JPH07168263A - カメラのレンズマウント機構 - Google Patents

カメラのレンズマウント機構

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JPH07168263A
JPH07168263A JP31200893A JP31200893A JPH07168263A JP H07168263 A JPH07168263 A JP H07168263A JP 31200893 A JP31200893 A JP 31200893A JP 31200893 A JP31200893 A JP 31200893A JP H07168263 A JPH07168263 A JP H07168263A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、カメラ本体に対しレンズ鏡筒を着
脱自在に装着するカメラのレンズマウント機構におい
て、レンズ鏡筒をカメラ本体に着脱する際に、回動負荷
を軽減させ、防水パッキン自体の耐久性を向上させるよ
うにする。 【構成】 カメラ本体側のマウント部に設けられ、カメ
ラ本体にレンズ鏡筒が装着された際にはレンズ鏡筒側の
マウント部に圧接されて上記両マウント間を水蜜状態に
する防水パッキン13と、上記レンズ鏡筒の着脱動作に
連動し、上記防水パッキン13を光軸方向に進退させる
駆動機構とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラのレンズマウ
ント機構、詳しくは撮影レンズ交換式カメラにおいてカ
メラ本体とレンズ鏡筒とを防水のために水密的に結合す
るようにしたカメラのレンズマウント機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】交換用撮影レンズ鏡筒を着脱自在に装着
できる撮影レンズ交換式カメラにおいては、カメラ本体
とレンズ鏡筒の間に設けられたレンズマウント機構によ
って、カメラ本体とレンズ鏡筒とが連結され、一体化さ
れるようになっている。このマウント機構には、従来よ
り種々の構造のものがあり、現在の撮影レンズ交換式カ
メラ、たとえば、一眼レフカメラ等においてはバヨネッ
ト方式のマウント機構が一般的であるが、この通常のバ
ヨネットマウント機構においては、撮影レンズ鏡筒とカ
メラ本体との間の防水等については何らの考慮もはらわ
れておらず、雨中の撮影等によってカメラが濡れた場合
に、カメラ本体とレンズ鏡筒との間の極めて狭い隙間か
ら水等が侵入し、精密なカメラの構成部品にカビを発生
させたり、腐蝕させたり、またフィルムを駄目にしたり
するという欠点がある。そこで、このような欠点を解決
するために防水性を施したレンズマウント機構が従来よ
り提案されている。
【0003】例えば、実公昭61−24983号公報で
開示されているカメラのレンズマウント機構は、撮影レ
ンズ鏡筒をカメラ本体に装着する際に、カメラ本体側の
マウント部に配設されている部材が、撮影レンズ鏡筒の
回動動作に連動して変位すると共に、回動方向への変位
が上記部材上に設けられたネジ部によって光軸方向への
変位に変換され、レンズマウント機構の側面に設けられ
た環状の防水パッキング部材をレンズ鏡筒側マウント底
面の周縁部に圧接させるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記実公昭
61−24983号公報で開示されている手段によれ
ば、撮影レンズ鏡筒をカメラ本体側に装着するためにレ
ンズ鏡筒を回動させると、この回動動作によって防水パ
ッキング部材がカメラ本体側のマウント面より突出する
位置に移動するので、該防水パッキング部材がレンズ鏡
筒側マウントの底面の周縁部に当接する時点から、防水
パッキング部材とレンズ鏡筒側マウントの底面の周縁部
との間に摩擦が生じる。つまり、撮影レンズ鏡筒装着の
ための回動動作に際して、上記防水パッキング部材をレ
ンズ鏡筒側マウント底面の周縁部に一定量以上の力量で
押圧する必要が生じ、このときのレンズ鏡筒の装着回動
動作は上記摩擦力が生じた後も規定量続けられることに
なる。そのために、上記摩擦力は撮影レンズ鏡筒装着の
ための回動負荷を増大させることとなる。また、上記防
水パッキング部材の表面をレンズ鏡筒側マウントの底面
の周縁部が常に摺動することになるため、防水パッキン
グ部材自体の耐久性に問題が生じるという欠点がある。
