JPS641230Y2 - - Google Patents

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JPS641230Y2
JPS641230Y2 JP1981029723U JP2972381U JPS641230Y2 JP S641230 Y2 JPS641230 Y2 JP S641230Y2 JP 1981029723 U JP1981029723 U JP 1981029723U JP 2972381 U JP2972381 U JP 2972381U JP S641230 Y2 JPS641230 Y2 JP S641230Y2
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JP
Japan
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groove
lid
packing
main body
mating surface
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JP1981029723U
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JPS57143120U (ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、熱可塑性プラスチツク製中空2重壁
構造の本体と蓋体からなり、本体と蓋体との合わ
せ面にパツキンを設けて、本体と蓋体とをその合
わせ面の外周に設けた係止具で密閉保持するよう
に構成した密閉容器において、特に密閉度が高
く、収納物品の保護性に優れた密閉容器に関する
ものである。
従来の技術 従来、熱可塑性プラスチツク製中空2重壁構造
の本体と蓋体からなる容器において、その本体と
蓋体の合わせ面にパツキンを介在させたものは、
例えば実開昭51−88221号公報に記載されている
ように、既に知られており、かつこのような密閉
容器は広く用いられている。
考案が解決しようとする問題点 ところで、各種密閉容器においては、第4図に
示すように、蓋体42と対応する本体43の合わ
せ面に凹溝49を形成し、上記凹溝49の対向面
に、突起41を設けることにより、内面幅D1に
対して開口幅D2を狭くして形成し、この凹溝4
9にパツキン40を嵌挿するものでは、凹溝49
にパツキン40を狭い開口幅D2から圧入しなけ
ればならないので、合わせ面の全周にわたる長く
しかも環状のパツキン40を凹溝49に圧入する
際に、圧入時の局部的歪が部分にも波及して不規
則な変形を生じて作業が容易でなく、その作業を
迅速かつ確実に行うには高度の熟練を要する。こ
のため、実開昭51−88221号公報の場合は、パツ
キンの嵌挿を容易にするうえから、凹溝より狭い
開口部幅より僅かに径の大なるパツキンを用いて
いるが、このようなパツキンでは、凹溝の内面と
嵌挿したパツキンとの間に隙間が生じ、この隙間
があるためにパツキンが圧潰変形した状態でもそ
の支持が不確実であつて、パツキンによる十分な
シール効果が得られないのが実情である。
上記のような問題点は凹溝49の内面幅D1に
対して開口幅D2が凹溝全周にかけて狭いことか
ら発生する問題点であり、本考案はこの点に着目
し、上記開口幅が部分的に狭くとも、特定の凹溝
形状で且つ凹溝とパツキンとを特定の関係に設定
することにより上記問題点を解決するものであ
る。すなわち、本考案は、このような従来の密閉
容器における問題点に鑑み、本体または蓋体の合
わせ面を密閉状態に保持するパツキンを、容器の
本体または蓋体の合わせ面に形成した凹溝にきわ
めて容易に圧入嵌挿することができ、しかも、シ
ール効果が確実であつて、特に密閉容器を提供す
ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、その目的を達成するための技術的手
段を次のように構成した。
すなわち、本考案に係る密閉容器は、熱可塑性
プラスチツク製中空2重壁構造の本体と蓋体から
なり、本体と蓋体との合わせ面にパツキンを設け
て、本体と蓋体とをその合わせ面の外周に設けた
係止具で密閉保持するように構成した密閉容器に
おいて、本体または蓋体の合わせ面の一方には、
その合わせ面を中空2重壁構造の中空部側に凹ま
せた中空状でかつ合わせ面方向に同じ幅で開口す
る凹溝を形成し、この凹溝の開口対向端縁には交
互に位置をずらして突起を設け、上記凹溝にはそ
の内面幅より幅広の弾性材よりなるパツキンを圧
入嵌挿してなり、本体または蓋体の合わせ面の他
方には、パツキンを圧潰変形させる圧接面を設け
たことを特徴とする密閉容器に関するものであ
る。
