JPH07169835A - 半導体素子のメタルプラグの形成方法 - Google Patents

半導体素子のメタルプラグの形成方法

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JPH07169835A
JPH07169835A JP31360693A JP31360693A JPH07169835A JP H07169835 A JPH07169835 A JP H07169835A JP 31360693 A JP31360693 A JP 31360693A JP 31360693 A JP31360693 A JP 31360693A JP H07169835 A JPH07169835 A JP H07169835A
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Yoshihiro Sakatani
義広 酒谷
Fumio Sugawara
文雄 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクトホール部へのWプラグの形成後
に、再度、層間絶縁膜全面エッチバック又は、Arスパ
ッタエッチを施すことにより、上層導電層(メタル配
線)の段差被覆性(カバレージ)の向上を図り得る、信
頼性の高い半導体素子のメタルプラグの形成方法を提供
する。 【構成】 半導体素子のコンタクトホールへのメタルプ
ラグの形成方法において、半導体素子のシリコン基板1
1上のソース・ドレイン領域13上に層間絶縁膜14を
形成する工程と、ソース・ドレイン領域13上の層間絶
縁膜14にコンタクトホール15を形成する工程と、該
コンタクトホール15へWプラグ18を形成する工程
と、層間絶縁膜14をエッチバックし、Wプラグ18の
トップ部18aと層間絶縁膜14を略平坦に形成する工
程とを施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヴィアホール部へのメ
タル埋め込み技術を用いた半導体素子のメタルプラグの
形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヴィアホール部へのメタル埋め込
み技術としては、BLK(ブランケット)−W(タング
ステン)CVDによるW埋め込み技術が一般に広く用い
られている。図2はかかる従来のBLK−WCVDによ
る半導体素子のメタルプラグの形成工程断面図である。
【0003】まず、図2(a)に示すように、半導体基
板1上へゲート電極2、ソース・ドレイン領域3を有す
るトランジスタを形成後、PSG,BPSG等CVD酸
化膜からなる層間絶縁膜4を基板全面に形成し、しかる
べき平坦化処理を施した後に、周知のホトリソ・エッチ
ング技術によりコンタクトホール5を形成する。次に、
図2(b)に示すように、スパッタにより、Ti膜を基
板全面に形成した後に、N2 雰囲気中のRTA処理によ
り、熱窒化(TiN)膜6を形成する。引き続き、W−
CVDにより基板全面にW膜7を形成する。
【0004】次に、図2(c)に示すように、全面エッ
チバックにより、コンタクト部以外のW膜7をエッチン
グ除去し、上面部8aを有するWプラグ8を形成する。
次に、図2(d)に示すように、メタル配線9を形成す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来の方法においては、W全面エッチバックでは、
エッチングプロセス制御性の問題から、エッチング終了
時に、コンタクト部のWプラグにロスが発生するのが常
である〔図2(c)参照〕。そのために、その後のメタ
ル配線スパッタの際の当該接続部のメタル配線の段差被
覆性(カバレージ)を悪化させ〔図2(d)参照〕、配
線のエレクトロマイグレーション(Electro m
igration)寿命を低下させることになる。ここ
で、エレクトロマイグレーション現象とは、導体に電流
を流すことにより金属イオンが移動する現象で、Al配
線では電子の流れる方向にAlイオンが移動し、陽極側
にヒロック(金属の突起物)、陰極側にボイド(空孔:
金属イオンの抜けた跡)が発生する。
【0006】また、多層配線においては、このWプラグ
のロス発生のために、コンタクト直上部にメタル配線間
接続部(スルーホール)を形成できないという問題があ
る。本発明は、以上の問題点を除去するため、コンタク
トホールへのWプラグ形成後に、再度、層間絶縁膜全面
エッチバック又は、Arスパッタエッチを施すことによ
り、上層導電層(メタル配線)の段差被覆性の向上を図
り得る、信頼性の高い半導体素子のメタルプラグの形成
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、半導体素子のコンタクトホールへのメタ
ルプラグの形成方法において、 (A)半導体素子の導電層上に層間絶縁膜を形成する工
