JPH07165256A - 易裂性フィルム - Google Patents

易裂性フィルム

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JPH07165256A
JPH07165256A JP29549493A JP29549493A JPH07165256A JP H07165256 A JPH07165256 A JP H07165256A JP 29549493 A JP29549493 A JP 29549493A JP 29549493 A JP29549493 A JP 29549493A JP H07165256 A JPH07165256 A JP H07165256A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密封袋を作製する際にシール部の外縁にフィ
ルムの使用量の増大に繋がる非接着のフィルム外辺部を
残すことなく、しかも前記密封袋の開封時において任意
の部位から目的とする方向に確実かつ容易に引裂くこと
が可能な易裂性フィルムを提供するものである。 【構成】 平均開口径が0.5〜100μmの貫通孔ま
たは未貫通孔が1000個/cm2 以上の密度で全面に
形成されたポリエステル、ナイロンまたは配向性ポリプ
ロピレンからなる多孔質フィルムの片面に熱融着性高分
子フィルムを積層したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、易裂性フィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】液体スープ、粉末スープ、粉末状医薬品
等の多種多様の液状または粉末状商品は、高分子フィル
ムをベーストした複合または積層包装材料により個包装
されて密封保存された形態で使用されている。これらの
密封袋を開封する際には内容物が零れたり、飛散するこ
となくに容易に引き裂かれることが必要である。
【0003】このようなことから、従来では次のような
易裂性を付与した密封袋が開発されている。 (1)シール部をフィルムの外縁から離れた位置に形成
し、その外側のに非接着のフィルム外辺部を残し、その
部分にVノッチを形成し、前記Vノッチを起点して引き
裂くことが可能な密封袋。
【0004】(2)3層フィルムのシール部をフィルム
の外縁から離れた位置に形成し、その外側のに非接着の
フィルム外辺部を残し、その部分にVノッチを形成し、
かつ表側のフィルムの前記Vノッチの延長線上にスリッ
トを多数形成し、前記Vノッチを起点として前記スリッ
トの形成方向に引き裂くことが可能な密封袋(実開昭6
1−66137号公報)。
【0005】(3)両側のシール部をフィルムの外縁か
ら離れた位置に形成し、その外側のに非接着のフィルム
外辺部を残し、その部分に帯状の多数の傷痕を有する傷
痕群を形成し、前記フィイルム外辺部の任意の位置から
引裂きが可能な易開封密封袋(実開平5−178352
号公報)。
【0006】前述した(1)〜(3)の密封袋は、袋状
にするためにヒートシール性が良好であるものの、縦横
いずれにも裂け難い性質を有するポリエチレンフィルム
がベースフィルムとして不可避的に使用されている。こ
のため、Vノッチを形成した前記(1)の密封袋では前
記Vノッチから横方向に引裂かれず、斜め方向に引裂か
れて内容物が飛び出すという問題が多々あった。
【0007】また、Vノッチおよびスリットを形成した
前記(2)の密封袋は前記(1)の密封袋に比べて易裂
性が改善されるものの、多層フィルムの表側のフィルム
に多数のスリットを形成するための繁雑な操作が必要と
なるので、密封袋のコストが高くなる。
【0008】前記(1)、(2)の密封袋は、引き裂く
部位が限られ、任意の箇所から引く裂くことができない
さらに、非接着のフィルム外辺部に帯状の多数の傷痕を
有する傷痕群を形成した前記(3)の密封袋は、任意の
箇所から引き裂くことができるものの、前記傷痕群がV
ノッチと同様、単に引裂きの起点になるだけであるた
