JPH0716844B2 - Nc工作機械の工具編集装置 - Google Patents

Nc工作機械の工具編集装置

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JPH0716844B2
JPH0716844B2 JP6359086A JP6359086A JPH0716844B2 JP H0716844 B2 JPH0716844 B2 JP H0716844B2 JP 6359086 A JP6359086 A JP 6359086A JP 6359086 A JP6359086 A JP 6359086A JP H0716844 B2 JPH0716844 B2 JP H0716844B2
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JP
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tool
data
magazine
pot
interference
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三貴男 竹内
英記 佐々木
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日立精機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、NC工作機械の番地固定方式による工具マガジ
の工具編集装置に関し、特に、工具マガジンに装着され
る隣接工具同士の干渉チェック機能を備えた工具編集装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、NC工作機械に使用される工具の供給方法とし
ては、第10(a)図に示されるようなマシニングセンタ
においては、NC加工プログラムの指定する工具番号の工
具Tを、工具マガジン52の各工具ポット(以下ポットと
記す)P1〜Pnから割り出し、割り出された指定工具をAT
C(自動工具交換装置)53によって主軸51へ供給するも
のが一般的である。
その際、工具番号と工具マガジン上のポット番地とを対
照する管理方式として、工具番号が同一の工具は常に同
一の指定番地に収容する番地固定方式と、工具を任意の
ポットへ収容して番地を書き替える番地書替方式とがあ
り、それぞれ一長一短があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記2方式のうち番地固定方式においては、通常ポット
独自の番号を使用せず、NC加工プログラムで使用される
アドレスTに続く工具番号(例えばT01〜T99)をそのま
ま番地として各ポットに付与している。従って、工具を
工具マガジンのポットに装着する場合、NC加工プログラ
ムで使用される番号に従って装着しなければならない。
ところで、この番地固定方式の場合は、別のNC加工プロ
グラムを実行する際に、使用される工具番号が共通して
いるとは限らない。例えば、Aワークの加工プログラム
中でT01と指定された工具がBワークの加工プログラム
中でT01と指定された工具と必ずしも同一とは限らな
い。そこで、両者が異なる場合、Aワークの作業が終了
すると、そのポットの工具を作業者が手作業でセットし
直さねばならない。かかる工具の段取り替えのために人
手と作業時間がかかるという問題があった。
また、別の問題として工具マガジンのポット間のピッチ
を越えるような大きな工具径を有する工具をセットする
場合は隣接工具と干渉を起こさないように注意してセッ
トする必要がある。例えばフェイスミルのような大径工
具や特殊工具をセットする場合は隣接するポットに工具
をセットしないようにするなど干渉防止を考慮する必要
があるが、かかる干渉防止を考慮した工具の段取り替え
のために人手と作業時間がかかるという問題があった。
本発明はこのような問題点を鑑みて提案されるもので、
隣接する工具同士の干渉をチェックし、干渉防止の処理
を施しつつ、工具の段取り替えに人手と時間がかからな
いようにポットに工具をセットする編集作業を自動的に
行い、作業性を向上させることのできるNC工作機械の工
具編集装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明において上記課題を解決するための手段は、複数
の工具ポットが連鎖状に接続され、この連鎖方向に回転
自在に、かつ、自動工具交換装置との工具交換位置に所
定の工具ポットを割り出し可能に設けられた工具マガジ
ンを有するNC工作機械の工具編集装置において、 NC加工プログラムの実行順序に従って読み取った工具番
号の工具において、隣接した工具ポット間距離と隣接し
た工具の径とから工具間の干渉の有無を判別し、干渉す
ると判別されたとき干渉する工具間に空き工具ポットを
設定し、この空き工具ポットを考慮した工具ポット数が
前記工具マガジンの許容本数を越えたか否かを判断し、
越えたと判断された場合アラームとする処理を行うプロ
グラム干渉処理手段と、 前記工具マガジンの各工具ポットに現在収容されている
