JPH07166992A - 内燃機関用燃料ポンプの制御方法及び装置 - Google Patents
内燃機関用燃料ポンプの制御方法及び装置Info
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- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
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- F02D41/3082—Control of electrical fuel pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M37/04—Feeding by means of driven pumps
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-
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract
る時間を調節して、エンジンの始動を容易かつ短時間に
可能とする内燃機関用燃料ポンプの制御方法及び装置を
提供する。 【構成】エンジンと連結されているエンジン制御装置を
起動するステップと、あらかじめ定めた条件が充たされ
ているか否かを判定するステップ102、104と、あ
らかじめ定めた条件が充たされているか否かに基づいて
燃料ポンプをスタータの始動に先立って運転する時間を
調節するステップ106、108と、所定の時間スター
タの始動に先立って燃料ポンプを運転するステップ11
0から成る内燃機関用燃料ポンプの制御方法及び装置か
ら成る。
Description
車に装備された内燃機関の燃料ポンプの駆動制御に関
し、特に、内燃機関始動前の燃料回路加圧を容易にする
ことを意図した制御方法に関する。
を加えて燃料タンクから電子式噴射器へ燃料を供給する
回路を含んでおり、電子式噴射器は、内燃機関の運転状
況に応じて噴射するべき燃料量を定める電子エンジン制
御装置によって制御される。従来は、噴射器への燃料供
給は一定圧力の下に行われ、燃料噴射量は、噴射器の開
口持続時間すなわち噴射時間によって定められている。
関係なく一定の圧力で燃料を圧送する電気ポンプが設け
られている。このポンプの使用は、電子エンジン制御装
置によって直接制御される。電子エンジン制御装置は、
燃料の偶発的な漏洩の危険を防止するため、ポンプの運
用範囲を定め、燃料ポンプはスタータのクランク後に起
動され、内燃機関の運転停止直後に停止される。
めには、エンジン制御装置の電源を入れた瞬間から、遅
延時間とも呼ばれる一定の時間、燃料ポンプのプレスタ
ート(事前の始動)が必要になる。燃料ポンプをプレス
タートすれば、スタータが起動されたときには、燃料供
給回路は既に加圧されており、これによって、所望量の
燃料を直ちに噴射することが可能となる。遅延時間は、
従来は、内燃機関ごとに一定であり、安全上の理由から
比較的短時間であり、通常数秒のオーダである。
遅延時間は、ある種の条件下での燃料加圧には不十分で
あることがわかっている。特に、自動車が生産ラインか
ら出てくる場合のように、燃料供給回路が空の場合には
燃料加圧が不十分になるという問題がある。
圧が立ち上がるのに必要な比較的長時間スタータを運転
することによって、燃料ポンプを長時間運転して充分な
量の燃料噴射が可能になるようにされている。しかし、
このようにスタータを長時間使用すると、車のバッテリ
ーとスタータの寿命に損耗がもたらされるという問題が
ある。
題点を解決するために、上記遅延時間をあらかじめ内燃
機関の所要に適応させる内燃機関用燃料ポンプの制御方
法及び装置を提供することにある。
に、内燃機関用燃料ポンプの制御方法は、エンジンと連
結されているエンジン制御装置を起動する段階と、あら
かじめ定めた条件が充たされているか否かを判定する段
階と、上記あらかじめ定めた条件が充たされているか否
かに基づいて燃料ポンプの遅延時間を調節する段階と、
上記遅延時間の間上記燃料ポンプを駆動する段階とを含
んでなることを特徴とする。
の制御方法は、上記あらかじめ定めた条件をエンジンの
運転評価基準を用いて設定する段階を更に含んでなるこ
とを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記あらかじめ定めた条件を設定す
る段階は、運転者が可動条件を設定した場合にのみ、上
記エンジンの運転評価基準を用いて上記あらかじめ定め
