JP2810266B2 - 内燃機関用スロットルアクチュエータ - Google Patents

内燃機関用スロットルアクチュエータ

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JP2810266B2
JP2810266B2 JP3322826A JP32282691A JP2810266B2 JP 2810266 B2 JP2810266 B2 JP 2810266B2 JP 3322826 A JP3322826 A JP 3322826A JP 32282691 A JP32282691 A JP 32282691A JP 2810266 B2 JP2810266 B2 JP 2810266B2
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throttle
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輝彦 嶺岸
直行 田中
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Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用スロットルバ
ルブを駆動するスロットルアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンに吸入空気を供給する吸入筒に
はスロットルバルブが設けられている。このスロットル
バルブを開閉することによってエンジンに吸入される空
気を制御する。このスロットルバルブをモータ等によっ
て駆動しスロットルバルブの開度を任意に設定すること
によって、エンジンの運転状態を最適に維持したり、あ
るいは、車両の走行状態を環境状態に適合させるように
する技術は知られている。
【0003】一方、スロットルバルブを駆動するモータ
等の装置が故障したときは、スロットルバルブの制御が
不能になる。そのため、例えば、特開平2−30933号公報
に記載されているように、モータとスロットルバルブの
間に通電があるとトルクを伝達するモータ側クラッチを
設け、さらに、アクセルペダルとスロットルバルブの間
に通電があるとトルクを遮断するアクセル側クラッチを
設け、モータが故障したときには、モータ側クラッチと
アクセル側クラッチの通電を停止して、モータとスロッ
トルバルブを切り離すと共にアクセルペダルとスロット
ルバルブを機械的に接続する技術が考え出された。
【0004】
【0005】
【0006】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来技術では、運転開始時の、モータ側クラッチ及びアク
セル側クラッチの通電のタイミングについて何の配慮も
されていなかった。即ち、アクセルを踏み込んだ状態で
キースイッチをオンすると両方のクラッチに同時に通電
される結果、スロットルバルブが半開きの状態でモータ
アクチュエータに接続されてしまう。これでは運転開始
時にスロットルバルブの零点が正確に検出できないう
え、運転開始時にエンジン回転数がいきなり高回転にな
ってしまうという問題がある。
【0008】本発明の目的は、運転開始時に、電気的な
信号によって制御される駆動手段側クラッチ及びアクセ
ル側クラッチへの通電を適切に制御して、運転開始時に
アクセルを踏み込んでいるか否かに関わらず正確な零点
調整を可能にすると共に、運転開始時にエンジン回転数
がいきなり高回転にならないようにする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、エンジンに吸入空気を供給する吸気筒と、前記吸気
筒内に設けられたスロットルバルブと、無通電時に非接
続状態である第1のクラッチと、無通電時に接続状態で
ある第2のクラッチと、前記第1のクラッチを介して前
記スロットルバルブに接続された電気的な信号によって
制御される駆動手段と、前記第2のクラッチを介して前
記スロットルバルブに接続されたアクセルペダルとを有
する内燃機関用スロットル制御装置において、運転開始
時に前記第2のクラッチに通電し、その後所定時間の経
過を待ってから、前記第1のクラッチに通電するコント
ロールユニットを備えるように構成した。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】上記発明によれば、運転開始時、まずアクセル
側クラッチの接続が解除され、所定時間中は電気的な信
号によって制御される駆動手段側の前記第1のクラッ
チ、及びアクセルペダル側の前記第2のクラッチが両方
