JPH11308813A - 直流モータのブラシ構造 - Google Patents

直流モータのブラシ構造

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Publication number
JPH11308813A
JPH11308813A JP11699298A JP11699298A JPH11308813A JP H11308813 A JPH11308813 A JP H11308813A JP 11699298 A JP11699298 A JP 11699298A JP 11699298 A JP11699298 A JP 11699298A JP H11308813 A JPH11308813 A JP H11308813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
brush
commutator
throttle
motor shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP11699298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Imayoshi
重信 今吉
Toru Fujikawa
透 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP11699298A priority Critical patent/JPH11308813A/ja
Publication of JPH11308813A publication Critical patent/JPH11308813A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流モータにおいて、整流子とブラシとの接
触部の摩擦抵抗を低減し、耐久性、制御性に優れ、かつ
小型化要求に対応し得るものを提供できるようにする。 【解決手段】 モータシャフト35に固設されモータシ
ャフトと一体的に回転する整流子41と、ブラシ押し付
け付勢手段(弾性体43)により整流子に向けて付勢さ
れるブラシとの電気的接触により通電され駆動される直
流モータにおいて、整流子とブラシは相互に転がり接触
をすることにより通電され駆動されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流モータのブラ
シ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直流モータは、電気概論(丸善株
式会社発行、後藤文雄著)P14〜P17等にて周知の
ように、角柱または円柱状のブラシの端面をバネ等の付
勢手段により、モータシャフトと一体的に回転する円筒
状に配置された整流子外周面に押し付け、摺動接触させ
ることにより通電を確保し駆動されるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の直
流モータでは、以下の問題点があった。
【0004】まず第一に、ブラシが整流子外周面に常に
押し付けられ摺動接触することにより、長時間使用する
とブラシの接触面が摩耗し、整流の障害となり、耐久性
に劣ることである。この摩耗を抑制するためにバネ等の
上記付勢手段の付勢力を弱めようとしても、例えばエン
ジンルーム内等の振動の激しい環境下においてはブラシ
の飛び跳ねが発生してしまい安定した通電が確保されに
くかった。また、上記接触面から発生する摩擦熱により
モータが高温になりモータ効率の低下を招くという問題
もあった。
【0005】第二に、本モータを高精度位置決め制御に
使用する場合に、ブラシと整流子との接触面にて不可避
的に発生する摺動摩擦抵抗が外乱となり、微少回転角制
御における制御性が劣ってしまうことである。
【0006】第三に、例えば、スロットル制御装置すな
わち車両のアクセルの操作量及びエンジン制御ECUの
指令値に応じてエンジンへの燃料噴射量を調節するスロ
ットルバルブの開度をアクチュエータにて制御する装置
において、アクチュエータとして本モータを採用した場
合に、上記摺動摩擦抵抗の存在により、モータ及びスロ
ットル制御装置共に大型化してしまうことである。すな
わち、スロットル制御装置は、異常時には、車両の暴走
を回避するためモータへの通電をカットし、スロットル
バルブを閉側に付勢させるためリターンスプリングが設
けられているのが通常であるが、上記摺動摩擦抵抗の存
在によりリターンスプリング力を大きくせざるを得ず、
その結果、大型化をもたらすものである。
【0007】本発明は、直流モータにおいて、整流子と
ブラシとの接触部の摩擦抵抗を低減し、耐久性、制御性
に優れ、かつ小型化要求に対応し得るものを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、モータシャフトに固設され前記
モータシャフトと一体的に回転する整流子と、ブラシ押
し付け付勢手段により前記整流子に向けて付勢されるブ
ラシとの電気的接触により通電され駆動される直流モー
タにおいて、前記整流子と前記ブラシは相互に転がり接
触をすることにより通電され駆動されることを特徴とす
るものである。
【0009】このように、整流子とブラシを転がり接触
させるため、従来の直流モータに比して接触面の摩擦抵
抗が格段に減少し、かつ、ブラシの摩耗の増大も抑えら
れる。
【0010】また、上記直流モータにおいては、前記整
流子は前記モータシャフトの外周部に円筒状に配置さ
れ、前記ブラシは円筒形状を有し、片持ち梁状のブラシ
押し付け付勢手段の自由端に回転可能に軸支され前記整
流子に向けて付勢されるように構成するのが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、本発明に係る直流モータを前述のスロットル制御装
置のアクチュエータとして使用した場合の例を図面を参
照しながら説明する。
【0012】図1は、スロットル制御装置の機械的構成
を示す断面図である。
【0013】10は、スロットルボデーであり、このス
ロットルボデー10の吸気通路10b内には円板状のス
ロットルバルブ11がスロットル軸12に設けられたス
リット12aに挿入され2本のネジ13にて固定されス
ロットル軸12と一体化されている。このスロットル軸
12はスロットルバルブ11の両側がスロットルボデー
10に配設された軸受14,15にて回転自在に軸支さ
れている。このスロットル軸12の右端には扇形ギヤ1
6が回転方向に位置決めされ固定されている。
【0014】スロットルボデー10の左端面でスロット
ルバルブ11が固定されたスロットル軸12と同軸上に
はスロットルバルブ11のスロットル開度を検出するス
ロットルセンサ20がネジ止め固定されている。尚、2
1はスロットルバルブ11を常時、閉側に付勢する付勢
力を有する捩じりバネからなるリターンスプリングであ
る。
【0015】また、スロットルボデー10には本発明に
