JPH10131773A - スロットル制御装置 - Google Patents

スロットル制御装置

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Publication number
JPH10131773A
JPH10131773A JP29008396A JP29008396A JPH10131773A JP H10131773 A JPH10131773 A JP H10131773A JP 29008396 A JP29008396 A JP 29008396A JP 29008396 A JP29008396 A JP 29008396A JP H10131773 A JPH10131773 A JP H10131773A
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JP
Japan
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motor
throttle
throttle body
housing
control device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29008396A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Kurita
洋孝 栗田
Satoshi Aoyama
諭志 青山
Masaru Shimizu
勝 清水
Toru Fujikawa
透 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ単体で機能する構成によりスロットル
ボデーへのモータの組付けの簡素化を図ると共に、放熱
性及び耐振性に優れ高精度を維持した空気流量制御を行
うこと。 【解決手段】 モータ30はハウジング31とプレート
32とでケーシングが構成され、軸受33,34を介し
てロータ軸35が軸支されている。モータ30のハウジ
ング31及びプレート32は両端でスロットルボデー1
0と嵌合やピン挿嵌され位置決め固定される。また、モ
ータ30はハウジング31の左端の外周縁31aを除き
スロットルボデー10に組付後、隙間に高熱伝導度を有
する充填材39が充填される。このため、モータ単体で
の性能試験が実施でき、嵌合部分が少なく組付けが簡単
で、放熱性及び耐振性が向上し高精度な空気流量制御が
実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
内燃機関のスロットル制御装置に関するもので、特に、
アクセルペダルの踏込量等に応じてモータを駆動しスロ
ットルバルブの開度を制御するスロットル制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクセルペダルの踏込量等に応じ
てモータを駆動しスロットルバルブの開度を制御する
『電子スロットルシステム』と称する内燃機関のスロッ
トル制御装置が知られている。このようなスロットル制
御装置においては、例えば、アクセルペダルの踏込量に
対応するアクセル開度を検出するアクセルセンサからの
信号に応じてモータに電流を流し、モータが駆動される
ことでスロットルバルブが開閉され吸入空気量が制御さ
れる。このとき、スロットルバルブのスロットル開度を
検出するスロットルセンサからの信号とアクセルセンサ
からの信号との偏差がなくなるようにモータに対して比
例・積分・微分制御(PID制御)によるフィードバッ
ク制御が実行されている。
【0003】これに関連する先行技術文献としては、特
開平7−166897号公報にて開示されたものが知ら
れている。このものでは、スロットルバルブを開閉する
モータのヨークを円筒状に形成し、スロットルボデーに
圧入または接着することによって固定している。また、
モータはそのロータ軸を支持する一方のベアリングの外
輪がスロットルボデーに固定されると共に、その内輪が
モータのロータ軸端部に圧入固定されている。そして、
モータのヨークと一体化されたハウジングはスロットル
ボデーにボルト等で固定されている。更に、他方のベア
リングの外輪がケーシングを介してスロットルボデーに
固定され、その内輪がロータ軸端部に隙間嵌めされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータのヨ
ークをスロットルボデー内に接着にて固定する場合に
は、アルミニウムで形成されたスロットルボデーの外部
からヨーク部に対して着磁することが困難であるため、
ヨーク内面に接着される磁性体は予め着磁しマグネット
としておくことが必要となる。このようなヨークにおい
ては、ロータの組付けの際に、ロータがマグネットに吸
引・吸着されたり、マグネットが異物を吸着したりし
て、ロータのヨーク内部への組付けが極めて困難であ
る。
【0005】また、モータのヨークをスロットルボデー
に圧入固定する場合には、加えて、ヨークとスロットル
ボデーとの圧入寸法が長いことによる組付け性の悪化及
び圧入時のヨーク変形によるマグネットの剥がれという
不具合が生じる。