工具のデータを記憶しているマガジン工具データメモリ
と、 前記プログラム干渉処理手段で処理されたNC加工プログ
ラムからこのNC加工プログラムで使用する工具を検索し
た使用工具と、前記工具マガジン工具データメモリから
マガジンに収容している工具を読み出したマガジン工具
とを比較し、前記使用工具のうち前記マガジン工具にあ
ることが確認された工具データである該当工具データ
と、前記使用工具のうち前記マガジン工具にないことが
確認された工具データである不足工具データと、前記マ
ガジン工具のうち前記NC加工プログラムの加工で使用し
ないことが確認された工具データである非該当工具デー
タとに分けて設定する工具データ設定手段と、 前記該当工具と隣接する工具との干渉を、隣接した工具
ポット間距離と隣接した工具の径とから工具間の干渉の
有無で判別し、干渉が発生する場合に隣接工具を干渉が
発生しない寸法の工具と交換する編集処理を行う編集工
具干渉処理手段と、 前記工具マガジンの空き工具ポットに前記不足工具を収
納する工具ポットを割りつけ、前記空きポットがないと
きには前記非該当工具を収納している工具ポットを空き
ポットにした後、前記不足工具を収容する工具ポットと
して割りつけ処理を行う不足工具設定処理手段と、 前記各手段で設定された工具の編集作業を実行制御する
とともに、前記不足工具を所定の工具ポットに収容指示
するメッセージを表示装置に表示制御する制御手段とを
備え、 前記編集工具干渉処理手段による工具の干渉判別・編集
処理と、前記不足工具設定処理手段による前記不足工具
の割りつけ処理とを繰り返し行うことを特徴とするNC工
作機械の工具編集装置とするものである。
[作用] 本発明は、NC加工プログラムにて順次設定された工具の
配置に干渉を起こすものがあるか否かを検討し、干渉が
予想される場合は相手方の工具との間に空きポットがで
きるように工具番号をずらす処理を施す。次に、工具マ
ガジンの各ポットに実際に収納されている工具の番地を
示すマガジン工具データと、次回のNC加工プログラムで
使用される予定の工具を示す使用工具データとを比較
し、両方に共通して発見されるものを該当工具とし、NC
加工プログラムにのみ発見されるものを不足工具とし、
工具マガジンにあってもNC加工プログラムに発見されな
いものを非該当工具として工具データを設定する。
しかる後、その該当工具の現在番地及び予定番地におけ
る隣接工具との干渉をシミュレーションにより検討し、
干渉が予想される場合にはその隣接工具を干渉が発生し
ない寸法の工具に入れ替える処理を施し、工具編集デー
タを作成する。不足工具については、取付け指示が表示
される。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明を実施したNC工作機械の工具編集装置の
構成を示すブロック図である。なお、本明細書において
は、工作機械の一般的な仕様として、工具マガジンの各
ポット間のピッチは全て同一であるものとし、また、2
ピッチに及ぶ寸法の工具はないものとして説明を行う。
図において、1は中央処理装置(CPU)、2はNCテープ
等の加工プログラム等のデータを入力するデータ入力装
置、3はキーボード付CRTディスプレイである。
4はNC加工プログラムを記憶するNC加工プログラム・メ
モリ、5は本発明の工具編集処理の状態を記憶する工具
編集データ・メモリ、6は工具マガジンの各ポットに実
際に収容されている工具の番地を示すマガジン工具デー
タを記憶するマガジン工具データ・メモリ、7はマガジ
ン工具データと使用工具データとを比較し、使用工具デ
ータにのみ発見された工具である不足工具を記憶する不
足工具データ・メモリ、8はアラーム発生時の指示文を
格納するアラームメッセージ・メモリ、9は判定基準を
格納する判定データ・メモリである。
10はマガジンの駆動および自動工具交換装置(以下ATC
と記す)を制御するATC制御装置である。
11はNC加工プログラムにて順次設定された工具の配置に
干渉を起こすものがあるか否かを検討し、干渉が予想さ
れる場合は相手方の工具との間に空きポットができるよ
うに工具番号をずらす処理を施すプログラム干渉処理手
段である。
このプログラム干渉処理手段11のうち、11aは工具編集
データの工具を加工順に取り出すT No.干渉チェック処
理部、11bは隣接する工具径とポット間のピッチの演算
および比較を行うT No.干渉判定部、11cはT No.干渉安
定の結果干渉が予想される場合は相手方の工具との間に
空きポットができるように工具番号をずらす処理を施す
T No.編集処理部、11dはポットの編集データを設定する
編集データ設定部である。
12は工具マガジンの各ポットに実際に収納されている工
具番号を示すマガジン工具データ(P No.の工具デー
タ)と次回のNC加工プログラムで使用される予定の工具
を示す使用工具データ(T No.の工具データ)とを比較
し、両方に共通して発見されるものを該当工具とし、NC
加工プログラムにのみ発見されるものを不足工具とし、
工具マガジンにあってもNC加工プログラムに発見されな
いものを非該当工具として工具データを設定する工具デ
