JPS6139403Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6139403Y2
JPS6139403Y2 JP1981185388U JP18538881U JPS6139403Y2 JP S6139403 Y2 JPS6139403 Y2 JP S6139403Y2 JP 1981185388 U JP1981185388 U JP 1981185388U JP 18538881 U JP18538881 U JP 18538881U JP S6139403 Y2 JPS6139403 Y2 JP S6139403Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
lens barrel
mount
camera body
mount ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981185388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5888629U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18538881U priority Critical patent/JPS5888629U/ja
Publication of JPS5888629U publication Critical patent/JPS5888629U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6139403Y2 publication Critical patent/JPS6139403Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カメラの防水マウント機構、更に詳
しくは、撮影レンズ鏡筒をカメラ本体に取り付け
たときに、撮影レンズ鏡筒とカメラ本体との間が
水密的に結合されるようにした防水マウント機構
に関する。
周知のように、交換撮影レンズ鏡筒を着脱自在
に装着できる、いわゆるレンズ交換式のカメラに
おいては、レンズ鏡筒とカメラ本体との間に設け
られたマウント機構によつて、レンズ鏡筒とカメ
ラ本体との一体化が図られるようになつている。
ところが、従来のマウント機構においては、レ
ンズ鏡筒とカメラ本体との間の防水については何
らの考慮もはらわれておらず、雨中の撮影等によ
つてカメラが濡れた場合には、レンズ鏡筒とカメ
ラ本体との間の狭い間隙から水がカメラ内に浸入
して、精密なカメラの構成部品を壊したり、フイ
ルムを駄目にしたりするという欠点があつた。
また、レンズ交換式のカメラを防水化するにあ
たつては、レ牢ズ鏡筒とカメラ本体との間の防水
化は必要不可欠であり、レンズ鏡筒のカメラ本体
への取付と同時に両者間を水密化する手段の実現
が待ち望まれていた。
本考案の目的は、上述の点に鑑み、カメラ本体
のレンズ取付部と撮影レンズ鏡筒のボデイ取付部
とに、互いに相対応するように円環状の弾性部材
と低摩擦部材とを配設し、撮影レンズ鏡筒をカメ
ラ本体に装着したときに、弾性部材と低摩擦部材
とが衝接して、撮影レンズ鏡筒とカメラ本体との
間の水密化が図れるようにした、カメラの防水マ
ウント機構を提供するにある。
本考案によれば、円環状の弾性部材と円環状の
低摩擦部材とを、マウント機構の結合力によつて
衝接させるようにしたので、撮影レンズ鏡筒とカ
メラ本体との間の完全な水密化を図ることができ
る。
また、弾性部材と衝接する部材が低摩擦部材で
形成されているので、撮影レンズ鏡筒をカメラ本
体に取り付ける際にも、弾性部材と低摩擦部材と
の間に大きな摩擦力が働くことがなく、撮影レン
ズ鏡筒をきわめてスムーズにカメラ本体に装着す
ることができる。
さらに、撮影レンズ鏡筒のカメラ本体に対する
光軸方向の位置決めは、弾性部材と低摩擦部材と
の衝接によつて行なうものではなく、撮影レンズ
鏡筒とカメラ本体との当接面同士を衝合させてこ
れを行なうので、従来と変わらぬ高い位置決め精
度を得ることができる。
以下、本考案を図示の一実施例に基づいて説明
する。
第1図は、本考案の防水マウント機構を配設す
るカメラのカメラ本体を示している。このカメラ
本体1の前面の中央位置には、従来のカメラ本体
と同様に、第2図に示す如く、本体ダイキヤスト
2にボデイマウント環3を取付用ビス4によつて
固着することにより、レンズ取付部が設けられて
いる。
上記ボデイマウント環3は、第3図A〜Cにそ