程と、前記導電層上の層間絶縁膜にコンタクトホールを
形成する工程と、該コンタクトホールへメタルプラグを
形成する工程と、前記層間絶縁膜をエッチバックし、前
記メタルプラグのトップ部と前記層間絶縁膜を略平坦に
形成する工程とを施すようにしたものである。
【0008】(B)半導体素子の導電層上に層間絶縁膜
を形成する工程と、前記導電層上の層間絶縁膜にコンタ
クトホールを形成する工程と、該コンタクトホールへメ
タルプラグを形成する工程と、前記コンタクトホールの
コーナー部にテーパを形成し、前記メタルプラグのトッ
プ部と前記層間絶縁膜を略平坦に形成する工程とを施す
ようにしたものである。
【0009】(C)半導体素子の導電層上に層間絶縁膜
を形成する工程と、前記導電層上の層間絶縁膜にコンタ
クトホールを形成する工程と、該コンタクトホールへメ
タルプラグを形成する工程と、前記層間絶縁膜をエッチ
バックし、前記メタルプラグのトップ部を前記層間絶縁
膜より僅かに突出させる工程とを施すようにしたもので
ある。
【0010】(D)前記半導体素子の導電層上に層間絶
縁膜を形成する工程は、エッチが予定される高さに形成
される膜厚の第1の層間絶縁膜と、該第1の層間絶縁膜
上に形成される終点検出用薄膜と、該終点検出用薄膜上
に形成される第2の層間絶縁膜とをそれぞれ形成するよ
うにしたものである。 (E)前記コンタクトホールの近傍に中間導電層がある
箇所は、レジストにてマスキングして、層間絶縁膜をエ
ッチバックするようにしたものである。
【0011】(F)前記コンタクトホールの近傍に中間
導電層がある箇所のコンタクトホールの形成にあたって
は、そのコンタクトホールの径を大に形成するようにし
たものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、半導体素子のコンタクトホー
ルへのメタルプラグの形成方法において、半導体素子の
導電層上に層間絶縁膜を形成し、前記導電層上の層間絶
縁膜にコンタクトホールを形成し、該コンタクトホール
へメタルプラグを形成し、前記層間絶縁膜をエッチバッ
クし、前記メタルプラグのトップ部と前記層間絶縁膜を
略平坦に形成するようにしたので、上層導電層(Al配
線)の段差被覆性(カバレージ)が改善され、ME(エ
レクトロマイグレーション)耐性が向上し、安定した接
続を行うことができる。
【0013】また、コンタクトホールのコーナー部にA
rスパッタによりテーパを形成するようにしたので、工
程が簡素になり、しかも上層導電層の段差被覆性の向上
を図ることができる。更に、コンタクトホール内から突
出するようにメタルプラグを形成することにより、段差
被覆性の悪いメタル配線の段差被覆性の更なる改善を図
ることができる。特に、メタルプラグの上面部に加え
て、それに続く上端側面部も接続部として寄与させるこ
とができるので、接続の信頼性を高めることができると
ともに、高密度化を図ることができる。
【0014】また、前記半導体素子の導電層上に層間絶
縁膜を、エッチが予定される高さに形成される膜厚の第
1の層間絶縁膜と、該第1の層間絶縁膜上に形成される
終点検出用薄膜と、該終点検出用薄膜上に形成される第
2の層間絶縁膜とで構成するようにしたので、層間絶縁
膜のエッチングにあたり、終点検出用薄膜の存在によ
り、精度良くエッチングを終了することができ、メタル
プラグを適切な高さだけ、コンタクトホールより突出さ
せることができる。
【0015】更に、前記コンタクトホールの近傍に中間
導電層がある箇所は、レジストにてマスキングして、層
間絶縁膜をエッチバックするようにしたので、中間導電
層を十分に保護することができる。また、前記コンタク
トホールの近傍に中間導電層がある箇所のコンタクトホ
ールの形成にあたっては、そのコンタクトホールの径を
大に形成するようにしたので、上記した処理が不可能な
場合においても、上層導電層との接触を十分にとること
ができ、接続の信頼性を高めることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す半
導体素子のメタルプラグの形成工程断面図である。ま
ず、図1(a)に示すように、シリコン基板11上へゲ
ート電極12、ソース・ドレイン領域13を有するトラ
ンジスタを形成後に、PSG,BPSG等CVD酸化膜
からなる層間絶縁膜14を基板全面に形成し、しかるべ
き平坦化処理を施した後に、周知のホトリソ・エッチン
グ技術により、コンタクトホール15を形成する。
【0017】次に、図1(b)に示すように、スパッタ
により、Ti膜を基板全面に形成した後に、N2 雰囲気
中のRTA処理により、熱窒化(TiN)膜16を形成
し、引き続き、W−CVDにより基板全面にW膜17を
形成する。次に、図1(c)に示すように、全面エッチ
バックにより、コンタクト部以外のW膜17をエッチン
グ除去し、Wプラグ18を形成する。
【0018】ここで、コンタクトホール径0.8〜0.
