JPH07164751A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH07164751A
JPH07164751A JP5343480A JP34348093A JPH07164751A JP H07164751 A JPH07164751 A JP H07164751A JP 5343480 A JP5343480 A JP 5343480A JP 34348093 A JP34348093 A JP 34348093A JP H07164751 A JPH07164751 A JP H07164751A
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recording material
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opacity
thermal
bis
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JP5343480A
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English (en)
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Takashi Ueda
貴志 上田
Yoshifumi Noge
由文 野毛
Masamichi Mihara
雅通 三原
Kazuhiro Uchimura
一裕 内村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持体上の両面に感熱発色層を設けた感熱記
録材料において、紙厚が70〜110μmであり、かつ
不透明度が90%以上である感熱記録材料。好ましくは
不透明度が80%以上の中間層を支持体と感熱発色層の
間に設ける。 【効果】 本発明の感熱記録材料は両面印字が可能であ
り、紙厚が薄いにも拘らず裏写りがなく優れたものであ
り、ワープロやコンピューターのアウトプットの記録用
紙として好適なものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面に感熱発色層を設
けた感熱記録材料に関し、更に詳しくは一方の面の印字
画像が他方の面の避けて見えること(以下裏写り)を改
良した感熱記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料は、支持体上に電子供与性
の無色もしくは淡色の染料前駆体と電子受容性の顕色剤
とを主成分とする感熱発色層を設けたものであり、熱ヘ
ッド、熱ペン、レーザー光等で加熱することにより染料
前駆体と顕色剤とが瞬時に反応し記録画像が得られるも
のである。かかる感熱記録材料は比較的簡単な装置で記
録画像が得られ、保守が容易で、さらに騒音の発生が少
ないなどの利点があることから、ファクシミリ、ラベ
ル、プリンタ分野のほか、券売機等の記録材料として広
く利用されている。近年ワープロ等の事務機器の進歩及
びコンピュータ等の普及により、紙の使用が著しく増加
している。一方、最近は地球環境の破壊が進んだため、
環境保護が重視されるようになり、森林の過剰な伐採を
防止するために木材資源の節約やリサイクルが奨励され
ている。
【0003】ところで、従来の感熱記録紙は支持体の片
面にしか感熱発色層が設けられておらず、木材資源の節
約という面から不経済であり、かかる問題の改良として
実開昭58−194066号、実開平4−37380
号、実開平4−64167号等に支持体の両面に感熱発
色層を設けるという提案がなされているが、感熱記録材
料の紙厚を70〜110μmにした場合、一方の面を印
字した際に他方の面に印字画像が透けて見えるという問
題が生じる。また、特開平5−32044号には、貼り
合わせの両面感熱記録材料で接着剤層に酸化チタンを含
有するという記載があるが、これは紙厚が110μ以上
となり近年のワープロやコンピューターのアウトプット
の記録用紙としては不適である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紙厚
が70〜100μm程度であっても裏移りの生じない省
資源な両面に感熱発色層を有する感熱記録材料を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、支持体
上の両面に感熱発色層を設けた感熱記録材料において紙
厚が70〜110μmであり、かつ不透明度が90%以
上である感熱記録材料が提供される。本発明において、
支持体上の両面に支持体と感熱発色層の間に中間層を設
けてもよく、その際該支持体と該中間層の不透明度が8
0%以上であることが好ましい。さらに、本発明におい
て、該中間層に酸化チタンまたは/及び酸化亜鉛を含有
させることが好ましい。
【0006】本発明で使用される支持体は、厚さが50
〜100μmの紙、合成紙、フィルム等が利用できる
が、その不透明度が80%以上のものが好ましい。本発
明における中間層は、有機または/及び無機顔料と結着