とも接続が解除された状態となり、その後前記第1のク
ラッチが接続される。この両クラッチの解放期間中にス
ロットルバルブはリターンスプリングで確実に全閉位置
(零点位置)まで閉じる。従って、このとき全閉学習を
すれば、正確な全閉学習が可能となる。また、アクセル
が踏み込まれていても、この期間はスロットルバルブは
全閉となるので、エンジンの回転数を低回転状態に維持
でき、運転開始時に回転数が吹き上がることがない。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図2はシステム全体の構成図である。エアクリーナ
1から吸入された空気は吸気筒2を通りエンジン3に供
給される。吸気筒2にはエンジン3に供給する吸入空気
量を制御するスロットルバルブ4が配されている。
【0018】吸気筒2のなかにスロットルシャフト5が
軸支されるように設けられ、また、スロットルシャフト
5はスロットルバルブ4に固着される。そのために、ス
ロットルシャフト5が回転されスロットルバルブ4が開
かれるとエンジン3に供給される空気量が増加し、逆
に、スロットルシャフト5が反対方向に回転されスロッ
トルバルブ4が閉じられるとエンジン3に供給される空
気量が減少する。
【0019】一方、スロットルシャフト5の一端はアク
セル側クラッチ6を介してアクセルレバー7に接続され
る。さらに、アクセルレバー7はアクセルワイア8を介
してアクセルペダル9に接続される。アクセルペダル9
が踏み込まれるとアクセルワイア8を介してアクセルレ
バー7が回転されるが、コントロールユニット10から
の信号によりアクセル側クラッチ6が“接”状態となっ
たときのみ、この回転力はスロットルシャフト5に伝わ
る。また、アクセルレバー7の回転位置はアクセルポジ
ションセンサ11により検出され、アクセルポジション
センサ11の出力信号はコントロールユニット10に入
力される。
【0020】さらに、スロットルシャフト5の他端はモ
ータ側クラッチ12を介してモータ13に接続される。
このモータ13はコントロールユニット10からの信号
により回転が制御される。モータ13の回転力は、コン
トロールユニット10からの信号によりモータ側クラッ
チ12が“接”状態となったときのみ、スロットルシャ
フト5に伝わる。また、スロットルシャフト5の回転位
置はスロットルポジションセンサ14により検出され、
スロットルポジションセンサ14の出力信号はコントロ
ールユニット10に入力される。
【0021】さらに、スロットルバルブ4を開閉する機
構について、図1を用いて、詳細に説明する。前述のよ
うに、アクセルペダル9の踏み込み力はアクセル側クラ
ッチ6を介してスロットルシャフト5に伝えられるが、
このアクセル側クラッチ6はクラッチコイル21及びア
ーマチュア22より構成されている。アクセル側クラッ
チ6の詳細は後述するが、アクセル側クラッチ6は電流
が供給されない状態でトルクを導達するようになってい
る。すなわち、クラッチコイル21に通電がないと、ア
クセルペダル9の踏み込み力がスロットルシャフト5の
回転力として伝達される。逆に、クラッチコイル21に
通電があると、アクセルペダル9の踏み込み力は遮断さ
れ、スロットルシャフト5に伝達されない。
【0022】また、アクセル側クラッチ6は、スロット
ルシャフト5とスロットルレバー7の相対的変位が所定
の関係になったときのみに、アクセルペダル9の踏み込
み力をスロットルシャフト5の回転力として伝達するよ
うになっている。アーマチュア22には凸状の噛み合い
歯部31が設けられており、また、クラッチコイル21
には凹状の噛み合い歯部30が設けられている。この凸
状の噛み合い歯部31と凹状の噛み合い歯部30が噛み
合ったときにアクセルペダル9の踏み込み力はスロット
ルシャフト5の回転力として伝達される。凸状の噛み合
い歯部31と凹状の噛み合い歯部30が互いに噛み合っ
たときに、アクセルペダル9から足が離されていると、
スロットルバルブ4が全閉状態となるように凸状の噛み
合い歯部31と凹状の噛み合い歯部30は設定されてい
る。
【0023】アクセル側クラッチ6のクラッチコイル2
1にはリターンスプリング26が係合され、リターンス
プリング26の他端はスプリングピン27に係合され
る。このリターンスプリング26は、スロットルバルブ
4が閉じる方向に、スロットルシャフト5を付勢してい
る。したがって、アクセルペダル9の踏み込みが、アク
セルレバー7及びアクセル側クラッチ6を介して、スロ
ットルシャフト4に伝達されないときは(正確には、な
おかつ、モータ13のトルクがスロットルバルブ4に伝
達されていないとき)、このリターンスプリング26に
