JP2000018054A - 内燃機関の電子制御スロットル装置 - Google Patents

内燃機関の電子制御スロットル装置

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JP2000018054A
JP2000018054A JP10297813A JP29781398A JP2000018054A JP 2000018054 A JP2000018054 A JP 2000018054A JP 10297813 A JP10297813 A JP 10297813A JP 29781398 A JP29781398 A JP 29781398A JP 2000018054 A JP2000018054 A JP 2000018054A
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Takahiro Shimura
隆弘 志村
Yasuo Saito
康夫 斉藤
Shigeru Tokumoto
徳元  茂
Kimikatsu Hashimoto
仁克 橋本
Eisuke Wayama
永輔 和山
Toshibumi Usui
俊文 臼井
Yoshinori Fukasaku
良範 深作
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Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】2ボアタイプの電子制御スロットル装置のデフ
ォルト開度機構の部品集約化,合理化,モータ駆動の負
担軽減,スロットル制御動作の安定化を図る。 【解決手段】2つのスロットル弁が取付けられたスロッ
トルシャフト18をモータで回転駆動する。モータの非
通電時のスロットル弁24のデフォルト開度を全閉位置
より大きく保つデフォルト開度設定機構はスロットルシ
ャフト18に挿入,固定されたスロットルレバー3とス
リーブ45とこのスリーブ45にリターンレバー2とス
リーブ42とが一体となって、このスリーブ42がスリ
ーブ45に相対回転可能に嵌合されている。スリーブ4
2は戻しばね4によりイニシャル開度位置までスロット
ル弁24の閉方向に付勢される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のスロット
ル弁を電気的に制御されるモータにより開閉するいわゆ
る電子制御スロットル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子制御スロットル装置は、特開
平1−315629 号に記載されている様に、1ボアに設けた
1つのスロットル弁を直流モータによって開閉制御して
いる。モータとスロットル弁とはその操作軸が相互に並
行に配置され、両軸はその一端で減速ギヤを介して連結
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来はモータ
の径に比べスロットルボディの空気の流れ方向の寸法、
つまり高さ方向が約2倍もあり、全体として軸方向の高
さが高く、モータとスロットルボディの間にデットスペ
ースが多かった。これは、スロットル弁が全開になって
空気の流れに平行になった時、スロットル弁を収容する
ボディの高さが必要であることが原因である。本発明の
目的は、モータの径とスロットルボディの高さ方向の寸
法を同程度にして全体的にデッドスペースが少なく、シ
ンプルな形状の電子制御スロットル装置を得ることにあ
る。
【0004】モータの回転をギヤによって減速してスロ
ットル弁に伝えるため、ギヤ同士の摩耗による金属粉
が、センサに悪影響を及ぼすことが考えられる。
【0005】本願の別の発明の目的は、ギヤ粉がセンサ
に悪影響を与えないこの種電子制御スロットル装置を得
ることにある。
【0006】またスロットル制御系の回路やモータに故
障が発生した場合を考慮して、アクセルペダルと機械的
に連動して自力走行を可能にするいわゆるリンプホーム
機構やデフォルト開度設定機構が設けられているが、本
願の別の発明の目的はこれら補助機構の部品の集約化,
合理化を図ることにある。
【0007】また、本発明では過酷な温度条件のもとで
使用されることを考慮し、本願の別の発明の目的はモー
タが効率の良い温度下で使用されるようにすると共に、
スロットルバルブは寒冷時においても凍結しないように
することにある。
【0008】電子制御スロットル装置センサの出力誤差
が大きかったり、センサの出力異常があると正常な制御
ができない。本願の別の発明の目的は、センサの安全性
を確保することにある。
【0009】また、エンジンルール内に取付けられるた
め振動の影響を受け易い。本願の別の発明の目的は、共
振が、使用条件内で起こらないようにする点にある。
【0010】また、スロットル弁の基準位置(デフォル
ト開度位置)はねじ(デフォルトねじ)で調整している
が市場において、そのねじが再調整される問題がある。
【0011】本願の別の発明の目的は、市場においてス
ロットル弁の基準位置調節ねじがユーザーによって誤っ
て調整されることのないようにする点にある。
【0012】また、回路を保護する為の保護樹脂中に含
まれるシリコンよりガスが発生しセンサの導通不良を起
こすことが考えられる。本願の別の発明の目的は、発生
ガスをすみやかに外部に放出することにある。
【0013】また、モータ内部にあるブラシが摩耗で金
属粉が発生しそれが、モータ端子のショートの原因とな
ることが考えられる。
【0014】本願の別の発明の目的は、モータのショー
トを防ぐ点にある。
【0015】筒内直接燃料噴射装置の吸気装置に用いる
場合にはより正確で応答性の良い空気量制御が要求され
る。
【0016】本願の別の発明の目的は、スロットルバル
ブの制御精度と応答性を向上する点にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために設けられた2つのボアとこれを横切る1本
の回転軸と各ボアの開口面積を制御可能に回転支持され
たスロットル弁と、前記回転軸に並行に配置された回転
軸を有するモータとこのモータ軸の一端と前記回転軸の
一端との間に設けられた歯車機構とから電子スロットル
装置を構成するものである。
【0018】ボアを2つにしたので、1つのボアで得ら
れる空気量を、1/2の面積のスロットル弁で制御でき
る。この結果スロットル弁の径は1/√2になる。従っ
て、2ボアにした本発明では、スロットル弁が全開の時
のスロットル弁の高さ方向の寸法が1/√2になりその
分ボディの高さを小さくすることができる。よってモー
タの径とスロットルボディの高さをほぼ同じにできるの
で全体としてスロットルボディまわりのデッドスペース
を少なくできる。
【0019】スロットル弁を駆動するモータ及び減速ギ
ヤ機構と、前記スロットル弁の開度位置を検出するスロ
ットルポジションセンサとを備えたエンジンのスロット
ル装置において、スロットルボディを挟んで、その一方
に前記減速ギヤ機構を配置し、他方側に前記スロットル
ポジションセンサを配置した。
【0020】ギヤ機構とスロットルポジションセンサと
をスロットルボディを介して隔離配置したのでギヤの摩
耗粉がスロットルポジションセンサに侵入するのを防ぐ
