JPH07166897A - スロットル弁制御装置 - Google Patents
スロットル弁制御装置Info
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- JPH07166897A JPH07166897A JP31189393A JP31189393A JPH07166897A JP H07166897 A JPH07166897 A JP H07166897A JP 31189393 A JP31189393 A JP 31189393A JP 31189393 A JP31189393 A JP 31189393A JP H07166897 A JPH07166897 A JP H07166897A
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Abstract
制御を行う内燃機関のスロットル弁制御装置を提供す
る。 【構成】 モータ14のヨーク142は円筒状に形成さ
れ、スロットルボディ17に圧入あるいは接着剤で固定
されている。ベアリング145はハウジング149に固
定され、ベアリング145の内輪145aはロータ14
4のロータ端部144aに圧入固定している。従って、
ロータ144はハウジング149に対して軸方向の位置
が決まる。ベアリング146はスロットルボディ17に
固定され、ベアリング146の内輪146aとロータ端
部144bは隙間ばめになっている。この構成による
と、モータ14の揺れを防止しするとともに放熱性が向
上することにより、モータ駆動によるスロットル弁11
の高精度な制御が可能である。
Description
機関のスロットル弁制御装置に関する。
としてモータを使用するスロットル弁制御装置が知られ
ている。このモータは、それ自体が単品で機能し、モー
タハウジングの両端面のどちらか一方、例えば出力側を
スロットルボディと嵌合しボルト等で固定している。
うなスロットル弁制御装置の構成では下記の問題点があ
る。 モータの性能を十分に引き出すため、巻線の熱を逃が
しモータの温度上昇を抑制する必要がある。しかし、モ
ータとスロットルボディとは嵌合部で接しているだけな
ので接触面が小さく、モータからスロットルボディへ熱
が逃げにくいため、モータの温度が上昇する。
態にあるため、内燃機関の振動が大きいとモータが揺れ
て共振を起こしやすい。本発明はこのような問題点を解
決するためになされたもので、放熱性および耐振性に優
れ高精度な空気流量制御を行う内燃機関のスロットル弁
制御装置を提供することを目的とする。
の請求項1記載の本発明によるスロットル弁制御装置
は、内燃機関の吸気管内の空気流量を調節するスロット
ル弁と、前記スロットル弁を収容するスロットルボディ
と、前記スロットルボディに固定され両端の開口した円
筒状のヨークを有し、前記スロットル弁を駆動するモー
タと、前記モータの回転軸の両端部をそれぞれ支持する
軸受け部材であって、該軸受け部材の少なくとも一方が
前記スロットルボディに支持される軸受け部材と、前記
モータの駆動力を前記スロットル弁に伝達可能な動力伝
達手段と、を備えたことを特徴とする。
トル弁制御装置は、前記スロットルボディに支持される
軸受け部材を前記モータの回転軸に固定することを特徴
とする。さらにまた、請求項3記載の本発明によるスロ
ットル弁制御装置は、前記スロットルボディに支持され
る軸受け部材の外周壁に弾性部材を嵌合し、該弾性部材
が前記スロットルボディに当接することを特徴とする。
スロットル弁制御装置は、前記スロットルボディに支持
される軸受け部材は内輪および外輪を有するベアリング
で構成され、該内輪がモータの回転軸に固定されるとと
もに該外輪を他方の軸受け部材側に付勢する付勢手段を
有することを特徴とする。さらにまた、請求項5記載の
本発明によるスロットル弁制御装置は、前記スロットル
ボディに支持される軸受け部材が他方の軸受け部材側へ
動くことを規制する係止部を前記モータの回転軸に形成
することを特徴とする。
スロットル弁制御装置は、前記スロットルボディに支持
される軸受け部材が他方の軸受け部材側へ動くことを規
制する係止部材を前記モータの回転軸に嵌合することを
特徴とする。
によると、モータの回転軸を支持する軸受け部材の少な
くとも一方をスロットルボディで支持し、モータのヨー