剤からなり隠蔽層として作用し、一方の面を印字したと
きに他方の面に印字画像が透けて見えることを防ぐもの
であるが、その構成成分としては、無機顔料が好ましく
酸化チタンまたは/及び酸化亜鉛が特に好ましい。ま
た、本発明においては、場合により中間層に無機または
/及び有機顔料が用いられるが、この場合の顔料として
は、給油量30ml/100g以上、好ましくは80m
l/100g以上のものが選択される。これらの無機ま
たは/及び有機顔料としては、この種の感熱記録材料に
慣用される顔料中の一種または二種以上を選択すること
が出来る。その具体例としては、炭酸カルシウム、シリ
カ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸
化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理され
たカルシウムやシリカ等の無機顔料の他、尿素−ホルマ
リン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチ
レン樹脂、塩化ビニデリン系樹脂などの有機顔料を挙げ
ることが出来る。
【0007】本発明において、感熱発色層で用いられる
ロイコ染料は単独又は2種以上混合して適用されるが、
このようなロイコ染料としては、この種の感熱材料に適
用されているものが任意に適用され、例えば、トリフェ
ニルメタン系、フルオラン系、フエノチアジン系、オー
ラミン系、スピロピラン系、インドリノフタリド系等の
染料のロイコ化合物が好ましく用いられる。このような
ロイコ染料の具体例としては、例えば、以下に示すよう
なものが挙げられる。
【0008】3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−
フタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−ジメチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレッ
トラクトン)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
−6−ジエチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチル
アミノフェニル)−6−クロルフタリド、3,3−ビス(p−
ジブチルアミノフェニル)フタリド、3−シクロヘキシル
アミノ−6−クロルフルオラン、3−ジメチルアミノ−5,
7−ジメチルフルオラン、3-N-メチル-N-イソブチル-6-
メチル-7-アニリノフルオラン、3-N-エチル-N-イソアミ
ル-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メ
チルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフ
ルオラン、3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、2−{N−(3'−トリフ
ルオルメチルフェニル)アミノ}−6−ジエチルアミノフ
ルオラン、2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o−
クロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム}、3-ジ
エチルアミノ-6-メチル-7-(m-トリクロロメチルアニリ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルア
ニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロ
ルアニリノ)フルオラン、3−N−メチル−N−アミルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3-N-メチル-N
-シクロヘキシルアミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3-ジエチルアミノ-6-メチル-7-(2',4'-ジメチ
ルアニリノ)フルオラン、3−(N,N−ジエチルアミノ)−5
−メチル−7−(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、ベ
ンゾイルロイコメチレンブルー、6'−クロロ−8'−メト
キシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン、6'−ブロモ−
3'−メトキシ−ベンゾインドリノ−スピロピラン、3−
(2'−ヒドロキシ−4'−ジメチルアミノフェニル)−3−
(2'−メトキシ−5'−クロルフェニル)フタリド、3−(2'
−ヒドロキシ−4'−ジメチルアミノフェニル)−3−(2'
−メトキシ−5'−ニトロフェニル)フタリド、3−(2'−
ヒドロキシ−4'−ジエチルアミノフェニル)−3−(2'−
メトキシ−5'−メチルフェニル)フタリド、3−(2'−メ
トキシ−4'−ジメチルアミノフェニル)−3−(2'−ヒド
