JP2502914Y2 - 外壁ボックス - Google Patents

外壁ボックス

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JP2502914Y2
JP2502914Y2 JP4811791U JP4811791U JP2502914Y2 JP 2502914 Y2 JP2502914 Y2 JP 2502914Y2 JP 4811791 U JP4811791 U JP 4811791U JP 4811791 U JP4811791 U JP 4811791U JP 2502914 Y2 JP2502914 Y2 JP 2502914Y2
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JP
Japan
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peripheral wall
main body
wall
packing
space
Prior art date
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JP4811791U
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JPH051288U (ja
Inventor
壮一郎 竹内
正俊 本橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インターホンボックス
等の住宅の外壁等に取付けられる防雨構造の外壁ボック
スに関する。
【0002】
【従来の技術】図7はこの種の外壁ボックスの従来の1
例を斜視図で示したもので、10Aは住宅の外壁等に固
定される本体ケース、10a屋根取付け用のリブ、20
Aは本体ケース10Aに取付けられる屋根、30Aは蝶
番等で開閉可能に本体ケース10に取付けられる蓋ケー
スを示している。
【0003】この外壁ボックスの蓋ケース30Aは、成
形上の抜きテーパを有する周壁31aから外側に広がる
L字状の嵌め合い部32aを、その開口全周に形成され
ており、本体ケース10Aは、嵌め合い部32aに内嵌
される折り返し状の嵌め合い部12aを、その開口全周
に形成されており、図8および図9に示すように、両嵌
め合い部12aと32aを嵌め合わせて、本体ケース1
0Aを蓋ケース30Aで蓋する構造となっている。
【0004】この外壁ボックスでは、図8に示すよう
に、嵌め合い部32aの長さ(符号32bで示す部分の
長さ)を、嵌め合い部12aを充分に覆う大きさにし
て、雨滴の侵入を防ぐ防雨構造とし、それでも、雨滴の
侵入の恐れのある上部には、屋根20Aを設けることに
より、雨滴の侵入を防いでいる。また、図9に示すよう
に、屋根20Aと本体ケース10Aとの間に空間Gを形
成し、この空間の空気層により、外気温度の変動に起因
するボックス内の温度変化を和らげ、内部に収納される
電子部品等を保護するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この従来の外壁ボック
スは、嵌め合い部32aが嵌め合い部12aに対して屋
根もしくは傘の役目をするように長くして防雨効果を得
ているが、この嵌め合い部32aは外に突出し、かつ上
記防雨効果を得るために構造状の制約を受けるので、デ
ザイン性に乏しく、風のある場合には、雨の巻き込みに
よる浸入を防ぐことが難しく、本体ケース10A、屋根
20A、蓋ケース30及びの3部品からなるので、部品
点数が多くコスト高となる。
【0006】本考案はこの問題を解消するためになされ
たもので、従来に比し、外観の見栄えを良くすることが
できるだけでなく、コストを下げ、また、外気温度の変
動に起因するボックス内の温度変化を低減することがで
きる外壁ボックスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、外側へ折り返され内周壁との間に背面に開口
する周状空間を区画する外周壁を有する本体部と当該本
体部に一体に成形され本体部の上部周壁との間に背面に
開口する空間を区画する屋根部とからなる本体ケース
と、周壁に平行状に伸びるパッキン押さえを有し周壁の
当該パッキン押さえ端面位置から開口端までが本体部の
周壁に外接可能な嵌合部となっている蓋ケースとからな
り、上記本体部の上記周壁の折り返し頂面にパッキン部
材が取着され、閉蓋時、上記パッキン押さえ全周が上記
パッキン部材に圧接する構成とした。
【0008】請求項2では、本体部の底壁は上げ底状で
あって外壁嵌合孔へ突出する筒部を有し、当該底壁外面
には、上記筒部全周に外接するパッキン部材と、一部が
内周壁に沿って伸び、上記筒部を囲むような配設された
パッキン部材とが設けられている構成とした。
【0009】請求項3では、パッキンの左右に平行する
部分は、頂面の内周壁寄りに設けられ、上記頂面の外周
壁側と上記パッキンとの間が蝶番、止め具の配設場所と
して利用されるようにした。
【0010】
【作用】本考案では、閉蓋時、蓋ケースのパッキン押さ
えがパッキンの全周に圧接してボックス内部への雨滴の
浸入は防止される。屋根部と本体部との間の空間層だけ
ではなく、本体部を囲む空間層が有るので、本体部は、
常に、空気層で囲まれている状態になり、従来に比し、
ボックス内部の温度変化が小さくなる。パッキンによる
防雨構造であり、屋根部が本体部と一体であるので、美
観を向上することができ、構成部品が少なくなねの
で、、コストを下げることができ、部品管理も楽にな
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面を参照して説