め、斜め方向に引裂かれて内容物が飛び出すという問題
が多々あった。
【0009】前記前記(1)〜(3)の密封袋は、いず
れもVノッチの切り込みや傷痕群の形成のためにシール
部より外側に非接着のフィルム外辺部を残す必要があ
り、使用するフィルム量が増加し、コストの高騰の要因
になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたもので、密封袋を作製
する際にシール部の外縁にフィルムの使用量の増大に繋
がる非接着のフィルム外辺部を残すことなく、しかも前
記密封袋の開封時において任意の部位から目的とする方
向に確実かつ容易に引裂くことが可能な易裂性フィルム
を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる易裂性フ
ィルムは、平均開口径が0.5〜100μmの貫通孔ま
たは未貫通孔が1000個/cm2 以上の密度で全面に
形成されたポリエステル、ナイロンまたは配向性ポリプ
ロピレンからなる多孔質フィルムの片面に熱融着性高分
子フィルムを積層したことを特徴とするものである。
【0012】前記多孔質フィルムの貫通孔または未貫通
孔の平均開口径を規定したのは、その平均開口径が前記
範囲を逸脱すると前記易裂性フィルムから作られ密封袋
を開封する際、任意の箇所で目的とする方向に確実かつ
容易な引き裂くことができなくなる。より好ましい平均
開口径は、5〜80μmである。
【0013】前記多孔質フィルムの貫通孔または未貫通
孔の形成密度を規定したのは、次のような理由によるも
のである。前記貫通孔または未貫通孔の形成密度を10
00個/cm2 未満にすると、前記易裂性フィルムから
作られ密封袋を開封する際、任意の箇所で目的とする方
向に確実かつ容易な引き裂くことができなくなる。前記
貫通孔または未貫通孔の形成密度の上限については、後
述する多孔質フィルム製造装置を用いる場合、一回の処
理で25000個/cm2 になる。
【0014】前記貫通孔または未貫通孔が形成された多
孔質フィルムは、易裂性を付与する観点から6μm以上
の厚さを有することが好ましい。なお、上限厚さは特に
制限されないが、コストの面から30μmにすることが
好ましい。
【0015】前記熱融着性高分子フィルムとしては、例
えば無配向のポリエチレン、エチルビニルアセテート共
重合体(EVA)フィルム、ポリプロピレンフィルム等
を用いることができる。かかる熱融着性高分子フィルム
は、易裂性フィルムにガスバリア性と易裂性を付与する
観点から15μm以上の厚さを有することが好ましい。
【0016】本発明に係わる易裂性フィルムは、例えば
次のような方法により製造される。まず、本出願人が既
に出願した特開平5−131557号に開示された多孔
質フィルム製造装置によりポリエステル、ナイロンまた
は配向性ポリプロピレンからなるフィルムを処理して貫
通孔または未貫通孔が前述した平均開口径および密度で
形成された多孔質フィルムを作製する。つづいて、前記
多孔質フィルムの片面に熱融着性高分子をキャスティン
グする押出ラミネート法により熱融着性高分子フィルム
を形成することにより易裂性フィルムを製造する。ただ
し、前記熱融着性高分子フィルムは押出ラミネート法の
代わりに熱融着ラミネート法または接着剤を用いるドラ
イラミネート法により前記多孔質フィルムの片面に形成
することができる。
【0017】なお、前記多孔質フィルムに真空蒸着法等
によりアルミニウムフィルムを積層し、前記アルミニウ
ムフィルム上に熱融着性高分子フィルムを押出ラミネー
ト法、熱融着ラミネート法または接着剤を用いるドライ
ラミネート法によりに積層して易裂性フィルムとするこ
とを許容する。
【0018】本発明に係わる別の易裂性フィルムは、ポ
リエステル、ナイロンおよび配向性ポリプロピレンから
選ばれる高分子フィルムの片面に熱融着性高分子フィル
ムを積層した積層フィルムからなり、前記高分子フィル
ム側から前記熱融着性高分子フィルムに亘って平均開口
径0.5〜100μmの未貫通孔が1000個/cm2
