JPH0716626Y2 - 防水ケース - Google Patents

防水ケース

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JPH0716626Y2
JPH0716626Y2 JP1989116181U JP11618189U JPH0716626Y2 JP H0716626 Y2 JPH0716626 Y2 JP H0716626Y2 JP 1989116181 U JP1989116181 U JP 1989116181U JP 11618189 U JP11618189 U JP 11618189U JP H0716626 Y2 JPH0716626 Y2 JP H0716626Y2
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JP
Japan
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wall
peripheral wall
packing
case
opening
Prior art date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は防水ケースに係り、特に内部に各種ユニットを
収容してなる防水ケースに関する。
〔従来の技術〕
従来から、一側が開口したケース本体と、このケース本
体の開口を塞ぐ蓋体とから形成される空室内に、防水、
防塵等が必要な各種ユニットを収容するようにした防水
ケースが知られている。
第5図及び第6図は従来の防水ケースを示したもので、
一側が開口した他側が閉塞した略筒状のケース本体1
は、その開口2が蓋体3で塞がれるようになされてお
り、上記ケース本体1と蓋体3とで形成される空室4内
には、図示しない各種ユニットが収容されるようになさ
れている。上記ケース本体1の開口2を形成する周壁1a
の開口端部には、段部5が形成されており、この段部5
には、上記周壁1aの開口端縁1a′と上記蓋体3のケース
本体側端面3aと密接するゴム等で形成されたパッキン6
が載置収容されており、このパッキン6により上記空室
4内に水や埃等が侵入しないようになされている。
ところで、このような防水ケースにおいて、段部5への
パッキン6の載置収容性を良くしてその防水性能をより
高めるためには、ケース本体1の周壁端面1a′とパッキ
ン6との接触面積をできるだけ大きくすることが望まし
く、第7図に示したように、上記周壁1aの肉厚tを大き
なものとして形成し、その開放端部に、パッキン6全体
を収容する大きな段部5を形成し、パッキン6の全面に
わたって周壁端面1a′が接触するものが好ましい。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述したようにケース本体1の周壁1aを肉厚t
の大きなものとして形成すると、ケース本体1を樹脂で
一体成形するにあたり、成形後の樹脂の収縮で、第7図
の点線で示したように、周壁1aの色々な所にヒケ7が生
じる問題がある。このため、周壁1aの肉厚を大きくする
ことなく周壁端面1a′とパッキン6との接触面積を大き
くするために、第8図に示したように、周壁1aの開放端
部に、その外壁面より外方に突出する大きな段部8を形
成し、この段部8内にパッキン6を収容させていた。
しかしながら、このように周壁1aの外方に突出する大き
な段部8を形成すると、ケース本体1の外観形状が段付
となり、その見栄えがよくないという問題を有してい
た。
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、十分な防
水性能を有し、かつ、ケース本体の周壁に生ずる成形後
のヒケを小さく抑えることができると共に、ケース本体
の外観形状から段付を無くすことができ、見栄えが良好
な防水ケースを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案に係る防水ケースは、
一側が開口した樹脂の一体成形によって形成したケース
本体と、このケース本体の開口を塞ぐ蓋体とからなり、
前記ケース本体の前記開口を形成する周壁の端部に段部
を形成し、この段部に周壁の端面と蓋体のケース本体側
端面とに密接するパッキンを載置収容してなる防水ケー
スにおいて、前記周壁を前記段部を有する外壁と内壁と
からなる二層構造とすると共に、前記内壁の端面を前記
外壁の段部と略同じ高さに形成し、前記外壁の段部と前
記内壁の端面とによって前記パッキン全体を載置収容可
能な大きさの段部を形成したことを特徴としている。
〔作用〕
本考案によれば、樹脂の一体成形によるケース本体の開
口を形成する周壁を、外壁と内壁とからなる二層構造と
し、外壁の段部と内壁の端面とによってパッキン全体を
載置収容可能な大きさの段部を形成しているので、この
大きな段部にパッキンが安定的に載置収容され、かつこ
の載置収容したパッキンはケース本体の開口を塞ぐ蓋体
と有効に密接する面積が大きくなると共にその内外にお
いて外壁の段部と内壁の端面と密接するようになり、防
水性能を高めることができる。また、周壁を二層構造と
することで、この二層構造の周壁と同じ肉厚を有する一
層構造の周壁と比較して、成形後のヒケを小さく抑える
ことができる。また、上記二層構造により成形後のヒケ
を抑えつつ周壁の肉厚を大きくすることで、周壁の外面
を段付形状とすることなく周壁の開口端部にパッキン全
体を収容できる大きな段部を形成することができるもの
である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第4図を参照して説
明し、従来と同一部分には同一符号を付す。
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示したもので、
一側が開口し他側が閉塞した略筒状のケース本体1は、