の後面、断面、正面をそれぞれ示すように、本体
ダイキヤスト2に背面が当て付けられる基板リン
グ5と、この基板リング5の前面の外縁部がわに
配設された外マウントリング6と、上記基板リン
グ5の前面の内縁部がわに配設された内マウント
リング7とで、その主体が構成されており、上記
外マウントリング6と内マウントリング7との間
に形成された間隙内には、断面円形で円環状の防
水用弾性部材8が配設されている。上記基板リン
グ5には、第3図Aに示すように、その外縁部寄
りの3等分位置、即ち、同リング5の中心より見
て右水平方向位置を0゜位置とすると、90゜,
210゜,330゜の各位置に、ボデイマウント環3を
本体ダイキヤスト2に固着するために上記取付用
ビス4を挿通させる透孔5aが、それぞれ穿設さ
れている。また、基板リング5の外縁部寄りの30
゜,150゜,270゜の各位置には、固定用ビス9を
螺入させて、外マウントリング6を基板リング5
に固定するためのねじ孔5bが、それぞれ穿設さ
れている。さらに、基板リング5の内縁部寄りの
3等分位置、即ち、90゜,210゜,330゜の各位置
には、固定用ビス11を螺入させて、内マウント
リング7を基板リング5に固定するためのねじ孔
5cが、それぞれ穿設されている。また、基板リ
ング5の内周面には、第3図Cに示すように、そ
のほぼ3等分位置に、バヨネツト爪5dがそれぞ
れ突設されており、このバヨネツト爪5dの背面
がわの一角隅部には、第3図Aに示すように、突
起5eがそれぞれ設けられている。この突起5e
は、基板リング5の背面の内縁部に上記バヨネツ
ト爪5dと対応するように配設された部分円弧状
のマウント板ばね部材13の位置を規制すると共
に、後述する撮影レンズ鏡筒21のストツパーピ
ン30(第5図参照)に衝合して、鏡筒21をカ
メラ本体1に対して装着位置に位置決めする役目
もする。上記板ばね部材13は、第3図Bに示す
ように、ビス12によつて基板リング5に取り付
けられた基部とは反央がわの先端部が背面がわに
弓状に膨出していて、撮影レンズ鏡筒21をカメ
ラ本体1に装着した状態で、後述する撮影レンズ
鏡筒21がわのバヨネツト爪25b(第5図参
照)の内端面に当接し、撮影レンズ鏡筒21をカ
メラ本体1がわに強い力で押し付ける役目をす
る。さらに、基板リング5の前面の外縁部と内縁
部とには、第4図に拡大して示すように、外マウ
ントリング6の位置規制をする外周突条5f、お
よび内マウントリング7の位置規制をする内周突
条5gがそれぞれ形成されている。
上記外マウントリング6は、上記基板リング5
の幅の半分弱の幅を有する金属性の円環板状部材
で形成されていて、第3図Cに示すように、90
゜,210゜,330゜の各位置には、ボデイマウント
環3を本体ダイキヤスト2に固着するために上記
ビス4を挿通する透孔6aが、それぞれ穿設され
ている。また、30゜,150゜,270゜の各位置に
は、外マウントリング6を基板リング5に固定す
るために上記ビス9を挿通する透孔6bが、それ
ぞれ穿設されている。上記透孔6a,6bの前端
部がわの開口縁部には、いわゆる座ぐり加工が施
されていて、ボデイマウント環3を本体ダイキヤ
スト2に固着した状態および外マウントリング6
を基板リング5に固定した状態では、各ビス4お
よび9の皿状頭部は、外マウントリング6の前面
より突出しないようになつている。また、外マウ
ントリング6の内周面は、第4図に示すように、
後部に至るほど径が大きくなるテーパー状斜面6
cに形成されている。このように形成された外マ
ウントリング6は、合成樹脂膜等でなるリング状
のシール部材14を介して、基板リング5の突条
5fに嵌合され、孔6bを貫通してビス9をねじ
孔5bに螺合させることによつて、基板リング5
に固定されている。
また、上記内マウントリング7は、上記基板リ
ング5の幅の半分弱の幅を有する金属製の円環板
状部材で形成されていて、第3図Cに示すよう
に、90゜,210゜,330゜の各位置には、同リング
7を基板リング5に固定するために上記ビス11
を挿通する透孔7aが、それぞれ穿設されてい
る。この透孔7aの前端部がわの開口縁部は、上
記透孔6a,6bと同様に、座ぐり加工が施され
ていて、内マウントリング7を基板リング5に固
定した状態では、ビス11の皿状頭部が内マウン
トリング7の前面より突出しないようになつてい
る。内マウントリング7の外周面は、第4図に示
すように後部に至るほど径が小さくなるテーパー
状斜面7bに形成されている。このように形成さ
れた内マウントリング7は、合成樹脂膜等でなる
リング状のシール部材15を介して、基板リング