クを両端の開口した円筒状に形成することにより、モー
タの揺れを防止するとともにモータで発生する熱が放熱
し易くなる。
弁制御装置によると、スロットルボディに支持される軸
受け部材をモータの回転軸に固定することにより、スロ
ットルボディに軸受け部材を固定する手段を設ける必要
がなく組付けが容易になる。さらにまた、請求項3記載
の本発明のスロットル弁制御装置によると、スロットル
ボディに支持される軸受け部材の外周壁に弾性部材を嵌
合することにより、内燃機関の振動により軸受け部材と
スロットルボディとが擦り合って摩耗することを防止す
る。
ットル弁制御装置によると、スロットルボディに支持さ
れる軸受け部材をベアリングで構成し、ベアリングの内
輪をモータの回転軸に固定するとともに、ベアリングの
外輪を他方の軸受け部材側に付勢する付勢手段を設ける
ことによりベアリングの軸方向のガタ付きを防止する。
ットル弁制御装置によると、スロットルボディに支持さ
れる軸受け部材を他方の軸受け部材側に付勢する付勢手
段を設けるとともに、スロットルボディに支持される軸
受け部材が他方の軸受け部材側に動くことを規制する係
止部をモータの回転軸に形成することにより、スロット
ルボディに支持される軸受け部材をモータの回転軸に固
定する工程を省略できる。
ットル弁制御装置によると、スロットルボディに支持さ
れる軸受け部材を他方の軸受け部材側に付勢する付勢手
段を設けるとともに、スロットルボディに支持される軸
受け部材が他方の軸受け部材側に動くことを規制する係
止部材をモータの回転軸に嵌合することにより、スロッ
トルボディに支持される軸受け部材をモータの回転軸に
固定する工程を省略できるとともにモータの回転軸の加
工工程を省略できる。
する。本発明の第1実施例によるスロットル弁制御装置
を運転者によって操作されるアクセル操作系と、制御装
置によって駆動される電気操作系との両方で調節可能に
した内燃機関のスロットル弁制御装置に適用した一実施
例を図1に示す。
72を介してスロットルボディ17に回動可能に支持さ
れている。スロットルボディ17は、軽量化および放熱
性を高めるためアルミニウムで形成されている。スロッ
トル弁11はスロットル軸3に固定され、スロットル軸
3とスロットル弁11とは一体となって回動する。スプ
リング1は、後述するハブ32の突出部32bとカバー
38の突出部38aとに結合し、ハブ32をスロットル
弁11の開方向に付勢している。ハブ32はスロットル
軸3に固定されているので、スプリング1は、スロット
ル弁11の開方向にスロットル軸3を付勢している。ス
プリング2の一方の端部はスロットル軸3の一方の端部
3aに固定され、スプリング2の他方の端部はスロット
ルボディ17に固定されている。スプリング2は、スロ
ットル弁11の開方向にスロットル軸3を付勢する。
1本が折損しても残りの1本でスロットル弁11の開方
向にスロットル軸3を付勢する付勢力は確保されてい
る。クラッチロータ13は軟磁性材で円板状に形成さ
れ、ベアリング75および76を介してスロットル軸3
に回動可能に組付けられている。クラッチロータ13に
は、スロットル軸3を中心として円板状の凹部13aが
形成され、この凹部13aを取り囲む外縁部13bに一
定円弧幅の凹部13cが形成されている。凹部13c
は、後述するハブ32の突起部32aが凹部13cのモ
ータ上限ガード13dに当接するように形成されてい
る。これにより、モータ上限ガード13dは、クラッチ
ロータ13がスロットル弁11の開方向に回動すると
き、後述の突起部32aを係止し、ハブ32をクラッチ
ロータ13と一体に回動させる。クラッチロータ13の
外縁部13bの外周の一部には歯部13hが形成されて
おり、モータギヤ141と結合している。
クラッチロータ13が図1の左右方向に動かないように
クラッチロータ13を付勢している。クラッチロータ1
3にはカバー38がネジ止め等で固定されている。カバ
ー38は、クラッチロータ13の凹部13aの底面に後
述するアーマチャ34が吸着されるとき、吸着部に異物
が入ることを防止しており、吸着の信頼性を高めること
に寄与している。
の端部3bに圧入等で固定され、クラッチロータ13の
凹部13a内でスロットル軸3と一体となって回動す
る。ハブ32には、スロットル軸3の径方向に伸長する
突起部32aが形成され、この突起部32aはクラッチ