以上の密度で全面に形成されていることを特徴とするも
のである。
【0019】前記ポリエステルのような高分子フィルム
は、易裂性を付与する観点から6μm以上の厚さを有す
ることが好ましい。なお、上限厚さは特に制限されない
が、コストの面から30μmにすることが好ましい。
【0020】前記未貫通孔の平均開口径を規定したの
は、その平均開口径が前記範囲を逸脱すると前記易裂性
フィルムから作られ密封袋を開封する際、任意の箇所で
目的とする方向に確実かつ容易な引き裂くことができな
くなる。より好ましい平均開口径は、5〜80μmであ
る。
【0021】前記未貫通孔の形成密度を規定したのは、
次のような理由によるものである。前記未貫通孔の形成
密度を1000個/cm2 未満にすると、前記易裂性フ
ィルムから作られ密封袋を開封する際、任意の箇所で目
的とする方向に確実かつ容易な引き裂くことができなく
なる。前記未貫通孔の形成密度の上限については、後述
する多孔質フィルム製造装置を用いる場合、一回の処理
で25000個/cm2 になる。
【0022】前記熱融着性高分子フィルムとしては、前
述した易裂性フィルムで説明したのと同様なものが用い
られ、その厚さは易裂性フィルムにガスバリア性と易裂
性を付与する観点から15μm以上にすることが好まし
い。
【0023】本発明に係わる別の易裂性フィルムは、例
えば次のような方法により製造される。まず、ポリエス
テル、ナイロンおよび配向性ポリプロピレンから選ばれ
る高分子フィルムの片面に熱融着性高分子フィルムを押
出ラミネート法、熱ラミネート法またはドライラミネー
ト法により積層して積層フィルムを作製する。つづい
て、本出願人が既に出願した特開平5−131557号
に開示された多孔質フィルム製造装置により前記積層物
にその高分子フィルム側から処理して未貫通孔を前述し
た平均開口径および密度で形成することにより易裂性フ
ィルムを製造する。
【0024】本発明に係わるさらに別の易裂性フィルム
は、平均開口径が0.5〜100μm、より好ましくは
5〜80μmの貫通孔または未貫通孔が1000個/c
2以上の密度で全面に形成されたポリエステル、ナイ
ロンまたは配向性ポリプロピレンからなる多孔質フィル
ムの片面に第1熱融着性高分子フィルム、アルミニウム
フィルムおよび第2熱融着性フィルムをこの順序で積層
したことを特徴とするものである。
【0025】前記多孔質フィルムの貫通孔または未貫通
孔の平均開口径および密度を規定したのは、前述した易
裂性フィルムで説明したのと同様な理由によるものであ
る。ただし、前記多孔質フィルムは易裂性を付与する観
点から6μm以上の厚さを有することが好ましい。な
お、上限厚さは特に制限されないが、コストの面から3
0μmにすることが好ましい。
【0026】前記第1、第2の熱融着性高分子フィルム
は、易裂性フィルムにガスバリア性と易裂性を付与する
観点から15μm以上の厚さを有することが好ましい。
前記アルミニウムフィルムは、5〜30μmの厚さを有
することが好ましい。
【0027】本発明に係わる別の易裂性フィルムは、例
えば次のような方法により製造される。 (1)まず、本出願人が既に出願した特開平5−131
557号に開示された多孔質フィルム製造装置によりポ
リエステル、ナイロンまたは配向性ポリプロピレンから
なるフィルムを処理して貫通孔または未貫通孔が前述し
た平均開口径および密度で形成された多孔質フィルムを
作製する。つづいて、前記多孔質フィルムの片面に熱融
着性高分子をキャスティングする押出ラミネート法によ
り第1熱融着性高分子フィルムを形成する。ひきつづ
き、前記熱融着性フィルム上に真空蒸着技術によりアル
ミニウムフィルムを被覆した後、押出ラミネート法、熱
ラミネート法またはドライラミネート法により第2熱融
着性高分子フィルムを形成することにより易裂性フィル
ムを製造する。
【0028】(2)前記多孔質フィルムの片面に予めア
ルミニウムフィルムが中間に挟まれた第1、第2の熱融
着性高分子フィルムを接着剤を介してドライラミネート