ータ設定手段である。
この工具データ設定手段のうち、12aはP No検索判定部
であり、使用工具データ(T No.)に対応するマガジン
工具データ(P No.)を検索することで、使用工具名(N
T)n及びその工具寸法(ST)nが一致するか否かを照
合する。照合の結果、両方に共通して発見される該当工
具であれば、該当工具データ設定部12bで該当工具デー
タとして設定する。使用工具データにのみ発見される不
足工具であれば、不足工具データ設定部12cで不足工具
データとして設定する。工具マガジンにあっても使用工
具データに発見されない非該当工具であれば、非該当工
具データ設定部12dで非該当工具データとして設定す
る。
13は編集工具干渉処理手段であり、該当工具の隣接工具
に対する干渉の有無を検討し、干渉が発生する場合に隣
接工具を干渉が発生しない寸法の工具と交換する処理を
行う。
この編集工具干渉処理手段13のうち、13aはP No.干渉判
定部であり、交換先の隣接工具に対して工具寸法を比較
し、径方向の干渉の有無を判定する。13bは隣接P No.干
渉回避処理部で、隣接工具と干渉した場合隣接工具を干
渉が発生しない工具径の非使用工具と交換する。13cは
隣接編集データ設定部で、回避が可能な場合隣接編集デ
ータが設定される。13dは編集データ交換処理部であり
該当工具の編集データおよび隣接編集データに従ってマ
ガジン工具データ・メモリ6のポット番号P No.内のデ
ータを書き替える処理を行い、交換データ設定部13eで
設定する。
14は不足工具データの内容を編集し直す不足工具設定処
理手段である。14aは不足工具データ編集処理部であ
り、不足工具データとマガジン工具データとから検索さ
れた不足工具の収容されるべきポットが空きポットでな
い場合は、非該当工具を収容しているポットを空きポッ
トにする処理を行い、不足工具P No.設定部14bでその番
号を設定する。
第2図乃至第5図は本発明の工具編集装置の動作の一般
フローを示すフローチャートであり、第2図はその動作
全体のフローを示す。第3図乃至第5図は第2図の第
段、第段および第段の動作を示すものであり、第3
図は工具干渉チェック処理のフローを示し、第4図は工
具データ設定処理のフローを示し、第5図は編集工具干
渉処理のフローを示す。また、第11図乃至第15図は第2
図及び第3図乃至第5図を更に詳しく説明したフローチ
ャートであり、第3図乃至第5図での説明不足部を第11
図乃至第15図にて補うこととする。
第6図は工具編集装置のCRT3の工具編集の対話画面図で
ある。この対話画面には工具編集データ・メモリ5、不
足工具データ・メモリ(不足工具一覧)7、非使用マガ
ジン工具一覧等のデータが所定の操作により表示され
る。更に、この対話画面の下方にはファンクションキー
F1〜F7が表示され、このファンクションキーF1〜F7に対
応してファンクションキー表示の下部に設けられたキー
(図示せず)を押圧することにより、各ファンクション
キーの機能が実行されるようになっている。また、第7
図乃至第9図は対話画面に出力されるデータを説明した
出力画面図である。
以下、第2図に基づき第3図乃至第5図および第11図乃
至第15図を用いて工具編集処理を説明する。
まず、第段は工具編集データ処理のステップであり、
対話画面(第6図参照)のファンクションキーF2「工具
編集データ入力」機能に対応するキーを押圧すると、NC
加工プログラムが読み込まれて、NC加工プログラムから
このNC加工プログムの使用工具のデータが加工順に検索
され、工具編集データが工具編集データ・メモリ5に格
納されると共に、その一部は工具編集画面に表示され
る。
第段はマガジン工具データ処理のステップであり、フ
ァンクションキーF5「マガジン工具データ入力」機能に
対応するキーを押圧すると、現在工具マガジンの各ポッ
トに収容されている工具のデータが、マガジン工具デー
タ・メモリ6に格納される。マガジン工具データのP N
o.は番地固定方式により工具編集データのT No.と対応
する(P No.=T No.)。なお、工具編集データやマガジ
ン工具データの作成に際しては工具ファイルを用意し、
工具ファイルの各工具の番号に基づいて処理してもよ
い。また、マニュアル入力にて作成してもよい。
ここで、ファンクションキーF1「工具編集開始」機能に
対応するキーを押圧すると、工具編集が開始される。
第段は、NC加工プログラムの設定の際に工具干渉チェ
ックを行う場合の処理である。第3図において、ステッ
プは、工具編集データ・メモリ5から得られる使用工
具本数Nとマガジン工具データ・メモリ6から得られる
マガジン許容本数Mとを比較する処理である。N>Mで
あれば、加工作業の実行が困難となるから、対応処理を
行う。再開する場合はステップからの処理を行い、再
開しなれば処理を終了する。なお、処理を再開する場合
はファンクションキーF3「工具編集再開」機能に対応す
るキーを押圧する。
一方、N>Mでなければ、プログラム干渉処理手段11へ
工具編集データ及び判定データとが入力され、ステップ
の処理が行われる。即ち、干渉チェック処理はT No.
