JP2009258420A - フォトマスクおよび半導体装置の製造方法 - Google Patents

フォトマスクおよび半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウェハ上のアライメントマーク領域に対応する領域を重複して露光することなく、有効チップの数を増大することができるフォトマスクを提供する。
【解決手段】デバイス領域10と、複数のスクライブ領域20と、複数のスクライブ領域20のうち最外周に配置された外周スクライブ領域であって、互いに対向する外周スクライブ領域のうちの一方に形成された遮光領域30と、互いに対向する外周スクライブ領域のうちの他方に形成されたアライメントマーク領域40と、を含み、スクライブ領域20の平面形状は、長辺と短辺とを有する矩形であり、遮光領域30は、遮光領域30が形成されている外周スクライブ領域の第1短辺から第2短辺まで、連続しており、互いに対向する外周スクライブ領域のうちの一方と、互いに対向する外周スクライブ領域のうちの他方と、を重ね合わせたとき、アライメントマーク領域40は、遮光領域30内に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォトマスクおよび半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造プロセスにおいて、ウェハ上に多数の半導体チップを形成するには、フォトリソグラフィを利用して、ウェハに対し回路パターンの転写、現像、エッチングが行われる。回路パターンの転写には、ステッパ装置などを使用してフォトマスクに形成されているパターンを、ウェハに縮小投影することが行われる。
このような半導体装置の製造プロセスにおいて、ウェハ上のスクライブ領域には、フォトマスクとウェハとの位置合わせなどを行うためのプロセスパターン(アライメントマーク)が形成される。一般的に、ステッパ装置により、フォトマスクのパターンを1ショットずつウェハ上に縮小露光する場合、スクライブ領域は隣り合うショットの露光時に重複して露光される。
そのため、例えば特許文献1では、ウェハ上に露光されたプロセスパターンが重複して露光されないように、プロセスパターンが形成されるスクライブ領域と対向するスクライブ領域に、プロセスパターンと同じ面積の遮光領域を形成している。
特開2003−140317号公報
本発明の目的は、ウェハ上のアライメントマーク領域に対応する領域を重複して露光することなく、いわゆるショットずらしを容易に実施することができ、有効チップの数を増大することができるフォトマスクを提供することにある。また、本発明の目的は、上記フォトマスクを用いた半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明に係るフォトマスクは、
デバイスパターンが形成されたデバイス領域と、
前記デバイス領域の周囲に形成された複数のスクライブ領域と、
複数の前記スクライブ領域のうち最外周に配置された外周スクライブ領域であって、互いに対向する前記外周スクライブ領域のうちの一方に形成された遮光領域と、
互いに対向する前記外周スクライブ領域のうちの他方に形成されたアライメントマーク領域と、を含み、
前記スクライブ領域の平面形状は、長辺と短辺とを有する矩形であり、
前記遮光領域は、該遮光領域が形成されている前記外周スクライブ領域の第1短辺から第2短辺まで、連続しており、
互いに対向する前記外周スクライブ領域のうちの一方と、互いに対向する前記外周スクライブ領域のうちの他方と、を重ね合わせたとき、前記アライメントマーク領域は、前記遮光領域内に配置される。
本発明に係るフォトマスクは、ウェハ上のアライメントマーク領域に対応する領域を重複して露光することなく、いわゆるショットずらしを容易に実施することができ、有効チップの数を増大することができる。
本発明に係るフォトマスクにおいて、
前記アライメントマーク領域の幅は、前記遮光領域の幅以下であることができる。
本発明に係るフォトマスクにおいて、
前記デバイス領域は、前記スクライブ領域を介して、行および列からなるマトリックス状に形成され、
前記遮光領域は、第1外周スクライブ領域と、第2外周スクライブ領域と、に形成され、
前記アライメントマーク領域は、第3外周スクライブ領域と、第4外周スクライブ領域と、に形成され、
前記第1外周スクライブ領域および前記第3外周スクライブ領域の長辺は、前記デバイス領域の行方向と直交し、
前記第2外周スクライブ領域および前記第4外周スクライブ領域の長辺は、前記デバイス領域の列方向と直交していることができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、
本発明に係るフォトマスクを用いて、第1ショットを露光する工程と、