することにより易裂性フィルムを製造する。
【0029】本発明に係わるさらに別の易裂性フィルム
は、平均開口径が0.5〜100μm、より好ましくは
5〜80μmの貫通孔または未貫通孔が1000個/c
2以上の密度で全面に形成されたポリエステル、ナイ
ロンまたは配向性ポリプロピレンからなるフィルムの片
面に第1熱融着性高分子フィルム、紙および第2熱融着
性フィルムをこの順序で積層したことを特徴とするもの
である。
【0030】前記多孔質フィルムの貫通孔または未貫通
孔の平均開口径および密度を規定したのは、前述した易
裂性フィルムで説明したのと同様な理由によるものであ
る。ただし、前記多孔質フィルムは易裂性を付与する観
点から6μm以上の厚さを有することが好ましい。な
お、上限厚さは特に制限されないが、コストの面から3
0μmにすることが好ましい。
【0031】前記第1、第2の熱融着性高分子フィルム
は、易裂性フィルムにガスバリア性と易裂性を付与する
観点から15μm以上の厚さを有することが好ましい。
前記紙は、30〜150g/m2 の目付け量を有するこ
とが好ましい。
【0032】本発明に係わるさらに別の易裂性フィルム
は、例えば次のような方法により製造される。 (1)まず、本出願人が既に出願した特開平5−131
557号に開示された多孔質フィルム製造装置によりポ
リエステル、ナイロンまたは配向性ポリプロピレンから
なるフィルムを処理して貫通孔または未貫通孔が前述し
た平均開口径および密度で形成された多孔質フィルムを
作製する。つづいて、前記多孔質フィルムの片面に熱融
着性高分子をキャスティングする押出ラミネート法によ
り第1熱融着性高分子フィルムを形成する。ひきつづ
き、前記熱融着性フィルム上に紙を接着剤を介して被覆
した後、押出ラミネート法、熱ラミネート法またはドラ
イラミネート法により第2熱融着性高分子フィルムを形
成することにより易裂性フィルムを製造する。
【0033】(2)前記多孔質フィルムの片面に予め紙
が中間に挟まれた第1、第2の熱融着性高分子フィルム
を接着剤を介してドライラミネートすることにより易裂
性フィルムを製造する。
【0034】本発明に係わる易裂性フィルムから密封袋
を作る場合には、良好な易裂性を付与する観点から、前
記多孔質フィルムが外側に配置されるようにすることが
必要である。
【0035】
【作用】本発明に係わる易裂性フィルムは、少なくとも
平均開口径が0.5〜100μmの貫通孔または未貫通
孔が1000個/cm2 以上の密度で全面に形成された
ポリエステル、ナイロンまたは配向性ポリプロピレンか
らなる多孔質フィルムと、この多孔質フィルムの片面に
積層された熱融着性高分子フィルムとを備える。このよ
うな易裂性フィルムから前記多孔質フィルムが外側に配
置される密封袋を作ると、開封時に任意の箇所から目的
とする方向に容易に引き裂くことができる。
【0036】すなわち、前記密封袋の任意の箇所に両手
の指で引っ張ると、外側に配置された前記多孔質フィル
ムは硬質のポリエステル、ナイロンまたは配向性ポリプ
ロピレンからなり、多数の貫通孔または未貫通孔が形成
されているため、前記貫通孔または未貫通孔が引裂きの
起点として作用して引き裂かれる。さらに、前記引裂き
方向には多数の貫通孔または未貫通孔が形成されている
ため、それら貫通孔または未貫通孔が順次引裂き点とし
て作用する。その結果、前記多孔質フィルムに縦横いず
れにも裂け難い性質を有するポリエチレンフィルムのよ
うな熱融着性高分子フィルムが積層させていても、任意
の箇所で目的とする方向、例えば密封袋の開口部に平行
な方向に極めて容易に、つまり過大な力を加えずに引き
裂くことができる。したがって、前記密封袋は優れた直
進カット性を示すことから予期しない方向に引裂かれる
ことによる内容物の零れや飛散を防止できる。
【0037】このような優れた易裂性を有する本発明の
易裂性フィルムは、液体スープ、粉末スープ、グラニュ
ー糖、予め砂糖および粉末クリームを含む即席コーヒ、
粉末状医薬品等の多種多様の液状または粉末状商品の密
封袋として有効に利用することができる。
