JPH07165542A - 染毛剤組成物 - Google Patents
染毛剤組成物Info
- Publication number
- JPH07165542A JPH07165542A JP5312065A JP31206593A JPH07165542A JP H07165542 A JPH07165542 A JP H07165542A JP 5312065 A JP5312065 A JP 5312065A JP 31206593 A JP31206593 A JP 31206593A JP H07165542 A JPH07165542 A JP H07165542A
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- JP
- Japan
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- hair
- dyeing
- silicone
- hair dye
- dye composition
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 (a)ピロガロール、タンニン酸、没食子酸
又はそのエステル及びポリフェノールを含有する植物抽
出物からなる群より選ばれる1以上の化合物、(b)鉄
塩及び(c)シリコーン油を含有する染毛剤組成物。 【効果】 着色効果に優れ、白髪を自然に目立たなくす
ることができる。
又はそのエステル及びポリフェノールを含有する植物抽
出物からなる群より選ばれる1以上の化合物、(b)鉄
塩及び(c)シリコーン油を含有する染毛剤組成物。 【効果】 着色効果に優れ、白髪を自然に目立たなくす
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染毛剤組成物に関し、
更に詳細には、日常生活の中で使用するうちに、毛髪に
徐々に色をつけていくことができる染毛剤組成物に関す
る。
更に詳細には、日常生活の中で使用するうちに、毛髪に
徐々に色をつけていくことができる染毛剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、白髪を自然に目立たなくしたい、
黒髪を少しずつ明るくしたい又は髪色のニュアンスを変
えたいなどの要望が消費者の間に高まっている。この要
望を満たすため、少量の酸性染料を含み、リンスのよう
に使用して、少しずつ(白)髪を染めることができる染
毛剤が市販されている。しかし、このタイプの染毛剤は
直接染料を配合しているので剤そのものがかなり着色し
ており、手、指などの皮膚に色がついたり、消費者が使
用にためらい感を持つという問題がある。
黒髪を少しずつ明るくしたい又は髪色のニュアンスを変
えたいなどの要望が消費者の間に高まっている。この要
望を満たすため、少量の酸性染料を含み、リンスのよう
に使用して、少しずつ(白)髪を染めることができる染
毛剤が市販されている。しかし、このタイプの染毛剤は
直接染料を配合しているので剤そのものがかなり着色し
ており、手、指などの皮膚に色がついたり、消費者が使
用にためらい感を持つという問題がある。
【0003】そこで、二剤式で、ピロガロール、タンニ
ン酸などのポリフェノール類と鉄塩との反応を利用し
て、穏やかに白髪を目立たなくするものが提案されてい
る(例えば、特公昭48−31902号公報、特開昭5
3−52633号公報、特開昭55−154912号公
報、特開昭62−33113号公報、特開昭64−90
117号公報、特開平4−164017号公報、特開平
5−170629号公報等)。しかし、これらの染毛剤
では着色効果(染着性)が低いため、染毛にかなりの日
数を要するという問題があり、使用者の要求を満足させ
るものではなかった。
ン酸などのポリフェノール類と鉄塩との反応を利用し
て、穏やかに白髪を目立たなくするものが提案されてい
る(例えば、特公昭48−31902号公報、特開昭5
3−52633号公報、特開昭55−154912号公
報、特開昭62−33113号公報、特開昭64−90
117号公報、特開平4−164017号公報、特開平
5−170629号公報等)。しかし、これらの染毛剤
では着色効果(染着性)が低いため、染毛にかなりの日
数を要するという問題があり、使用者の要求を満足させ
るものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、着色効果に優れ、しかも白髪を自然に目立たなくす
ることができる染毛剤組成物を提供することにある。
は、着色効果に優れ、しかも白髪を自然に目立たなくす
ることができる染毛剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは、上記課題を達成するためにポリフェノール
類と鉄塩とを配合した染毛剤について鋭意研究した結
果、ポリフェノール類と鉄塩とを一剤式にし、更にシリ
コーン油を配合すれば、着色効果が大幅に改善され、白
髪を自然に目立たなくすることができる染毛剤組成物が
得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