より、スロットルバルブ4は閉じた状態にある。
【0024】モータ13の回転力は、トライブギア29
とトリブンギア28により減速されて、モータ側クラッ
チ12に伝達される。モータ側クラッチ12はアーマチ
ュア23及びクラッチコイル24より構成されている。
このモータ側クラッチ12の詳細は後述するが、モータ
側クラッチ12は電流が供給されるとトルクを伝達す
る。すなわち、モータ側クラッチ12に通電がないとモ
ータ13の回転力はスロットルシャフト5に伝達され
ず、逆に、モータ側クラッチ12に通電があるとモータ
13の回転力はスロットルシャフト5に伝達される。
【0025】次に、アクセル側クラッチ6及びモータ側
クラッチ12の詳細をそれぞれ図3及び図4を用いて説
明する。
【0026】図3はアクセル側クラッチ6の詳細を示す
図である。スロットルシャフト5の外周にはロータ36
が圧入され、スロットルシャフト5の外周にロータ36
が固着される。ロータ36の外周に係合しスロットルシ
ャフト5の軸方向に摺動可能に移動板37が設けられて
いる。ロータ36の外周には軸受メタル32を介して回
転自在に取付板33が設けられている。取付板33と移
動板37の間にはコイル巻線35が配される。コイル巻
線35は、取付板33に固着され、取付板33と一体と
なってロータ36の外周を回転する。移動板37と対向
して、スロットルシャフト5の外周にメタル軸受31を
介して自在にアーマチュア22が配される。移動板37
は、戻しバネ34により付勢されて、アーマチュア22
の方向に移動し、アーマチュア22に接するまで移動す
る。なお、移動体37には凹状の噛み合い歯部31が設
けられてあり、一方、アーマチュア22には凸状の噛み
合い歯部30が設けられている。この凸状の噛み合い歯
部30と凹状の噛み合い歯部31はアクセルペダル9と
スロットルバルブ4が相対的に所定の位置になったとき
に、噛み合うものである。具対的には、アクセルペダル
9が全く踏み込まれていない状態でスロットルバルブ4
が全閉になる状態に対応するように、凸状の噛み合い歯
部30と凹状の噛み合い歯部31の相対的な変位が規定
されたときに、凸状の噛み合い歯部30と凹状の噛み合
い歯部31が互いに噛み合う。
【0027】また、コイル巻線35に通電がないときに
は移動板37は戻しバネ34によりアーマチュア22に
接するまで移動する。この状態のときに、アクセルペダ
ル9の踏み込み力はアクセルワイヤ8及びアクセルレバ
ー7を介してアーマチュア22に伝えられる。この伝え
られたアクセルペダル9の踏み込み力はさらに、移動板
37及びロータ36を介してスロットルシャフト5に伝
えられる。一方、コイル巻線35に通電がなされると、
移動板37は戻しバネ34の付勢力に抗して取付板33
の方向に吸引される。これにより、アーマチュア22と
移動板37の結合は解かれる。そして、スロットルシャ
フト5は、再び、アクセルペダル9の踏み込み力から解
き放される。
【0028】図4はモータ側クラッチ7の詳細を示す図
である。スロットルシャフト5の外周に、フランジ部を
持ったロータ44が固着されている。さらにロータ44
の外周にはコイル巻線43及び取付板41がメタル軸受
42を介して回転自在に支持されている。ロータ44の
フランジ部にはフリクションプレート45が埋め込まれ
ている。フリクションプレート45と対向してアーマチ
ュア23がロータシャフト5の外周に回転自在に設けら
れている。アーマチュア23は中間板46,連動板48
及び板ばね47より構成されている。連動板48は、モ
ータ13のトルクを受けるものであり、スロットルシャ
フト5の外周にメタル軸受49を介して回転自在に支持
されている。連動板48とロータ44との間には中間板
46が設けられており、この中間板46と連動板48は
板バネ47によって連結されている。
【0029】コイル巻線43に通電がないと中間板46
とロータ44は、板バネ47により、所定の間隙を保
つ。一方、コイル巻線43に通電があると、中間板46
はロータ44の方向に移動し、中間板46はロータ44
に設けられたフリクションプレート45に押しつけられ
た状態となる。コイル巻線43に通電がなされると、連
動板48,板バネ47,中間板46,フリクションプレ
ート45,ロータ44の順にトルクが伝わる。
【0030】次に再び図1を用いて、スロットルバルブ
4の開閉の動作を説明する。
【0031】(1)エンジン始動前 キースイッチに差し込まれたキーが回転されておらず、
キーがアクセサリーの位置に滞っているときには、ま
だ、エンジンが始動されていない。この状態では、アク
セル側クラッチ6のクラッチコイル21及びモータ側ク
ラッチ12のクラッチコイル24には共に電流が供給さ