作 用 本体または蓋体の合わせ面に形成された凹溝に
パツキンを嵌挿するには、パツキンを凹溝の内側
面に沿つて圧入するが、凹溝は同じ幅で開口して
おり、しかも開口対向端縁の突起は交互に位置を
ずらして設けられているので、パツキンを凹溝の
内面に沿つて、かつ突起の位置で少し屈折蛇行さ
せるように順次押し込むことにより、浮き上がり
が全く生せず、容易かつ確実にその圧入嵌挿を行
うことができる。凹溝に圧入嵌挿されたパツキン
は凹溝の内面幅より幅広となつているので、凹溝
内に圧入嵌挿されたパツキンは、凹溝の内面に少
なくとも一分が密着支持された状態になる。この
ため、蓋体を閉じた状態でその蓋体側の合わせ面
の圧接面がパツキンを押し付けると、パツキンは
圧潰変形するが、パツキンは凹溝の内面によつて
確実に支持されるので、パツキンによるシール効
果はきわめて高い状態を保持することになる。ま
た、凹溝は中空状であるから、パツキンを介して
その開口部側から底部方向に押圧荷重を受けるこ
とにより、凹溝の開口部が狭まるように変形し
て、パツキンを凹溝内に包み込むので、交互に位
置をずらして設けた突起の存在とあわせて容器の
使用中におけるパツキンの脱落が防止され、容器
は完全なシール状態を保持する。
実施例 以下、本考案の実施例である合わせ面に嵌合凸
状を有する容器を図面について説明する。
第1図および第2図において、1は熱可塑性プ
ラスチツク製中空2重壁構造の密閉容器であつ
て、この密閉容器1は、本体および蓋体3とによ
り収納部1aが構成されているものである。本体
2と蓋体3は一体に連結した屈曲自在のヒンジ4
を支点として開閉自在に構成されており、密閉容
器1を閉じて蓋体3のラツチ片5を本体2のラツ
チ片係止用突起6に係止することにより、密閉容
器1は閉鎖状態を保持する構成のものである。本
体2は内壁2a、外壁2b間に中空部2cを有す
る中空2重壁構造に構成され、一方の蓋体3も本
体2と同じく内壁3a、外壁3b間に中空部3c
を有する中空2重壁構造に構成されている。7,
8は本体2、蓋体3の合わせ面であり、本体2の
合わせ面7には、中空2重壁構造の中空部側の凹
まわせ面7方向に開口する中空状の凹溝9が全周
にわたつて設けられ、この凹溝は開口部から底部
まで同じ幅であり、凹溝9内には、塩化ビニル、
酢酸ビニル、シリコーン等の弾性プラスチツクや
ゴムで形成された中空パイプ状のパツキン10が
嵌挿されている。このようにパツキン10を嵌挿
する凹溝9には、その開口端縁を突出させてパツ
キン10の脱落防止用突起11が形成されてお
り、この脱落防止用突起は、凹溝9の全周にわた
つて適当間隔で対向端縁に交互に位置をずらして
点在状に設けられている。上記パツキン10は、
合わせ面7の全周にわたり設けられた凹溝9の長
さと等しいか若干短い無端状のものであつて、こ
のパツキン10の外幅は凹溝3の内面に密着する
ように、凹溝9の内面幅より若干大としたもので
ある。
一方、蓋体3の合わせ面8には、本体2の凹溝
9と嵌合しパツキン圧接面となる凸状12が設け
られ、密閉容器1を閉じた状態で凸状12は凹溝
9内のパツキン10を圧潰変形させて密閉状態を
保持することができるようになつている。13は
パツキン脱落防止用突起11と対応と対応した箇
所に形成した凹部である。14は乾燥剤、防錆
剤、脱酸素剤その他収納物の変質、変色、腐食を
防ぐ薬剤15が設置される室であり、この室14
の上部に位置する仕切板16には孔17があけら
れている。
密閉容器1はポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリアミド、塩化ビニル等の熱可塑性プラスチツ
クをブロー成形等によつて構成されるが、18,
19はブロー孔である。
第3図は本考案の他例であつて、本体2の内壁
2aを一部切欠して開口部20を形成し、この開
口部20より薬剤15を中空部2c内に設けた室
14Aに設置する例を示している。
以上のように構成された密閉容器1において、
本体2の合わせ面7に形成された凹溝9にパツキ
ン10を嵌挿するには、凹溝9は同じ幅で開口し
ており、しかも開口対向端縁の突起11は交互に
位置をずらして設けられているので、パツキン1
0を凹溝9の内面に沿つて、かつ突起11の位置
で少し屈折蛇行させるように順次押し込むことに
より、浮き上がりが全く生せず、容易かつ確実に
その圧入嵌挿を行うことができる。凹溝9に圧入
嵌挿されたパツキン10は凹溝9の内面幅より幅
広となつているので、凹溝9内に圧入嵌挿された
パツキン10は、凹溝9の内面に少なくとも一部
が密着支持された状態になる。このため、蓋体3
を閉じた状態でその合わせ面8の圧接面である凸
状12がパツキン10を押し付けると、パツキン
は圧潰変形するが、パツキン10は凹溝9の内面