ロータ13の凹部13c内で回動し、モータ上限ガード
13dに当接する。ハブ32のクラッチロータ13の凹
部13aの底面に面しているには、円板状の板バネ33
の内端部がリベット81および82によって固定されて
おり、板バネ33の外端部には軟磁性材で中空円板状の
アーマチャ34がリベット止めで固定されている。アー
マチャ34はハブ32とともに回動し、板バネ33は、
エンジン振動でアーマチャ34が動かないように図1の
右方向にアーマチャ34を付勢している。
て必要な部分だけを円筒状に形成し、スロットルボディ
17に圧入あるいは接着剤で固定されている。また、接
着剤を塗布後、スロットルボディ17にヨーク142を
圧入固定するかカシメて固定することも可能である。マ
グネット143はヨーク142の内壁に接着剤等で固定
してある。
141側のロータ端部144aがベアリング145を介
してハウジング149に回動可能に支持され、このハウ
ジング149はスロットルボディ17にビス18、19
で固定されている。ベアリング145の外輪145bと
ハウジング149は隙間ばめで、ハウジング149への
固定はワッシャ147をカシメ固定し、抜けないように
している。ベアリング145の内輪145aはロータ端
部144aに圧入固定している。従って、ロータ144
はハウジング149に対して軸方向の位置が決まる。ロ
ータ144のもう一方のロータ端部144bはベアリン
グ146を介して直接スロットルボディ17に回動可能
に支持されている。ベアリング146の外輪146b
は、スロットルボディ17と隙間ばめで、ボディ17に
カシメ固定されたワッシャ148によって抜けないよう
に固定されている。ベアリング146の内輪146aと
ロータ端部144bは隙間ばめになっている。これは、
ロータ144の軸方向の位置がベアリング145で決ま
っているので、ロータ144の軸方向長が熱膨張、熱収
縮により変化するとき、ロータ端部144bが軸方向に
移動可能にするためである。
め等の方法でカバー38に固定される軟磁性体のカラー
39、カラー39の内側に固定されるN、S一対のマグ
ネット51および52、マグネット51および52の内
側に位置する磁気検出素子53、この磁気検出素子53
の出力を処理する演算回路60、演算回路60の処理結
果を出力するコネクタ61で構成される。
は、クラッチロータ13とともに回動するカバー38と
一体となって回動する。磁気検出素子53は、マグネッ
ト51および52が回動することによる磁束の変化を電
気信号として出力し、この信号を演算回路60で処理後
コネクタ61から図示しない制御装置に送出され、モー
タ14の回転位置(開度)として検出される。
の付勢力により、エンジン振動で図1の左右方向に動か
ないようになっている。これにより、コネクタ61から
の出力がエンジン等の振動によりずれることを防ぐ。カ
ラー44は、ウェーブワッシャ22の付勢力を伝えかつ
クラッチコイル12の磁束漏れを防ぐため真鍮等の非磁
性材でできている。
の一方の端部3aに圧入等で固定され、スロットルレバ
ー21とスロットル軸3とは一体となって回動する。ス
ロットルレバー21は、一方の端部21aがスロットル
弁全閉ストッパ8に当接し、他方の端部が後述するアク
セル上限ガード41に当接するように形成されている。
スロットル弁11の全閉位置は、スロットル弁全閉スト
ッパ8によって決定される。
4を介してハウジング31に回動可能に支持されてい
る。アクセルレバー23は、アクセル軸25の一方の端
部に圧入等で固定されており、図1では図示しないワイ
ヤまたはリンク等でアクセルペダルと結ばれている。ス
プリング5および6は、スプリング1および2の付勢力
よりも大きい付勢力でスロットル弁11の閉方向にアク
セル軸25を付勢する。スプリングが2本あるのは、1
本欠損時、スロットル弁11の閉方向にアクセル軸25
を付勢する付勢力を確保するためである。
に固定され、スロットル弁全閉ストッパ8よりもアクセ
ル全閉ストッパ7の開度が大きい場合、アクセルレバー
23がアクセル全閉ストッパ7に当接する。アクセル軸
25には樹脂製ロータ26が一体成形され、ロータ26
にはコンタクト27が取付けられ、コンタクト27はセ
ンサ基板28に接している。コンタクト27の回転量に
よって出力が変化するような抵抗体がセンサ基板28に
