JPH06146934A - スロットル弁制御装置 - Google Patents

スロットル弁制御装置

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Publication number
JPH06146934A
JPH06146934A JP30224592A JP30224592A JPH06146934A JP H06146934 A JPH06146934 A JP H06146934A JP 30224592 A JP30224592 A JP 30224592A JP 30224592 A JP30224592 A JP 30224592A JP H06146934 A JPH06146934 A JP H06146934A
Authority
JP
Japan
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rotor
shaft
accelerator
armature
hub
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30224592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Shimizu
泰 清水
Toshio Matsuzawa
利男 松澤
Tetsuji Yamanaka
哲爾 山中
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPH06146934A publication Critical patent/JPH06146934A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットル弁の開閉作動を確実に行う。 【構成】 シャフト2はカラー10とコイルスプリング
5とによってボディ1に対して一定の位置に設けられ
る。このシャフト2にハブ11が固定され、このハブ1
1の両側には、シャフト2に対して回動可能で、がたつ
かないようにロータ14とアクセルロータ26とが設け
られる。また電磁コイル151がボディ1に固定され
る。このため、電磁コイル151とロータ14、アーマ
チャ13とロータ14、アーマチャ13とアクセルロー
タ26のクリアランスが常に一定に保たれる。したがっ
て、通常時のアーマチャ13とロータ14、および異常
時のアクセルロータ26とアーマチャ13とを確実に連
結できる。またカバー33によって、上記クリアランス
内に異物が付着し、各部材の連結を不確実にすることが
防止される。このためバルブ3の開閉作動が確実に行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスロットル弁制御装置に
関し、特にモータによってスロットル弁開度を制御する
スロットル弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットル弁制御装置として、特
開昭63−80039号公報に開示される「エンジンの
スロットル弁制御装置」が知られている。
【0003】このスロットル弁制御装置では、吸気通路
を備えたボディにシャフトが回動自在に取り付けられ、
このシャフトにスロットル弁が固定される。そして、シ
ャフトの端部には、クラッチ板として作用するアーマチ
ャが固定され、アーマチャのシャフト軸方向片側には、
モータにより駆動されるロータが設けられ、反対側には
アクセルリンクが設けられる。このアーマチャは、通常
運転時には、電磁コイルによってロータに連結される。
また、モータ故障による異常時には、電磁コイルへの通
電が遮断され、アーマチャはアクセルリンクに連結され
る。
【0004】このような上記従来技術のスロットル弁制
御装置は、通常運転時、アクセル操作量に応じてモータ
によりスロットル弁の開度を調節し、モータ故障などの
異常時、アクセル操作量に応じて回動するアクセルリン
クにスロットル弁を連動させてスロットル弁の開度を調
節する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
おいて、アクセルリンクとシャフトに取り付けられるア
ーマチャとのクリアランスは一定に保たれる必要があ
る。なぜなら、アーマチャとアクセルリンクとのクリア
ランスをあまり大きくとると、アーマチャを移動させる
電磁力を発生する電磁コイルが大型化してしまう恐れが
あるためである。したがって、上記クリアランスをでき