5μm、深さ0.5〜2.0μmでのW埋め込みにおけ
るプラグロス量(落ち込み量)は、約0.2〜0.3μ
mである。しかし、実際のロス量は、更に深く、図1
(c)に示すように、逆円錐形を呈しており、この現象
がその後の当該接続部メタル配線カバレージ悪化の原因
となっている。
【0019】ここまでは、前記した従来のBLK−WC
VD法により形成することができる〔図2(a)〜図2
(c)参照〕。次に、図1(d)に示すように、コンタ
クト形成エッチング条件により、全面エッチバックを行
い、層間絶縁膜14を0.2〜0.3μmエッチング除
去し、層間絶縁膜19を形成する。なお、層間絶縁膜1
4を形成するときは、設定膜厚に対し、0.2〜0.3
μm厚く形成しておき、最終的な層間絶縁膜19が設定
膜厚になるようにする。
【0020】次に、図1(e)に示すように、メタル配
線スパッタにより、メタル配線20を形成する。ここで
は、上記した処理により、Wプラグトップ部18aと層
間絶縁膜19の表面が一致することから、上層導電層
(Al配線)の段差被覆性(カバレージ)が改善され、
安定した接続を行うことができる。また、段差被覆性
(カバレージ)の改善に伴い、ME(エレクトロマイグ
レーション)耐性を向上させることができ、高い信頼性
の接続を行うことができる。
【0021】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図3は本発明の第2の実施例を示す半導体素子の
メタルプラグの形成工程断面図である。まず、図3
(a)に示すように、シリコン基板11上へゲート電極
12、ソース・ドレイン領域13を有するトランジスタ
を形成後、PSG,BPSG等CVD酸化膜からなる絶
縁膜14を基板全面に形成し、しかるべき平坦化処理を
施した後に、周知のホトリソ・エッチング技術により、
コンタクトホール15を形成する。
【0022】次に、図3(b)に示すように、スパッタ
により、Ti膜を基板全面に形成した後に、N2 雰囲気
中のRTA処理により、熱窒化(TiN)膜16を形成
し、引き続き、W−CVDにより基板全面にW膜17を
形成する。次に、図3(c)に示すように、全面エッチ
バックにより、コンタクト部以外のW膜17をエッチン
グ除去し、Wプラグ18を形成する。
【0023】ここまでは、前記した第1の実施例と同様
の工程により形成することができる〔図1(a)〜図1
(c)参照〕。次に、図3(d)に示すように、Arス
パッタエッチにより、層間絶縁膜14のコンタクトホー
ル15のコーナー部にテーパ21を形成する。次に、図
3(e)に示すように、メタル配線スパッタにより、メ
タル配線22を形成する。
【0024】ここでは、上記した処理により、Wプラグ
18のトップ部18aと層間絶縁膜14の表面が略一致
することから、十分なカバレージを確保することができ
るとともに、工程の簡素化を図ることができる。次に、
本発明の第3の実施例について説明する。図4は本発明
の第3の実施例を示す半導体素子のメタルプラグの形成
工程断面図である。
【0025】(1)まず、図4(a)に示すように、N
+ 拡散層32が形成されたシリコン基板31上に絶縁膜
(シリコン酸化膜)33が、例えば8000Å形成され
ている。これを(図示せず)通常のホトリソ・エッチン
グ技術を用い、シリコン酸化膜33を貫通し、N+ 拡散
層32に達するコンタクトホール34を形成する。次い
で、密着層となるTiN膜を約1000Åスパッタし
(図示せず)、次に、全面にWをCVDにより形成する
〔BLK(ブランケット)Wと呼ばれる〕。このBLK
−Wの全面エッチング技術により、Wプラグ35をコン
タクトホール34内に埋め込む。この際、Wプラグ35
の高さは、面内均一性、ローディング効果、オーバエッ
チ等によりシリコン酸化膜33の高さよりは低くなり、
コンタクトホール34内に埋設される形(例えば200
0Å)になる。
【0026】(2)次に、図4(b)に示すように、W
プラグ35とシリコン酸化膜33の選択比が大きくとれ
る条件で、シリコン酸化膜33を約4000Å全面エッ
チバックして、Wプラグ35がシリコン酸化膜33表面