【0038】また、本発明の易裂性フィルムから密封袋
を作製する場合には従来のようにVノッチの切り込みや
傷痕群の形成のためにシール部より外側に非接着のフィ
ルム外辺部を残す必要がないため、使用するフィルム量
を低減して低コスト化を達成することができる。
【0039】さらに、中間にアルミニウムフィルムを介
在させた第1、第2の熱融着性フィルムを前記多孔質フ
ィルムに積層した易裂性フィルムから作製された密封袋
は、前記アルミニウムフィルムによる優れたガスバリア
性を有し、内容物を極めて良好に密封することができ
る。
【0040】さらに、本発明に係わる別の易裂性フィル
ムはポリエステル、ナイロンおよび配向性ポリプロピレ
ンから選ばれる高分子フィルムの片面に熱融着性高分子
フィルムを積層した積層フィルムからなり、前記高分子
フィルム側から前記熱融着性高分子フィルムに亘って平
均開口径0.5〜100μmの未貫通孔が1000個/
cm2 以上の密度で全面に形成されている。このような
易裂性フィルムからポリエステルのような前記高分子フ
ィルムが外側に配置される密封袋を作ると、開封時に任
意の箇所から目的とする方向に一層容易に引き裂くこと
ができる。
【0041】すなわち、前記密封袋の任意の箇所に両手
の指で引っ張ると、前記ポリエステルのような高分子フ
ィルムから前記熱融着性高分子フィルムに亘って形成さ
れた未貫通孔が引裂きの起点として作用し、さらに前記
引裂き方向には多数の未貫通孔が形成されているため、
それら貫通孔または未貫通孔が順次引裂き点として作用
する。特に、縦横いずれにも裂け難い性質を有するポリ
エチレンフィルムのような熱融着性高分子フィルムにも
前記高分子フィルムと繋がる未貫通孔が形成されている
ため、前記熱融着性高分子フィルムの易裂性を著しく高
めることができる。その結果、任意の箇所で目的とする
方向、例えば密封袋の開口部に平行な方向に著しく容易
に、つまり過大な力を加えずに引き裂くことができる。
したがって、前記密封袋は優れた直進カット性を示すこ
とから予期しない方向に引裂かれることによる内容物の
零れや飛散を防止できる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本実施例の易裂性フィルムの作製
に使用される特開平5−131557号に開示された多
孔質フィルム製造装置の要部断面図である。例えば鉄か
らなる第1ロール1は、その表面に粒径40〜50μm
の多数の合成ダイヤモンド粒子2が電着層3を介して付
着されている。表面にウレタンゴムシート4が被覆され
た鉄製の第2ロール5は、前記第1ロール1と平行にな
るように対向して配置され、図示しない圧力調節手段に
より前記第1ロール1全長に向けて押圧できるようにな
っている。
【0043】実施例1 まず、厚さ20μmの長尺の二軸延伸ポリプロピレン
(OPP)フィルムを図1に示す装置の第1、第2のロ
ール1、5間を通し、前記合成ダイヤモンド粒子2の先
端と前記第2ロール5のウレタンゴムシート4表面の距
離が前記OPPフィルムの厚さより小さくなるように前
記第2ロール5を下方に移動させて前記OPPフィルム
を加圧した。つづいて、前記第1、第2のロール1、5
を互いに反対方向に回転することにより前記合成ダイヤ
モンド粒子2の鋭い角部がOPPフィルムに食い込んで
機械的な穿孔を行った。その結果、図2の(a)に示す
ようにOPPフィルム11に平均開口径が20μmの多
数の貫通孔12が10000個/cm2 の密度で形成さ
れた多孔質フィルム13が作製された。ひきつづき、図
2の(b)に示すように前記多孔質フィルム13の穿孔
側と反対の面に押出ラミネート法により厚さ40μmの
線状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム14を
積層することにより易裂性フィルム15を製造した。
【0044】得られた易裂性フィルムを所望の寸法に切
断し、前記多孔質フィルム13が外側に位置するように
前記LLDPEフィルム14を熱シールし、さらにその
