JPH04246245A - 自動車用エンジンのスロットルバルブ制御装置 - Google Patents
自動車用エンジンのスロットルバルブ制御装置Info
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- JPH04246245A JPH04246245A JP2778091A JP2778091A JPH04246245A JP H04246245 A JPH04246245 A JP H04246245A JP 2778091 A JP2778091 A JP 2778091A JP 2778091 A JP2778091 A JP 2778091A JP H04246245 A JPH04246245 A JP H04246245A
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- JP
- Japan
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- accelerator
- throttle valve
- armature
- throttle
- clutch coil
- Prior art date
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- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクションコントロ
ールシステムによってスロットルバルブの開度を調節し
、トラクションコントロールシステムに支障が生じた時
にアクセルペダルの踏込みに連動してスロットルバルブ
の開度を調節するようにした自動車用エンジンのスロッ
トルバルブ制御装置に関する。
ールシステムによってスロットルバルブの開度を調節し
、トラクションコントロールシステムに支障が生じた時
にアクセルペダルの踏込みに連動してスロットルバルブ
の開度を調節するようにした自動車用エンジンのスロッ
トルバルブ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】気化器においては、ステッピングモータ
によってスロットルバルブの開度を制御するトラクショ
ンコントロールシステムが最近採用されている。このト
ラクションコントロールシステムは一般的に、モータと
スロットルバルブとを歯車を介して常時連結し、コント
ロールユニットによってモータを制御してスロットルバ
ルブの開度を制御するものである。しかし、このような
モータとスロットルバルブとを歯車を介して常時連結し
た構成のものでは、モータシャフトの固着や歯車の固着
によって、スロットルバルブの回転が不能になり、車が
暴走するおそれがあった。
によってスロットルバルブの開度を制御するトラクショ
ンコントロールシステムが最近採用されている。このト
ラクションコントロールシステムは一般的に、モータと
スロットルバルブとを歯車を介して常時連結し、コント
ロールユニットによってモータを制御してスロットルバ
ルブの開度を制御するものである。しかし、このような
モータとスロットルバルブとを歯車を介して常時連結し
た構成のものでは、モータシャフトの固着や歯車の固着
によって、スロットルバルブの回転が不能になり、車が
暴走するおそれがあった。
【0003】このような不具合を解消するものとして、
トラクションコントロールシステムに故障が発生した場
合に、アクセルと連動してスロットルバルブが若干開く
ようにして、事故の発生を防止するトラクションコント
ロールシステムが特開昭63−5120号に示されてい
る。
トラクションコントロールシステムに故障が発生した場
合に、アクセルと連動してスロットルバルブが若干開く
ようにして、事故の発生を防止するトラクションコント
ロールシステムが特開昭63−5120号に示されてい
る。
【0004】この先行技術では、スロットルシャフトの
一端とステッピングモータとを電磁クラッチを介して連
結し、通常時はステッピングモータによってのみスロッ
トルバルブの開度を制御するような、従来と同様のトラ
クションコントロールシステムを有する。このステッピ
ングモータやその他の構成部材に故障が生じた際には、
この電磁クラッチがスロットルシャフトとステッピング
モータとの連結を解除する。一方、スロットルシャフト
の他端にはアクセルと連動して回転する機械的に作動す
るアクセル用セクタを取付け、アクセルと連動して機械
的にスロットルバルブを開閉する構成も有している。こ
のアクセル用セクタによるスロットルバルブの開度は、
ステッピングモータによるスロットルバルブの開度より
小さく設定してあり、かつ、ステッピングモータ等が故
障した場合に、このアクセル用セクタがスロットルバル