【0006】そして、スロットルボデーへの組付け工程
の途中においては、モータとして単体で機能しないた
め、組付け最終工程の近くにならないと作動確認、性能
測定等を行うことができなかった。したがって、この段
階でモータの作動不良等が確認されたとしても、スロッ
トルボデーに圧入または接着されたモータは、再利用が
困難であり無駄な工数が発生するという不具合があっ
た。
【0007】更に、スロットルボデーには、通常、スロ
ットルバルブの低温時の作動不良防止のため、その一部
分に内燃機関の冷却水を通しているが、スロットルボデ
ー構造が複雑となることによる加工工数や部品点数の増
大を招き、冷却水配管の取回しも複雑でコストアップの
要因になるという不具合があった。
【0008】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、モータ単体で機能する構成と
することでスロットルボデーへのモータの組付けを簡素
化すると共に、モータの放熱性及び耐振性に優れ高精度
を維持した空気流量制御を行うことができるスロットル
制御装置の提供を課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるスロッ
トル制御装置は、内燃機関の吸気通路内の空気流量を調
節するスロットルバルブと、前記スロットルバルブを収
容するスロットルボデーと、一対の軸受部材が配設され
たケーシング内でロータを固設するロータ軸が回転自在
に軸支され、前記スロットルバルブを動力伝達機構を介
して開閉駆動するモータと、前記スロットルボデー内に
収容する前記モータのケーシングの周囲で前記ケーシン
グの両端の前記スロットルボデーとの固定部を除いて設
けられた隙間に充填する充填材とを具備するものであ
る。
【0010】請求項2にかかるスロットル制御装置は、
請求項1の前記充填材を、高熱伝導度を有する材料とす
るものである。
【0011】請求項3にかかるスロットル制御装置は、
請求項1または請求項2の前記モータが、前記ロータ軸
を前記スロットルバルブを固設するスロットル軸に略平
行とするものである。
【0012】請求項4にかかるスロットル制御装置は、
請求項1乃至請求項3のうちの何れか1つの前記モータ
が、前記ケーシングの外周形状のうち少なくとも前記ス
ロットルボデーの吸気通路側に近い部分を偏平とするも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態にかかるスロ
ットル制御装置の要部構成を示す断面図である。また、
図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
【0015】図1及び図2において、10はスロットル
ボデーであり、スロットルボデー10は軽量及び放熱性
を高めるためアルミニウム等にて形成され、スロットル
ボデー10に設けられた4箇所の取付穴10aを利用し
て内燃機関のインテークマニホルド(図示略)に取付け
られている。このスロットルボデー10の吸気通路10
b内には円板状のスロットルバルブ11がスロットル軸
12に設けられたスリット12aに挿入され2本のねじ
13にて固定されスロットル軸12と一体化されてい
る。このスロットル軸12はスロットルバルブ11の両
側がスロットルボデー10に配設された軸受14,15
にて回転自在に軸支されている。このスロットル軸12
の右端には扇形ギヤ16が回転方向に位置決めされ固定
されている。
【0016】スロットルボデー10の左端面でスロット
ルバルブ11が固定されたスロットル軸12と同軸上に
はスロットルバルブ11のスロットル開度を検出する周
知のスロットルセンサ20がねじ止め固定されている。
なお、21はスロットルバルブ11を常時、閉側に付勢
する付勢力を有する捩じりばねからなるリターンスプリ
ングであり、22はスロットルバルブ11をリターンス
プリング21の付勢力に打勝って常時、開側に付勢する
付勢力を有する捩じりばねからなるオープナスプリング
である。
【0017】また、スロットルボデー10にはモータ3
0が内蔵されている。このモータ30は磁性材料からな
るヨークとしてのハウジング31の右端にプレート32
が挿嵌され固定されている。このプレート32内に挿嵌
された軸受33とハウジング31内の左端に挿嵌された
軸受34とによりロータ軸35が回転自在に軸支されて
いる。また、ロータ軸35に固設されたロータ36はハ
ウジング31の内周面に接着されたマグネット37に対
向して配設されている。このように、モータ30はハウ
ジング31とプレート32にてケーシングが構成されて
いるためそれ自身単体で性能試験等を実施することがで
きる。
【0018】このロータ軸35の右端に固定されたピニ
オンギヤ38は、スロットルボデー10に軸支されたセ
カンダリギヤ18を介し、スロットル軸12に固定され
た扇形ギヤ16と噛合されている。このスロットルボデ
ー10の右側面に配設された動力伝達機構としてのピニ
オンギヤ38、セカンダリギヤ18及び扇形ギヤ16の
ギヤ列を覆うようにスロットルボデーカバー19が図示
しないねじによって固定されている。このように構成さ
れたスロットル制御装置においては、運転者の図示しな