係るモータ30が内蔵固定されている。このモータ30
は磁性材料からなるヨークとしてのハウジング31の右
端にプレート32が挿嵌され固定されている。このプレ
ート32内に挿嵌された軸受33とハウジング31内の
左端に挿嵌された軸受34とによりモータシャフト35
が回転自在に軸支されている。また、モータシャフト3
5に固設されたロータ36はハウジング31の内周面に
接着されたマグネット37に対向して配設されている。
ロータ36は筒状に曲げられたコイル導体を有してお
り、このコイル導体の端部は、モータシャフト35に固
設され互いに電気絶縁された複数の整流子41に接続さ
れている。42は整流子41に転がり接触する円筒形状
のブラシであり、給電線(一本のみ図示)40により必
要な電圧を供給されている。このモータ30の動作は従
来通りであり、周知であるので説明を省略する。このよ
うに、モータ30はハウジング31とプレート32にて
ケーシングが構成されているためそれ自身単体で脱着が
可能である。
【0016】このモータシャフト35の右端に固定され
たピニオンギヤ38は、スロットルボデー10に軸支さ
れたセカンダリギヤ18を介し、スロットル軸12に固
定された扇形ギヤ16と噛合されている。このように構
成されたスロットル制御装置においては、運転者の図示
しないアクセルペダル操作等により設定された電流値に
よりモータ30が駆動されスロットルバルブ11が開閉
されることでスロットルボデー10の吸気通路10bを
通過する空気流量が制御される。
【0017】図2は、図1においてモータ30のブラシ
構造の部分をA方向から見たときの模式図であり、図3
は、その図2を右方向から見たときの模式図である。図
2及び図3に示すように、互いに電気絶縁された複数の
整流子41は、モータシャフト35の外周部に円筒状に
配置固定されている。円筒形状を有するブラシ42は、
モータシャフト35に対して点対称の位置に2本設けら
れており、そのブラシ42の円筒内部には、導電性を有
し円形断面を有する片持ち梁状の弾性体43の自由端4
3a側が円筒軸方向に電気的接触を保持するように挿通
され図示のように回転可能に軸支されている。44はブ
ラシを円筒軸方向に固定するためのストッパである。弾
性体43の固定端43b側は、プレート32にネジ止め
固定され、弾性体43は固定端43b側を支点として、
ブラシ42の円筒外周面を整流子41の円筒外周面に押
し付ける方向に付勢力を与えている。この付勢力により
ブラシ42と整流子41とは転がり接触を保ち常に電気
的に通電される。また、弾性体43の固定端43bにお
いては、弾性体43と給電線40とが電気的に通電され
ており、給電線40から供給された電圧は、弾性体4
3、ブラシ42を介して整流子41に通電されることに
なる。
【0018】以上、本発明に係る直流モータを採用すれ
ば、整流子とブラシとの接触部が転がり接触をするた
め、摩擦抵抗を非常に小さく抑えることができる。よっ
て、長時間使用してもブラシが摩耗することもなく、接
触部の発熱も抑えることができ、耐久性が向上する。ま
た、高精度位置決め制御に使用する場合に、外乱である
摩擦抵抗が非常に小さいので微少回転角制御における制
御性が向上する。さらには、本実施例においてはスロッ
トル制御装置内のリターンスプリングを小型化できるの
で、モータ及びスロットル制御装置共に小型化が可能で
ある。
【0019】尚、本発明を上記実施の態様に即して説明
したが、本発明は上記態様に限定されるものではなく、
本発明の原理に準ずる各種態様を含むものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直流モータにおいて、整流子とブラシとの接触部の摩擦
抵抗を低減できるので、耐久性、制御性に優れ、かつ、
小型化要求に対応し得るものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるスロットル制御装
置の機械的構成を示す断面図である。
【図2】図1におけるモータのブラシ構造の部分の模式
図である。
【図3】図1におけるモータのブラシ構造の部分の模式
図である。
【符号の説明】
35 モータシャフト 41 整流子 42 ブラシ 43 弾性体 43a 自由端, 43b 固定端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータシャフトに固設され前記モータシ
    ャフトと一体的に回転する整流子と、ブラシ押し付け付
    勢手段により前記整流子に向けて付勢されるブラシとの
    電気的接触により通電され駆動される直流モータにおい
    て、前記整流子と前記ブラシは相互に転がり接触をする
    ことにより通電され駆動されることを特徴とする直流モ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記整流子は前記モータシャフトの外周
    部に円筒状に配置され、前記ブラシは円筒形状を有し、
    片持ち梁状のブラシ押し付け付勢手段の自由端に回転可
    能に軸支され前記整流子に向けて付勢されることを特徴
    とする請求項1に記載の直流モータ。
JP11699298A 1998-04-27 1998-04-27 直流モータのブラシ構造 Pending JPH11308813A (ja)

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JP11699298A JPH11308813A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 直流モータのブラシ構造

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JPH11308813A true JPH11308813A (ja) 1999-11-05

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ID=14700804

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120235536A1 (en) * 2011-03-14 2012-09-20 Tong-Lung Chang Conductive Device For a Brush Motor
JP2014050221A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Aupack Co Ltd ブラシ装置及びブラシ構造
CN106936226A (zh) * 2015-12-30 2017-07-07 联合汽车电子有限公司 电机磁钢、电机和节气门体
CN107658666A (zh) * 2017-10-25 2018-02-02 锐奇控股股份有限公司 电刷装置和电机

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