ことができスロットルポジションセンサの性能劣化を防
止することができた。
【0021】また、スロットルポジションセンサは、ス
ロットルシャフトの端部に装着したスロットル弁を閉じ
方向及び開き方向に付勢するばね機構とスロットルボデ
ィとの間の空間に設置した。
【0022】この構成によれば、スロットルポジション
センサをばね機構でカバーでき、スロットルポジション
センサ自体に特別なカバーを設けることなしに外部と隔
離できる。
【0023】スロットル制御系のモータと、スロットル
弁の全閉位置を設定する全閉位置設定機構と、モータが
非通電時のスロットル弁のデフォルト開度を前記全閉位
置より大きく保つデフォルト開度設定機構を備えたエン
ジンの電子制御スロットル装置において、スロットルシ
ャフトを駆動する前記モータのギヤ機構がスロットルシ
ャフトの一側に配置され、同シャフトの他側にこのシャ
フトの端部を包囲するケース部がスロットルボディに形
成されており、このケース部にスロットルポジションセ
ンサと前記デフォルト開度設定機構が内装されている。
また、このケース部にアクセルペダルに連動するアクセ
ルシャフトが保持され、このシャフトにアクセルポジシ
ョンセンサが取付けられており、アクセルポジションセ
ンサを支持する部材が前記ケース部のカバーを兼用する
構成としても良い。
【0024】デフォルト開度機構の他にスロットルの電
気的制御に用いるスロットルポジションセンサをスロッ
トル側壁に設けた同一ケース内部に集約的に配置でき
た。しかも、アクセルシャフト及びアクセルポジション
センサの支持部材とケース部のカバーの共通化を図れば
更に部品の削減を図ることができる。
【0025】スロットルボディ内に温水を通流する温水
通路を設け、この温水通路をモータおよび/またはバル
ブの近くに設けた。
【0026】モータ本体に形成されたブラケットに更
に、それとは全く独立のプレートを重ねて、ねじ止めし
固定する。
【0027】モータブラケットをプレートとボディとの
間にはさんでねじ止めすることでモータをスロットル装
置本体に取付けた時の剛性が増し、モータ端子側での振
動が少なくなる。更に共振周波数がより高い周波数の方
に移動できる。
【0028】スロットルポジションセンサおよび/また
はアクセルポジションセンサを2重系で構成し、一方の
系を他方の系の補正用および/またはバックアップ系と
した。また、それぞれのコネクタを天地方向に分けて配
置したので誤接続の可能性が少なくなった。
【0029】デフォルト調整用のねじをデフォルト機構
の入ったスロットルボディのケース内に内蔵し、市場で
のユーザーによる再調整を防止した。
【0030】また、別の発明では、ギヤボックスおよび
/またはアクセルボックスにシリコンガスのガス抜きを
設けた。これにより酸化皮膜の生成を防ぎセンサの導通
不良を防止できた。
【0031】又、別の発明ではモータ端子の位置をシャ
フトより天側に設けたのでモータ端子に刷子粉が付着し
ないので、モータの故障を少なくできる。
【0032】定格トルク0.049N・m,常用回転数
2450rpmのモータを用い、その回転数を、ギヤによ
り、1/10.27 に減速してスロットルシャフトに伝
える。このモータ性能とギヤ比により筒内噴射装置用の
スロットルバルブに要求される高い応答性を確保でき
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を用い
て説明する。
【0034】図1は、本発明の一実施例に係わるスロッ
トル装置を示す正面図、図2は、図1のA方向矢視図、
図3は、図1のB方向矢視図、図4は、図3のA−A断
面矢視図、図5は、図4のギヤカバー21を外して視た
C方向矢視図、図6〜図10は、要部断面図、図13,
図14は、本発明の他の実施例を示す図、図15は、リ
ンプホーム機構の特性図、図16は、図4のセンサカバ
ー22を外して視たD方向矢視図である。
【0035】これらの図において、スロットルボディ1
5は、例えばアルミダイカスト製であり、内部に吸気通
路(ボア)30が形成される。スロットルボディ15に
は、吸気通路30と直交してスロットルシャフト18が
貫通し軸受け28,29を介して回転自在に支持され、
スロットルシャフト18に吸気通路30内の吸入空気量
を制御するスロットル弁24が固着される。26はエン
ジン冷却水通路で、温水入口パイプ26aから入り、出
口パイプ26bから出る。通路を流れるエンジン冷却水
によりスロットル弁の周囲の加熱および/または後述の
モータ12の冷却を行う。
【0036】冷却水への放熱および/または冷却水から
の熱の伝達は一部リブ15Aを通して行われる。一部は
スロットルボディを通して行われる。
【0037】スロットルボディ15の側壁のうちスロッ
トルシャフト18と直交する左右の側壁面には、一方側
の面に軸受け29、及び32を収容する軸受け収容部1
5Cと電子スロットル制御系の駆動用のギヤ群を収容す
るケース部15Aとがボディ15と一体に成形され、そ
の反対側の面に軸受け28及び31を収容する軸受け収
容部15Dと、リンプホーム機構及びスロットル弁のデ
フォルト開度設定機構を収容するケース部15Bとが配
設してある。
【0038】リンプホーム機構は、電子スロットル(モ
ータやその他の制御系)が故障した場合に、機械的なア
クセル機構で応急的な自力走行を可能にするためのもの
である。デフォルト開度設定機構は、エンジンキーをオ
フにした時(モータ非通電時)のスロットル弁24のデフ
ォルト開度を設定するためのものである。スロットル弁
のデフォルト開度は、例えば5゜(±0.2゜)に設定さ
れ、スロットル弁の全閉位置の開度(スロットル弁全閉
位置とは、アイドル空気量を確保し得る開度に相当す
る)より大きく設定される。このリンプホーム機構及び
デフォルト開度設定機構の構成については後述する。
【0039】ギヤ群収容ケース部15Aは、ねじ止めに
より脱着可能なカバー21により被われて、内部20に
スロットル駆動系のギヤ11,9A,9B,10等を収
容する。一方、ケース部15Bはアクセルレバー1,
1′やアクセルシャフト34,アクセルポジションセン
サ13等を備えたねじ止めにより脱着可能なカバー22
により被われる。
【0040】図6に示すようにアクセルカバー22は、
カバー22を貫通するアクセルシャフト34を軸受け9
3,94を介して支持するボス部90を有し、アクセル
シャフト34の一端にアクセルワイヤ結合部33付きの
第一のアクセルレバー(オートクルーズドラム)1が固
定配置してある。
【0041】ボス部90外周にスプリング支持部材91
が嵌装してある。アクセルシャフト34の他端はカバー
22内に導入されて、このシャフト34の他端に第2の
アクセルレバー(カムレバー)1′が固定配置される。
これらのレバー1,1′の固定配置はアクセルシャフト
34の両端に配置された締め付けナット35,92とシ
ャフト34の段差部との間の挟持を利用して行われる。
また、図1に示すように、アクセルカバー22及び上記
で説明した、それに装着されたカバーが、スロットルポ
ジションセンサを装着した側のカバー15Bとなり、部
品の集約化ができた。
【0042】スプリング支持部材91の外周には、コイ
ルばねで構成したアクセル用リターンスプリング8が装
着されている。リターンスプリング8は、一端が第1の