れない。
【0032】そのために、クラッチコイル21とアーマ
チュア22は結合し、アクセルペダルの踏み込み力はア
クセル側クラッチ6を介してスロットルシャフト5に伝
達される。また、クラッチコイル24とアーマチュア2
3は切り離され、モータ側クラッチ12によって、スロ
ットルシャフト4はモータ13の回転力から切り離され
る。このように、エンジン始動前では、アクセルペダル
9の踏み込み力によってスロットルバルブ4が開閉され
る。
【0033】(2)エンジン始動後 エンジンが始動されると、アクセル側クラッチ6のクラ
ッチコイル21及びモータ側クラッチ12のクラッチコ
イル24に共に電流が供給される。
【0034】そのために、クラッチコイル21とアーマ
チュア22は切り離され、スロットルシャフト5はアク
セルペダル9の踏み込み力から切り離される。また、ク
ラッチコイル23とアーマチュア24は給合され、モー
タ13の回転力はモータ側クラッチ12を介してスロッ
トルシャフト4に伝達される。このように、エンジン始
動後では、スロットルバルブ4はモータ13によって開
閉される。
【0035】(3)異常時 モータ13等に故障が生じ、異常が検出されたときに
は、再び、アクセル側クラッチ6のクラッチコイル21
及びモータ側クラッチ12のクラッチコイル24への電
流が遮断される。
【0036】そのために、モータ13のトルクはスロッ
トルシャフト5に伝達されなくなり、スロットルバルブ
4の開度はモータ13の回転位置とは無関係に決定され
るようになる。一方、アクセルペダル9の踏み込み力
は、アクセルペダル側クラッチ6を介してスロットルシ
ャフト5に伝達されるようになる。しかしながら、アク
セル側クラッチ6のクラッチコイル21に通電が開始さ
れると、直ちに、アクセルペダル9の踏み込み力がスロ
ットルシャフト5に伝わるわけではない。すなわち、凸
状の噛み込み歯部31が凹状の噛み込み歯部30に噛み
込む位置まで移動し、アーマチュア22とクラッチコイ
ル21の相対的位置が所定関係になったときに、アクセ
ルペダル9の踏み込み力がスロットルシャフト5に伝達
されるようになる。
【0037】図5を用いて、この動作をさらに詳細に説
明する。まず、図5の故障点52に於いて故障が発生し
た場合、リターンスプリング26の付勢力により、スロ
ットルバルブ4は閉じ方向に動く。関係線51は、噛み
合い歯部30,噛み合い歯部31が互いに噛み合った場
合のアクセルペダル9の踏み込み量に対して決まるスロ
ットルバルブ4の開度を示している。関係線51の線上
の、噛み合い点53に於いて、噛み合い歯部30,噛み
合い歯部31の位置関係が一致し、噛み合い歯部30と
噛み合い歯部31が噛み合い、アクセルレバー7の動作
がスロットルバルブ4に伝わる様になる。それ以後スロ
ットルバルブ4の動作は、関係線51の上を辿るように
動作する。
【0038】次に図5の故障点54に於いて故障が発生
した場合、リターンスプリング26の付勢力により、ス
ロットルバルブ4は閉じ方向に動く。さらに、スロット
ルバルブ4は全閉位置55に達する。この場合アクセル
ペダル9を離すと原点に於いて噛み合い歯部30と噛み
合い歯部31が噛み合う。以後スロットルバルブ4の動
作は関係線51の上を辿るように動作する。
【0039】本発明に於いては、以上のようにして、制
御系またはモータに故障が生じた場合にも安全に車両を
運行するフェイルセーフ機能及び故障が生じた場合でも
車両を移動させるリンプホーム機能を達成している。な
お、本発明中のクラッチは電磁式に限らず、機械式のク
ラッチであっても良い。更に、モータに関しても電動式
に限らず、油圧式もしくは空気式等であっても良く、ま
た、歯車機構を平歯車以外のウォームギア及び傘歯車を
用いても良い。
【0040】次に、エンジン始動時のコントロールユニ
ット10の動作を図6に示すフローチャートを用いて説
明する。まず、キースイッチが回されるとステップ60
1で初期設定をおこなう。すなわち、ステップ601で
は、アクセル側クラッチ6及びモータ側クラッチ12に
電流を供給しないようにする。この状態では、アクセル
ペダル9の踏み込み力はスロットルシャフト5に伝わる
が、モータ13のトルクはスロットルシャフト5には伝
わらないようになっている。ステップ602では、エン
ジンが完爆して始動し、エンジン動作があるか否か判断
する。エンジン動作がなければステップ601で初期設
定をおこなう。エンジン動作がなされていれば、ステッ
プ603で、アクセルポジションセンサ11の出力に基
づいて、アクセル踏み込み量ACPが0か否か判断す
る。アクセル踏み込み量ACPが0でなければ、ステッ