【0005】本発明の目的は、撮影レンズ鏡筒装着時に
防水パッキンの表面とカメラ本体側のマウントもしくは
レンズ鏡筒側のマウントの少なくとも一方とを、レンズ
鏡筒装着時の回動動作中に摺動させないようにし、ま
た、このときの回動負荷を軽減させることによって、防
水パッキン自体の耐久性を向上させたカメラのレンズマ
ウント機構を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラのレ
ンズマウント機構は、カメラ本体に対しレンズ鏡筒を着
脱自在に装着するカメラのレンズマウント機構におい
て、上記カメラ本体側のマウントもしくはレンズ鏡筒側
の少なくとも一方のマウントに設けられ、カメラ本体に
レンズ鏡筒が装着された際に他方のマウントに圧接され
て両マウント間を水蜜状態にする防水パッキンと、上記
レンズ鏡筒の着脱動作に連動し、上記防水パッキンを光
軸方向に進退させる駆動機構とを具備することを特徴と
する。
【0007】
【作用】カメラ本体に設けられたカメラ本体側マウント
に、撮影レンズ鏡筒に設けられたレンズ鏡筒側マウント
を連結させた際に、一方のマウントに設けられた防水パ
ッキンが、他方のマウント面に圧接されて、該両マウン
ト間を水蜜状態にする。このとき、レンズ鏡筒の着脱動
作に連動させて上記防水パッキンを光軸方向に進退させ
ることにより、上記防水パッキンとマウント面を摺動さ
せずに回動操作を行う。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1は、本発明のカメラのレンズマウント機構を適
用した一実施例のカメラ本体を示す図であって、図2
は、上記カメラ本体側のレンズマウント部の要部拡大分
解斜視図である。図1および図2によって、この一実施
例の構成を以下に説明する。
【0009】図1に示すように、カメラ本体1の前面の
中央位置に形成されたマウント取付台17に、交換用撮
影レンズ鏡筒を着脱自在に装着するためのリング状のカ
メラ本体側マウント12を、取付用ビス12cによって
螺着することにより撮影レンズ取付部が構成される。
【0010】図2に示すように、上記カメラ本体側マウ
ント12は、例えば真鍮等によって形成され、その表面
にはニッケルメッキ等の表面処理を施したもの、もしく
はステンレス等で形成された円環形状を成しており、そ
の3等分位置に透孔12bが穿設されている。上記マウ
ント取付台17には、該透孔12bに対向する位置にネ
ジ孔17aがそれぞれ配設されており、上記カメラ側マ
ウント12は取付用ビス12cを上記透孔12bを挿通
して、マウント取付台17のネジ孔17aに螺入させる
ことにより固着されている。なお、カメラ本体側マウン
ト12に設けられた透孔12bの前端部側の開口縁部に
は座ぐり加工が施されており、カメラ本体側マウント1
2をマウント取付台17に固着した状態で、各ビス12
cの皿状頭部はカメラ本体側マウント12の前面より突
出しないようになっている。
【0011】また、上記カメラ本体側マウント12の内
周面には、そのほぼ3等分位置にバヨネット爪(図示せ
ず)がそれぞれ配設されており、カメラ本体側マウント
12の背面側には、上記バヨネット爪に対応する位置に
部分円弧状のマウント板バネ(図示せず)が配設されて
いる。そして、このバヨネット爪と撮影レンズ鏡筒側に
設けられたバヨネット爪とが係合して、撮影レンズ鏡筒
とカメラ本体1とが連結するようになっている。そし
て、撮影レンズ鏡筒をカメラ本体1に装着した状態にお
いては、上記部分円弧状のマウント板バネは、撮影レン
ズ鏡筒側のバヨネット爪の内端面に当接して、該撮影レ
ンズ鏡筒をカメラ本体1に強い力で押し付けて保持する
ようになっている。この一実施例のカメラ本体1のマウ
ント部は、このように、通常のバヨネットマウント機構
によって構成されている。
【0012】上記マウント取付台17の中央部は、カメ
ラ本体1(図1参照)の内部に配設されるミラーボック
ス等を構成する前板の一部であって、カメラ本体1の前
面の中央位置に若干突出して形成されている。このマウ
ント取付台17は、円環形状を形成しており、そのほぼ
3等分位置に部分円弧状の凸部17fがカメラ本体1の
前方に突出して、それぞれ配置されている。この凸部1
7fの前面側の中程には、上述のように、上記カメラ本
体側マウント12の透孔12bに対応するネジ孔17a
がそれぞれ設けられていて、取付用ビス12cによって
上記透孔12bを介して、該ネジ孔17aに螺入され、