ブの開度に影響を及ぼす時点を、アクセルの踏込み量が
大きい時とする。また、スロットルバルブは戻しばねに
よって常に閉じる方向に付勢されており、ステッピング
モータ等に故障が生じた場合には、電磁クラッチが外れ
てスロットルバルブは戻しばねによって吸気通路を閉じ
るように設定されている。
一端とステッピングモータとを電磁クラッチを介して連
結し、通常時はステッピングモータによってのみスロッ
トルバルブの開度を制御するような、従来と同様のトラ
クションコントロールシステムを有する。このステッピ
ングモータやその他の構成部材に故障が生じた際には、
この電磁クラッチがスロットルシャフトとステッピング
モータとの連結を解除する。一方、スロットルシャフト
の他端にはアクセルと連動して回転する機械的に作動す
るアクセル用セクタを取付け、アクセルと連動して機械
的にスロットルバルブを開閉する構成も有している。こ
のアクセル用セクタによるスロットルバルブの開度は、
ステッピングモータによるスロットルバルブの開度より
小さく設定してあり、かつ、ステッピングモータ等が故
障した場合に、このアクセル用セクタがスロットルバル
ブの開度に影響を及ぼす時点を、アクセルの踏込み量が
大きい時とする。また、スロットルバルブは戻しばねに
よって常に閉じる方向に付勢されており、ステッピング
モータ等に故障が生じた場合には、電磁クラッチが外れ
てスロットルバルブは戻しばねによって吸気通路を閉じ
るように設定されている。
【0005】この構成の先行技術は、ステッピングモー
タ等が故障しないで作動している間は、アクセルの踏込
み量が大きくても、アクセル用セクタによるスロットル
バルブの開度への影響はない。ステッピングモータ等が
故障した時、ステッピングモータとスロットルシャフト
との連結が外れてスロットルバルブは吸気通路を閉じる
が、アクセルの踏込み量を大きくすればスロットルバル
ブは若干開くので、車はその場でストップすることなく
、一応の走行が可能となる。
タ等が故障しないで作動している間は、アクセルの踏込
み量が大きくても、アクセル用セクタによるスロットル
バルブの開度への影響はない。ステッピングモータ等が
故障した時、ステッピングモータとスロットルシャフト
との連結が外れてスロットルバルブは吸気通路を閉じる
が、アクセルの踏込み量を大きくすればスロットルバル
ブは若干開くので、車はその場でストップすることなく
、一応の走行が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この先行例のように、
トラクションコントロールシステムを採用し、その故障
時にアクセルの踏込み量に応じて機械的にスロットルバ
ルブを作動させる構成では、機械的なスロットルバルブ
の開閉によって、通常の運転はできないものであった。 それは、機械的なスロットルバルブの開閉によって通常
の運転ができるとなると、ステッピングモータによるス
ロットルバルブの開度を制御するトラクションコントロ
ールシステムを妨げることになるからである。この結果
、この先行例では、機械的なスロットルバルブの開度は
小さいものにならざるを得ず、アクセルの踏込み量を大
きい場合にのみ車が走行できる程度のものとなり、車が
高速運転時に停止することを防止する効果を達成するも
のであり、機械的な構成のみでは通常の運転は出来ない
ものである。また、この先行例では、スロットルシャフ
トの一方側にステッピングモータを備え、スロットルシ
ャフトの他方側にアクセル用セクタを備えなければなら
ないので、トラクションコントロールシステムとして小
型化が達成出来ないという欠点があった。
トラクションコントロールシステムを採用し、その故障
時にアクセルの踏込み量に応じて機械的にスロットルバ
ルブを作動させる構成では、機械的なスロットルバルブ
の開閉によって、通常の運転はできないものであった。 それは、機械的なスロットルバルブの開閉によって通常
の運転ができるとなると、ステッピングモータによるス
ロットルバルブの開度を制御するトラクションコントロ
ールシステムを妨げることになるからである。この結果
、この先行例では、機械的なスロットルバルブの開度は
小さいものにならざるを得ず、アクセルの踏込み量を大
きい場合にのみ車が走行できる程度のものとなり、車が
高速運転時に停止することを防止する効果を達成するも
のであり、機械的な構成のみでは通常の運転は出来ない
ものである。また、この先行例では、スロットルシャフ
トの一方側にステッピングモータを備え、スロットルシ
ャフトの他方側にアクセル用セクタを備えなければなら
ないので、トラクションコントロールシステムとして小
型化が達成出来ないという欠点があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、以上の事情に鑑みてなされた
