JPH07169670A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07169670A
JPH07169670A JP31317693A JP31317693A JPH07169670A JP H07169670 A JPH07169670 A JP H07169670A JP 31317693 A JP31317693 A JP 31317693A JP 31317693 A JP31317693 A JP 31317693A JP H07169670 A JPH07169670 A JP H07169670A
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JP
Japan
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pattern
scribe lane
monitor
light
reticle
Prior art date
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Pending
Application number
JP31317693A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Shimano
彰夫 嶋野
Atsuhiro Kajitani
敦宏 柁谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイシングしたときのスクライブレーン領域
のパターンの剥離等を防止し、組立工程における信頼性
を向上する。 【構成】 光を遮る遮光パターン8として、モニターパ
ターン7の輪郭を1μm広げたパターンを用いている。
このレチクルを用いて、被投影露光領域におけるモニタ
ーパターンと遮光パターンが重なるように被投影領域を
ずらしながら繰り返し縮小投影露光すると、最左端を除
くスクライブレーン領域には必要とするサイズのアルミ
配線層のモニターパターンが得られ、最左端のスクライ
ブレーン領域にはサイズは若干異なるもののモニターパ
ターンとほぼ同等のパターンを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、縮小投影露光装置を
用いてレチクルパターンを半導体基板に投影する工程に
よりスクライブレーン内にマスクパターンを形成する半
導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、MOS集積回路に代表される半導
体装置は益々微細化の一途をたどり、2μm以下のデザ
インルールに従う半導体装置は、主として縮小投影露光
装置を用いて製造されるようになった。縮小投影露光装
置は、レチクルに描画されたマスクパターンを縮小投影
しながら半導体ウエーハ上を一定のピッチで繰り返し投
影露光するものである。また半導体ウエーハを有効利用
する目的で、アライメントマークのみならずプロセスチ
ェックモニター、アライメントチェックモニター、寸法
測定マーク等をスクライブレーン内に設けることが一般
的に行なわれるようになってきた。
【0003】図3はスクライブレーン内にマスクパター
ンを形成するための従来のレチクルの構成を示すもので
ある。1はチップパターン領域であり、図3では1枚の
レチクルに2つのチップパターン領域1がスクライブレ
ーン対応領域2をはさんで描かれている。最外側の一方
のスクライブレーン対応領域2内のモニターパターン領
域3の中にモニターパターンが配置されている。そし
て、最外側の他方のスクライブレーン対応領域2内の遮
光パターン領域4には、モニターパターン領域3を覆う
大きさの遮光パターンがモニターパターン領域3に対応
した位置に配置されている。モニターパターンおよび遮
光パターンの詳細を図4に示す。図4(A)のモニター
パターン5に対して、図4(B)のように遮光パターン
6はモニターパターン領域3全体を遮光するようなパタ
ーンが使用されている。
【0004】以上のように構成された従来のレチクルを
用いて縮小投影露光を行なったときのパターン形成につ
いて説明する。まず、図3のレチクルを用いて1度露光
を行なうと2チップ分のチップパターンとその右側にモ
ニターパターン、左側には遮光パターンがプリントされ
る。つぎに、モニターパターン領域3と遮光パターン領
域4が重なるように被投影領域をずらして繰り返し露光
を行なうと、既にプリントされたモニターパターンに遮
光パターンが重なるが、この領域は二重露光されること
がないのでモニターパターンが消えたり別パターンに変
わることがない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、繰り返し縮小投影露光された半導体ウエー
ハにおいて、一方の端の最外側のスクライブレーン領域
には遮光パターンのみがプリントされることとなり、モ
ニターパターンを形成することができない。例えば、上
記従来のレチクルを用いてアルミ配線層を形成した場
合、ウエーハ左端の最外側のスクライブレーン領域にア
ルミが広範囲にわたって残ることとなる。このため、拡
散工程を終えた半導体ウエーハをダイシングによりチッ
プに分割する際、切削面でアルミ層が巻き上がったり、
ダイシング後にチップ端に幅の狭いアルミ層が残りこれ
が剥離することがあり、組立工程においてワイヤに接触
する等著しく信頼性を低下させる原因になるという問題
点を有していた。
【0006】また、チップパターンの微細化に伴い樹脂
パッケージ封止時の樹脂内成分の流動からチップ表面を
保護するためポリイミド等の樹脂膜を半導体チップ表面
に形成することが行なわれるようになった。製造工程を
削減してコストダウンを図る目的で例えば特開昭63−
51460号公報に示されているように、ボンディング
パッド部のチップコート層を開口した後、チップコート
層をエッチングマスクとしてその下のシリコン窒化膜等
のチップ表面保護膜をエッチングすることが行なわれて
いる。この製造プロセスを採用する場合においても、ス