た条件を設定することを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記あらかじめ定めた条件を設定す
る段階は、運転者が可動条件を設定した場合にのみ、上
記エンジンの運転評価基準を用いて上記あらかじめ定め
た条件を設定することを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記遅延時間を燃料供給系統中の圧
力の関数として変更する段階を更に含んでなることを特
徴とする。
ンプの制御方法は、上記遅延時間は2つの値のうちの1
つに設定され、上記2つの値のうちの第1の値は通常の
エンジン始動条件時に用いられ、上記2つの値のうちの
第2の値は上記あらかじめ定めた条件が充たされている
場合にのみ用いられ、上記第2の値は上記第1の値の4
倍以上であることを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記あらかじめ定めた条件は、燃料
供給系統に燃料が充分満たされていない場合に充たされ
ることを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記あらかじめ定めた条件は、上記
エンジンがそれ迄に始動されたことがない場合に充たさ
れることを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記あらかじめ定めた条件は、上記
エンジンがそれ迄に始動されたことがない場合で、かつ
運転者が可動条件を設定した場合に充たされることを特
徴とする。
ンプの制御方法は、ことを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記運転者により設定される上記可
動条件は、自動車のアクセルペダルを床面位置に位置づ
けることであることを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記エンジンがあらかじめ定めた回
転数以上に達したことがある場合には上記エンジンはそ
れ迄に始動されたことがあるとみなされることを特徴と
する。
ンプの制御方法は、上記燃料ポンプを駆動した後に上記
エンジンを始動する段階を更に含んでなることを特徴と
する。
ンプの制御方法は、エンジンと連結されているエンジン
制御装置を起動する段階と、燃料供給系統が少なくとも
部分的に空の状態にあるか否かを判定する段階と、運転
者が入力装置を手動でセットして燃料ポンプが延長され
た時間の間運転されるようになっていることを示してい
るか否かを判定する段階と、上記燃料供給系統が少なく
とも部分的に空の状態にあり、上記運転者が上記入力装
置を手動でセットして上記燃料ポンプが第1のあらかじ
め定めた時間の間運転されるようになっていることを示
している場合に、上記第1のあらかじめ定めた時間の間
上記燃料ポンプを運転する段階と、少なくとも1つの上
記燃料供給系統が少なくとも部分的に空の状態になく、
上記運転者が上記入力装置を手動でセットせず上記燃料
ポンプが上記第1のあらかじめ定めた時間の間運転され
るようになっていることを示していない場合に、上記第
1のあらかじめ定めた時間よりも短い第2のあらかじめ
定めた時間の間上記燃料ポンプを運転する段階とを含ん
でなることを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記燃料供給系統が少なくとも部分
的に空の状態にあるか否かを判定する上記段階は、エン
ジンがそれ迄に始動されたことがない場合には、上記燃
料供給系統は少なくとも部分的に空の状態にあると判定
することを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記燃料供給系統が少なくとも部分
的に空の状態にあるか否かを判定する上記段階は、上記
燃料供給系統の修理が行われた場合には、上記燃料供給
系統は少なくとも部分的に空の状態にあると判定するこ
とを特徴とする。
ンプの制御方法は、上記運転者が上記入力装置を手動で
セットしたか否かを判定する段階は、燃料制御入力が最
大燃料流量位置にあるか否かを調べることを特徴とす
る。
ンプの制御方法は、上記第1のあらかじめ定めた時間は
上記第2のあらかじめ定めた時間の4倍以上であること
を特徴とする。
ンプの制御方法は、上記燃料ポンプを駆動した後に上記
エンジンを始動する段階を更に含んでなることを特徴と
する。 本発明の内燃機関用燃料ポンプの制御装置は、
燃料ポンプと、エンジンと、エンジン制御装置と、燃料
供給系統と、上記燃料ポンプが延長された時間の間運転
されるようになっていることを示すための手動入力装置