もので、トラクションコントロールシステムに故障が生
じた場合でも、アクセルの踏込み量に応じて作用する機
械的構成によって通常の運転を行なえるようにすると共
に、トラクションコントロールシステムを小型化出来る
ようにした自動車用エンジンのスロットルバルブ制御装
置を提供することを目的とするものである。
もので、トラクションコントロールシステムに故障が生
じた場合でも、アクセルの踏込み量に応じて作用する機
械的構成によって通常の運転を行なえるようにすると共
に、トラクションコントロールシステムを小型化出来る
ようにした自動車用エンジンのスロットルバルブ制御装
置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、ボディに回転自在に取り付けられるスロ
ットルシャフトと、そのスロットルシャフトに固定され
るスロットルバルブと、このスロットルシャフトに取り
付けられ前記スロットルバルブと同一角度で回転するア
マチュアと、このスロットルバルブを常に開く方向に回
転させる捩りばねと、運転状況に応じて駆動させられる
モータと、このモータによって回転させられるロータと
、通電時に前記アマチュアをロータに固定状態とさせる
ためのクラッチコイルと、前記モータと前記クラッチコ
イルとに通電遮断を行なうコントロールユニットと、ア
クセルの踏込み量に応じて変位させられるアクセル連動
部材と、そのアクセル連動部材をアクセルのアクセルの
踏込みが無い時点の所定の位置に戻すための付勢手段と
、前記アマチュアがクラッチコイルと非固定状態にある
時に前記捩りばねによって付勢させられるアマチュアの
回転を阻止するためにアクセル連動部材に固定されたア
ームとから成り、前記クラッチコイルに通電している際
にはモータによってスロットルバルブの開度を制御し、
前記クラッチコイルへの通電が遮断された際には前記捩
りばねによってアマチュアをアクセル連動部材のアーム
に接触させ、アクセルの踏込みに応じてスロットルバル
ブの開度を制御するようにしたものである。
成するために、ボディに回転自在に取り付けられるスロ
ットルシャフトと、そのスロットルシャフトに固定され
るスロットルバルブと、このスロットルシャフトに取り
付けられ前記スロットルバルブと同一角度で回転するア
マチュアと、このスロットルバルブを常に開く方向に回
転させる捩りばねと、運転状況に応じて駆動させられる
モータと、このモータによって回転させられるロータと
、通電時に前記アマチュアをロータに固定状態とさせる
ためのクラッチコイルと、前記モータと前記クラッチコ
イルとに通電遮断を行なうコントロールユニットと、ア
クセルの踏込み量に応じて変位させられるアクセル連動
部材と、そのアクセル連動部材をアクセルのアクセルの
踏込みが無い時点の所定の位置に戻すための付勢手段と
、前記アマチュアがクラッチコイルと非固定状態にある
時に前記捩りばねによって付勢させられるアマチュアの
回転を阻止するためにアクセル連動部材に固定されたア
ームとから成り、前記クラッチコイルに通電している際
にはモータによってスロットルバルブの開度を制御し、
前記クラッチコイルへの通電が遮断された際には前記捩
りばねによってアマチュアをアクセル連動部材のアーム
に接触させ、アクセルの踏込みに応じてスロットルバル
ブの開度を制御するようにしたものである。
【0009】
【作用】電気系統が正常な時は、ステッピングモータに
よってロータを回転させ、それと同時にクラッチコイル
によってアマチュアをロータに固定状態とする。これに
よって、トラクションコントロールシステムによるスロ
ットルバルブの開閉制御する。この際、アマチュアとア
クセル連動部材とが連結されているが、アクセル連動部
材は捩りばねによってアマチュアを回転させる力が抑制
される。電気系統に故障が生じた時には、クラッチコイ
ルの通電を停止しアマチュアをロータに対して自由な状
態とする。それによって、アマチュアはアクセル連動部
材の動きに合わせて回転させられる。即ち、機械的なア
クセルの動きに合わせて走行が可能となる。
よってロータを回転させ、それと同時にクラッチコイル
によってアマチュアをロータに固定状態とする。これに
よって、トラクションコントロールシステムによるスロ
ットルバルブの開閉制御する。この際、アマチュアとア
クセル連動部材とが連結されているが、アクセル連動部
材は捩りばねによってアマチュアを回転させる力が抑制
される。電気系統に故障が生じた時には、クラッチコイ
ルの通電を停止しアマチュアをロータに対して自由な状
態とする。それによって、アマチュアはアクセル連動部
材の動きに合わせて回転させられる。即ち、機械的なア
クセルの動きに合わせて走行が可能となる。
【0010】
