JPH0716861U - 津波から家屋を保護させてなる防護柵 - Google Patents

津波から家屋を保護させてなる防護柵

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JPH0716861U
JPH0716861U JP5492793U JP5492793U JPH0716861U JP H0716861 U JPH0716861 U JP H0716861U JP 5492793 U JP5492793 U JP 5492793U JP 5492793 U JP5492793 U JP 5492793U JP H0716861 U JPH0716861 U JP H0716861U
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house
tsunami
protects
corners
houses
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公式 中村
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公式 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震若しくは地震後における津波の被害から
家屋又は舟等を保護する手段に関するものである。 【構成】 矩形状の枠体１内に十字形の枠体２を設けて
なる基盤体３の四隅に断面釣型の軌条４を設けた支柱５
を樹立し、この軌条４に基盤体３上に建設した家屋６の
四隅を昇降自在に係合させることにより津波から家屋を
保護させてなる防護柵。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は地震等により発生する津波の被害から家屋又は舟を守る防護柵に関す るものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、地震や暴風等により発生する津波に対しては何らなす術はなく、沿岸低 地の出水被害や海岸地物の破壊流失など海岸地域に大きな被害をもたらし、家屋 や舟等は地震によって倒壊し、時を経ずして来襲する津波によって全ては崩壊し 、海へと持ち去られるものであった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は地震による家屋の倒壊を防止し、津波による家屋や舟等の崩壊と流失 を防ぐためのものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記、地震や津波の被害から、家屋や舟を守るため、下記の様な防護 柵を提供するものである。 即ち、矩形状の枠体１内に十字形の枠体２を設けてなる基盤体３の四隅に断面 釣型の軌条４を設けた支柱５を樹立し、この軌条４に基盤体３上に建設した家屋 ６の四隅を昇降自在に係合させることにより津波から家屋を保護させてなる防護 柵である。
【０００５】
【作用】
本考案に係る津波から家屋を保護する防護柵を使用するには図１に示されるよ うに、防護柵の基盤体３上における支柱５の内側に沿って木造の家屋６を建築す ればよく、仮に地震が来て地割れが生じたときは、家屋６は基盤体３上に組み立 てられているので、地割れに落ち込んだりして倒壊することもなく、又地震の後 に津波が来た場合、津波が押し寄せると同時に木造の家屋６は海水との浮力によ って基盤体３の四隅に設けられた断面釣型の軌条４を設けた支柱５に沿いながら 上方へと上昇していく。さらに津波が引いていくと家屋６も海面と一緒に下方へ 下がっていき、家屋６の全体はもちろんのこと、家屋内の家具や人命も無事地面 に着地し保護させるものである。
【０００６】
【実施例】
本考案の実施の一例を図面に付き説明すれば下記の通りである。 図中１は方形状の金属製基盤体３の内側に設けられた矩形状を有する枠体であり 、内部に更に十字形の枠体２が設けられている。基盤体３の四隅には断面釣型の 軌条４を設けた支柱５が樹立されており、基盤体３上に建設した家屋６の四隅が この支柱５の軌条４に係合され家屋６は昇降自在となっている。基盤体３の四隅 に樹立する各支柱５の間には、家屋６の大きさによっては補助支柱７が樹立する こともあり、夫々の支柱間は梁８により補強されている。 尚、通常一般の家屋では基礎のコンクリートを土中に埋設し、建築を行なうの であるが、本考案に係る防護柵を用いる場合は不用であり、防護柵の基盤体３上 に家屋を載置するのみで建築を行なうことができる。又、図３に示される様に、 本考案に係る津波から家屋を保護する防護柵を港の護岸に係留される舟９等に用 いてもよく、舟９をそのまま本考案の防護柵の中に入れておくだけで、津波から 舟を守ることが出来、しかも、防護柵の片面に開閉自在に蝶板１０を介した開閉 口１１を更に設けることにより、通常の場合に舟９の防護柵からの出入りを自在 に行なうことができるものである。
【０００７】
【考案の効果】
本考案は上記の様に構成されているので、下記の様な優れた効果を有する。 即ち、地震が発生して地割れが生じても家屋又は舟は倒壊したり地割れに落ち込 んだりすることがない。又、地震の後に津波が来ても木造の家屋又は舟は防護柵 の支柱に沿って上方へ上昇するので、家屋はもちろんのこと家屋内の家具や人命 も無事津波の被害から守ることができ、加えて、津波が引いた後は、家屋又は舟 はそのまま下降し、地面又は海面に着するので、家屋全体を守ることができるも のである。さらに家屋の基礎のコンクリート等が不用であるので、経済的にも優 れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施例斜視図。
【図２】本考案の使用状態を示す斜視図。
【図３】本考案の別の実施例斜視図。
【図４】本考案の別の実施例の使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
１ 矩形状の枠体 ２ 十字形の枠体 ３ 基盤体 ４ 軌条 ５ 支柱 ６ 家屋

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 矩形状の枠体１内に十字形の枠体２を設
    けてなる基盤体３の四隅に断面釣型の軌条４を設けた支
    柱５を樹立し、この軌条４に基盤体３上に建設した家屋
    ６の四隅を昇降自在に係合させることにより津波から家
    屋を保護させてなる防護柵。
JP5492793U 1993-09-02 1993-09-02 津波から家屋を保護させてなる防護柵 Pending JPH0716861U (ja)

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