JPH06137172A - スロットル弁制御装置 - Google Patents

スロットル弁制御装置

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JPH06137172A
JPH06137172A JP4286187A JP28618792A JPH06137172A JP H06137172 A JPH06137172 A JP H06137172A JP 4286187 A JP4286187 A JP 4286187A JP 28618792 A JP28618792 A JP 28618792A JP H06137172 A JPH06137172 A JP H06137172A
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JP
Japan
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shaft
rotor
armature
throttle valve
hub
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4286187A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Matsuzawa
利男 松澤
Yasushi Shimizu
泰 清水
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06137172A publication Critical patent/JPH06137172A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーマチャとロータと電磁コイルとのクリア
ランスを一定にして、確実にアーマチャをロータに吸引
連結する。 【構成】 シャフト2はカラー10とコイルスプリング
5とによってボディ1に対して一定の位置に設けられ
る。このシャフト2にハブ11が固定され、さらにシャ
フト2に対して回動可能かつ軸方向移動が規制されてロ
ータ14が設けられる。これによって、ハブ11に板バ
ネ12を介して取り付けられたアーマチャ13と、ロー
タ14との間は所定のクリアランスに常に保たれる。ま
た、ボディ1に取り付けられる電磁コイル151とロー
タ14との間も所定のクリアランスに常に保たれる。上
記クリアランスを常に一定とできるため、電磁コイル1
51が通電状態となったとき確実にアーマチャ13をロ
ータ14へ吸引でき、モータ17の回動量を確実にバル
ブ3へ伝達することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスロットル弁制御装置に
関し、特にモータによってバルブ開度を制御するスロッ
トル弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットル弁制御装置として、特
開昭63−80039号公報に開示される「エンジンの
スロットル弁制御装置」が知られている。
【0003】このスロットル弁制御装置では、吸気通路
を備えたボディにシャフトが回動自在に取り付けられ、
このシャフトにスロットル弁が固定される。そして、シ
ャフトの端部には、クラッチ板として作用するアーマチ
ャが固定され、アーマチャのシャフト軸方向片側には、
モータにより駆動されるロータが設けられ、反対側には
アクセルリンクが設けられる。このアーマチャは、通常
運転時には、電磁コイルによってロータに連結される。
また、モータ故障による異常時には、電磁コイルへの通
電が遮断され、アーマチャはアクセルリンクに連結され
る。
【0004】このような上記従来技術のスロットル弁制
御装置は、通常運転時、アクセル操作量に応じてモータ
によりスロットル弁の開度を調節し、モータ故障などの
異常時、アクセル操作量に応じて回動するアクセルリン
クにスロットル弁を連動させてスロットル弁の開度を調
節する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スロットル弁制御装置によると、各部材の寸法公差の集
積から生じるガタによって、ロータとアーマチャとのク
リアランスや、アーマチャと電磁コイルとのクリアラン
スが所望のクリアランスより大きくなったり、小さくな
ったりする場合があった。このため、従来技術ではスロ
ットル弁への操作力を伝達できなくなったり、操作力を