【実施例】次に、本発明を図面に基づいて説明する。ボ
ディ10にはスロットルバルブ12を固定したスロット
ルシャフト14が回転自在に取り付けられ、そのスロッ
トルバルブ12によってボディ10に形成された吸気通
路16の断面が開閉させられる。このスロットルシャフ
ト14の一端はボディ10の外部に突出しており、その
突出したスロットルシャフト14の先端には、板状のア
マチュア18がナット20によって固定されている。前
記ボディ10に固定される支持部材22には、回転軸2
4を固定したアクセル連動部材26がその回転軸24を
中心に回転自在に取り付けられており、このアクセル連
動部材26はアクセルワイヤ28の動きに応じて回転さ
せられる。このアクセル連動部材26の回転軸24と前
記スロットルシャフト14とは同軸となるように設定さ
れている。このアクセル連動部材26と前記支持部材2
2との間には、アクセル連動部材26を所定の位置(ア
クセルの踏み込みが無い時の位置)に戻す方向に付勢す
る捩りばね30が取り付けられている。このアクセル連
動部材26には前記アマチュア18の動きを規制する働
きをするためのアーム27が一体に形成され、このアー
ム27はアクセル連動部材26の回転軸24を中心に回
転する。前記スロットルバルブ12が閉じた状態におい
てアクセルを踏み込むと、アクセル連動部材26が自由
に回転しするような位置に、即ちアーム27が前記アマ
チュア18と接触しないような位置にアーム27は配置
される。
ディ10にはスロットルバルブ12を固定したスロット
ルシャフト14が回転自在に取り付けられ、そのスロッ
トルバルブ12によってボディ10に形成された吸気通
路16の断面が開閉させられる。このスロットルシャフ
ト14の一端はボディ10の外部に突出しており、その
突出したスロットルシャフト14の先端には、板状のア
マチュア18がナット20によって固定されている。前
記ボディ10に固定される支持部材22には、回転軸2
4を固定したアクセル連動部材26がその回転軸24を
中心に回転自在に取り付けられており、このアクセル連
動部材26はアクセルワイヤ28の動きに応じて回転さ
せられる。このアクセル連動部材26の回転軸24と前
記スロットルシャフト14とは同軸となるように設定さ
れている。このアクセル連動部材26と前記支持部材2
2との間には、アクセル連動部材26を所定の位置(ア
クセルの踏み込みが無い時の位置)に戻す方向に付勢す
る捩りばね30が取り付けられている。このアクセル連
動部材26には前記アマチュア18の動きを規制する働
きをするためのアーム27が一体に形成され、このアー
ム27はアクセル連動部材26の回転軸24を中心に回
転する。前記スロットルバルブ12が閉じた状態におい
てアクセルを踏み込むと、アクセル連動部材26が自由
に回転しするような位置に、即ちアーム27が前記アマ
チュア18と接触しないような位置にアーム27は配置
される。
【0011】前記アマチュア18には、スロットルシャ
フト14を常に開く方向にそのアマチュア18を付勢す
る捩りばね31が掛け止められている。この捩りばね3
1のばね力は前記アーム27が静止位置にある時に、そ
のアーム27を押して前記アクセル連動部材26を回転
させることが無い程度の強さとする。ここで、アクセル
連動部材26と、捩りばね30と、アマチュア18と、
捩りばね31との四者のみの関係は、アクセル連動部材
26がどの位置に回転しても、捩りばね31によって付
勢されたアマチュア18は、アクセル連動部材26に固
定されたアーム27に接触する。
フト14を常に開く方向にそのアマチュア18を付勢す
る捩りばね31が掛け止められている。この捩りばね3
1のばね力は前記アーム27が静止位置にある時に、そ
のアーム27を押して前記アクセル連動部材26を回転
させることが無い程度の強さとする。ここで、アクセル
連動部材26と、捩りばね30と、アマチュア18と、
捩りばね31との四者のみの関係は、アクセル連動部材
26がどの位置に回転しても、捩りばね31によって付
勢されたアマチュア18は、アクセル連動部材26に固
定されたアーム27に接触する。
【0012】前記スロットルシャフト14の突出位置で
その周囲のボディ10の外部に、ラジアルベアリング3
2の内輪が固定される。ベアリング32の外輪には外周
に歯車34を形成したロータ36が固定され、そのロー
タ36の歯車34はステッピングモータ38に取り付け
られたピニオン40と噛み合わされる。このステッピン
グモータ38はコントロールユニット42によって制御
され、ステッピングモータ38の駆動によってピニオン
40と歯車34とを介してロータ36が回転させられる
。ロータ36のボディ10に対向する側面には環状の凹
部44が形成され、その凹部44内に位置する状態でク