干渉チェック処理部11aが工具編集データの工具を加工
順に取り出し、次のT No.干渉判定部11bで隣接する工具
径と工具ポット間のピッチの演算および比較を行う。
(第11図のステップ103〜ステップ110参照) 例えば、その工具の径を(ST)n,(ST)n+1,工具ポッ
ト間のピッチをPchとして、 〔(ST)n+(ST)n+1〕/2<Pch であれば、OK信号を伴うデータを出力し、そうでなけれ
ばNOT信号を伴うデータを出力する。NOT信号を伴うデー
タは次のT No.編集処理部11cへ入力され(n+1)番目
の工具を(n+2)番目の工具とし、以下T No.を順次
変更する。これは(n+1)番目の工具を空きポットと
なることにより干渉を避けるようにすることである。
例えば、第7図に表示された工具(T No.1〜T No.5)を
説明を行う。工具ポットのピッチPch=70mmであるか
ら、φ80フェイスミル(T No.1)とφ68フェイスミル
(T No.2)は (φ80+φ68)/2>70 となり干渉を生じる。そこで、第8図に表示されるよう
に、φ68フェイスミルとφ80フェイスミルとの間に空き
ポット(P No.2)を設けるのである。
ステップは、その結果T No.マガジン許容本数Mを越
えないかどうかをチェックすることで、越える場合(T
>M)は、使用工具が全部工具マガジンのポットに収容
できないということであり、アラームを発して対応処理
を嵩じる。越えなければ、そのデータを編集データ設定
部11dへ入力し、工具ポットの編集データを設定するの
である。また、OK信号を伴うデータの場合はデータをそ
のまま編集データ設定部11dへ入力する。そして、この
工具データは、NC加工プログラムの加工順に設定されて
おり、現在の工具の許容状況などを考慮してなく、最悪
の場合には全工具を交換することにもなるので、ステッ
プ以下で、工具編集データ・メモリ5内の工具番号T
No.は再編集される。
第2図の第段は工具データ設定処理のステップであ
る。第4図において、ステップはP No検索判定部12a
で、使用工具T No.に対応するマガジン工具P No.を検索
することで、使用工具名(NT)n及びその寸法(ST)n
であるかを照合する。なお、工具ファイルを使用する場
合には工具名のかわりにその番号で照合してもよい。
ステップはその結果の判定で、同一の工具が発見され
れば、そのデータを該当工具データ設定部12bへ出力す
る。工具マガジンP No.側で発見されない工具T No.は不
足工具データ設定部12cへ出力する。使用工具データT N
o.側で発見されない工具マガジンP No.は非該当工具デ
ータ設定部12dに出力する。前記該当工具データ設定部1
2bは、ステップで、該当P No.の工具を工具編集デー
タ・メモリ5のPNOT欄に記憶する。第7図に該当P No.