によつて確実に支持されるので、パツキン10に
よるシール効果はきわめて高い状態を保持するこ
とになる。また、凹溝9は中空状であるから、パ
ツキン10を介してその開口部側から底部方向に
押圧荷重を受けることによつて、凹溝9の開口部
が狭まるように変形して、パツキン10を凹溝9
内に包み込み、上記交互に一をずらした突起11
の存在と相俟つてパツキン10の脱落が確実に防
止される。
考案の効果 本考案に係る密閉容器は、前記のように、熱可
塑性プラスチツク製中空2重壁構造の本体と蓋体
からなり、本体と蓋体との合わせ面にパツキンを
設けて、本体と蓋体とをその合わせ面の外周に設
けた係止具で密閉保持するように構成した密閉容
器において、密閉容器において、本体または蓋体
の合わせ面の一方には、その合わせ面を中空2重
壁構造の中空部側に凹ませた中空状でかつ合わせ
面方向に同じ幅で開口する凹溝を形成し、この凹
溝の開口対向端縁には交互に位置をずらして突起
を設け、上記凹溝にはその内面幅より幅広の弾性
材よりなるパツキンを圧入嵌挿してなり、本体ま
たは蓋体の合わせ面の他方には、パツキンを圧潰
変形させる圧接面を設けたものであるから、パツ
キンを凹溝の内面に沿つて、かつ突起の位置で少
し屈折蛇行させるように順次押し込むことによ
り、浮き上がりが全く生せず、容易かつ確実にそ
の圧入嵌挿されたパツキンは凹溝の内面幅より幅
広であつて、凹溝の内面に少なくとも一部が密着
支持された状態になり、蓋体を閉じた状態でその
合わせ面がパツキンを押し付けると、パツキンは
圧潰変形して凹溝の内面によつて確実に支持され
て、パツキンによるシール効果がきわめて高く、
さらに、中空状の凹溝はパツキンを介してその開
口部側から底部方向に押圧荷重を受けることによ
つて、その開口部が狭まるように変形してパツキ
ンを凹溝内に包み込み、交互に位置をずらして設
けた突起の存在と両々相俟つて容器の使用中にお
けるパツキンの脱落をなくして、特に密閉度が高
く収納物品の保護性に優れた密閉容器を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は密閉容
器を開いた状態を示すその全体斜視図、第2図は
同上閉じた状態を示す部分断面図、第3図は他の
実施例を示す本体部分の断面図、第4図は従来の
パツキン取付け構造を示す断面斜視図である。 1……密閉容器、2……本体、3……蓋体、4
……ヒンジ、5……ラツチ片、6……ラツチ片係
止用突起、7,8……合わせ面、9……パツキン
を嵌挿する凹溝、10……パツキン、11……パ
ツキンの脱落防止用突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性プラスチツク製中空2重壁構造の本体
    と蓋体からなり、本体と蓋体との合わせ面にパツ
    キンを設けて、本体と蓋体とをその合わせ面の外
    周に設けた係止具で密閉保持するように構成した
    密閉容器において、本体または蓋体の合わせ面の
    一方には、その合わせ面を中空2重壁構造の中空
    部側に凹ませた中空状でかつ合わせ面方向に同じ
    幅で開口する凹溝を形成し、この凹溝の開口対向
    端縁には交互に位置をずらして突起を設け、上記
    凹溝にはその内面幅より幅広の弾性材よりなるパ
    ツキンを圧入嵌挿してなり、本体または蓋体の合
    わせ面の他方には、パツキンを圧潰変形させる圧
    接面を設けたことを特徴とする密閉容器。
JP1981029723U 1981-03-05 1981-03-05 Expired JPS641230Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981029723U JPS641230Y2 (ja) 1981-03-05 1981-03-05

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JP1981029723U JPS641230Y2 (ja) 1981-03-05 1981-03-05

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Publication Number Publication Date
JPS57143120U JPS57143120U (ja) 1982-09-08
JPS641230Y2 true JPS641230Y2 (ja) 1989-01-12

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ID=29827279

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