と上記エンジン制御装置を起動するための手段と、上記
燃料供給系統が少なくとも部分的に空の状態にあるか否
かを判定する手段と、運転者が上記入力装置を手動でセ
ットして上記燃料ポンプが延長された時間の間運転され
るようになっていることを示しているか否かを判定する
手段と、上記燃料供給系統が少なくとも部分的に空の状
態にあり、上記運転者が上記入力装置を手動でセットし
て上記燃料ポンプが第1のあらかじめ定めた時間の間運
転されるようになっていることを示している場合に、上
記第1のあらかじめ定めた時間の間上記燃料ポンプを運
転する手段と、少なくとも1つの上記燃料供給系統が少
なくとも部分的に空の状態になく、上記運転者が上記入
力装置を手動でセットせず上記燃料ポンプが上記第1の
あらかじめ定めた時間の間運転されるようになっている
ことを示していない場合に、上記第1のあらかじめ定め
た時間よりも短い第2のあらかじめ定めた時間の間上記
燃料ポンプを運転する手段とを含んでなることを特徴と
する。
ンプの制御装置は、上記燃料供給系統が少なくとも部分
的に空の状態にあるか否かを判定する上記手段は、エン
ジンがそれ迄に始動されたことがない場合には、上記燃
料供給系統は少なくとも部分的に空の状態にあると判定
することを特徴とする。
ンプの制御装置は、上記燃料供給系統が少なくとも部分
的に空の状態にあるか否かを判定する上記手段は、上記
燃料供給系統の修理が行われた場合には、上記燃料供給
系統は少なくとも部分的に空の状態にあると判定するこ
とを特徴とする。
ンプの制御装置は、上記運転者が上記入力装置を手動で
セットしたか否かを判定する手段は、燃料制御入力が最
大燃料流量位置にあるか否かを調べることを特徴とす
る。
ンプの制御装置は、上記第1のあらかじめ定めた時間は
上記第2のあらかじめ定めた時間の4倍以上であること
を特徴とする。
ンプの制御装置は、上記燃料ポンプを駆動した後に上記
エンジンを始動する手段を更に含んでなることを特徴と
する。
のコンピュータに簡単な変更を施すことによって、新た
なハードウエアを用いることなく、初回の始動時に適合
した長遅延時間Tlを使用することが出来るので、初回
の始動が立ち上がるのに要する時間の短縮が可能とな
り、従って、スタータの過熱と寿命の損耗並にバッテリ
ーの損耗の防止が可能となる。また、1度始動した後に
は、短遅延時間Tcがセットされるので、エンジン運転
の信頼性確保が可能となる。
系統は、燃料タンク4から電子式燃料噴射器9へ燃料を
圧送する燃料供給回路10を含んでいる。電子式燃料噴
射器9は、複数の燃料噴射器9の開口時間を定めること
のよって燃料噴射量を定める電子式エンジン制御装置3
によって制御される。電子式燃料噴射器9は、図示しな
い配線によってエンジン制御装置3と結ばれている。
燃料ポンプ5を含んで構成されている。燃料ポンプ5の
内部では、安全弁(図示しない)が燃料系統の過圧を防
止し、その出口では、エンジンが停止されたときに非帰
還弁(図示しない)が燃料の遮断または逆流を防止す
る。燃料ポンプ5は、フィルタ6を経由して、複数の燃
料噴射器9に通じている噴射ランプ7へ燃料を送る。燃
料噴射ランプ7は、複数の燃料噴射器9へ燃料を分配す
る働きをする。燃料供給回路10と吸入多岐管の間の燃
料噴射圧力差は、過剰燃料のタンク4への戻り流量をモ
ニタする圧力調節器8によって、燃料噴射器9における
流量に関わりなく一定値に保たれる。
CPUと、ランダム アクセス メモリRAMと、リー
ド オンリ メモリROMとアナログ/デジタル変換器
と、種々の入/出力インタ フェースとを有するコンピ
ュータ(図示しない)を含んで構成されている。エンジ
ン制御装置3は、荷重、速度、水温、マニフォールド圧
等のエンジン運転に関する種々の特性入力信号を受け取
る。エンジン制御装置3は、入力信号を処理して、直接
制御する部品、特に燃料噴射器9と燃料ポンプ5とを制
御するための出力信号を発生する。
図である。図に示すように、エンジン制御装置3は、燃
料ポンプ5を駆動するための出力部22を含んで構成さ
れている。出力部22には、トランジスタ23のような
コントロール スイッチが設けられており、配線25を
介して自動車のバッテリーの+端子と連結されているリ
レー24への給電を制御する。また、出力部22は、誤
った時期に燃料ポンプが始動されるのを防止するため、
自動車のイグニッション キー(+APC)により起動
されるコンタクター(図示しない)と共に作動する。リ
レー24が作動すると、バッテリー(BVD)を直接燃
料ポンプ5と接続する配線28が閉じられて、燃料ポン
プ5が駆動される。
は、『コンタクト』の瞬間に直ちに遅延時間と呼ばれる