アクセルレバー1側に接続され、他端がカバー22側に
接続され、アクセルシャフト34,アクセルレバー1,
1′を閉方向に付勢する。アクセルレバー1,1′は、
アクセルペダルを踏み込むことでワイヤ44を介してリ
ターンスプリング8の力に抗して開方向に回転する。
【0043】但し、スロットルシャフト18をモータ1
2により電動回転させている場合には、カム形のアクセ
ルレバー1′はスロットルシャフト18に動力を伝達す
ることはない。95はシール部材である。
【0044】スロットルボディ15の側壁の一部(図8
(a)(b)では下部)にはモータケース部15Eがスロ
ットルシャフト18と並行配置の態様で設けられ、モー
タケース部15Eに電子スロットル用のモータ12が収
容される。モータ12は、直流モータ,ステッピングモ
ータ等が使用される。また、図8(a)においてエンジ
ンはスロットル装置の奥側(紙面の裏側)にありスロッ
トル装置の天地方向は図の通りである。図10に示すよ
うにモータ内のブラシ12Cはいかなる場合も水平でモ
ータの端子12Aはモータシャフトの上側(天側)にく
る。また、図8(a)において、スロットル装置のギヤ
ボックス(15A,21)側及びアクセルボックス側
(15B,22)側の両方に呼吸孔を設けた。これによ
り、シリコンガスのガス抜きが可能となり、酸化皮膜の
生成を防ぎセンサの導通不良を防止できた。
【0045】モータケース部15Eの内周はテーパ形状
を呈して、モータ12を挿入し易くし、ケース部15E
の奥端に弾性部材27を介在させ、ケース開口部にモー
タ止め板96を配置しさらにその上からモータとは別体
のモータ止め板96Aを重ね、ねじ97の締め付けで、
弾性部材27及びモータ止め板96,96Aがモータ1
2を固定している。
【0046】モータ12のシャフト12Bに設けたモー
タギヤ(ピニオンギヤ)11が中間ギヤ9Aと噛み合
う。中間ギヤ9Aはモータギヤ11よりギヤ径(歯数)
を大きくし減速及びトルク増大の機能をなし、この増大
された回転トルクが更に中間ギヤ9B,スロットルギヤ
10を介してスロットルシャフト18に伝達される。
【0047】尚、中間ギヤ9Bよりスロットルギヤ10
の方がキヤ径(歯数)が大きくなっており、この間でも
減速及びトルク増大が生じている。
【0048】中間ギヤ9A,9Bは一体型で、スロット
ルシャフト18と平行配置のギヤ支持用シャフト25に
回転可能にフリーに嵌合されている。このギヤ支持用シ
ャフト25は、一端がスロットルボディ15の側壁の穴
部に圧入で支持され、中間ギヤ9が該シャフト25より
外れないよう、ナイロンワッシャ100を介してEリン
グ21で押さえられている。
【0049】スロットルギヤ10はスロットルシャフト
18の一端にナット23の締め付けにより固着されてい
る。スロットルギヤ10は、一例として図5に示すよう
な扇形ギヤを使用し、スロットル弁の閉方向に回転して
いくと、最終的にはその一辺がスロットルボディ15の
側壁に設けたスロットル全閉位置調節ねじ(アイドル開
度調節ねじ:第1のストッパ)7に当接することで、ス
ロットルシャフト18のそれ以上の閉方向の回転を規制
し、スロットル弁24の全閉位置を決定するようにして
ある。スロットル弁全閉位置は、暖機後のエンジンのア
イドル回転数を維持するに足りる空気流量を確保し得る
最小開度に設定される。
【0050】本実施例のスロットル装置は、電子スロッ
トル方式を採用するため、スロットル制御系の駆動用モ
ータ12が正常に作動している限り、モータ12の動力
で上記ギヤ機構を介してスロットルシャフト18に回転
トルクが与えられる。
【0051】モータ12へは、図示されていないスロッ
トルコントロールモジュール(TCM)から駆動電流が供給
される。TCMは上記駆動電流指令値を次のように生成
する。即ち、アクセルポジションセンサ(図11に示す
アクセルペダル53の踏み込み量を検出するものであ
る)からのアクセル踏み込み量信号やスロットル開度信
号やエンジン回転数,スリップ信号等を入力して、通常
のエンジン運転制御やトラクション制御あるいは、アイ
ドルスピードコントロール,始動時のアイドルスピード
コントロール等の運転形態に応じた信号を生成する。
【0052】スロットル制御系が正常に作動している限
りは、アクセルペダル53から機械的動力がスロットル
シャフト18に伝わらないようにするため、スロットル
シャフト18とアクセルシャフト34とは別体でオフセ
ット配置してあり、スロットルシャフト18,アクセル
シャフト34間にリンプホーム機構の要素となるアクセ
ルレバー1′とレバー2とを介在させている。
【0053】ここで、リンプホーム機構及びデフォルト
開度設定機構について説明する。これらの機構は、本例
では、スロットルボディ15を挟んでスロットル駆動系
のギヤ機構を設けた側と反対側に配置してある。
【0054】デフォルト開度設定機構は、スロットルシ
ャフト18の一端に該シャフトに対して回転可能に嵌合
されたレバー2付きスリーブ42と、レバー2付きスリ
ーブ42をスロットル弁24の閉方向に付勢するリター
ンスプリング(第1の付勢手段)4と、スロットルシャ
フト18の一端に固定されリターンスプリング4のばね
力により前記レバー2と係合可能なスロットルレバー3
と、モータの非通電時(エンジンキースイッチオフ時)
にレバー2付きスリーブ42をデフォルト開度位置で閉
じ方向の回転を阻むデフォルト開度調節ねじ(第2のス
トッパ)6と、スロットルシャフト18にデフォルト開
度を保つため開弁力を付与するデフォルト開度用スプリ
ング(第2の付勢手段)5とで構成されている。
【0055】これらの要素の具体的な実装構造を図4及
び図6により説明する。
【0056】スロットルシャフト18は、少なくとも一
端が平行な2面を有する扁平形状を呈し、このシャフト
18一端にスペーサ50がシャフト段差部にあてがわれ
るようにして挿入され、次いでレバー3が挿入された
後、スリーブ45が挿入され、次いでワッシャ43の後
にスプリングカラー101,スプリングプレート10
2,スプリングカラー103,スプリングホルダ10
4、次いでレバー2付きスリーブ42がスリーブ45の
外側に遊嵌され、プレート38、最後にワッシャ46を
介してナット47が締め付けられてある。
【0057】図4に示すように、スリーブ(第1スリー
ブ)45は、ナット47の締め付けにより一端がプレー
ト38に当接し、他端がレバー3に当接することで、ス
ロットルシャフト18外周に固定される。ナット47の
締め付け力はレバー3,スリーブ45,プレート38に
与えられ、スリーブ45外周に挿嵌したレバー2付きス
リーブ(第2のスリーブ)42には、締め付け力が加わ
らないようにして、スリーブ42のスロットルシャフト
18及びスリーブ45に対する相対回転を可能にしてい
る。
【0058】図4(A)に示すようにスリーブ42の内面
に、例えばフッ素系樹脂コーティングのような固体潤滑
部材(ドライベアリング)52を施してある。
【0059】レバー2は、図4(A)〜図4(D),図6及
び図16に示すように腕部2A,2B,2Dを有し、中
央の取付穴2Eがスリーブ(嵌合部材)42外周に挿通
されて加締めにより金属製のスリーブ42と一体化され
ている。
【0060】レバー2の腕部2Aがレバー3と係合可能
