JPH078436Y2 - 紙缶蓋構造 - Google Patents
紙缶蓋構造Info
- Publication number
- JPH078436Y2 JPH078436Y2 JP1987010249U JP1024987U JPH078436Y2 JP H078436 Y2 JPH078436 Y2 JP H078436Y2 JP 1987010249 U JP1987010249 U JP 1987010249U JP 1024987 U JP1024987 U JP 1024987U JP H078436 Y2 JPH078436 Y2 JP H078436Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- paper
- frame
- lid frame
- fitted
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器本体を紙製筒状体で形成し、必要によ
り、その外側面を化粧材で被覆した所謂紙缶の蓋構造に
関する。
り、その外側面を化粧材で被覆した所謂紙缶の蓋構造に
関する。
近年、このような紙缶は、手触りの良さ、外見上の高級
感、製造に際しての加工性と切断性の良さ等から、従来
の金属製、合成樹脂製の缶に代って、お茶、乾燥海苔、
菓子等の収納容器として多く用いられるようになった。
感、製造に際しての加工性と切断性の良さ等から、従来
の金属製、合成樹脂製の缶に代って、お茶、乾燥海苔、
菓子等の収納容器として多く用いられるようになった。
その構造は、通常、第4図に示すように、底端に底板A
をかしめ付けた紙製筒状体Bに化粧カバーCを設けた紙
缶本体に、蓋材Dを嵌着する構造になっており、その蓋
材Dには、挿入部Eの上端縁に上記紙缶本体よりも大き
い径を有する係止突出部Fを設け、蓋材Dを嵌着したと
きにはその係止突出部Fが紙缶本体の上端部に僅かに突
出した状態になり、蓋材Dの開蓋の際の手掛りの機能を
持たせている。
をかしめ付けた紙製筒状体Bに化粧カバーCを設けた紙
缶本体に、蓋材Dを嵌着する構造になっており、その蓋
材Dには、挿入部Eの上端縁に上記紙缶本体よりも大き
い径を有する係止突出部Fを設け、蓋材Dを嵌着したと
きにはその係止突出部Fが紙缶本体の上端部に僅かに突
出した状態になり、蓋材Dの開蓋の際の手掛りの機能を
持たせている。
しかしながら、このような蓋構造では、閉蓋した状態で
も紙缶本体の筒状体B上端がはみ出して見えるという外
観上の問題に限らず、開蓋するのが不便であったり、ま
た、数多く開蓋を繰り返す過程で開口部分が崩れ、単に
紙缶本体に載置するだけの蓋材Dになってしまい、紙缶
本体内への埃の進入や蓋材Dの紛失等の問題がある。ま
た、紙缶本体が吸湿性があるために紙缶本体の開口が狭
くなり蓋材Dを紙缶本体にセットすることが不可能にな
ったり、無理に蓋をしようとすれば、開口部分が崩れ紙
缶としての体裁が悪くなる等の問題がある。
も紙缶本体の筒状体B上端がはみ出して見えるという外
観上の問題に限らず、開蓋するのが不便であったり、ま
た、数多く開蓋を繰り返す過程で開口部分が崩れ、単に
紙缶本体に載置するだけの蓋材Dになってしまい、紙缶
本体内への埃の進入や蓋材Dの紛失等の問題がある。ま
た、紙缶本体が吸湿性があるために紙缶本体の開口が狭
くなり蓋材Dを紙缶本体にセットすることが不可能にな
ったり、無理に蓋をしようとすれば、開口部分が崩れ紙
缶としての体裁が悪くなる等の問題がある。
このように、蓋構造の改善はその需要が伸びてきた紙缶
にとって解決すべき最大の課題となっている。
にとって解決すべき最大の課題となっている。
本考案の目的はかかる従来の紙缶の蓋構造の欠点を解消
して、食品類の収納容器としての紙缶の機能を充分に発
揮できる蓋構造を提供することにある。
して、食品類の収納容器としての紙缶の機能を充分に発
揮できる蓋構造を提供することにある。
本考案は、その実施例を示す第1図から第3図を参照し
て、紙製筒状体Bの開放端縁にかしめて取り付けた蓋枠
1と同蓋枠1内に挿入嵌合される蓋体2とからなる蓋構
造体100であって、前記蓋枠1には紙製筒状体Bの上縁
を噛み込むための噛み込み部11と内面に設けられた突出
部12を有し、また、前記蓋体2には、その周縁部に外側
面21と挿入部25が形成されており、前記外側面21の外径
は、その下端面22が蓋枠1の上面に当接するように前記
蓋枠1の外径と略同一径に形成され、さらに、前記挿入
部25は、前記蓋枠1内に挿入できる長さと、前記蓋枠1
の内径と略同一外径とを有し、且つ、同挿入部25の外面
には、蓋体2を蓋枠1に挿入嵌合した際、蓋枠1の突出
部12の下に位置して同突出部12と係止する係止突起26が
