JPH07164526A - 振動溶着機 - Google Patents

振動溶着機

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JPH07164526A
JPH07164526A JP34227593A JP34227593A JPH07164526A JP H07164526 A JPH07164526 A JP H07164526A JP 34227593 A JP34227593 A JP 34227593A JP 34227593 A JP34227593 A JP 34227593A JP H07164526 A JPH07164526 A JP H07164526A
Authority
JP
Japan
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center
rotation
bracket
power transmission
connecting pin
Prior art date
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Application number
JP34227593A
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English (en)
Inventor
Keisuke Fukushima
啓介 福島
Kunio Hara
國雄 原
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Publication of JPH07164526A publication Critical patent/JPH07164526A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック製品を均一に溶着させることが
でき、瞬時に振動体の振動を停止させて位置精度よくプ
ラスチック製品同士を溶着させることができ、構造が簡
単で、かつ安価に構成できるようにする。 【構成】 クラッチ機構Cを、ロータリシリンダ15
と、ロータリシリンダで動力伝達位置と非動力伝達位置
とに回動させられる上側回動ブラケット16と、モータ
8によって回転させられる偏心カム9が遊嵌するクラン
クシャフト10に、第1連結ピン18で回動可能に取り
付けられた伝達杆17と、伝達杆に連結ボルト20で回
動可能に取り付けられ、振動体に、上側回動ブラケット
16の回動中心上に位置する第3連結ピン25で回動可
能に取り付けられた下側回動ブラケット19とで構成
し、第2連結ピンには、上側回動ブラケットが動力伝達
位置に回動したときのみ上側回動ブラケットに設けた長
孔16a内を移動できる頂部20tを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クラッチ機構を動力
伝達状態にして振動体を振動させ、プラスチック製品同
士をこすり合わせることによって発生する摩擦熱でプラ
スチック製品同士を溶着させる振動溶着機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の溶着機として、一方のプラスチッ
ク製品を回転させることによって発生する摩擦熱でプラ
スチック製品同士を溶着させるもの(スピン型溶着
機)、振動発生を電磁石で行い、プラスチック製品を板
ばねで所定位置に位置決めするもの(電磁石型振動溶着
機)などが提案されている。
【0003】上述した前者の場合、一方のプラスチック
製品を回転させる構成とすればよいので、モータの動力
で一方のプラスチック製品を回転させることができるた
め、構造が簡単となり、溶着時間を短くすることができ
る。そして、後者の場合、位置精度よく大きなプラスチ
ック製品同士を溶着させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の溶着機は上記の
ように構成されているので、すなわち前者の場合、一方
のプラスチック製品を回転させることによってプラスチ
ック製品同士を溶着させるため、回転する方のプラスチ
ック製品が円筒形状のものに制約されるとともに、回転
中心部分が溶けにくいため、回転中心部分が溶着できな
いという不都合があった。また、後者の場合、位置精度
よくプラスチック製品同士を溶着させる性能を確保する
ために複雑で大型化するとともに、高価になるという不
都合があった。
【0005】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、プラスチック製品を均一に
溶着させることができ、瞬時に振動体の振動を停止させ
て位置精度よくプラスチック製品同士を溶着させること