プ601に戻り、初期設定をおこなう。ステップ603
でアクセル踏み込み量ACPが0であれば、ステップ6
04で、スロットルポジションセンサ14の出力に基づ
いて、スロットルバルブ開度TVOが0か否か判断す
る。スロットルバルブ開度TVOが0でなければ、ステ
ップ601に戻る。スロットルバルブ開度TVOが0で
あれば、ステップ605に進む。
【0041】ステップ605では、アクセル側クラッチ
6に電流を供給し(図7(a))、スロットルバルブ4を
アクセルペダル9の動作から解放する。このときスロッ
トルバルブは、その開閉動作が両クラッチから解放され
ており、リターンスプリングによって全閉位置(零点位
置)に戻されているので、この時点で零点学習をすると
正確な零点学習ができる。ステップ606で、所定時間
経過したことを判断し、さらに、ステップ607でモー
タ側クラッチ12に電流を供給し(図7(b))、スロッ
トルバルブ4をモータ13により開閉する。ステップ6
08で、再び、エンジンが動作されているか判断する。
エンジン動作がなされていなければ、ステップ609
で、アクセル側クラッチ6及びモータ側クラッチ12に
共に電流の供給を続ける。ステップ608でエンジン動
作がなされていないと判断されば、ステップ601に
戻り初期設定を行う。
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、内燃機関の運転開始時
に、必ず第2のクラッチが解放されて所定時間が経過し
た後第1のクラッチが接続するので、アクセルを踏みっ
ぱなしで運転を開始しても一旦スロットルバルブが全閉
位置まで閉じるので、エンジン回転数が吹き上がるとい
うことがない。また、このとき全閉学習をすれば確実に
全閉位置を学習できる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットルバルブの開閉機構の詳細を示す図で
ある。
【図2】システム全体の構成図である。
【図3】アクセル側クラッチの詳細図である。
【図4】モータ側クラッチの詳細図である。
【図5】モータ故障時のスロットルバルブの動作を示す
図である。
【図6】コントロールユニットの動作を示すフローチャ
ート図である。
【図7】アクセル側クラッチ及びモータ側クラッチの電
圧印加のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
2…吸気筒、4…スロットルバルブ、5…スロットルシ
ャフト、6…アクセル側クラッチ、9…アクセルペダ
ル、10…コントロールユニット、12…モータ側クラ
ッチ、21…クラッチコイル、22…アーマチュア、3
1…凸状噛み合い歯部、32…凹状噛み合い歯部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 門向 裕三 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (56)参考文献 特開 平3−134234(JP,A) 特開 平3−164536(JP,A) 特開 昭63−80039(JP,A) 特開 平2−30933(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 9/02 351 F02D 11/10 F02D 11/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに吸入空気を供給する吸気筒と、
    前記吸気筒内に設けられたスロットルバルブと、前記ス
    ロットルバルブを閉じ方向に付勢するリターンスプリン
    グと、無通電時に非接続状態である第1のクラッチと、
    無通電時に接続状態である第2のクラッチと、前記第1
    のクラッチを介して前記スロットルバルブに接続された
    電気的な信号によって制御される駆動手段と、前記第2
    のクラッチを介して前記スロットルバルブに接続された
    アクセルペダルとを有する内燃機関用スロットル制御装
    置において、運転開始時に前記第2のクラッチに通電
    し、その後所定時間の経過を待ってから、前記第1のク
    ラッチに通電するコントロールユニットを備えたことを
    特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
JP3322826A 1991-07-23 1991-12-06 内燃機関用スロットルアクチュエータ Expired - Lifetime JP2810266B2 (ja)

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