いアクセルペダル操作等により設定された電流値により
モータ30が駆動されスロットルバルブ11が開閉され
ることでスロットルボデー10の吸気通路10bを通過
する空気流量が制御される。
【0019】次に、モータ30のスロットルボデー10
内への位置決め固定について上述の図1及び図2、更
に、図3及び図4を参照して述べる。なお、図3は図1
におけるスロットルボデー10からスロットルボデーカ
バー19を取外した状態を示す右側面図であり、図4は
図3からセカンダリギヤ18を取外した状態を示す図で
ある。
【0020】モータ30のハウジング31の左端の外周
縁31aがスロットルボデー10に嵌合されロータ軸3
5に垂直な回転方向(ラジアル方向)に位置決めされ
る。また、ハウジング31の右端に挿嵌され固定された
プレート32には、図4に示すように、2箇所に位置決
め用の穴32a,32bが穿設されており、この穴32
a,32bがスロットルボデー10側に予め植設された
位置決め用のピン25,26に挿嵌されることで、モー
タ30のハウジング31の右端のプレート32がロータ
軸35に垂直な回転方向(ラジアル方向)に位置決めさ
れる。
【0021】また、モータ30のハウジング31の左端
面31bがスロットルボデー10との隙間に配設された
弾性部材としての皿ばね17によって図1の右方向に付
勢される。そして、スロットルボデー10の右側面を覆
うように固定されたスロットルボデーカバー19の内面
には、図3に二点鎖線で示すように、ギヤ列のうちピニ
オンギヤ38及びセカンダリギヤ18と干渉しないよ
う、かつ、ピニオンギヤ38が固定されたロータ軸35
に対して対称となる位置に突起部19aが設けられ、そ
の突起部19aの先端がモータ30のプレート32の右
端面32cと当接されることで、モータ30はロータ軸
方向(スラスト方向)に位置決めされる。
【0022】ここで、モータ30のケーシングとしての
ハウジング31及びプレート32がスロットルボデー1
0内に挿嵌される際、ハウジング31の外周面とスロッ
トルボデー10との隙間には高熱伝導度を有する材料と
して、例えば、グリースやゴム等からなる充填材39が
充填される。この充填材39としては、隙間に充填され
たのちある程度硬化しその後の流動性が抑止されるもの
が選択される。この充填材39はモータ30の耐振性の
向上に加え、モータ30のロータ36の巻線部分等で発
生する熱をアルミニウム製からなる熱伝導度の高いスロ
ットルボデー10側に効率良く逃がす役目を有し、モー
タ30は所定の性能を安定して発揮できる。
【0023】また、モータ30からの熱によってスロッ
トルボデー10を介してスロットルバルブ11側が暖め
られるため、内燃機関の冷却水を通すことなく、低温時
の作動不良に対処でき信頼性を向上することができる。
なお、図1及び図2に示すように、モータ30のロータ
軸35がスロットルバルブ11を固設したスロットル軸
12に平行に配設されているため、モータ30からの熱
をスロットルバルブ11周辺のスロットルボデー10に
効率良く伝えることができる。更に、図2に示すよう
に、モータ30のハウジング31はロータ軸35に垂直
な断面が小判形、即ち、スロットルボデー10の吸気通
路10b側に近い部分が偏平形状に形成されているた
め、モータ30をスロットルボデー10の吸気通路10
b側に近づけて内蔵できるため、モータ30からの熱を
スロットルバルブ11周辺のスロットルボデー10に極
めて効率良く伝えることができる。
【0024】このようにして、スロットルボデー10内
でモータ30はロータ軸35に垂直な回転方向(ラジア
ル方向)及びロータ軸方向(スラスト方向)に位置決め
され固定される。これにより、モータ30のハウジング
31とプレート32との挿嵌による固定関係は、最終的
にスロットルボデー10内に組付けられたのち、スロッ
トルボデー10にスロットルボデーカバー19がねじ止
めされることで高い信頼性を有したものとなる。
【0025】上述したように、モータ30はハウジング
31とプレート32にてケーシングが構成されており、
それ自身単体で独立しているため、モータ30のマグネ
ット37は予め着磁されている必要がなく、ハウジング
31の内周面に接着後に着磁することができ、モータ3
0のロータ36等を組付ける際、ロータ36がマグネッ
ト37に吸引されて組付けが困難を極めるというような
不具合が解消される。
【0026】また、上述したように、モータ30をスロ
ットルボデー10に位置決め固定する際、モータ30の
長手方向であるロータ軸方向(スラスト方向)にはモー
タ30のハウジング31及びプレート32の両端のみを
利用した隙間嵌めとしているため、モータ30のヨーク
としてのハウジング31に歪み等が発生せずマグネット
37の剥がれという不具合が解消される。
【0027】そして、モータ30のハウジング31また
はプレート32をねじ等で固定する際のスペース増大や
そのトルク管理による組付工数の増加という不具合が解
消される。更に、上述したように、モータ30はそれ自
身単体で構成されており、モータ30はスロットルボデ
ー10に組付ける以前の早い段階で性能確認できるた
め、組付工数の無用な増加を予め抑えることができる。
