再生出力の低周波分を検
出して、この低周波分がＯになるように、検光子に入射
する光の偏光面の回転を制御することによっ−（、差動
回路内で雑音成分を相殺し、かつ検光子に入射する光の
偏光面が回転した場合においても信号成分を減少させず
、Ｓ／Ｎの大幅な向上を図るものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面をか照して説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示したもので１は光反射
性の磁性膜２を有する光磁気ディスクであり、モータ６
によって回転する。磁性膜２には信号が既に磁気記録さ
れているものとする。この信月を再生するに際しては、
直線偏光光源である半導体レーザ４かも出る光が、コリ
メートレンズ５．ビーム整形プリズム６、ビームスプリ
ッタ７、ミラー８．対物レンズ９を介して、磁性膜２に
照射される。この場合、磁性膜２からの反射光は、磁性
膜２が形成する信号による磁界の変化によって偏光面が
変化（回転）する。これがカー効果である。

この磁性膜２からの反射光は、対物レンズ９ミラー８を
介して、ビームスプリンタ１ｏに導かれ、このビームス
プリッタ１０を透過し、凸レンズ１１１円柱レンズ１２
を介して４分割光検出器１３に入射する。この４分割光
検出器１６からの出力信号を処理してフォーカス誤差信
号およびトラッキング誤差信号を得て、対物レンズ９を
制御するのであるが、この部分は本発明の本質とは直接
関係ないので説明は省略する。

一方、ビームスプリッタ１０を反射した光は、ム１６に
入射し２分岐される。２分岐された光のうち、一方（偏
光プリズム１６を透過した光）は第１の光検出器１７α
に導かれ、他方（偏光プリズム１６を反射した光）は第
２の光検出器１７Ａに導かれ、電気信号に変換される。

本実施例では光を２分岐する手段として偏光プリズム１
６を用いたので、これら２分岐された光のそれぞれに検
光子を通したことになる。したがって、偏光プリズム１
６と光検出器１７αは第１０光電変換系１８を構成し、
偏光プリズム１６と光検出器１７Ａは第２の光電変換系
を構成することになる。

この場合、第１．第２の光検出器１７ａ、１７ｂの出力
には、磁性膜２からの反射光のうち、偏光プリズム１６
で取出さＪした特定の偏光成分に対応偏光プリズム１６
に入射する光の偏光方向を回転調整するために設けられ
たものであり、直線偏光を保ったまま方位角（偏光方向
）を自由に設定することができる。

今、第２図のように、偏光プリズム１６に、光量Ｉ。、
すなわち振幅１ｔｎの光が、偏光プリズム１６のＰ波面
に対して偏光方向がｅａで入射し、さらにこの偏光面が
カー回転色土ｏｈで変化する場合を考える。

第１の光検出器１７ａに入射する光は偏光プリズム１６
を透過するＰ波であるから、検出光：ｔ／１しま、 ／、　＝　Ｉｏ房ｚ（ｅａ−ｔ：ｏｈ）　　　・・・・
・−・・・・・−・・・・・・・・・・（＋１である。

１だ、第２の光検出器１７Ａに入射する光は偏光プリズ
ム１６を反射するＳ波であるから検出光蓋Ｉ、は、 １、　−　　Ｉｏ　＆石！（□ａ　±　θｋ　）　　　
　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　（２）である。光検出器１７α、１７ｂの差動出力Ｉ
は、１　”−１１−／。