るだけ小さくするとともに所定クリアランスに一定に保
つ必要がある。
【0006】また、上記従来技術では、モータとロータ
との連結部に異物(油、水、ホコリ)が付着した場合、
モータからの伝達が確実に行えない恐れがある。さら
に、アクセルリンク、アーマチャ、およびロータの各部
材間の連結部へ異物が混入した場合、各連結部での回動
伝達が確実に行えない恐れがある。このため、スロット
ル弁の開閉が確実に行えないという問題があった。
【0007】そこで本発明は上記問題に鑑み、異物混入
を防ぐとともに上記クリアランスを常に一定に保ち、ス
ロットル弁の開閉を確実に行うスロットル弁制御装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、内部に吸気通路を形成するボディと、前記
吸気通路に設けられ、前記吸気通路の開度を調節するス
ロットル弁と、前記スロットル弁に連結され、一部が前
記ボディから突出する突出部を備えた第1のシャフト
と、前記突出部に固定され、前記第1のシャフトととも
に回動するハブと、前記突出部に回動可能かつ軸方向移
動が規制されて設けられるアクセルロータと、前記ハブ
と前記アクセルロータとを連結、遮断する断続手段と、
前記突出部を覆うように前記ボディに設けられ、前記ハ
ブと前記アクセルロータと前記断続手段とを内部に収容
するカバーと、前記カバーに回動支持され、アクセル操
作量に応じて回動する第2のシャフトと、前記アクセル
ロータと前記第2のシャフトとを連結し、前記第2のシ
ャフトと前記アクセルロータとを一体に回動させる連結
部材とを備えたことを特徴とするスロットル弁制御装
置、という技術的手段を採用する。
【0009】
【作用】以上に述べた本発明のスロットル弁制御装置の
構成によると、ボディの吸気通路に設けられたスロット
ル弁は、第1のシャフトと連結される。上記第1のシャ
フトにはハブとアクセルロータとが設けられ、この2つ
の部材を内部に収容するカバーがボディに取り付けられ
る。このカバーには、アクセル操作量に応じて回動する
第2のシャフトが回動支持され、この第2のシャフトは
連結部材を介してアクセルロータに連結される。そし
て、ハブとアクセルロータとは断続手段によって連結、
遮断される。このため、断続手段によって、アクセルロ
ータとハブとが連結されると、アクセル操作量に応じて
スロットル弁は回動される。一方、断続手段によって、
アクセルロータとハブとの連結が遮断されると、アクセ
ルが操作されてもスロットル弁は回動されない。
【0010】ここで、アクセル操作量に応じて回動する
アクセルロータはハブとともに第1のシャフト上に設け
られるため、アクセルロータとハブとのクリアランスを
一定に保つことが容易となる。また、カバーに第2のシ
ャフトが回動支持され、この第2のシャフトからアクセ
ル操作量が入力され、さらにカバーに断続手段、アクセ
ルロータ、およびハブが収容されるため、各部材への異
物付着を防止して確実な作動が得られる。
【0011】
【実施例】本発明を適用したスロットル弁制御装置の一
実施例を説明する。図1は、本実施例のスロットル弁制
御装置の部分断面図である。
【0012】吸気通路が内部に形成されるボディ1に
は、バルブ3が設けられている。このバルブ3は、ボデ
ィ1にボールベアリング8、9を介して回動自在に取り
付けられるシャフト2に固定される。そして、シャフト
2の回動によってバルブ3も回動し、吸気通路を通過す
る吸気量を調整する。
【0013】シャフト2の図中右側端部には、中空皿状
部材であるプレート7が設けられている。このプレート
7は、シャフト2にすき間ばめされ、ボールベアリング
8の内輪に当接する位置に設けられる。さらにシャフト
2には、中空皿状部材であるプレート6が、プレート7
に対向するようにボルトによって固定されている。そし
て、このプレート6とプレート7との間には、付勢手段
であるコイルスプリング5が設けられている。このコイ
ルスプリング5によって、プレート6はボディ1に対し
て図中右方向へ付勢される。つまり、コイルスプリング
5は、ボディ1に対してシャフト2を常に図中矢印の方
向へ付勢する。なお、このコイルスプリング5はエンジ
ンで発生する振動によって、シャフト2が軸方向へ振動
しようとするときにも、その振動を抑制する程度の付勢
力を有するものとする。
【0014】また、シャフト2の図中右側端部には、樹
脂製のブッシング40が固定されている。このブッシン
グ40には、バルブ3の開度を検出するバルブ開度セン
サ42へバルブ開度を伝達するセンサレバー41がモー