5の内周突条5gに嵌合され、孔7aを貫通して
ビス11をねじ孔5cに螺合させることによつ
て、基板リング5に固定されている。
上記基板リング5の前面、外マウントリング6
の斜面6cおよび内マウントリング7の斜面7b
によつて囲まれる、断面等脚台形状の間隙内に
は、外マウントリング6および内マウントリング
7を基板リング5に固定する際に、上記弾性部材
8が挾み込まれて配設される。この配設状態で
は、上記弾性部材8は、第4図に示すように、上
記基板リング5の前面、外マウントリング6の斜
面6cおよび内マウントリング7の斜面7bによ
つて押圧されて変形し、その一部を、外マウント
リング6の前面がわ内周縁と内マウントリング7
の前面がわ外周縁との隙間から、両リング6,7
の前面より前方に向けて若干の距離A(第4図参
照)だけ突出させている。
上記弾性部材8は、通常Oリングと呼ばれてい
るゴムリングで形成されているが、同部材8を形
成する素材としては、通常の天然ゴムばかりでな
く、クツソゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム等
の合成ゴムを使用してもよく、また、一定の弾性
を有する合成樹脂を使用することも可能である。
一方、このように構成されたカメラ本体1のレ
ンズ取付部に装着される撮影レンズ鏡筒21に
は、第5図および第6図に示すように、そその後
端面部に、基板リング22と、外マウントリング
23と、低摩擦部材24と、内マウントリング2
5とで主体が構成されたレンズマウント環26が
レンズ鏡枠27に固着されて、ボデイ取付部が設
けられている。
上記基板リング22は、金属製の円環板状部材
で形成されていて、その背面がわをレンズ鏡枠2
7に当て付けるようになつており、その外縁部寄
りの3等分位置、即ち、90゜,210゜,330゜の各
位置には、レンズマウント環26を鏡枠27に固
着するために取付用ビス28を挿通させる透孔2
2a(第6図参照)が、それぞれ穿設されてい
る。また、基板リング22の外縁部寄りの3等分
位置、即ち、30゜,150゜,270゜の各位置には、
固定用ビス31を螺入させて、外マウントリング
23を基板リング22に固定するためのねじ孔
(図示せず)が、それぞれ穿設されている。さら
に、基板リング22の内縁部寄りの3等分位置、
即ち、90゜,210゜,330゜の各位置には、固定用
ビス29を螺入させて、内マウントリング25を
基板リング22に固定するためのねじ孔22b
(第6図参照)が、それぞれ穿設されている。ま
た、基板リング22の外縁部と内縁部とには、外
マウントリング23および内マウントリング25
を嵌合して、その位置を光軸に対して同軸的にな
るように規制する外周突条22cおよび内周突条
22dがそれぞれ形成されている。さらに、基板
リング22の後面の中程には、上記低摩擦部材2
4を嵌着するための凹段部22eが形成されてい
る。
上記外マウントリング23は、上記基板リング
22の外周突条22cに嵌合されて、基板リング
22の外縁部がわに配設された金属性の円環板状
部材で形成されていて、第5図に示すように、90
゜,210゜,330゜の各位置には、取付用ビス28
を挿通させる透孔23aが、また、30゜,150
゜,270゜の各位置には、固定用ビス31を挿通
する透孔23bが、それぞれ穿設されている。上
記透孔23a,23bの後端部がわの開口縁部に
は、座ぐり加工が施されていて、ビス28,31
を挿通して、レンズマウント環26を鏡枠27に
固着した状態および外マウントリング23を基板
リング22に固定した状態では、ビス28,31
の皿状頭部は、外マウントリング23の後面から
突出しないようになつている。
また、上記内マウントリング25は、上記基板
リング22の内周突条22dに嵌合されて、基板
リング22の内縁部がわに配設された金属性の円
環状部材で形成されていて、第5図に示すよう
に、90゜,210゜,330゜の各位置に、上記固定用
ビス29を挿通するための透孔25aが、それぞ
れ穿設されている。この透孔25aの後端部がわ
の開口縁部は、座ぐり加工が施されていて、ビス
29を挿通して、内マウントリング25を基板リ
ング22に固定した状態では、ビス29の皿状頭
部が内マウントリング25の後端面より突出しな
いようになつている。また、内マウントリング2
5の後端面の内縁部がわは、後方に向けて内がわ
より突出する2段の突条25e,25dに形成さ
れており、より突出する内がわの突条25dの先
端部には、そのほぼ3等分位置にバヨネツト爪2