とし、腕部2Bの一部となる突起(ロールピン)2B′
がアクセルレバー(カムレバー)1′と係合可能とし、
腕部3Cの一部となる突起3C′にデフォルト開度用ス
プリング5の一端5Aが係止し、腕部2Dがスロットル
ボディ15の側壁に設けられたボスにねじ込まれたデフ
ォルト開度調節ねじ(第2のストッパ)6と係合可能に
設定してある。デフォルト開度用スプリング5の他端5
Bはレバー2の腕部2Dに係止(接続)されている。
【0061】この調節ねじ(デフォルトねじ)6と、レ
バー2の腕部2Dとの接触の仕方は、図4(A)及び、そ
のD方向矢視図図16のようになっており、デフォルト
ねじ6は、本体内部に設けられた、ボスにねじがきられ
ており、ナットにより固定された後ペイントで封止され
ている。
【0062】これにより、スロットル弁24の基準位置
を決める為のねじ(デフォルトねじ)で調整しているが、
市場において、そのねじが再調整されないようにでき
た。
【0063】本例ではリターンスプリング4,デフォル
ト開度用スプリング5のいずれも同じ線径で同じ巻き径
の2本のコイルばねを使用する。
【0064】そして、1本のばねが接断しても残りの1
本で所定の機能を達成できる様その仕様が設定されてい
る。
【0065】リターンスプリング4は、一端4Bがレバ
ー2の腕部2Dに、他端4Aがスロットルボディ15側
壁に設けたピン37に係止しており、リターンスプリン
グ4のばね力を受けてレバー2の腕部2Aがレバー3と
係合する。この係合により、リターンスプリング4がス
ロットルシャフト18ひいてはスロットル弁24を閉じ
方向に付勢する。
【0066】ここで、本実施形態の動作例を図11の原
理図及び図12を参照しながら説明する。
【0067】リターンスプリング4の閉じ方向の力によ
り、エンジンのキーオフ時(モータ非通電時)には、レ
バー2がレバー3を介してスロットルシャフト18を閉
じ方向に付勢して、スロットル弁24がデフォルト開度
に相当する位置まで戻される。デフォルト開度位置で、
レバー2は腕部2Dがストッパ6に当接し、それ以上の
閉方向の回転が阻まれる。
【0068】ストッパ6の存在により、リターンスプリ
ング4のばね力をデフォルト開度θ2から全閉位置まで
はスロットルシャフトに作用させず、この全閉位置付近
(全閉〜デフォルト開度θ2の間)では、既述したデフ
ォルト開度用スプリング5のみがスロットルシャフトに
作用するように構成する(スロットルシャフト18に開
弁力を付与する)ことで、モータが非通電の状態ではス
ロットル弁24はデフォルト開度に保たれる。
【0069】デフォルト開度位置におけるリターンスプ
リング4の閉方向の付勢力P1とデフォルト開度用スプ
リング5の開度方向の付勢力P2はP1≧P2、換言す
ればP1による閉方向の軸トルクT1とP2による開方
向の軸トルクT2とがT1≧T2となるように成立させ
ている。
【0070】エンジン停止時にこのデフォルト開度を保
つことで、寒冷時の始動時における暖機運転であって
も、またスロットル弁が万一氷着していてもエンジン始
動に必要な空気流量を確保することができる。
【0071】暖機後のアイドル運転を行う場合には、ア
イドル制御指令値に基づくモータ12の動力でスロット
ルシャフト18をデフォルト開度用スプリング5のばね
力に抗してスロットル弁を閉方向に回転させる。この
時、デフォルト開度〜全閉位置の範囲では、レバー3が
図11の破線3′に示すようにレバー2から離れてスロ
ットルシャフト18と一体にスロットル弁閉方向に回転
動作する。
【0072】デフォルト開度θ2以上の範囲でスロット
ル弁24を開度(開閉)制御する場合には、通常の運転
状態では、モータ12の動力をギヤ機構9〜11を介し
てスロットルシャフト18に伝達し、この力とリターン
スプリング4のばね力とのバランスにより制御される。
この時、レバー2とレバー3とは係合して、レバー2付
きスリーブ42は、スリーブ45と共にスロットルシャ
フト18と一体的に回転する。
【0073】次に運転者がアクセルペダル53を目一杯
踏んだ状態で、車輪と地面との間にスリップが生じる
と、スロットルコントロールモジュールの指令により、
スリップ防止のためモータ12がスロットル弁24を閉
じ方向に制御する。この状態ではレバー2は戻り過程で
アクセルレバー1′に係止されそれ以上の閉方向の回転
を阻止されるが、このような状態においては、レバー3
がレバー2から離脱してスロットルシャフト18と共に
閉方向に回転して、スロットル弁24の閉方向制御(ト
ラクション制御)が支障なく行われる。
【0074】必要な場合はデフォルト開度用スプリング
5の力に抗してデフォルト開度位置より更に閉方向に回
転することも可能である。
【0075】トラクション制御状態においては、上記の
ようにレバー2がアクセルレバー1′と係止する状態が
生じると、リターンスプリング4のばね力がレバー2を
通してアクセルレバー1′に衝撃となって加わる現象
(キックバック現象)が生じる。
【0076】本実施例では、図15(a)に示すよう
に、アクセルシャフトの回転角度がθ1以上のところ
で、アクセルレバー1′とレバー2とが係合する様な状
態になった場合は、アクセルレバー1′のカム1Bとレ
バー2とが接触する様に構成してあるので、図15
(a)の破線あるいは実線で示す様なアクセルシャフト
の開度とスロットル開度との特性がカムの形状を変える
ことで自由に選択できる。
【0077】カムレバー1とローラ2Bの関係を図4
(D)に示す。
【0078】(a)は通常の制御状態の時の関係を示
す。アクセルレバー1のカム1′は常にカム2Bとは非
接触状態で回動する。
【0079】(b)はリンプホームあるいはトラクショ
ンコントロール状態での一つの状態を示すもので、図1
5のθ1の状態である。
【0080】(c)はリンクホームあるいはトラクショ
ンコントロール状態の別の状態を示すもので、図15の
WOT近傍の状態である。
【0081】本実施例では、リンプホーム時の自力走行
に必要なアクセル開度θ3を確保する必要があるので、
アクセルレバー1′のカム形状を利用して、図15
(a)に実線で示すように、上記のカム特性(スロット
ル開度−アクセル開度特性)を直線勾配にした。
【0082】本例では、図15(b)に示すようにθ1
=30°,θ2(デフォルト開度)=5°,リンプホー
ムに必要なスロットル開度θ3(リンプホームに必要な
スロットル開度)=7°に設定した。破線のような特性
にした場合は、リターンスプリングのばね力がアクセル
ペダルに作用する力を小さくできる利点がある。
【0083】スリーブ42はスロットル弁24のデフォ
ルト開度θ2〜全閉位置までは、スリーブ45上を相対
回転し、また、上記のようにトラクション制御の場合に
も、スリーブ45上を相対回転することもあり得る。こ
の場合の両者間のフリクションを固体潤滑部材52によ
り低減させている。
【0084】リンプホーム機構は次のように動作する。
【0085】スロットル制御系やモータ12が故障した
時には、リターンスプリング4のばね力でスロットル弁
24がデフォルト開度位置まで戻される。この状態で、
アクセルペダル53をθ1以上踏み込むと、アクセルレ
バー1のカムループ1′がレバー2に係合し、レバー2
を図11の一点鎖線に示すように、スロットル弁の開方