より約2000Å突出した形状を得る。 (3)次に、図4(c)に示すように、バリアメタルと
して、TiN膜を1000Å、メタルとしてAl−Si
−Cu膜を7000Å、ARMとしてTiN膜を100
0Å(それぞれ図示なし)スパッタにより形成し、通常
のホトリソ/エッチング技術を用いパターニングするこ
とにより、メタル積層配線層36を形成する。
【0027】このように、コンタクトホール内をメタル
プラグで完全に埋め込まないようにし、コンタクトホー
ル内から突出するようにメタルプラグを形成することに
より、段差被覆性(カバレージ)の悪いメタル(Al)
配線の段差被覆性の更なる改善を図ることができる。こ
の点について、図5、図6及び図7を用いて詳細に説明
する。
【0028】すなわち、図5(a)に示すように、従来
の場合は、層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホール
5内にWプラグ8が埋め込まれているので、メタル配線
との接続に寄与する面積は、せいぜいそのWプラグ8の
上面8aの面積である。これに対して、この実施例の場
合は、図5(b)に示すように、シリコン酸化膜33の
表面からWプラグ35が突出するので、そのWプラグ3
5の上面部35aに加えて、それに続く上端側面部35
bも接続部として寄与するので、その分、接触面積を向
上させることができる。
【0029】また、図6(b)示すように、従来の場合
は、Wプラグ8に接続するメタル配線9の幅d1 は、合
わせ余裕dM1を持たせて、図6(a)に示すように、メ
タル配線9がWプラグ8からはみ出さないようにしてい
る。したがって、その分メタル配線9の幅d1 は大きく
なる。これに対して、この実施例の場合は、図7(b)
に示すように、メタル積層配線36がWプラグ35から
少々外れても、Wプラグ35の上面部35aに加えて、
それに続く上端側面部35bも接触させることができる
ので、十分な接続を行うことができることになり、図7
(a)に示すように、Wプラグ35に接続するメタル配
線36は、合わせ余裕dM2を小さくすることができ、そ
の分、メタル積層配線36の幅d2 を小さくすることが
できる。
【0030】また、コンタクトホールが微小な場合に
も、接続の信頼性を高めることができる。したがって、
メタル配線の微細化を図ることができ、高密度化に適す
る。次に、本発明の第4の実施例について説明する。図
8は本発明の第4の実施例を示す半導体素子のメタルプ
ラグの形成工程断面図である。
【0031】(1)まず、図8(a)に示すように、拡
散層42が形成されたシリコン基板41上に、シリコン
酸化膜43aを4000Å、シリコン窒化膜43bを5
00Å、シリコン酸化膜43cを4000Å積層して形
成する。この3層の積層された絶縁膜を、通常のホトリ
ソ/エッチング技術を用い(図示せず)、コンタクトホ
ール44を形成する。次いで、第3の実施例の図4
(a)と同様に、BLK−Wを全面エッチバックして、
コンタクトホール44内にWプラグ45を埋め込む。
【0032】(2)次に、図8(b)に示すように、シ
リコン酸化膜43cと、Wプラグ45とシリコン窒化膜
43bのエッチング選択比が大きくとれるエッチング条
件で、全面エッチバックを約4000Å行う。この際、
上記選択比の条件で行っているので、シリコン窒化膜4
3bで精度良くエッチング終了することができ、Wプラ
グ45を2000Åの高さ、コンタクトホール44より
突出した形状を得る。
【0033】(3)次に、図8(c)に示すように、バ
リアメタルとして、TiN膜を1000Å、メタルとし
てAl−Si−Cu膜を7000Å、ARMとしてTi
N膜を1000Å、スパッタにより形成し、通常のホト
リソ/エッチング技術を用いパターニングすることによ
り、メタル積層配線層46を形成する。次に、本発明の
第5の実施例について説明する。
【0034】図9は本発明の第5の実施例を示す半導体
素子のメタルプラグの形成工程断面図である。 (1)まず、図9(a)に示すように、拡散層52が形
成されたシリコン基板51上に、層間絶縁膜53と中間
導電層57、例えばポリサイド層が既にパターニングさ
れている。この層間絶縁膜53にコンタクト径の異なる