ができ、構造が簡単で、かつ安価に構成できる振動溶着
機を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、振動体を振
動させ、プラスチック製品同士をこすり合わせることに
よって発生する摩擦熱でプラスチック製品同士を溶着さ
せる振動溶着機において、振動体に第2動力源の動力を
伝達するクラッチ機構を、第3駆動源と、この第3駆動
源によって動力伝達位置と非動力伝達位置とに回動させ
られる第1回動ブラケットと、第2駆動源によって回転
させられる偏心カムが一端部に遊嵌するクランクシャフ
トの他端部に、一端部を第1連結ピンで回動可能に取り
付けられた伝達杆と、この伝達杆の他端部に一端部を第
2連結ピンで回動可能に取り付けられ、他端部が振動体
に、第1回動ブラケットの回動中心上に位置する第3連
結ピンで回動可能に取り付けられた第2回動ブラケット
とで構成し、第2連結ピンに、第1回動ブラケットが動
力伝達位置に回動したときのみ第1回動ブラケットに設
けた案内部内を移動できる形状の被案内部が設けられ、
第3駆動源で第1回動ブラケットを非動力伝達位置に回
動させてクラッチ機構を非動力伝達状態にすると、第1
回動ブラケットの回動中心と、第2および第3連結ピン
の中心とで形成する平面が、偏心カムの回転中心と第1
連結ピンの中心とで形成する平面から外れて振動体は振
動せず、第3駆動源で第1回動ブラケットを動力伝達位
置に回動させてクラッチ機構を動力伝達状態にすると、
偏心カムの回転中心および第1回動ブラケットの回動中
心と、第1、第2および第3連結ピンの中心とが略同一
平面上に位置して振動体が振動するものである。
【0007】
【作用】この発明における振動溶着機は、第3駆動源で
第1回動ブラケットを非動力伝達位置に回動させてクラ
ッチ機構を非動力伝達状態(オフ状態)にすると、第1
回動ブラケットの回動中心と、第2および第3連結ピン
の中心とで形成する平面が、偏心カムの回転中心と第1
連結ピンの中心とで形成する平面から外れるので、偏心
カムの回転にかかわらず、振動体が振動しない。そし
て、偏心カムが回転している状態で、第3駆動源で第1
回動ブラケットを動力伝達位置に回動させてクラッチ機
構を動力伝達状態(オン状態)にすると、偏心カムの回
転中心および第1回動ブラケットの回動中心と、第1、
第2および第3連結ピンの中心とが略同一平面上に位置
して振動体が振動する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の一実施例である振動溶着機の非
動作時の一部を破断した正面図、図2は移動テーブルが
下降した動作時の図1に対応する正面図、図3はオフ状
態のクラッチ機構部分の拡大底面図、図4は図3のA−
A線による部分断面図、図5はオン状態のクラッチ機構
部分の拡大底面図、図6は図5のB−B線による部分断
面図である。
【0009】これらの図において、1はテーブルを示
し、上面の中央に一方のプラスチック製品Paを位置決
めする載置部1aが設けられている。この載置部1a
は、コ字状をした部材をねじで取り付けることによって
形成されている。2は支持フレームを示し、円柱状の
左、右支柱2l,2rと、この左、右支柱2l,2rの
上端部に両端部が固定された天板2uとで構成され、テ
ーブル1の上面の左右端部に左、右支柱2l,2rの下
端部が固定されている。
【0010】3は支持フレーム2の左、右支柱2l,2
rで上下方向に案内される移動テーブル、4は支持フレ
ーム2の天板2uの上面側に取り付けられた第1駆動源
としてのエアーシリンダを示し、このエアーシリンダ4
のロッド4aの先端部分は、天板2uを貫通して移動テ
ーブル3の上端部分に取り付けられている。5F,5B
は支持フレーム2の天板2uの前後に、下側に向けて取
り付けられた第1保護板、6F,6Bは移動テーブル3
の前後に、下側に向けて取り付けられた第2保護板を示
し、第1保護板5F,5Bの間隔は、第2保護板6F,
6Bおよび後述するクラッチ機構Cなどが出入りできる
間隔とされている。
【0011】7は移動テーブル3の下面に取り付けられ
た上側支持板、8は上側支持板7の上面に取り付けられ
た第2駆動源としてのモータを示し、このモータ8の回
転軸8aは上側支持板7を貫通して下側に突出してい
る。9はモータ8の回転軸8aに一体的に形成された偏
心カム、10はクランクシャフトを示し、このクランク
シャフト10の一端部はベアリング11を介して偏心カ
ム9が遊嵌し、他端部は上側支持板7、後述する下側支
持板12の右端から突出している。
【0012】12は上側支持板7の下面に取り付けられ
た下側支持板を示し、モータ8の回転軸8aの先端部分
を、ベアリング13を介して支持し、上側支持板7とと
もにクランクシャフト10を移動可能に保持するもので