ルドされている。さらに、センサレバー41のフックに
一端が係止され、他端がボディ1に係止されるリターン
スプリング4が設けられる。このリターンスプリング4
はバルブ3を閉じる方向へ付勢する。
【0015】次に、ボディ1の図中左側の装置の構成を
説明する。図2、図3はこの部分の図1の拡大断面図で
ある。シャフト2の左側端部はボディ1から突出し、こ
のシャフト2を回動支持するボールベアリング9の外側
には、ステータ15が図示されないスクリュでボディ1
に固定される。このステータ15の内部には電磁コイル
151が備えられる。この電磁コイル151は電流が供
給されると電磁力を発生し、後述のアーマチャ13を図
中右方向へ吸引する。
【0016】また、ボールベアリング9付近のシャフト
2には、段付き部22が形成されている。この段付き部
22と突き当たるように円筒部材のカラー10が、シャ
フト2に対してすき間ばめまたは圧入されている。さら
に、カラー10の左側端面に当接する略円板状のハブ1
1がシャフト2に圧入され、ナットで固定される。これ
によって、カラー10はシャフト2の段部22とハブ1
1との間にすき間なく挟み込まれシャフト2と一体とさ
れる。また、コイルスプリング5がシャフト2を図中右
方向へ引っ張るため、カラー10の右側端面はボールベ
アリング9の内輪と常に当接する。したがって、シャフ
ト2のガタは防止され、シャフト2はボディ1に対して
常に同一位置に保持される。
【0017】また、カラー10の外周にはカラー10の
つば部10aに当接するようにボールベアリング43が
すき間ばめされる。このボールベアリング43の内輪の
図中左側端面には、カラー10の外周を覆うようにハブ
11から延びる突出部11aが当接する。これによっ
て、ボールベアリング43の内輪は、カラー10のつば
部10aとハブ11の突出部11aとの間にすき間なく
挟み込まれシャフト2と一体とされる。したがって、ボ
ールベアリング43のシャフト2に対する軸方向のガタ
が規制される。そして、ボールベアリング43の外輪に
は、磁性材によって形成され、ステータ15と対向する
略円板状のロータ14が圧入固定される。したがって、
ロータ14はシャフト2に対して回動自在となるととも
に、シャフト2上での軸方向移動が規制される。このた
め、シャフト2上におけるハブ11とロータ14とのク
リアランスはに常に一定に保たれる。なお、このロータ
14の電磁コイル151に対向する部分には、非磁性材
によって形成された非磁性部14aが設けられる。
【0018】また、上記ロータ14の外周面にはギア1
42が形成され、このギア142は、ギア16と噛み合
わされる。このギア16は、ボディ1に取り付けられる
モータ17の回転軸に取り付けられ、モータ17の回転
をロータ14へ伝達する。また、モータ16は図示しな
いエンジン制御装置から出力される信号によって駆動さ
れる。
【0019】上記ハブ11には、中空円板状の板バネ1
2がリベット47によって固定される。そして、板バネ
12には、中空円板部材であるアーマチャ13がロータ
14に対向して固定される。これによって、アーマチャ
13はシャフト2と一体に回動する。また、アーマチャ
13は、板バネ12によって図中左方向へ常に付勢さ
れ、さらに左側端面にはピン131がろう付け等によっ
て固定される。そして、このアーマチャ13は、上記電
磁コイル151が通電される際に発生する電磁力によっ
て吸引され、板バネ12の付勢力に抗して図中右方向へ
移動する。そして、図3に示す如くロータ14と摩擦結
合することによって、アーマチャ13はロータ14とと
もに一体回動する。これによって、ロータ14の回動は
シャフト2へ伝達され、バルブ3は回動する。このと
き、ロータ14に形成された非磁性部14aによって、
ロータ14とアーマチャ13と電磁コイル151との間
に磁路が形成され、アーマチャ13とロータ14とは確
実に連結される。
【0020】また、上記ハブ11の外周には、ボールベ
アリング44が設けられる。このボールベアリング44
の外輪は、ハブ11の段付き部に当接するようにワッシ
ャ、ナット等で固定される。したがって、ボールベアリ
ング44は、シャフト2に対してガタが生じないように
固定される。さらにボールベアリング44の外輪には、
図示せぬアクセルの操作によって回動するアクセルロー
タ26が圧入固定される。このため、アクセルロータ2
6はシャフト2に対して回動可能となるとともに、シャ
フト2上をがたつかぬように軸方向移動が規制され所定
の位置に保持される。したがって、シャフト2上におけ