遮断できなくなる恐れがあり、エンジンを所望の状態で
作動させることができなくなるという問題点があった。
【0006】またクリアランスが大きくなる時、電磁コ
イルに通電してアーマチャを確実に吸引する為に電磁コ
イルが大きくなるという問題があった。本発明は上記問
題に鑑み、スロットル弁への操作力を確実に伝達、遮断
し、エンジンを所望の状態とするスロットル弁制御装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、内部に吸気通路を形成するボディと、前記
ボディの前記吸気通路に設けられ、前記吸気通路の開度
を調節するスロットル弁と、前記スロットル弁に連結さ
れるシャフトと、前記シャフトの一端に設けられ、前記
スロットル弁を閉方向へ付勢するリターンスプリング
と、前記シャフトの一端に、前記リターンスプリングと
同軸に設けられ、前記シャフトを一端方向へ付勢する付
勢手段と、前記シャフトの他端に設けられ、前記付勢手
段によって前記シャフトの一端方向へ付勢されて前記ボ
ディに当接し、前記シャフトの軸方向移動を規制する規
制部材と、前記スロットル弁を開閉駆動する駆動手段
と、前記シャフトの他端に固定され、前記シャフトとと
もに回動するハブと、前記ハブから前記ボディへ向かっ
て所定距離離れた前記シャフトに回動可能かつ軸方向移
動が規制されて取り付けられ、前記駆動手段により回動
されるロータと、前記ロータと連結可能に前記ハブに設
けられ、前記ロータと連結するとき前記ロータの回動を
前記シャフトへ伝達するアーマチャと、前記ボディに前
記ロータに対向して固定され、通電されると前記アーマ
チャと前記ロータとを連結させ、通電が規制されると前
記アーマチャと前記ロータとの連結を遮断する電磁コイ
ルとを備えたことを特徴とするスロットル弁制御装置、
という技術的手段を採用する。
【0008】
【作用】以上に述べた本発明のスロットル弁制御装置の
構成によると、ボディの吸気通路に設けられたスロット
ル弁を固定するシャフトの一端側には、スロットル弁を
閉方向に付勢するリターンスプリングと、シャフトを一
端方向へ付勢する付勢手段とが設けられる。そして、シ
ャフト他端側には規制部材が設けられ、この規制部材は
付勢手段によってシャフトの一端方向へ付勢されてボデ
ィに当接する。これによってシャフトの軸方向移動は規
制される。また、シャフト他端側には、ハブが固定さ
れ、さらにハブからボディに向かって所定距離離れた位
置にロータが設けられる。このロータは、シャフトに対
して回動可能かつ軸方向移動が規制されて取り付けら
れ、駆動手段によって回動される。そして、ハブに設け
られるアーマチャは、ロータに対向してボディに固定さ
れる電磁コイルが通電されるとロータに連結され、駆動
手段によってスロットル弁は回動する。一方、通電が規
制されるときには連結は遮断され、リターンスプリング
によりスロットル弁は閉方向に付勢される。
【0009】ここで、シャフト上でのロータの軸方向移
動は規制されているため、ロータとシャフトに固定され
るハブとのクリアランスは一定に保たれる。したがっ
て、ハブに設けられたアーマチャとロータとのクリアラ
ンスも一定に保持される。
【0010】また、シャフトのボディに対する軸方向移
動が規制されるため、ボディとシャフト上での軸方向移
動が規制されたロータとのクリアランスは一定に保たれ
る。したがってボディに固定された電磁コイルとロータ
とのクリアランスは一定に保たれる。
【0011】上記電磁コイルとロータとのクリアラン
ス、およびロータとアーマチャとのクリアランスが一定
に保たれることにより、電磁コイルとアーマチャとのク
リアランスも一定に保たれる。したがって、上記クリア
ランスが所望のクリアランスに保たれるため、電磁コイ
ルが通電されると、確実にアーマチャとロータとは連結
され、電磁コイルの通電が規制されると、確実にアーマ
チャとロータとの連結は遮断される。このため、駆動手
段からのスロットル弁への操作力は確実に伝達、遮断さ
れる。又、クリアランスを小さく設定できる為電磁コイ
ルを最適総計でき、小型化が可能となる。
【0012】また、上記付勢手段がリターンスプリング
と同軸に設けられることによって、軸方向の短縮化が達
成されるため装置の小型化が図られる。
【0013】
【実施例】本発明を適用したスロットル弁制御装置の一
実施例を説明する。図1は、本実施例のスロットル弁制
御装置の部分断面図である。
【0014】吸気通路が内部に形成されるボディ1に
は、スロットル弁であるバルブ3が設けられている。こ