5dが径外方に向けてそれぞれ突設されている。
上記バヨネツト爪25bと基端部がわの突条25
eとの間に形成される溝25cは、カメラ本体1
がわのバヨネツト爪5dを嵌入して、撮影レンズ
鏡筒21をカメラ本体1のボデイマウント環3と
同軸的に位置規制して配設する役目をする。さら
に、第5図に示すように、1つのバヨネツト爪2
5bの側近には、突条25dの溝25cに対応す
る位置に、同爪25bの外周面より出ない高さの
ストツパーピン30が植立されている。このスト
ツパーピン30は、溝25c内に嵌入するカメラ
本体1がわのバヨネツト爪5dの1つの突起5e
に衝合して、レンズ鏡筒21をカメラ本体1に対
する装着位置に位置決めする役目をする。
上記低摩擦部材24は、高滑性を有するポリフ
ツ化エチレン系樹脂等の合成樹脂材で形成された
円環状板体であつて、その外周面および内周面の
内端部には、位置規制用の外方突出縁および内方
突出縁がそれぞれ突設されている。この低摩擦部
材24は、上記基板リング22の凹段部22eに
上記外方突出縁および内方突出縁を嵌合させて基
板リング22に配設され、外マウントリング23
および内マウントリング25を基板リング22に
固定する際に、外マウントリング23および内マ
ウントリング25と、基板リング22とによつて
挾持されて固定されるようになつている。そし
て、この挾持された状態で、低摩擦部材24の露
呈する後面は、外マウントリング23の後面およ
び内マウントリング25の後面からきわめてわず
かな段差B分だけ引つ込んだ状態となつている。
この段差Bは、上記弾性部材8が突出する高さA
よりも小さくなるように設定されている。
なお、カメラ本体1がわの外マウントリング6
および内マウントリング7の前面は、ボデイマウ
ント環3の組立て工程またはボデイマウント環3
の本体ダイキヤスト2への取付工程において、正
しいフランジバツクが得られるように仕上加工さ
れて、それぞれ高い平面性を有する当接面6d,
7cに形成される。また、レンズ鏡筒21がわの
外マウントリング23および内マウントリング2
5の後面も、レンズマウント環26の組立工程ま
たはレンズマウント環26のレンズ鏡枠27への
取付工程において、正確なバツクフオーカスが得
られるように仕上加工されて、それぞれ高い平面
性を有する当接面23c,25fに形成される。
以上のように、本考案のカメラお防水マウント
機構は構成されている。
次に、この防水マウント機構の作用を、カメラ
本体1への撮影レンズ鏡筒21の装着操作と共に
説明する。
本考案の防水マウント機構は、既に周知のバヨ
ネツトマウント式のものであつて、撮影レンズ鏡
筒21をカメラ本体1に取り付けるには、まず、
カメラ本体1がわのバヨネツト爪5dと、鏡筒2
1がわのバヨネツト爪25bとがぶつかり合わな
いように、ボデイマウント環3とレンズマウント
環26とを位置合せして衝合させ、鏡筒21を本
体1に対して前方から見て時計方向に回転させ
る。すると、本体1がわの当接面6d,7cから
突起5eの先端までの長さは、鏡筒21がわの当
接面23c,25fからバヨネツト爪25bの内
端面までの長さC(第6図参照)より短く設定さ
れているので、鏡筒21はなんらの障害もなく回
転し、バヨネツト爪5dと25bとが抜け止め部
材とガイド部材としての役目をし、鏡筒21は、
バヨネツト爪5dと25bとによつて案内されな
がら回転する。そして、溝25c内にバヨネツト
爪5dが進入すると共に、ばね部材13も溝25
c内に一緒に入り込むので、ばね部材13がバヨ
ネツト爪25bの内端面で押圧されて彎曲部を伸
ばされ、このばね部材13の復元弾力によつて、
レンズマウント環26がボデイマウント環3がわ
に押し付けられるようになる。よつて、カメラ本
体1がわの当接面6d,7cより突出する弾性部
材8が鏡筒21がわの当接面23c,25fより
引つ込んだ低摩擦部材24に強く押し付けられて
変形しながら後退し、当接面6d,7cと当接面
23c,25fとが互いに衝合される。上記弾性
部材8がレンズ鏡筒21がわの部材に圧接される
ので、従来のようにレンズ鏡筒21の後端面が金
属面で形成されていた場合には、弾性部材8と金
属面との摩擦抵抗により、レンズ鏡筒の装着操作
が重くなりスムーズに行なえないおそれがある
が、本考案の防水マウント機構では、弾性部材8
が圧接するレンズ鏡筒21がわの部材が低摩擦部
材24であるので、両者間の摩擦抵抗はほとんど
なく、レンズ鏡筒21を続けてきわめて容易に回
転させることができる。そして、レンズ鏡筒21
が更に回転されると、本体がわの突起5eと鏡筒