コンタクトホール54a,54bを拡散層52へ達する
ように、通常のホトリソ/エッチング技術により形成す
る。次に、前記したBLK−WCVD法により、Wプラ
グ55a,55bを各々のコンタクトホール54a,5
4bにエッチバック技術により形成する。更に、通常の
ホトリソ技術により、レジスト58をパターニングす
る。
【0035】(2)次に、図9(b)に示すように、そ
のレジスト58をマスクに層間絶縁膜53のエッチバッ
クを行い、コンタクトホール54aのWプラグ55aの
トップ部が周囲の層間絶縁膜53より突出するようにす
る。一方、コンタクトホール54bは、レジスト58に
よるマスクでマスキングするため形状は変わらない。 (3)次に、図9(c)に示すように、Al配線56を
形成する。
【0036】本実施例では、下層導電層として拡散層5
2、上層導電層としてAl配線56としているが、下層
導電層と上層導電層間をメタルプラグで接続するのであ
るから、下層、上層の組み合わせは、多結晶Si、ポリ
サイド、サリサイド、高融点金属、メタル(AlやC
u)等であっても構わない。このように構成することに
より、前記コンタクトホールの近傍に中間導電層がある
箇所は、レジストにてマスキングして、層間絶縁膜をエ
ッチバックするようにしたので、中間導電層を十分に保
護することができる。
【0037】また、前記コンタクトホールの近傍に中間
導電層がある箇所のコンタクトホールの形成にあたって
は、そのコンタクトホールの径を大に形成するようにし
たので、上記した処理が不可能な場合においても、上層
導電層との接触を十分にとることができ、接続の信頼性
を高めることができる。また、本実施例では、Wプラグ
の形成にあたっては、選択CVD成長によるCVDでも
構わないし、BPC(Buried PolySi C
ontact)であってもプラグとなるものならば何で
も良い。
【0038】なお、発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能で
あり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0039】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、コンタクトホールへのメタルプラグの形成方法
において、半導体素子の導電層上に層間絶縁膜を形成
し、前記導電層上の層間絶縁膜にコンタクトホールを形
成し、該コンタクトホールへメタルプラグを形成した
後、前記層間絶縁膜をエッチバックし、前記メタルプラ
グのトップ部と前記層間絶縁膜を略平坦に形成するよう
にしたので、上層導電層(Al配線)の段差被覆性が改
善され、エレクトロマイグレーション耐性が向上し、安
定した接続を行うことができる。
【0040】また、コンタクトホールのコーナー部に、
テーパを形成するようにしたので、工程が簡素になり、
しかも上層導電層の段差被覆性の向上を図ることができ
る。更に、コンタクトホール内から突出するようにメタ
ルプラグを形成することにより、段差被覆性の悪いメタ
ル配線の段差被覆性の更なる改善を図ることができる。
特に、メタルプラグの上面部に加えて、それに続く上端
側面部も接続部として寄与させることができるので、接
続の信頼性を高めることができるとともに、高密度化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す半導体素子のメタ
ルプラグの形成工程断面図である。
【図2】従来の半導体素子のメタルプラグの形成工程断
面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す半導体素子のメタ
ルプラグの形成工程断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す半導体素子のメタ
ルプラグの形成工程断面図である。
【図5】メタルプラグのトップ部の斜視図である。
【図6】従来のメタルプラグに対する上層配線の説明図
である。
【図7】本発明のメタルプラグに対する上層配線の説明
図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示す半導体素子のメタ
