JPH0789343B2 - 数値制御工作機械の自動プログラミング装置 - Google Patents

数値制御工作機械の自動プログラミング装置

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JPH0789343B2
JPH0789343B2 JP61099147A JP9914786A JPH0789343B2 JP H0789343 B2 JPH0789343 B2 JP H0789343B2 JP 61099147 A JP61099147 A JP 61099147A JP 9914786 A JP9914786 A JP 9914786A JP H0789343 B2 JPH0789343 B2 JP H0789343B2
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memory
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雄二 石橋
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は数値制御工作機械のNC加工プログラムを簡易に
作成する数値制御工作機械の自動プログラミング装置に
関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の自動プログラミング装置でマシンプログ
ラムを作成するには、加工物の形状に対応する図形を
点、線分、円弧等の図形要素で定義して図形データを入
力する作業、及び定義(記憶)した図形に基づいて工具
経路を定義して入力する作業が行われる。そして、定義
された工具経路をマシンプログラムに自動変換し、図形
データと共に記録保存しておき、必要に応じてマシンプ
ログラムを紙テープに打出したり、通信回線を用いて直
接数値制御工作機械に伝送したりして用いられる。
このような自動プログラミング装置では、図形データ、
NCプログラム等の各データを保存して処理するために膨
大なメモリ容量が要求され、ICメモリからなるワーキン
グメモリと共にフロッピディスク装置等の補助記憶装置
を備えるものが一般的である。それでも、保存されるNC
プログラムの数が多くなったり、複雑な形状の加工物で
はメモリ容量を超過してしまうことがある。
このため、作業者が表示指示キーを操作すると、メモリ
の先頭アドレスから順に検索してゆき、エンドコードを
検出されたとき、そのエンドコード以降最終アドレスに
至るまでの残メモリのバイト数を計数して、数字表示器
に計数されたバイト数を表示する装置(特開昭55−1344
31号公報参照)や、コマンドが入力され、入力キーが1
度押されると、メモリ上のプログラムエリア、データエ
リア及び未使用エリアの容量を表示するメモリ使用状況
表示装置(特開昭60−238952号公報参照)が提案されて
いる。
しかしながら、これらの上記の装置では、メモリ残量に
関する情報は、キーボードの特定キーを操作して特別の
命令を入力しなければ表示されなかった。このため、作
業者が熟練していないとキー操作を忘れたりしてメモリ
残量の予測ができなかった。
これを解決するために、特開昭57−104183号公報に示す
ように、プログラムのプログラムメモリへの書込みと同
時に、そのプログラムメモリの使用状態を表示するメモ
リ使用状態表示方式も提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、数値制御工作機械の自動プログラミング装置
の場合、加工用の図形情報として、ディスプレイ上で
点、線分、円弧を指定してメモリに記憶させた後、それ
らの図形情報に基づいて加工するために工具を移動させ
る工具経路を設定する方法が一般的である。このとき、
マウス等により指定された経路は、メモリに記憶された
点、線分、円弧等の図形情報を検索して、それに基づい
てディスプレイ上に表示されている図形のうち指定され
た図形のみが強調表示されるため、指定状態が確認でき
るようになっている。
このため、図形情報を点、線分、円弧といったようにそ
れぞれの要素毎に区分して、それらをそれぞれの要素に
応じたメモリ容量の各メモリ領域に記憶して、検索時間
を短縮する必要がある。
従って、プログラム作成中においては、従来のように1
つのメモリ領域のメモリ残量だけを表示させていても、
表示されていない他のメモリ領域に対応する要素のデー
タを入力する場合に、そのメモリ領域のメモリ残量が不
足しているか否かが全くわからず、メモリ残量が不足し
ている場合には、NCプログラムの作成が最後まで続けら
れなくなってしまうという問題点があった。
本発明は上記の問題点を解決するためなされたものであ
り、作業者がプログラム作成中に、常時容易に各要素に
対応するメモリ領域のメモリ残量を把握でき、先の予測
をしながら効率良く作業を行うことができる数値制御工
作機械の自動プログラミング装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、本発明の数値制御工作機械
の自動プログラミング装置は、各種操作情報や図形情報
を表示するディスプレイ装置と、そのディスプレイ装置
の表示に従って各データを入力する入力手段とを備え、
更に、入力手段により入力される点、線分、円弧、及び
工具経路の各要素毎に複数のメモリ領域が割付けられ、
入力された各データを各要素毎にそれぞれのメモリ領域
に記憶する記憶手段と、入力手段によりデータが入力さ