前記フォトマスクを用いて、前記第1ショットと重なり部分を有する第2ショットを露光する工程と、を含み、
前記重なり部分は、前記第1ショットの前記アライメントマーク領域が形成されている前記外周スクライブ領域に対応する領域と、前記第2ショットの前記遮光領域が形成されている前記外周スクライブ領域に対応する領域と、からなることができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、
本発明に係るフォトマスクを用いて、第1ショットを露光する工程と、
前記フォトマスクを用いて、前記第1ショットと重なり部分を有する第2ショットを露光する工程と、を含み、
前記重なり部分は、前記第1ショットの前記第3外周スクライブ領域に対応する領域の一部と、前記第2ショットの前記第1外周スクライブ領域に対応する領域の一部と、からなり、
前記第2ショットは、前記第1ショットに対して、前記列方向に変位した位置に露光されることができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、
前記第2ショットは、前記列方向に配列された前記スクライブ領域のうち隣り合う2つの中心線間の寸法を単位として、前記変位した位置に露光されることができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、
本発明に係るフォトマスクを用いて、第1ショットを露光する工程と、
前記フォトマスクを用いて、前記第1ショットと重なり部分を有する第2ショットを露光する工程と、を含み、
前記重なり部分は、前記第1ショットの前記第4外周スクライブ領域に対応する領域の一部と、前記第2ショットの前記第2外周スクライブ領域に対応する領域の一部と、からなり、
前記第2ショットは、前記第1ショットに対して、前記行方向に変位した位置に露光されることができる。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、
前記第2ショットは、前記行方向に配列された前記スクライブ領域のうち隣り合う2つの中心線間の寸法を単位として、前記変位した位置に露光されることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1.フォトマスク
図1は、本実施形態に係るフォトマスク100を模式的に示す平面図である。
フォトマスク100は、デバイス領域10と、スクライブ領域20と、遮光領域30と、アライメントマーク領域40と、を含む。さらに、フォトマスク100は、周辺遮光領域50を含むことができる。
デバイス領域10は、図1に示すように、例えば、複数形成されている。図示の例では、6つのデバイス領域10を示しているが、その数は特に限定されない。デバイス領域10は、例えば、スクライブ領域20を介して、行および列からなるマトリックス状に形成されている。図示の例では、デバイス領域10は、3行×2列に配列されている。デバイス領域10には、例えばIC回路パターンを形成するためのデバイスパターンが形成されている。
スクライブ領域20は、デバイス領域10の周囲に形成されている。スクライブ領域20は、複数形成されている。図示の例では、7つのスクライブ領域20を示しているが、その数は特に限定されない。図示の例では、デバイス領域10の行方向(X方向)に3つのスクライブ領域20が配列され、デバイス領域10の列方向(Y方向)に4つのスクライブ領域20が配列されている。スクライブ領域20の平面形状は、長辺と短辺とを有する矩形である。半導体装置の製造工程では、例えば、ダイシングによって、ウェハ(図示せず)上のスクライブ領域20に対応する領域に沿ってウェハを切断し、デバイス領域10に対応する領域を切り分けることができる。
なお、本発明に係る記載では、「対応する領域」という文言は、フォトマスクのパターンによってウェハ上に露光された領域を意味する。すなわち、例えば「スクライブ領域20に対応する領域」とは、フォトマスク100のスクライブ領域20のパターンによって、ウェハ上に露光された領域のことである。
図示の例では、スクライブ領域20のうち最外周に配置されたスクライブ領域20を、外周スクライブ領域(第1外周スクライブ領域22、第2外周スクライブ領域24、第3外周スクライブ領域26、第4外周スクライブ領域28)としている。第1外周スクライブ領域22および第3外周スクライブ領域26の長辺22a,26aは、デバイス領域10の行方向(X方向)と直交している。すなわち、第1外周スクライブ22領域と第3外周スクライブ領域26とは、対向している。また、第2外周スクライブ24領域および第4外周スクライブ領域28の長辺24a,28aは、デバイス領域10の列方向(Y方向)と直交している。すなわち、第2外周スクライブ24領域と第4外周スクライブ領域28とは、対向している。
