JPH06163688A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH06163688A
JPH06163688A JP31192392A JP31192392A JPH06163688A JP H06163688 A JPH06163688 A JP H06163688A JP 31192392 A JP31192392 A JP 31192392A JP 31192392 A JP31192392 A JP 31192392A JP H06163688 A JPH06163688 A JP H06163688A
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JP
Japan
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region
scribe
wiring
film
area
Prior art date
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Pending
Application number
JP31192392A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Chatani
雅夫 茶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェハーの上でのチップとスクライブ領域と
の段差によるパターン異常,膜厚異常等を防止する。 【構成】 ウェハー上で素子形成領域とスクライブ領域
の境界近傍の素子形成領域上(LOCOS12上)に、
ポリシリコン配線16を素子形成領域全体を囲むように
隆起して形成し、さらに1Al下層間膜13に、ポリシ
リコン配線16と同様に1Al配線17を形成する。こ
れにより、1Al以降のフォトレジストの塗布,シリカ
塗布時に塗布液のスクライブ領域への流れ込みを防止
し、素子形成領域での塗布膜の膜厚を均一化してパター
ン異常,膜厚異常を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
構造に関し、特にスクライブ領域近傍の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体集積回路装置には、ウェハ
ー上に形成された複数個のチップを分離するためのスク
ライブ領域がある。図3,4は、従来例1に係る半導体
集積回路装置のスクライブ領域を示す図である。Si基
板11上のスクライブ領域には、LOCOS12が形成
されず、1Al下層間膜13,1−2Al間層間膜1
4,カバー膜15のそれぞれをパターニングし、かつエ
ッチングすることにより、Si基板11を露出させ、そ
れぞれLOCOS端5,コンタクト端6,スルーホール
端7,カバー端8が形成されていた。9はパッドであ
る。
【0003】また、特開平3−116946号公報に記
載された従来例2では図5に示すように、Si基板11
の素子領域20をエッチング処理してスクライブ領域1
9より低くした後、従来例1と同様な工程で半導体集積
回路を形成する構造を提案している。
【0004】さらに特開平3−263853号公報に記
載された従来例3では、図6(a),(b)に示すよう
に、従来例1のようにスクライブ領域の層間膜をパター
ニング,エッチングすることにより、Si基板11を露
出させるのではなく、スクライブ領域19にはLOCO
S12を形成せず、1Al下層間膜13に細長いコンタ
クト4を複数形成し、このコンタクト4をカバーし、さ
らにスルーホール21の台座となるように1Al配線1
7を形成する。同様に1−2Al層間膜14に細長いス
ルーホール21を形成し、このスルーホール21をカバ
ーするように2Al配線18を形成し、パッド9以外の
領域には、カバー膜15を残す構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3及び図4に示す従
来例1では、スクライブ領域のSi基板を最終的に露出
させるため、スクライブ領域のLOCOSを形成せず、
図4のようにコンタクト,スルーホール,カバー工程で
各層間膜をエッチングしているので、大きな段差が形成
され、素子形成領域に対しスクライブ領域が大きく凹ん
だ形状となる。この凹みは、製造工程におけるフォトレ
ジストの塗布,層間膜形成時のシリカ塗布布等におい
て、塗布膜の局所的薄膜化の原因となり、パターニング
異常,層間膜異常を引き起こすという問題点があった。
【0006】また、図5に示す従来例2は、従来例1の
欠点を解決するため、予めSi基板の素子形成領域のみ
をエッチングしてスクライブ領域よりも低くしておき、
従来例1と同様の製造方法を用いて最終的に素子形成領
域とスクライブ領域の段差を少なくする方法であるが、
Si基板のエッチングはフォトリソグラフィー工程,エ
ッチング工程等の多くの追加工程が必要であり、また、
そのエッチングもかなりの量が必要である。
【0007】さらにエッチング後の平坦性,ダメージ等
も十分な注意が必要となり、工程増加,特性悪化等の問
題がある。
【0008】図6に示す従来例3でも、従来例1の欠点
を解決するための方法であるが、スクライブ領域に目合
せ用パターン,チェック用パターン、その他の周辺パタ
ーンを挿入した場合は、平坦化できず、従来例1と同様
の問題が発生し、またスクライブ領域に層間膜,配線金
属等が残っているため、ダイシング時にダイサーの刃の
寿命を短くしたり、チップクラック等が発生したりする
という問題がある。
【0009】本発明の目的は、スクライブ領域への塗布
液の流れ込みを防止し、パターン異常,膜厚異常等を防
止する半導体集積回路装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に半
導体素子形成領域とスクライブ領域とを有する半導体集
積回路装置であって、スクライブ領域は、半導体素子形
成領域を分割するものであり、スクライブ領域と半導体