ロキシ−4'−クロル−5'−メチルフェニル)フタリド、3
-モルホリノ-7-(N-プロピル-トリフルオロメチルアニリ
ノ)フルオラン、3−ピロリジノ−7−トリフルオロメチ
ルアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロロ
−7−(N−ベンジル−トリフルオロメチルアニリノ)フル
オラン、3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)
メチルアミノフルオラン、3-ジエチルアミノ-5-クロル-
7-(α-フェニルエチルアミノ)フルオラン、3-(N-エチル
-p-トルイジノ)-7-(α-フェニルエチルアミノ)フルオラ
ン、3-ジエチルアミノ-7-(o-メトキシカルボニルフェニ
ルアミノ)フルオラン、3-ジエチルアミノ-5-メチル-7-
(α-フェニルエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−ピペリジノフルオラン、2-クロロ-3-(N-メチ
ルトルイジノ)-7-(p-n-ブチルアニリノ)フルオラン、3-
(N-メチル-N-イソプロピルアミノ)-6-メチル-7-アニリ
ノフルオラン、3-ジブチルアミノ-6-メチル-7-アニリノ
フルオラン、3,6-ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピ
ロ(9,3')-6'-ジメチルアミノフタリド、3−(N−ベンジ
ル−N−シクロヘキシルアミノ)−5、6−ベンゾ−7−α
−ナフチルアミノ−4'−ブロモフルオラン、3-ジエチル
アミノ-6-クロル-7-アニリノフルオラン、3-N-エチル-N
-(2-エトキシプロピル)アミノ-6-メチル-7-アニリノフ
ルオラン、3-N-エチル-N-テトラヒドロフルフリルアミ
ノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン、3-ジエチルアミノ
-6-メチル-7-メシチジノ-4'、5'-ベンゾフルオラン、3-
(p-ジメチルアミノフェニル)-3-{1,1-ビス(p-ジメチル
アミノフェニル)エチレン-2-イル}フタリド、3-(p-ジメ
チルアミノフェニル)-3-{1,1-ビス(p-ジメチルアミノフ
ェニル)エチレン-2-イル}-6-ジメチルアミノフタリド、
3-(p-ジメチルアミノフェニル)-3-(1-p-ジメチルアミノ
フェニル-1-フェニルエチレン-2-イル)フタリド、3-(p-
ジメチルアミノフェニル)-3-(1-p-ジメチルアミノフェ
ニル-1-p-クロロフェニルエチレン-2-イル)-6-ジメチル
アミノフタリド、3-(4'-ジメチルアミノ-2'-メトキシ)-
3-(1''-p-ジメチルアミノフェニル-1''-p-クロロフェニ
ル-1'',3''-ブタジエン-4''-イル)ベンゾフタリド、3-
(4'-ジメチルアミノ-2'-ベンジルオキシ)-3-(1''-p-ジ
メチルアミノフェニル-1''-フェニル-1'',3''-ブタジエ
ン-4''-イル)ベンゾフタリド、3-ジメチルアミノ-6-ジ
メチルアミノ-フルオレン-9-スピロー3'(6'-ジメチルア
ミノ)フタリド、3,3-ビス{2-(p-ジメチルアミノフェニ
ル)-2-(p-メトキシフェニル)エテニル}-4,5,6,7-テトラ
クロロフタリド、3-ビス{1,1-ビス(4-ピロリジノフェニ
ル)エチレン-2-イル}-5,6-ジクロロ-4,7-ジブロモフタ
リド、ビス(p-ジメチルアミノスチリル)-1-ナフタレン
スルホニルメタン、ビス(p-ジメチルアミノスチリル)-1
-p-トリルスルホニルメタン等。
【0009】また、本発明の感熱発色層で用いる顕色剤
としては、前記ロイコ染料を接触時発色させる電子受容
性の種々の化合物、例えばフェノール性化合物、チオフ
ェノール性化合物、チオ尿素誘導体、有機酸及びその金
属塩等が好ましく適用され、その具体例としては以下に
示すようなものが挙げられる。
【0010】4,4'−イソプロピリデンビスフェノール、
4,4'−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノール)、
4,4'−セカンダリーブチリデンビスフェノール 4,4'−イソプロピリデンビス(2−ターシャリーブチルフ
ェノール)、4,4'−シクロヘキシリデンジフェノール、
4,4'−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、
2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリーブチ
ルフェノール)、2,2'ーメチレンビス(4−エチル−6−タ
ーシャリーブチルフェノール)、4,4'−ブチリデンビス
(6−ターシャリーブチル−2-メチルフェノール)、1,1,3
−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ターシャリブ
チルフェニル)ブタン、1,1,3-トリス(2-メチル-4-ヒド
ロキシ-5-シクロヘキシルフェニル)ブタン、4,4'−チオ
ビス(6−ターシャリーブチル−2−メチルフェノール)、