ラッチコイル46がボディ10に取り付けられる。この
クラッチコイル46は前記コントロールユニット42に
よって通電遮断させられる。前記アマチュア18のロー
タ36に対向する面には、板ばね48を介して環状の摩
擦板50が取り付けられている。この摩擦板50は、ク
ラッチコイル46に通電した時にアマチュア18がクラ
ッチコイル46側に引かれてロータ36と接触する。 即ち、クラッチコイル46に通電された時には、アマチ
ュア18とロータ36とが固定状態になる。クラッチコ
イル46に通電しない時には、板ばね48はそのばね力
によってアマチュア18をクラッチコイル46から離れ
る方向に付勢し、アマチュア18とロータ36とは非固
定とする。
その周囲のボディ10の外部に、ラジアルベアリング3
2の内輪が固定される。ベアリング32の外輪には外周
に歯車34を形成したロータ36が固定され、そのロー
タ36の歯車34はステッピングモータ38に取り付け
られたピニオン40と噛み合わされる。このステッピン
グモータ38はコントロールユニット42によって制御
され、ステッピングモータ38の駆動によってピニオン
40と歯車34とを介してロータ36が回転させられる
。ロータ36のボディ10に対向する側面には環状の凹
部44が形成され、その凹部44内に位置する状態でク
ラッチコイル46がボディ10に取り付けられる。この
クラッチコイル46は前記コントロールユニット42に
よって通電遮断させられる。前記アマチュア18のロー
タ36に対向する面には、板ばね48を介して環状の摩
擦板50が取り付けられている。この摩擦板50は、ク
ラッチコイル46に通電した時にアマチュア18がクラ
ッチコイル46側に引かれてロータ36と接触する。 即ち、クラッチコイル46に通電された時には、アマチ
ュア18とロータ36とが固定状態になる。クラッチコ
イル46に通電しない時には、板ばね48はそのばね力
によってアマチュア18をクラッチコイル46から離れ
る方向に付勢し、アマチュア18とロータ36とは非固
定とする。
【0013】スロットルシャフト14の他端もボディ1
0の外部に突出しており、そのボディ10の外部に突出
したスロットルシャフト14の端にレバー52が取り付
けられている。ボディ10にはそのレバー52の位置を
検知するスロットルボジションセンサ54がとりつけら
れ、そのスロットルボジションセンサ54から前記コン
トロールユニット42に、スロットルバルブ12の開度
を知らせる信号が出力される。
0の外部に突出しており、そのボディ10の外部に突出
したスロットルシャフト14の端にレバー52が取り付
けられている。ボディ10にはそのレバー52の位置を
検知するスロットルボジションセンサ54がとりつけら
れ、そのスロットルボジションセンサ54から前記コン
トロールユニット42に、スロットルバルブ12の開度
を知らせる信号が出力される。
【0014】次に、動作について説明する。トラクショ
ンコントロールシステムが作動する場合、コントロール
ユニット42によってクラッチコイル46に通電される
。このクラッチコイル46への通電によって、アマチュ
ア18はクラッチコイル46側に引かれて、ロータ36
と固定状態となる。それと同時に、コントロールユニッ
ト42によってステッピングモータ38にも通電される
。ステッピングモータ38が駆動することによって、ピ
ニオン40と歯車34を介してロータ36が回転させら
れる。このロータ36とアマチュア18とは固定状態に
あり、しかもアマチュア18はスロットルシャフト14
と同角度で回転するので、ステッピングモータ38の駆
動によってスロットルシャフト14が回転し、スロット
ルバルブ12によって吸気通路16が開閉させられる。 スロットルバルブ12の開度はスロットルボジションセ
ンサ54で検知され、運転状況に応じたスロットルバル
ブ12の所定の開度になるまでコントロールユニット4
2がステッピングモータ38を作動させる。
ンコントロールシステムが作動する場合、コントロール
ユニット42によってクラッチコイル46に通電される
。このクラッチコイル46への通電によって、アマチュ
ア18はクラッチコイル46側に引かれて、ロータ36
と固定状態となる。それと同時に、コントロールユニッ
ト42によってステッピングモータ38にも通電される
。ステッピングモータ38が駆動することによって、ピ
ニオン40と歯車34を介してロータ36が回転させら
れる。このロータ36とアマチュア18とは固定状態に
あり、しかもアマチュア18はスロットルシャフト14
と同角度で回転するので、ステッピングモータ38の駆
動によってスロットルシャフト14が回転し、スロット
ルバルブ12によって吸気通路16が開閉させられる。 スロットルバルブ12の開度はスロットルボジションセ
ンサ54で検知され、運転状況に応じたスロットルバル