の工具の表示例を示す。不足工具データ設定部12cは、
ステップで、不足のT No.工具を不足工具データ・メ
モリ7の編集番号PNOF欄に記憶する。不足工具データを
キーボード付CRTディスプレイに表示させると第9図の
ようになる。非該当工具データ設定部12dはステップ
で、第8図に表示する例が示されるようなマガジン工具
データ・メモリ6に記憶されているマガジン工具データ
の非該当P No.工具の非使用フラッグ(NFLG)欄にフラ
ッグを立てる(第11図ステップ122参照)。不足工具の
リストと非使用マガジン工具(非該当工具)のリストは
第6図に示す工具編集画面にも表示される。
第2図の第段は、上記の該当工具の現在番地及び予定
番地における隣接工具との干渉をチェックし、編集シミ
ュレーションを行うもので、処理の詳細は第5図のサブ
フローに示される。
第5図のステップはP No.干渉判定部13aに工具編集デ
ータの工具を1つずつ取り出し、例えば、第10図(b)
のマガジンに示すように旧位置にある工具(NP)k−1,
(NP)k,(NP)k+1と新位置にある工具(NP)s−1,
(NP)s,(NP)s+1において工具(NP)kと工具
(NP)sをシミュレーションで交換してみると、その結
果、4つの隣接工具(NP)k−1,(NP)k+1,(NP)s
−1,(NP)s+1が検討の対象であることが分かる。P
No.干渉判定部13aでは、ステップで、交換先の隣接工
具に対して寸法を比較し、サブフローのステップにお
いて下記の判定を行う。なお、旧位置にある工具(NP
kの工具径を(SP)kとして表示し、新位置にある工具
(NP)sの工具径を(SP)sとして表示するものとす
る。
即ち、第12図のステップ136〜ステップ139、第15図のス
テップ190〜ステップ229に示すように、次式 (SP)s+(SP)k−1<2Pch (SP)s+(SP)k+1<2Pch (SP)s+(SP)s−1<2Pch (SP)s+(SP)s+1<2Pch の処理を行う。処理の結果、上記式が成立しないものは
若干が発生する。従って、NOT信号が隣接P No.干渉回避
処理部13bへ送られ、ステップにおいて、その隣接工
具を干渉が発生しない工具径の非使用工具(非該当工
具)と交換する。ステップにおいて、非使用工具(非
該当工具)と交換が不可能な場合はアラーム処理とな
る。一方、交換回避が可能な場合は隣接編集データ設定
部13cで、隣接編集番号PNOTT1〜PNOTT4(隣接工具ポッ
ト番号)、PNOTm1〜PNOTm4(隣接工具の回避ポット番
号)が設定される。更に、編集データ交換処理部13dで
該当工具の編集データおよび隣接編集データに従ってマ
ガジン工具データ・メモリ6のポット番号P No.内のデ
ータを書き替える処理を行い、交換データ設定部13eで
設定する。なお、サブフローのステップの判定におい
て、干渉なしの場合は、マガジン工具データ・メモリ6
内のP No.内のデータは該当工具の編集データに基づい
て書き替える。
上記の干渉チェックと編集シミュレーションは該当工具
の全てについて検討が終了するまで繰りかえされる。な
お、各回のシミュレーションは前回の交換終了を前提に
行われるので、全該当工具について検討が終了したとき
は、工具編集データ・メモリ5は干渉チェックが終了し
た形となっている。
第2図の第段は、既に抽出されている不足工具データ
とマガジン工具データを不足工具設定処理手段14内の不
足工具データ編集処理部14aに入力し、不足工具の収容
されるべきポットが空きポットでない場合は、空きポッ
トにする処理を行い、不足工具P NO.設定部14bでその番
号を設定する。
第2図の第段は、以上の処理を終了した工具編集デー
タを第6図に示す工具編集画面に出力し他のファンクシ
ョン処理が必要なければ、「ATC動作実行」F6に対応す
るキーを押圧する。すると、CPU1がATC制御装置10に指
令し、編集処理データに基づき、工具の入れ替え等実際
の編集動作を実行する。不足工具についてはアラームメ
ッセージ・メモリ8に格納された指示文が表示されて、
取付けが指示される。
〔発明の効果〕
以上、説明したとおり、本発明によれば、隣接工具同士
の干渉をチェックし、干渉防止の処理を施しつつ、隣接
する工具同士の干渉をチェックし干渉防止の処理を施し
つつ、工具編集データが作成できる。また、不足工具は
取付け指示が表示されるから、工具の段取り替えに人手
と時間をかけずに工具を工具マガジンにセットすること
ができ、作業性を向上させることができる。さらに、該
当工具の入れ替えが最小限となるように編集されるとと
もに、不足工具は取付けが指示されるので、最小限の段
取り替えで工具の準備ができ、段取り時間の削減が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した工具編集装置の一例を示す構
成図、第2図〜第5図は上記装置の動作例を示すフロー
チャート、第6図はCRT画面に表示された工具編集画面
図、第7図〜第9図は各データの出力画面図、第10図は