4,4'−ジフェノールスルホン、4-イソプロポキシ-4'-ヒ
ドロキシジフェニルスルホン、4-ベンジルオキシ-4'-ヒ
ドロキシジフェニルスルホン、4,4'−ジフェノールスル
ホキシド、P−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、P−ヒ
ドロキシ安息香酸ベンジル、プロトカテキユ酸ベンジ
ル、没食子酸ステアリル、没食子酸ラウリル、没食子酸
オクチル、1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,
5−ジオキサヘプタン、1,5−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ルチオ)−3−オキサペンタン、1,3−ビス(4−ヒドロキ
シフェニルチオ)−プロパン、1,3−ビス(4−ヒドロキシ
フェニルチオ)−2−ヒドロキシプロパン、N,N'−ジフェ
ニルチオ尿素、N,N'−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿
素、サリチルアニリド、5−クロロ−サリチルアニリ
ド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−1
−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ヒドロ
キシナフトエ酸の亜鉛、アルミニウム、カルシウム等の
金属塩、ビス-(4-ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエス
テル、ビス-(4-ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエス
テル、1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、1,4
−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、2,4'−ジフェ
ノールスルホン、3,3'−ジアリル−4,4'−ジフェノール
スルホン、α,α-ビス(4−ヒドロキシフェニル)-α-メ
チルトルエン、チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、
テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェ
ノールS、4,4'-チオビス(2-メチルフェノール)、4,4'-
チオビス(2-クロロフェノール)等。本発明の感熱記録材
料を製造するために、ロイコ染料及び顕色剤を支持体上
に結合支持させる場合、慣用の種々の結合剤を適宜用い
ることができ、その具体例としては、例えば、以下のも
のが挙げられる。
【0021】ポリビニルアルコ−ル、殿粉及びその誘導
体、ヒドロキシメチルセルロ−ス、ヒドロキシエチルセ
ルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、メチルセルロ
−ス、エチルセルロ−ス等のセルロ−ス誘導体、ポリア
クリル酸ソ−ダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミ
ド/アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド/アク
リル酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/
無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無
水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミ
ド、アルギン酸ソ−ダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性
高分子の他、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアク
リル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビ
ニル共重合体、ポリブチルメタクリレ−ト、エチレン/
酢酸ビニル共重合体等のエマルジョンやスチレン/ブタ
ジエン共重合体、スチレン/ブタジエン/アクリル系共重
合体等のラテックス等。
【0012】また、本発明においては、感度向上剤とし
て種々の熱可融性物質を使用することができ、その具体
例としては以下に示すものが挙げられるが、これに限ら
れるわけでわない。ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸
類、ステアリン酸アミド、パルチミン酸アミド等の脂肪
酸アミド類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニ
ウム、ステアリン酸カルシウム、パルチミン酸亜鉛、ベ
ヘン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩類、p-ベンジルビフェニ