のバルブ3は、ボディ1にボールベアリング8、9を介
して回動自在に取り付けられるシャフト2に固定され
る。そして、シャフト2の回動によってバルブ3も回動
し、吸気通路を通過する吸気量を調整する。
【0015】シャフト2の図中右側端部には、中空皿状
部材であるプレート7が設けられている。このプレート
7は、シャフト2にすき間ばめされ、ボールベアリング
8の内輪に当接する位置に設けられる。さらにシャフト
2には、中空皿状部材であるプレート6が、プレート7
に対向するようにボルトによって固定されている。そし
て、このプレート6とプレート7との間には、付勢手段
であるコイルスプリング5が設けられている。このコイ
ルスプリング5によって、プレート6はボディ1に対し
て図中右方向へ付勢される。つまり、コイルスプリング
5は、ボディ1に対してシャフト2を常に図中矢印の方
向へ付勢する。なお、このコイルスプリング5はエンジ
ンで発生する振動によって、シャフト2が軸方向へ振動
しようとするときにも、その振動を抑制する程度の付勢
力を有するものとする。
【0016】また、シャフト2の図中右側端部には、樹
脂製のブッシング40が固定されている。このブッシン
グ40には、バルブ3の開度を検出するバルブ開度セン
サ42へバルブ開度を伝達するセンサレバー41がモー
ルドされている。さらに、センサレバー41のフックに
一端が係止され、他端がボディ1に係止されるリターン
スプリング4が設けられる。このリターンスプリング4
はバルブ3を閉じる方向へ付勢する。
【0017】シャフト2を回動支持するボールベアリン
グ9の外周には、ステータ15が図示されないスクリュ
でボディ1に固定される。このステータ15の内部に
は、電磁コイル151が備えられる。この電磁コイル1
51は電流が供給されると電磁力を発生し、後述のアー
マチャ13を図中右方向へ吸引する。
【0018】また、ボールベアリング9付近のシャフト
2には、段付き部22が形成されている。この段付き部
22と突き当たるように円筒部材のカラー10が、シャ
フト2に対してすき間ばめまたは圧入されている。さら
に、カラー10の左側端面に当接する略円板状のハブ1
1がシャフト2に圧入され、ナットで固定される。これ
によって、カラー10はシャフト2の段部22とハブ1
1との間にすき間なく挟み込まれシャフト2と一体とさ
れる。また、コイルスプリング5がシャフト2を図中右
方向へ引っ張るため、カラー10の右側端面はボールベ
アリング9の内輪と常に当接する。したがって、シャフ
ト2のガタは防止され、シャフト2はボディ1に対して
常に同一位置に保持される。
【0019】このカラー10の外周には、軸受141が
カラー10に対して回動可能かつカラー10のつば部1
01に当接するように取り付けられる。この軸受141
の軸方向寸法L2は、カラー10のつば部101端面か
らハブ11の端面までの長さよりは短いが、製造公差上
許容されるだけ長い寸法となっている。これによって、
軸受141のシャフト2上の軸方向ガタが可能な限り規
制される。そして、軸受141の外周には、磁性材によ
って形成され、ステータ15と対向する略円板状のロー
タ14が圧入又は一体焼結等の手段で固定される。した
がって、ロータ14はシャフト2に対して回動自在とな
るとともに、シャフト2上での軸方向移動が規制され
る。なお、このロータ14の電磁コイル151に対向す
る部分には、非磁性材によって形成された非磁性部14
aが設けられる。
【0020】また、上記ロータ14の外周面にはギア1
42が形成され、このギア142は、ギア16と噛み合
わされる。このギア16は、ボディ1に取り付けられる
モータ17の回転軸に取り付けられ、モータ17の回転
をロータ14へ伝達する。また、モータ17は図示しな
いエンジン制御装置から出力される信号によって駆動さ
れる。
【0021】シャフト2に固定されるハブ11には、中
空円板状の板バネ12がリベット又はかしめによって固
定される。そして、板バネ12には、中空円板部材であ
るアーマチャ13がロータ14に対向して固定される。
これによって、アーマチャ13はシャフト2と一体に回
動する。また、アーマチャ13は、板バネ12によって
図中左方向へ常に付勢される。そして、アーマチャ13
は、上記電磁コイル151が通電される際に発生する電
磁力によって吸引され、板バネ12の付勢力に抗して図
中右方向へ移動する。そしてロータ14と摩擦結合する
ことによって、アーマチャ13はロータ14と一体に回