明する。
【0012】図1および図2において、1は本体ケース
であって、本体部10とこの本体と一体に形成された中
空の屋根部20からなる。30は蓋ケースである。本体
部10は、図3に示すように、周壁(内周壁)11が、
外側へ折り返された折り返し壁(外周壁)12を備える
二重壁となっており、この折り返し壁12は、図5に示
すように、その頂部側に段部12aを有し、周壁11と
の間に空間G1を区画している。周壁11の上壁部11
Aにも、図5に示すように、折り返し壁12Aが形成さ
れているが、この折り返し壁12Aは短い折り返し壁で
あって、更に上に鉛直状に折り返えされおり、この鉛直
折り返し部12Bから屋根部20の軒部21が前方に伸
びて溝状空間G2を区画しており、屋根部20と上壁部
11Aとは背部に開口する空間G3を区画している。
【0013】内周壁11と外周壁からなる周壁13の頂
面13Aは広巾であって、図3、図5および図6に示す
ように、パッキン(弾性を持つシール部材)40が本体
ケース10の開口を囲むように取着されている。このパ
ッキン40の上下方向に延びる部分、即ち、周壁13の
うちの左右周壁13R、13Lの頂面13Aに取着され
た部分は、内周壁11寄せ外周壁12側を残して設けら
れ、この残した部分に蝶番41、41と係止爪18が設
けられる。
【0014】また、本体部10の底壁14は、図5およ
び図6に示すように、あげ底状の底壁であって、収納電
気機器固定部15と外面から突出するボックス係止用の
筒部(円筒リブ)16が突出形成されるとともに、内周
壁11との間にパッキン溝を区画するリブ17が収納電
気機器固定部15の部分と円筒リブ16を囲むパッキン
溝を形成するリブ17Aと17Bが形成され、このパッ
キン溝にパッキン40Aが嵌着されている。この円筒リ
ブ16の外周には、パッキン40Bが設けられている。
【0015】蓋ケース30は、その周壁31と所定間隔
を隔て当該周壁31と平行状に延びるパッキン押え用の
リブ32を有し、周壁31の、このリブ32の端面位置
から開口端までが本体部10の折り返し壁12、12A
に外接可能な嵌合部33となっている。蓋ケース30の
両側には、図5に破線で示すように係止孔42aを持つ
止め具42が突出形成されており、閉蓋時、この係止孔
42aが周壁13Lの外面部に形成れた爪18に係合す
る。
【0016】なお、各図において、44は補強用のリブ
である。
【0017】本実施例の外壁ボックスは、図3に鎖線で
示す外壁50に形成する丸孔に本体部10の円筒リブ1
6を嵌入してネジ孔43からネジを螺入して当該外壁に
固定するが、この取付け固定状態で、パッキン40Aと
パッキン40Bが上記外壁面に圧接するので、底壁14
側からのボックス内への雨水の浸入は無い。
【0018】この本体部10の周壁13の頂面13Aに
パッキン40があり、蓋ケース30を本体部10にかぶ
せ、嵌合部33を段部12aに嵌めると、リブ32がこ
のパッキン40に接するので、止め具42をかけて閉蓋
した時に、リブ32がパッキン40の全周に圧接するよ
うに蝶番41、41を設けておけば、ボックス内部への
雨滴の浸入は防止される。
【0019】このように、パッキン40でシールする構
造であり、前記従来のように嵌め合いによりシールする
構造ではない上、屋根部20は本体部10と一体に成形
するので、見栄えの良い外観を得ることができる。
【0020】また、本実施例は、本体部10の四周に空
間G1を形成して実用的に屋根部20の一体形成可能に
したものであり、屋根部20が本体部10と一体である
ので、構成部品が少なくなり、コストを下げることがで
き、部品管理も楽になる。
【0021】また、屋根部20と本体部10との間の空
間G3だけではなく、本体部10を囲む空間G1が有る
ので、本体部10は、常に、空気層で囲まれている状態
になり、従来に比し、ボックス内部の温度変化が小さく
なる。
【0022】更に、周壁13のうちの左右周壁13R、
13Lの頂面13Aに取着されるパッキン部分は、内周
壁11側に寄せ外周壁12側を残して設けるようにした
ので、閉蓋状態では、蝶番41、41や止め具42が外
部へ突出しないように設けることができるだけでなく、
これらを取りつけるためのボルトやネジの孔からの雨滴
のボックス内への浸入も確実に防ぐことができる。
【0023】
【考案の効果】本考案は以上説明した通り、パッキンを
用いる防雨構造とし、屋根部を一体成形した上、本体部
の四周に空気層が形成されるようにしたことにより、外
観の見栄えを良くすることができるだけでなく、従来に
比し、コストを下げ、また、外気温度の変動に起因する
ボックス内の温度変化を低減することができる実用的効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】上記実施例の側面図である。
【図3】上記実施例における本体ケースの正面図であ
る。
【図4】上記実施例における本体ケースの背面図であ
る。
【図5】図1のA−A断面図である。
【図6】図1の開蓋状態におけるB−B断面図である。
【図7】従来の外壁ボックスの斜視図である。
【図8】上記従来の外壁ボックスの一部拡大図である。
【図9】上記従来の外壁ボックスの一部拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 本体ケース 10 本体部 11 内周壁 12 外周壁 13 周壁 13A 頂面 14 底壁 15 機器固定用リブ 16 本体部係止用筒部 17A、17B リブ 18 係止爪 20 屋根部 30 蓋ケース 31 周壁 32 リブ 33 嵌合部 40、40A、40B パッキン 41 蝶番 42 止め具