ル、ターフェニル、トリフェニルメタン、p-ベンジルオ
キシ安息香酸ベンジル、β-ベンジルオキシナフタレ
ン、β-ナフトエ酸フェニル、1-ヒドロキシ-2-ナフト酸
フェニル、1-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸メチル、ジフェ
ニルカーボネート、グレヤコールカーボネート、テレフ
タル酸ジベンシル、テレフタル酸ジメチル、1,4-ジメト
キシナフタレン、1,4-ジエトキシナフタレン、1,4-ジベ
ンジロキシナフタレン、1,2-ジフェノキシエタン、1,2-
ビス(3-メチルフェノキシ)エタン、1,2-ビス(4-メチル
フェノキシ)エタン、1,4-ジフェノキシ-2-ブテン、1,2-
ビス(4-メトキシフェニルチオ)エタン、ジベンゾイルメ
タン、1,4-ジフェニルチオブタン、1,4-ジフェニルチオ
-2-ブテン、1,3-ビス(2-ビニルオキシエトキシ)ベンゼ
ン、1,4-ビス(2-ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、p-(2
-ビニルオキシエトキシ)ビフェル、p-アリールオキシプ
フェニル、p-プロパギルオキシビフェニル、ジベンゾイ
ルオキシメタン、ジベンゾイルオキシプロパン、ジベン
ジルジスルフィド、1,1-ジフェニルエタノール、1,1-ジ
フェニルプロパノール、p-ベンジルオキシベンジルアル
コール、1,3-フェノキシ-2-プロパノール、N-オクタデ
シルカルバモイル-p-メトキシカルボニルベンゼン、N-
オクタデシルカルバモイルベンゼン、1,2-ビス(4-メト
キシフェノキシ)プロパン、1,5-ビス(4-メトキシフェノ
キシ)-3-オキサペンタン、シュウ酸ジベンジル、シュウ
酸ビス(4-メチルベンジル)、シュウ酸ビス(4-クロロベ
ンジル)等。
【0013】尚、本発明により感熱記録材料を得る場合
には、ロイコ染料、顕色剤、本発明の化合物と共に必要
に応じこの種の感熱記録材料に慣用される添加成分、例
えば填料、界面活性剤、滑剤、圧力発色防止剤等を併用
することが出来る。この場合填料として例えば酸化カル
シウムやシリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミ
ニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、カオリ
ン、タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無
機系微粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メ
タクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂、塩化ビニリデ
ン系樹脂などの有機系の微粉末を挙げることができ、滑
剤としては、高級脂肪酸及びその金属塩、高級脂肪酸ア
ミド、高級脂肪酸エステル、動物性、植物性、鉱物性ま
たは石油系の各種ワックス類などが挙げられる。
【0014】なお、本発明においては、中間層と感熱発
色層との間に、必要に応じて別の中間層として顔料、バ
インダー、熱可融性物質などを含有する層を設けること
ができる。更に、本発明の記録材料は、記録画像の保存
安定性を向上させたり、記録材料への筆記性向上などの
目的により感熱記録層の上に保護層を設けることも可能
であるが、この場合、保護層を構成する成分としては前
述の顔料、バインダー、熱可融性物質等を用いることが
出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明の感熱記録材料は両面印字が可能
であり、紙厚が薄いにも拘らず裏写りがなく優れたもの
であり、ワープロやコンピューターのアウトプットの記
録用紙として好適なものである。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。なお以下に示す部および%はすべて重量基準であ
る。
【0017】実施例1 [A液] 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 20部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 20部 水 60部 [B液] 4−イソプロポキシー4’−ヒドロキシジフェニルスルホン 10部 シュウ酸ビス(4−メチルベンジン) 5部 ポリビニルアルコールの10%水溶液 30部 炭酸カルシウム 15部 水 40部 上記組成物から成る混合物をそれぞれ平均粒子径が1.
5μm以上、2.5μm以下となるようにサンドミルを
用いて分散して[A液]及び[B液]を調整した。 つぎに[C液]を下記の要領で調製した。 [A液] 10部 [B液] 60部 ステアリン酸亜鉛分散液 20部 (中京油脂製 ハイドリンZ730 濃度30%) 水 10部 つぎに、上記配合からなる[C液]を感熱発色層形成液
とし、これを市販の上質紙(紙厚:90μ、不透明度:
84%)の表面に乾燥後の染料付着料が0.5g/m2
となるように塗布乾燥して感熱発色層を設けた。更に支