動する。これによって、ロータ14の回動はシャフト2
へ伝達され、バルブ3は回動する。このとき、ロータ1
4に形成された非磁性部14aによって、ロータ14と
アーマチャ13と電磁コイル151との間に磁路が形成
され、アーマチャ13とロータ14とは確実に連結され
る。
【0022】ここで、上記のように、ハブ11はシャフ
ト2に固定され、さらにロータ14はシャフト2上での
軸方向移動が規制されるように設けられているため、シ
ャフト2上におけるロータ14とハブ11とのクリアラ
ンスは一定に保たれる。このため、ハブ11に固定され
るアーマチャ13とロータ14とのクリアランスは一定
に保たれる。
【0023】また、上記の如く、シャフト2はボディ1
に対して常に同一位置に保持されている。このシャフト
2にハブ11が固定されているため、ボールベアリング
9の外輪とボディ1との当接面をボディ1の基準面とす
ると、この基準面からハブ11までの寸法は図中のL1
で常に一定に保たれる。したがって、ハブ11に固定さ
れるアーマチャ13の位置は、上記基準面に対して一定
に保たれる。さらに、電磁コイル151を備えるステー
タ15は、ボディ1に固定されている。このため、アー
マチャ13と電磁コイル151とのクリアランスは一定
に保たれる。
【0024】さらに、シャフト2上でのロータ14とハ
ブ11とのクリアランスは一定であり、さらにボディ1
の基準面からハブ11までの寸法がL1で保持されてい
るため、この基準面からロータ14までの距離は一定に
保持される。したがって、ボディ1に固定される電磁コ
イル151とロータ14とのクリアランスは一定に保た
れる。
【0025】したがって、アーマチャ15とロータ14
とのクリアランスおよびロータ14と電磁コイル151
とのクリアランスを一定に保つことができる。以下、本
実施例の作動を説明する。
【0026】通常時、ステータ15のコイル151は通
電状態にされ、アーマチャ13はロータ14へ吸引され
ている。このとき、図示しないアクセルが踏み込まれる
と、アクセル操作量に基づいたバルブ3の開度が図示し
ないエンジン制御装置で演算される。そして、この開度
に応じてモータ17を駆動させる信号が出力され、この
信号に応じてモータ17は駆動される。モータ17の駆
動により、ギア16とロータ14とアーマチャ13とを
介してシャフト2が回動し、バルブ3は所望の開度に制
御される。
【0027】ここで、図示しないアクセル操作量センサ
で検出されるアクセル操作量と、バルブ開度センサ42
で検出されるバルブ開度との偏差が所定時間経過しても
所定偏差以上である場合、モータ17に異常が生じたと
判断される。このとき、、コイル151への通電は遮断
される。これによって、アーマチャ13が板バネ12に
よりハブ11側へ戻されるため、ロータ14はシャフト
2に対して回動自在となる。すると、バルブ3はリター
ンスプリング4の付勢力によって全閉とされる。このた
め、モータ17の不具合が発生しても、車両を安全に停
止させることが可能となる。
【0028】上述の如くアーマチャ13とロータ14と
のクリアランス、およびロータ14と電磁コイル151
とのクリアランスを常に一定に保つことができる。した
がって、電磁コイル151で発生する電磁力によるアー
マチャ13とロータ14との連結、遮断を確実に行うこ
とができ、モータ17からのバルブ3への回動量を確実
に伝達、遮断することができるため、エンジンを所望の
状態に作動することができる。
【0029】また、各部材ごとの寸法公差の集積によっ
て、各部材のガタが生じたとき、このガタをも考慮にい
れた電磁力を発生させるために、電磁コイル151を大
型化させるといった不具合も解消できる。したがって、
電磁コイル151の小型化を図ることができ、ひいては
装置全体の小型化が図られ、エンジンへの搭載性を向上
することができる。
【0030】また、コイルスプリング5の付勢力がエン
ジン振動によって発生する力よりも大きくされているた
め、エンジン振動下においてもボディ1に対するシャフ
ト2の位置は一定とされるため、エンジン振動下におい
ても各部材間のクリアランスを一定に保つことが可能と
なる。
【0031】さらに、コイルスプリング5は、リターン
スプリング4と同軸上に設けられているため、装置の軸
方向長さを短縮することができる。これによって装置の
小型化を図ることができる。
【0032】また、図2に示すように、上記第1実施例
のカラー10の円筒部をハブ11と一体にして、ハブ1
1を軸方向右方向へ延長させた形状としてもよい。この