印刷され、アクセルレバー23の回転量がコネクタ29
から電気的に出力される。カバー30は、前記センサ部
の出力特性に悪影響を及ぼすような埃や異物が入らない
ようにするカバーである。
の付勢力により図1の左右方向にエンジン振動で動かな
いようになっているため、コンタクト27とセンサ基板
28との接触不良を防ぐことができ、コネクタ29の電
気出力が安定する。アクセル上限ガード41は、アクセ
ル軸25の他方の端部に圧入、ナット止、カシメまたは
溶接等で固定されている。スロットルレバー21の一方
の端部がアクセル上限ガード41に当接することによ
り、スロットル弁11はアクセル上限ガード41で規制
される開度より開くことができない。
発明に直接関与しないので省略するが、冷却水配管10
1および102を通る冷却水温度によりバイメタルやサ
ーモワックス等を利用してバイパスエア空気量を可変す
る装置である。クラッチコイル12へ電力が供給される
と、クラッチコイル12は、板バネ33の力に打ち勝っ
てアーマチャ34をクラッチロータ13の凹部13aの
底面に押し付けることができるような磁力を発生させ
る。この押し付け力によりアーマチャ34とクラッチロ
ータ13との吸着部に発生する摩擦力は、スプリング5
および6の付勢力の和とスプリング1および2の付勢力
の和との差よりも大きい。
の外縁部13bがハブ32を取り囲み、板バネ33でハ
ブ32に固定されたアーマチャ34がクラッチロータ1
3に吸着することにより、モータ14の駆動力がスロッ
トル弁11に伝達されるクラッチ機構がクラッチロータ
13のスロットル軸3の軸方向の幅内で構築される。こ
のため、クルーズコントロール時、モータ14の駆動力
をスロットル弁11に伝達するクラッチ機構がスロット
ル軸3の軸方向に短縮され、スロットル弁制御装置全体
が小型化される。
クルーズコントロール時の第1実施例によるスロットル
弁制御装置の作動について説明する。 通常運転時 運転者がアクセルペダルを操作するとアクセルレバー2
3が回動し、コネクタ29からアクセルペダル操作量に
応じた信号が出力される。この信号は、図示しない制御
装置で演算され、モータ14にスロットル開度指令値を
与える。さらに、この信号とモータ14の位置を示すコ
ネクタ61の出力信号とが比較され、モータ14の回動
が制御されるとともにクラッチロータ13の回動量が決
定される。このとき、クラッチコイル12への通電はオ
フされており、アーマチャ34がクラッチロータ13に
吸着されないので、モータ14の制御は、スロットル弁
11の開方向への突起部32aの動きをモータ上限ガー
ド13dで制限するだけである。スロットル弁11は、
全閉からアクセル上限ガード41の開度までの範囲で制
御される。
トッパ8の開度よりも若干大きな開度が与えられている
ため、アイドル時、運転者がアクセルペダルの操作をし
ていない状態では、アクセルレバー23はアクセル全閉
ストッパ7に当接し、アクセル上限ガード41はアクセ
ルレバー23に対応する位置にある。モータ14を制御
することにより、スロットル弁全閉ストッパ8で決定さ
れるスロットル弁11の全閉位置からアクセル全閉スト
ッパ7の開度の範囲内で、クラッチロータ13のモータ
上限ガード13dとハブ32の突起部32aとが当接し
ながら回動し、エンジンの負荷に変動があった場合でも
アイドル回転数を一定に保つことができる。
ることにより、モータ14や図示しない制御装置等に故
障があった場合にも、アイドル時のエンジン回転数の過
度の上昇を防いでいる。これは、通常のエンジンでは、
エンジン冷間時とエンジン暖機後とのアイドル回転に必
要な空気量に大きな差、例えば30m3 /h位、があ
る。エンジン冷間時、必要な空気量を確保しようとアク
セル全閉ストッパ7の開度を大きくすると、暖機後、モ
ータ14や制御装置等に故障が発生した場合、スロット
ル弁11はアクセル全閉ストッパ7で決められた開度ま
で開いてしまうため、エンジン回転数は運転者がアクセ
ルペダルを操作していないにも関わらず上がってしま
う。これを防ぐため、冷間時には、冷却水温度によって
バイパス空気量をバイメタルやサーモワックスのような
感熱体で増加し、暖機後はバイパス空気量を減少させて
いる。
スイッチをONにすると、そのときの車速が図示しない
演算部に記憶されるとともにクラッチコイル12への通