ある。14は上側支持板7の上面に取り付けられた取付
ブロック、15は取付ブロック14の上面に取り付けら
れた第3駆動源としてのロータリシリンダを示し、この
ロータリシリンダ15の回動軸15aは取付ブロック1
4に設けた貫通孔14a内に突出している。
【0013】16は上側回動ブラケットを示し、ロータ
リシリンダ15の回動軸15に、取付ブロック14の貫
通孔14a内で取り付けられ、図5および図6のクラッ
チ機構Cのオン状態で、後述する連結ボルト20の頂部
20tが左右方向に移動できる案内部としての長孔16
aが回動端部に設けられている。17は伝達杆を示し、
一端部が第1連結ピン18によってクランクシャフト1
0の他端部に、回動可能に取り付けられている。
【0014】19は下側回動ブラケットを示し、一端部
が伝達杆17の他端部を貫通して螺合する第2連結ピン
としての連結ボルト20で伝達杆17に、回動可能に取
り付けられている。そして、連結ボルト20のフランジ
20fは伝達杆17の上面に当接し、フランジ20fの
上部に設けられた被案内部としての頂部20tは、クラ
ッチ機構Cのオン状態で上側回動ブラケット16の長孔
16a内を長軸方向に、摺動できるように矩形、例えば
Iカット(I字状に形成)とされている。さらに、下側
回動ブラケット19の下面部分の連結ボルト20のねじ
部分は、回り止め処理が施されている。
【0015】21L,21Rは支持ブロックを示し、下
側支持板12の下面に、左右方向に対向させて取り付け
られている。22F,22Bは平行なガイドバーを示
し、両端部分を支持ブロック21A,21Bに、摺動可
能に支持されている。23はチャッキング部を示し、支
持ブロック21L,21Rの間のガイドバー22F,2
2Bに固定され、ねじ23aを締め付けたり、弛めるこ
とによって他方のプラスチック製品Pbを着脱すること
ができるものである。
【0016】24は支持ブロック21Rから右側に突出
したガイドバー22F,22Bの端部に固定された連結
ブロックを示し、第1連結ピン18の中心の延長線上に
中心が位置する第3連結ピン25によって下側回動ブラ
ケット19の他端部が回動可能に連結されている。な
お、クラッチ機構Cは、ロータリシリンダ15、上側回
動ブラケット16、伝達杆17、第1連結ピン18、下
側回動ブラケット19、連結ボルト20および第3連結
ピン25で構成されている。
【0017】そして、振動体は、ガイドバー22F,2
2B、チャッキング部23および連結ブロック24で構
成されている。さらに、図3および図4のクラッチ機構
Cがオフ状態の場合、伝達杆17は連結ボルト20を中
心として、第1連結ピン18の中心と連結ボルト20の
中心(ロータリシリンダ15の回動軸15aおよび第3
連結ピン25の中心)との距離を半径として揺動する。
【0018】また、図5および図6のクラッチ機構Cが
オン状態の場合、モータ8の回転軸8a、ロータリシリ
ンダ15の回動軸15a、第1連結ピン18、連結ボル
ト20および第3連結ピン25の中心が、略同一平面上
に位置する。そして、チャッキング部23は、載置部1
aの上方に位置している。
【0019】次に、動作について説明する。まず、図1
に示す非動作状態において、例えば平板状のプラスチッ
ク製品Paをテーブル1の載置部1aに載置するととも
に、チャッキング部23に非溶着部分を挿入し、溶着面
を下側にしてねじ23aを締め付けることによってチャ
ッキング部23にプラスチック製品Pbを取り付ける。
そして、図示を省略した操作部を操作して制御開始状態
にすると、制御部の制御により、まず、モータ8が回転
することによって偏心カム9が回転するので、この偏心
カム9が遊嵌しているクランクシャフト10が揺動を開
始する。
【0020】しかし、この状態は、図3に示すように、
回転軸8a、ロータリシリンダ15の回動軸15a、第
1連結ピン18、連結ボルト20および第3連結ピン2
5の中心が略同一平面上に位置しないクラッチ機構Cの
オフ状態なので、伝達杆17は、図3および図4に二点
鎖線で示すように、連結ボルト20を中心にして揺動す
る。次に、このように伝達杆17が揺動している状態で
ロータリシリンダ15が動作して上側回動ブラケット1
6を回動させることによって伝達杆17および下側回動
ブラケット19を回動させて、図5および図6に示すよ
うに、回転軸8a、回動軸15a、第1連結ピン18、
連結ボルト20および第3連結ピン25の中心を略同一
平面上に位置させるので、クラッチ機構Cがオン状態に
なる。
【0021】したがって、偏心カム9およびクランクシ
ャフト10によってモータ8の回転運動が揺動運動(往
復運動)に変換され、伝達杆17、第1連結ピン18、
下側回動ブラケット19、連結ボルト20、ガイドバー
22F,22B、チャッキング部23、連結ブロック2