21がわのストツパーピン30とが衝合し、鏡筒
21のそれ以上の回転が阻止されて、鏡筒21の
本体1に対する装着操作が完了する。
この鏡筒21を本体1に装着した状態では、上
述したように、弾性部材8が低摩擦部材24に強
く押し付けられて変形するので、弾性部材8と低
摩擦部材24との間で水密性が保たれるようにな
ると共に、鏡筒21の本体1に対する光軸方向の
位置決めは、当接面6d,7cおよび23c,2
5f同士が衝合することによつて高い精度で保持
される。
なお、鏡筒21を本体1から取り外す場合に
は、鏡筒21を本体1に対して前方から見た反時
計方向に回転させ、バヨネツト爪5d,25b同
士が重り合わない位置まで来たら、これを引き出
すようにすればよいことは云うまでもない。この
取付操作の場合にも、弾性部材8に接触している
部材が低摩擦部材24であるので、弱い力で鏡筒
21を回転させることができ、なんらの支障も生
じないことは勿論である。
また、上記実施例においては、弾性部材をカメ
ラ本体がわに、低摩擦部材をレンズ鏡筒がわに、
それぞれ設けるようにしたが、弾性部材をレンズ
鏡筒がわに、低摩擦部材をカメラ本体がわに、そ
れぞれ設けるようにしてもよいことは勿論であ
る。
さらに、上記実施例においては、低摩擦部材を
円環状板体としたが、これは独立の部材である必
要はなく、低摩擦部材をコーテイング等の表面処
理によつて形成するようにしてもよいことは勿論
である。
以上述べたように、本考案によれば、高精度を
要求される撮影レンズ鏡筒のカメラ本体に対する
光軸方向の位置決めは、従来通り金属面等でなる
当接面同士の衝合によつて行ない、防水は、弾性
部材とこれに対応する低摩擦部材とを当接させる
ことによつて行なうようにしたので、極めて簡単
な構成で、かつ、従来のマウント機構を大きく改
変することなしに、機械的精度を保ちながら高い
水密性を保持することができると共に、装着およ
び取外操作においてなんらの支障も生じない、使
用上甚だ便利なカメラの防水マウント機構を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す防水マウン
ト機構を採用するカメラ本体の斜視図、第2図
は、上記第1図に示したカメラ本体へのボデイマ
ウント環の取付態様を示す分解斜視図、第3図A
〜Cは、上記第2図中に示したボデイマウント環
の後面図、横断面図および正面図、 第4図は、上記第3図C中の−線に沿うボデ
イマウント環の要部拡大断面図、第5図は、上記
第1図に示したカメラ本体に装着される、本考案
の一実施例を示す防水マウント機構を採用する撮
影レンズ鏡筒の後端面図、第6図は、上記第5図
中の−線に沿う撮影レンズ鏡筒のレンズマウ
ント環の要部拡大断面図である。 1……カメラ本体、3……ボデイマウント環、
5……基板リング、6……外マウントリング、6
d……当接面、7……内マウントリング、7c…
…当接面、8……弾性部材、21……レンズ鏡
筒、22……基板リング、23……外マウントリ
ング、23c……当接面、24……低摩擦部材、
25……内マウントリング、25f……当接面、
26……レンズマウント環。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カメラ本体のレンズ取付部と、これに対して回
    転することにより着脱される撮影レンズ鏡筒のボ
    デイ取付部とに、互いに対応するようにそれぞれ
    設けられていて、撮影レンズ鏡筒をカメラ本体に
    取り付けたときに、互いに衝合して撮影レンズ鏡
    筒のカメラ本体に対する光軸方向の位置決めをす
    る円環状の当接面と、 上記レンズ取付部とボデイ取付部とのうちのい
    ずれか一方の取付部に配設されており、かつ、他
    方の取付部の当接部と当接しない位置に配設され
    た円環状の低摩擦部材と、 上記レンズ取付部とボデイ取付部とのうちのい
    ずれか他方において、上記低摩擦部材と対向して
    配設された水密性の円環状弾性部材と を具備し、上記両取付部の当接面同士が当接し
    た際、低摩擦部材により円環状弾性部材が押圧さ
    れるようにしたことを特徴とするカメラの防水マ
    ウント機構。