時間だけ前もって燃料ポンプ5が駆動されるように制御
する。『コンタクト』は、エンジン キーの『オフ』か
ら『オン』への遷移またはエンジン制御装置3への給電
をもって定義される。本発明の内燃機関用燃料ポンプの
制御方法は、上記遅延時間をあらかじめ定めた評価基準
に基づいて調節または変更する。
制御方法のアルゴリズムの1例を示す流れ図である。
た2つの遅延時間、すなわち、最初の空の燃料供給回路
を加圧するための第1回のみのエンジン始動用の約30
秒の長遅延時間Tlと、次回からの始動の為の約1秒の
短遅延時間Tcとが入っている。
の値の選択は次の2つの別々の評価基準の組合せによっ
て決められる。すなわち、エンジンがその前に全く運転
されていないこと、及び運転者によってもたらされ、ス
イッチ オンされた時エンジン制御装置3によって認識
される特定の信号(例えば、アクセルペダルの床面位
置)の認識とである。この信号はアクセルペダルに取り
付けたポテンショメータから直接取っても、あるいはス
ロットルのフル位置から間接的に取っても同じである。
2つの評価基準を組合せて使用することにより、長遅延
時間値Tlを安全に用いることが可能となる。長遅延時
間値Tlは、特定の条件がそろった場合にのみ用いら
れ、これによって燃料ポンプの長時間のドライ運転を引
き起こす可能性のある予期せぬ危険が防止される。更
に、自動車を後から使用するユーザは、遅延時間の初期
値を再生することは出来ない。
を図3を用いて説明する。図3において、ステップ10
2は特定のメモリ位置の内容、つまり、エンジンが運転
されたことがあるかないかの事実を特定するエンジン制
御装置3のコンピュータ(EEPROM非揮発製記憶装
置)のフラッグ(FLAGDEM)を読み取る。メモリ
位置またはフラッグは、最初は“0”にセットされてい
るが、エンジンが運転されると直ちに“1”にセットさ
れる。エンジンが運転されたことの判定には、評価基準
として、例えばエンジンがある一定回転数(例えば10
00RPM)以上の速度で運転された事実をとることが
でき、この場合は、コード“1”が与えられる。エンジ
ンの運転を検知し、FLAGDEMレジスタの内容また
はメモリ位置を更新する方法は一般的であるので説明し
ない。
FLAGDEMの内容が“1”である場合には、ステッ
プ108において例えば1秒のような短遅延時間Tcが
セットされる。このためトランジスタ23は、Tcに等
しい時間だけ閉にされる。
の内容が“0”で、エンジンが過去に始動されていない
ことが示されている場合には、エンジン制御装置3は、
ステップ104における特定の可動化信号を待ち始め
る。すなわち、エンジン制御装置3は、ある与えられた
時間、あらかじめ定められた信号、例えば、アクセルペ
ダル床面位置の信号を受け取るのを待つ。アクセルペダ
ルの位置信号は、特定のセンサによってエンジン制御装
置3のコンピュータへ供給されるスロットル位置の信号
PAについて観測され、アクセルペダルが床面位置にあ
る場合にはフルスロットル位置PAPFを指示する。信
号PAはさらに噴射時間を計算するために使用される。
信号PAがPAPFを指示することが確認された場合に
は、ステップ106において長遅延時間値Tlがセット
される。そうでない場合には、ステップ108において
短遅延時間値Tcがセットされる。
つかの安全装置がこの制御方法を用いるに際して併用さ
れる。例えば、『コンタクト』のカット オフによって
直ちに長遅延時間値Tlは停止され、燃料漏れのような
燃料供給回路の故障の場合の安全性が確保される。更
に、記憶装置の故障の場合またはバッテリー センサの
故障の場合には、短遅延時間値Tcが使用される。
場合(燃料タンクの交換等)には、長遅延時間値Tlを
再度使用できるようにするために、FLAGDEMレジ
スタを“0”にリセットすることも出来る。
した実施例に限定されるものではない。本発明は、本発
明の趣旨に基づいてなされる限りにおいては、上記説明
した方法と技術的に同等なもの及びそれらの組合せの全
てを含むものである。すなわち、何らかの特定の運転環
境または他の乗り物に対応するように遅延時間の値を適
合させることが予想出来るなら、例えば燃料噴射ランプ
7上に取り付けられた圧力センサによってもたらされる
燃料の圧力情報から各始動毎の遅延時間の値を適合させ
ることも予想出来る。この場合、遅延時間は、燃料供給
回路中の燃料の圧力があらかじめ定めた電子式燃料噴射
器9の作動圧力に達するまで最大安全時間の範囲内で拡
大される。
や変更が可能であることはいうまでもない。すなわち、
本発明は、本願請求項の範囲内において、上記説明以外