電がオンされる。すると、クラッチコイル12の周りに
磁界が発生し、アーマチャ34は電磁の吸引力により板
バネ33の付勢力に打ち勝って図1の左方向へ移動し、
クラッチロータ13に吸着する。この吸着による摩擦力
は、スプリング5および6の付勢力の和とスプリング1
および2の付勢力の和との差よりも大きいので、アクセ
ルペダルを離してもクラッチロータ13、アーマチャ3
4およびハブ32がモータ14の駆動力により一体に回
動し、スロットル弁11の開度をモータ14により自由
に制御できる。
1、アクセル上限ガード41、モータ上限ガード13d
が一体となって動くので、部材の製造または組付けばら
つき等があっても、コネクタ29とコネクタ61との出
力値の差はある一定幅の範囲に収まっている。運転者が
クルーズコントロール中、一定に保持されている車速度
を上げようとアクセルペダルを踏むと、アクセルレバー
23の開度はスロットル弁11の開度より大きくなり、
コネクタ29の出力値が変化し、コネクタ29とコネク
タ61との出力値の差が一定幅の範囲からずれる。この
ずれを電気的に検出することにより、運転者によるアク
セルペダルの踏み込みを検出し、クラッチコイル12の
通電がオフされ、クルーズコントロール制御が終了す
る。また、クルーズコントロールスイッチをオフするこ
とによっても、クラッチコイル12の通電がオフされ、
クルーズコントロール制御が終了する。
図8および図9に示す比較例と第1実施例とを比較して
第1実施例の作動および効果について説明する。モータ
200のハウジング201はビス18、19でスロット
ルボディ17に組付けられている。ヨーク202はカッ
プ状に形成され、端部にゴムキャップ203が嵌合して
いる。モータ200の図示しないロータ端部はハウジン
グ201およびヨーク202内に固定された図示しない
軸受けに支持されている。
0を組付けた場合、モータ200とスロットルボディ1
7との間に存在する空気層が断熱材となる。また、スロ
ットルボディ17への伝熱は、モータ200とスロット
ルボディ17との取付け座面だけである。つまり、モー
タ200のロータの巻線部の熱は、回転軸を支持するベ
アリングを介してハウジング201に伝わり、さらにハ
ウジング201とスロットルボディ17との接触してい
る面を介してスロットルボディ17に伝熱する。
き線の熱はロータ端部144aおよび144bを支持す
るベアリング145、146の両方からスロットルボデ
ィ17に伝熱するとともに、円筒状のヨーク142が直
接スロットルボディ17に圧入固定されて、モータハウ
ジングのほとんどがスロットルボディ17と一体になっ
ているため、比較例のモータ200とスロットルボディ
17との間に存在する空気の断熱層がなくなり熱がこも
りにくくなる。従って、ロータ144の巻線の温度上昇
は抑制される。また、巻線の許容温度が従来と同じな
ら、温度上昇が少ない分、モータ供給電流を多くするこ
とにより、モータ出力トルクを大きくすることもでき
る。
ル吸気通路の近傍にあるため、吸気による放熱効果も期
待でき、モータ冷却効果はさらに向上できる。また、通
常、スロットルボディ17はスロットル弁11のアイシ
ング防止のため、スロットルボディ17の一部にエンジ
ン冷却水を通しており、モータ14の内部温度は通常エ
ンジン冷却水温より高くなるので、第1実施例の構成に
よりエンジン冷却水による冷却効果を積極的に利用する
ことができる。
7にビス18、19で固定されているため、振動下では
取付座面を支点にした片持ち状態になっている。このた
め、取付座面の反対側の軸受部に過大Gがかかる可能性
がある。一方、第1実施例では、過大Gがかかる可能性
のある軸受部をスロットルボディ17で直接支持してい
るので、モータ14の揺れを防止し耐振性を大幅に改善
することができる。
側に支持されるモータの軸受け構造について説明する。
本発明の第2実施例を図2に示す。ベアリング146の
内輪146aは、ロータ端部144bに圧入固定されて
いるため、ベアリング146の外輪146bは軸方向へ
の動きを規制される。
シャが不要であり、スロットルボディ17でワッシャを
カシメる工程が省略できる。本発明の第3実施例を図3
に示す。ベアリング146の外輪146bの外壁に環状
の溝146cが2列形成され、この溝146cに樹脂リ
ング146dが嵌合している。樹脂リング146dは外