その開口2が蓋体3で塞がれるようになされており、上
記ケース本体1と蓋体3とで形成される空室4内には、
図示しない各種ユニットが収容されるようになされてい
る。上記ケース本体1の開口2を形成する周壁1aの開口
端部には、段部5が形成されており、この段部5には、
上記周壁1aの開口端面1a′と上記蓋体3のケース本体側
端面3aと密接するゴム等で形成されたパッキン6が収容
されるようになされており、このパッキン6により上記
空室4内に水や埃等が侵入しないようになされている。
ここで、上記周壁1aは、その肉厚tが大きなものとして
形成されており、上記周壁1aの開放端部に形成された上
記段部5は、上記パッキン6全体を収容可能な大きなも
のとして形成されている。また、上記周壁1aは、外壁1b
と内壁1cとからなる二層構造として形成されており、上
記外壁1bと内壁1cとの間には、上記周壁1aに沿って延
び、一端が上記段部5の底面5aに開口すると共に、他端
が上記ケース本体1の閉塞端部近くで閉塞する空室9が
形成されている。また、上記空室9には、第3図及び第
4図に示したように、その所々に、上記外壁1bと内壁1c
とを連接し、上記空室9の一部を埋めるように空室9の
閉塞端から開放端に向けて延び、その先端10aが上記段
部5の底面5a近くに位置する補強リブ10が形成されてい
る。
本実施例においては、上記周壁1aの開口端面1a′を形成
する上記外壁1b及び内壁1cの各端面1b′、1c′が上記パ
ッキン6と圧接するようになされており、その接触面積
が十分に大きくなるようになされている。また、上記周
壁1aを外壁1bと内壁1cとの二層構造とすることで、この
二層構造の周壁1aと同じ肉厚を有する一層構造の周壁と
比較して、成形後のヒケが小さく抑えられている。ま
た、上記二層構造により成形後のヒケを抑えつつ周壁1a
の肉厚を大きくすることで、周壁1aの外面を段付形状と
することなく周壁1aの開口端部にパッキン6全体を収容
する大きな段部5を形成するようにしている。
従って、本実施例においては、上記周壁1aの二層構造に
より、十分な防水性能を確保しつつ、ケース本体1の周
壁1aに生ずる成形後のヒケを小さく抑えることができ、
また周壁1aの肉厚tを大きくしてパッキン6全体を収容
できる大きな段部5を形成でき、この大きな段部5を形
成するために周壁1aの外面を段付形状とする必要がなく
なり、ケース本体1の見栄えを良好なものとすることが
できる。
また、上記周壁1aの空室9内の空気により、ある程度の
断熱効果が得られ、ケース本体1の外部と内部との温度
差を小さく抑えることができ、ケース本体1内面に結露
が発生するのを防止することができる。
さらに、上記周壁1aに形成された空室9の一部を埋める
ように空室9の閉塞端から開放端に向けて延び、その先
端10aが上記段部5の底面5a近くに位置する補強リブ10
が形成されているので、上記ケース本体1の強度を十分
なものにすることができ、しかも上記補強リブ10が上述
したように上記段部5の底面5aまでは形成されていない
ので、いわゆる楔作用により、上記周壁1aを構成する外
壁1b及び内壁1cの先端部がパッキン6に食い込むように
なり、より防水性能を高めることができる。
なお、上記補強リブ10は、上記段部5の底面5aまで達し
ないものであれば、どのようなものでもよく、また、特
に外壁1bと内壁1cとの間に形成しなくても、防水ケース
としての機能には問題のないものである。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る防水ケースは、ケース本
体の周壁を二層構造とし、パッキンを載置収容する段部
の面積を大きくしたと同等の作用をもたせるようにした
ので、十分な防水性能を得ることができ、かつ、ケース
本体の周壁に生ずる成形後のヒケを小さく抑えることが
できると共に、ケース本体の外観形状から段付を無くす
ことができ、見栄えを良好なものとすることができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部側断面図、 第2図は第1図の一部拡大図、 第3図は第1図とは別の切断図を示す一部側断面図、 第4図は上記実施例のケース本体を示す一部平面図、 第5図及び第6図は従来の防水ケースを示す一部側断面
図、 第7図及び第8図はそれぞれ従来の他の防水ケースを示
す一部側断面図である。 1……ケース本体、1a……周壁、1b……外壁、1c……内
壁、2……開口、3……蓋体、5,8……段部、6……パ
ッキン、7……ヒケ、9……空室、10……補強リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側が開口した樹脂の一体成形によって形
    成したケース本体と、このケース本体の開口を塞ぐ蓋体
    とからなり、前記ケース本体の前記開口を形成する周壁
    の端部に段部を形成し、この段部に周壁の端面と蓋体の
    ケース本体側端面とに密接するパッキンを載置収容して
    なる防水ケースにおいて、 前記周壁を前記段部を有する外壁と内壁とからなる二層
    構造とすると共に、前記内壁の端面を前記外壁の段部と
    略同じ高さに形成し、前記外壁の段部と前記内壁の端面
    とによって前記パッキン全体を載置収容可能な大きさの
    段部を形成したことを特徴とする防水ケース。
JP1989116181U 1989-10-04 1989-10-04 防水ケース Expired - Fee Related JPH0716626Y2 (ja)

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JPH0356558U JPH0356558U (ja) 1991-05-30
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