＝　１６　ｃｏｓ”　（θα±θｋ）−Ｉｏ画”（θα
±ｅｈ）である。カー回転角±θｋ　で変化した場合の
信号差ΔＩは、 −Ｉ。ｇｌｎ２θαＩｄｎ２θｋ　　　　　・・・・・
・・・・・・・・曲・・・・（４１である。光検出器１
７ａ＋１７Ａに入射する光量Ｉ。が」＝ΔＩｏで変動し
た場合の信号差ΔＩ′は、カー回転角０Ａ−０において
、 −１（ｔｏ−Δ１ｏ）ａｓ２ｅａ 一Δ１６　部２θα　　　　　　・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・（５１である。ΔＩが信号成分
、ΔＩ′が雑音成分であるから、ル〜は１ 、７ となる。ここで、仮に、 Δ１０　／　１０　””　２　×１０−’　＊θｋ　＝
　０．２５’ とおいて、θαとＳ／Ｎ　　の関係をＨＦ算すると、第
２図のようになる。第２図かられかるように、偏光プリ
ズム１６に入射する光の偏光方向θαを４５°にすれば
最良のＳ／Ｎが得られ、ｅａが４５０からずれるとＳ／
Ｎが悪くなる。したがって、本発明では、θαを常に４
５’　Ｋ設定するために、光検出器１７α、１７ｈの各
出力信号を、１対のプリアンプ２０．２１をそれぞれ介
して、差動回路２２に入力させる。差動回路２２の出力
は、端子２６に再生信号出力として導かれるとともに、
ローパスフィルタ２４に導かれ低周波成分が検出される
。

ローパスフィルタ２４の出力はドライバ２５に加−８・ ルタ２４とドライバ２５からなる制御回路は、直流を含
む低周波での負帰還回路として働き、差動回路２２の出
力の低周波分が０になる方向に、一波長板１４の回転角
が制御される。この制御によって、偏光プリズム１６に
入射する光の偏光方向θαは常に４５°に設定されるた
めに、差動回路２２の両人力の雑音成分は常に一致する
ようになり、再生出力中には相殺されてほとんど現れな
くなる。

しかも、この実施例においては差動回路２２０両入力が
互いに逆相の信号成分を含んでおり、信号成分はθαが
４５０で最大となる。従って、Ｓ／Ｎが著しく改善され
た再生出力が得られる。

ところで、実際に光磁気ディスク１の偏光特性を調べて
みると、この偏光特性の変化は光磁気ディスク１の内外
周でほぼ等しい。したがって、光磁気ディスク１の一部
分の差動回路２２の出力の低周波分を検出した信号を記
憶し、この記憶信号を用いて制御することもできる。具
体的には、第１図のローパスフィルタ２４とドライバ２
５との間に、記憶回路２７を設け、モータ５の回転と同
期してイパーを記憶し、出力するように構成すればよい
。

また、第１図の実施例においては、偏光面の回転手段と
して一波長板１４０回転手段２６を用いだが、直接検光
子を回転１．でも良い。すなわち偏光プリズム１６を回
転する構成にしても良い。

また、７ア２デー素子などを用いても良い。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によ１１ば、杓生出力中に
含まれる雑音成分が効果的に除去できかつ検光子に入射
する光の偏光面が常に４５°に設定され、最大の信号成
分が得られるために、ガを極めて高くできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例令・示す概略構成図第２図は
信号検出を説明する図、第３図はθαとＳ／Ｎの関係を
示すグラフである。 １・・・・・・・・・・・・・・・・・光磁気ディスク
２・・・・・・・・・・・・・・・・・磁性膜４・・・
・・・・・・・・・・・・・・・半導体レーザ９°・・
・・・・・・・・・・・・・・対物レンズ１４・・・・
・・・・・・・・・・−波長板１６・・・・・・・・・
・・・・・・偏光プリズム１７α、１７ｂ・・・光検出
器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、直線偏光光源からの光を光磁気記録媒体に集光させ
   る手段と、該光磁気記録媒体を反射又は透過して偏光面
   が変化した光を２分岐する手段と、これら２分岐された
   光のそれぞれに検光子を通した後それぞれ電気信号に変
   換する第１、第２の光電変換系と、前記第１、第２の光
   電変換系の出力の差を検出する差動回路と、該検光子に
   入射する光の偏光面の回転手段と、該差動回路の出力の
   低周波分を検出し、該低周波分が０になる方向に該回転
   手段を制御する制御回路とを備え、前記差動回路の出力
   を再生出力とするようにしたことを特徴とする光磁気再
   生装置。 ２、前記光磁気記録媒体は光磁気ディスクであって、該
   光磁気ディスクの一周分の該差動回路の出力の低周波分
   を検出した信号を記憶し該記憶信号を用いて該回転手段
   を制御することを特徴とする光磁気再生装置。