向に回動させる。スロットルシャフト18及びレバー3
は、デフォルト開度から全開方向には実線のようにスプ
リング5の力でレバー2に引き付けられており、レバー
2の開方向の回動に追従し、スロットル弁24が開き、
アクセルペダルによる自力走行(リンプホーム)が可能
になる。
【0086】この場合、リンプホームの動作を保証する
ために、リターンスプリング4の付勢力P1による軸ト
ルクT1については、少なくともデフォルト開度θ2〜
スロットル全開位置で下記式の条件を満足すること、デ
フォルト開度用スプリング5の付勢力P2による軸トル
クT2については、少なくともスロットル全閉位置〜リ
ンプホーム走行領域までは、下記の条件を満足させるこ
とが必要となる。
【0087】
【数1】T1>Mf×Ge+Vf T2>Mf×Ge+Vf (ここで、Mf:モータ静止摩擦トルク,Ge:減速
比,Vf:スロットル弁を開かせるためのスロットルシ
ャフト上での必要トルク)の条件を満たすことが必要と
なる。
【0088】本実施例の効果は次の通りである。
【0089】a.スロットルシャフト駆動に使用される
レバー2付きスリーブ42は、デフォルト開度〜スロッ
トル全開位置の大部分の開度領域で例外的な場合(トラ
クション制御でアクセルペダルを目一杯踏んだ状態でス
ロットル弁をモータで絞り込んだ時)を除いて、スロッ
トルシャフト18に載った状態でスリーブ45と一体的
に回転するので、スリーブ42,スリーブ45間のフリ
クションをほとんどなくすことができる。
【0090】したがって、リターンスプリングの力P1
を小さくし、ひいては要求されるスロットルシャフト1
8の軸トルクT1を軽減し、モータ駆動の負担を小さく
する。さらに、スロットル軸トルクのスロットルデフォ
ルト開度位置を境にして発生する軸段差トルクT1−
(−T2)も小さくすることで、スロットル駆動制御の
安定性を高める。
【0091】b.デフォルト開度設定機構の構成要素と
なる部品、スペーサ50,ワッシャ43,デフォルト開
度用スプリング5,スリーブ45,リターンスプリング
4及びレバー2付きスリーブ42,レバー3等は順次ス
ロットルシャフト18に片側から挿入し、ナットの締め
付けだけで組み立て可能なので、実装作業の合理化を図
ることができる。
【0092】c.デフォルト開度設定機構,リンプホー
ム機構,スロットルセンサ14,アクセルセンサ13,
ケース15Bのカバー22等を集約的に配置し、しか
も、その機構部品の一部について共通化を図ることで、
部品点数及び構造化の合理化を図り、装置の小型化を可
能にする。また、リターンスプリング4,デフォルト開
度用スプリング5にコイルばねを内側と外側に重ねて使
用することで、より一層の装置のコンパクト化を図り得
る。
【0093】なお、コイルばねを使用する場合には、ば
ね定数の小さいものを設計し、モータ12の負担軽減を
助長する。
【0094】d.全閉位置設定機構のストッパ(アイド
ル開度調節用のねじ)7とデフォルト開度設定機構のス
トッパ(デフォルト開度調節用のねじ)6とがいずれも
調整可能であるためそれぞれの開度を自在に設定でき
る。しかも、双方のストッパがスロットルボディ側壁の
互いに反対側の面に設けていることから、側壁の向きや
ギヤ機構,デフォルト開度機構の存在から両者のストッ
パを容易に迷うことなく識別することができ、両者のス
トッパの誤認をなくして、調整の誤りを防止できる。
【0095】また、図16に示すデフォルト開度設定用
整整ねじ6のように、ケース15Bの内側に内蔵する構
成とすることにより、組付け後に市場で不作偽に開度変
更される虞れがなく、タンパープルーフ機能を持たせる
ことができる。
【0096】また、減速ギヤ機構のうち扉形ギヤ10の
一辺に全閉位置設定機構のストッパ(アイドル開度調節
ねじ)7を当接可能にすることで、スロットルシャフト
側のストッパ係止部材としてギヤの一部を兼用できる。
【0097】e.リンプホーム機構とデフォルト開度機
構を混在させても、トラクション制御時にリンプホーム
機構によってスロットルシャフトの動作が邪魔されるこ
となくスムーズに行うことができる。
【0098】図14(a),(b)及び図2により第2の
実施例について説明する。
【0099】本実施例と第1の実施例の原理構成は同様
であり、異なる点は、その使用部品の一部を変更した点
にあり、ここでは、この相違点だけを述べる。なお、図
中、図4と同一符号は同一要素を示す。図21は図14
(a),(b)に示す機構の分解斜視図である。
【0100】本例では、リターンスプリング及びデフォ
ルト開度用スプリングについては、前者に渦巻き形のス
プリング(ぜんまいばね)63を使用し、後者にも渦巻
き形のスプリング(ぜんまいばね)64を使用する。
【0101】デフォルト開度設定機構は、スロットルシ
ャフト18の一端に該シャフトに対して回転可能に嵌合
されたレバー2付きスリーブ42と、レバー2付きスリ
ーブ42をスロットル弁24の閉方向に付勢するリター
ンスプリング63(第1の付勢手段)と、スロットルシ
ャフト18の一端に固定されリターンスプリング63の
ばね力により前記レバー2と係合可能なレバー3と、モ
ータ非通電時(エンジンキースイッチオフ時)にレバー
2付きスリーブ42をデフォルト位置で閉じ方向の回転
を阻むデフォルト開度調節ねじ(第2のストッパ)6と、
スロットルシャフト18にデフォルト開度を保つための
開弁力を付与するデフォルト開度用スプリング(第2の
付勢手段)64とで構成される。
【0102】図14(a)に示すように、スロットルシ
ャフト18は、少なくとも一端が平行な2面を有する扁
平形状を呈し、このシャフト18一端にスペーサ50が
シャフト段差部18′にあてがわれるようにして挿入さ
れ、次いでワッシャ51が挿入された後、デフォルト開
度用スプリング64付きチップ38が係合状態で挿入さ
れ、次いでナイロンワッシャ43の後にレバー2付きス
リーブ42がスリーブ45を介して遊嵌され、さらにレ
バー3がスロットルシャフト18に係合状態で挿入さ
れ、最後にワッシャ46を介してナット47が締け付け
てある。
【0103】図14(a)に示すように、スリーブ(第
1のスリーブ)45は、ナット47の締め付けにより一
端がチップ38に当接し、他端がレバー3に当接するこ
とで、スロットルシャフト18外周に固定される。ナッ
ト47の締け付け力はレバー3,スリーブ45,チップ
38に与えられ、スリーブ45外周に嵌合したレバー2
付きのスリーブ(第2のスリーブ)42には、締け付け
力が加わらないようにして、スリーブ42のスロットル
シャフト18及びスリーブ45に対する相対回転を可能
にしている。
【0104】リターンスプリング63は、一端63Bが
スリーブ42に、他端63Aがスロットルボディ15側
壁に設けたピン37に係止しており、リターンスプリン
グ63のばね力を受けてレバー2の腕部2Aがレバー3
に係合する。この係合により、リターンスプリング63
がスロットルシャフト18ひいてはスロットル弁24を
閉じ方向に付勢する。
【0105】レバー2は、図21に示すように腕部2A
〜2Dを有し、中央の取付穴2Eがスリーブ(嵌合部
材)42外周に挿通されて加締めにより金属製のスリー
ブ42と一体化されている。
【0106】図14(b)に示すようにスリーブ42の