【0028】このように、本実施の形態のスロットル制
御装置は、内燃機関の吸気通路内の空気流量を調節する
スロットルバルブ11と、スロットルバルブ11を収容
するスロットルボデー10と、一対の軸受33,34が
配設されたケーシングを構成するハウジング31及びプ
レート32内でロータ36を固設するロータ軸35が回
転自在に軸支され、スロットルバルブ11を動力伝達機
構としてのロータ軸35、ピニオンギヤ38、セカンダ
リギヤ18、扇形ギヤ16及びスロットル軸12を介し
て開閉駆動するモータ30と、スロットルボデー10内
に収容するモータ30のケーシングを構成するハウジン
グ31及びプレート32の周囲でそれらハウジング31
及びプレート32の両端のスロットルボデー10との固
定部としてのハウジング31の左端の外周縁31a及び
プレート32を除いて設けられた隙間に充填する充填材
39とを具備するものである。
【0029】したがって、モータ30単体の組立後に着
磁してマグネット37とすることができ組立が容易であ
り、モータ30単体で機能する構造であるため、前以て
モータ30単体での性能試験等を行い良品を選別できる
ため無駄な組付工数を省くことができる。また、ケーシ
ングをハウジング31及びプレート32で構成されたモ
ータ30は、スロットルボデー10内でそのハウジング
31及びプレート32の両端部分を除いて設けられたス
ロットルボデー10との隙間に充填材39が充填される
ことで、耐振性に優れ高精度で信頼性の高いスロットル
制御装置を構成することができる。
【0030】また、本実施の形態のスロットル制御装置
は、充填材39を高熱伝導度を有する材料とするもので
ある。したがって、モータ30は耐振性の向上に加え、
ロータ36の巻線部分等で発生する熱をスロットルボデ
ー10側に効率良く逃がすことができる。このため、モ
ータ30は所定の性能を安定して発揮できる。
【0031】そして、本実施の形態のスロットル制御装
置は、モータ30のロータ軸35をスロットルバルブ1
1を固設するスロットル軸12に略平行とするものであ
る。したがって、モータ30のロータ軸35がスロット
ルバルブ11を固設したスロットル軸12に平行に配設
されている。このため、モータ30からの熱をスロット
ルバルブ11周辺のスロットルボデー10に効率良く伝
えることができる。これにより、モータ30自身の放熱
性の向上のみならず、スロットルボデー10に内燃機関
の冷却水を通すことなく、低温時の作動不良に対処でき
信頼性を向上することができる。
【0032】更に、本実施の形態のスロットル制御装置
は、モータ30のケーシングを構成するハウジング31
及びプレート32の外周形状のうち少なくともスロット
ルボデー10の吸気通路10b側に近い部分を偏平とす
るものである。即ち、モータ30のハウジング31はロ
ータ軸35に垂直な断面が小判形、即ち、スロットルボ
デー10の吸気通路10bに近い部分が偏平形状に形成
されている。このため、モータ30をスロットルボデー
10の吸気通路10b側に近づけて内蔵でき、モータ3
0からの熱をスロットルバルブ11周辺のスロットルボ
デー10に効率良く伝えることができる。これにより、
モータ30自身の放熱性の向上のみならず、スロットル
ボデー10に内燃機関の冷却水を通すことなく、低温時
の作動不良に対処でき信頼性を向上することができる。
【0033】ところで、上記実施の形態では、弾性部材
としての皿ばね17を利用してモータ30のケーシング
を構成するハウジング31を図1の右方向に付勢するこ
とでモータ30のロータ軸方向(スラスト方向)の隙間
を除去しているが、これに限定されるものではなく、ウ
ェーブワッシャ、コイルばね、ゴム等の弾性体であっ
て、スロットルボデー10とハウジング31との間に配
設されることでロータ軸方向(スラスト方向)の隙間が
除去できるものであればよい。
【0034】また、上記実施の形態では、スロットルボ
デーカバー19に突設された突起部19aを利用してモ
ータ30のロータ軸方向(スラスト方向)に位置決め固
定するとしたが、これに限定されるものではなく、スロ
ットルボデー10側に突起部を設けたり、別部材を中間
に挟んでもよく、この際、ピニオンギヤ38やセカンダ
リギヤ18等を避け、更に、突起部19aが少なくとも
ピニオンギヤ38が挿嵌されたロータ軸35に対して対
称な位置となるように設け、即ち、モータ30のプレー
ト32に対して突起部19aが片当たりとなりモータ3
0の取付状態が不安定とならないようにすることが重要
である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のスロッ
トル制御装置は、内燃機関の吸気通路内の空気流量を調
節するスロットルバルブと、スロットルバルブを収容す
るスロットルボデーと、一対の軸受部材が配設されたケ
ーシング内でロータを固設するロータ軸が回転自在に軸
支され、スロットルバルブを動力伝達機構を介して開閉
駆動するモータと、スロットルボデー内に収容するモー
タのケーシングの周囲でケーシングの両端のスロットル
ボデーとの固定部を除いて設けられた隙間に充填する充
填材とを具備するものであり、モータ単体の組立後に着