発明者らは、上記課題を達成するためにポリフェノール
類と鉄塩とを配合した染毛剤について鋭意研究した結
果、ポリフェノール類と鉄塩とを一剤式にし、更にシリ
コーン油を配合すれば、着色効果が大幅に改善され、白
髪を自然に目立たなくすることができる染毛剤組成物が
得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、次の成分(a)〜
(c): (a)ピロガロール、タンニン酸、没食子酸又はそのエ
ステル及びポリフェノールを含有する植物抽出物からな
る群より選ばれる1以上の化合物、(b)鉄塩、(c)
シリコーン油を含有することを特徴とする染毛剤組成物
を提供するものである。
(c): (a)ピロガロール、タンニン酸、没食子酸又はそのエ
ステル及びポリフェノールを含有する植物抽出物からな
る群より選ばれる1以上の化合物、(b)鉄塩、(c)
シリコーン油を含有することを特徴とする染毛剤組成物
を提供するものである。
【0007】本発明で用いられる(a)成分は、ピロガ
ロール、タンニン酸、没食子酸又はそのエステル及びポ
リフェノールを含有する植物抽出物から選ばれるもので
あり、これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
ロール、タンニン酸、没食子酸又はそのエステル及びポ
リフェノールを含有する植物抽出物から選ばれるもので
あり、これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
【0008】タンニン酸としては、五倍子、没食子、ス
マック、タラ、バロニア、チェスナット、ミロバラン、
オーク、ディビディビ、アルガロビア、ゲンノショウコ
などから得られる加水分解型タンニン;ガンビア、ゲブ
ラチョ、ミモザ、マングローブ、ヘムロック、スプルー
ス、ビルマカッチ、カシワ樹皮、柿渋などから得られる
縮合型タンニンなどを挙げることができる。没食子酸の
エステルとしては、没食子酸プロピル、没食子酸オクチ
ルなどを挙げることができる。ポリフェノールを含有す
る植物抽出物としては、ログウッド、茶、カミツレ、五
倍子、没食子、ゲンノショウコ、ユキノシタなどの水も
しくは有機溶媒又はそれらの混合物による抽出物を挙げ
ることができる。
マック、タラ、バロニア、チェスナット、ミロバラン、
オーク、ディビディビ、アルガロビア、ゲンノショウコ
などから得られる加水分解型タンニン;ガンビア、ゲブ
ラチョ、ミモザ、マングローブ、ヘムロック、スプルー
ス、ビルマカッチ、カシワ樹皮、柿渋などから得られる
縮合型タンニンなどを挙げることができる。没食子酸の
エステルとしては、没食子酸プロピル、没食子酸オクチ
ルなどを挙げることができる。ポリフェノールを含有す
る植物抽出物としては、ログウッド、茶、カミツレ、五
倍子、没食子、ゲンノショウコ、ユキノシタなどの水も
しくは有機溶媒又はそれらの混合物による抽出物を挙げ
ることができる。
【0009】これらの(a)成分は、染毛剤組成物中に
0.05〜2重量%(ただし、植物抽出物の場合は蒸発
残分量換算。以下、同様である)、特に0.1〜1.5
重量%配合すると、充分な着色効果が得られ好ましい。
0.05〜2重量%(ただし、植物抽出物の場合は蒸発
残分量換算。以下、同様である)、特に0.1〜1.5
重量%配合すると、充分な着色効果が得られ好ましい。
【0010】また、(b)成分の鉄塩としては、例えば
硫酸第一鉄、塩化第一鉄、酢酸第二鉄、酸化第一鉄、塩
化第二鉄などを挙げることができ、これらは1種又は適
当に2種以上を組み合わせて用いることができる。
硫酸第一鉄、塩化第一鉄、酢酸第二鉄、酸化第一鉄、塩
化第二鉄などを挙げることができ、これらは1種又は適
当に2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0011】これらの(b)成分は、染毛剤組成物中に
0.01〜3重量%、特に0.03〜2重量%配合する
と、充分な着色効果が得られ好ましい。なお、(b)成
分の配合割合が3重量%を超えると、鉄独特の臭みが強
くなり好ましくない。
0.01〜3重量%、特に0.03〜2重量%配合する
と、充分な着色効果が得られ好ましい。なお、(b)成
分の配合割合が3重量%を超えると、鉄独特の臭みが強
くなり好ましくない。
【0012】(c)成分のシリコーン油としては、各種
粘度のジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコー
ン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコー
ン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコー
ン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコ
ーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコー
ンなどを挙げることができる。これらのなかでも、アミ
ノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アル
コキシ変性シリコーン、25℃における粘度が1,00
0,000cs以上であるジメチルシリコーン又はメチル
フェニルシリコーンが好ましい。これらのシリコーン油
は、これらは1種又は適当に2種以上を組み合わせて用
いることができる。
粘度のジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコー
ン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコー
ン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコー
ン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコ
ーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコー
ンなどを挙げることができる。これらのなかでも、アミ
ノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アル
コキシ変性シリコーン、25℃における粘度が1,00
0,000cs以上であるジメチルシリコーン又はメチル
フェニルシリコーンが好ましい。これらのシリコーン油
は、これらは1種又は適当に2種以上を組み合わせて用
いることができる。
【0013】これらのシリコーン油のうち、アミノ変性
シリコーンとしては、一般式(1)
シリコーンとしては、一般式(1)
【0014】
【化1】
【0015】(式中、x及びyは、平均分子量に依存し
て変化する整数を表す)で表わされるものが好ましく、
具体的には、アモジメチコーンエマルジョンSM870
2C(東レシリコーン社製)などを挙げることができ
る。
て変化する整数を表す)で表わされるものが好ましく、
具体的には、アモジメチコーンエマルジョンSM870
2C(東レシリコーン社製)などを挙げることができ
る。
【0016】ポリエーテル変性シリコーンとしては、ジ
メチルシリコーンとポリオキシアルキレンとの共重合
体、メチルハイドロジェンシリコーンにポリオキシエチ
レンモノアリルエーテルを付加して得られたものなどを
挙げることができ、具体的には、シリコーンポリエーテ
ルコポリマーSH3771C、SH3746、SH37
48、SH3749(以上、東レシリコーン社製)など
を挙げることができる。
メチルシリコーンとポリオキシアルキレンとの共重合
体、メチルハイドロジェンシリコーンにポリオキシエチ
レンモノアリルエーテルを付加して得られたものなどを
挙げることができ、具体的には、シリコーンポリエーテ
ルコポリマーSH3771C、SH3746、SH37
48、SH3749(以上、東レシリコーン社製)など
を挙げることができる。
【0017】アルコキシ変性シリコーンとしては、一般
式(2)
式(2)
【0018】
【化2】
【0019】(式中、nは1〜100、mは1〜50の
数を示し、Rは炭素数12〜22のアルキル基を示す)
で表されるもので、具体的には、ミリストキシ変性シリ
コーン(R=C14)、パルミトキシ変性シリコーン(R
=C16)、ステアロキシ変性シリコーン(R=C 18)な
どを挙げることができる。
数を示し、Rは炭素数12〜22のアルキル基を示す)
で表されるもので、具体的には、ミリストキシ変性シリ
コーン(R=C14)、パルミトキシ変性シリコーン(R
=C16)、ステアロキシ変性シリコーン(R=C 18)な
どを挙げることができる。
【0020】25℃における粘度が1,000,000
cs以上であるジメチルシリコーン又はメチルフェニルシ
リコーンの粘度は、試験法粘度測定法第2法(化粧品原
料基準第2版)により、25℃においてブルックフィー
ルド回転粘度計を用いて測定した値である。この25℃
における粘度は、好ましくは3,000,000cs以
上、特に好ましくは5,000,000cs以上で50,
000,000cs以下である。
cs以上であるジメチルシリコーン又はメチルフェニルシ
リコーンの粘度は、試験法粘度測定法第2法(化粧品原
料基準第2版)により、25℃においてブルックフィー
ルド回転粘度計を用いて測定した値である。この25℃
における粘度は、好ましくは3,000,000cs以
上、特に好ましくは5,000,000cs以上で50,
000,000cs以下である。
【0021】これらの(c)成分は、染毛剤組成物中に
0.1〜10重量%、特に0.3〜5重量%配合する
と、着色効果や使用感触に優れ好ましい。
0.1〜10重量%、特に0.3〜5重量%配合する
と、着色効果や使用感触に優れ好ましい。
【0022】本発明の染毛剤組成物には、前記必須成分
の他、ポリフェノール類及び鉄イオンの酸化を防止する
目的で、アスコルビン酸又はその塩、亜硫酸塩、メルカ
プト化合物などの酸化防止剤を配合することができる。
また、発色反応を制御する目的で、酢酸、シュウ酸、コ
ハク酸、クエン酸、酒石酸などの有機酸を配合すること
もできる。これらの有機酸はそのナトリウム塩、カリウ