内面に、例えばふっ素系樹脂コーティングのような固体
潤滑部材(ドライベアリング)52を施してある。
【0107】レバー2の腕部2Aがレバー3と係合可能
とし、腕部2Bの一部となる突起(ロールピン)2B′
がアクセルレバー(カムレバー)1′と係合可能とし、
腕部2Cの一部となる突起2C′にデフォルト開度用ス
プリング5の一端5Aが係止(接続)され、腕部2Dが
スルットルボディの側壁に設けたデフォルト開度調節ね
じ(ストッパ)6と係合可能に設定してある。デフォル
ト開度用スプリング64の他端5Bはチップ38と接続
されている。
【0108】本実施例によれば、第1実施例同様の効果
を得られる。
【0109】なお、リターンスプリング63を外側に配
置,デフォルト開度用スプリング64を内側に配置して
もよい。
【0110】次に図13,図17により第3の実施例に
ついて説明する。
【0111】図13は第3実施例の要部断面図、図17
はその分解斜視部である。なお、図13,図17には、
図示していないが、第1,第2実施例で用いたスロット
ルボディの吸気通路30,スロットル弁24の取付け構
造,ギヤ構造9A,9B,10,11やアクセルカバー
22のアクセルシャフト34,レバー1,1′の取付け
構造等は前の実施例と同様である。
【0112】本実施例は、リターンスプリング,デフォ
ルト開度用スプリングの一方をコイル形の捩じればねと
し、他方を渦巻ばねとする。ここではコイル形捩じれば
ねによるリターンスプリング63と渦巻ばね(ぜんまい
ばね)によるデフォルト開度用スプリング64を使用す
る。
【0113】また、レバー2付きのスリーブを今までの
スリーブ42に代わりスリーブ70を使用する。
【0114】スリーブ70は、レバー2と、図13
(b)に示すように、スリーブ45に回転可能に嵌合さ
れる内筒部70Aとその外側に配置される外筒部70B
とで構成される。
【0115】内筒部70Aは外筒部70Bより筒長を短
くして、その筒長の短くなった分のスリーブ70内部空
間を利用してデフォルト開度用スプリング64をチップ
38を介してスロットルシャフト18上にセットし、そ
の一端64Aホルダー70に設けた切欠き(not shown)
に係止させている(他端64Bは、チップ38に係止す
る)。
【0116】スリーブ70の外筒部70Bには軸方向に
2分割されたスプリングホルダー71,72が嵌挿され
る。
【0117】リターンスプリング63は、スプリングホ
ルダー71,72に支持されて、その一端63Aがホル
ダー72に設けられた切欠き72Aを通してスロットル
ボディ15のピン37に係止し、他端63Bがレバー2
の腕部2Dに係止される。
【0118】本実施例も第1実施例同様の効果を奏し、
さらに、次のような効果を奏する。h.リターンスプリ
ングとデフォルト開度用スプリングとにコイル形の捩じ
ればね,渦巻ばねの異なるタイプのばねを使用した場合
であっても、それらのばねを一つのスリーブに集約配置
でき、装置のコンパクト化を図れる。
【0119】図18は第4の実施例の分解斜視図、図1
9はその要部断面図である。
【0120】本実施例は、リターンスプリング,デフォ
ルト開度用スプリングの一方を渦巻ばねとし、他方を引
っ張りばねとしたタイプである。デフォルト開度設定機
構について、本実施例ではボディのコンパクト化を図
り、スロットル駆動系のギヤ機構側に配置したものであ
る。ギヤ機構については、スロットルギヤ10のみを図
示し、ギヤ9A,9B,11については図示を省略し
た。
【0121】本例では、図18に示すように、スロット
ルシャフト18のギヤ機構側の一端にスロットルギヤ1
0に次いでレバー3を固定配置し、次いでワッシャ5
1,リターンスプリング4及びレバー2付きのスリーブ
42,ワッシャ51′,スリーブ45を挿入し、ナット
23で締め付ける。リターンスプリング4は渦巻ばねを
使用する。デフォルト開度用スプリング85について
は、後述するように引っ張りばねを使用する。
【0122】既述した各実施例と同様にスリーブ45は
ナット23の締め付けとスロットルシャフト段差18′
との相互作用でスロットルシャフト18上に固定されて
おり、このスリーブ45外周にスリーブ42がスリーブ
45及びシャフト18に対して回転可能に嵌合されてい
る。
【0123】リターンスプリング4は一端4Aが図19
(a)に示すようにスロットルボディ15に固定配置し
たピン37に係止し、他端がスリーブ42に係止して、
スリーブ42及びレバー2をスロットル弁の閉じ方向に
付勢する。
【0124】一方、レバー3は、その腕部3Aが上記の
レバー2の腕部2Aと係合可能とし、腕部3Bとデフォ
ルト開度用スプリング85の一端85Bが係止する。デ
フォルト開度スプリング85は、一端がレバー2の腕部
2Cに係止し、他端がレバー3の腕部3Bに係止する。
【0125】本実施形態においても、デフォルト開度設
定動作については、既述した実施例同様で、エンジンキ
ーオフ時には、リターンスプリング4のばね力がレバー
2,レバー3の係合を介してスロットルシャフト18に
伝達され、デフォルト開度位置でレバー2の腕部2Dが
調節ねじ6に当接し、この時のデフォルト開度用スプリ
ング85の力でスロットル弁のデフォルト開度が保持さ
れる。
【0126】この位置からモータをデフォルト開度用ス
プリング85の引っ張り力に抗して閉じ方向に駆動させ
れば、全閉位置調節ねじ7の位置でスロットル弁の全閉
位置が決定される。
【0127】スロットルセルサ14も、このギヤ機構側
のスロットルボディ壁面に配置してある。
【0128】本実施例では、基本的には、即述の各実施
例同様の効果を奏し得るが、さらに次のような効果を奏
する。
【0129】i.スロットル駆動系のギヤ機構とデフォ
ルト開度機構とを集約配置することができる。ギヤ機構
とリターンスプリング,デフォルト開度用スプリングと
をシャフト18の近い位置に配置したので、互いに作用
し合う反対方向のトルクの軽減を図り得る。
【0130】図20は、本発明の第5の実施例を示す断
面図である。本実施例は、リンプホーム機構を設置しな
いタイプ(フル電制タイプ)であり、アクセルシャフ
ト,アクセルレバー,アクセルセンサについては、スロ
ットルボディの外に別設置している。アクセル機構は、
アクセルポジションに関する信号を発生させるために用
い、直接、スロットル弁を開閉操作するのに関与するわ
けではないため、図示しないアクセルペダル近傍に別置
きとした。
【0131】本例でも、スロットルシャフト18一端の
スロットル駆動系のギヤ機構側にデフォルト開度機構を
配置している。リターンスプリング4,デフォルト開度
用スプリング5については、両方共、渦巻ばねで形成さ
れており、第2の実施例とほぼ同様の構造である。
【0132】スロットルシャフト18一端には、スロッ
トルギヤ10,レバー3が固定配置され、次いでデフォ
ルト開度用スプリング5付きチップ38が固定配置さ
れ、次いでスリーブ45を介してリターンスプリング4
及びレバー2付きスリーブ42が嵌合され、ナット47
により締め付けられる。スリーブ42は、スリーブ45
上を回転可能である。
【0133】リターンスプリング4は一端4Aがスロッ
トルボディ15側のピン37に係止し、他端がスリーブ
42に係止する。
【0134】レバー3の腕部3Aは、デフォルト開度用