ATCと工具マガジンの構造図、第11図〜第15図は第2図
〜第5図を更に詳細にした動作例を示すフローチャート
である。 1……CPU(制御手段)、 3……CRTディスプレイ(表示手段)、 4……NCプログラム・メモリ、 5……工具編集データ・メモリ、 6……マガジン工具データ・メモリ、 7……不足工具データ・メモリ、 8……アラームメッセージ・メモリ、 9……判定データ・メモリ、 10……ATC制御装置、 11……プログラム干渉処理手段、 12……工具データ研削手段、 13……編集工具干渉処理手段、 14……不足工具設定処理手段、 N……使用工具トータル本数、 M……マガジン最大収納本数、 T No.……使用工具番号、 P No.……ポット番号(番地)、 ST,SP……工具寸法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の工具ポットが連鎖状に接続され、こ
    の連鎖方向に回転自在に、かつ、自動工具交換装置との
    工具変換位置に所定の工具ポットを割り出し可能に設け
    られた工具マガジンを有するNC工作機械の工具編集装置
    において、 NC加工プログラムの実行順序に従って読み取った工具番
    号の工具において、隣接した工具ポット間距離と隣接し
    た工具の径とから工具間の干渉の有無を判別し、干渉す
    ると判別されたとき干渉する工具間に開き工具ポットを
    設定し、この開き工具ポットを考慮した工具ポット数が
    前記工具マガジンの許容本数を越えたか否かを判断し、
    越えたと判断された場合アラームとする処理を行うプロ
    グラム干渉処理手段と、 前記工具マガジンの各工具ポットに現在収容されている
    工具のデータを記憶しているマガジン工具データメモリ
    と、 前記プログラム干渉処理手段で処理されたNC加工プログ
    ラムからこのNC加工プログラムで使用する工具を検索し
    た使用工具と、前記工具マガジン工具データメモリから
    マガジンに収容している工具を読み出したマガジン工具
    とを比較し、前記使用工具のうち前記マガジン工具にあ
    ることが確認された工具データである該当工具データ
    と、前記使用工具のうち前記マガジン工具にないことが
    確認された工具データである不足工具データと、前記マ
    ガジン工具のうち前記NC加工プログラムの加工で使用し
    ないことが確認された工具データである非該当工具デー
    タとに分けて設定する工具データ設定手段と、 前記該当工具と隣接する工具との干渉を、隣接した工具
    ポット間距離と隣接した工具の径とから工具間の干渉の
    有無を判別し、干渉が発生する場合に隣接工具を干渉が
    発生しない寸法の工具と交換する編集処理を行う編集工
    具干渉処理手段と、 前記工具マガジンの空き工具ポットに前記不足工具を収
    容する工具ポットを割りつけ、前記空きポットがないと
    きには前記非該当工具を収容している工具ポットを空き
    ポットにした後、前記不足工具を収納する工具ポットと
    して割りつける処理を行う不足工具設定処理手段と、 前記各手段で設定された工具の編集作業を実行制御する
    とともに、前記不足工具を所定の工具ポットに収容指示
    するメッセージを表示装置に表示制御する制御手段とを
    備え、 前記編集工具干渉処理手段による工具の干渉判別・編集
    処理と、前記不足工具設定処理手段による前記不足工具
    の割りつけ処理とを繰り返し行うことを特徴とするNC工
    作機械の工具編集装置。
JP6359086A 1986-03-20 1986-03-20 Nc工作機械の工具編集装置 Expired - Lifetime JPH0716844B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6359086A JPH0716844B2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20 Nc工作機械の工具編集装置

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JP6359086A JPH0716844B2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20 Nc工作機械の工具編集装置

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JPS62218037A JPS62218037A (ja) 1987-09-25
JPH0716844B2 true JPH0716844B2 (ja) 1995-03-01

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ID=13233634

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