素子形成領域との境界近傍には、土手部が隆起して形成
され、該土手部は、半導体素子形成領域を取り囲み、半
導体素子形成領域からスクライブ領域への塗布液等の流
れ込みを阻止するものである。
【0011】また、前記土手部は、少なくともポリシリ
コン膜,ポリシリコンと金属ケイ化物との複層膜又は金
属膜の配線である。
【0012】
【作用】素子形成領域とスクライブ領域の境界近傍の素
子形成領域に、ポリシリ,配線金属のうち1層以上の配
線を素子形成領域を囲むように形成してあるため、塗布
液の流れ込みを配線にて防止する。
【0013】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)は、本発明の一実施例を示す平面図、図
1(b)は、(a)のA部拡大図、図2は図1(b)の
A−A’線断面図である。
【0014】図において、本発明に係る半導体集積回路
装置は、Siウェハー1,チップ2,スクライブ領域
3,LOCOS端5,コンタクト端6,スルーホール端
7,カバー端8,パッド9,ポリシリコン,1Al配線
10,Si基板11,LOCOS12,1Al下層間膜
13,1−2Al間層間膜14,カバー膜15,ポリシ
リコン配線16,1Al配線17により構成される。
【0015】さらに本発明では、スクライブ領域のLO
COS端5から素子形成領域側に5μm入ったLOCO
S12上に、幅3μmのポリシリコン配線16をチップ
2を囲むようにチップ外周全体に形成し、同様に1Al
下層間膜13上にポリシリコン配線16とオンライン
で、幅3μmの1Al配線17をチップで囲むようにチ
ップ外周全体に形成してある。
【0016】製造上では、1Al下層間膜13のスクラ
イブ領域での形状は、下層の段差がLOCOS段差のみ
のため、比較的平坦であり、コンタクト形状時のフォト
レジスト塗布膜厚は、素子形成領域とスクライブ領域で
ほぼ均一である。しかし、コンタクトの開口後は、スク
ライブ領域にコンタクト端6による段差が形成され、ポ
リシリコン配線16が無い場合、アルミスパッタ後の1
アルミ工程での周辺領域のフォトレジスト塗布膜は、ス
クライブ領域に流れ込み薄膜化し、パターン異状を起こ
す場合がある。
【0017】ポリシリコン配線16がある場合、1Al
下層間膜13が図2のように凸状に隆起し、フォトレジ
スト塗布膜のスクライブ領域への流れ込みを防止する。
【0018】さらに、1Al下層間膜13上にポリシリ
コン配線16と同様に1Al配線17を形成すれば、図
2に示すように高い壁が形成され、1−2Al層間膜1
4の形成時にシリカ塗布膜を使用した場合でも、スクラ
イブ領域へのシリカ塗布膜の流れ込みを防止し、チップ
周辺領域でも層間膜薄膜化を防止する。その後の2Al
形成時のフォトリソグラフィー工程でも同様である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ウェハー
の素子形成領域とスクライブ領域の境界近傍の素子形成
領域上に、素子形成領域を囲むようにポリシリコン,配
線金属等の配線を形成したため、フォトレジスト,シリ
カ塗布膜等の塗布時に素子形成領域より低いスクライブ
領域への塗布膜の流れ込みを防止し、チップ周辺部での
パターン異常,膜厚異常を防止し、均一な膜厚の塗布膜
を形成できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例を示す平面図、
(b)は(a)のA部拡大図である。
【図2】図1(b)のA−A’線断面図である。
【図3】(a)は従来例1を示す平面図、(b)は
(a)のB部拡大図である。
【図4】図3(b)のB−B’線断面図である。
【図5】従来例2を示す断面図である。
【図6】(a)は従来例3を示す平面図、(b)は
(a)のC−C’線断面図である。
【符号の説明】
1 Siウェハー 2 チップ 3 スクライブ領域 4 コンタクト 5 LOCOS端 6 コンタクト端 7 スルーホール端 8 カバー端 9 パッド 10 ポリシリコン,1Al配線 11 Si基板 12 LOCOS 13 1Al下層間膜 14 1−2Al間層間膜 15 カバー膜 16 ポリシリコン配線 17 1Al配線 18 2Al配線 19 スクライブ領域 20 素子領域 21 スルーホール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に半導体素子形成領域とス
    クライブ領域とを有する半導体集積回路装置であって、 スクライブ領域は、半導体素子形成領域を分割するもの
    であり、 スクライブ領域と半導体素子形成領域との境界近傍に
    は、土手部が隆起して形成され、 該土手部は、半導体素子形成領域を取り囲み、半導体素
    子形成領域からスクライブ領域への塗布液等の流れ込み
    を阻止するものであることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  2. 【請求項2】 前記土手部は、少なくともポリシリコン
    膜,ポリシリコンと金属ケイ化物との複層膜又は金属膜
    の配線であることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路装置。
JP31192392A 1992-11-20 1992-11-20 半導体集積回路装置 Pending JPH06163688A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001023937A (ja) * 1999-05-20 2001-01-26 Texas Instr Inc <Ti> 半導体デバイス内のスクライブストリートシール及び製造方法
WO2005062356A1 (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Hitachi, Ltd. 装置とその製造方法

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