開口部から所望の内容物(例えばスナック類)を収納し
た後、その開口部を熱シールすることにより図3に示す
密封袋16を製造した。なお、図3中の17はシール
部、18は開口側シール部である。
【0045】このような密封袋16は、多孔質フィルム
13にLLDPEフィルム14を積層した構造の易裂性
フィルム15から形成されているため、両手の指で図3
の矢印方向に引っ張ると、外側に配置された前記多孔質
フィルム13の貫通孔12が引裂きの起点として作用
し、さらに前記引裂き方向には多数の貫通孔12が形成
されているため、それら貫通孔が順次引裂き点として作
用する。その結果、前記開口部に平行な方向に極めて容
易に引き裂くことができる。したがって、前記密封袋1
6は優れた直進カット性を示すことから予期しない方向
に引裂かれることによる内容物の零れや飛散を防止でき
る。
【0046】実施例2 厚さ20μmのOPPフィルムに厚さ40μmのLLD
PEフィルムを押出ラミネート法により積層して長尺積
層フィルムを作製した。つづいて、前記長尺積層フィル
ムを図1に示す装置の第1、第2のロール1、5間を通
し、前記合成ダイヤモンド粒子2の先端と前記第2ロー
ル5のウレタンゴムシート4表面の距離が前記積層フィ
ルムの厚さより小さくなるように前記第2ロール5を下
方に移動させて前記積層フィルムを加圧し、前記第1、
第2のロール1、5を互いに反対方向に回転することに
より図4に示すようにOPPフィルム11を貫通し、そ
れに積層されたLLDPEフィルム14の中央にまで達
する平均開口径40μmの多数の未貫通孔19が100
00個/cm2 の密度で形成された易裂性フィルム20
が製造された。
【0047】得られた易裂性フィルムを所望の寸法に切
断し、前記OPPフィルムが外側に位置するように前記
LLDPEフィルムを熱シールし、さらにその開口部か
ら所望の内容物を収納した後、その開口部を熱シールす
ることにより前述した図3と同様な密封袋を製造した。
【0048】図4に示す易裂性フィルム20から作られ
た密封袋は、前述した実施例1と同様に優れた直進カッ
ト性を示すことから予期しない方向に引裂かれることに
よる内容物の零れや飛散を防止できる。特に、縦横いず
れにも裂け難い性質を有するLLDPEフィルム14に
も前記OPPフィルム11と繋がる未貫通孔19が形成
されているため、前記LLDPEフィルム14の易裂性
を著しく高めることができる。
【0049】実施例3 厚さ12μmの長尺のポリエステル(PET)フィルム
を図1に示す装置の第1、第2のロール1、5間を通
し、前記合成ダイヤモンド粒子2の先端と前記第2ロー
ル5のウレタンゴムシート4表面の距離が前記PETフ
ィルムの厚さより小さくなるように前記第2ロール5を
下方に移動させて前記PETフィルムを加圧し、前記第
1、第2のロール1、5を互いに反対方向に回転するこ
とにより図4に示すようにPETフィルムに平均開口径
が10μmの多数の貫通孔が5000個/cm2 の密度
で形成された多孔質フィルムが作製された。つづいて、
前記多孔質フィルムの穿孔側と反対の面にドライラミネ
ート法により中間に厚さ20μmのAlフィルムが介装
された厚さ35μmの2枚のLLDPEフィルムを接着
剤を介して積層することにより、図5に示すように多数
の貫通孔21を有するPETフィルム22からなる多孔
質フィルム23にLLDPEフィルム24、Alフィル
ム25およびLLDPEフィルム26が順次積層された
構造の易裂性フィルム27を製造した。
【0050】得られた易裂性フィルムを所望の寸法に切
断し、前記多孔質フィルムが外側に位置するように前記
LLDPEフィルムを熱シールし、さらにその開口部か
ら所望の内容物を収納した後、その開口部を熱シールす
ることにより前述した図3と同様な密封袋を製造した。
【0051】図5に示す易裂性フィルム27から作られ
た密封袋は、前述した実施例1と同様に優れた直進カッ
ト性を示すことから予期しない方向に引裂かれることに
よる内容物の零れや飛散を防止できる。また、Alフィ