輪146bの外壁よりも径方向外側に突出しているた
め、外輪146bとスロットルボディ17間には隙間が
形成されるが、樹脂リング146dはスロットルボディ
17に圧入される。そのため、ベアリング146のガタ
がなく、振動によるスロットルボディ17の軸受ハウジ
ング部のフレッティング摩耗に対し有利である。
が、本発明では1列または3列以上の溝を形成すること
は可能である。本発明の第4実施例を図4に示す。ベア
リング146の内輪146aはロータ端部144bに圧
入固定し、ベアリング146の外輪146bはスロット
ルボディ17と隙間ばめしている。ロータ144の軸方
向のガタを消すためにベアリング146の外輪146b
とスロットルボディ17の間にウェーブワッシャ151
を配置したものである。ウェーブワッシャ151は、図
4の右方向に外輪146bを付勢し、この付勢力は、ロ
ータ144の軸方向にエンジン振動が掛かってもロータ
144が動かないように設定される。
動きがウェーブワッシャ151により規制されるため、
モータからスロットル弁に良好に駆動力が伝達する。本
発明の第5実施例を図5に示す。ベアリンブ146に支
持されるロータ端部144bの外径よりも大きな外径を
有する係止部144eをロータ端部144bに形成して
いる。
6の図5の右方向への動きが規制されるため、モータか
らスロットル弁に良好に駆動力が伝達する。第5実施例
の構成では、ベアリング146の内輪146aとロータ
端部144bは隙間ばめにしても良い。本発明の第6実
施例を図6に示す。
2が嵌合し、ベアリング146の図6の右方向への動き
を規制している。このため、ロータ端部144bを加工
する工程が省略できる。実施例4〜実施例6では、ウェ
ーブワッシャ151でロータ144を図1のハウジング
149へ付勢しているのでワッシャ147を廃止するこ
とも可能である。また、実施例4〜実施例6では、スロ
ットルボディ17側の軸受け部にウェーブワッシャ15
1を構成することによりロータ144の軸方向の動きを
規制しているが、ハウジング149側の軸受け部にウェ
ーブワッシャ151を構成することによりロータ144
の軸方向の動きを規制することは可能である。
トルボディ170のスロットル吸気通路の下部には、収
容凹部171が形成され、この収容凹部171にモータ
210を収容している。第7実施例では、スロットルボ
ディ170の外表面積が増大したことにより、モータ2
10からスロットルボディ170に伝わった熱が良好に
放熱することができる。また、図7に示す形状に合うス
ペースを有するエンジンに本実施例のスロットルバルブ
制御装置を適用することができる。
施例では、モータにDCモータを用いた場合について説
明したが、ステップモータ等の他のモータでも同様の効
果を得ることができる。
発明のスロットル弁制御装置の構成によると、モータの
揺れを防止し、放熱性が向上することによりモータ駆動
によるスロットル弁の高精度な制御が可能である。ま
た、請求項2記載の本発明のスロットル弁制御装置の構
成によると、軸受け部材をモータの回転軸に固定したこ
とにより、スロットルボディへの組付け性が向上するた
め工数を短縮できる。
ットル弁制御装置の構成によると、軸受け部材をモータ
の回転軸に固定するとともに軸受け部材の外周壁に弾性
部材を嵌合したことにより、スロットルボディへの組付
け性が向上するとともにスロットルボディと軸受け部材
とがエンジン振動により擦り合って摩耗することを防止
し、スロットル弁制御装置の寿命を延ばすことができ
る。
ットル弁制御装置の構成によると、軸受け部材をモータ
の回転軸に固定するとともにこの軸受け部材を他方の軸
受け部材側に付勢する付勢手段を設けたことにより、ス
ロットルボディへの組付け性が向上するとともに軸受け
部材の軸方向へのガタ付きを防止するため、モータ駆動
によるスロットル弁のさらに高精度な制御が可能であ
る。
装置の構成によると、モータの回転軸に軸受け部材を固
定する代わりにモータの回転軸に軸受け部材の係止部を
一体に形成するとともに軸受け部材を他方の軸受け部材
側に付勢する付勢手段を設けたことにより、モータの回
転軸に軸受け部材を固定する工数を短縮できる。請求項
6記載の本発明のスロットル弁制御装置の構成による
と、モータの回転軸に軸受け部材を固定する代わりにモ
ータの回転軸に軸受け部材の係止部材を嵌合するととも