磁してマグネットとすることができ組立が容易である。
また、モータはそれ自身単体で機能する構造であり、前
以てモータ単体での性能試験等を行い良品を選別できる
ため無駄な組付工数を省くことができると共に、モータ
はスロットルボデーに確実に位置決め固定され内蔵され
る。これにより、モータのスロットルボデー内への組付
け位置決めが簡単でかつ耐振性に優れ、隙間に充填材が
充填されることで更に耐振性が増し、高精度で信頼性の
高いスロットル制御装置を構成することができる。
【0036】請求項2のスロットル制御装置は、請求項
1の効果に加えて、充填材が高熱伝導度を有する材料と
するものであり、モータからの熱を充填材を介してスロ
ットルボデー側へ効率良く伝えることができる。これに
より、モータからスロットルボデー側への放熱性が向上
し、モータは安定した性能を発揮することができ高精度
なスロットル制御装置を構成することができる。
【0037】請求項3のスロットル制御装置は、請求項
1または請求項2の効果に加えて、モータのロータ軸を
スロットルバルブを固設するスロットル軸に略平行とす
るものであり、モータからの熱をスロットルバルブ周辺
に効率良く伝えることができる。これにより、モータか
らスロットルボデー側への放熱性が向上し、内燃機関の
冷却水を用いることなくスロットルバルブの低温時の作
動不良が解消され、モータは安定した性能を発揮するこ
とができ高精度なスロットル制御装置を構成することが
できる。
【0038】請求項4のスロットル制御装置は、請求項
1乃至請求項3のうち何れか1つの効果に加えて、モー
タのケーシングの外周形状のうち少なくともスロットル
ボデーの吸気通路側に近い部分を偏平とするものであ
り、モータの偏平な外周形状を利用してモータをスロッ
トルボデーの吸気通路側により近づけて内蔵することが
できる。これにより、モータからスロットルボデー側へ
の放熱性が向上し、内燃機関の冷却水を用いることなく
スロットルバルブの低温時の作動不良が解消され、モー
タは安定した性能を発揮することができ高精度なスロッ
トル制御装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施の形態にかかるスロッ
トル制御装置の要部構成を示す断面図である。
【図2】 図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 図3は図1におけるスロットルボデーからス
ロットルボデーカバーを取外した状態を示す右側面図で
ある。
【図4】 図4は図3からセカンダリギヤを取外した状
態を示す図である。
【符号の説明】
10 スロットルボデー 11 スロットルバルブ 12 スロットル軸 16 扇形ギヤ 17 皿ばね 18 セカンダリギヤ 19 スロットルボデーカバー 19a 突起部 25,26 ピン 30 モータ 31 ハウジング(ケーシング) 32 プレート(ケーシング) 32a,32b 穴 35 ロータ軸 36 ロータ 38 ピニオンギヤ 39 充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤川 透 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路内の空気流量を調節
    するスロットルバルブと、 前記スロットルバルブを収容するスロットルボデーと、 一対の軸受部材が配設されたケーシング内でロータを固
    設するロータ軸が回転自在に軸支され、前記スロットル
    バルブを動力伝達機構を介して開閉駆動するモータと、 前記スロットルボデー内に収容する前記モータのケーシ
    ングの周囲で前記ケーシングの両端の前記スロットルボ
    デーとの固定部を除いて設けられた隙間に充填する充填
    材とを具備することを特徴とするスロットル制御装置。
  2. 【請求項2】 前記充填材は、 高熱伝導度を有する材料であることを特徴とする請求項
    1に記載のスロットル制御装置。
  3. 【請求項3】 前記モータは、 前記ロータ軸が前記スロットルバルブを固設するスロッ
    トル軸に略平行であることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のスロットル制御装置。
  4. 【請求項4】 前記モータは、 前記ケーシングの外周形状のうち少なくとも前記スロッ
    トルボデーの吸気通路側に近い部分を偏平とすることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の
    スロットル制御装置。
JP29008396A 1996-10-31 1996-10-31 スロットル制御装置 Withdrawn JPH10131773A (ja)

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JP29008396A JPH10131773A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 スロットル制御装置

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