るハブ11とアクセルロータ26とのクリアランスは常
に一定に保たれる。また、アクセルロータ26には、穴
26aが形成される。この穴26aには、アーマチャ1
3に設けられたピン131が嵌入する。
【0021】ここで、シャフト2上におけるハブ11と
ロータ14とのクリアランスは常に一定に保たれる。こ
のため、ハブ11に板バネ12を介して固定されるアー
マチャ13とロータ14とのシャフト2上におけるクリ
アランスは図2中のL1に常に一定に保たれる。さら
に、シャフト2上におけるハブ11とアクセルロータ2
6とのクリアランスは常に一定に保たれる。このため、
ハブ11に板バネ12を介して固定されるアーマチャ1
3のピン131がロータ14の穴26aに嵌入するかか
り代は図2中のL2に常に一定に保たれる。
【0022】しかも、シャフト2は上述の如くボディ1
に対してがたつくことなく常に一定の位置に保たれてい
る。このため、シャフト2上に設けられるロータ14、
アーマチャ13、およびアクセルロータ26は、上記ク
リアランスL1、L2に保たれたまま、ボディ1に対す
る距離を常に一定に保つことができる。したがって、ボ
ディ1に固定された電磁コイル151と、ロータ14、
アーマチャ13、およびアクセルロータ26との各々の
クリアランスは常に一定に保持される。
【0023】また、上記クリアランスL1、L2は上述
の如く常に一定とされているため、図3に示すように電
磁コイル151が通電され、アーマチャ13が吸引され
るときのアーマチャ13とアクセルロータ26とのクリ
アランスL3は常に一定に保たれる。このため、電磁コ
イル151が通電されたとき、アクセルロータ26とア
ーマチャ13との連結を確実に遮断することができる。
【0024】さらに、ピン131がかかり代L2で嵌入
する穴26aは、図2のA−A矢視断面図である図4に
示すようにピン131を確実に嵌入できるように十分拡
げられて形成される。これによって、穴26aとピン1
31との位相がずれたり、部材の寸法公差によって軸心
がずれたときにも、確実にピン131を嵌入することが
できる。なお、穴26aにピン131が嵌入するときア
クセル操作量とバルブ3の開度量とはほぼ同一となるよ
うに、穴26aおよびピン131が形成される。
【0025】また、アクセルロータ26、ハブ11に板
バネ12を介して固定されるアーマチャ13、およびロ
ータ14を内部に収容するカバー33には、シャフト3
1がベアリング45によって回動支持される。また、オ
イルシール29によって、シャフト31とカバー33と
のシール性が確保される。このシャフト31の右側端部
には、アクセルロータ26に対向する駆動レバー46が
設けられる。この駆動レバー46はかしめ等によってシ
ャフト31に固定され、シャフト31と一体に回動す
る。そして、図2のB−B矢視断面図である図5に示す
ように駆動レバー46は、アクセルロータ26に形成さ
れた溝部26bに係合される。そして、駆動レバー46
が回動すると溝部26bを介してアクセルロータ26は
回動する。一方、シャフト31のカバー33外部に突出
した左側端部には、図示しないアクセルペダルによって
回動するアクセルレバー25が圧入され、ナット締め等
で固定される。また、シャフト31の外周にはリターン
スプリング30が設けられる。このリターンスプリング
30は、一端がカバー33に係止されるとともに、他端
がアクセルレバー25に係止される。そして、アクセル
レバー25を常に閉方向へ付勢する。
【0026】以下、本実施例の作動を説明する。通常
時、ステータ15の電磁コイル151は通電状態にさ
れ、アーマチャ13はロータ14へ吸引されている。こ
のとき、図示しないアクセルが踏み込まれると、アクセ
ル操作量に基づいたバルブ3の開度が図示しないエンジ
ン制御装置で演算される。そして、この開度に応じてモ
ータ17を駆動させる信号が出力され、この信号に応じ
てモータ17は駆動される。モータ17の駆動により、
ギア16とロータ14とアーマチャ13とを介してシャ
フト2が回動し、バルブ3は所望の開度に制御される。
【0027】ここで、図示しないアクセル操作量センサ
で検出されるアクセル操作量と、バルブ開度センサ42
で検出されるバルブ開度との偏差が所定時間経過しても
所定偏差以上である場合、モータ17に異常が生じたと
判断される。このとき、電磁コイル151への通電は遮
断される。すると、アーマチャ13は板バネ12により
左方向へ戻されるため、ロータ14はシャフト2に対し
て回動自在となる。そして、アーマチャ13がリターン