遮光領域30は、図1に示すように、外周スクライブ領域であって、互いに対向する外周スクライブ領域のうちの一方に形成されている。図示の例では、遮光領域30は、第1外周スクライブ領域22と第2外周スクライブ領域24とに形成されている。第1外周スクライブ領域22に形成されている遮光領域30は、第1外周スクライブ領域22の第1短辺22bから第2短辺22cまで、連続している。同様に、第2外周スクライブ領域24に形成されている遮光領域30は、第2外周スクライブ領域24の第1短辺から第2短辺まで、連続している。すなわち、遮光領域30の長さは、遮光領域30が形成されている外周スクライブ領域の長さと同じである。遮光領域30は、後述するように、露光工程において、ウェハ上のアライメントマーク領域40に対応する領域を、遮光するための領域である。遮光領域30の平面形状は、長辺と短辺とを有する矩形である。遮光領域30は、例えば、長辺30aが周辺遮光領域50と離れた位置に設けられている。すなわち、遮光領域30の長辺30aは、周辺遮光領域50と接していない。遮光領域30は、例えば、デバイス領域10と離れた位置に設けられている。すなわち、遮光領域30は、デバイス領域10と接していない。
アライメントマーク領域40は、外周スクライブ領域であって、互いに対向する外周スクライブ領域のうちの他方に形成されている。図示の例では、アライメントマーク領域40は、第3外周スクライブ領域26と第4外周スクライブ領域28とに形成されている。さらに、アライメントマーク領域40は、外周スクライブ領域ではないスクライブ領域20に形成されていることができる。すなわち、アライメントマーク領域40は、第1外周スクライブ領域22および第2外周スクライブ領域24以外のスクライブ領域20に形成されていることができる。第3外周スクライブ領域26に形成されているアライメントマーク領域40の幅40wは、第1外周スクライブ領域22に形成されている遮光領域30の幅30w以下である。同様に、第4外周スクライブ領域28に形成されているアライメントマーク領域40の幅は、第2外周スクライブ領域24に形成されている遮光領域30の幅以下である。アライメントマーク領域40には、アライメントマークを形成するためのパターンが形成されている。ウェハ上に形成されたアライメントマークによって、例えば、露光工程において、フォトマスク100とウェハとの位置合わせを行うことができる。
互いに対向する外周スクライブ領域のうちの一方と、互いに対向する外周スクライブ領域のうちの他方と、を重ね合わせたとき、アライメントマーク領域40は、遮光領域30内に配置される。すなわち、例えば、第1外周スクライブ領域22と、第3外周スクライブ領域26と、を重ね合わせたと仮定すると、第3外周スクライブ領域26に形成されているアライメントマーク領域40は、第1外周スクライブ領域22に形成されている遮光領域30内に配置される。これにより、ウェハ上のアライメントマーク領域40に対応する領域は、露光工程において遮光領域30によって遮光されることができ、所望の形状のアライメントマークを形成することができる。すなわち、一般的に、例えばステッパ装置により、フォトマスクに対しウェハを1ショットずつ順次移動させてフォトマスクのパターンを露光する際、ウェハ上の外周スクライブ領域に対応する領域は、隣り合うショットの露光時に、重複して露光される。フォトマスク100では、遮光領域30が形成されているため、ウェハ上に形成されたアライメントマーク領域40に対応する領域を遮光することができる。すなわち、アライメントマーク領域40に対応する領域が重複して露光されることを防ぐことができる。また、遮光領域30は、上述のように、第1外周スクライブ領域22および第2外周スクライブ領域24の第1短辺から第2短辺まで、連続している。そのため、フォトマスク100では、いわゆるショットずらしを行う場合でも、アライメントマーク領域40に対応する領域が重複して露光されることを防ぐことができる。詳細は、後述する。
周辺遮光領域50は、複数のスクライブ領域20の周囲に形成されている。周辺遮光領域50は、露光時に遮光される領域である。
フォトマスク100は、例えば、以下の特徴を有する。
フォトマスク100では、互いに対向する外周スクライブ領域のうちの一方と、互いに対向する外周スクライブ領域のうちの他方と、を重ね合わせたとき、アライメントマーク領域40は、遮光領域30内に配置される。そのため、ウェハ上に1ショットずつフォトマスク100のパターンを露光する際、遮光領域30によって、ウェハ上に形成されたアライメントマーク領域40に対応する領域を遮光することができる。すなわち、アライメントマーク領域40に対応する領域が重複して露光されることを防ぐことができる。