カメラ本体側マウント12が螺着されるようになってい
る。
【0013】また、上記マウント取付台17の外周部に
は、例えばステンレス等の薄板によって形成されたリン
グ状の支持板14が嵌め込まれており、その内径側は、
そのほぼ3等分位置に部分円弧状の凹部14dが設けら
れている。この凹部14dは、上記マウント取付台17
の凸部17fと対応する位置にあって、互いに係合して
固定され、上記支持板14が回転しないように規制され
ている。
【0014】上記支持板14の前面側の、カメラ本体1
の前面に配設された操作ボタン2(図1参照)の付近
に、マウントピン14aが固植されている。このマウン
トピン14aは、上記カメラ本体側マウント12に設け
られた貫通孔12aを挿通し、カメラ本体側マウント1
2面の前方に向けて突出するように配置されており、該
マウントピン14aが固植されている上記支持板14の
外周側には、該支持板14の前面のリング部からカメラ
本体1の背面側に向かって段差部が設けられており、該
段差部には半円形に形成された基板部14bが配設され
ている。そして、この基板部14bの前方に位置するカ
メラ本体1上に、上述の操作ボタン2が配設されてい
る。
【0015】また、上記支持板14のリング部の外周縁
部の前面側には、その全周面にわたってフランジ部を有
するリング状の弾性部材、例えば天然ゴム、またはフッ
素ゴム、シリコンゴム等の合成ゴムで形成されている防
水パッキン13が、そのフランジ面側で接着剤等によっ
て固着されている。この防水パッキン13は、カメラ本
体1に撮影レンズ鏡筒(図示せず)を装着する際に、該
撮影レンズ鏡筒の後端部に固定されているレンズ側マウ
ント面に圧接されて、上記カメラ本体側マウント12と
レンズ鏡筒側マウント間とを水蜜状態とし、該両マウン
ト間の防水化のために配置されているものである。
【0016】そして、上記支持板14とマウント取付台
17の間には、圧縮バネ18a,18b,18cが配設
されており、この圧縮バネ18a,18b,18cのそ
れぞれによって、上記支持板14はカメラ本体1の前方
(装着されるレンズ鏡筒側)に向けて付勢されている。
ここで、上記支持板14面上に固植されているマウント
ピン14aは、上述のように、上記圧縮バネ18a,1
8b,18cの付勢する支持板14によってカメラ本体
側マウント12面上の貫通孔12aを介してカメラ本体
1の前方に突出するようになっている。
【0017】さらに、該支持板14は、カメラ本体1の
前面に配設されている操作ボタン2を押圧することによ
って、カメラ本体1の後方に向けて退避されるようにな
っている。従って、該支持板14面上に配設されている
マウントピン14aおよび防水パッキン13は、共にカ
メラ本体1の後方に退避されるようになっており、上記
操作ボタン2を押圧することによって、上記支持板14
の基板部14bが押圧され、支持板14が光軸方向、即
ち、カメラ本体1の後方に向けて移動するようになって
いる。
【0018】なお、このときに支持板14のリング部の
外周側の一端部に設けられた基板部14bを押圧するだ
けでは、該支持板14は、光軸方向にスムーズに平行移
動することができない。従って、上記操作ボタン2を押
圧する操作だけで上記支持板14を光軸方向にスムーズ
に平行移動させるために、上記基板部14b付近の一端
と、これと反対側に位置する支持板14の裏面側14c
付近の他端との間を、上記マウント取付台17の外周部
に外方に向けて配設されたピン17b,17c,17
d,17e(図5参照)を介して、柔軟性を有するワイ
ヤー19a,19bによって連結している。
【0019】即ち、図6、図7に示すように、上記ワイ
ヤー19a,19bの一端は支持板14の基板部14b
の付近にそれぞれ接着されており、一方、ワイヤー19
a,19bの他端は、上記マウント取付台17の外周部
に外方に向かって配設されているピン17b,17c,
17d,17eのそれぞれを介して基板部14bの反対
側に位置する支持板14の裏面側14c付近に固着され
ている。
【0020】なお、ピン17b,17cに対してワイヤ
ー19aの一端部が、図2において、マウント取付台1
7の上方側に、また、ピン17d,17eに対してワイ
ヤー19bの一端部が、マウント取付台17の下方側
に、それぞれかけられている。また、上記ピン17b,
17c,17d,17eは図5(A)(B)に示すよう
に配置されている。
【0021】このように構成された、上記一実施例のカ