実施例では、ボールベアリング9の内輪と当接するプレ
ート18がシャフト2にすき間ばめされ、このプレート
18とハブ11との間に、軸受141がシャフト2に対
して回転自在に設けられる。
【0033】さらに、図3に示すように、上記第1実施
例の軸受141をボールベアリング142とし、このボ
ールベアリング142をカラー103とハブ11とで挟
持し、位置決めさせてもよい。
【0034】上記図2、図3に示す構成としても、上記
第1実施例と同様に各部材間のクリアランスを一定に保
つことができ、装置の確実な作動を得ることができる。
また、電磁コイル151の小型化を図ることも可能であ
る。
【0035】次に、図4に示す実施例は、上記図3に示
す実施例の構成において新たな構成を追加したものであ
り、具体的には、アクセル操作量に応じて回動するアク
セルレバーによってバルブ3を直接回動させる機構を追
加したものである。なお、図4の状態は、電磁コイル1
51が非通電状態のときである。また、図4に付された
番号で図1の番号と同一のものは、上記実施例で説明し
てあるため説明を省略する。
【0036】アーマチャ13の図中左側には、ピン部1
31がろう付け等によって固定される。そして、カバー
33には、アクセルレバーシャフト31がボールベアリ
ング27、28によって回動支持される。また、オイル
シール43によって、アクセルレバーシャフト31とカ
バー33とのシール性が確保される。
【0037】アクセルレバーシャフト31の図中右側端
部には、アーマチャ13に対向するアクセルロータ26
が設けられる。このアクセルロータ26は、ろう付け等
によってアクセルレバーシャフト31に固定される円板
状部材である。さらにアクセルロータ26には、穴26
aが形成される。そしてこの穴26aには、電磁コイル
151が非通電状態であるとき、アーマチャ13のピン
部131が所定かかり代L3で嵌入し、アクセルロータ
26とアーマチャ13とは連結される。
【0038】さらに、アクセルレバーシャフト31の左
側端部には、図示しないアクセルペダルによって回動す
るアクセルレバー25が圧入され、ナット締め等で固定
される。また、ボールベアリング28とアクセルレバー
25との間のアクセルレバーシャフト31の外周には、
カラー32が設けられる。このカラー32はボールベア
リング28の内輪端面と、アクセルレバー25の端面と
に当接する。また、カラー32の外周にはリターンスプ
リング30が設けられる。このリターンスプリング30
は、一端がカバー33に係止され、他端はアクセルレバ
ー25に係止され、アクセルレバー25を常に閉方向へ
付勢する。
【0039】なお、上記アクセルレバーシャフト31を
回動支持するボールベアリング28とカバー33との間
に設けられるウェーブワッシャ29によって、ボールベ
アリング28の外輪は図中左方向へ付勢される。この付
勢力は、ボールベアリング28の内輪、カラー32、ア
クセルレバー25を介してアクセルレバーシャフト31
を図中左方向へ作用させる。さらに、この付勢力がアク
セルロータ26から、ボールベアリング27の内輪に伝
達され、ボールベアリング27の外輪がカバー33と当
接することにより、アクセルレバー25とアクセルレバ
ーシャフト31とアクセルロータ26とは、カバー33
に対して回動可能であり、かつ軸方向の移動が規制さ
れ、常に一定の位置に保たれる。なお、このウェーブワ
ッシャ28がボールベアリング26に作用させる付勢力
はエンジン振動によって発生する力よりも大きくされ
る。
【0040】以下、この実施例の作動を説明する。通常
時、電磁コイル151は通電され、アーマチャ13はロ
ータ14へ連結される。そして、モータ17の駆動によ
ってバルブ2は回動する。そして、モータ17に異常が
発生したとき、電磁コイル151への通電が遮断され、
アーマチャ13は板バネ12の付勢力によって右方向へ
移動する。そして、アクセルロータ26の穴26aに、
アーマチャ13のピン部131が上記かかり代L3で嵌
入することによって、アクセルロータ26とアーマチャ
13とは連結される。これによって、図示しないアクセ
ルによって直接バルブ2を開閉することが可能となる。
したがって、モータ17異常時にも車両を運転すること
ができる。
【0041】上述の構成に示す如く、アクセルロータ2
6のカバー33に対する位置が一定に保持される。この
ため、ボディ1に取り付けられるカバー33の寸法精度
を確実に管理することによって、アクセルロータ26の