ルム25がLLDPEフィルム24、26間に介装され
ているため、ガスバリア性が著しく向上される。
【0052】実施例4 厚さ12μmの長尺のポリエステル(PET)フィルム
を図1に示す装置の第1、第2のロール1、5間を通
し、前記合成ダイヤモンド粒子2の先端と前記第2ロー
ル5のウレタンゴムシート4表面の距離が前記PETフ
ィルムの厚さより小さくなるように前記第2ロール5を
下方に移動させて前記PETフィルムを加圧し、前記第
1、第2のロール1、5を互いに反対方向に回転するこ
とにより図4に示すようにPETフィルムに平均開口径
が10μmの多数の貫通孔が2000個/cm2 の密度
で形成された多孔質フィルムが作製された。つづいて、
前記多孔質フィルムの穿孔側と反対の面にドライラミネ
ート法により中間に厚さ50g/m2 の目付け量の紙が
介装された厚さ15μmの2枚のLLDPEフィルムを
接着剤を介して積層することにより、図6に示すように
多数の貫通孔21を有するPETフィルム22からなる
多孔質フィルム23にLLDPEフィルム24、紙28
およびLLDPEフィルム26が順次積層された構造の
易裂性フィルム29を製造した。
【0053】得られた易裂性フィルムを所望の寸法に切
断し、前記多孔質フィルムが外側に位置するように前記
LLDPEフィルムを熱シールし、さらにその開口部か
ら所望の内容物を収納した後、その開口部を熱シールす
ることにより前述した図3と同様な密封袋を製造した。
【0054】図6に示す易裂性フィルム29から作られ
た密封袋は、前述した実施例1と同様に優れた直進カッ
ト性を示すことから予期しない方向に引裂かれることに
よる内容物の零れや飛散を防止できる。また、紙28が
LLDPEフィルム24、26間に介装されているた
め、内容物を透視できない密封袋を実現できる。
【0055】実施例5 まず、厚さ15μmの長尺のナイロンフィルムを図1に
示す装置の第1、第2のロール1、5間を通し、前記合
成ダイヤモンド粒子2の先端と前記第2ロール5のウレ
タンゴムシート4表面の距離が前記ナイロンフィルムの
厚さより僅かに小さくなるように前記第2ロール5を下
方に移動させて前記ナイロンフィルムを加圧した。つづ
いて、前記第1、第2のロール1、5を互いに反対方向
に回転することにより前記合成ダイヤモンド粒子2の鋭
い角部がナイロンフィルムに食い込んで機械的な穿孔を
行った。その結果、前記ナイロンフィルムに平均開口径
が30μmの多数の未貫通孔が15000個/cm2
密度で形成された多孔質フィルムが作製された。ひきつ
づき、前記多孔質フィルムの穿孔側と反対の面に押出ラ
ミネート法により厚さ30μmのLLDPEフィルムを
積層することにより図7に示すように多数の未貫通孔3
0を有するナイロンフィルム31からなる多孔質フィル
ム32にLLDPEフィルム33が積層された構造の易
裂性フィルム34を製造した。
【0056】得られた易裂性フィルムを所望の寸法に切
断し、前記多孔質フィルムが外側に位置するように前記
LLDPEフィルムを熱シールし、さらにその開口部か
ら所望の内容物を収納した後、その開口部を熱シールす
ることにより前述した図3と同様な密封袋を製造した。
【0057】図7に示す易裂性フィルム34から作られ
た密封袋は、前述した実施例1と同様に優れた直進カッ
ト性を示すことから予期しない方向に引裂かれることに
よる内容物の零れや飛散を防止できる。また、多孔質フ
ィルム32はナイロンフィルム31に未貫通孔30を形
成した構造を有するため、この上に積層するLLDPE
フィルム33の厚さを実施例1より薄い35μmの厚さ
にしても実施例1と同様なガスバリア性を有する密封袋
を実現できる。
【0058】なお、前記実施例1、3、4では多孔質フ
ィルムの製造に際し、片面側のみから貫通孔を形成した
が、その両面から貫通孔を形成してもよい。このような
多孔質フィルムは貫通孔の形成密度が倍以上に高めるこ
とが可能である。その結果、前記多孔質フィルムを用い
て易裂性フィルムを作製、これから作られた密封袋を開
封する際の易裂性がより一層向上される。