クライブレーン領域にチップコート層を残さないとモニ
ターパターンのアルミ配線層が露出し、ダイシングした
時に切削面でのアルミ層の巻き上がりが発生し、ワイヤ
との接触等の組立工程での信頼性低下を招くという問題
点を有していた。
【0007】この発明はかかる点に鑑み、ダイシングし
たときのスクライブレーン領域のパターンの剥離等を防
止し、組立工程における信頼性を向上することのできる
半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置の製造方法は、1個以上のチップパターン領域の周囲
にスクライブレーン対応領域を有し、最外側の一方のス
クライブレーン対応領域にモニターパターンを設け、最
外側の他方のスクライブレーン対応領域にモニターパタ
ーンと同一または輪郭を広げた遮光パターンを設けたレ
チクルを準備する工程と、このレチクルを用いて、被投
影露光領域におけるモニターパターンと遮光パターンが
重なるように被投影領域をずらしながら繰り返し投影露
光する露光工程とを含むことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の半導体装置の製造方法は、
請求項1記載の半導体装置の製造方法において、レチク
ルのモニターパターンがアルミ配線層形成用のパターン
である。請求項3記載の半導体装置の製造方法は、1個
以上のチップパターン領域の周囲にスクライブレーン対
応領域を有し、最外側の一方のスクライブレーン対応領
域にアルミ配線層形成用のモニターパターンを設け、最
外側の他方のスクライブレーン対応領域にモニターパタ
ーンと同一または輪郭を広げた遮光パターンを設けたア
ルミ配線層形成用レチクルを準備する工程と、アルミ配
線層形成用レチクルを用いて、被投影露光領域における
モニターパターンと遮光パターンが重なるように被投影
領域をずらしながら繰り返し投影露光する第1の露光工
程と、1個以上のチップパターン領域の周囲にスクライ
ブレーン対応領域を有し、最外側の一方のスクライブレ
ーン対応領域にダイシング切削面のアルミ配線層が被覆
されるように設計されたチップコート層形成用のモニタ
ーパターンを設け、最外側の他方のスクライブレーン対
応領域にモニターパターンと同一または輪郭を広げた遮
光パターンを設けたチップコート層形成用レチクルを準
備する工程と、チップコート層形成用レチクルを用い
て、被投影露光領域におけるモニターパターンと遮光パ
ターンが重なるように被投影領域をずらしながら繰り返
し投影露光する第2の露光工程とを含むことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】この発明によれば、モニターパターンと同一ま
たは輪郭を広げた遮光パターンを設けたレチクルを用い
て繰り返し投影露光することにより、モニターパターン
が消えたり変形したりすることなく形成することができ
るとともに、被投影領域の半導体ウエーハの最外側に形
成されるパターンを、モニターパターンと同一または輪
郭を広げたパターンとすることができる。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照しながら説明
する。まず、この発明の第1の実施例におけるレチクル
の領域構成は図3と同様であるが、モニターパターン領
域3と遮光パターン領域4のパターンはそれぞれ図1
(A),(B)に示すものである。
【0012】この第1の実施例におけるレチクルは、ア
ルミ配線層形成用レチクルであり、図1に示すように、
光を遮る遮光パターン8として、モニターパターン7の
輪郭を1μm広げた(以下「リサイズ処理」という)パ
ターンを用いている。以上のように構成されるレチクル
を用いて、被投影露光領域におけるモニターパターンと
遮光パターンが重なるように被投影領域をずらしながら
繰り返し縮小投影露光すると、モニターパターンがプリ
ントされた被投影領域に、モニターパターンをリサイズ
処理した遮光パターンが再度露光されるが、遮光パター
ンの遮光領域の方が大きいので最終的にはモニターパタ
ーンがプリントされる。一方、半導体ウエーハの最左端
のスクライブレーン領域には、モニターパターンをリサ
イズ処理したパターンがプリントされる。したがって、
最左端を除くスクライブレーン領域には必要とするサイ
ズのアルミ配線層のモニターパターンが得られ、最左端
のスクライブレーン領域にはサイズは若干異なるものの
モニターパターンとほぼ同等のパターンを得ることがで
きる。
【0013】以上のようにこの実施例によれば、アルミ
配線層形成用レチクルにおいて、この発明を適用するこ
とによって、半導体ウエーハの最外端のスクライブレー
ン領域には、モニターパターンとほぼ同等のパターンが
形成されるため、ダイシングによって細長いアルミ配線
層が剥離したり、切削箇所で巻き上がる現象を防止で
き、半導体装置の信頼性の向上を図ることができる。
【0014】なお、第1の実施例において、遮光パター
ン8を、モニターパターン7の輪郭を1μm広げたパタ
ーンとしたが、これはモニターパターンのレジスト現像
後の寸法を正確に出すためであり、露光部分の寸法に精
度を必要としない場合はモニターパターン7と同じもの
を遮光パターン8として用いることもできる。この発明
の第2の実施例として、アルミ配線層形成とチップコー
ト層形成にこの発明を適用した場合を説明する。
【0015】この第2の実施例では、アルミ配線層は第
1の実施例におけるアルミ配線層形成用レチクルを用い
て同様にして形成する。また、チップコート層形成用レ
チクルの領域構成は図3と同様であり、チップコート層
形成用レチクルのモニターパターンは、図2に示すもの
である。図2に示すように、チップコート層形成用レチ
クルは、ダイシング切削面を横断するアルミ配線層にコ
ート層が残るようなモニターパターン9を作成し、これ
を図3のモニターパターン領域3および遮光パターン領
域4の両方に配置して製作した。なお、アルミ配線層に
対応する部分を図3において破線で示す。このチップコ
ート層形成用レチクルを用いて、被投影露光領域におけ
るモニターパターンと遮光パターンが重なるように被投