メラのレンズマウント機構が適用されたカメラ本体に撮
影レンズ鏡筒を装着する際の作用について、図3,図4
によって以下に説明する。
【0022】図3、図4は、この一実施例のレンズ鏡筒
側のマウントとカメラ本体側のマウントの要部拡大縦断
面図であって、図3は、レンズ鏡筒をカメラ本体に装着
していない状態を示し、図4は、レンズ鏡筒をカメラ本
体に装着させた状態を示している。
【0023】まず、撮影レンズ鏡筒22をカメラ本体1
に装着するには、該撮影レンズ鏡筒22の後端部に配設
されているレンズ鏡筒側マウント21をカメラ本体側マ
ウント12に当接させる。このとき、マウントピン14
aはレンズ鏡筒側マウント21面上に押圧されて、カメ
ラ本体側マウント12面よりカメラ本体1の後方側に、
支持板14および防水パッキン13と共に退避される。
【0024】そして、撮影レンズ鏡筒22を光軸を中心
として回動させる。すると、レンズ鏡筒側マウント21
とカメラ本体側マウント12は、上述のバヨネットマウ
ント機構によって連結され、撮影レンズ鏡筒22がカメ
ラ本体1に固定されることとなる。
【0025】このとき、カメラ本体1にレンズ鏡筒22
を装着する前の状態においては、図3に示すように、上
記マウントピン14aの先端部は、防水パッキン13の
リング状の先端よりも高い位置でカメラ本体側マウント
12面上から突出するように配設されているので、レン
ズ鏡筒側マウント21によってマウントピン14aがカ
メラ本体1の後方側に押圧されることにより、支持板1
4は該マウントピン14aと共に退避され、該支持板1
4の外周部に接着されている防水パッキン13もまた、
カメラ本体側マウント12面より後方に退避されること
となる。
【0026】従って、レンズ鏡筒側マウント21をカメ
ラ本体側マウント12に装着する際の光軸を中心とする
回動操作中においては、上記防水パッキン13がレンズ
鏡筒側マウント21面に接触することがなく、防水パッ
キン13とレンズ鏡筒側マウント21面とが摺動するこ
ともない。
【0027】また、図4に示すように、レンズ鏡筒側マ
ウント21面上には、レンズ鏡筒22がカメラ本体1に
固定される位置において、上記マウントピン14aと対
応する位置に、該マウントピン14aが嵌入されるため
の穴21aが設けられており、レンズ鏡筒22がカメラ
本体1に固定された際に、圧縮バネ18a,18b,1
8cの付勢力によって、支持板14およびマウントピン
14aは、上記レンズ鏡筒側マウント21面上の穴21
aに嵌入する。従って、防水パッキン13の端部は、カ
メラ本体側マウント12と当接するレンズ鏡筒側マウン
ト21の面上に、上記圧縮バネ18a,18b,18c
の付勢力によって圧接され、該防水パッキン13自身が
弾性変形することによって、レンズ鏡筒側マウント21
とカメラ本体側マウント12が水密的に結合されること
となる。また、このときに防水パッキン13のフランジ
部の外周縁部は、カメラの外装部20とも水密的に結合
するので、上記防水パッキン13は上記両マウント間の
防水に加えて、カメラ本体側マウント12とカメラ本体
の外装部20との間の防水化構造を形成することにな
る。
【0028】さらに、マウントピン14aは撮影レンズ
鏡筒22をカメラ本体1に装着した際においては、撮影
レンズ鏡筒22を回動しないように保持するための係止
ピンとしての役割も果たしている。
【0029】次に、撮影レンズ鏡筒22をカメラ本体1
から取り外す際には、上記操作ボタン2を押圧すること
で、支持板14の段差部の基板部14bが押圧され、支
持板14が光軸方向の後方に向けて移動するので、これ
によって上記マウントピン14aは、上記レンズ鏡筒側
マウント21面上の穴21aから離脱し、支持板14お
よび防水パッキン13と共にカメラ本体1の後方側に退
避される。
【0030】即ち、図6に示すように、圧縮バネ18
a,18b(18c)によって、レンズ鏡筒側(図6、
7中においては下方側)に向けて付勢されていた支持板
14が、図7に示すように、支持板14の段差部の基板
部14bをマウント取付台17の方向(図7中の矢印A
方向)に押圧されると、支持板14に接着されているワ
イヤー19a(19b)が、図7に示すそれぞれの位置
において矢印x,y,z方向に引っ張られることとなる
ので、上記支持板14上の互いに反対側に位置する14
bおよび14cにおいて、矢印A方向に押圧することと
なり、これによって、支持板14は光軸方向に平行移動