ム塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩等と組合
わせて、系中に緩衝系をもたせ、pHを1.5〜5、特に
2.5〜4に調整するのが好ましい。
の他、ポリフェノール類及び鉄イオンの酸化を防止する
目的で、アスコルビン酸又はその塩、亜硫酸塩、メルカ
プト化合物などの酸化防止剤を配合することができる。
また、発色反応を制御する目的で、酢酸、シュウ酸、コ
ハク酸、クエン酸、酒石酸などの有機酸を配合すること
もできる。これらの有機酸はそのナトリウム塩、カリウ
ム塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩等と組合
わせて、系中に緩衝系をもたせ、pHを1.5〜5、特に
2.5〜4に調整するのが好ましい。
【0023】更に、溶解性を高める目的で、公知の低級
アルコール、低級ポリオールを配合することもできる。
これらの具体例としては、エタノール、イソプロパノー
ル、n−プロパノール、n−ブタノール、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、イソプロピレングルコ
ール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテルなどを挙げることができる。また、本発明
の目的を損なわない範囲内で通常の化粧品等に用いられ
る成分、例えば陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性
剤、両性界面活性剤、パラフィン油、ラノリン、高級脂
肪酸、高級アルコールなどの油剤、殺菌剤、育毛養毛
剤、防腐剤、抗フケ剤、香料などを適宜配合することも
できる。
アルコール、低級ポリオールを配合することもできる。
これらの具体例としては、エタノール、イソプロパノー
ル、n−プロパノール、n−ブタノール、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、イソプロピレングルコ
ール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテルなどを挙げることができる。また、本発明
の目的を損なわない範囲内で通常の化粧品等に用いられ
る成分、例えば陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性
剤、両性界面活性剤、パラフィン油、ラノリン、高級脂
肪酸、高級アルコールなどの油剤、殺菌剤、育毛養毛
剤、防腐剤、抗フケ剤、香料などを適宜配合することも
できる。
【0024】本発明の染毛剤組成物は、通常の方法に従
って製造することができ、クリーム、エマルション型な
どの公知の剤型にすることができるが、空気により劣化
されず、しかも毛髪全体に均一に塗布でき、染めむらが
少なくなることから、特に噴射剤と組合わせ、嫌気雰囲
気下で耐圧容器に充填してエアゾール型とするのが好ま
しい。
って製造することができ、クリーム、エマルション型な
どの公知の剤型にすることができるが、空気により劣化
されず、しかも毛髪全体に均一に塗布でき、染めむらが
少なくなることから、特に噴射剤と組合わせ、嫌気雰囲
気下で耐圧容器に充填してエアゾール型とするのが好ま
しい。
【0025】本発明の染毛剤組成物をエアゾール型とす
るには、例えば染毛剤組成物と圧縮ガス、あるいは染毛
剤組成物と非イオン性界面活性剤、増粘剤及び液化ガス
とを嫌気性条件下に耐圧容器(エアゾール缶等)に充填
するのが好ましい。
るには、例えば染毛剤組成物と圧縮ガス、あるいは染毛
剤組成物と非イオン性界面活性剤、増粘剤及び液化ガス
とを嫌気性条件下に耐圧容器(エアゾール缶等)に充填
するのが好ましい。
【0026】ここで用いられる圧縮ガスとしては、窒素
ガス、炭酸ガス、アルゴンガスなどを挙げることができ
る。また、非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンステア
リルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテルなどのポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロール
アミド、ポリオキシエチレン−sec−テトラデシルエ
ーテルなどを挙げることができ、増粘剤としては、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
とグリシジルトリメチルアンモニウムクロリドとのエー
テル、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
などのセルロース誘導体;キタンタンガム、グアーガム
などの天然ガム類;ポリビニルピロリドン、架橋型ポリ
アクリル酸又はその塩、ポリアクリル酸又はその塩、ポ
リアクリルアミドなどを挙げることができ、液化ガスと
しては、液化石油ガス、低級飽和炭化水素類などを挙げ
ることができる。
ガス、炭酸ガス、アルゴンガスなどを挙げることができ