フォトマスク100では、遮光領域30は、第1外周スクライブ領域22および第2外周スクライブ領域24の第1短辺から第2短辺まで、連続している。そのため、いわゆるショットずらしを行う場合でも、アライメントマーク領域40に対応する領域が重複して露光されることを防ぐことができる。すなわち、アライメントマーク領域40に対応する領域が重複して露光されることなく、ショットずらしを容易に実施することができ、有効チップの数を増大することができる。詳細は、後述する。
フォトマスク100では、アライメントマーク領域40の幅は、遮光領域30の幅以下である。そのため、露光工程において、遮光領域30によって、ウェハ上に形成されたアライメントマーク領域40に対応する領域を遮光することができ、アライメントマーク領域40が重複して露光されることを防ぐことができる。
2.半導体装置の製造方法
本発明に係るフォトマスクを用いた半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図2は、フォトマスク100を用いた半導体装置の製造方法を概略的に示す平面図である。
図2に示すように、まず、第1ショット200をウェハ(図示せず)上に露光する。次に、第1ショット200と重なり部400を有する第2ショット300をウェハ上に露光する。露光は、例えばステッパなどの公知の露光装置によって行われる。
重なり部400は、第1ショット200のアライメントマーク領域40が形成されている外周スクライブ領域に対応する領域と、第2ショット300の遮光領域30が形成されている外周スクライブ領域に対応する領域と、からなる。図示の例では、重なり部400は、例えば、第1ショット200の第3外周スクライブ領域26に対応する領域226と、第2ショット300の第1外周スクライブ領域22に対応する領域322と、からなる。すなわち、第2ショット300を露光する際に、第1ショット200のアライメントマーク領域40に対応する領域240を、遮光領域30で遮光することができる。
なお、図示はしないが、重なり部400は、例えば、第1ショット200の第4外周スクライブ領域28に対応する領域228と、第2ショット300の第2外周スクライブ領域24に対応する領域324と、からなることもできる。また、図示しないが、第1ショット200および第2ショット300の外周スクライブ領域は、他のショットの外周スクライブ領域と重なっていることができる。
フォトマスク100を用いた半導体装置の製造方法では、例えば、以下の特徴を有する。
フォトマスク100を用いた半導体装置の製造方法では、上述のとおり、第2ショット300を露光する際に、第1ショット200のアライメントマーク領域40に対応する領域240を、遮光領域30で遮光することができる。すなわち、アライメントマーク領域40に対応する領域240が重複して露光されることを防ぐことができる。
3.変形例1
本発明に係るフォトマスクを用いた変形例1に係る半導体装置の製造方法について説明する。なお、上述した図2に示す半導体装置の製造方法と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
図3は、フォトマスク100を用いた変形例1に係る半導体装置の製造方法を概略的に示す平面図である。
図3に示すように、重なり部400は、第1ショット200の第3外周スクライブ領域26に対応する領域226の一部と、第2ショット300の第1外周スクライブ領域22に対応する領域322の一部と、からなる。第2ショット300は、第1ショット200に対してデバイス領域10の列方向(図示の例では−Y方向)に変位した位置に露光される。すなわち、変形例1に係る半導体装置の製造方法では、いわゆるショットずらしを行うことができる。これにより、ウェハ全体において、露光領域1内に位置する有効なデバイス領域10に対応する領域の数を増やすことができる。すなわち、例えば、図2に示すように、第1ショット200に対して第2ショット300を変位させないで露光した場合には、第2ショット300のデバイス領域10に対応する領域310aの一部が露光領域1外に配置される場合がある。これに対し、図3に示すように、第2ショット300を第1ショット200に対して−Y方向に変位させた位置に露光することにより、デバイス領域10に対応する領域310aを露光領域1内に配置させることができる。つまり、有効チップの数を増大することができる。フォトマスク100では、図1に示すように、第1外周スクライブ領域22に形成されている遮光領域30は、第1外周スクライブ領域22の第1短辺22bから第2短辺22cまで連続している。そのため、第2ショット120を−Y方向に変位させた位置に露光しても、第1ショット200のアライメントマーク領域40に対応する領域240を、重複して露光しないことができる。