スプリング4の付勢力によってバルブ3の全閉方向へ回
動するため、ピン131はアクセルロータ26上を摺動
し、穴26aと係合する。したがって、アーマチャ13
とアクセルロータ26とは連結され、図示せぬアクセル
の操作量に応じてバルブ3を所望の開度とすることがで
きる。これによって、モータ17の不具合が発生して
も、車両を安全に操作することが可能となる。
【0028】上述の如く、電磁コイル151とロータ1
4、アーマチャ13とロータ14、およびアーマチャ1
3とアクセルロータ26のそれぞれのクリアランスが、
常に所定クリアランスに保たれる。したがって、電磁コ
イル151が通電状態となる通常時、アーマチャ13と
ロータ14との連結とともに、アクセルロータ26とア
ーマチャ13との連結の遮断を確実に行うことができ
る。一方、モータ17故障等による異常時、アクセルロ
ータ26とアーマチャ13との連結とともに、アーマチ
ャ13とロータ14との連結の遮断を確実に行うことが
できる。これによって、モータ17によるバルブ3の開
閉作動、およびアクセル操作によるバルブ3の開閉作動
を確実に行うことができる。
【0029】さらに、上記カバー33が、アーマチャ1
3、アクセルロータ26、モータ17からの回動量を伝
達するギア16およびロータ14を内部に収容してい
る。これによって、ギア16とロータ14に形成された
ギア142との間に異物が付着してギア効率が悪化し、
モータ17の負荷が不足してバルブ3を確実に開閉でき
ないという不具合を解消できる。また、ロータ14、ア
ーマチャ13、およびアクセルロータ26の各部材間に
異物が付着して、各連結部での回動伝達が確実に行えな
ず、バルブ3を確実に開閉できないという不具合も解消
できる。したがって、このカバー3を設けることによ
り、モータ17によるバルブ3の開閉作動、およびアク
セル操作によるバルブ3の開閉作動を確実に行うことが
できる。
【0030】また、各部材ごとの寸法公差の集積によっ
て、各部材のガタが生じたとき、このガタをも考慮にい
れた電磁力を発生させるために、電磁コイル151を大
型化させるといった不具合も解消できる。したがって、
電磁コイル151の小型化を図ることができ、ひいては
装置全体の小型化が図られ、エンジンへの搭載性を向上
することができる。
【0031】また、コイルスプリング4の付勢力がエン
ジン振動によって発生する力よりも大きくされているた
め、エンジン振動下においてもボディ1に対するシャフ
ト2の位置は一定とされるため、エンジン振動下におい
ても各部材間のクリアランスを一定に保つことが可能と
なる。
【0032】また、アクセルロータ26がシャフト31
に固定される場合、アーマチャ13とアクセルロータ2
6とのクリアランスは、シャフト31を支持するカバー
33側の部品公差の集積と、ボディ1側の部品公差の集
積によって大きくばらつく場合がある。そこで、アーマ
チャ13とアクセルロータ26とのクリアランスを常に
一定に保つために、上記部品の寸法精度を向上させても
よいが、これでは装置のコストが増大してしまうという
問題がある。ところが、上記実施例の如く、シャフト3
1とアクセルロータ26とを別体とし、アクセルロータ
26をシャフト2に回動可能に固定するとともに、シャ
フト31の回動を伝達可能に設ける。これによって、ア
クセルロータ26とアーマチャ13とのクリアランスを
常に一定とした状態でカバー33を比較的精度を要する
ことなくボディ1に取り付けることができるため、組み
付け性を向上することができる。
【0033】なお、上記実施例での、駆動レバー46と
アクセルロータ26との結合は、ピン結合およびネジ結
合でもよい。図6は、駆動レバー46とアクセルロータ
26との結合をピン結合した場合の実施例を示す。な
お、図中に付した番号で上記第1実施例と同一のもの
は、上記実施例中に説明したものなので説明を省略す
る。
【0034】この図に示すように、駆動レバー46にピ
ン48を圧入固定し、アクセルロータ26にすき間ばめ
する。これによってアクセルレバー25の回動をアクセ
ルロータ26へ伝達することができる。さらに、このピ
ン結合によって、カバー25の組み付けが行いやすいと
いう効果がある。
【0035】なお、この図に示すようにアクセルレバー
25の開度すなわちアクセル操作量を検出する出力装置
を備えてもよい。この出力装置には、アクセルレバー2
5と一体に回動するロータ49が備えられる。そして、
このロータ49に組み付けられたブラシが、図示しない
抵抗体が印刷された基板50と接触しながら回転する。