る。また、非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンステア
リルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテルなどのポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロール
アミド、ポリオキシエチレン−sec−テトラデシルエ
ーテルなどを挙げることができ、増粘剤としては、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
とグリシジルトリメチルアンモニウムクロリドとのエー
テル、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
などのセルロース誘導体;キタンタンガム、グアーガム
などの天然ガム類;ポリビニルピロリドン、架橋型ポリ
アクリル酸又はその塩、ポリアクリル酸又はその塩、ポ
リアクリルアミドなどを挙げることができ、液化ガスと
しては、液化石油ガス、低級飽和炭化水素類などを挙げ
ることができる。
【0027】耐圧容器への充填方法は特に制限されるも
のではなく、公知のエアゾール製造技術を適用すること
ができる。
のではなく、公知のエアゾール製造技術を適用すること
ができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0029】実施例1〜9及び比較例1〜3 下記表1及び表2に示す組成の各染毛剤組成物を常法に
より製造した。これらの組成物について、次の方法によ
り、染着性を評価した。結果を表1及び表2に示す。な
お、水酸化ナトリウムの配合割合は表示したpHに調整す
るための必要量である(以下において同様である)。 (毛髪の染色方法)長さ10cmのヤギの毛束に、各染
毛剤組成物を約0.5g塗布し、均一にのばしたのち、
そのまま風乾した。この操作を24時間ごとに計5回行
った。 (染着性の評価方法)ミノルタ社製のCR200型色彩
色差計で測色し、元のヤギ毛との色差(ΔE値)を測定
し、下記基準で表示した。 〇:ΔE値>30(ヤギ毛が十分に着色していることが
目視でわかる) △:5<ΔE値<30(ヤギ毛が少し着色しているのが
目視でわかる) ×:ΔE値<5(ヤギ毛がほとんど着色していないのが
目視でわかる)
より製造した。これらの組成物について、次の方法によ
り、染着性を評価した。結果を表1及び表2に示す。な
お、水酸化ナトリウムの配合割合は表示したpHに調整す
るための必要量である(以下において同様である)。 (毛髪の染色方法)長さ10cmのヤギの毛束に、各染
毛剤組成物を約0.5g塗布し、均一にのばしたのち、
そのまま風乾した。この操作を24時間ごとに計5回行
った。 (染着性の評価方法)ミノルタ社製のCR200型色彩
色差計で測色し、元のヤギ毛との色差(ΔE値)を測定
し、下記基準で表示した。 〇:ΔE値>30(ヤギ毛が十分に着色していることが
目視でわかる) △:5<ΔE値<30(ヤギ毛が少し着色しているのが
目視でわかる) ×:ΔE値<5(ヤギ毛がほとんど着色していないのが
目視でわかる)
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】表1及び表2から明らかなとおり、本発明
の染毛剤組成物は染着性が優れていた。
の染毛剤組成物は染着性が優れていた。
【0033】実施例10〜13 表3に示す組成の原液95重量%と液化石油ガス5重量
%をエアゾール缶に嫌気的に充填し、エアゾール型の染
毛剤組成物を製造した。
%をエアゾール缶に嫌気的に充填し、エアゾール型の染
毛剤組成物を製造した。
【0034】
【表3】
【0035】これらのエアゾール型染毛剤組成物0.3
gを用い、実施例1と同様にして染着性を試験したとこ
ろ、いずれの染毛剤組成物を用いた場合もヤギ毛は十分
に着色していた。
gを用い、実施例1と同様にして染着性を試験したとこ
ろ、いずれの染毛剤組成物を用いた場合もヤギ毛は十分
に着色していた。
【0036】実施例14 下記組成の原液95重量%と液化石油ガス5重量%をエ
アゾール缶に嫌気的に充填し、染毛剤組成物(白髪を目
立たなくするフォーム剤)を製造した。
アゾール缶に嫌気的に充填し、染毛剤組成物(白髪を目
立たなくするフォーム剤)を製造した。
【0037】
【表4】 (成分) (重量%) 硫酸第一鉄 0.5 没食子酸プロピル 0.5 茶抽出液(蒸発残分換算) 0.3 シリコーンポリエーテルコポリマー (SH3746;東レシリコーン社製) 0.8 アスコルビン酸 0.5 コハク酸 1.0 エタノール 20.0 水酸化ナトリウム pH4 ポリオキシエチレン(9)−sec−テトラデシルエーテル 1.0 水 バランス
【0038】得られた染毛剤組成物を、約10%量の白
髪を有する男性モニター3名に洗髪後に塗布する方法で
2週間連続使用してもらい、染着効果を観察した。その
結果、3名とも白髪がかなり目立たなくなっていた。
髪を有する男性モニター3名に洗髪後に塗布する方法で
2週間連続使用してもらい、染着効果を観察した。その
結果、3名とも白髪がかなり目立たなくなっていた。