第2ショット300は、図3に示すように、列方向(Y方向)に配列されたスクライブ領域20のうち隣り合う2つの中心線20c間の寸法Ly(図1参照)を単位として、変位した位置に露光されることができる。すなわち、第2ショット300は、第1ショット200のスクライブ領域20に対応する領域220と、第2ショット300のスクライブ領域20に対応する領域320と、が一直線となるように露光されることができる。図示の例では、第1ショット200のスクライブ領域20に対応する領域220a,220bおよび第4外周スクライブ領域28に対応する領域228が、それぞれ、第2ショット300の第2外周スクライブ領域24に対応する領域324、スクライブ領域20に対応する領域320a,320bと、一直線となっている。なお、図示はしないが、例えば第2ショット300を寸法Ly×2変位させることもできる。この場合には、第1ショット200のスクライブ領域に対応する領域220b、第4外周スクライブ領域28に対応する領域228が、ぞれぞれ、第2ショット300の第2外周スクライブ領域24に対応する領域324、スクライブ領域20に対応する領域320aと、一直線となる。
フォトマスク100を用いた変形例1に係る半導体装置の製造方法では、例えば、以下の特徴を有する。
フォトマスク100を用いた変形例1に係る半導体装置の製造方法では、上述のとおり、第1ショット200のアライメントマーク領域40に対応する領域240を、重複して露光することなく、第2ショット300を第1ショット200に対して変位した位置に露光することができる。そのため、第1ショット200のアライメントマーク領域40に対応する領域240を、重複して露光することなく、ショットずらしを容易に実施することができ、有効チップの数を増大することができる。
フォトマスク100を用いた変形例1に係る半導体装置の製造方法では、第2ショットは、列方向(Y方向)に配列されたスクライブ領域20のうち隣り合う2つの中心線20c間の寸法Lyを単位として、変位した位置に露光されることができる。そのため、ダイシングによって、スクライブ領域20に対応する領域220,320に沿ってウェハを切断し、デバイス領域10に対応する領域210,310を切り分けることができる。
4.変形例2
本発明に係るフォトマスクを用いた変形例2に係る半導体装置の製造方法について説明する。なお、上述した図3に示す変形例1に係る半導体装置の製造方法と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
図4は、フォトマスク100を用いた変形例2に係る半導体装置の製造方法を概略的に示す平面図である。
図4に示すように、変形例2に係る半導体装置の製造方法は、図3に示す変形例1に係る半導体装置の製造方法におけるショットずらしの行方向と列方向とを入れ替えている以外は、変形例1に係る半導体装置の製造方法と基本的に同じである。すなわち、変形例2に係る半導体装置の製造方法では、重なり部400は、第1ショット200の第4外周スクライブ領域28に対応する領域228の一部と、第2ショット300の第2外周スクライブ領域24に対応する領域324の一部と、からなる。第2ショット300は、第1ショット200に対してデバイス領域10の行方向(図示の例ではX方向)に変位した位置に露光される。また、第2ショット300は、行方向(X方向)に配列されたスクライブ領域20のうち隣り合う2つの中心線間の寸法Lxを単位として、変位した位置に露光されることができる。
フォトマスク100を用いた変形例2に係る半導体装置の製造方法では、第1ショット200のアライメントマーク領域40に対応する領域240を、重複して露光することなく、ショットずらしを容易に実施することができ、有効チップの数を増大することができる。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
本実施形態に係るフォトマスクを模式的に示す平面図。 本実施形態に係る半導体装置の製造工程を模式的に示す平面図。 本実施形態の変形例に係る半導体装置の製造工程を模式的に示す平面図。 本実施形態の変形例に係る半導体装置の製造工程を模式的に示す平面図。
符号の説明
1 露光領域、10 デバイス領域、20 スクライブ領域、
22 第1外周スクライブ領域、24 第2外周スクライブ領域、
26 第3外周スクライブ領域、28 第4外周スクライブ領域、30 遮光領域、
40 アライメントマーク領域、50 周辺遮光領域、100 フォトマスク、
200 第1ショット、210 デバイス領域10に対応する領域、
220 スクライブ領域20に対応する領域、
222 第1外周スクライブ領域22に対応する領域、
224 第2外周スクライブ領域24に対応する領域、