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側へ折り返され内周壁との間に背面に
    開口する周状空間を区画する外周壁を有する本体部と当
    該本体部に一体に成形され本体部の上部周壁との間に背
    面に開口する空間を区画する屋根部とからなる本体ケー
    スと、周壁に平行状に伸びるパッキン押さえを有し周壁
    の当該パッキン押さえ端面位置から開口端までが本体部
    の周壁に外接可能な嵌合部となっている蓋ケースとから
    なり、上記本体部の上記周壁の折り返し頂面にパッキン
    部材が取着され、閉蓋時、上記パッキン押さえ全周が上
    記パッキン部材に圧接することを特徴とする外壁ボック
    ス。
  2. 【請求項2】 本体部の底壁は上げ底状であって外壁嵌
    合孔へ突出する筒部を有し、当該底壁外面には、上記筒
    部全周に外接するパッキン部材と、一部が内周壁に沿っ
    て伸び、上記筒部を囲むような配設つれたパッキン部材
    とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の外
    壁ボックス。
  3. 【請求項3】 パッキンの左右に平行する部分は、頂面
    の内周壁寄りに設けられ、上記頂面の外周壁側と上記パ
    ッキンとの間が蝶番配置場所として利用されることを特
    徴とする請求項1または2記載の外壁ボックス。
JP4811791U 1991-06-25 1991-06-25 外壁ボックス Expired - Lifetime JP2502914Y2 (ja)

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JPH051288U JPH051288U (ja) 1993-01-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH051288U (ja) 1993-01-08

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