JPH0227363Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は清掃装置に係り、モータを駆動源とし
て刷毛を揺動を伴ないつつ往復的に振動運動させ
例えばレコード針に付着したゴミをきわめて効率
よく清掃する装置を提供することを目的とする。

従来の清掃装置としては、例えば上記レコード
針のゴミを取り除く刷毛の振動方法として、実開
昭54−118105号公報「ピツクアツプのクリーニン
グ装置」に見られるものがある。これによれば磁
石を有する回転板がモータにより回転するに伴な
い一端を固設したバネ板がその他端の磁性部材及
び上記磁石どうしの吸引及び吸引解除の繰返しに
より揺動して他端の刷毛がピツクアツプのレコー
ド針を清掃するものであつた。

しかるに、これによれば刷毛がレコード針に対
し単に針軸と直交する方向にのみ接触して清掃を
行なうため清掃が不十分であるという欠点があつ
た。

本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面と共にその各実施例につき説明する。

図は本考案になる清掃装置の１実施例の斜視図
である。図中１はモータで、台板２上に固定され
ている。３は回転板で、モータ軸１ａに嵌合固定
され、所定偏心位置にピン４を植設固定されてい
る。５はスライドバーで、下端孔部５ａをピン４
に遊嵌され且つ中間部を支持バー６の孔部６ａに
遊嵌挿通して支持され、上端に刷毛７ａを有する
刷毛体７を固着されている。

モータ１の駆動により回転板３が回転される
と、ピン４が偏心的に回転し、スライドバー５が
クランク的に上下動される。かくして刷毛体７は
往復的な上下振動に加うるにピン４を支点とし往
復的な揺動もするという複雑な動作をする。

そこで、刷毛７ａの中に例えばレコード針（図
示せず）を没入させれば、レコード針に付着した
ゴミは刷毛７ａの上下振動及び揺動の複雑な動作
により、単に上下振動のみの場合に比して、きわ
めて効率よく短時間で除去される。

上述の如く、本考案になる清掃装置によれば、
モータにより回転駆動される回転体と、一端を該
回転体の回転中心により偏心した位置に連結され
且つ他端に刷毛体を設けられた棒状の従動体と、
該従動体の中間部を遊嵌的に支持する支持部材と
よりなり、該回転体の回転により該従動体が上記
支持部材により支持されつつ該刷毛体と共に揺動
を伴ないつつ往復動するよう構成してなるため、
刷毛体は上下振動に加うるに揺動もするという複
雑な動作を行なうため、例えばレコード針のゴミ
を上記刷毛体の複雑な動作により極めて効率よく
除去しうる等の特長を有する。

【図面の簡単な説明】

図は本考案になる清掃装置の１実施例の斜視図
である。 １……モータ、３……回転板、４……ピン、５
……スライドバー、６……支持バー、７……刷毛
体、７ａ……刷毛。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 モータにより回転駆動される回転体と、 一端を該回転体の回転中心により偏心した位置
   に連結され且つ他端に刷毛体を設けられた棒状の
   従動体と、 該従動体の中間部を遊嵌的に支持する支持部材
   とよりなり、 該回転体の回転により該従動体が上記支持部材
   により支持されつつ該刷毛体と共に揺動を伴ない
   つつ往復動するよう構成してなる清掃装置。