スプリング5,リターンスプリング4を超えてレバー2
と係合可能にしてある。
【0135】デフォルト開度用スプリング5の一端5A
はレバー3の腕部3Aに係止され、他端がチップ38に
係止されている。本例では、デフォルト開度用調節ねじ
6及び全閉位置調節ねじ7が図示省略されているが、こ
れらは、スロットルボディ15と一体のケース部15に
配置してある。デフォルト開度動作については、その原
理は既述した各実施例と同様なので、ここでは省略す
る。
【0136】本実施例では、リンプホーム動作以外の効
果は既述した各実施例とほぼ同様であり、さらに、第4
実施例のiの効果に加えて次のような効果を奏する。
【0137】j.本例では、デフォルト開度設定用のス
トッパの位置でのスロットルシャフト軸トルク特性T1
(換言すればP1特性),T2(換言すればP2特性)
を次のように設定する。
【0138】
【数2】T1≧Mf×G+Vf T2≦Mf×G+Vf このように設定することで、T1,T2のスロットル軸
トルク特性を極力小さくしてスロットルデフォルト開度
位置付近のスロットル軸トルク段差T1−(−T2)を
小さくできるので、スロットル駆動制御の安定化を図り
得る。なお、T2<Mf×Ge+Vfの場合には、図1
6に示すように第2の付勢手段のT2が幾分犠牲になっ
てスロットルデフォルト開度位置に設定誤差が生じる
が、この誤差は車両側より要求される冷寒始動の燃焼に
必要な空気流量が確保できれば、スロットル開度の所期
の目的を達成できる。
【0139】k.更に、本例では、スロットルボディ1
5を挟んで、その一方側に減速ギヤ機構及びデフォルト
開度設定機構を配置し、他方側にスロットルポジション
センサ14を配置してなる。
【0140】上記構成によれば、ギヤ機構とスロットル
ポジションセンサ14とがスロットルボディ15に形成
された2つのボアを介して隔離配置される。一般にギヤ
機構等の機械的な摺動部(例えば金属間摺動)より摩耗
粉が生じ易いが、上記の隔離配置構造により摩耗粉がス
ロットルポジションセンサ14に侵入するのを防ぎ、ス
ロットルポジションセンサの性能劣化を防止できる。
【0141】また、モータ側ケーシング15A内にギヤ
機構と共にスロットルデフォルト開度設定機構を集約す
ることで、部品の集約化を図りスロットル装置全体の小
型化を図れる。更に、スロットルポジションセンサ14
をできるだけスロットルボディのセンタ寄りに配置で
き、その結果、スロットルシャフトの振れや曲りの影響
を排除して出力特性の変化を少なくすることができる。
【0142】なお、図8において、モータの端子12A
はシャフト18よりも天方向、即ち、スロットルボディ
を紙面裏側に位置するエンジンブロックに図8の如く、
天地方向になる様取付けこの時モータ端子12Aがシャ
フト18より上方に位置するようにする。これにより、
刷子の摩耗粉が端子部に堆積して端子部がショートする
問題がない。従って、スロットルボディの取付け姿勢が
変わればモータ端子が必ず天方向になる様モータとスロ
ットルボディの位置関係を変える。
【0143】図22はガス抜き孔(呼吸孔)の具体的断
面形状を示す。各ガス抜き孔にはゴム製のドレーンプラ
グD0 が差し込まれる。ドレーンプラグD0 には、外部
からの水の進入を防ぐ突起D1,D2が内周側に突出形成
されている。この突起D1 ,D2 は孔の外側に向かって
傾斜しており内部の水分は流出し易く工夫されている。
【0144】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電制スロ
ットル装置の高さ方向寸法を小さくできデットスペース
を小さくできた。又、別の発明では、デフォルト開度設
定機構或いは必要に応じてその他の機構(例えばリンプ
ホーム機構)も含めて、部品の集約化,合理化を図るこ
とでこれらの機構の搭載性の向上を図りつつ、従来より
も、機構上のフリクション低減,付勢手段の特性改善
(例えば、リンプホームスプリング等のばね特性の改
善)を図ることにより、スロットルアクチュエータ駆動
の負担の軽減,スロットル制御動作の安定化を達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図。
【図2】図1のA方向矢視図。
【図3】図1のB方向矢視図。
【図4A】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図4B】図4のE矢視図。
【図4C】図4のD矢視図。
【図4D】図4のレバー2とカム1′の動作説明図。
【図5】図4のカバ21をとりはずした時のC方向矢視
図。
【図6】上記第1の実施例の要部分解斜視図。
【図7】上記第1の実施例の要部断面図。
【図8】上記第1の実施例のエンジン取付状態を示す図
面で、(a)は全体図、(b)はモータ部の拡大図面。
【図9】図8のF方向矢視図。
【図10】図8のE方向矢視図。
【図11】本発明の動作原理を示す説明図。
【図12】本発明におけるスロットル軸トルク特性を示
す説明図。
【図13】上記の第3の実施例を示す断面図。
【図14】上記の第2の実施例を示す断面図。
【図15】実施例におけるスロットル開度とアクセル開
度の関係を説明する図面で、(a)は特性図、(b)は設
定角度を示す表である。
【図16】図4のD方向矢視図(図13のE方向矢視
図)。
【図17】図13のD分解斜視図。
【図18】第4の実施例の分解斜視図。
【図19】図18の要部断面。
【図20】第5の実施例を示す断面図。
【図21】図14の分解斜視図である。
【図22】ガス抜き孔(呼吸孔)とドレーンプラグの具
体的構成を示す図面。
【符号の説明】
1,1′…アクセルレバー、2…レバーA(リターンレ
バー)、3…レバーB(スロットルレバー)、4…第1
の付勢手段(リターンスプリング)、5…第2の付勢手
段(デフォルト開度用スプリング)、6…デフォルト開
度調節ねじ(第2のストッパ)、7…スロットル全閉位
置調節ねじ(第1のストッパ)、8…アクセル用リター
ンスプリング、9A,9B,10,11…ギヤ機構、1
2…モータ、13…アクセルポジションセンサ、14…
スロットルポジションセンサ、15…スロットルボデ
ィ、18…スロットルシャフト、24…スロットル弁、
42…スリーブ(第1のスリーブ)、45…スリーブ
(第2のスリーブ)、47…ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 11/10 F02D 11/10 N C 35/00 364 35/00 364G 45/00 364 45/00 364G (72)発明者 斉藤 康夫 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 徳元 茂 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 橋本 仁克 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 和山 永輔 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 臼井 俊文 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 深作 良範 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより開閉されるスロットル弁を、