されることとなる。そして、ここでワイヤー19bもま
ったく同様の動作を同時に行うこととなるので、上記支
持板14の段差部の基板部14b(操作ボタン2)を押
圧するだけで、上記支持板14を光軸方向にスムーズに
平行移動をさせることができる。なお、ここでは上記ピ
ン17b,17c,17d,17eをマウント取付台1
7に固定された部材としたが、これらについて、マウン
ト取付台17に回動自在に軸支されたローラ等とするこ
とにより、上記支持板14の平行移動の動作を、さらに
円滑に行なうことができる。
【0031】そして、上述のように、操作ボタン2を押
圧することによって支持板14は光軸方向の後方に移動
するので、上記マウントピン14aとレンズ鏡筒側マウ
ント21面上の穴14aとが離脱し、さらにレンズ鏡筒
側マウント21面に圧接されていた上記防水パッキン1
3も支持板14と共に退避せられる。従って、レンズ鏡
筒22を上記装着時と反対方向に回動操作することによ
って、防水パッキン13はレンズ鏡筒側マウント21面
に接触することなく、また、上記マウント21面と摺動
することもなく、軽い回動操作でレンズ鏡筒22をカメ
ラ本体1から取り外すことができる。
【0032】なお上記一実施例では、カメラ本体側マウ
ントに防水パッキンを配設した例について述べたが、こ
れとは逆に、例えば、レンズ鏡筒側マウントに上記防水
パッキンを配設した構成とすることでも、全く同様の効
果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、撮影
レンズ鏡筒とカメラ本体のマウント部を水蜜的に結合さ
せることができ、レンズ鏡筒着脱時の回動操作時には、
一方のマウントに設けられた防水パッキンと他方のマウ
ント面との当接面とが接触せず、また摺動することがな
いため、レンズ鏡筒着脱時の回動負荷が大幅に軽減され
ると共に、防水パッキンの耐久性の向上に寄与するカメ
ラのレンズマウント機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラのレンズマウント機構を適用し
た一実施例のカメラ本体を示す平面図。
【図2】上記図1のカメラ本体側マウント部の要部拡大
分解斜視図。
【図3】上記一実施例を示す要部拡大縦断面図であっ
て、レンズ鏡筒側マウントをカメラ本体側マウントに装
着していない状態を示す図。
【図4】上記一実施例を示す要部拡大縦断面図であっ
て、レンズ鏡筒側マウントをカメラ本体側マウントに装
着させた状態を示す図。
【図5】上記図2中のマウント取付台を示す平面図であ
って、(A)はマウント支持台に配設されるピンの位置
を示す図、(B)は(A)のA−A方向からの矢視図。
【図6】上記図2中の支持板部を示す要部拡大横断面図
であって、支持板が圧縮バネによって付勢されている状
態を示す図。
【図7】上記図2中の支持板を示す要部拡大横断面図で
あって、基板部(操作ボタン)が押圧された状態を示す
図。
【符号の説明】
1…………カメラ本体 2…………操作ボタン 12………カメラ本体側マウント 12a……貫通孔 12b……透孔 13………防水パッキン 14………支持板 14a……マウントピン 14b……段差部の基板部 17………マウント取付台 17a……ネジ孔 17b,17c,17d,17e………ピン 18a,18b,18c………圧縮バネ 19a,19b………ワイヤー 20………外装部 21………レンズ鏡筒側マウント 22………レンズ鏡筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に対しレンズ鏡筒を着脱自
    在に装着するカメラのレンズマウント機構において、 上記カメラ本体側のマウントもしくはレンズ鏡筒側の少
    なくとも一方のマウントに設けられ、カメラ本体にレン
    ズ鏡筒が装着された際に他方のマウントに圧接されて両
    マウント間を水蜜状態にする防水パッキンと、 上記レンズ鏡筒の着脱動作に連動し、上記防水パッキン
    を光軸方向に進退させる駆動機構と、 を具備することを特徴とするカメラのレンズマウント機
    構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100418006C (zh) * 2004-05-26 2008-09-10 奥林巴斯株式会社 照相机的镜头框装置
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