に軸受け部材を他方の軸受け部材側に付勢する付勢手段
を設けたことにより、モータの回転軸を加工する工数を
短縮できる。
置を示す断面図である。
置の主要部分を示す断面図である。
置の主要部分を示す断面図である。
置の主要部分を示す断面図である。
置の主要部分を示す断面図である。
置の主要部分を示す断面図である。
置の主要部分を示す断面図である。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 内燃機関の吸気管内の空気流量を調節す
るスロットル弁と、 前記スロットル弁を収容するスロットルボディと、 前記スロットルボディに固定され両端の開口した円筒状
のヨークを有し、前記スロットル弁を駆動するモータ
と、 前記モータの回転軸の両端部をそれぞれ支持する軸受け
部材であって、該軸受け部材の少なくとも一方が前記ス
ロットルボディに支持される軸受け部材と、 前記モータの駆動力を前記スロットル弁に伝達可能な動
力伝達手段と、 を備えたことを特徴とするスロットル弁制御装置。 - 【請求項2】 前記スロットルボディに支持される軸受
け部材を前記モータの回転軸に固定することを特徴とす
る請求項1記載のスロットル弁制御装置。 - 【請求項3】 前記スロットルボディに支持される軸受
け部材の外周壁に弾性部材を嵌合し、該弾性部材が前記
スロットルボディに当接することを特徴とする請求項1
記載のスロットル弁制御装置。 - 【請求項4】 前記スロットルボディに支持される軸受
け部材は内輪および外輪を有するベアリングで構成さ
れ、該内輪がモータの回転軸に固定されるとともに該外
輪を他方の軸受け部材側に付勢する付勢手段を有するこ
とを特徴とする請求項2記載のスロットル弁制御装置。 - 【請求項5】 前記スロットルボディに支持される軸受
け部材が他方の軸受け部材側へ動くことを規制する係止
部を前記モータの回転軸に形成することを特徴とする請
求項1記載のスロットル弁制御装置。 - 【請求項6】 前記スロットルボディに支持される軸受
け部材が他方の軸受け部材側へ動くことを規制する係止
部材を前記モータの回転軸に嵌合することを特徴とする
請求項1記載のスロットル弁制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31189393A JP3543346B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | スロットル弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31189393A JP3543346B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | スロットル弁制御装置 |
Publications (2)
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JPH07166897A true JPH07166897A (ja) | 1995-06-27 |
JP3543346B2 JP3543346B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=18022686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP31189393A Expired - Lifetime JP3543346B2 (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | スロットル弁制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3543346B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1993
- 1993-12-13 JP JP31189393A patent/JP3543346B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3543346B2 (ja) | 2004-07-14 |
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