設けられていることを特徴とする紙缶蓋構造である。
て、紙製筒状体Bの開放端縁にかしめて取り付けた蓋枠
1と同蓋枠1内に挿入嵌合される蓋体2とからなる蓋構
造体100であって、前記蓋枠1には紙製筒状体Bの上縁
を噛み込むための噛み込み部11と内面に設けられた突出
部12を有し、また、前記蓋体2には、その周縁部に外側
面21と挿入部25が形成されており、前記外側面21の外径
は、その下端面22が蓋枠1の上面に当接するように前記
蓋枠1の外径と略同一径に形成され、さらに、前記挿入
部25は、前記蓋枠1内に挿入できる長さと、前記蓋枠1
の内径と略同一外径とを有し、且つ、同挿入部25の外面
には、蓋体2を蓋枠1に挿入嵌合した際、蓋枠1の突出
部12の下に位置して同突出部12と係止する係止突起26が
設けられていることを特徴とする紙缶蓋構造である。
以下に本考案の実施例を示す第1図から第3図を参照し
ながら具体的に説明する。
ながら具体的に説明する。
蓋構造体の使用に際しての組み合わせ状態を俯瞰図とし
て示す第1図を参照して、本考案に係る蓋構造体100は
底部に金属製底板Aを紙製筒状体Bにかしめてとりつけ
た従来の紙缶本体に対して使用することができる。
て示す第1図を参照して、本考案に係る蓋構造体100は
底部に金属製底板Aを紙製筒状体Bにかしめてとりつけ
た従来の紙缶本体に対して使用することができる。
同蓋構造体100は、蓋枠と蓋体との組み合わせの断面構
造を示す第2図も併せて参照して、紙製筒状体Bの開放
端縁にかしめ取りつけた蓋枠1と同蓋枠1内に挿入嵌合
される蓋体2とからなる。蓋枠1は通常金属板を加工し
てなり、紙製筒状体Bの上縁を噛み込むための噛み込み
部11と内面に設けられた突出部12を形成している。ま
た、蓋体2は金属製あるいは合成樹脂製任意の材質のも
のが使用できるが、その手触りと、加工性、着色性、そ
れに挿入部に弾力性を持たせるために、合成樹脂製とす
るのが良い。同蓋体2は指で持ち易く、しかし、紙缶の
全体の高さから違和感のない程度の高さの外側面21を有
する。同外側面21は図示するような面一とする代わりに
種々の指掛り面を形成することも勿論可能である。さら
に、その下端面22は蓋体2を蓋枠1に嵌合した時、蓋枠
1の上面に当接するように形成され、また、同外側面21
の外径は前記蓋枠1の外径と同一径になるように形成し
て、閉蓋したとき、蓋枠1と蓋体2との間に段差がない
ようにするのが良い。さらに、同外側面21は蓋体2を開
閉するために指に角部が当たらないように外側面21と上
面23との間の角に曲面24が形成されている。また、蓋体
2には、蓋枠1の内径と略同一外径を有し、蓋枠1内に
挿入嵌合する挿入部25が設けられている。そして、同挿
入部25の外側面の同一レベルに係止突起26が設けられて
おり、蓋構造体の使用状態を一部断面によって示す第3
図に示すように、蓋体2を蓋枠1に挿入嵌合した際、蓋
枠1の突出部12の下に位置せしめて、蓋枠1と蓋体2と
の係止効果を奏することができる。
造を示す第2図も併せて参照して、紙製筒状体Bの開放
端縁にかしめ取りつけた蓋枠1と同蓋枠1内に挿入嵌合
される蓋体2とからなる。蓋枠1は通常金属板を加工し
てなり、紙製筒状体Bの上縁を噛み込むための噛み込み
部11と内面に設けられた突出部12を形成している。ま
た、蓋体2は金属製あるいは合成樹脂製任意の材質のも
のが使用できるが、その手触りと、加工性、着色性、そ
れに挿入部に弾力性を持たせるために、合成樹脂製とす
るのが良い。同蓋体2は指で持ち易く、しかし、紙缶の
全体の高さから違和感のない程度の高さの外側面21を有
する。同外側面21は図示するような面一とする代わりに
種々の指掛り面を形成することも勿論可能である。さら
に、その下端面22は蓋体2を蓋枠1に嵌合した時、蓋枠
1の上面に当接するように形成され、また、同外側面21
の外径は前記蓋枠1の外径と同一径になるように形成し
て、閉蓋したとき、蓋枠1と蓋体2との間に段差がない
ようにするのが良い。さらに、同外側面21は蓋体2を開
閉するために指に角部が当たらないように外側面21と上
面23との間の角に曲面24が形成されている。また、蓋体
2には、蓋枠1の内径と略同一外径を有し、蓋枠1内に
挿入嵌合する挿入部25が設けられている。そして、同挿
入部25の外側面の同一レベルに係止突起26が設けられて
おり、蓋構造体の使用状態を一部断面によって示す第3
図に示すように、蓋体2を蓋枠1に挿入嵌合した際、蓋
枠1の突出部12の下に位置せしめて、蓋枠1と蓋体2と
の係止効果を奏することができる。
本考案の紙缶蓋構造は頻繁な開蓋をしても従来の紙缶の
欠点とされてきた蓋上縁部の疵の発生が防止できて紙缶