4および第3連結ピン25は、例えば3mmの振幅で揺
動を開始する。そして、エアーシリンダ4が動作状態と
なってロッド4aが所定圧で突出するので、図2に示す
ように、移動テーブル3は支持フレーム2の左、右支柱
2l,2rで案内されてテーブル1の下方側へ移動す
る。
【0022】このように移動テーブル3がテーブル1の
下方側へ移動すると、プラスチック製品Pbがプラスチ
ック製品Paに所定圧(エアーシリンダ4の駆動圧)で
圧接するので、プラスチック製品Pa,Pb同士がこす
り合わされて摩擦熱が発生する。この摩擦熱によってプ
ラスチック製品Pa,Pb同士を溶着させることができ
る時間、例えば3秒〜5秒が経過すると、ロータリシリ
ンダ15が動作して上側回動ブラケット16を元の状態
に回動させることによって伝達杆17および下側回動ブ
ラケット19を元の状態に回動させて、図3および図4
に示すように、回転軸8a、回動軸15aおよび第3連
結ピン25の中心が形成する平面上から連結ボルト20
の中心を外し、すなわち回転軸8a、回動軸15aおよ
び第3連結ピン25の中心が形成する平面と、回動軸1
5a、連結ボルト20および第3連結ピン25の中心が
形成する平面とが略直交する状態にしてクラッチ機構C
をオフ状態にするので、伝達杆17は、図3に二点鎖線
で示すように、連結ボルト20を中心にして揺動する。
【0023】したがって、チャッキング部23は振動し
なくなり、プラスチック製品Pbはプラスチック製品P
aに対して精度よく位置決めされた状態で溶着される。
なお、モータ8は、クラッチ機構Cをオフさせる過程で
停止させられる。このようにしてプラスチック製品P
a,Pb同士の溶着が完了すると、ねじ23aを弛めて
チャッキング部23からプラスチック製品Paを抜き出
せる状態にした後、操作部を操作してエアーシリンダ4
を非動作状態にすると、図1に示すように、ロッド4a
が元の状態に復帰するので、溶着されたプラスチック製
品Pa,Pbは載置部1aに残される。したがって、こ
の溶着されたプラスチック製品Pa,Pbを載置部1a
から取り除いた後、前述の操作を繰り返すことにより、
プラスチック製品Pa,Pb同士を順次溶着させること
ができる。
【0024】上述したように、この発明の一実施例によ
れば、上側、下側回動ブラケット16,19および伝達
杆17を回動させてクラッチ機構Cをオン状態にするこ
とにより、モータ8の回転運動を偏心カム9、クランク
シャフト10、伝達杆17および下側回動ブラケット1
9などによって揺動運動に変換し、チャッキング部23
などを振動させる構成としたので、プラスチック製品P
a,Pbの溶着部分を均一に溶着させることができる。
【0025】そして、上側、下側回動ブラケット16,
19および伝達杆17を復帰させてクラッチ機構Cをオ
フ状態にすることにより、モータ8が回転して伝達杆1
7が揺動していても、チャッキング部23の振動を瞬時
に停止させて位置精度よくプラスチック製品Pa,Pb
同士を溶着させることができる。さらに、移動テーブル
3をエアーシリンダ4で移動させることができ、偏心カ
ム9をモータ8で回転させることができ、クラッチ機構
Cをロータリシリンダ15、上側回動ブラケット16、
伝達杆17、第1連結ピン18、下側回動ブラケット1
9、連結ボルト20および第3連結ピン25で構成でき
るので、構造が簡単で、かつ安価に構成することができ
る。
【0026】なお、上記した実施例では、第1駆動源を
エアーシリンダ4とし、第2駆動源をモータ8とし、第
3駆動源をロータリシリンダ15とした例で説明した
が、同様に機能する駆動源であれば、他の駆動源でもよ
いことは言うまでもない。そして、モータ8の回転軸8
aに一体的に偏心カム9を形成した例で説明したが、偏
心カムを別体構成としてもよいことは言うまでもない。
さらに、振動体をガイドバー22F,22B、チャッキ
ング部23、連結ブロック24で構成した例で説明した
が、チャッキング部を固定したガイドバーに案内させる
構成としたり、クラッチ機構Cをテーブル1側に設けて
テーブル1の上に設けた振動体を振動させ、移動テーブ
ル3に、単にチャッキング部を設ける構成としてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第3
駆動源で第1回動ブラケットを非動力伝達位置に回動さ
せてクラッチ機構を非動力伝達状態にすると、第1回動
ブラケットの回動中心と、第2および第3連結ピンの中
心とで形成する平面が、偏心カムの回転中心と第1連結
ピンの中心とで形成する平面から外れて振動体は振動せ
ず、第3駆動源で第1回動ブラケットを動力伝達位置に
回動させてクラッチ機構を動力伝達状態にすると、偏心
カムの回転中心および第1回動ブラケットの回動中心
と、第1、第2および第3連結ピンの中心とが略同一平