穴26aへアーマチャ13のピン部131が嵌入すると
きの所定かかり代L3を、常に一定に保つことができ
る。また、この実施例では上記ウェーブワッシャ28が
ボールベアリング26に作用させる付勢力はエンジン振
動によって発生する力よりも大きい。このため、エンジ
ン振動下においても上記かかり代L3を一定に保つこと
が可能となる。
【0042】このように上記かかり代L3が一定とされ
ることで、電磁コイル141が非通電状態となったとき
には、確実にアーマチャ13とアクセルロータ26とを
連結することができる。したがって、アクセル操作量に
応じてバルブ3を確実に駆動することができる。
【0043】
【発明の効果】以上に述べた本発明のスロットル弁制御
装置の構成および作用によると、アーマチャとロータと
のクリアランス、および電磁コイルとロータとのクリア
ランスを一定に保持できるため、電磁コイルとアーマチ
ャとのクリアランスも一定に保つことができる。このた
め、電磁コイルが通電されたときアーマチャとロータと
を確実に連結し、通電が規制されたときこの連結を確実
に遮断することができる。したがって、駆動手段からの
スロットル弁への操作力を確実に伝達、遮断することが
できるため、エンジンを所望の状態で作動させることが
できる。
【0044】また、クリアランスを小さく設定できるの
で、電磁コイルを小さくすることができる。さらに、付
勢手段をリターンスプリングと同軸上に設けることによ
り、軸方向長さを短縮できる。このため、装置の小型化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスロットル弁制御装置
の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 シャフト 3 バルブ 4 リターンスプリング 5 コイルスプリング 10 カラー 11 ハブ 12 板バネ 13 アーマチャ 14 ロータ 17 モータ 151 コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に吸気通路を形成するボディと、 前記ボディの前記吸気通路に設けられ、前記吸気通路の
    開度を調節するスロットル弁と、 前記スロットル弁に連結されるシャフトと、 前記シャフトの一端に設けられ、前記スロットル弁を閉
    方向へ付勢するリターンスプリングと、 前記シャフトの一端に、前記リターンスプリングと同軸
    に設けられ、前記シャフトを一端方向へ付勢する付勢手
    段と、 前記シャフトの他端に設けられ、前記付勢手段によって
    前記シャフトの一端方向へ付勢されて前記ボディに当接
    し、前記シャフトの軸方向移動を規制する規制部材と、 前記スロットル弁を開閉駆動する駆動手段と、 前記シャフトの他端に固定され、前記シャフトとともに
    回動するハブと、 前記ハブから前記ボディへ向かって所定距離離れた前記
    シャフトに回動可能かつ軸方向移動が規制されて取り付
    けられ、前記駆動手段により回動されるロータと、 前記ロータと連結可能に前記ハブに設けられ、前記ロー
    タと連結するとき前記ロータの回動を前記シャフトへ伝
    達するアーマチャと、 前記ボディに前記ロータに対向して固定され、通電され
    ると前記アーマチャと前記ロータとを連結させ、通電が
    規制されると前記アーマチャと前記ロータとの連結を遮
    断する電磁コイルとを備えたことを特徴とするスロット
    ル弁制御装置。
JP4286187A 1992-10-23 1992-10-23 スロットル弁制御装置 Withdrawn JPH06137172A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6240899B1 (en) * 1996-09-03 2001-06-05 Hitachi, Ltd. Throttle valve device for an internal combustion engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6240899B1 (en) * 1996-09-03 2001-06-05 Hitachi, Ltd. Throttle valve device for an internal combustion engine

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