226 第3外周スクライブ領域26に対応する領域、
228 第4外周スクライブ領域28に対応する領域、
230 遮光領域30に対応する領域、
240 アライメントマーク領域に対応する領域、300 第2ショット、
310 デバイス領域10に対応する領域、
320 スクライブ領域20に対応する領域、
322 第1外周スクライブ領域22に対応する領域、
324 第2外周スクライブ領域24に対応する領域、
326 第3外周スクライブ領域26に対応する領域、
328 第4外周スクライブ領域28に対応する領域、
330 遮光領域30に対応する領域、
340 アライメントマーク領域に対応する領域、400 重なり部分

Claims (8)

  1. デバイスパターンが形成されたデバイス領域と、
    前記デバイス領域の周囲に形成された複数のスクライブ領域と、
    複数の前記スクライブ領域のうち最外周に配置された外周スクライブ領域であって、互いに対向する前記外周スクライブ領域のうちの一方に形成された遮光領域と、
    互いに対向する前記外周スクライブ領域のうちの他方に形成されたアライメントマーク領域と、を含み、
    前記スクライブ領域の平面形状は、長辺と短辺とを有する矩形であり、
    前記遮光領域は、該遮光領域が形成されている前記外周スクライブ領域の第1短辺から第2短辺まで、連続しており、
    互いに対向する前記外周スクライブ領域のうちの一方と、互いに対向する前記外周スクライブ領域のうちの他方と、を重ね合わせたとき、前記アライメントマーク領域は、前記遮光領域内に配置される、フォトマスク。
  2. 請求項1において、
    前記アライメントマーク領域の幅は、前記遮光領域の幅以下である、フォトマスク。
  3. 請求項1または2において、
    前記デバイス領域は、前記スクライブ領域を介して、行および列からなるマトリックス状に形成され、
    前記遮光領域は、第1外周スクライブ領域と、第2外周スクライブ領域と、に形成され、
    前記アライメントマーク領域は、第3外周スクライブ領域と、第4外周スクライブ領域と、に形成され、
    前記第1外周スクライブ領域および前記第3外周スクライブ領域の長辺は、前記デバイス領域の行方向と直交し、
    前記第2外周スクライブ領域および前記第4外周スクライブ領域の長辺は、前記デバイス領域の列方向と直交している、フォトマスク。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のフォトマスクを用いて、第1ショットを露光する工程と、
    前記フォトマスクを用いて、前記第1ショットと重なり部分を有する第2ショットを露光する工程と、を含み、
    前記重なり部分は、前記第1ショットの前記アライメントマーク領域が形成されている前記外周スクライブ領域に対応する領域と、前記第2ショットの前記遮光領域が形成されている前記外周スクライブ領域に対応する領域と、からなる、半導体装置の製造方法。
  5. 請求項3に記載のフォトマスクを用いて、第1ショットを露光する工程と、
    前記フォトマスクを用いて、前記第1ショットと重なり部分を有する第2ショットを露光する工程と、を含み、
    前記重なり部分は、前記第1ショットの前記第3外周スクライブ領域に対応する領域の一部と、前記第2ショットの前記第1外周スクライブ領域に対応する領域の一部と、からなり、
    前記第2ショットは、前記第1ショットに対して、前記列方向に変位した位置に露光される、半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5において、
    前記第2ショットは、前記列方向に配列された前記スクライブ領域のうち隣り合う2つの中心線間の寸法を単位として、前記変位した位置に露光される、半導体装置。
  7. 請求項3に記載のフォトマスクを用いて、第1ショットを露光する工程と、
    前記フォトマスクを用いて、前記第1ショットと重なり部分を有する第2ショットを露光する工程と、を含み、
    前記重なり部分は、前記第1ショットの前記第4外周スクライブ領域に対応する領域の一部と、前記第2ショットの前記第2外周スクライブ領域に対応する領域の一部と、からなり、
    前記第2ショットは、前記第1ショットに対して、前記行方向に変位した位置に露光される、半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7において、
    前記第2ショットは、前記行方向に配列された前記スクライブ領域のうち隣り合う2つの中心線間の寸法を単位として、前記変位した位置に露光される、半導体装置。
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