ブ12の所定の開度になるまでコントロールユニット4
2がステッピングモータ38を作動させる。
【0015】このトラクションコントロールシステムが
作動する場合には、アマチュア18やスロットルバルブ
12はアクセルの影響を受けない。即ち、アクセル連動
部材26の回転角度がアマチュア18の回転角度より大
きい時には、アーム27はアマチュア18から離れるの
で、アクセルの影響を受けない。 仮に、アマチュア
18の回転角度がアクセル連動部材26の回転角度より
大きい場合には、アマチュア18が捩りばね30に抗し
て、アクセルの踏み込みによるアクセル連動部材26の
回転角度よりも、アクセル連動部材26を回転させるの
で、アクセルの影響を受けないことを意味する
作動する場合には、アマチュア18やスロットルバルブ
12はアクセルの影響を受けない。即ち、アクセル連動
部材26の回転角度がアマチュア18の回転角度より大
きい時には、アーム27はアマチュア18から離れるの
で、アクセルの影響を受けない。 仮に、アマチュア
18の回転角度がアクセル連動部材26の回転角度より
大きい場合には、アマチュア18が捩りばね30に抗し
て、アクセルの踏み込みによるアクセル連動部材26の
回転角度よりも、アクセル連動部材26を回転させるの
で、アクセルの影響を受けないことを意味する
【001
6】次に、ステッピングモータ38に通電しても、スロ
ットルバルブ12の開度に変化が無い場合には、前記コ
ントロールユニット42はクラッチコイル46への通電
を中止する。クラッチコイル46への通電が無くなると
、アマチュア18はロータ36とは非固定状態となる。 この結果、アマチュア18は捩りばね31によって常に
スロットルバルブ12を開く方向の影響を受けるが、ア
マチュア18はアクセル連動部材26のアーム27と接
触する。この状態で、アクセルの踏込みが行なわれると
、アクセル連動部材26が回転してアーム27が移動し
、それに応じてスロットルバルブ12が回転させられる
。即ち、通常のアクセル操作による走行となる。
6】次に、ステッピングモータ38に通電しても、スロ
ットルバルブ12の開度に変化が無い場合には、前記コ
ントロールユニット42はクラッチコイル46への通電
を中止する。クラッチコイル46への通電が無くなると
、アマチュア18はロータ36とは非固定状態となる。 この結果、アマチュア18は捩りばね31によって常に
スロットルバルブ12を開く方向の影響を受けるが、ア
マチュア18はアクセル連動部材26のアーム27と接
触する。この状態で、アクセルの踏込みが行なわれると
、アクセル連動部材26が回転してアーム27が移動し
、それに応じてスロットルバルブ12が回転させられる
。即ち、通常のアクセル操作による走行となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常時はトラクションコントロールシステムによってスロ
ットルバルブの開閉を制御するが、万一トラクションコ
ントロールシステムに故障が生じた場合には、アクセル
に直接連動してスロットルバルブの開閉動作を行なわせ
るようにしたものである。従って、万一トラクションコ
ントロールシステムに故障が生じても、アクセル操作に
よる通常の運転走行を可能にするものである。また、ス
ロットルバルブの制御不能による暴走の発生のおそれを
確実に無くせるようにした従来のトラクションコントロ
ールシステムでは、スロットルシャフトの両側に主な構
成部材を備えなければならなかったが、本発明ではスロ
ットルシャフトの片側に主な構成部材を備えることがで
きるので、従来のものと比べてトラクションコントロー
ルシステムの小型化を図ることができる。
常時はトラクションコントロールシステムによってスロ
ットルバルブの開閉を制御するが、万一トラクションコ
ントロールシステムに故障が生じた場合には、アクセル
に直接連動してスロットルバルブの開閉動作を行なわせ
るようにしたものである。従って、万一トラクションコ
ントロールシステムに故障が生じても、アクセル操作に
よる通常の運転走行を可能にするものである。また、ス
ロットルバルブの制御不能による暴走の発生のおそれを
確実に無くせるようにした従来のトラクションコントロ
ールシステムでは、スロットルシャフトの両側に主な構
成部材を備えなければならなかったが、本発明ではスロ
ットルシャフトの片側に主な構成部材を備えることがで
きるので、従来のものと比べてトラクションコントロー
ルシステムの小型化を図ることができる。
【図1】本発明に係る自動車用エンジンのスロットルバ
ルブ制御装置の断面図である。
ルブ制御装置の断面図である。
10 ボディ
12 スロットルバルブ
14 スロットルシャフト
18 アマチュア
26 アクセル連動部材
27 アーム