れる毎に、記憶手段における該当するメモリ領域の使用
し得るメモリ残量を算出する算出手段と、その算出手段
により算出された各メモリ領域のメモリ残量を各要素毎
に、図形情報を表示しているディスプレイ装置の一部
に、プログラム作成中常時表示する表示制御手段とを備
えている。
[作用] 上記の構成を有する本発明では、入力手段により入力さ
れた点、線分、円弧及び工具経路の各要素のデータは、
要素毎に割付けられた記憶手段の所定のメモリ領域にそ
れぞれ記憶される。また、入力手段によりデータが入力
される毎に、算出手段により記憶手段における該当する
メモリ領域の使用し得るメモリ残量を算出する。そし
て、表示制御手段は、算出手段により算出された各メモ
リ領域のメモリ残量を図形情報を表示しているディスプ
レイ装置の一部に、他の要素に対応するメモリ領域のメ
モリ残量も同時にプログラム作成中は常時表示してい
る。
[実施例] 本発明の実施例について図面に従って具体的に説明す
る。
第1図は本発明に係る自動プログラミング装置のブロッ
ク図である。
中央処理装置(CPU)1に接続する共通バス2には、基
本制御プログラムが格納された読出専用メモリ(ROM)
3、図形データ等の処理データが一時記憶されるワーキ
ングメモリ(RAM)4、図形データ,NCプログラム等が記
憶保存されるフロッピディスク装置5が接続されてい
る。また、同じ共通バス2には、図形情報,各種操作情
報等が表示されているディスプレイ装置(CRT)6、そ
のディスプレイ装置6の表示に従って各データを入力す
るキーボード7、及び紙テープの読み取り及び打出しを
行う紙テープリーダパンチャ8が接続されている。
第2図はデータが入力される毎に実行される処理を示す
フローチャートである。
キーボード7からデータが入力されると(ステップ10
1)、入力されたデータをワーキングメモリ4の所定の
メモリ領域に記憶する(ステップ102)。次いで、その
ワーキングメモリ4のメモリ領域の使用し得るメモリ残
量を算出する(ステップ103)。そして、算出されたメ
モリ残量をディスプレイ装置6に表示し(ステップ10
4)、処理を終了して元のプログラムに戻る(ステップ1
05)。この処理100は、データが入力される毎に実行さ
れる。
上記の処理は、その時の操作モードに従い、実際に使用
されるメモリの種類毎に行なわれる。
第3図は、入力され定義された図形データ、自動変換さ
れたNC加工プログラム等を補助記憶装置であるフロッピ
ディスク装置5に保存したり、フロッピディスク装置5
内に保存されているデータ編集したりする操作モードの
時に実行される処理を示している。
フロッピディスク装置5へのデータの書込み(保存)命
令または削除などの編集命令が入力されると処理200が
開始され、フロッピディスク装置5へのデータの書込み
または削除を行う(ステップ201)。次いで、フロッピ
ディスク装置5内の書込み可能なメモリ残量を調べ(ス
テップ202)、そのメモリ残量をディスプレイ装置6に
表示し(ステップ203)、処理を終了する(ステップ20
4)。この操作モードではフロッピディスク装置5のメ
モリ残量が常時表示されることになる。
第4図は、点、線分、円弧等の図形データ、工具経路デ
ータを順次入力し定義していく操作モードのときに実行
される処理を示している。この操作モードでは各データ
はワーキングメモリ(RAM)4に一時記憶される。
また、第5図は図形データの入力時におけるディスプレ
イ装置6への表示例を示す画像図である。
ディスプレイ装置6の画面の両側方には各種の命令等の
メニュー20が表示され、カーソル21によりそれらメニュ
ー20のうち一つを指示することによりその命令が入力さ
れる。また、画面の中央には点22、線分23、円弧24等に
より定義された図形が表示される。そして、作業者は入
力された図形を見ながら次々に各要素を定義し図形デー
タを入力していく。更に、メニュー20の左下部分にはワ
ーキングメモリ4の各メモリ領域のメモリ残量を表示す
る枡25が設けられている。
図形データ等の入力操作がされると(ステップ301)、
第4図に示す処理300が開始され、その入力されたデー
タが、点、線分、円弧または工具経路のいずれを定義す
るものであるかを調べ(ステップ302)、それぞれの要
素に従って、ステップ310、ステップ320、ステップ330
またはステップ340に分岐する。
例えば、点のデータが定義された場合には、ステップ31
0に移行し、ワーキングメモリ4の所定のメモリ領域に
定義(記憶)できる点の数を超過しないか否かを調べ、
超過しないと判断されれば(ステップ310:YES)、点の
データをワーキングメモリ4に記憶する(ステップ31
1)。そして、ワーキングメモリ4に記憶できる点の数
を修正してステップ306に進む。また、前記ステップ310
にて記憶できる点の数を越えていると判断されれば、エ
ラーメッセージをディスプレイ装置6に出力し(ステッ
プ313)、ステップ306に移行する。また、線分、円弧あ
るいは工具経路が定義された場合も、それぞれ前記同様
の処理がなされ、ステップ306に進む。
ステップ306では、それぞれの要素毎にワーキングメモ
リ4のそれぞれメモリ領域に記憶できるデータ数すなわ
ちメモリ残量を全て、第5図に示すようにディスプレイ
装置6の左下部分の枡25にグラフ表示し、処理を終了す
る。
また、線分、円弧あるいは工具経路のいずれか一つが定
義された場合にも、同様にしてワーキングメモリ(RA
M)4のそれぞれのメモリ領域のメモリ残量を全て図形