影領域をずらしながら繰り返し縮小投影露光する。
【0016】この方法で製造された半導体ウエーハは、
ダイシング切削部分のアルミがチップ表面保護膜および
チップコート膜で被覆されているので、切削部分におい
てアルミが巻き上がったり、巻き上がったアルミ片がの
ちに遊離することがない。すなわちこの実施例によれ
ば、ウエーハ最外側のスクライブレーンにおいても切削
部分のアルミ配線層にチップコート膜およびチップ表面
保護膜が被覆されることとなり、組立工程における問題
点を完全に解決することができる。
【0017】なおこの実施例では、チップコート層形成
レチクルのモニターパターンと遮光パターンを同一のパ
ターン9としたが、これは同一パターンで2回露光され
ることで現像後の寸法が多少変わっても問題とならない
ためであり、もちろんアルミ配線層形成用レチクルのよ
うに、モニターパターンの輪郭を広げたものを遮光パタ
ーンとして用いてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の半導体装
置の製造方法は、モニターパターンと同一または輪郭を
広げた遮光パターンを設けたレチクルを用いて繰り返し
投影露光することにより、モニターパターンが消えたり
変形したりすることなく形成することができるととも
に、被投影領域の半導体ウエーハの最外側のスクライブ
レーン領域に形成されるパターンを、モニターパターン
と同一または輪郭を広げたパターンとすることができ
る。その結果、ダイシングしたときのスクライブレーン
領域のパターンの剥離等を防止でき、組立工程における
信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例におけるアルミ配線層
形成用レチクルに用いたモニターパターンと遮光パター
ンを示す図。
【図2】この発明の第2の実施例におけるチップコート
層形成用レチクルに用いたモニターパターンを示す図。
【図3】従来の縮小投影露光装置用レチクルの構成図。
【図4】従来のアルミ配線層形成用レチクルに用いるモ
ニターパターンと遮光パターンを示す図。
【符号の説明】
1 チップパターン領域 2 スクライブレーン対応領域 7 モニターパターン 8 遮光パターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個以上のチップパターン領域の周囲に
    スクライブレーン対応領域を有し、最外側の一方の前記
    スクライブレーン対応領域にモニターパターンを設け、
    最外側の他方の前記スクライブレーン対応領域に前記モ
    ニターパターンと同一または輪郭を広げた遮光パターン
    を設けたレチクルを準備する工程と、 前記レチクルを用いて、被投影露光領域における前記モ
    ニターパターンと前記遮光パターンが重なるように前記
    被投影領域をずらしながら繰り返し投影露光する露光工
    程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 レチクルのモニターパターンがアルミ配
    線層形成用のパターンである請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 1個以上のチップパターン領域の周囲に
    スクライブレーン対応領域を有し、最外側の一方の前記
    スクライブレーン対応領域にアルミ配線層形成用のモニ
    ターパターンを設け、最外側の他方の前記スクライブレ
    ーン対応領域に前記モニターパターンと同一または輪郭
    を広げた遮光パターンを設けたアルミ配線層形成用レチ
    クルを準備する工程と、 前記アルミ配線層形成用レチクルを用いて、被投影露光
    領域における前記モニターパターンと前記遮光パターン
    が重なるように前記被投影領域をずらしながら繰り返し
    投影露光する第1の露光工程と、 1個以上のチップパターン領域の周囲にスクライブレー
    ン対応領域を有し、最外側の一方の前記スクライブレー
    ン対応領域にダイシング切削面のアルミ配線層が被覆さ
    れるように設計されたチップコート層形成用のモニター
    パターンを設け、最外側の他方の前記スクライブレーン
    対応領域に前記モニターパターンと同一または輪郭を広
    げた遮光パターンを設けたチップコート層形成用レチク
    ルを準備する工程と、 前記チップコート層形成用レチクルを用いて、被投影露
    光領域における前記モニターパターンと前記遮光パター
    ンが重なるように前記被投影領域をずらしながら繰り返
    し投影露光する第2の露光工程とを含むことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
JP31317693A 1993-12-14 1993-12-14 半導体装置の製造方法 Pending JPH07169670A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005084379A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Renesas Technology Corp フォトマスクおよび半導体装置の製造方法
JP2009258420A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Seiko Epson Corp フォトマスクおよび半導体装置の製造方法
CN103091971A (zh) * 2011-10-27 2013-05-08 中芯国际集成电路制造(北京)有限公司 掩模板及其制造方法、以及监测掩模板雾状污染的方法
JP2013222100A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Fujitsu Semiconductor Ltd レチクル、露光方法、半導体装置の製造方法

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