【0059】前記各実施例では、スナック類等を収納す
る形状の密封袋を例にして説明したが、グラニュー糖や
粉末医薬品を収納するためのスティック型の密封袋等に
も同様に適用できる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば密
封袋を作製する際にシール部の外縁にフィルムの使用量
の増大に繋がる非接着のフィルム外辺部を残すことな
く、しかも前記密封袋の開封時において任意の部位から
目的とする方向に確実かつ容易に引裂くことが可能な優
れた直進カット性を示し、予期しない方向に引裂かれる
ことによる内容物の零れや飛散を防止でき、さらに良好
なガスバリア性を有する易裂性フィルムを提供でき、ひ
いては液体スープ、粉末スープ、グラニュー糖、予め砂
糖および粉末クリームを含む即席コーヒ、粉末状医薬品
等の多種多様の液状または粉末状商品の密封袋として有
効に利用することできる等顕著な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に使用する多孔質フィルム製造装置を
示す要部断面図。
【図2】本発明の実施例1における易裂性フィルムの製
造工程を示す断面図。
【図3】本発明の実施例1により製造された易裂性フィ
ルムから作られた密封袋を示す正面図。
【図4】本発明の実施例2により製造された易裂性フィ
ルムを示す断面図。
【図5】本発明の実施例3により製造された易裂性フィ
ルムを示す断面図。
【図6】本発明の実施例4により製造された易裂性フィ
ルムを示す断面図。
【図7】本発明の実施例5により製造された易裂性フィ
ルムを示す断面図。
【符号の説明】
1…第1ロール、2…合成ダイヤモンド粒子、5…第2
ロール、11…OPPフィルム、12、21…貫通孔、
13、23、32…多孔質フィルム、14、24、2
6、33…LLDPEフィルム、15、20、27、2
9、34…易裂性フィルム、16…密封袋、19、30
…未貫通孔、25…Alフィルム、28…紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 33/00 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均開口径が0.5〜100μmの貫通
    孔または未貫通孔が1000個/cm2 以上の密度で全
    面に形成されたポリエステル、ナイロンまたは配向性ポ
    リプロピレンからなる多孔質フィルムの片面に熱融着性
    高分子フィルムを積層したことを特徴とする易裂性フィ
    ルム。
  2. 【請求項2】 ポリエステル、ナイロンおよび配向性ポ
    リプロピレンから選ばれる高分子フィルムの片面に熱融
    着性高分子フィルムを積層した積層フィルムからなり、
    前記高分子フィルム側から前記熱融着性高分子フィルム
    に亘って平均開口径0.5〜100μmの未貫通孔が1
    000個/cm2 以上の密度で全面に形成されているこ
    とを特徴とする易裂性フィルム。
  3. 【請求項3】 平均開口径が0.5〜100μmの貫通
    孔または未貫通孔が1000個/cm2 以上の密度で全
    面に形成されたポリエステル、ナイロンまたは配向性ポ
    リプロピレンからなる多孔質フィルムの片面に第1熱融
    着性高分子フィルム、アルミニウムフィルムおよび第2
    熱融着性フィルムをこの順序で積層したことを特徴とす
    る易裂性フィルム。
  4. 【請求項4】 平均開口径が0.5〜100μmの貫通
    孔または未貫通孔が1000個/cm2 以上の密度で全
    面に形成されたポリエステル、ナイロンまたは配向性ポ
    リプロピレンからなる多孔質フィルムの片面に第1熱融
    着性高分子フィルム、紙および第2熱融着性フィルムを
    この順序で積層したことを特徴とする易裂性フィルム。
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