30 捩りばね
31 捩りばね
36 ロータ
38 モータ
42 コントロールユニット
46 クラッチコイル
Claims (1)
- 【請求項1】ボディに回転自在に取り付けられるスロッ
トルシャフトと、そのスロットルシャフトに固定される
スロットルバルブと、このスロットルシャフトに取り付
けられ前記スロットルバルブと同一角度で回転するアマ
チュアと、このスロットルバルブを常に開く方向に回転
させる捩りばねと、運転状況に応じて駆動させられるモ
ータと、このモータによって回転させられるロータと、
通電時に前記アマチュアをロータに固定状態とさせるた
めのクラッチコイルと、前記モータと前記クラッチコイ
ルとに通電遮断を行なうコントロールユニットと、アク
セルの踏込み量に応じて変位させられるアクセル連動部
材と、そのアクセル連動部材をアクセルのアクセルの踏
込みが無い時点の所定の位置に戻すための付勢手段と、
前記アマチュアがクラッチコイルと非固定状態にある時
に前記捩りばねによって付勢させられるアマチュアの回
転を阻止するためにアクセル連動部材に固定されたアー
ムとから成り、前記クラッチコイルに通電している際に
はモータによってスロットルバルブの開度を制御し、前
記クラッチコイルへの通電が遮断された際には前記捩り
ばねによってアマチュアをアクセル連動部材のアームに
接触させ、アクセルの踏込みに応じてスロットルバルブ
の開度を制御するようにしたことを特徴とする自動車用
エンジンのスロットルバルブ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2778091A JP2598341B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 自動車用エンジンのスロットルバルブ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2778091A JP2598341B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 自動車用エンジンのスロットルバルブ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04246245A true JPH04246245A (ja) | 1992-09-02 |
JP2598341B2 JP2598341B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=12230492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2778091A Expired - Lifetime JP2598341B2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 自動車用エンジンのスロットルバルブ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598341B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2715436A1 (fr) * | 1994-01-27 | 1995-07-28 | Solex | Corps de commande de gaz à fermeture par système de sécurité, tel qu'antipatinage. |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP2778091A patent/JP2598341B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2715436A1 (fr) * | 1994-01-27 | 1995-07-28 | Solex | Corps de commande de gaz à fermeture par système de sécurité, tel qu'antipatinage. |
EP0665368A1 (fr) * | 1994-01-27 | 1995-08-02 | Magneti Marelli France | Corps de commande de gaz à fermeture par système de sécurité, tel qu'antipatinage |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2598341B2 (ja) | 1997-04-09 |
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