にも実施可能であると理解されるべきである。
の制御方法によれば、比較的簡単な方法を用いて、エン
ジン制御装置のコンピュータに簡単な変更を施すことに
よって、新たなハードウエアを用いることなく、初回の
始動時に適合した長遅延時間Tlを使用することが出来
るので、初回の始動が立ち上がるのに要する時間の短縮
が可能となり、従って、スタータの過熱と寿命の損耗並
にバッテリーの損耗の防止が可能となるという効果があ
る。また、1度始動した後には、短遅延時間Tcがセッ
トされるので、エンジン運転の信頼性確保が可能となる
という効果がある。
ルゴリズムの1例を示す流れ図である。
Claims (25)
- 【請求項1】エンジンと連結されているエンジン制御装
置を起動する段階と、 あらかじめ定めた条件が充たされているか否かを判定す
る段階と、 上記あらかじめ定めた条件が充たされているか否かに基
づいて燃料ポンプの遅延時間を調節する段階と、 上記遅延時間の間上記燃料ポンプを駆動する段階とを含
んでなる内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項2】請求項1において、上記あらかじめ定めた
条件をエンジンの運転評価基準を用いて設定する段階を
更に含んでなる内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項3】請求項2において、上記あらかじめ定めた
条件を設定する段階は、運転者が可動条件を設定した場
合にのみ、上記エンジンの運転評価基準を用いて上記あ
らかじめ定めた条件を設定する内燃機関用燃料ポンプの
制御方法。 - 【請求項4】請求項2において、上記遅延時間を燃料供
給系統中の圧力の関数として変更する段階を更に含んで
なる内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項5】請求項1において、上記遅延時間は2つの
値のうちの1つに設定され、上記2つの値のうちの第2
の値は通常のエンジン始動条件時に用いられ、上記2つ
の値のうちの第1の値は上記あらかじめ定めた条件が充
たされている場合にのみ用いられ、上記第1の値は上記
第2の値の4倍以上である内燃機関用燃料ポンプの制御
方法。 - 【請求項6】請求項5において、上記あらかじめ定めた
条件は、燃料供給系統に燃料が充分満たされていない場
合に充たされる内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項7】請求項5において、上記あらかじめ定めた
条件は、上記エンジンがそれ迄に始動されたことがない
場合に充たされる内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項8】請求項7において、上記あらかじめ定めた
条件は、上記エンジンがそれ迄に始動されたことがない
場合で、かつ運転者が可動条件を設定した場合に充たさ
れる内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項9】請求項8において、上記運転者により設定
される上記可動条件は、自動車のアクセルペダルを床面
位置に位置づけることである内燃機関用燃料ポンプの制
御方法。 - 【請求項10】請求項8において、上記エンジンがあら
かじめ定めた回転数以上に達したことがある場合には上
記エンジンはそれ迄に始動されたことがあるとみなされ
る内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項11】請求項1において、上記燃料ポンプを駆
動した後に上記エンジンを始動する段階を更に含んでな
る内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項12】エンジンと連結されているエンジン制御
装置を起動する段階と、 燃料供給系統が少なくとも部分的に空の状態にあるか否
かを判定する段階と、 運転者が入力装置を手動でセットして燃料ポンプが延長
された時間の間運転されるようになっていることを示し
ているか否かを判定する段階と、 上記燃料供給系統が少なくとも部分的に空の状態にあ
り、上記運転者が上記入力装置を手動でセットして上記
燃料ポンプが第1のあらかじめ定めた時間の間運転され
るようになっていることを示している場合に、上記第1
のあらかじめ定めた時間の間上記燃料ポンプを運転する
段階と、 少なくとも1つの上記燃料供給系統が少なくとも部分的
に空の状態になく、上記運転者が上記入力装置を手動で
セットせず上記燃料ポンプが上記第1のあらかじめ定め
た時間の間運転されるようになっていることを示してい