持体の他方の面に[D液]を染料付着料が0.5g/m
2となるように塗布乾燥して感熱発色層を設けた。つぎ
に、その表面平滑度が500〜600秒になるよう層表
面をカレンダー処理して、本発明の感熱記録材料を作成
した。
【0018】実施例2 実施例1中の支持体を合成紙(王子油化製:ユポFPR
−95、紙厚:95μ、不透明度92%)にした以外
は、実施例1と同様にして、本発明の感熱記録材料を作
成した。
【0019】実施例3 [D液] 微小中空粒子分散体(スチレンーアクリルを主体とする 72部 共重合体樹脂) (固形分濃度27.5%、平均粒子径1μm、中空率50%) スチレン/ブタジエン共重合ラテックス 21部 (固形分濃度47.5%) 水 7部 上記配合からなる混合物を撹拌分散して中間層形成液を
調整し、これを市販の上質紙(紙厚:62μm、不透明
度72%)の表面に、乾燥後重量が5g/m2となるよ
う塗布乾燥し、さらに、支持体の他方の面にも同様に乾
燥後重量が5g/m2となるように塗布乾燥して中間層
コート紙を得た。つぎに、実施例1の感熱発色層形成液
を前述の中間層コート紙の両面に乾燥後の染料付着料が
0.5g/m2となるように塗布乾燥して感熱発色層を
設けた。その表面平滑度が500〜600秒になるよう
層表面をカレンダー処理して、本発明の感熱記録材料を
作成した。
【0020】実施例4 [E液] 酸化チタン 20部 スチレン/ブタジエン共重合ラテックス 21部 (固形分濃度47.5%) 水 59部 上記配合からなる混合物を撹拌分散して中間層形成液に
調整し、これを市販の上質紙(紙厚62μm、不透明度
72%)の表面に、乾燥後重量が5g/m2なるよう塗
布乾燥し、さらに、支持体の他方の面にも同様に乾燥後
重量が5g/m2となるよう塗布乾燥して中間層コート
紙を得た以外は実施例3と同様にして本発明の記録材料
を作成した。
【0021】実施例5 実施例4中の支持体を紙厚52μm、不透明度68%の
ものにした以外は、実施例4と同様にして、本発明の感
熱記録材料を作成した。
【0022】実施例6 実施例4中の酸化チタンを酸化亜鉛にした以外は、実施
例4と同様にして、本発明の感熱記録材料を作成した。
【0023】実施例7 実施例4の酸化チタンを酸化チタン10部、酸化亜鉛1
0部にした以外は、実施例4と同様にして、本発明の感
熱記録材料を作成した。
【0024】実施例8 [D液]と[E液]の比を1:1からなる混合物を撹拌
分散して中間層形成液を調整し、中間層とした以外は実
施例4と同様にして本発明の記録材料を作成した。
【0025】比較例1 実施例1の上質紙(紙厚90μm、不透明度84%)を
紙厚80μm、不透明度79%のものにした以外は実施
例1と同様にして比較用の記録材料を作成した。
【0026】比較例2 実施例1中の上質紙(紙厚90μm、不透明度84%)
を紙厚135μm、不透明度89%のものにした以外は
実施例1と同様にして比較用の記録材料を作成した。
【0027】比較例3 実施例1中の上質紙(紙厚90μm、不透明度84%)
を紙厚62μm、不透明度67%のものにした以外は実
施例1と同様にして比較用の記録材料を作成した。
【0028】比較例4 実施例4中の酸化チタンを炭酸カルシウムにした以外
は、実施例4と同様にして、比較用の感熱記録材料を作
成した。
【0029】以上の様にして作成した各感熱記録材料に
ついて、不透明度及び裏写りに関する試験を行なった。
それらの結果を表1に示す。
【0030】なお、試験は次の様にして行なった。 裏写り:大倉電機(株)製 薄膜ヘッドを有する感熱印
字装置にてヘッド電力0.45W/dot、1ライン周
期4ms/line、走査線密度8×7.7dot/m
mの条件下で、パルス幅1.2msで印字し、その印字
濃度をマクベス濃度計RD−914で測定し、裏写りを
観察した。 不透明度:東洋精機(株)製ハンター白色度計にてJI
S 8138 A法にて不透明度を求めた。
【0031】
【表1】 表1の結果から、本発明の感熱記録材料は裏写りがなく
かつ動的発色感度が高いことが分かる。
フロントページの続き (72)発明者 内村 一裕 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上の両面に感熱発色層を設けた感
    熱記録材料において紙厚が70〜110μmであり、か
    つ不透明度が90%以上であることを特徴とする感熱記
    録材料。
  2. 【請求項2】 支持体上の両面に支持体と感熱発色層の
    間に中間層を設け該支持体と該中間層の不透明度が80
    %以上であることを特徴とする請求項1の感熱記録材
    料。
  3. 【請求項3】 中間層に酸化チタンまたは/及び酸化亜
    鉛を含有させたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    の感熱記録材。
JP5343480A 1993-12-16 1993-12-16 感熱記録材料 Pending JPH07164751A (ja)

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