情報を表示しているディスプレイ装置6の枡25にそれぞ
れ同時にグラフ表示する。
第6図はメモリ残量を表示する前記枡25内の表示例を拡
大して示す図である。ここでは図形データの入力時であ
るから、メモリ残量は点、線分、円弧、工具経路の各要
素毎に、記憶できるデータ数に対して現在何パーセント
まで記憶されているかが棒グラフにより表示される。図
面では現在までに記憶されたパーセントが斜線で示され
ているが、実際には色を変えて表示される。
また、フロッピディスク装置5を使用する操作モードの
ときは、フロッピディスク装置5のメモリ残量がパーセ
ントにより棒グラフ表示される。
従って、この操作モードすなわちプログラム作成中にお
いては、ワーキングメモリ(RAM)4における各図形要
素毎のメモリ領域のメモリ残量が常時グラフによりディ
スプレイ装置6に表示されることになる。
このように本実施例によれば、それぞれの操作モードに
応じて、その操作で使用されるメモリの残量が感覚的に
把握し易いパーセント表示による棒グラフで常時画面の
左下隅に表示されている。このため、作業者は加工物の
図面から図形データ等を入力してNC加工プログラムを作
成する際に、図面全体が入力できるかどうか、また、全
体が入力できなければどのように分割するのがよいか等
を容易に予測することができ、先の予測を行いながら作
業を続けることができる。それ故、作業途中でメモリが
一杯になりNCプログラムの作成が最後まで続けられなく
なったりすることがなく、また、ズーム機能により入力
された図形の極く一部のみをディスプレイ装置6上に表
示している場合にも、他の部分の図形の容量を大略把握
することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の数値制御工作機械の自動プ
ログラミング装置は、入力手段により入力される点、線
分、円弧及び工具経路の各要素毎に複数のメモリ領域が
割付られ、各データの入力操作がされる毎に該当するメ
モリ領域のメモリ残量が算出されて、そのメモリ残量が
他のメモリ領域のメモリ残量と共に、図形情報を表示し
ているディスプレイ装置の一部にプログラム作成中常時
表示されるので、データの入力時に各データ毎の現在の
メモリ残量を作業者が容易に把握でき、先の予測をしな
がらマシンプログラムの作成を行うことができ、途中で
メモリ容量が不足してマシンプログラムの作成が続行で
きなくなる不都合を未然に防止できるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は自動プログラ
ミング装置のブロック図、第2図、第3図及び第4図は
実際の処理を示すフローチャート、第5図はディスプレ
イ装置の表示例を示す図、第6図はディスプレイ装置の
メモリ残量表示部の拡大図である。 1は中央処理装置(CPU)、4はワーキングメモリ(RA
M)、5はフロッピディスク装置(FD)、6はディスプ
レイ装置(CRT)、7はキーボード(KB)、25は枡であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種操作情報や図形情報を表示するディス
    プレイ装置と、そのディスプレイ装置の表示に従って各
    データを入力する入力手段とを備えた数値制御工作機械
    の自動プログラミング装置において、 前記入力手段により入力される点、線分、円弧、及び工
    具経路の各要素毎に複数のメモリ領域が割付けられ、入
    力された各データを各要素毎にそれぞれのメモリ領域に
    記憶する記憶手段と、 前記入力手段によりデータが入力される毎に、前記記憶
    手段における該当するメモリ領域の使用し得るメモリ残
    量を算出する算出手段と、 その算出手段により算出された各メモリ領域のメモリ残
    量を各要素毎に、図形情報を表示しているディスプレイ
    装置の一部に、プログラム作成中常時表示する表示制御
    手段と を備えることを特徴とする数値制御工作機械の自動プロ
    グラミング装置。
  2. 【請求項2】前記表示制御手段は、前記メモリ残量をそ
    れぞれグラフにより表示することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の数値制御工作機械の自動プログラミ
    ング装置。
JP61099147A 1986-04-28 1986-04-28 数値制御工作機械の自動プログラミング装置 Expired - Lifetime JPH0789343B2 (ja)

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JPS62254250A JPS62254250A (ja) 1987-11-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55134431A (en) * 1979-04-04 1980-10-20 Idec Izumi Corp Residual memory capacity display unit
JPS5971200A (ja) * 1982-10-17 1984-04-21 Dainippon Printing Co Ltd Icカ−ドにおける情報処理方法
JPS60238952A (ja) * 1984-05-11 1985-11-27 Sharp Corp メモリ使用状況表示装置

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