    スロットルボディに形成された吸気通路に装着した内燃
    機関の電子制御スロットル装置において、前記吸気通路
    を2つのボアで構成し、各ボアにスロットル弁を装着し
    て前記モータで制御すると共に、アクセル装置が操作さ
    れていない時、当該モータで前記2つのスロットル弁を
    アイドル開度位置に操作することを特徴とする内燃機関
    の電子制御スロットル装置。
  2. 【請求項2】モータにより開閉するスロットル弁を、ス
    ロットルボディに形成された吸気通路に装着した内燃機
    関の電子制御スロットル装置において、前記スロットル
    弁の開度を検出すべく当該装置に設置されるセンサの外
    径と前記スロットル装置の高さをほぼ等しくしたことを
    特徴とする内燃機関の電子制御スロットル装置。
  3. 【請求項3】減速ギヤを介してモータにより開閉される
    スロットル弁を有する内燃機関の電子制御スロットル装
    置において、前記スロットル弁の開度を検出するセンサ
    が前記スロットル弁の駆動シャフトの前記ギヤが設けら
    れていない側に取付けられていることを特徴とする内燃
    機関の電子制御スロットル装置。
  4. 【請求項4】モータにより開閉されるスロットル弁を、
    スロットルボディに形成された吸気通路に装着した内燃
    機関の電子制御スロットル装置において、アクセルの操
    作量を検出するアクセルポジションセンサを収容したア
    クセルボックスが、スロットル弁の開度を検出するスロ
    ットルポジションセンサを収容したケースに保持されて
    いることを特徴とする内燃機関の電子制御スロットル装
    置。
  5. 【請求項5】モータにより開閉するスロットル弁を、ス
    ロットルボディに形成された吸気通路に装着し、前記ス
    ロットルボディに前記モータを取付けた内燃機関の電子
    制御スロットル装置において、前記スロットルボディに
    エンジン冷却水を通流する温水通路を設け、前記モータ
    および/または前記スロットルバルブの近くのスロット
    ルボディに熱伝導用のリブを設けて前記温水通路に熱伝
    達可能に構成したことを特徴とした内燃機関の電子制御
    スロットル装置。
  6. 【請求項6】モータにより開閉するスロットル弁を吸気
    通路に装着した内燃機関の電子制御スロットル装置にお
    いて、スロットルの開度を検出するスロットルポジショ
    ンセンサおよび/またはアクセルの操作量を検出するア
    クセルポジションセンサはメインとサブの2系統のセン
    サ組で構成されており、各センサは前記スロットル装置
    がエンジンに取付けられた状態で天側にセンサの電源,
    出力及びGND端子を有するメインコネクタ若しくはサ
    ブコネクタが、地側にセンサの電源、出力及びGND端
    子を有する残りのコネクタが設けられていることを特徴
    とする内燃機関の電子制御スロットル装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6記載のものにおいて、筒内
    直接燃料噴射装置の吸気装置として用いられたことを特
    徴とする内燃機関の電子制御スロットル装置。
  8. 【請求項8】モータにより開閉されるスロットル弁をス
    ロットルボディに形成された吸気路に装着した内燃機関
    の電子制御スロットル装置において、前記モータは、モ
    ータの取付ブラケットと前記スロットルボディとの間に
    金属プレートをはさんでねじ止めにより固定されている
    ことを特徴とする内燃機関の電子制御スロットル装置。
  9. 【請求項9】モータにより開閉されるスロットル弁をス
    ロットルボディに形成された吸気通路に装着してなる内
    燃機関の電子制御スロットル装置において、スロットル
    弁のデフォルト開度を決めるためのデフォルトストッパ
    を前記スロットルボディに一体成形されたボス部に取付
    けると共に、このボス部をスロットル弁が取付けられた
    スロットルシャフトの一端が延在するケース部に設け、
    前記スロットルシャフトに装着したレバーが前記デフォ
    ルト開度で前記デフォルトストッパに当接するよう構成
    した内燃機関の電子制御スロットル装置。
  10. 【請求項10】モータにより減速ギヤを介して開閉され
    るスロットル弁をスロットルボディに形成した吸気通路
    に装着してなる内燃機関の電子制御スロットル装置にお
    いて、スロットルボディのギヤを収納するケースおよび
    /またはスロットルセンサを収容するケースに呼吸孔を
    設けたことを特徴とする内燃機関の電子制御スロットル
    装置。
  11. 【請求項11】直流刷子モータにより開閉されるスロッ
    トル弁を吸気通路に装着してなる内燃機関の電子制御ス
    ロットル装置において、機関に前記スロットル装置を取
    付けた状態で、前記モータの端子がモータシャフトより
    天方向に位置するように構成したことを特徴とする内燃
    機関の電子制御スロットル装置。
  12. 【請求項12】モータにより開閉するスロットル弁を吸
    気通路に装着した内燃機関の電子制御スロットル装置に
    おいて、 前記スロットル弁の回転シャフトの端部に前記モータの
    トルクを増幅して伝達するギヤ機構を設け、当該シャフ
    トの他端には前記シャフトに閉及び開方向に作用する2
    種類のばねからなるばね機構が装着されている内燃機関
    の電子制御スロットル装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記ばね機構と前
    記回転シャフトの軸受との間に当該回転シャフトの回転
    位置を検出するスロットル開度センサを取付けた内燃機
    関の電子制御スロットル装置。
  14. 【請求項14】請求項12において、前記2種類のばね
    は、いずれも2本一組のばね対で構成されている電子制
    御スロットル装置。
  15. 【請求項15】請求項12及び14のいずれかにおい
    て、前記2種類のばねの一方は、前記スロットル弁の回
    転シャフトを閉方向に付勢するスロットル弁戻しばね
    (リターンスプリング)として構成されており、他方
    は、前記スロットル弁の回転シャフトを特定の開度位置
    まで強制的に回転させるデフォルトばねとして構成され
    ている内燃機関の電子制御スロットル装置。
  16. 【請求項16】請求項12において、前記ばね機構の開
    囲を包囲するケースが前記吸気通路が形成されたボディ
    に一体に形成されており、このケースにはアクセルの操
    作によって強制的に前記スロットル弁を開閉するリンプ
    ホーム機構が装着されている内燃機関の電子制御スロッ
    トル装置。
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