【0039】実施例15 下記組成の原液97重量%と液化石油ガス3重量%をエ
アゾール缶に嫌気的に充填し、染毛剤組成物(白髪を目
立たなくする抗フケトニック剤)を製造した。なお、オ
クトピロックスは、ヘキスト社製のピロクトンオラミン
(抗菌剤)である。
アゾール缶に嫌気的に充填し、染毛剤組成物(白髪を目
立たなくする抗フケトニック剤)を製造した。なお、オ
クトピロックスは、ヘキスト社製のピロクトンオラミン
(抗菌剤)である。
【0040】
【表5】 (成分) (重量%) 硫酸第一鉄 0.5 没食子酸 0.5 ユキノシタ抽出液(蒸発残分換算) 0.2 ステアロキシ変性シリコーン 0.3 アスコルビン酸 0.5 コハク酸 1.0 エタノール 50.0 水酸化ナトリウム(pH調節剤) pH4 オクトピロックス 0.2 水 バランス
【0041】得られた染毛剤組成物を、約10%量の白
髪を有する男性モニター3名に洗髪後に塗布する方法で
2週間連続使用してもらい、染着効果を観察した。その
結果、3名とも白髪がかなり目立たなくなっていた。
髪を有する男性モニター3名に洗髪後に塗布する方法で
2週間連続使用してもらい、染着効果を観察した。その
結果、3名とも白髪がかなり目立たなくなっていた。
【0042】
【発明の効果】本発明の染毛剤組成物は、一剤式とした
ポリフェノール類及び鉄塩に加え、更にシリコーン油を
含有するものである。このため、従来のポリフェノール
類及び鉄塩のみのものに比べ、着色効果に優れ、より短
期間で、所望の色に染着することができる。従って、従
来より消費者が抱いていた、白髪を自然に目立たなくし
たい、黒髪を少しずつ明るくしたい又は髪色のニュアン
スを変えたいなどの要望を十分に満足させることができ
る。また、本発明の染毛剤組成物をエアゾール型とした
場合には、特に空気による劣化がなく、毛髪に均一に塗
布することができ、染めむらを少なくすることができ
る。
ポリフェノール類及び鉄塩に加え、更にシリコーン油を
含有するものである。このため、従来のポリフェノール
類及び鉄塩のみのものに比べ、着色効果に優れ、より短
期間で、所望の色に染着することができる。従って、従
来より消費者が抱いていた、白髪を自然に目立たなくし
たい、黒髪を少しずつ明るくしたい又は髪色のニュアン
スを変えたいなどの要望を十分に満足させることができ
る。また、本発明の染毛剤組成物をエアゾール型とした
場合には、特に空気による劣化がなく、毛髪に均一に塗
布することができ、染めむらを少なくすることができ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分(a)〜(c): (a)ピロガロール、タンニン酸、没食子酸又はそのエ
ステル及びポリフェノールを含有する植物抽出物からな
る群より選ばれる1以上の化合物、(b)鉄塩、(c)
シリコーン油を含有することを特徴とする染毛剤組成
物。 - 【請求項2】 (c)シリコーン油が、アミノ変性シリ
コーン、ポリエーテル変性シリコーン、アルコキシ変性
シリコーン並びに25℃における粘度が1,000,0
00cs以上であるジメチルシリコーン及びメチルフェニ
ルシリコーンからなる群より選ばれる1以上のものであ
る請求項1記載の染毛剤組成物。 - 【請求項3】 更に噴射剤を含有し、嫌気性雰囲気下で
耐圧容器に充填されたものである請求項1又は2記載の
染毛剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5312065A JPH07165542A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 染毛剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5312065A JPH07165542A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 染毛剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07165542A true JPH07165542A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18024812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5312065A Pending JPH07165542A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 染毛剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07165542A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 1993-12-13 JP JP5312065A patent/JPH07165542A/ja active Pending
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