ない場合に、上記第1のあらかじめ定めた時間よりも短
い第2のあらかじめ定めた時間の間上記燃料ポンプを運
転する段階とを含んでなる内燃機関用燃料ポンプの制御
方法。 - 【請求項13】請求項12において、上記燃料供給系統
が少なくとも部分的に空の状態にあるか否かを判定する
上記段階は、エンジンがそれ迄に始動されたことがない
場合には、上記燃料供給系統は少なくとも部分的に空の
状態にあると判定する内燃機関用燃料ポンプの制御方
法。 - 【請求項14】請求項12において、上記燃料供給系統
が少なくとも部分的に空の状態にあるか否かを判定する
上記段階は、上記燃料供給系統の修理が行われた場合に
は、上記燃料供給系統は少なくとも部分的に空の状態に
あると判定する内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項15】請求項12において、上記運転者が上記
入力装置を手動でセットしたか否かを判定する段階は、
燃料制御入力が最大燃料流量位置にあるか否かを調べる
内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項16】請求項13において、上記運転者が上記
入力装置を手動でセットしたか否かを判定する段階は、
燃料制御入力が最大燃料流量位置にあるか否かを調べる
内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項17】請求項12において、上記第1のあらか
じめ定めた時間は上記第2のあらかじめ定めた時間の4
倍以上である内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項18】請求項12において、上記燃料ポンプを
駆動した後に上記エンジンを始動する段階を更に含んで
なる内燃機関用燃料ポンプの制御方法。 - 【請求項19】燃料ポンプと、 エンジンと、 エンジン制御装置と、 燃料供給系統と、 上記燃料ポンプが延長された時間の間運転されるように
なっていることを示すための手動入力装置と上記エンジ
ン制御装置を起動するための手段と、 上記燃料供給系統が少なくとも部分的に空の状態にある
か否かを判定する手段と、 運転者が上記入力装置を手動でセットして上記燃料ポン
プが延長された時間の間運転されるようになっているこ
とを示しているか否かを判定する手段と、 上記燃料供給系統が少なくとも部分的に空の状態にあ
り、上記運転者が上記入力装置を手動でセットして上記
燃料ポンプが第1のあらかじめ定めた時間の間運転され
るようになっていることを示している場合に、上記第1
のあらかじめ定めた時間の間上記燃料ポンプを運転する
手段と、 少なくとも1つの上記燃料供給系統が少なくとも部分的
に空の状態になく、上記運転者が上記入力装置を手動で
セットせず上記燃料ポンプが上記第1のあらかじめ定め
た時間の間運転されるようになっていることを示してい
ない場合に、上記第1のあらかじめ定めた時間よりも短
い第2のあらかじめ定めた時間の間上記燃料ポンプを運
転する手段とを含んでなる内燃機関用燃料ポンプの制御
装置。 - 【請求項20】請求項19において、上記燃料供給系統
が少なくとも部分的に空の状態にあるか否かを判定する
上記手段は、エンジンがそれ迄に始動されたことがない
場合には、上記燃料供給系統は少なくとも部分的に空の
状態にあると判定する内燃機関用燃料ポンプの制御装
置。 - 【請求項21】請求項19において、上記燃料供給系統
が少なくとも部分的に空の状態にあるか否かを判定する
上記手段は、上記燃料供給系統の修理が行われた場合に
は、上記燃料供給系統は少なくとも部分的に空の状態に
あると判定する内燃機関用燃料ポンプの制御装置。 - 【請求項22】請求項19において、上記運転者が上記
入力装置を手動でセットしたか否かを判定する手段は、
燃料制御入力が最大燃料流量位置にあるか否かを調べる
内燃機関用燃料ポンプの制御装置。 - 【請求項23】請求項20において、上記運転者が上記
入力装置を手動でセットしたか否かを判定する手段は、
燃料制御入力が最大燃料流量位置にあるか否かを調べる
内燃機関用燃料ポンプの制御装置。 - 【請求項24】請求項19において、上記第1のあらか
じめ定めた時間は上記第2のあらかじめ定めた時間の4
倍以上である内燃機関用燃料ポンプの制御装置。 - 【請求項25】請求項19において、上記燃料ポンプを
駆動した後に上記エンジンを始動する手段を更に含んで
なる内燃機関用燃料ポンプの制御装置。
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