面上に位置して振動体が振動する構成としたので、プラ
スチック製品の溶着部分を均一に溶着させることができ
る。
【0028】そして、第1、第2回動ブラケットおよび
伝達杆を復帰させてクラッチ機構を非動力伝達状態にす
ることにより、伝達杆が揺動していても、振動体の振動
を瞬時に停止させて位置精度よくプラスチック製品同士
を溶着させることができる。さらに、クラッチ機構を第
3駆動源、第1および第2回動ブラケット、伝達杆、第
1〜第3連結ピンで構成でき、第2駆動源をモータとす
ることができるので、構造が簡単で、かつ安価に構成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である振動溶着機の非動作
時の一部を破断した正面図である。
【図2】移動テーブルが下降した動作時の図1に対応す
る正面図である。
【図3】オフ状態のクラッチ機構部分の拡大底面図であ
る。
【図4】図3のA−A線による部分断面図である。
【図5】オン状態のクラッチ機構部分の拡大底面図であ
る。
【図6】図5のB−B線による部分断面図である。
【符号の説明】
1 テーブル 1a 載置部 2 支持フレーム 3 移動テーブル 4 エアーシリンダ 7 上側支持板 8 モータ 9 偏心カム 10 クランクシャフト 12 下側支持板 15 ロータリシリンダ 16 上側回動ブラケット 16a 長孔 17 伝達杆 18 第1連結ピン 19 下側回動ブラケット 20 連結ボルト 20t 頂部 22F,22B ガイドバー 23 チャッキング部 24 連結ブロック 25 第3連結ピン C クラッチ機構 Pa,Pb プラスチック製品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体を振動させ、プラスチック製品同
    士をこすり合わせることによって発生する摩擦熱で前記
    プラスチック製品同士を溶着させる振動溶着機におい
    て、 前記振動体に第2動力源の動力を伝達するクラッチ機構
    を、 第3駆動源と、 この第3駆動源によって動力伝達位置と非動力伝達位置
    とに回動させられる第1回動ブラケットと、 前記第2駆動源によって回転させられる偏心カムが一端
    部に遊嵌するクランクシャフトの他端部に、一端部を第
    1連結ピンで回動可能に取り付けられた伝達杆と、 この伝達杆の他端部に一端部を第2連結ピンで回動可能
    に取り付けられ、他端部が前記振動体に、前記第1回動
    ブラケットの回動中心上に位置する第3連結ピンで回動
    可能に取り付けられた第2回動ブラケットとで構成し、 前記第2連結ピンに、前記第1回動ブラケットが動力伝
    達位置に回動したときのみ前記第1回動ブラケットに設
    けた案内部内を移動できる形状の被案内部が設けられ、 前記第3駆動源で前記第1回動ブラケットを非動力伝達
    位置に回動させて前記クラッチ機構を非動力伝達状態に
    すると、前記第1回動ブラケットの回動中心と、前記第
    2および第3連結ピンの中心とで形成する平面が、前記
    偏心カムの回転中心と前記第1連結ピンの中心とで形成
    する平面から外れて前記振動体は振動せず、前記第3駆
    動源で前記第1回動ブラケットを動力伝達位置に回動さ
    せて前記クラッチ機構を動力伝達状態にすると、前記偏
    心カムの回転中心および前記第1回動ブラケットの回動
    中心と、前記第1、第2および第3連結ピンの中心とが
    略同一平面上に位置して前記振動体が振動する、 ことを特徴とする振動溶着機。
JP34227593A 1993-12-15 1993-12-15 振動溶着機 Pending JPH07164526A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100621147B1 (ko) * 2005-04-14 2006-09-07 이광재 사방 마찰 운동을 이용한 플라스틱 창틀골재의 절단부 접합장치 및 그 방법
KR100890714B1 (ko) * 2007-05-25 2009-03-27 김윤관 진동융착장치
JP2010149426A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Toyota Boshoku Corp 振動溶着装置

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KR100621147B1 (ko) * 2005-04-14 2006-09-07 이광재 사방 마찰 운동을 이용한 플라스틱 창틀골재의 절단부 접합장치 및 그 방법
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