JP18538881U 1981-12-11 1981-12-11 カメラの防水マウント機構 Granted JPS5888629U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18538881U JPS5888629U (ja) 1981-12-11 1981-12-11 カメラの防水マウント機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18538881U JPS5888629U (ja) 1981-12-11 1981-12-11 カメラの防水マウント機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5888629U JPS5888629U (ja) 1983-06-16
JPS6139403Y2 true JPS6139403Y2 (ja) 1986-11-12

Family

ID=29986390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18538881U Granted JPS5888629U (ja) 1981-12-11 1981-12-11 カメラの防水マウント機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5888629U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53141028A (en) * 1977-05-14 1978-12-08 Nippon Chemical Ind Water resistant construction of water proof camera
JPS55127539A (en) * 1979-03-26 1980-10-02 Olympus Optical Co Ltd Waterproof camera
JPS5547642B2 (ja) * 1974-09-28 1980-12-01

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641265Y2 (ja) * 1978-09-22 1981-09-28

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547642B2 (ja) * 1974-09-28 1980-12-01
JPS53141028A (en) * 1977-05-14 1978-12-08 Nippon Chemical Ind Water resistant construction of water proof camera
JPS55127539A (en) * 1979-03-26 1980-10-02 Olympus Optical Co Ltd Waterproof camera

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5888629U (ja) 1983-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970001748Y1 (ko) 렌즈배럴의 플렉시블 프린트 회로기판의 지지장치
US4017878A (en) Bayonet mount adapter for a camera
JP2002107806A (ja) 操作ボタン部の構造
JPS5922927B2 (ja) カメラの附属品の装着装置
JPH0559417U (ja) クリックアダプタ−リング
JPH0740986Y2 (ja) 遮光構造
JPS6139403Y2 (ja)
JP2001356400A (ja) バヨネット連結装置
JPH0348567Y2 (ja)
JPH0339768Y2 (ja)
JPH10186486A (ja) カメラ
JPH07114088A (ja) カメラのマウント構造
JP3194661B2 (ja) カメラのレンズマウント機構
US4639109A (en) Optical accessory for photographic apparatus
JP2000019371A (ja) レンズ保持装置
JPH04163429A (ja) レンズ系とpnフィルターを有するレンズ鏡筒の組み立て方法
JP3394670B2 (ja) 前面カバーの固定構造
JP2006171451A (ja) 水中カメラケース
JPH10243280A (ja) 固体撮像素子カメラ
JPS5939686Y2 (ja) レンズ交換可能なカメラの前カバ−
JPH07199024A (ja) レンズ固定構造
JP2558122Y2 (ja) 防滴防水カメラ
JPS6242486B2 (ja)
JPH0336985Y2 (ja)
JP2600895Y2 (ja) ズームレンズ鏡筒のブラシ保持装置