ルプラグの形成工程断面図である。
【図9】本発明の第5の実施例を示す半導体素子のメタ
ルプラグの形成工程断面図である。
【符号の説明】
11,31,41,51 シリコン基板 12 ゲート電極 13 ソース・ドレイン領域 14,19,53 層間絶縁膜 15,34,44,54a,54b コンタクトホー
ル 16 熱窒化(TiN)膜 17 W膜 18,35,45,55a,55b Wプラグ 18a Wプラグトップ部 20,22 メタル配線 21 テーパ 32 N+ 拡散層 33,43a,43c 絶縁膜(シリコン酸化膜) 35a Wプラグの上面部 35b Wプラグの上端側面部 36,46 メタル積層配線層 42,52 拡散層 43b シリコン窒化膜 56 Al配線 57 中間導電層 58 レジスト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子のコンタクトホールへのメタ
    ルプラグの形成方法において、 (a)半導体素子の導電層上に層間絶縁膜を形成する工
    程と、 (b)前記導電層上の層間絶縁膜にコンタクトホールを
    形成する工程と、 (c)該コンタクトホールへメタルプラグを形成する工
    程と、 (d)前記層間絶縁膜をエッチバックし、前記メタルプ
    ラグのトップ部と前記層間絶縁膜を略平坦に形成する工
    程とを施すことを特徴とする半導体素子のメタルプラグ
    の形成方法。
  2. 【請求項2】 半導体素子のコンタクトホールへのメタ
    ルプラグの形成方法において、 (a)半導体素子の導電層上に層間絶縁膜を形成する工
    程と、 (b)前記導電層上の層間絶縁膜にコンタクトホールを
    形成する工程と、 (c)該コンタクトホールへメタルプラグを形成する工
    程と、 (d)前記コンタクトホールのコーナー部にテーパを形
    成し、前記メタルプラグのトップ部と前記層間絶縁膜を
    略平坦に形成する工程とを施すことを特徴とする半導体
    素子のメタルプラグの形成方法。
  3. 【請求項3】 半導体素子のコンタクトホールへのメタ
    ルプラグの形成方法において、 (a)半導体素子の導電層上に層間絶縁膜を形成する工
    程と、 (b)前記導電層上の層間絶縁膜にコンタクトホールを
    形成する工程と、 (c)該コンタクトホールへメタルプラグを形成する工
    程と、 (d)前記層間絶縁膜をエッチバックし、前記メタルプ
    ラグのトップ部を前記層間絶縁膜より僅かに突出させる
    工程とを施すことを特徴とする半導体素子のメタルプラ
    グの形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体素子のメタルプラ
    グの形成方法において、前記半導体素子の導電層上に層
    間絶縁膜を形成する工程は、エッチが予定される高さに
    形成される膜厚の第1の層間絶縁膜と、該第1の層間絶
    縁膜上に形成される終点検出用薄膜と、該終点検出用薄
    膜上に形成される第2の層間絶縁膜とをそれぞれ形成す
    ることを特徴とする半導体素子のメタルプラグの形成方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の半導体素子のメタルプラ
    グの形成方法において、前記コンタクトホールの近傍に
    中間導電層がある箇所は、レジストにてマスキングし
    て、層間絶縁膜をエッチバックすることを特徴とする半
    導体素子のメタルプラグの形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の半導体素子のメタルプラ
    グの形成方法において、前記コンタクトホールの近傍に
    中間導電層がある箇所のコンタクトホールの形成にあた
    っては、そのコンタクトホールの径を大に形成すること
    を特徴とする半導体素子のメタルプラグの形成方法。
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