これによって、出力端子51にアクセルレバー25の開
度が出力される。
【0036】さらに、アクセルロータ26に形成される
穴26aを図7に示すように所定角度θ1の範囲拡げた
構成としてもよい。これによって、アクセルロータ26
とアーマチャ13とが連結しているとき、アクセルロー
タ26の回動角がθ1の範囲では、アクセルロータ26
は回動するがアーマチャ13は回動しない。そして、ア
クセルロータ26の回動角がθ2の範囲では、穴26a
の端面26bがピン131に当接し、アクセルロータ2
6とアーマチャ13とは一体に回動する。このため、図
8に示すようにアクセルロータ26の回動角がθ1の範
囲では、バルブ3は開かず、θ2の範囲でのみバルブ3
は開く。したがって、異常時においてのバルブ3の最大
開度αは、通常時におけるバルブ3の最大開度よりも小
さくなる。
【0037】これによって、モータ17の故障等による
異常が発生し、電磁コイル151への通電が遮断されア
クセルの操作量に応じてバルブ3を開閉するとき、アク
セルが不用意に踏み込まれてもバルブ3の開度は大きく
なることはない。このため、装置に異常が生じているに
もかかわらず車両速度が過度に上昇するといったことが
防止され、車両を移動させるのに必要な程度の安全な速
度での走行をすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上に述べた本発明のスロットル弁制御
装置の構成および作用によると、ハブとアクセルロータ
とが第1のシャフト上で設けられるため、アクセルロー
タとハブとのクリアランスは容易に所定のクリアランス
とすることができる。さらに、断続手段、アクセルロー
タ、およびハブをカバー内に収容することで、各部材へ
の異物付着を防止できる。したがって、断続手段による
アクセルロータとハブとの連結を確実に行うことができ
るため、スロットル弁の開閉作動を確実に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスロットル弁制御装置
の断面図である。
【図2】図1の拡大断面図である。
【図3】本実施例の作動を示す断面図である。
【図4】図2のA−A矢視断面図である。
【図5】図2のB−B矢視断面図である。
【図6】本発明の他の実施例によるスロットル弁制御装
置の断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図8】アクセルロータの回動角度に対するバルブ開度
の特性を示す特性図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 シャフト 3 バルブ 11 ハブ 12 板バネ 13 アーマチャ 26 アクセルロータ 26a 穴 26b 溝部 31 シャフト 33 カバー 46 駆動レバー 131 ピン 151 電磁コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に吸気通路を形成するボディと、 前記吸気通路に設けられ、前記吸気通路の開度を調節す
    るスロットル弁と、 前記スロットル弁に連結された第1のシャフトと、 前記第1のシャフトに固定され、前記第1のシャフトと
    ともに回動するハブと、 前記第1のシャフトに回動可能かつ軸方向移動が規制さ
    れて設けられるアクセルロータと、 前記ハブと前記アクセルロータとを連結、遮断する断続
    手段と、 前記ボディに設けられ、前記ハブと前記アクセルロータ
    と前記断続手段とを内部に収容するカバーと、 前記カバーに回動支持され、アクセル操作量に応じて回
    動する第2のシャフトと、 前記アクセルロータと前記第2のシャフトとを連結し、
    前記第2のシャフトと前記アクセルロータとを一体に回
    動させる連結部材とを備えたことを特徴とするスロット
    ル弁制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ハブと前記アクセルロータとが連結
    したとき、前記アクセルロータの回動角度が所定角度を
    越えると、前記アクセルロータと前記ハブとが一体に回
    動することを特徴とするスロットル弁制御装置。
JP30224592A 1992-11-12 1992-11-12 スロットル弁制御装置 Withdrawn JPH06146934A (ja)

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