の耐用性が向上できると共に、紙缶そのものが持つ吸湿
による開口部の狭化の問題が解決でき、さらに、蓋体自
体に開蓋のための比較的広い指触り部分を形成できるの
で開蓋に便利な紙缶とすることができる。
欠点とされてきた蓋上縁部の疵の発生が防止できて紙缶
の耐用性が向上できると共に、紙缶そのものが持つ吸湿
による開口部の狭化の問題が解決でき、さらに、蓋体自
体に開蓋のための比較的広い指触り部分を形成できるの
で開蓋に便利な紙缶とすることができる。
第1図は本考案にかかる蓋構造体の使用に際しての組み
合わせ状態を俯瞰図として示し、第2図は蓋枠と蓋体と
の組み合わせの断面構造を示し、更に第3図は蓋構造体
の使用状態を一部断面によって示す図である。第4図は
従来の紙缶の蓋構造を示す図である。 1:蓋枠、2:蓋体 11:噛み込み部、12:突出部 21:外側面、22:下端面 23:上面、24:曲面 25:挿入部、26:係止突起 100:蓋構造体
合わせ状態を俯瞰図として示し、第2図は蓋枠と蓋体と
の組み合わせの断面構造を示し、更に第3図は蓋構造体
の使用状態を一部断面によって示す図である。第4図は
従来の紙缶の蓋構造を示す図である。 1:蓋枠、2:蓋体 11:噛み込み部、12:突出部 21:外側面、22:下端面 23:上面、24:曲面 25:挿入部、26:係止突起 100:蓋構造体
Claims (1)
- 【請求項1】紙製筒状体(B)の開放端縁にかしめて取
り付けた蓋枠(1)と同蓋枠(1)内に挿入嵌合される
蓋体(2)とからなる蓋構造体(100)であって、 前記蓋枠(1)には紙製筒状体(B)の上縁を噛み込む
ための噛み込み部(11)と内面に設けられた突出部(1
2)を有し、 また、前記蓋体(2)には、その周縁部に外側面(21)
と挿入部(25)が形成されており、 前記外側面(21)の外径は、その下端面(22)が蓋枠
(1)の上面に当接するように前記蓋枠(1)の外径と
略同一径に形成され、 また、前記挿入部(25)は、前記蓋枠(1)内に挿入で
きる長さと、前記蓋枠(1)の内径と略同一外径とを有
し、 且つ、 同挿入部(25)の外面には、蓋体(2)を蓋枠(1)に
挿入嵌合した際、蓋枠(1)の突出部(12)の下に位置
して同突出部(12)と係止する係止突起(26)が設けら
れている ことを特徴とする紙缶蓋構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987010249U JPH078436Y2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | 紙缶蓋構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987010249U JPH078436Y2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | 紙缶蓋構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63117749U JPS63117749U (ja) | 1988-07-29 |
JPH078436Y2 true JPH078436Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=30796371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987010249U Expired - Lifetime JPH078436Y2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | 紙缶蓋構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078436Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101973553B1 (ko) * | 2017-12-22 | 2019-04-29 | 이기호 | 포장 지관용 캡 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5234760U (ja) * | 1975-09-01 | 1977-03-11 | ||
JPS5521987U (ja) * | 1978-07-31 | 1980-02-13 |
-
1987
- 1987-01-26 JP JP1987010249U patent/JPH078436Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63117749U (ja) | 1988-07-29 |